FC2ブログ

未亡人兄嫁・三十四歳-蕩けざかり(著:庵乃音人、フランス書院文庫)

2015/4/23 発売

未亡人兄嫁・三十四歳-蕩けざかり

著:庵乃音人フランス書院文庫


Amazonはコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。

「我慢できない、こんな色っぽい由希子さんを見たら」
はだけた喪服の裾を長襦袢ごと乱暴にかき開くと
夜目にも白いむっちりしたふとももが露わに……
下腹の茂み、鼻腔をくすぐる蜜香、艶めく恥裂……
三回忌の夜、34歳のフェロモンが義弟を狂わせた!
「もっと見せて、××を挿れられてるエロい顔を」
(引用元:Amazon)


★★★★★ 作者のエッセンスがほぼ全て網羅されたギャップの破壊力, 2015/5/10
いつの間にか庵乃「黒本」作品も7作目となり、思いがすれ違う切なさと、その枷から解放され、堰を切ったように想いがぶつかり合う甘い甘い愛情物語がこれまで綴られてきたのだが、本作はその集大成とも言えそうな仕上がりと感じた。花火のように打ち上げられ炸裂するクライマックスが今回は2発用意されていることもあるが、実は3人登場するヒロインのキャラ立ちの良さに加えて立ち位置というか役回りも申し分なく、メインヒロインがはっきりしているのも好印象。やや重たくてモヤッとする序盤から中盤と雰囲気が劇的に変わる終盤との対比は読み返すほどに味わい深くなる。予想を超えた爽快な結末には何とも言えない幸せな読後感が得られた。

【由希子】 絶大な存在感を放つ麗しの兄嫁は34歳の未亡人
主人公(25歳)が少年の頃から想い焦がれる兄嫁との再会は亡兄の三回忌であり、これが物語の始まりとなる。気丈に振る舞う由希子の、人知れず仏前で見せた弱さに感情が溢れて思わず襲いかかってしまうのはなかなか凌辱的。楚々とした美しさを纏いつつ亡兄への操を今も立てている生真面目な由希子を振り向かせたい一心の行動ではあるのだが、その想いがすぐに通じることはなく、中盤までの場面は抵抗する由希子への半ば強引な交わりが多くなる。しかし、ここで思わぬ協力者が現れる。

【麻優】 その献身的な言動が保護欲を沸かせる19歳の弟嫁
主人公の実弟である夫からは世間知らずのお嬢様と疎まれる不憫な幼妻は主人公から優しくされたことで、そしてこれまた結果的ながら主人公から迫られたことで実に面白い豹変を遂げる。身勝手な夫を振り切るべく主人公に寄ろうとするもその心は由希子にあることに気づいてさらに不憫なのだが、それをも乗り越えようと主人公の想いの成就に向けて献身的かつ小悪魔チックでコメディエンヌな協力を惜しまないのである。

【友恵】 潔癖さが裏目に出て思いを告げられない24歳の正妻
主人公の軽率な行動が原因で実家内別居という変則的な関係となった正妻の出番がほぼ最後のみなのは作者の「黒本」デビュー作『妻の姉-二週間の秘園』と似ている。実は設定や展開の大まかな流れも似ているのだが、主人公は元より由希子も麻優も憂いていた2人の仲を改善させるために由希子が打った大芝居と麻優の協力が2度目のクライマックスとして効いている。隠れツンデレみたいな別の顔も見られた友恵にも最後は魅力が出て溜飲が下がるところである。

義理の三姉妹という女達の本音と建前を炙り出しつつ清楚で上品な美女を破廉恥に扱うギャップにフォーカスした官能描写が多い中で、天井裏からの覗きを巧みに用いた場面は白眉だったと付記しておく。由希子の本心が露わになり、後の展開を決定付ける前半の見どころと言える。
『未亡人兄嫁・三十四歳-蕩けざかり』のレビュー掲載元


ご存じとは思いますが以前はリアルドリーム文庫で、最近は「黒本」で展開される庵乃作品のストーリーは基本的に逡巡するヒロインを振り向かせようと主人公が(時にはやや強引ながらも)頑張り、内心は悪く思っていないヒロインも最後は決壊するように想いを爆発させて、紆余曲折あっても結末はとってもハッピー。

この流れは本作でも踏襲されていますが、今回は亡夫(主人公の兄)への操をしっかり残す兄嫁との始まりがいつにも増して強引だったことから序盤から中盤には甘いテイストがほとんどありません。

そんなモヤッとした空気感があるので最初はとっつきにくい面も多少あったのですが、その分だけ兄嫁が陥落する瞬間の破壊力は格段にデカいですw

そして、終盤で訪れる正妻との関係改善の瞬間ともなる2度目のクライマックスが物語としても官能としてもぐ~んと底上げされてまして、ここからは涙、涙の優しい結末へと向かうのであります。



