FC2ブログ

初めては、おじさまがいい(著:葉月奏太、廣済堂文庫)

2014/11/19 発売
Amazonはコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。

営業マンの伸二郎は、他界した兄の娘の理沙をひきっとってアパートで二人暮らしをしてきた。理沙は健気に伸二郎の世話をしていたが二十歳になった今、日増しにセクシーになっていくのだった。そしてある出来事がきっかけで理沙に「初めては、おじさまがいい」と迫られた伸二郎は…。抑えきれない欲情が弾ける官能ロマン。(引用元:Amazon)


★★★★☆ タイトルのイメージそのままな回春的純情恋愛物語, 2015/1/5
なかなか蠢惑的でドキッとする表紙カバーイラストだが、本作のメインヒロインである姪はこんな破廉恥なポーズをとる娘ではない(官能小説としてナイスなのは言うまでもない)。また、タイトルから得られるイメージに反した「迫られ系」な内容との憶測も(葉月作品だけに)一瞬よぎったが、それは杞憂に終わった。むしろ訳ありな叔父と姪の、禁断を超えた純愛な作品だったと言える。相姦かと思わせながら交錯する2人の想いがドラマチックな展開の果てに素敵な結末を迎えている。

ただし、そんな作風にあっても主人公と共に読み手もそわそわしてしまうテイストは盛り込まれている。自身の生い立ちにある負い目もあってか従順にして可憐で気立ても良く「おじさま」と慕う姪にちらつく男の影に動揺する主人公が終始描かれているが、そこにある恋慕の情と叔父という立場や年齢差といった葛藤は回春路線の王道でもある。しかしながら、そうした悶々とした心情を多少なりとも緩和させてくれるのが作品世界に満ち溢れている下町っぽい人情。挫けそうな主人公を周りの人々が陰日向に支えてくれている。そして、同時に悩みを抱えた女性達を癒しているのも主人公だったりするのである。

近所にある乾物屋の若女将に始まり、取引先の事務員から行きつけの小料理屋を営んでいる幼馴染みまで、姪を密かに思いながらも周りにいる女性達と逢瀬を次々と重ねるのは官能小説ならでは。それはそれで濃厚な描写でもあるのだが、本作および姪に漂うピュアな雰囲気のせいか、今回の主人公は官能的行動のだらしなさが少し浮き彫りになっているように見えなくもない。ただ、これらは結末へと至る繋ぎだったり、果たせなかった積年の想いを振り払うためのものだったりといった深みを内包して作品世界を切なく彩っている。そして、そんな主人公に「初めて」を捧げる場面で姪が心に忍ばせていた想いは最高級に切ないの一言である。

最後にほんわかさせてくれるハートウォーミングな結末を、官能成分もありながら人情物語としても楽しめるのが本作の魅力と言えよう。
『初めては、おじさまがいい』のレビュー掲載元


素晴らしい表紙ですねぇ~www

しかし、レビューにも記したように、本作のヒロインはこんな挑発的なポーズはしませんよぉ~。

お淑やかで気立ての良い、とっても素敵なお嬢さんですぅ~。



と言いますか、本作は小説として素敵です。

素敵なお話の中に情緒のある情交が挿み込まれている感じですね。

ハートウォーミングにして官能はしっとりねっとり……そんな人情物語でもあります。



葉月奏太先生がご自身のブログで紹介されている自著解説です。
『初めては、おじさまがいい』(廣済堂文庫)が発売になりました。【内容紹介】「少々くたびれた中年営業マンの野中伸二郎は、他界した兄の娘理沙をひきとり、安アパートで二人暮らしをしてきた。理沙は健気に独身の伸二郎の世話をしてくれているが、二十歳となった今、日増しにセクシーになる彼女にドキリとさせられていた。そして得体の知れない中年男永井良昭からの手紙がきっかけとなり、理沙は「初めては、おじさまがいい」と...
『初めては、おじさまがいい』





