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僕と最高のお姉さん-六つの贈り物(著:鏡龍樹、フランス書院文庫)

2004/9/22 発売

僕と最高のお姉さん-六つの贈り物

著:鏡龍樹フランス書院文庫


Amazonはコチラから。
Kindle版はコチラから。

「お姉さんのアソコ、触ってみる? 舐めてみる?」
耳もとへの熱い吐息と淫靡な囁きが僕の勃起を直撃する。
艶めく美貌が、成熟した女体が優しく誘う、
初恋のお姉さんと童貞喪失、受付嬢のフェラチオ体験。
女子大生のクンニ指導のはてに、実姉との蜜戯に突入!
年上の誘惑者たちが教えてくれる最高に甘い贈りもの。
(引用元:Amazon)


★★★☆☆ お姉さんを次々と渡り歩く果報者, 2009/2/2
『六つの贈りもの』を貰うのに全286頁ではちと少ない。各章1人ずつ(第二章は2人)、計7人ものお相手が登場する、オムニバス形式のような物語である。

実姉の友人にお情けとも言えそうな筆おろしをしてもらう第一章からして何となく形ばかりのセックスに芳しくない印象を覚えたが、この雰囲気が最後まで続いてしまった。しかも章が移ると別の話になるので各ヒロインとの交流が心身共に浅いのである。

生娘な家庭教師の「初めての男」になってからの図書館デート(個室での対面座位)では、こんな静か過ぎる場所でチャレンジャーだなと思いつつ、困惑していた家庭教師が次第に艶っぽく淫らになっていく様が良くて、これから良くなるかもと思った矢先、次章でその先輩に見初められ、またお姉さん主導の情交に戻ってしまう。しかも関係がバレると家庭教師の方が主人公の元を去ってしまい何とも残念な気分が残った。

こうしてヒロインが次々と退場していく中で、実姉の同僚という受付嬢と知り合い、この人こそ!との想いに至るのだが、どんでん返し的な仕打ちを受けてしまう。この仕打ちは主人公の視点から見れば寝取られなのだが、読み手はそこまで感情移入できないので寝取られ感は無い。そして全てを失った主人公の向かった先が巡り巡って……という結末である。

傷心の主人公を介抱する甲斐甲斐しさにこれまでの優しさが重なって想いに気付くのだが、冒頭でこのヒロインに対するそっちのけ振りを読んでいるので「何を今更」という調子の良さを感じるところもある。なので、お互いの愛情を改めて確認し合う悪くない演出がどーにも冷めた見方になってしまい残念だった。あと、このテの渡り歩きは大人の浮気遍歴として見かけることはあるが、高校一年生だと出来過ぎ感あり過ぎの違和感があるように思う。
『僕と最高のお姉さん-六つの贈り物』のレビュー掲載元


電子書籍でのお求めでは、2014/7/9現在、【honto】では電子書籍の取り扱いが無いようなので、Kindle版もしくは公式サイトからとなります。

しかし、電子書籍はXMDFとかEPUBといった様々な形式があって、それぞれにビュアーアプリがあって、そのバージョンも適宜アップしていかなくてはならなくて……黎明期あるいは過渡期ならではの整備未成熟&陣取り合戦というか抱き込み合戦の様相ですよね。

HD DVD vs. Blu-ray ですか?
Betamax vs. VHS ですか?



にゃらさんのブログでも本作が紹介されています。
誘惑官能小説レビュー 鏡龍樹「僕と最高のお姉さん 六つの贈り物」





(いずれそうなるのだから)さっさと統一して普及に努めた方が良いのに、開発側が得られる(おそらく膨大な)「勝者の利益」のために決着するまで終わらないメディア戦争……ここに利用者の意思は介在しませんよねー。( ̄▽ ̄;)

もっとも、Kindleに駆逐されてしまうようでは何となく癪に障るところもないではなく……。(^^;)





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テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : フランス書院文庫 鏡龍樹

コメント

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規格よりコンテンツ

図書館デートの場面が、かつての自分の学生時代に重なって手に取った一冊でした。
でも、DSKさんのご指摘の通り六人を描くにはページが足りない、もしくはもう後二人ほどヒロインを減らす方が良かったのかなと思いました。