いやぁ~、読み終えた時にこんな素敵な読後感が得られるとは思ってもみませんでしたぁ~!(^^)



にゃらさんのブログに投稿されている本作の紹介記事です。
誘惑官能小説レビュー 庵乃音人「未亡人兄嫁・三十四歳【蕩けざかり】」

庵乃音人先生ご自身のブログに投稿された自著解説です。
前の記事でも宣伝させてもらった官能アンソロジー『妻の犯罪』(角川文庫)が発売になりました。官能作家6人が競作をする、熱い短編集です。ぜひお試し下さい。そして、フランス書院さんの公式サイトやネット書店さんで、早くも情報が公開されましたが、4月23日、庵乃の長編最新刊が発売になります。タイトルは――『未亡人兄嫁・三十四歳【蕩けざかり】』清楚な色香を振りまく34歳の未亡人兄嫁を中心に、主人公の弟嫁(19歳の幼妻...
角川文庫『妻の犯罪』発売開始&4月23日、フランス書院文庫『未亡人兄嫁・三十四歳』発売





個人的には昨年(2014年)の『喪服の未亡人兄嫁-三十二歳』(著:小日向諒)に匹敵する今年ベストの1つに挙げたい作品ですね。



……タイトル似てるな。

……設定が似てるってことか。

……展開も割と似てるゾw



ということで、昨年の小日向作品を「良し」と思った方は本作も「良し」だと思いますよ~!



◆喪服の未亡人兄嫁-三十二歳(著:小日向諒)
2014/2/26 発売
Amazonはコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。
喪服の襟もとから覗くうなじ、色香を放つ白いふともも。
僕を妖しく惑わせつづける千紗は美しすぎる兄嫁。
兄の一周忌の夜、酔いのまわった千紗を抱きしめた時に
垣間見えた女の貌が、封印していた智也の牡欲を甦らせた!
もっと義姉さんを味わいたい、あの身体を貪りたい!
許されないと知りつつ二人は獣に――最高の禁愛生活!







関連記事
スポンサーサイト
[PR]

テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : フランス書院文庫 庵乃音人

コメントの投稿

非公開コメント

官能表現の巧みさに脱帽

DSK さま

5月は黒本だけでも三作品、織田non作品、リアルドリームのめぞん○○っぽい作品、如月群真作品など、お金がいくらあっても足りないぐらい出版されたおかげで、ようやく庵乃作品にたどり着きました。

物語の展開がいいので読後感がいいことはもちろんのこと、庵乃先生が紡ぎ出す官能表現のバリエーションの多彩さに脱帽しました。

最近の作品は官能シーンの想像をかき立てるような表現に乏しいような印象を受けていましたが、この作品では直接的な表現に逃げることなく読者の想像をかき立てるようなところが満載で、満足しました。

ご指摘の通りヒロインである兄嫁のギャップが際立つ作品ですが、貞淑と母性の間に揺れ動く心境を官能という形で映し出せだのではないかと個人的には思います。

いやらしい作品でした。


官能場面が出色でしたね

DSKです。
コメントありがとうございます。

>織田non作品

ため息が止まらないほど超絶美麗な世界でしたねぇw
既にレビューは投稿済みですのでいずれこちら(ブログ)にも記事が投稿されると思います。(^^)

>官能表現のバリエーションの多彩さ

屋根裏で覗きながら交わるシーンは本気で「いやらしいなぁ」と思いました。(笑)
Send to Twitter and Facebook
プロフィール

官能レビュアーDSK

Author:官能レビュアーDSK
Amazonその他の書籍サイトで男の、というか男なら!という肉欲煩悩中枢刺激ジャンルに特化した、裏街道という名のスキマに徹する変わり者レビュアーDSKです。

官能小説
メニュー欄では発売年別にカテゴライズしています。作家別ご覧いただく際は最上段記事の索引より検索できます。

青年コミック
一部に桃色成分の高い一般コミックを含んでいます。また、複数巻となるシリーズ物は1つの記事に纏めています。

成年コミック
多岐に渡るジャンルに対してDSKの好みに偏ったセレクトかもしれません。(汗)

AV
主だった同一タイトル(シリーズ物)を1つの記事に纏めています。

リンク
リンク大歓迎です。(^^)
どこか適当な記事にコメントでご連絡していただけると当方からもリンクさせていただきます。※内容によってはご遠慮願う場合もあります。

トラックバック
TB大歓迎です。(^^)
当方からも「トラックバックの返信」をさせていただく場合があります。その際は何卒よろしくお願い申し上げます。※内容によっては拒否する場合もあります。

ブログ内検索
Amazon検索
カテゴリ
リンク
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
Thanks for coming!!
合計の閲覧者数:

現在の閲覧者数:
Twitter
Public Relations 1





FC2コンテンツマーケット
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
RSSリンクの表示
Public Relations 2