最高に危険で淫らな「ズル休み」-叔母、伯母、そして従妹と(著:山口陽、フランス書院文庫)

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学校をズル休みして叔母と経験した初めてのセックス。
頭が痺れる大人のキス、膨らみきった硬直を包む温かい秘唇……
憧れつづけた29歳の身体に少年の理性は弾け飛んだ!
淫臭ただよう閉めきった部屋で性悦を貪りあう冬也と涼香。
誰にも言えない秘密の姦係が「同居人」にバレてしまい……
若叔母、熟伯母、女子高生と溺れる、不純すぎる特別休暇!
★★★★☆ 設定と序盤に施した新味の効果は……, 2014/5/18
高校生の主人公に対して母の姉にあたる伯母(38歳)と妹にあたる叔母(29歳)、これに伯母の娘(従妹)が加わるヒロイン3人構成。母は登場しない。止む無くといった部分も時にはあるが、どちらせよしっぽりイタすために学校をズル休みしたり有給休暇を取得したりする展開に好みは分かれどアイデアとしては悪くない、そんな作品である。
【涼香】三十路直前で婚期の遅れと男日照りを少し気にしている29歳のOLな叔母。
【順子】実家からは離れて暮らしている自由過ぎて奔放過ぎる38歳の専業主婦な伯母。
【愛美】順子の娘で主人公より1つ年下の女子高生。涼香や主人公と同居している。
家人が出払った後の時間帯として、昼下がりの情事っぽい雰囲気を醸す意味においても学校や会社を休む、休んでまで交わりまくる展開にはいやらしさがある。専業主婦たる順子は後半で体現もしている。ただ、姉(妹)つまり主人公の母から託された甥っ子を預かる身として年上の大人が少年のズル休みを許容する面には若干の気分的抵抗感がなくもない。多少は憂いを見せる涼香はまだしも、余りにもあっけらかんと、それこそ今まさに登校しようとしていた主人公を玄関先で家の中へ引きずり込む順子の行いはさすがに奔放の度が過ぎる印象でもあった……実に面白いキャラでもある順子が随所で笑える言動を見せるので「ま、いっか」といった心持ちにもなるが。
また、少々変化をつけた形で始まる冒頭から序盤においては新味を感じたものの、そしてその中には『窮鼠猫を噛む』的な心情が主人公には若干あったにしても、チェリーボーイが取る行動にしては唐突かつ不自然な大胆さがあって、これもまた違和感があったと言わねばなるまい。行く末を見届けた後に再読すれば興奮度の高いシーンではあるが、初見だと「主人公、何やってんの?」といった戸惑いの方が先に立つ印象である。
後半以降は王道的な展開となり、旺盛な愛情と肉欲をエネルギーに暴走を続けるヒロイン達が乱舞する山口作品らしさも出てくるので読後感はむしろ良好。読み返すと印象も変わってくることから、普段通りな作風の設定と冒頭に設けた、あるいは作者が仕掛けた「トゲ」が面白味に作用するか否かで本作の好みも分かれるかもしれない。敏感反応で喘ぎも高らかな官能描写は総じて良好である。
◆『最高に危険で淫らな「ズル休み」-叔母、伯母、そして従妹と』のレビュー掲載元
主に中華料理屋さんでランチタイムに提供される「ラーメン&チャーハン」ってありますでしょ?
あれって、皆さんの地元では略してチャーラーって言います?それともラーチャー?あるいはラーチャン?
いや、「ズル休み」ではありませんが、昼休みになると友達と一緒に校門を乗り越えて近くの中華料理店でラーメン&チャーハンよく食ってたナ~、というのが学生時代の思い出にありまして……。(^^;)
2時間目か3時間目後の休み時間に弁当は既に平らげてますけどね、ええ。
だからと言う訳でもありませんが、この作品を学生時代かペーペーの新米社員の頃に読んでいたら印象も随分変わっただろうなぁと思うのであります。
やっぱね、親とか管理職とか責任のある世代ともなりますとね、ズル休みはイカンでしょ、という心持ちがどうしても芽生えましてね。(^^;)
にゃらさんのブログ紹介記事はコチラ。
山口陽「最高に危険で淫らな『ズル休み』 叔母、伯母、そして従妹と」 - 誘惑官能小説レビュー
愛好家Sさんのブログでも本作が紹介されています。
1997『最高に危険で淫らな「ズル休み」 叔母、伯母、そして従妹と』山口陽、フランス書院/フランス書院文庫、2014/04 発売●あらすじ若叔母に異性として憧れている少年が、若伯母に痴漢をしたのがばれて自棄になって犯し、数年ぶりの女の悦びに流された若伯母と情交を愉しむ間柄になるも、熟伯母や従妹に関係を知られ、次々と深い仲になっていく。●登場人物【御船冬也】涼香より一回り年下。童貞。高校生。順子と涼香の甥。愛美の...
1997『最高に危険で淫らな「ズル休み」 叔母、伯母、そして従妹と』
フランス書院文庫 山口陽
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コメント
ズル休みと言えば押入れは書かせませんね! でも多分バレてたと思いますw
チャーラー(笑)
コメントありがとうございます。
チャーラーその他はやはり一部地域の呼称でしたかw
ズル休み……できるものならしたいところですが(^^;)、たとえそうやって現実逃避しても心が逃避しきれませんから結局は現実逃避にならないという……。(汗)
ではでは~。