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夜這いずくめ-妻の母、妻の姉に…(著:森一太朗、フランス書院文庫)

2015/6/23 発売

夜這いずくめ-妻の母、妻の姉に…

著:森一太朗フランス書院文庫


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(今夜で最後にしないと。私は澄香の母親なのだから)
首筋を這う舌、胸を揉む手、股間をまさぐる指……
夜ごと寝室へ忍び込み、肌を重ねる相手は娘婿!
罪悪感と、女としての欲望に悩む奈都子は知らない。
襖の隙間から覗く、もう一つの熱い視線を……
妻の母が、妻の姉が、夜這い&夜這われる背徳の家!
(引用元:Amazon)


★★★★☆ 大胆な誘惑展開で始まるも結末は調教へ, 2015/7/5
フランス書院文庫では表紙カバーの折り返しに著者の過去作品が一覧で記載されるが、この作者の場合は何故か2作目の『蔵の中-三匹の未亡人』から始まっている。何らかの理由で伏せているのかもしれないが、検索すればフツーに出てくるので記せばデビュー作『熟女の群れ-四匹の獣』は実に開放的で愉快な誘惑作品。つまり、2作目から調教凌辱へと舵を切って久しい作者が今回は誘惑テイストを再び盛り込んだ作品と言える。

しかし、作者の中で誘惑回帰が起こっているようでもなく、むしろこれまで様々な設定やシチュエーションを駆使してヒロインを調教凌辱し、堕としてきた作者が今回は逆方向からのアプローチを試みたようにも捉えられる。つまり、一般的な男→女の凌辱ではなく、ヒロインからの実質的な逆凌辱に端を発し、それを含めた諸々の事柄を経た主人公が終盤から逆転する展開へのトライである。

妻の母【奈都子】
24歳の主人公に対して18歳の妻。そんな幼妻の母は四十路との記述がある未亡人。亡夫からオンナは磨かれていたようで今は若干持て余し気味。そこへひょんなことから主人公を色っぽく誘惑する機会が訪れる……2作目以降の森作品とはまるで違う始まり方である。貞淑さを残しながらも密戯を重ねるうちに快楽の虜となり、交わした約束によって主人公の好きにさせる誘導上手な一面も。この約束が後に展開の鍵にもなるのだが、経験を積んだ主人公の責めと、果てても果てても持続するムスコによっていつでもどこでも交わり三昧のよがり三昧に至る奈都子との第三章までは誘惑作品を好む諸兄なら歓喜の素晴らしい展開だったと言える。

妻の姉【美織】
バツ1出戻りの美織が本格登場するのは第四章から。顔馴染みな主人公を見下している尊大な義姉だが、奈都子との夜這いを活用(悪用?)して弱みを握る流れに。ここからしばらくは女王様然と振る舞い、次第にエスカレートしていく美織による事実上の逆凌辱的好き勝手な求めに応じるしかない主人公である。しかし、奈都子も巻き込んで極まった高飛車な振る舞いは、美織とも交わした約束もあって主人公が豹変する導線となる。

幼妻 【澄香】
妻が本格登場する第六章以降の主人公は既に「ご主人様」であり、これまでの森作品である。従順な澄香へエスカレートしていく調教が生娘には尚早な気もするし、奈都子や美織の変化も性急に過ぎる印象。3人揃ってお尻も開発され、首輪まで用意されても嬉々として受け入れるのを見ると同じ作品とは思えない変わりっぷりである。最後の澄香の独白から察するに、結局は本作もこれまで通りな作風の上に成り立っていると感じた次第。

主人公のキャラが突然変異するところは何となく同じフランス書院文庫の藤原創作品っぽい気がしたけれども当たらずとも遠からじ、かな?
『夜這いずくめ-妻の母、妻の姉に…』のレビュー掲載元


レビューに記した既刊一覧の2作目から記載ですが、実際にはこんな感じです。



france_shoin_mori.jpg



知らない人が見ると『蔵の中』がデビュー作だと思われちゃいますよね。








今では完全に凌辱作家というポジションですから、あまりにテイストが異なるデビュー作の記載を止めているのでしょうか?であれば、こんなことをDSKが書いてはイカン気もしますが(汗)、真意が分からないので……。

いや、廃刊とかなら分かりますけど、書籍サイトでフツーに検索できますし、公式サイトにもありますから不思議なんです。



まぁ、それはともかく本作最大のポイントは、凌辱はないけど調教はある森作品ということでしょう。

・2作目以降の森作品:凌辱 → 調教 → 隷属
・本作       :誘惑 → 調教 → 隷属



ある意味では実験的と言いますか挑戦的な作品と言えます。

今回は主人公が唐突に豹変して「ご主人様」と化し、ヒロイン達も一気に隷属しちゃったので読者がちょっと置いてけぼりになりましたけど、この折り返しの部分をスムーズにできればなかなか面白いテイストとして確立できる可能性もあると思います。



