FC2ブログ

叔母vs.北欧から来た母娘(著:庵乃音人、フランス書院文庫)

2015/10/23 発売

叔母vs.北欧から来た母娘

著:庵乃音人フランス書院文庫


Amazonはコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。

フィンランドから帰国した、母の友人・高瀬佐織(35)
瑞々しい肢体が悩ましいハーフ美少女・高瀬瑠香(18)
Hカップの豊乳に魅せられ、金髪処女に大胆に迫られ、
刺激的で衝撃的な誘惑に、隆太の理性は崩壊寸前。
熟叔母・春子(39)を巻き込み事態はさらなる泥沼へ。
期間限定の「四角姦係」が生んだ甘い修羅場の結末は!?


★★★★☆ 基本はこれまで通りのすれ違い切なさ決壊テイスト, 2015/11/10
基本的には「黒本」の前作『未亡人兄嫁・三十四歳-蕩けざかり』を踏襲した内容と言える。3人ヒロインで3Pから4Pと畳み掛ける官能クライマックスながら主人公と身も心も真に結ばれるのは……という展開で、争奪戦的な様相を呈しながらもお互いを気遣う優しさと切なさがあり、何よりすれ違いを繰り返す主人公との不器用な、そして、いじらしい愛情の交錯が見られる庵乃官能メロドラマである。

タイトルにも冠された「北欧」はフィンランド人とのハーフな帰国子女【瑠香】が主にエッセンスとして纏っている。主人公と同年の18歳で幼馴染み。金髪碧眼の快活な美少女で幼少期より主人公に想いを寄せているが、主人公の想い人はその母【佐織】35歳である。しかし当然ながら娘のお友達としての慈しみこそあれ男とは意識していない佐織につき、主人公の行動には驚き、戸惑うばかり。届かない想いを抱えながら、後には自己嫌悪に陥りながらも迫ってしまう主人公の迂闊さもあって序盤はとかくほろ苦い。

厳格な態度で常に接してくる叔母(亡父の妹)の【春子】は、第3章の章題に「ツンデレ」とあるものの、どちらかと言うと生真面目過ぎて煙たがられる感じの39歳。不甲斐ない主人公の行く末を案じる余りにキツく当たってしまう関係だったのだが、佐織と瑠香の母娘が一時帰国したことで変わっていく。しかし、その頑強な矜持によって道程は平坦ではなく、これにより中盤もまたほろ苦い。裏腹な言葉を発しながら激しく交わる2人の心は哀しく揺れている。

日が暮れなければ明けないように、本作もまた終盤で光が差し込むまでが重苦しく、主人公の振る舞いにも共感を覚えない面がある。しかし、時間の経過もあって劇的に豹変した佐織をクッションにして描かれる「夜明け前」は春子の名場面と称しておきたい。佐織による小悪魔なお膳立てによるものながら、心の片隅にいつも置いていた主人公への愛が決壊する春子を見てしまっては誰もが太刀打ち不可能であろう。その想いがまた逆説的で、つまり自分が身を引こうとする形で吐露する春子もまた最後まで春子らしかったと言える。

「がに股」や「剛毛」といった作者らしい拘りの描写が盛り込まれた官能面に加え、健気で一途なのに態度が一向に表へ出てこない春子には『独身叔母と人妻と高校生』(著:神瀬知巳)の叔母を彷彿とさせる一面があったように思えた。
『叔母vs.北欧から来た母娘』のレビュー掲載元


少なくとも「黒本」ではこの路線がすっかり定着したと言ってもよさそうですねぇ。

ホントは内心想っているのに何かとしがらみがあって、何より自分を曝け出すのが照れくさくて、悶々と憂いている間に別の女がどんどん近づいてきて、最後は想いがどか~ん!と決壊するという流れ。



許されない関係なのですから憂うのは当然でしょう。

年上の自分が少年に告白するのも憚られることでしょう。

でも、他の女に持っていかれるのは許せない!



