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僕だけの熟夫人(著:鏡龍樹、フランス書院文庫)

2007/12/23 発売

僕だけの熟夫人

著:鏡龍樹フランス書院文庫


Amazonはコチラから。

(おばさん、誘っているんだ。もう我慢できないよ)
隣家の窓越しに少年が覗き見た、魅惑の女体ショー。
くびれたウエスト、釣り鐘形の乳房、ハート型の尻。
39歳の白いふとももの奥には憧れつづけた大人への扉が!
翌日届いた熟夫人からの招待状に心を浮つかせる17歳。
大輔は知らない、未亡人の挑発に隠された本当の意味を。
(引用元:Amazon)


★★★★★ 耽美で切ない恋物語, 2009/1/18
妖艶、耽美、情念……雨で始まるからだろうか、どことなく湿り気を感じる作品である。貞淑に見えた隣の未亡人の素顔は、作品中の台詞にあるような「官能的で危険な女」だった。ここで言う「危険」とは、男が放っておかないという意味。未亡人にとって主人公は夫亡き後3人目の男である。

そして物語は冒頭から官能的。清楚でお淑やかに見えた未亡人にまさかの愛人の存在、そして昼下がりの情交を主人公が図らずも覗き見てしまうシーンは、まだ関係も始まっていないのに寝取られたかのような興奮を招く。

この直後に2人の出会いが訪れるが、愛人がいながら主人公に一目惚れする未亡人は、その容姿に反して奔放である。ただ、ここからは意外にも現実にありえそうな展開が、リアルな心情の独白とともに流れていく。まだ未熟な主人公を自分好みに仕立てようなどと考えを巡らせながらも、親子ほども年の離れた主人公に魅了されていく危険と不安、それでも溢れる想い、今まで嫌悪していたことも主人公のためなら厭わない女の弱さなどが丁寧に描かれていく。そして、やや押し気味に迫ってくる主人公に翻弄され、次第に未亡人の方から擦り寄るほどに変わってもいく。

これは、主人公が自分の娘と恋仲になってから俄然ヒートUPする。娘を紹介したことを激しく後悔して嫉妬に胸を焦がすのだが、娘のために身を退くべきではとの葛藤も同時にする。主人公を誰にも奪われたくない情念と大人の建前とが激しく交錯する後半は息詰まるものがある。

こうした何とも悩ましい展開の果てに全てが明るみになるクライマックスを迎えるが、ここに至って初めて知り得た母娘2人それぞれの本音に沿った結末となる。妖艶な未亡人のリアルな心情、娘の初々しくも母親譲りのしたたかな恋心、主人公の蒼い情動を官能小説らしく纏めたラストにホッとするものを感じる作品である。
『僕だけの熟夫人』のレビュー掲載元


この頃(2007年)の作品にしてはKindle版が無くて珍しいと思ったら、どうやら公式サイトからして電子書籍の扱いが無いようで、そのためか【honto】を始めとする書籍サイトにも電子書籍が無い形になっているような……そんな気がしましたデス(2016/7/7現在)。

…………あまり売れなかったのかな?(汗)



にゃらさんのブログでは「懐かしさを感じる」といった紹介がされています。
鏡龍樹「僕だけの熟夫人」 - 誘惑官能小説レビュー





いやいや、良い作品だと思いましたけどねぇ!(力説)

官能面も申し分ないいやらしさに溢れてましたし、何よりヒロイン達が魅力的でした。

心情描写をしっかり描いたドラマ性が重かったのかな~?





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テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : フランス書院文庫 鏡龍樹

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