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ふたり暮らし-義母と甘えん坊な僕(著:神瀬知巳、フランス書院文庫)

2014/4/23 発売
Amazonはコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。

「ずっとママが好きだった。ママとしたいんだ!」
陽一に抱きつかれたとき、藍子の中で何かが壊れた。
抑えこんでいた男と女の感情を爆発させる母と息子。
互いの秘所を貪り、肌を擦り合わせ、肉を繋げる。
狭い部屋で「恋人」同士のように絡まり合う日々。
36歳の義母と少年、ふたりきりの青い世界!


★★★★☆ 作者初の単独ヒロインも変わらぬ激甘テイストで, 2014/4/27
1985年4月に『叔母・二十五歳』(著:鬼頭龍一、現在はフランス書院文庫-センチュリー・ルネッサンスより再販)で創刊した官能小説の草分けにして今も最大手の老舗が、29年ちょうどの時を経た2014年4月で通算2000タイトルを突破したことにまずはお祝い申し上げる。その記念すべき節目として選ばれたのが本作である(オビを見ると選ばれた理由も分かるというものである)。また、本作は神瀬作品として初の単独ヒロインであり、その新たな挑戦もまたレーベルの未来を重ねようとの思いがあるのかもしれない。

16歳の高校生主人公に相対する本作唯一のヒロインは36歳の母である。サブタイトルが盛大にネタばらししているのだが、実母だと思っていたら義母だったというドラマが実は冒頭にあり、これが日頃より想いを馳せていた主人公の行動のきっかけとなる始まり方である。

1人のヒロインを最初から最後まで描くために、母は当初あくまでも「母」として息子(主人公)に接しているのは定番であり、その意味では過去の単独ヒロイン相姦作品の例を踏襲しているとも言える。ただし、基本的には真面目でしっかりしているもののサブタイトル通りに甘えん坊でもある主人公が想いを成就すべく大胆に行動してくる中で、それに困惑しながらいなしつつ諌めようとする母の振る舞いには例えば『二人の先生は僕の危険な恋人』(著:秋月耕太)の前半に見られた関係と似たものも感じられるため、最近の「迫る男に困惑する女」の構図も上手に取り込みながら高い淫猥度が追求されているようでもある。実はアクシデント的ながら交わるのはとても早かったりする珍しさもあるが、これはノーカウントと見る向きもあろう。

しかし、息子への想いと焦らされ続けて燻り捲る発情と欲望が禁忌の懊悩を超え、度重なる迫りにとうとう観念するかのように体を許すのが中盤の終わり頃なため、裏を返せばそこまでは頑なに最後の一線は守り通す母だけに、官能面では僅かばかりの物足りなさもあると言わねばなるまい。代わりに想いを解放して以降の終盤はヤリ捲り三昧ではあるのだが、所々で説明的に端折られてしまうためにギャップの破壊力をもう少し望んでしまうかもしれない……もっとも、神瀬作品だからこその贅沢な話であり、一般的な尺度ならば相当に淫猥ではあるのだが。

あと、最後の最後まで存在感が無きに等しかった父親を絡めた結末は余りにも歪過ぎる「新たな家族」の姿ではあるが、同時に神瀬作品らしい妙味のある幕の引き方とも言えるものであり、そもそも最後の最後まで「母」でい続けようとすることで引き起こされる悲劇が常だった過去の相姦作品群に比べ、息子の恋人として「女」にメタモルフォーゼするのは最近のテイストでもあり、元よりその歪な愛情物語こそが神瀬作品の真骨頂だとすれば、本作は王道的な単独母子相姦の流れにありながら、同時に徹頭徹尾作者のカラーに染め上げられた、まさに神瀬印の作品でもあると言えるだろう。

