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ずっと、触ってほしかった(著:庵乃音人、角川文庫)

2014/12/25 発売
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奥手な純の恋の手ほどきをするのは、死んだばかりの幼馴染みの凪。幽霊に助けてもらった純は無事に童貞を卒業できるのか?笑えてエッチでちょっぴり切ないニュータイプの青春官能ファンタジー。Kindle版には特別附録として、1月25日刊行予定の“青春官能ファンタジー”シリーズ第二弾『罪つくりなからだ』の冒頭部分を収録!(引用元:Amazon)


★★★★★ 至高の純愛ファンタジーは官能小説との架け橋, 2014/12/26
本作を執筆した作者は官能小説家である。しかし、本作は敢えて官能小説にあらず!と声高に断言したい。喪って初めて気づいたお互いへの深い愛情が迸る至高の幼馴染みラヴファンタジーであり、同時代の諸兄なら現代的な1つのすれ違いの切なさとして、あるいは幼馴染みとは言わずとも一時期を親しく過ごした異性ともしかしたら後の人生を共に歩むこともあったかもしれなかったと思わず夢想してしまいそうな若かりし頃のノスタルジーとして共感を呼ぶ作品である。この純愛物語を構成するにあたり官能描写は手段でしかなく、そもそも直接的な官能場面も多くはない。しかし、場合によってはハンカチ必須の感動に向けて準備が必要であろう。

主人公の幼馴染みであり、何事にも世話を焼いてくれていながら突然の事故で幽霊となってしまった享年19のヒロイン【凪】が、何かと凪に頼ってばかりのヘタレな主人公(22歳)の勝手に思い描く男目線の「女性」と、その内面に隠されている「女」のリアルな本音というギャップを明るみにしいていく中盤までは全体がコミカルなだけに滑稽でもあり、同時に主人公のダメさ加減がクローズアップされているようでもある。

しかし、お眼鏡に叶う女性が現れる。野暮な装いで地味。主人公も当初は見向きもしていなかった女子大生の【真知】が凪によって磨かれていく様は映画『プリティ・ウーマン』あるいは童話『みにくアヒルの子』を彷彿とさせるスカッとした展開であり、ストーリーとしても流れがほっこりする方向に変わっていく心地良さがある。

敢えて人目につかぬよう振る舞っていた真知の事情が明かされる場面にはリアリティのある哀しみが伴っていてやりきれなくもなるが、それを包み込もうとする主人公の言動には男としての成長も垣間見られ、これを契機に凪の「お役御免」が近づいてくる。

そして、『一夜の永遠』と名付けられた第六章こそが本作のクライマックスである。ここまで別の形で使われていた凪の能力がこんな形で最大級に昇華するのかと驚きつつ、幼馴染みとして長く付き合ってきたからこそ打ち明けられなかった凪の想いが主人公と交錯し、まさに溢れ出る、いや、決壊する刹那はあまりにも素敵なプラトニック。男女が入れ替わった形ながら映画『ゴースト』のような切なさが存分に湛えられた愛情の発露の前には官能描写が邪魔とさえ感じるかもしれない。

また、真知とのとぼけたやり取りの中で主人公が凪とは果たせなかった「その先」にある、あるべき呼び方を乞うエピローグは物語として見事な結末であり、読み終えてから改めてタイトルを目にすると、物理的な接触に加えて幼馴染みだからこそ生前は伝えられなかった凪の心にも本当は「触ってほしかった」のかも?と深読みしてしまう良さがじんわりと滲んできた。

極上の愛情物語にして素晴らしき恋愛小説に仕上がった本作が官能小説のみならず普遍的に読まれることを切に望みたい。
『ずっと、触ってほしかった』のレビュー掲載元


先日、草凪優先生が高らかに官能メインストリーム宣言をされ、いわゆる官能専門レーベルとは一線を画した表舞台と言いますか、官能ありきの官能小説とは一味違う官能要素のある小説を一般レーベルから次々と上梓されているように、あるいは祥伝社文庫の橘真児先生のように、(竹書房ラブロマン文庫ではなく)竹書房文庫の葉月奏太先生のように、いよいよ庵乃音人先生が角川文庫から新たなる旅立ちを果たしました。



物語は二の次で官能描写の質・量を求める方に本作はおすすめできません。

チェリーな主人公が合体を果たすのは終盤も終盤で、それまでは寸止めの連続です。



匂い立つような熟女が何人も貪欲に艶を振り撒くのを求める方にもおすすめできません。

ヒロインは19から20代の娘っ子ばかりで最年長でも31歳が1人だけです。





つまり、レビューにも記しているように本作は官能小説にあらず!とさえ言える作品だからです。





誘惑路線の作品を官能描写のみならず物語も楽しんでいる方に強くおすすめします。

カラダも大事だけどココロも大事だよネ。



実は恋愛モノが大好物で、学園ラヴコメなどを好んで読んでる方にも強くおすすめします。

やっぱ愛がなきゃネ。あと、幽霊が出てくるようなファンタジーにも寛容じゃないとネ。



不憫な立場に追いやられがちな「幼馴染み」がとても素敵に扱われている作品を求めていた方にも強くおすすめします。

それでも本作の幼馴染みは幼馴染みなんですけどネ。(^^;)



庵乃作品のファンは言うに及ばず強く強くおすすめします。

庵乃先生の切ないテイストは如何なく発揮されています。

本当にステキな作品です、小説として。



庵乃先生がご自身のブログで紹介している自著解説です。
今月は、フランス書院さんから上梓させてもらう『熟れ華めぐり』とほぼ同時期に、もう一本、新作が発売になります。――『ずっと、触ってほしかった』角川書店さんがつけてくれたキャッチフレーズは“青春官能ファンタジー”。その記念すべきシリーズ第一弾としてお届けできることになった本作は、日本の官能文芸史上、おそらくあまり前例のないエンタテインメントになったと思っています。(うーむ、広げてしまったぞ、大風呂敷。笑)...
角川文庫『ずっと、触ってほしかった』12月25日、発売!



感動のハンカチをご用意くださいネ。



サイゾーウーマンの官能小説レビューに本作が紹介されています。執筆されているのは、二見文庫の表紙カバーイラストなどでお馴染みのいしいのりえ女史。

童貞青年と見守る女の霊……青春の歯がゆさあふれる官能小説『ずっと、触ってほしかった』
http://www.cyzowoman.com/2015/01/post_14678.html



女性ならではの視点ってのは違いますよね。(^^)

庵乃音人 角川文庫
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テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : 角川文庫 庵乃音人

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