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NIGHTMARE MAKER(著:Cuvie、ヤングチャンピオン烈コミックス)

2009/3/19 発売
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天才発明家高校生の内田は、夢に願望を投影できる夢見装置を開発。誰もが装置の虜になっていく、レム催眠誘導型リアル体感システム始動!!


★★★★★ 誰にも知られたくない願望をあぶり出す機械に翻弄される現実, 2009/4/7
少しエッチな学園モノかな、と思わせるあどけない寝顔の表紙ながら、中身はそれ以上に頑張っている作品である。さらにはテーマが興味深い。誰でも自分だけの秘密や願望、あるいは妄想を持っているものだが、それを「夢」という形で実現できる装置があったらどうする?と問い掛けられているようである。

高校生ながら天才的な頭脳を持つ主人公が開発する「夢を自在に投影する」装置によって、たわいもない夢を見て喜ぶ脇役女性陣に比べて野郎共はみんな同じ方向性かっ!と呆れつつ同族的な喜びもまた禁じ得ないのだが、そんな軽妙なノリと並行して、人が抱える闇の部分があぶり出される怖さもまた随所に感じさせる演出が秀逸である。最初こそ自分の望んだ夢で一喜一憂しているのだが、逆にこの夢こそが自分の望むものだったのかと驚愕したり、こんな夢を知られてはいけないと思い始めたりする中で少しずつ歯車がズレていく、狂っていく様が描かれていく。夢の内容が煩悩方面に特化しているだけにそれが余計に際立つ見事なテーマ設定だと思う。

主人公はデータ収集のためのモニターとしてこの装置を気軽に貸し出すのだが、なかなか正確な情報が得られないことから間違った方向に行ってしまう。同時に主人公もまた自分の夢を悪夢だと「誤解」あるいは「誤認識」していることから、おそらく次巻以降より本シリーズがタイトルのごとく、願望と現実が混沌とした方向に動き出すものと思われる。夢と現実、そのギャップを前向きに捉えるか苦痛と感じるかで大きく変わること、つまり見たくもない夢を見させられる「ありがた迷惑」について考えさせられ、同時に人の根幹にある抗えない願望(欲望)が「誘惑」という形で忍び寄ること、それを抑え切れずに暴走してしまうことを示唆する作品でもある。

同時掲載の読み切り2編も男女の想いや思惑のズレをテーマにした(結末はともかく)良作。4頁の番外編は大笑いである。夢だと何でもアリだなぁ。
『NIGHTMARE MAKER1』のレビュー掲載元


2010/3/19 発売
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学園内に急増する、内田の発明したHな願望を叶える装置の依存者。事態を憂慮した内田はある決意をするが……!?


★★★★★ 機械で体験した「その次」へと向かう混沌, 2010/3/27
読み終わった直後は、まるで悶々とした結末だった映画のエンドロールをぼーっと眺めている時のような気分に陥った。主人公の内田が作った、夢と現実が交錯する機械を試したことを受けて、その結果として、次にどのような行動を取るのかを赤裸々に描き出した第2巻である。

今回は、この機械の影響を強く受けた人物が2人出てくる。この機械に依存し切ってしまい、最終的には夢を現実として実体験するまでイッてしまった人。そして、この機械が与える影響を過大評価し、これを広く普及させることで世界が変わるとまで妄想を逞しくした人である。あくまで夢をディープに追い求める「深さ」と、幅広く追体験させようとする「幅」という、好対照な追及をする人達の登場で、一種取り返しのつかないスケールで話が進み始めている。こりゃあ、確かに止められんわなぁ~、という極上の「ごちそう」なのであろう。

それだけに、人の欲望めいた悶々とした雰囲気が全体に漲っていて何とも艶っぽい。しかも、適度に意地悪な作者らしく「狙われるヒロイン」の展開が静かに進行している。普段は短編でさらっと演出するところが、長編らしい、じわじわ忍び寄ってくる悩ましさでドキドキさせられる。ほんの僅かだがメインヒロインの灯明の心境に変化が訪れているだけに余計ハラハラするところでもある。夢と現実の交錯が、登場人物の分だけ、それぞれの思惑に絡んで蠢く、ある意味ヘヴィでナイスな物語が次の段階へと進んでいる。

そして、肝心の官能描写については、もぅ素晴らしいの一言。成年誌と全く以って遜色なく、無いのはムスコさんの直接描写だけである。一応、夢と現実とを区別してはいるが、適度に曖昧さを出しているので興奮度が半端無いことになっており、前巻を軽く凌駕する官能要素のオンパレードである。とりわけ茅野先生の暴走振りが、幻滅してファンが減るか、狂喜してファンが増えるか、というところまでキテいる。
『NIGHTMARE MAKER2』のレビュー掲載元


2011/1/20 発売
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学園中に夢見装置の複製品が出回っている!首謀者は渡会真樹。事態を収拾しようと彼女の自宅を訪ねた内田は、そこで夢を映像化するカスタマイズされた夢見装置を目にする…!!


