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あこがれ狂おしく燃え-禁姉【タブー】(著:廣瀬森、フランス書院文庫)

2010/10/22 発売
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弟の眼前で露わになる上品な丸みを帯びた生乳房。
夢にまで見た魅惑の膨らみに洋介は顔を埋めてゆく。
12年間憧れつづけた姉への思いが爆発した夜。
瑞々しい双乳、張りつめた臀部、淫蜜したたる秘所。
ずっと好きだったから、今夜は僕だけのものに。
燃え上がる愛欲に溺れた美姉弟―禁愛の行方。


★★☆☆☆ 相姦モノとして良くも悪くも古式ゆかしい, 2014/2/23
今のところこの作者のデビュー作にして唯一の作品。タイトルにある『あこがれ』『狂おしく』『燃え』『禁姉』『タブー』は内容的に全て的を射ている。12年もの間離ればなれになっていた姉。10歳も年上につき27歳の美女に変貌していた姉。この姉へのあこがれが強烈な恋となり、背徳に憂い、悩み、すれ違いながらも最後には禁忌を越えて狂おしく刹那に燃える物語である。他に同級生の恋人(実質的には友達以上、恋人未満っぽくもあるが)とその母(37歳)も出てくるが、この2人は話が本線へ帰着するための迂回路であり、官能的にも焦らし役だったり、その役目さえ与えられずに不憫な立場に立たされて中盤で退場したりしている。メインはあくまでも姉弟の相姦である。

しかしながら、その構成は古式ゆかしいものと言わねばなるまい。姉の下着へのフェティッシュな描写や自慰、あるいは前戯ばかりで思い悩み、躊躇しては一向に進展しない官能場面が終盤まで延々と続く。今度こそはと読み手に思わせながら、その直前で(そこそこにドラマチックな演出ではあるが)思い留まる場面すらある。許されぬ愛情と肉欲に懊悩する心情を軸とする展開により、要するにちっともいやらしくならないのである。昭和までの、あるいは20世紀までの「黒本」相姦作品群を連想させる焦らしっぷりには登場人物の誰一人として悲劇とまではいかないものの報われないというか、朗らかな幸せが訪れないオマケ付きである。

それならそれでドラマ部分でしっかり読ませて補完すべきであり、それを狙っているようにも感じるのだが、クライマックスとして描かれた姉弟の最後の一夜でボルテージが急上昇するのは良しとしても、そこに至るまでの道筋は少々ぎこちなく、登場人物それぞれの心の機微を描くには何だかチグハグしていた印象もあった。また、相応にリアルな感覚を登場人物に持たせ、行動させているのも逆に新鮮ではあったが、それにより官能面がスポイルされては本末転倒というか、何より勿体ない。

勝手な想像ながら、この作者が往年の心情重視な相姦禁忌に憧れて本作を執筆したのならば登場が10年は遅かったのかもしれず、軽薄さを増すばかりの現代ではやはりそぐわない面のある世界観と申し上げる他ない。イマドキは、あこがれ狂おしく「萌え」なのである。
『あこがれ狂おしく燃え-禁姉【タブー】』のレビュー掲載元


サブタイトル『禁姉』のルビとして【タブー】があるとは思えないので、本作は「メイン-サブ1【サブ2】」という形で珍しくも3つの言葉を繋げたタイトルになっていますね。

それはともかく、まさか2010年の作品でここまで古式ゆかしいスタイルを目にするとは思いませんでした。

姉に憧れまくる少年主人公がずっと、ずっと……最後まで悶々としています。

姉もまた許されぬ感情が芽生えてから悶々としています。

お互いが悶々としたまま、時にすれ違いも起こしながら、最後の最後、本当にラストで成就する焦らしの展開でした。

懐かしい構成だナ~と思いつつ、やはりイマドキの感覚では物足りないナ~、とも感じてしまいましたね。(^^;)

にゃらさんのブログでも本作が紹介されています。

廣瀬森「あこがれ狂おしく燃え 禁姉【タブー】」(フランス書院文庫、2010年10月)ネタバレ有り。御注意下さい。【あらすじ】地震の影響で怪我をした姉と12年振りに再会した洋介。理子との同居生活を続けていく内に秘めていた想いが高まり…。【登場人物】寺島洋介17歳。幼い時に両親が離婚し母や姉と生き別れになり、現在は父と2人で暮らしている。姉の理子と同居生活を始めたのをきっかけに、彼女に異常なまでの妄想を抱くように...
廣瀬森「あこがれ狂おしく燃え 禁姉【タブー】」


フランス書院文庫 廣瀬森
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テーマ : 18禁・官能小説
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tag : フランス書院文庫 廣瀬森

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廣瀬森「あこがれ狂おしく燃え 禁姉【タブー】」

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