個人的には、真摯な愛情を真っ直ぐに貫き通してきた息子が最後の段になって玩具を用いた軽い調教気味の責めを施したのは決して悪くはないのだがちょっと色が違うと言うか、スイーツバイキングで様々な甘さを堪能していたら最後に何故かニンニクからっきょうが置いてあって「?」みたいな違和感というか、つまりは蛇足だったかなと思わないでもなく。
『ふたり暮らし-義母と甘えん坊な僕』のレビュー掲載元


1985年4月に産声をあげたフランス書院文庫の記念すべき2000冊目の作品であります。

節目となった本作より、フランス書院文庫作品に「0001」から振られている4桁の通し番号は4000番台となりました。

本作が4001であります。

なぜ「2000」ではなく「4001」へ飛ぶのかは過去の記事をご覧ください。

本作発売の前月にあたる2014年3月できっかり29年が経過し、その時点での通し番号が「1995」まで振られましたから、単純計算してもこの29年間でコンスタントに作品が出ていたことが分かります。

1995冊÷29年(348ヶ月)=5.73275862068...



何があって計算結果が「6」に満たないのか分かりませんが(^^;)、それでも長きに渡って毎月6冊刊行を維持し続けている事実に驚愕と畏敬の念を禁じ得ません。

我々、桃色煩悩の人々(笑)に多大な恩恵をもたらしてくださったこと、これからももたらし続けるであろうことに改めて感謝致します。

ありがとうございます!

これからもよろしくお願い致します!





さて、本作は神瀬知巳先生初の単独ヒロイン作品でもあります。

親子の関係が少しずつ変化していく中で、16歳の息子から迫られて困惑し、抵抗しながらも同時に昂らされ、悶えさせられ、焦らされた果てに「女」へと昇華していく36歳母のしっとりした妖艶さが堪能できます。

2000冊の節目な作品ですが、イマドキテイストの、そして何より神瀬印の作品と言えるでしょう。

機会があったら是非ともまた単独ヒロインにチャレンジしていただきたいですね。(^^)



にゃらさんのブログで紹介されている本作の記事です。
神瀬知巳「ふたり暮らし【義母と甘えん坊な僕】」 - 誘惑官能小説レビュー

愛好家Sさんのブログで紹介されている記事はコチラ。
4001『ふたり暮らし【義母と甘えん坊な僕】』神瀬知巳、フランス書院/フランス書院文庫、2014/04 発売●あらすじ酒に酔って暴力をふるう父から離れ、母と二人暮らしする少年が、母と血縁関係がない事を知り、母への恋心を押さえきれなくなって、上司に酔わされて帰ってきて眠る母と関係を持ったのを機に、深い仲になっていく。●登場人物【浅倉陽一】16歳。童貞。高校一年。家計を助ける為にパン工場でアルバイトしている。鷹夫と清...
4001『ふたり暮らし【義母と甘えん坊な僕】』





そして、本編の「続き」と言いますか「その後」を知りたいアナタに朗報!

フランス書院の公式サイトより電子書籍が出ています。

ふたり暮らし-義母と甘えん坊な僕〈ダークサイド編〉
2014/9/5 配信
XMDF形式
フランス書院文庫換算 63ページ
「最高の二人暮らし」には、まだまだ続きがあった!甘すぎる禁忌すぎる快美な恍惚にとことん溺れていく母子――藍子と陽一。想いをぶつけ合い、お互いの身体をむさぼり絡み合う濃厚な日々の果てには、「縄」と「ローソク」に彩られた素敵な「ダークサイド世界」が待っていて……官能小説の「神の子」神瀬知巳が本当に描きたかった母子相姦の真髄がここに!(引用元:フランス書院公式サイト)



お父さん(夫)と同居したハズですが「縄」と「ローソク」って、どこでヤッてるんですかね。(^^;)タラッ





ここで、ちょっとしたお知らせ。(^^;)



2013年9月から始めてきました拙ブログですが、これまでは発売年別の作品数ばかり気にしながら進めておりました。で、ふと見てみますと本作で官能小説全体の通算ご紹介作品数がなんと400に達することとなっていました。(^^;)