確かにハードな凌辱を好む人からは前半がユルいでしょうし、誘惑好きからすれば後半がキツいとなる可能性はあります。どっちつかずになるってことですね。しかし、裏返せば凌辱派と誘惑派の双方から支持される可能性もあると考えられますから、そんな狭間を狙ってトライする価値はあると思うんです。

このテイストによってDSKも久方振りに森作品を買ってみようと思い、実際に買ってますからねw

昔の誘惑作品には下衆な男に迫られるような場面が1つくらいはありましたし、要素としてはそもそもクロスオーバーしている作品が多かったですから一種の原点回帰かな?と思わないでもなく。



にゃらさんのブログで紹介されている本作の投稿記事はコチラ。
誘惑官能小説レビュー 森一太朗「夜這いずくめ 妻の母、妻の姉に…」





最近は誘惑作品でも情交時に限っては居丈高だったり荒ぶったりする主人公がいますから、これも1つのクロスオーバー的なエンセンスを盛り込んでいるんじゃないのかな~?と思えますものね。





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テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : フランス書院文庫 森一太朗

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新しい方向への第一歩

DSK さま

6月の黒本の中で唯一購入した作品です。
誘惑から調教という森作品にはなかったスタイルの展開で、突然というか唐突というか、時間的な短さに違和感は覚えましたが、誘惑系の新しい方向性を見出そうとしていたのではないかと個人的には思います。

情交の内容も時間を急いだところが部分的に見られ、妻の姉の調教と母親の調教を一緒にしたところなどは物足りなさを感じました。
また、森作品には珍しくヒロインたちの生活設計に荒さが目立ちました。ヒロインたちはそれぞれ主婦や女社長、秘書など社会生活をきちんと送りつつ主人公の奴隷におちていくのですが、この作品の場合、詰めが甘いような印象を受けました。

新しい方向性を模索している中のひとつなので今後いろいろなところが良くなっていくのを期待したいと思います。

今後の動向に注目したい

こんにちは。にゃらです。

DSKさん

これまでにも犬飼龍司さんや高杉圭さん、河里一伸さんのように作風転換を試みた方はいらっしゃいますが、全ての著作名を載せています。
森一太朗さんのケースはご本人のご意向という可能性が高いかもしれません。
森さんを始め過去に誘惑作品の良作を出された方には、もう一度トライして頂ければとは思います。
今のお名前でどうしても…と仰るのでしたら、あの「お家芸」がございますし(^-^;
今は「凌辱もの」を描かれる方って不足気味なのかなと感じる次第で、意味を拡大解釈して無理矢理そのジャンルにしている気もしなくはないですね。(あくまでも個人的な解釈です)

xelcerdoさん

自分は森一太朗さんの作品を購入したのが、「デビュー作品」以来となります。
その間の作品は凌辱含みの展開だと思うのでなかなか手が出せませんが、本作の後半の展開を見る限り導入部は変化球でも、基本的な着地点は変えないという意志が感じられました。
次回作で更に甘い要素を盛り込むか、やはりハードに戻すか、その辺りで次回作品の動向に注目したいですね。

そろそろ転換期?

DSKです。
コメントありがとうございます。

現在の「熟女と少年、甘やかし気味、一竿、ハーレム」といった誘惑路線も確立されて以来かれこれ10年は経とうとしていますし、実は「甘やかし気味」が「調教」に変わると要素だけを見れば最近の凌辱路線もほぼ同様だったりします。

ある意味では10年経ってやや頭打ち。

そろそろ新機軸を模索したい頃ということで、編集者と作者が「こんなのどうだろう?」とアイデアを出しながら進めている部分も最近はあるんじゃないのかなぁ〜?と思ったりもします。

そんな中での取り組みとして、誘惑と凌辱の垣根を取っ払うか限りなく低くしたクロスオーバーと言いますかフュージョン的な作品が出始めたのかなと。作品毎ではなく1つの中に両方の要素が混じる感じのテイスト。

当たればぐっと傾く可能性はありますよね。

そして、そんなクロスオーバーをよく見れば、それは原点回帰の1つだった、というのがDSKの妄想的予想なのですがいかがでしょう?(^^;)

産みの苦しみ

DSK さま

やや頭打ちというご指摘には同感です。

以前のコメントでも書いたかもしれませんが、森先生だけではなく凌辱作品全般的に誘惑作品に比べて読者が減少しているのではないかと思います。

近所の書店で誘惑作品、特に神瀬作品と弓月作品は私が購入するまでもなくすぐなくなることから売れ行きは好調のようですが、凌辱作品は在庫の山になっているように見えます。
凌辱作品ファンの人が電子書籍にほとんどうつってしまったということもかなり低い可能性として考えられますが、ファンが減少していると見るのが無難かなと思います。

