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処女未亡人(著:巽飛呂彦、フランス書院文庫)

2004/1/23 発売

処女未亡人

著:巽飛呂彦フランス書院文庫


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黒い喪服の下から現われた、雪のような肌と乳房。
青年は豊かなふくらみへ手を伸ばし、揉みほぐす。
ああ、なんて柔らかく、綺麗な肌なんだろう……。
膝の間からは女蜜があふれ、牡を誘う臭気が漂う。
尻を抱えた勇作は、剛直を深々と埋めこんでゆく。
それが響織子にとって初めての体験だとも知らず……。
(引用元:Amazon)


★★★★☆ 貧乏大学生と管理人さんのお話……アレ?, 2009/2/3
いやー、参ったなー。この作品の登場人物や住んでいる所、つまり設定の元ネタがモロにあの名作漫画だったよー。個人的には「我が青春の金字塔」と言える作品だけに苦笑しきりである。本作の管理人さんは(なぜか)メイド服だったが、どうしても脳内で『PIYOひよこPIYO』のエプロン姿になってしまう……いかん、音無響子さんじゃないんだぞ……ああ、三鷹みたいな男が出てこなくて良かったよ……。などと若かりし頃の思い出に耽ってしまった作品である。

登場人物は貧乏大学生と下宿の管理人さん、そして管理人さんの姪っ子の3人。管理人さんのかつての旦那さんの名前や未亡人となったいきさつまで元ネタをトレースして管理人さんの健気で真っ正直な人柄を演出しながら、ここに処女という官能要素をプラスしている。これは、知っている男は主人公だけという演出なのだが、どうしても処女でなければいけない必要は感じなかった。そして、明るい雰囲気で始まる前半とは一転して、主人公と結ばれた管理人さんにはMっ気というか被虐性があったことが判り、主人公の(演技だが)尊大な振る舞いに嬉々として従う人になっていく。メイド服がその伏線だったのかもしれない。失った夫のことを良い意味で忘れたい、今までの自分を変えたいという管理人さんの思いの発露なのだが、それがどうして男への隷属なのかは少々首を傾げるところ。ただ、それにより後半では恥じらいつつも淫らに変貌したり、買い物先で主人公に辱められたりする管理人さんを見ることが出来る。自墜落な生活に陥ったりもするが、最後は自覚して管理人さんのために頑張ろうと立ち直りを見せる主人公の姿は良かった。それにしても、この元ネタをこうまで使われると自分的にはどーしても気になってしまい複雑な心境である。
『処女未亡人』のレビュー掲載元


実はAmazonの『マニアリスト』で官能小説作者別一覧 No.1 【誘惑系の巽飛呂彦(黒本)】というのを作成していまして、誘惑路線へ転校してからの巽作品をリスト化しています。

で、どの作品から誘惑系へと転向したか?となるのですが、これがある作品からスパッと切り替わった訳でもないんですよねぇ。(^^;)







ですから、この間にある作品群を凌辱から誘惑への過渡期と勝手ながら分類しています。

具体的には次の4作品。



  1. 密会-未亡人社員・三十五歳 2003年 9月
  2. 処女未亡人         2004年 1月 ※本作
  3. 二人の隣人-若妻と女子高生 2004年10月
  4. 二人の熟夫人-狂った寝室  2005年 7月





これら4作品に共通しているのは、甘い始まり方をするのですが、後半からは調教っぽい要素が入ってきたりで重々しさが残っているってことですかね。

長いこと凌辱作品を上梓されてきた巽先生ですから、こう、何と言いますか、まだ骨の髄まで誘惑路線に転換し切れていないというか、血が入れ替わり切っていない感じがする作品が4つほど続いた印象であります。

本作もまたヒロインが初心なものですから、関係を結んだ主人公のプレイとはいえ羞恥責めする展開が後半にあります。





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tag : フランス書院文庫 巽飛呂彦

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巽飛呂彦「処女未亡人」

巽飛呂彦「処女未亡人」(フランス書院文庫、2004年1月、表紙イラスト:西村春海) ネタバレ有り。御注意下さい。 【あらすじ】 取り壊し寸前の下宿に一人侘しく暮らしていた勇作の前に、ある日新しい管理人として未亡人の響織子がやって来た。ある晩彼女の秘めやかな行為を覗き見てしまった勇作は、彼女を女として意識してしまうが…。 【登場人物】 古代勇作 22歳だが一浪し、更に1年留年した為現...

コメント

非公開コメント

弓月作品の方がいいとかんじます

xelcerdoです。

私の記憶の範囲では、黒本での有名漫画のような物語の流れは巽作品(この作品)と弓月作品にあったと思います。
個人的には弓月作品のほうにココロが寄せられてしまいます。

DSKさんのおっしゃるように巽先生の誘惑系への過渡期と考えれば、作品の仕上がりにも納得がいきます。誘惑がどっちつかずなかんじがして、模索しているのかなという印象があります。
購入した当時はそんなことをおもいもしませんでしたが、いま再び読み直してみるとまったく違った印象があります。
残念ながらこの頃から巽作品にあまり手が伸びなくなってきたこともあって、もう一度見直してみようかなとおもっています。


未亡人の管理人さんは永遠のアイドルw

DSKです。
コメントありがとうございます。

弓月作品だとたぶん『僕だけの若未亡人-憧れの彼女は管理人』ではなかろうかと。どちらにせよ下宿の管理人さんで未亡人というヒロインは今や伝説的かつ永遠のアイドルですよ!www

巽誘惑作品は良くも悪くもマンネリ(良い成分が高めなのでマンネリと言っても「またかよ」要素は少ないと思っていますが)ですけれども、この頃の過渡期の方が物語性はあると申しますか、話の筋立てには妙味がありますから、読み返すと違った魅力を感じるかもしれませんね。

ではでは~!
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