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三人の家庭教師-叔母とママと先生と(著:鏡龍樹、フランス書院文庫)

2001/12/23 発売

三人の家庭教師-叔母とママと先生と

著:鏡龍樹フランス書院文庫


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僕に初めて女の神秘を披露したのは31歳の叔母さま。
受験勉強の後、下着を剥いで露わにした麗しき美肉に、
甘い手指と朱唇の奉仕に、肉体はおろか魂まで奪われた。
男となった僕の前に現われたのは、なんと担任女教師!
学校では教えられない特別授業が叔母と先生の女体で…。
遂には嫉妬に駆られたママまでが、淫らな家庭教師に。
(引用元:Amazon)


★☆☆☆☆ 叔母に翻弄され続けるダメ主人公, 2008/10/8
タイトルがいろいろと間違っている。

・家庭教師は叔母1人である。
・サブタイトルに入れるほど先生は重要な位置にいない。
・叔母の両刀を示すために出てくる女性がいて、主人公と関係するのは4人である。

しかも、実母以外の3人は少年主人公を辱め弄ぶ痴女ばかり。主人公も経験が無いせいか舞い上がりっ放しで男のくせに喘ぎまくりなため、思わず「主人公うるさいよ」とツッコんでしまった。そもそも主人公が中学校の生徒では幼過ぎていただけない。叔母の誘惑の仕方もなんだか癇に触るもので、勿体ぶって焦らしてばかりいる。話の展開も情交シーンもすこぶるつまらないと言わざるを得ない。

結末では叔母の真意が綴られているが、この結末もかなり強引で、このために無理矢理叔母を両刀にしているようである。そして実母との約束も守れず叔母の魔性の虜になってしまう主人公もかなりダメ。まだ若いから仕方無いのかもしれないがすぐ達しちゃうし。基本的に好きな作家なのだが本作に関しては何一つ見出だせるものが無かった。

なお、この作者にはタイトルが大変よく似た後の別作品『三人の女家庭教師―密室授業』(2007年)があるので要注意。こちらはドラマも官能も大変よく出来た傑作である。
『三人の家庭教師-叔母とママと先生と』のレビュー掲載元


確たるデータがある訳でもありませんので勝手な思い込みかもしれませんが、21世紀に入った頃から数年くらいは誘惑系の過渡期だったんじゃないかな~と思うのです。



・禁忌の相姦への憂いと困惑
・最後まで矜持を貫こうとする葛藤 ← 母ならば最後まで母らしく
・ともすれば陰湿とも言える退廃的な雰囲気と悲劇的な結末





従前の誘惑路線に見られた世界観をざっと記すと上記のような感じかと思いますが、これに比べて現在に至るテイストというのは下記のような感じかと。



・憂いは宿しつつも相姦への開放的かつ肯定的なスタンス
・「女」として堕ちた後は主人公の「恋人」へ
・複数人ヒロインならばハーレムエンド





まぁ、ほぼ真逆ですわ。(^^;)

これだけの大きな変化があったという意味も込めて、弓月誠先生や神瀬知巳先生、そして秋月耕太先生が続けざまにデビューされた2004年から2006年にかけてを肯定的激甘相姦革命と勝手に呼んでいる訳ですが(笑)、これは突然変異のような産物ではなく、その数年前を過渡期とする、じわじわとした素地があってのことだと思うのであります。

要するに、本作がそんな過渡期の作品だったとするならば、これだ!というベクトル自体を模索する時期でもあったハズですから、読み手側としては「どーしてこーなる?」といった違和感を抱かざるを得ない作品も生まれる訳で……。



にゃらさんのブログでも本作が紹介されています。
鏡龍樹「三人の家庭教師 叔母とママと先生と」(フランス書院文庫、2001年12月)ネタバレ有り。御注意下さい。作品紹介(公式ホームページ)三人の家庭教師 叔母とママと先生と (フランス書院文庫) [Kindle版]鏡 龍樹フランス書院2012-08-17【あらすじ】家庭教師でやって来た美しい叔母の梨花に魅了された美津雄は、女王様気質の彼女の命令に従いオナニーを披露する羽目に。次第に梨花に溺れていく美津雄は次々に倒錯的な性交を重...
鏡龍樹「三人の家庭教師 叔母とママと先生と」







フランス書院文庫 鏡龍樹
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鏡龍樹「三人の家庭教師 叔母とママと先生と」

鏡龍樹「三人の家庭教師 叔母とママと先生と」 (フランス書院文庫、2001年12月) ネタバレ有り。御注意下さい。 作品紹介(公式ホームページ) 三人の家庭教師 叔母とママと先生と (フランス書院文庫) [Kindle版]鏡 龍樹フランス書院2012-08-17 【あらすじ】 家庭教師でやって来た美しい叔母の梨花に魅了された美津雄は、女王様気質の彼女の命令に従...