日頃のご愛顧とともに感謝御礼申し上げます。

「黒本」節目の2000冊となる作品で拙ブログのご紹介400作品を迎えられたことは……ギリギリになって気づいたので多少は狙いましたが(笑)……このうえない喜びであります。

書籍サイトに投稿したレビューを改めて振り返るという構成はブログを開始してから思いついたものですが、自分でもことのほか気に入っておりますw

過去の作品に再度目を向けるだけでなく、新作にもブログならではの違った角度で内容をご紹介できる面白さを感じております。

ご紹介すべき作品はまだまだありますから、今後とも拙ブログとともに官能レビュアーDSKをどうぞよろしくお願い申し上げる次第です。m(_ _;)m

フランス書院文庫 神瀬知巳
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テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : フランス書院文庫 神瀬知巳

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おめでとうございます

紹介作品数400、おめでとうございますm(__)m
いろいろな都合で見逃しているとあっという間にブログが更新されているので驚きます。
アマゾンのレビューも今まで知らなかった作品や既知の作品でも異なった視点を与えていただいているので参考になりますが、このブログもDSKさんの思いや感情が垣間見られるので、さらに楽しみが増えていて、個人的には感謝の気持ちでいっぱいです。
趣味の範囲とはいえ続けることは手間がかかることだと推察しますが、素敵なブログを作り続けて下さい。

ありがとうございます!

DSKです。
ありがとうございます。

過去のレビューをネタ元に進めておりますのでいつかは来る数字ではあったのですが、それでも節目を迎えた感はありますから、これから500、600と頑張る所存です。

もっとも、過去の題材(レビュー)を使い切りますと、以降はレビュー投稿のタイミングに連動せざるを得なくなりますから投稿頻度はぐっと下がると思います。

代わりと申しては何ですが、レビューはしていない、読んでもいないけれど気になる事柄などがあれば、官能という枠組みの中であれば書籍には限らずに情報発信するのもいいかな?などと思ったりもしています。

まずは拙ブログのタイトル通りに過去レビューの整理という意味での投稿を続けて参りますので今後ともよろしくお願い申し上げます。m(_ _;)m

ぜひお願いします。

>代わりと申しては何ですが、レビューはしていない、読んでもいないけれど気になる事柄などがあれば、官能という枠組みの中であれば書籍には限らずに情報発信するのもいいかな?などと思ったりもしています。

自分でも情報を集めればいいのでしょうが、諸事情でなかなかできません。でも、やっぱり基本は書籍情報が私にとっては大切で、そこからいろいろなところに展開していくのがおもしろいと思っています。
ぜひ、いろいろな情報を教えて下さい。

肝心の書籍の感想ですが、神瀬作品の中で珍しく単独ヒロインのもので、フランス書院さんのウェブ小説にも掲載されていたので「どうなるのかな?」という期待が高かったのですが、「あれっ!」という読後感でした。
DSKさんの「16歳の息子から迫られて困惑し、抵抗しながらも同時に昂らされ、悶えさせられ、焦らされた果てに「女」へと昇華していく」という表現のように官能的には申し分ないのですが、ストーリーが新しい家族の形ということでまとまるところが、はまりきれない感じがしました。
私が単に期待値を高くしすぎたからかもしれませんが・・・。

頑張ります!

DSKです。
コメントありがとうございます。

夢は官能専門ポータルブログ!(笑)

……まぁ、目指すのは自由ですから、冗談半分で頑張ります!

>ストーリーが新しい家族の形ということでまとまるところが、はまりきれない感じがしました。

勝手な拡大解釈ですが、書き手としてフツーに流れていった結果としての結末は面白くないと考えた時に、普段は複数のヒロインによるハーレムエンドですから、あれはあれで違った形の、1人ヒロインだったからこそ家族方面へ流した、家族という名のハーレムエンドと考えてもいいのかな?などと思ってみたり。(^^;)

もっとも、DSKも正直あまりしっくりきた結末とは思えませんでした。

あそこまでして父の存在を残すこともなかろう、というのが多くの読み手が抱く感想ではないでしょうか。

ではでは~。

400冊!