要するに、この路線で庵乃先生が描くヒロインは総じてツンデレなのですw

それが最も顕著だったのが本作とも言えそうですネ。



それでも最後は保護者的な大人の矜持を見せるところがドラマチックでした。



にゃらさんのブログにある本作の紹介記事はコチラ。
誘惑官能小説レビュー 庵乃音人「叔母vs.北欧から来た母娘」

庵乃先生がブログに投稿された自著解説はコチラ。
庵乃音人うずまき日記 - 10月23日『叔母vs.北欧から来た母娘』発売!





レビューにも記しましたけど、基本的な構成は『未亡人兄嫁・三十四歳-蕩けざかり』とほぼ同じです。この作品もクライマックスのドラマ性が高くてちょっとホロッときてしまいますよね。

未亡人兄嫁・三十四歳-蕩けざかり(フランス書院 文庫)
http://dsk18.blog.fc2.com/blog-entry-899.html




また、ツンデレ叔母の春子さんに似た人がいたなぁ~と思ってまして……誰だったっけ~?あ、あの作品のヒロインだ!あの作品のヒロインも叔母だった!と思い出したのが神瀬作品でした。

独身叔母と人妻と高校生(著:神瀬知巳、フランス書院 文庫)
http://dsk18.blog.fc2.com/blog-entry-389.html




確か、この作品の叔母もイイ感じなツンデレでしたわ~。(^^)



◆新作情報
2015/11/8 発売

桃色無限ループ(イースト・プレス悦文庫)


Amazonはコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。
27歳の豊は、冴えないサラリーマン。営業成績は一向に上がらず、同期の吉川とはどんどん差が広がるばかりだった。そんな時、後輩である静江に密かな想いを抱く。隣室に暮らす美しい未亡人、小夜子に邪な気持ちを抱くことはあっても、静江に認めてもらいたい一心で仕事に打ち込んでいた。そんな時、ひょんなことから吉川と静江が交際していることを知ってしまい、やけになった豊は同窓会で酩酊。気付いた時にはかつてクラスのマドンナだった人妻、美紀と二人きりでバーにいて……。


2015/11/28 発売

催眠〈仮〉(竹書房ラブロマン文庫)


Amazonはコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。



竹書房ラブロマン文庫の方は正式タイトルも書影もあらすじも現時点ではありませんが、先月発売の本作に続いて今月は2冊出ます!





※あらすじはAmazonより引用。
関連記事
スポンサーサイト
[PR]

テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : フランス書院文庫 庵乃音人

コメントの投稿

非公開コメント

Send to Twitter and Facebook
プロフィール

官能レビュアーDSK

Author:官能レビュアーDSK
Amazonその他の書籍サイトで男の、というか男なら!という肉欲煩悩中枢刺激ジャンルに特化した、裏街道という名のスキマに徹する変わり者レビュアーDSKです。

官能小説
メニュー欄では発売年別にカテゴライズしています。作家別ご覧いただく際は最上段記事の索引より検索できます。

青年コミック
一部に桃色成分の高い一般コミックを含んでいます。また、複数巻となるシリーズ物は1つの記事に纏めています。

成年コミック
多岐に渡るジャンルに対してDSKの好みに偏ったセレクトかもしれません。(汗)

AV
主だった同一タイトル(シリーズ物)を1つの記事に纏めています。

リンク
リンク大歓迎です。(^^)
どこか適当な記事にコメントでご連絡していただけると当方からもリンクさせていただきます。※内容によってはご遠慮願う場合もあります。

トラックバック
TB大歓迎です。(^^)
当方からも「トラックバックの返信」をさせていただく場合があります。その際は何卒よろしくお願い申し上げます。※内容によっては拒否する場合もあります。

ブログ内検索
Amazon検索
カテゴリ
リンク
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
Thanks for coming!!
合計の閲覧者数:

現在の閲覧者数:
Twitter
Public Relations 1





FC2コンテンツマーケット
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
RSSリンクの表示
Public Relations 2