★★★★★ 「狙われるヒロイン」のその後と度会さんの思惑, 2011/1/25
表紙こそ度会さんだが、続く口絵から目次にかけてのカラー頁が示すように今回は深見灯明の巻と言えよう。前巻から続く「狙われるヒロイン」展開が尾を引いてしまい、なかなか終わってくれないどころか過激にエスカレートしている。これを阻止すべく動き出す内田とクラスメイトの協力が本シリーズには珍しい(?)ノリになっているのだが、事はそう容易く運ばないよ?という彩りが加えられており、何とも言えない悩ましさに煽られる。灯明の過去に触れながら秘密の孤独な現状をも描いており、実に切なくて哀しい一面をも垣間見せている。ついでに言えば、内田と灯明が双方に勇気を振り絞って発する言葉(想い)の伝わらなさにも「何でそう解釈するかなぁ?」という苦笑気味のすれ違いを感じるところである。

本編としては、前巻からの混沌が続きながら度会さんと内田の思惑というか本意の祖語が浮き彫りになっているが、イクところまでイッてしまった茅野先生は現実方面の官能要素を一手に引き受ける形となっている。授業中の保健室にまで生徒(沢田)に押し掛けられては交わらされて快楽に溺れている。これを目撃して茅野先生を蔑む度会さんの真の目的が今以て判然としかねるところに今後の不安が掻き立てられる。内田への独占欲も増しているように見えるが、これは果たして愛情なのだろうか?

灯明の今後の行方がさらに気になるところだが、最後に度会さんの言を逆説的に捉える内田の考えに希望を見出したい。しかし、夢と現実の狭間で揺れる人々を目にし、人の業というものに思いを巡らせながらも官能描写で興奮している自分はもしや同類なのでは?などといったことも考えさせられるところに奥深さを感じる作品である。

余談だが本巻第2話は、クラスメイトとして本編にも登場する高村さんの女王様的願望を草食系(子犬系?)男子の神谷クンに求めるスピンオフとなっており、最終話も16頁と8頁に分割された2つの外伝となっているため、これらにより本編の連続性と進行スピードがややダウンした印象も受ける。
『NIGHTMARE MAKER3』のレビュー掲載元


2011/9/20 発売
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学園に猛威をふるう夢見マシンの作用!! 生徒達だけではなく、教師もまたこのマシンの虜に…。崩壊する秩序と、独走する欲望…。内田のマシン頒布の思惑は裏目に出てしまったのか!?


★★★★☆ さらに混沌が拡散していく息詰まる展開, 2011/9/29
相変わらず息詰まる展開が圧倒的なシリーズである。なかなか休ませてくれないところは、読み手もある意味で養護教諭の茅野先生と同じ状況に置かれているようだ。しかし、茫洋としながらもどこか前向きに受け止めているようでもある茅野先生に負けることなく、読み手もこのシリーズの行く末を見届けなくてはならない。そんな気持ちも沸いてくるようなこないような……。つくづく読み手の感情も混沌に叩き込むシリーズと言わねばなるまい。

さて、さらに不穏と混沌の度合いを増していく本巻ではあるが、その元凶たる「夢見装置(マシン)」が他校にまで拡散していくところこそ不安を掻き立てられるものの、実は他にこれといったエポックメイキングな展開は無かったりする。起承転結で言うところの「承の継続」と言えるかもしれない。ただ、この拡散により最早制御不能の領域に入ってはいないか?との感覚が、メインヒロインにして“狙われるヒロイン”でもある灯明の一難去ってまた一難振りを加速させていたりもする。

さらにエスカレートしていき、ほとんど開き直り状態にまで達観した茅野先生に加え、現実に被害を蒙る女子生徒も現れる事態に対して今一つ釈然としない行動に終始する(かのように見える)内田の思惑を完全に超えたところまでに発展していく(かのように見える)現状を読み手がどのように捉えるか。夢と現実の狭間がどんどん狭まっていくような、あるいは夢と現実が逆転するような状況を呈してきた中で今後どのような展開を迎えるのか。次第に見えてきた灯明の過去と共に固唾を呑んで見守りたいものである。

官能表現についてもまた相変わらずの淫猥さを維持してはいる。シチュエーションもカラミそのものも秀逸。ただ、今回は少しばかり場面自体がやや控えめに思える。
『NIGHTMARE MAKER4』のレビュー掲載元


2012/3/19 発売
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ついに夢見マシンの全面使用禁止令が学園に発令された。マシンの開発・頒布を仕掛けた内田は、混乱の始末を約束するのだが…。夢と現が交錯する学園エロティックサスペンス!!



第5巻へのレビューは今のところ投稿しておりません。(^^;)



2012/10/19 発売
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バラ撒かれた夢見マシンのスイッチが入れられた。最高の“夢”を期待していたマシンの依存者は夢の中で、いつもとは違う心地悪さに襲われ、悪夢へと導かれていく…。夢と現実が交錯する学園エロティックサスペンス、ついに完結!!



第6巻へのレビューは今のところ投稿しておりません。(^^;)



※あらすじは Amazon より引用。



最後まで読み終えたのにレビューを投稿していない巻があってスミマセン。m(_ _;)m

さて、最近は青年コミックにも、そして官能要素の無い作品にもかなり進出されてはいますが、それでも18禁の成年コミックを主戦場としているCuvie先生が、おそらく初めて、面と向かって、長編シリーズとして青年コミックの舞台に立った作品ではないかと。

……その切り口はかなりアバンギャルドでしたね。



面白味のある設定で、男女が隠し持っている欲望をエグいほどに炙り出しています。

まぁ、青年コミックと言っても少年誌の部類でもありますから結末は半ば強引に爽やかチックに持っていった感はありますけれども、さすがのアイデアだな~と思って読んでました。



そして、茅野先生がいやらし過ぎる!w

こんな先生がいたら学級どころか学園中が官能崩壊だわ!ww

まぁ、実際にほぼ崩壊していましたけどwww





Cuvie
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