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母の秘密(著:皆月亨介、二見文庫)

2006/6/19 発売

母の秘密

著:皆月亨介二見文庫


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父と離婚し、別の相手と再婚して離ればなれに暮らしていた母親が、再婚相手の死をきっかけに、九年ぶりに同じ屋根の下で暮らすことになった。そのうえ、再婚相手の連れ子だったOLも一緒に――。父と息子で住む女っ気のなかった家に突然加わった二人の存在に、高校生の誠は、いずれも「女性」として強く意識し始めるようになり──。人気作家によるドラマティックノベル!(引用元:Amazon)


★★★☆☆ 思春期らしい複雑な想いが揺れ動く, 2010/2/13
父と2人で暮らしていた家庭に母が9年振りに帰って来る。6歳で姿を消した母が15歳なった主人公の目の前に現れる……実際はもう少し複雑な事情があるのだが、ほとんど記憶の無い母が美しい女性として少年の前に現れたことによる悶々とした感情が本作のカラーとなっている。

息子として母に甘えたい感情と男として女に迫りたい欲情の交錯。時間が空き過ぎたことによる遠慮と本心を隠したい見栄が拗ねたような振る舞いとなる。自分を見捨てた母との思いもある。そのくせ(一度離婚していながら)好意的に接する父には嫉妬もする。思春期真っ盛りの鬱々とした感情がリアルに描かれている。

連れ子としてやって来た義姉の好意的な誘惑に乗って筆下ろししてもらい溺れていく主人公。しかし本懐を遂げられないやるせなさが付き纏う。その想いは「かつての夫婦」の姿を目撃したことで……とまぁ、全編に渡って鬱屈した展開ではあるが、その相手が実母というところにリアルな葛藤を生み出す源泉があるので何とも言えない気分になる。

父に向ける嫉妬心も、息子として母を奪われる心情と男として女を奪われる心情が同居している。9年という期間が母を母として見れない絶妙な理由付けとして効果的な役割を果たしている。結局自分は母に何を求めているのか、という命題には最後で主人公が自覚するのだが、母として当然の抵抗を奪い去るような形になり、「他に方法はなかったのか」という気分にもなる。まぁ、相手が抵抗してるんだから仕方ないのかな。

母の「本音」が発せられたところで終わるのではなく、想いが通じ合った2人の情交と心情の描写があと数頁でも続けば印象も変わったように思う。義姉との交わりも含めて官能描写は悪くないが、主人公視点だとなかなか強力な寝取られシーンがあるので過敏な諸兄は要注意。
『母の秘密』のレビュー掲載元


母と子……小学生くらいにもなると、例えば風呂上りの無防備な母の姿などが目にする最初の「女」だったりしますよね。

また、新婚当時の夫が妻に求める最初の姿もまた母に近かったりしますから、結局のところ男にとって女性像の原初は母にあるのだろうナ~などと思ってしまう今日この頃であります。

……あくまで精神的なものですけどね。(^^;)





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テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : 二見文庫 皆月亨介

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