読むだけの人間としては本当に信じ難い数字、お疲れ様ですm(__)m

公式あらすじや設定を見て食わず嫌いで遠ざけていた作家さんや、過去に読んで合わないなあ、と追いかけるのを止めた人の著作を「あれ、こんな本か、もっぺん読んでみるか」とamazonレビューの頃から色々と参考にさせて頂いております。官能小説は再読時に印象が結構変わる、ということもDSKさんに教えていただいた気がします。
このブログではご自分のレビューに(絵文字混じりで)セルフツッコミしている様が何だかおかしいですね(^^)
<宝生マナブ=本藤悠>疑惑に膝を打ったり、常々DSKさんの鋭い視点に感服しております。
今後も新作レビュー、過去の名作発掘と期待してます!
(ちなみに今回の神瀬作品は私もイマイチでした。ピンヒロインキタ━(゚∀゚)━!とワクワクしてたんですが、xelcerdoさん同様、期待値が高すぎたかなあ)

ありがとうございます!

DSKです。
コメントありがとうございました。

書影やタイトル、あらすじといった「外側」と読後の感想という「内側」との架け橋になれればと始めたレビュー投稿ですが、基本的にボクもワタシもといったメインストリームを好まない天の邪鬼なことと(笑)、どうせなら自分の趣味の中でもとりわけ誰も手をつけないようなジャンルに特化してみようと思ったのが始まりです。

勢いにまかせて続けた結果、自分でもビックリする投稿数となっておりますが、それを読んでくださる方がいることを、むしろブログを始めてから顕著に、あるいは具体的に気づくようになりました。

改めて御礼申し上げます。

再読後に印象が変わるのは、特に誘惑系の愛情物語で行方を知ってからだと官能描写に別の意味が付加されるからなのかもしれませんね。

あと、寝取られ描写の初見と再読では耐性の有無で印象が変わるとか。

レビューの投稿を始めた時に「です・ます調では書かない」「顔文字・絵文字は入れない」といったマイルールを設けました。文章末尾の「(笑)」も1~2回しか入れたことがありません。

官能方面という、言わば日陰者(関係各位失礼至極)ジャンルを全うに正々堂々と論じてやる!といった気負いでもありますし、まぁ、カッコつけてるのもあります。(^^;)タラッ

本来は顔文字バリバリの軟派なヤロウですから、ブログを始めた際にレビューとは違った素の感じで……と考えました。

で、始めてみたら過去作品のレビューも自分にとって過去の産物だったことに気づき、今から見ると逆に違和感もあったりするものですから、知らず知らずのうちに自分でツッコんでる芸風(笑)が出来上がりましたw

今後ともお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。m(_ _;)m

神瀬作品の単独ヒロインは確かに期待値が高過ぎたかもしれませんねぇ。

流れは良かったのですが幕の引き方で他のアイデアもあったのでは?といったギモンが残ると言いますか……やはり相姦から恋人関係になるところで背徳感を出そうとするのがイマドキテイストなのかもしれず、そのために全体のバランスが時に歪むと言いますか……。


ではでは~。
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官能レビュアーDSK

Author:官能レビュアーDSK
Amazonその他の書籍サイトで男の、というか男なら!という肉欲煩悩中枢刺激ジャンルに特化した、裏街道という名のスキマに徹する変わり者レビュアーDSKです。

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青年コミック
一部に桃色成分の高い一般コミックを含んでいます。また、複数巻となるシリーズ物は1つの記事に纏めています。

成年コミック
多岐に渡るジャンルに対してDSKの好みに偏ったセレクトかもしれません。(汗)

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主だった同一タイトル(シリーズ物)を1つの記事に纏めています。

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