そして、葉月先生も人気作家への階段を絶賛駆け上がり中でして、ほぼ毎月のように新作が出てくるようになりました。



◆ほっこり若後家さん(双葉文庫)
2015/1/15 発売
Amazonはコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。
楽天ブックスはコチラ。
写真専門学校に通う奥野弘志はヌード撮影実習で興奮のあまり失神してしまう。失意のなか、商店街を悄然と歩く弘志の目に見慣れぬ総菜屋が飛び込んでくる。「いらっしゃいませ」。優しい声で呼びかけるエプロン姿の麗しい女性は、実家の写真館に長らく飾られていた憧れの振り袖美女・麻奈美だった。週刊実話で大人気を博した連載、ついに単行本化。


◆蜜夢ホテル(竹書房文庫)
2015/1/28 発売
Amazonはコチラから。
財前和久は信州にあるホテル「ミミエデン」の支配人。山の上に立つ小さなホテルは密かな人気を呼んでおり、財前は有能な支配人として従業員の信頼も厚かったが、彼の過去は謎に包まれていた。ある日、「ミミエデン」に社長夫人が不倫相手のホストと宿泊するが、ホストの男が館内でトラブルを起こしてしまう。すると社長夫人は、調子に乗りがちな不倫相手を懲らしめるため、私を誘惑してほしいと財前にリクエストしてきて…!? 謎めいたホテルの支配人が、わけありの美女たちを心と身体で癒していく…今旬の作家が描く魅惑の官能ロマン、長編書き下ろし。


◆籠絡(双葉文庫) 2015/2/10 発売
Amazonはコチラから。



今月から来月にかけて、ざっと調べただけで3冊ですよ。

追いかけるのが大変になってきましたねぇ。(^^;)

葉月奏太 廣済堂文庫
関連記事
スポンサーサイト
デリヘルもソープもイメクラも気に入った子がきっと見つかる
超大型リニューアル中の大好評風俗情報サイト!
[PR]

テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : 廣済堂文庫 葉月奏太

コメント

非公開コメント

官能成分

DSKさま

この作品は、帯が絶妙な位置にありますね。
帯がついたまま読了して、コミカルな展開に心がほっこりしました。
先生のHPを拝見して帯に隠された秘密を見て、なかなか憎い演出をしてくれると感心しました。

レビューの「官能成分もありながら…」の表現はいいですね。
ちなみに鉄道に夢中な方々の中でも、それほどまでない人たちを「鉄分薄め」というそうです。それを最近耳にしたばかりなので、さらにグッと引き寄せられるレビューだったと個人的に思います。

官能成分は濃いめ?

DSKです。
コメントありがとうございます。

レビューもお褒めいただきありがとうございました。

>鉄道に夢中な方々の中でも、それほどまでない人たちを「鉄分薄め」というそうです

そうなんですか。初めて知りました。
ならばDSKも「鉄分薄め」かもしれません。(笑)
代わりに官能成分は濃いめ?……だといいなw

この作品の、何とも言えずじんわり滲む幸福感のあるテイストが良かったですね。(^^)
Send to Twitter and Facebook
プロフィール

官能レビュアーDSK

Author:官能レビュアーDSK
Amazonその他の書籍サイトで男の、というか男なら!という肉欲煩悩中枢刺激ジャンルに特化した、裏街道という名のスキマに徹する変わり者レビュアーDSKです。

官能小説
メニュー欄では発売年別にカテゴライズしています。作家別ご覧いただく際は最上段記事の索引より検索できます。

青年コミック
一部に桃色成分の高い一般コミックを含んでいます。また、複数巻となるシリーズ物は1つの記事に纏めています。

成年コミック
多岐に渡るジャンルに対してDSKの好みに偏ったセレクトかもしれません。(汗)

AV
主だった同一タイトル(シリーズ物)を1つの記事に纏めています。

リンク
リンク大歓迎です。(^^)
どこか適当な記事にコメントでご連絡していただけると当方からもリンクさせていただきます。※内容によってはご遠慮願う場合もあります。

トラックバック
TB大歓迎です。(^^)
当方からも「トラックバックの返信」をさせていただく場合があります。その際は何卒よろしくお願い申し上げます。※内容によっては拒否する場合もあります。

ブログ内検索
Amazon検索
カテゴリ
リンク
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
Thanks for coming!!
合計の閲覧者数:

現在の閲覧者数:
Twitter
ブクレポ
Public Relations 1





FC2コンテンツマーケット
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
RSSリンクの表示
Public Relations 2