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世代

DSKさんが感じている21世紀に入ってからの誘惑系小説の
大きな変化は私も感じます。
21世紀に入ると、ゆとり世代の子どもたちが成人をしていき、
若い読者層の考え方の変化が背景にあるのかなと思っています。
(ゆとり世代の善し悪しをいいたいのではありません)
憂いと困惑などは、かつて日本人の風土の中に当たり前のように
あったものですが、グローバル化に伴い新しい文化が求められる
ようになってきたのも21世紀に入ってからです。
今の高校3年生より若い世代はゆとり教育ではないそうなので、
彼らに新しい読者になってもらうためには新しい方向性を
見つけていかなければならないのかもしれませんね。

良くも悪くも

DSKです。
コメントありがとうございます。

1989(平成元)年 ← 昭和から平成
2001(平成13)年 ← 20世紀から21世紀

何だかんだ言っても節目というのは何かしらの影響を与えるものですから、この辺りに世相の変化も多少はあると思うのですが、この間が12年もありますから、2段階的な変化が生じた可能性もありそうですね。

ただ、例えば戦後の「敗戦を前提とした教育」というのは学力だけでなく、戦前・戦中の日本人には無かったであろう人格形成も行われ(職場の先輩に戦地からの引き上げが多かったという父親の話だと聞くに堪えない酷い有り様だったそうです)、それこそ思いやりやおもてなしといった感覚や、震災時の冷静さなども成熟した新しい日本人の姿なのだろうと思っています。

こうした良い点もありながら、それでも今は何もかもが軽薄で過保護で厳しさに欠けるところに、それこそ「憂い」てしまいますけどねw

取り留めのないことを記してしまいました。m(_ _;)m

ではでは~。

マイノリティに宝物

若かりし頃に社会学の研究に携わっていた経験から、
マイノリティに必ず世相が反映されます。

研究でもマスコミの世論調査でも統計学の手法を用いる限り
マイノリティを捨てざる負えないことは仕方のないことです。
でも、その捨てた方に宝物が眠っているということはよく
あることです。

アメリカの中央銀行にあたるFRBという機関のトップは女性で
イエレンさんといいますが、そのご主人はアカロフさんという
ノーベル経済学賞を受賞した学者さんです。

彼は、経済学的に当時マイナーであった中古車市場の動向に
目をつけて「レモン市場」と名付け、ノーベル賞を受賞する
ことになりました。
日本には「安物買いの銭失い」ということわざがありますが、
それを科学的に証明しました。

官能小説をデータとして、お金の使い方や人の好み、人の
行動などとシンクロさせるような研究をする人が、私の知る
限りではいません。
科学的に対象として相応しいとか、それをやって世の中に
どれだけの貢献ができるのかを度外視しないといけないこと
は確かなのでかなりリスキーなのですが・・・。

もし、そういう研究をしている人がいたら、DSKさんが
お書きになっているような文章を、論文として発表する
のかなと妄想してしまいます。

官能小説を読むのは私が好きでやっていることですが、小説
の中ではマイナーな存在に世相の移り変わりを見てしまうのは
、研究から足を洗ってずいぶん経ちますが、いまだに職業病
から抜けきらないからかもしれません。

メジャー/マイナー

DSKです。
興味深いお話ありがとうございました。(^^)

基本的にメインストリートがあまり好きではなく
人とはちょっと違うモノに興味が沸く性分につき

……ブレイク直前のB級アイドルとかw
……で、人気が出ると醒めちゃうww

己の桃色煩悩も後押しして(笑)
官能分野を好んでいるものと思いますが
この分野自体が相当なマイノリティであることは重々承知しながら
その内側で考えてしまうことも多く
例えばフランス書院文庫などは最大手のメジャー
という意識もあったりします。(^^;)

この辺りの感覚によってメジャー/マイナーの尺度も変わるでしょうから
見極めが大事ですよね。

ではでは~。

マイナーからメジャーへ

私もマイナーであることに美学があるのではないかと
思ってしまいます。

NTTドコモという会社を知らない日本人は少ないと
思いますが、私の子どもの頃は、NTTドコモという
会社は、NTTという親会社の中でも利益を出せない
島流し部門でした。
ところが20年も経ってみると、島流し部門どころか
花形部門に様変わりです。今の若い人は、Docomo
という会社は知っていてもNTTという会社は知らない
かもしれません。

同じように、
セブンイレブンとイトーヨーカード
富士通と富士電機
フジテレビと産経新聞
など、マイナーが時代の移り変わりでメジャーに
昇格したという例はたくさんあります。

でも、メジャーになったために大切な宝物を失って
しまう例も多く見られます。

フランス書院文庫さんなどを初めとする出版社、
小説を執筆している作者の皆様には申し訳ない
のですが、メジャーになることなく、マイナーで
あることのレゾンデートルを追い求めていただき
たいと願います。
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Author:官能レビュアーDSK
Amazonその他の書籍サイトで男の、というか男なら!という肉欲煩悩中枢刺激ジャンルに特化した、裏街道という名のスキマに徹する変わり者レビュアーDSKです。

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一部に桃色成分の高い一般コミックを含んでいます。また、複数巻となるシリーズ物は1つの記事に纏めています。

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多岐に渡るジャンルに対してDSKの好みに偏ったセレクトかもしれません。(汗)

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