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兄嫁(著:嶋悦史、フランス書院文庫)

2015/7/24 発売

兄嫁

著:嶋悦史フランス書院文庫


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「兄貴よりも僕のほうが貴美子さんを愛してる!」
27歳の肉層を激しくえぐりこむ、若々しい隆志の剛棒。
少年の一途さが兄嫁を背徳の肉地獄へ引きずりこんだ!
夫のいない昼下がり、肉器を貪り求め合う兄嫁と義弟。
白い樹液が胎内で弾けた時、貴美子は貞操を捨て牝猫に!
麻実克人絶賛!狂った愛が炸裂する伝説の名作!
(引用元:Amazon)


★★★★★ 当時としては淫猥度がすこぶる高かった「黒本」30周年復刊第4弾, 2015/8/20
フランス書院文庫(以下「黒本」)の30周年を記念した旧作の復刊第4弾。底本は創刊翌年の1986年に出ている。その前身にあたるフランス書院オリジナルより1984年に『義母・汚された寝室』(後に「黒本」より1986年1996年に再販)と『女銀行員・美樹』(1988年に同じく再販)が出ており、「黒本」からのデビュー作は1985年の『スチュワーデス・恵理子』(1995年に再販)なので、作者としては「黒本」からの2作目、通算で4作目となる。27歳の兄嫁【貴美子】と19歳の大学生主人公とのめくるめく家庭内官能不倫絵巻である。

官能小説自体の黎明期と言える頃にしては官能場面が多く、12章立てと細かく刻むのは当時らしいものの、その全部に情交描写があったのには少し驚いた。予想以上に淫猥度が高い。さすがにイマドキほど台詞を多用して直接的に描くことはないが、ヤリ捲り三昧ないやらしさは充分にある。復刊されなければ接することもなかったであろう、こうした古き名作で内容の良さに触れつつ意外な発見もできたのは僥倖だったと言える。

主人公が勢い余って実兄の妻である貴美子に無理やり迫ってしまうところから話は始まる。暴発的な凌辱にショックと悲しみを隠せない貴美子だが立ち直りは意外と早く、以前ほど構ってくれなくなった夫に対する当てつけ含みな義弟との関係をむしろ優位に進めようと思い立つ。都合の良い男として義弟を従属させようと考える貴美子は、その美貌に比例して気位も高いのである。しかし、その後は主人公への想いが芽生え、その求めには何でも応じるようになり、遂には自らおねだりしてしまうほど豹変していく。それでいて妻の座は維持しようとするしたたかさもあって、つまりは生活としての夫と愛情としての主人公というダブルスタンダードが傍から見れば都合の良い二股生活にも写る貴美子である。

当初こそ猛省しつつも関係を許されると若さに任せた交わり三昧な生活が訪れて有頂天にもなる主人公。だが兄への負い目と背徳な現状への憂いから同じ大学の女子生徒とも関係するのだが貴美子に感づかれ、その時に生じた嫉妬が後の豹変へと繋がっていくのは良い展開だった。夫婦の夜の営みを覗き見たことが兄嫁を奪おうと考える一因になっていたりと様々な事柄が2人に影響を与えているのは物語としての巧みさも窺い知れるところである。

エスカレートするばかりの関係は遂に夫(兄)の知るところとなり、そこからさらに一悶着あって結末へと至るのだが、やや強引ながらも当時の感覚として悲劇的で衝撃的なクライマックスを用意したのは、未成年では持て余してしまうほど淫らに乱れ切った大人の女の色香を鎮めるにはこのくらいでないとそぐわないのかもしれず、その割に最後の最後が平穏だったのには違和感も残るのだが、元より行方知れずな2人の官能逃避行だったと考えれば他に落とし所がなかったのかもしれない。
『兄嫁』のレビュー掲載元


今年(2015年)の4月発売分から始まっているフランス書院文庫の創刊30年記念復刊シリーズですが、本作が第4弾として出されました。

「黒本」の黎明期というのは、前身の「フランス書院オリジナル」から出た作品を再販する形で始まっている部分もありますので、本作のように「黒本」からは2作目ですけど嶋作品としては4作目になるとか、何かと複雑な状況があります。

そんな過去の作品を調べてみますと、公式サイトでは除外扱いになっているものの、(古本がありますから)Amazonではページが残っていて、しかも一部では書影もありましたので、せっかくの機会ですから書影のあった作品を以下に列挙しておきたいと思います。

まぁ、旧作表紙ライブラリーということで。(^^;)



◆義母・汚された寝室〈1986年版〉0101


◆義母・汚された寝室〈1996年版〉0672


◆女銀行員・美樹〈1988年版〉0219


◆スチュワーデス・恵理子〈1985年版〉0030




タイトル末尾にある4桁の数字は発売時の通し番号です。

『スチュワーデス・恵理子』など、公式サイトでは除外されている1985年版がAmazonでは書影があって、存在している1995年版の書影はAmazonに無いという矛盾(?)が生じています。

以前は誰でも自由に画像をフィードバックできたのですが、今は官能方面に限ってできなくなっておりますので(--メ)、願わくば編集サイドで書影の登録(もしくは登録依頼)をきちんと行っていただきたいなぁ~と思うところであります。



フランス書院文庫創刊30年復刊シリーズは特集記事が別にあります。

特集:30周年記念復刊シリーズ
http://dsk18.blog.fc2.com/blog-entry-884.html






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テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : フランス書院文庫 嶋悦史

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