となりのとなりのお姉さん(原作:みなかみゆう、画:艶々、アクションコミックス)

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新谷哲平、大学2年のヤリたい盛り。隣りの鳴瀬美希さんとHな関係になりそのまた隣のお姉さんからもお誘いが・・・!デンジャラス・ラブの彼方は・・・天国か地獄か!? (引用元:Amazon)
★★★★☆ お隣さんとそのお隣さんとの三角関係, 2009/5/24
設定が少し面白い三角関係のラヴコメである。こういうお隣さんモノの場合、普通は主人公を挟んで両隣がヒロインになるところを向かって左から順に主人公【新谷哲平】→サブヒロイン【柊真理子】→メインヒロイン【鳴瀬美希】と並べている。だからこのタイトルになるのだが、奔放で男を取っ替え引っ替えして肉欲を貪る柊さん(真ん中)の喘ぎ声が安アパートの薄い壁から筒抜けで両隣がその声に煽られるのが始まりである。
作者特有のヘヴィでシリアスな展開ではない原作付き(『かすみの杜』と同じ原作者)の作品なので、このコメディ路線を「らしくない」と考える諸兄もいるかと思うが、結構雰囲気のある好ましい作品世界が醸し出されていて良いと思う。
憧れの鳴瀬さんとは第1話から結ばれて「男」になる哲平だが、真面目な鳴瀬さんとの進展にもたもたしている間に柊さんから誘惑されてなし崩し的に三角というか二股関係が出来上がる展開が面白い。お隣さんならではのスリルも演出されている。柊さんは哲平の相手が鳴瀬さんだと知っているが、鳴瀬さんは哲平に柊さんと(結果的に)二股かけられていることは知らない。そうした関係から哲平も次第に経験を積んでヒロイン達を翻弄、メロメロの首ったけにしていく中で、柊さんが当初の摘み喰いから本気になり出す心境の変化が激しい情交描写とともに描かれていく。
ドラマ的にも作者の肩入れ度(あとがき参照)からも柊さんとの交わりの方が多く、鳴瀬さんは実は少し押され気味なのだが(普段はお淑やかなのに昂るといやらしく乱れる鳴瀬さんも良いけどなぁ)、この期に及んでも「心は鳴瀬さん」を貫こうとする、ある意味図々しい哲平の態度がバランスを保つ役割を果たしている。後半で哲平は大学の新任先生と交わったりもする。設定やキャラの立ち具合などが際立っていてなかなか楽しい作品である。
◆『となりのとなりのお姉さん1』のレビュー掲載元

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もてない大学生の哲平が住んだマンションの両隣には、お色気派と清純派のお姉さんが…。二人のお姉さんに迫られ“愛の三角関係”の始まり始まり…。一挙にモテモテになった哲平のラブラブHストーリー。(引用元:Amazon)
★★★★☆ オトナの事情による終了が実に勿体無い, 2009/5/25
あとがきによると『オトナの事情』により本巻(本来なら第18話となるはずだった最終話)で終了との事である。惜しい。良い雰囲気が出来てきて「これから!」という感じだったのに残念である。事実、第17話でやや唐突気味に柊さんの職業が明かされたその次に最終話なので、これも伏線ほどではないが謎要素を明かしていく動きだったのかもしれない。
本巻の特色は、柊さんの想いがかなり哲平に傾いてきたことと同時に鳴瀬さんとの関係も進展してかなり激しい情交を重ねるようになったことである。柊さん主導で交わるのに対し鳴瀬さんとは哲平が積極的に迫るパターンは相変わらずだが、それぞれがエスカレートしており、柊さんはより大胆に哲平を求め、昂ぶる感情に任せて告白までするし、哲平の要求を拒まない鳴瀬さんは恥じらいつつも野外プレイまで(それも体操服&ブルマで何度も)体験してしまう。
お互いに気を許した情交の激しさは前巻を上回り、キャラ立ちしてきたこともあってコメディも良くなってきており(P.250の哲平の表情はかなり笑える)、勢いが出始めたことが伝わってきていただけに勿体無い気がして仕方ない。
◆『となりのとなりのお姉さん2』のレビュー掲載元
全2巻。
まぁ、要するに白艶々の作品ということですね。(笑)
時々こういったノリの作品が出てくるから艶々作品は止められません!
この作品も登場人物の関係性や話の流れがとっても良くて面白く、そしていやらしかっただけに長続きしてほしかったですね。

表紙カバーを並べてみました。(^^)
艶々
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