官能作品だけではなく、他の分野の作品を書いたり、他に収入があるならば別ですが、この世界だけで生活していくとなると作者が表現したいモノを書いたとしても受け入れられないと困るので路線変更を迫られると言うことかもしれませんね。

でも、そういうときのほうが産みの苦しみではありませんが、結構いい作品が生まれたりするので次回作を期待したいです。

販売網の大胆な変革

DSKです。
コメントありがとうございます。

例えばテレビショッピングで女性の服が売られている時、サイズは大体「9号・11号・13号・15号・17号」と、意外に大きめサイズが設定されていたりします。で、一番小さな9号に負けぬ勢いで15号や17号が売れており、これまた意外にも11号や13号の売れ行きが鈍かったりすることがあります。

テレビショッピングの購買層は一見すると実店舗へ買いに行くのが面倒だったり時間がなかったりするから買うのだと思いがちですが、実は実店舗で大きなサイズを買うのが恥ずかしい人が人目に触れず安心して買えるから、というのがもしあるのならば、官能方面もまた人目に触れながら買うのが躊躇われるジャンルですから、ネットの購買網というのをもっともっと広げることで可能性を引き出せるのではないのかなぁ~?と考えたりもします。

今でも充分に買えるじゃない?とも考えてしまうところですが、テレビショッピングで扱われる商品は大体において「テレビショッピングでしか買えない商品」でもあったりしますから、そんな付加価値の創造が官能分野でも可能ならまた違った道が開けるのではないのかなぁ~?みたいな。

DMMのR18カテゴリーがそれに近いことをしているようではありますが、既存の商品に特典を付けるのはちょっと違うように思うんです。前にも記しましたが、独身でもない限り官能ジャンルの特典やオマケはむしろ扱いに困りますから。(苦笑)

凌辱系はネットで売れる

DSK さま

テレビショッピングのたとえは秀逸でした。

誘惑系の官能小説は、黒本が官能小説と言うことを知っていれば別ですが、ぱっと見はタイトルを見ても官能小説とはわかりにくいですよね。
でも、凌辱系はたとえ表紙が黒でなくてもタイトルを見れば明らかに官能小説とわかるようなタイトルが並んでいますよね。(他の分野の作品には使われない漢字がたくさんあります)
もちろん作家や編集者としては苦心してタイトルを決めているのでしょうから、妥協はできないのでしょうが、買い手にとって本屋で手にとって女性店員さんの前に持って行くのはかなり勇気のいることかもしれません。

アマゾンのランキングを見ても誘惑系よりも凌辱系の作品が上位にきているので、DSKさんのご指摘のような傾向があるのかもしれません。もちろんネットだからこそできることがあるので、それを上手く利用すると官能小説がいい塩梅で売れる分野になるかもしれません。

特典やおまけということではなく、読者側が思わず買ってしまう、買わなくては仕方なくなるようなしかけがあるとさらにおもしろくなるのでしょうね。

ネットオンリーな官能小説

DSKです。
コメントありがとうございます。

>読者側が思わず買ってしまう、買わなくては仕方なくなるようなしかけ

これだと思います。
例えば音楽がビニール盤からCDに変わった時は一斉に全部変わりました。次からはCDとなるのでビニール版の発売はありません、といった感じです。それに比べて現在のダウンロードというのはCDを残したまま並列させていますから選択肢が増えただけに過ぎません。なので、さっさとダウンロード派に鞍替えした人もいればCDに固執する人もいる。書籍の紙媒体と電子書籍と同じですよね。

で、これで全体の購買層が変わらなければ(減らなければ)別にいいのですが、官能小説の場合は読者層の高齢化(若い層の取り込みに苦労している)が進んでいますから、売り方ではなく官能小説という商品そのものに何かしらのアンフィットがあると言わざるを得ません。

つまり、ぶっちゃけてしまうと紙だろうが電子書籍だろうが、入手しなくては気が済まない魅力が無ければイカン訳ですが、仮にそんなモンスター作品が登場した時に、さらに効果的な販売方法があればより面白い形で化けていく気がします。

そして、そんなモンスターに牽引されるように既存の作品もその効果的な販売方法で流れていくのが理想なんでしょうねぇ。

それで全体像が変わっていくと言いますか……。

そんなことをしているうちに、その効果的な販売方法に特化した作品も生まれてくる。その1つはネットオンリーな官能小説なのかもしれません。テレビショッピングと同じように。
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官能小説
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青年コミック
一部に桃色成分の高い一般コミックを含んでいます。また、複数巻となるシリーズ物は1つの記事に纏めています。

成年コミック
多岐に渡るジャンルに対してDSKの好みに偏ったセレクトかもしれません。(汗)

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