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罪つくりなからだ(著:庵乃音人、角川文庫)

2015/1/24 発売

罪つくりなからだ

著:庵乃音人角川文庫


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交通事故で心が親友・健介の身体に入ってしまった俺。そうとは知らない健介の妻・静香は、童貞の俺に迫ってくる。いいのか、俺?揺れ動く男女の姿を描いた青春官能ファンタジー小説第2弾。(引用元:Amazon)


★★★★☆ ファンタジーな設定にリアルな心情が弾ける, 2015/2/22
作者が角川文庫とタッグを組んだ「青春官能ファンタジー」シリーズの第2弾。ゴーストになってしまった幼馴染みとの甘酸っぱい愛情を、コミカルな中にも描いた第1弾にして前作『ずっと、触ってほしかった』にも通づるファンタジーな設定を踏襲しながら、それでいて前作とは異なる心情が弾けるシリアスさを今回は醸した仕上がりとなっている。

そのファンタジーな設定だが、今回は友人と魂が入れ替わるというもの。主人公の肉体は交通事故で失われてしまったので、無事だった友人のカラダに主人公のココロが宿った男が1人取り残されることとなる。そして、友人には妻【静香】がいて、主人公には恋人【早希】がいる。

入れ替わって労せず美しい妻をゲットしてウハウハな官能パラダイス~!……といったテイストではない。事故の原因は自分にもあると思い悩み、友人のフリをして静香との生活を続けることに苦悩する主人公を始め、全体には何とも言えない重さの空気が漂う。それなりの年月を共にした妻(静香)ならばスグにバレるだろうとの憶測も働き、静香の台詞からもそれは滲み出ているのだが、その読み手の憶測は半分当たり、半分外れる……予想以上だったという意味で。清楚で麗しい佇まいだった静香が次第に豹変していくのと、その過程の全てが心情として大決壊する終盤で描かれた女の内面(情念とも言えるか)はかなり壮絶。それだけの不幸も味わった静香だけに、その溢れ出る想いは男の想像を遥かに超えて重いのである。

主人公には健気で一途だっただけに、その存在そのものを喪った早希にはまた別の悲しみがある。しかし、もしかしたら……という感覚が次第に芽生えてくるという意味で静香とはベクトルが逆となる。主人公に内在するカラダとココロの「ズレ」が、そのまま静香と早希の心情のズレとなり、先輩でもある静香を思いやる早希の優しい気持ちが遠慮という足枷にもなるという様々な悩ましさが存分に描かれている。

三者三様に抱えるズレとすれ違いの切なさは、後戻りできない悔恨への抗いのようでもあり、もしかしたらという「if」のようでもあり、また、これを優柔不断な男の二面性に置き換えれば絶妙な三角関係でもあったりと、ファンタジーな設定に反したリアル過ぎるほどリアルな心情には見方によっても表情を変える深みがあって、こうした人物の内面を抉るように描いた小説という意味では見事であり、その水準はすこぶる高いと断言する。結末もまた「良かったね」と感じるか、あるいは切なさ倍増か……ヒロインのどちらに肩入れするかで印象が大きく変わると言えよう。まさに一筋縄でいかない物語である。

官能面については「寸止めのエロス」が追求されていて、正直なところ肩透かしと言わねばなるまい。場面こそ前作よりは多いものの、官能小説においても(リアルと同様に)前戯は下準備でしかないことを痛感してしまい、何だかんだ言っても結ばれてナンボなのだな~と下世話なことも思ってしまう。友人に付された官能面での設定も機能しておらず、最後の最後にピュアな結びつきが描かれるのみと考えれば、今回もまた官能要素が盛り込まれた、それでいて前作とは趣の異なるオトナのドロッとした部分も見せる切ない恋愛小説と捉えるべき作品であろう。
『罪つくりなからだ』のレビュー掲載元


主人公とヒロイン達がすれ違い過ぎて切な過ぎるわぁ~!

……読後の心の第一声ですw

まさに 罪つくりなからだ だよ~!



庵乃音人先生が角川文庫とタッグを組んで放った青春官能シリーズ

第1弾の『ずっと、触ってほしかった』は、ゴーストになっちゃった幼馴染みちゃんが頑張って、自分の気持ちを最後まで隠して、大好きな主人公に相応しい相手を自分の代わりに見つけて、その行く末を見届けつつ、成仏していくという哀しくもどこかコミカルで感涙も禁じ得ず、そして爽やかに幕を閉じる感動作でしたが、第2弾は違います。

随分違います。

レビューでは最後に軽く「ドロッ」という程度に収めましたが、実際はかなりドロドロですw

お昼のドラマ並にドロドロしている場面がありますw

……クライマックスで明かされる真実はある意味衝撃的です。



予想を裏切るオトナの恋愛小説として楽しめます。

表に出さないオンナの裏の素顔を垣間見る怖いもの見たさが味わえます。

その代わり、青春官能シリーズとはちょっぴり言い難いところもあるかな?(^^;)



しかし、前作もそうでしたけれども、設定を思いっ切りファンタジーにしてますから、そこで描かれる心情を思いっ切りリアルにしているのは上手いなぁ~と思いました。心情まで浮世離れしてしまうと、それこそ単なる薄っぺらいファンタジー小説になってしまいますものね。



庵乃先生ご自身のブログで紹介されている自著解説です。
角川文庫さんから、“青春官能ファンタジー”の第2弾が発売になりました。先月発売された『ずっと、触ってほしかった』に続いて、人気イラストレーターのいしいのりえさんが表紙イラストを手がけてくださった新作は、『罪つくりなからだ』。一歩間違えば命を落としかねないような事故に遭った主人公は、それが元で親友の身体に魂が転移してしまいます。しかも元々の自分の身体はその事故で失われてしまったため、行き場を亡くした親...
青春官能ファンタジー第2弾『罪つくりなからだ』発売



第1弾とはまた違った世界を堪能できますから、両方買って楽しめますよね。



そして、竹書房ラブロマン文庫に場所を変えて第3弾(と称していいのかな?)が出版されています。



◆初恋リターン(竹書房ラブロマン文庫)
2015/2/12 発売
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10年前、交通事故で初恋の少女・優子を失ってしまった亮次。優子への思いを残しながらも、新たに恋仲になった彩花と結ばれようとしていた矢先、亮次は奇妙な嵐に巻き込まれ、別な世界へ迷い込んでしまう。その世界では事故で死んだのは亮次のほうで、優子が生き残っていた。戸惑いながらも歓喜する亮次だったが、優子は別な男との結婚を控えていて、さらにこちらの世界の彩花とも出会ってしまい…!? 失われた初恋を取り戻すべきか、異邦人として去るべきか。鬼才が描くパラレル・ラブストーリー。





ゴースト(第1弾)、入れ替わり(第2弾)ときて第3弾は何とパラレルワールド。

どんな世界が、どんな恋愛が、そして、どんな官能が描かれているのでしょうか。

楽しみですね。(^^)





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テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : 角川文庫 庵乃音人

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