電子書籍は神瀬作品の「隣家【癒し系の母娘と朴】のロングエピソードを読みたくて初めて手を出しました。小説や漫画などいろいろ買ってみましたが、結局今は撤退しています。

DSKさんが書いているとおりで形式がいろいろありすぎて、煩わしくなってしまいました。

ビデオテープやディスクの規格争いだけではなくて、液晶テレビとプラズマテレビ、iOSとAndroid、自動車の停止サポートシステム(超音波と赤外線)など争いはきりがありませんが、そんなことをメーカーがしている間に、利用者は置き去りになっているというのは同感です。

ソニーはベータで負け、ブルーレイで勝ちを収めたのに、今は赤字で苦しんでいます。企画で勝ちを収めても必ずしも利益が上がるわけでもなく、そこにどういうコンテンツを載せるのかが大切な気がしてなりません。
せっかくハリウッドの一大企業コロンビア映画を傘下に持っていながらもったいないなと個人的には思います。

書籍も紙でも電子でも利用する方はコンテンツの質が大切なのですが、そこにいつ気がつくのでしょうか。

理系 vs. 文系?

DSKです。
コメントありがとうございます。

これはもしかしたら理系的発想から抜けられないからなのかもしれません。

自分はバリバリの文系なので、メディアといった手段よりも内容が勝る、内容が手段を押し退ける考えに合点のいくところがありまして、例えば最終的にはVHSの勝利となりましたが、それ以前にAV(オーディオ&ヴィジュアルじゃない方)が家庭用ビデオ再生録画機の普及をどれだけ後押ししたことかと思うのですが、理系の発想だと、その根本材料よりも「どの機器(仕組み)が大勢となるか」に力点を置いてしまうのかも?と思ってしまいました。

つまり、「面白ければ何でもいいじゃん」では済まない「どの方法で面白いのか」の『方法』が重要みたいな……。

あるいは、鶏が先か卵が先か、の「先」がどっちなのか?の視点の違いと言いますか……。

思いつきですけどね。(^^;)


ではでは~!

AVはいいコンテンツ

確かにAVはVHSの普及に寄与した一番のコンテンツかもしれません。
売り上げは小さいかもしれませんが、作品数で言えば映画を遙かにしのいでいるはずなので。
あまり知られていませんが、某AV販売会社はソフトバンクの系列会社なので、魅力的なコンテンツを提供する業界であることは間違いありません。

コンテンツが大切だなんて言いましたが、私は『なんちゃって理系』でしたので、規格を作る側の苦労もよくわかりました。

ベータは一般的には普及しませんでしたが、つい5年ほど前までテレビ業界でバリバリの主流でした。
VHSは規格が大きすぎて、ハンディカメラに使えなかったそうで細々と生き延びてきたようです。そして、VHSよりもベータの方が画像がきれいだと、カメラマンや画像を編集する人も口をそろえていいます。
もし、あのままベータが普及していたらビデオショップに小さなベータカセットが並んでいると思うとちょっとおもしろい気がします。

あるテレビ局の話では、開局以来の画像データが小さなベータカセットとはいえ膨大すぎて、倉庫に入らなくなってしまっているようです。
もちろん廃棄処分にするわけにもいかなくて、他にも様々な規格のテープで保存されているようでこの際、すべてデジタルに保存しなおしてスリムにしようとしているそうですが、その費用は数億円とか・・・。

私の本棚の黒本コレクションもいつかは電子化の道なのかなと思いますが、当面は紙でがんばりたいと思います。

BetaはPC界のマッキントッシュ?

DSKです。
コメントありがとうございました。

とある業界とか、一部のアーティスティックな分野で重宝されているところなどはPCのマッキントッシュ(敢えてMacとは言わず)みたいな感じもしますねぇ~。(笑)


ではでは~!
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成年コミック
多岐に渡るジャンルに対してDSKの好みに偏ったセレクトかもしれません。(汗)

AV
主だった同一タイトル(シリーズ物)を1つの記事に纏めています。

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