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みだらな肉筆-誘惑の色彩(著:絹田青児、竹書房ラブロマン文庫)

2012/12/3 発売
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やる気と行動力はあるが、空回りしがちな青年の町山駿太。彼は憧れの女流画家・遠山智景の会社を志望するが不採用になりかける。ところがなぜか美人部長の小田亜也子は彼にメロメロに魅了されてしまい、駿太に抱かれて奇跡的に採用が決まってしまうのだった。駿太自身にも理由の分からない、瞬時に女を骨抜きにしてしまうパワーは一体どうして生じるのか。入社したはいいが営業ノルマを果たせず、ライバルに差をつけられ、亜也子にまで呆れられてしまう駿太に明日はあるのか。グラマラス美女の亜也子、淫乱に濡れそぼる人妻の遠山祐里たちと性の快楽を味わいつつ、駿太はついに秘密の鍵を握る智景とホテルで二人っきりに―。気鋭作家が切り拓く、ユーモアと濃厚エロスに満ちた誘惑官能の新境地。


★★★★★ 超展開を内包するコミカルな作風に新味あり, 2012/12/11
作者の4作目にあたるが、絹田作品が初見でなければ、これまでの3作とは趣が少々異なることに冒頭で気づくであろう。やけに元気とノリと調子の良い主人公(25歳)が快活に登場するが、真っ直ぐに間の抜けた正直者でもある。しかし、これが憎めない。ユーモラスに描かれているのと同時に、本作は全体としてコミカルだからである。タイトルが示唆するように絵画を題材とした中で、この主人公に秘められたパワーが物語の肝となっていくのだが、これは正直なところ超展開にも見えよう。昨今流行りのパワーストーンネタでもあるのだが、内心「あり得ねー」と思いつつ、何となく許してしまう、許されてしまうのは、全体を包み込むコミカルな作風の賜物。逆に言えば、この展開をオブラートに包むためのコミカルテイストでもあり、作者の仕掛けに軍配の上がるところであろう。ついでに言えば、これまでとは少しばかりタイプの異なる女性像だなと思った表紙カバーイラストまでもが、この作風の違いを表しているならば素晴らしい連携と唸るばかりである。

就職先のヤリ手美人総務部長(30歳)との前半に、アバンチュールを楽しむ富豪夫人(35歳)を経て、社長でもある女流画家(元アナウンサーでもある32歳)との後半へと向かう流れは澱みない。セーラー服コスプレも登場するバラエティ豊かな官能描写が随所に見られる。一見クールな装いに反して母性的な優しさがあり、健気で献身的な側面も見せる部長は魅力に溢れ、積極的かつ貪婪な淫らさで中盤を引き立てた富豪夫人の妖艶さも良好。そして、後半でぐっと存在感が増す画家の二面性が面白さと奥深さを作品に与えていた。訳あって主人公にイレ込んだ、甲乙つけ難いヒロイン達が淫らに乱れる淫猥さが実に素敵と言わねばならない。

少しばかりの汚れを湛えながらもしっとりした情感に満ちていたこれまでの作品群も良かったが、本作は本作で新たな一面を見せたと言っても良いのではなかろうか。「主人公、えらい調子に乗ってんなー」との苦笑ツッコミも時折入れつつ、いやらしく、楽しく読ませていただいた。
『みだらな肉筆-誘惑の色彩』のレビュー掲載元


笑いながら楽しめた作品ですね。

熟女のモーレツなアタックが明け透けで笑える作品は多いですが、これは主人公が面白いという珍しいパターン。



こういうの……好きですw



ヒロインの布陣としては最後に本格登場したのが掻っ攫っていくパターンで、個人的には最初に登場した総務部長がお気に入り。(^^)

一見クールなんですけれども、時折健気な母性愛を見せるんですよ~。

竹書房ラブロマン文庫 絹田青児
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tag : 竹書房ラブロマン文庫 絹田青児

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