蒼い体験-高校生と二人のお姉さま(著:鏡龍樹、フランス書院文庫)

蒼い体験-高校生と二人のお姉さま
著:鏡龍樹、フランス書院文庫
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初めての女性はセクシーすぎる29歳の従姉妹。
「智也くん…あたしの××舐めてみたい?」
刺激的すぎる甘い誘惑で、僕を夢中にさせる美鈴。
ふたりめの女性は、可憐すぎる24歳の実姉。
禁忌さえ忘れさせる愉悦と切ない昂りに僕は狂った。
大人の世界へ導いてくれる…お姉さまとの蒼い体験。(引用元:Amazon)
★★★☆☆ ソフトな作品, 2008/10/26
実姉にほのかな想いを寄せる主人公が、遊びに来た従姉の導きで結ばれる話。全体的にソフトな雰囲気で姉弟の愛情が静かに描かれている。
突然やって来た割には何でもお見通しの従姉。弟の自慰行為も目ざとく見つけ誘惑していく。そして主人公は一旦従姉と結ばれて「初めて」を喪失するのだが、この行為を偶然にも実姉が覗いてしまい、その時におぼろげながら弟への気持に気付く。
従姉はそんな実姉の想いもお見通しで、主人公に自分の本当の気持ちを諭しながら実姉への告白を勧め、その想いを聞いた実姉もまた自分の本当の気持ちを実感するのである。
最後には看護師である実姉の病院でこっそり睦み合う2人の描写で結末を迎えるのだが、全体的にソフトな作風で、特に前半は実姉の下着への執着を綴ったシーンばかりなためか、エッチシーンもやや少なめで控え目なのが残念である。
◆『蒼い体験-高校生と二人のお姉さま』のレビュー掲載元
相姦ですから関係としては、まぁ、歪んではいるのですが(^^;)、愛情を清らかに描けば描くほど官能面が控えめに、穏やかになっていく反比例の構図が往々にして見られるのは何が理由なんでしょうかね?
同じ愛情でもギラギラしていると、それが言動にも表れて淫猥度を押し上げるのでしょうか。
そもそも官能小説の誘惑作品におけるピュアな愛情というのは、どこをどう感じて判断されるものなんでしょうかね?
多くの作品を読み込むと設定としての近親相姦には慣れてしまいますから、むしろそうでないと物足りないようにもなってしまいますが(^^;)、初見だと何より相姦という関係自体に背徳感を強く抱くでしょう。もぅ、その時点でピュアでも何でもない感覚に至るとも考えられます。
関係性としての背徳感と愛情としての正当性……この狭間で作家の皆さんは苦慮されるのでしょうかねぇ~。
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鏡龍樹「蒼い体験 高校生と二人のお姉さま」
鏡龍樹「蒼い体験 高校生と二人のお姉さま」(フランス書院文庫、2003年9月、表紙イラスト:西村春海)
ネタバレ有り。御注意下さい。
【あらすじ】
ある晩姉の由紀恵の部屋に忍び込んだ智也は衝動的に彼女のパンティに手を出しオナニーして罪悪感に陥るが、上京して来た従姉の美鈴に全てを見通され初体験を迎える。
【登場人物】
坂口智也
17歳。高校生で両親と姉の由紀恵と...