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義母の艶香(著:川奈まり子、双葉文庫)

2011/11/10 発売
Amazonはコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。

大学生の青山明の秘かな想い人は、自宅で料理教室を主宰する美しき義母・ゆり子。父の死後、決して叶わぬ“お義母さん”への思いは、ひとつ屋根の下で抑えきれぬほど膨らんでいた。そして明が二十歳の誕生日を迎えた夜、十六夜の月に導かれるように、母子の祝宴に甘く妖しいムードが流れ始める。女流の超新星が贈る、書き下ろし長編美熟エロス。


★★★★☆ 義理の母子が越える最後の一線は劇的, 2013/12/22
言わずもがなの元AV女優にして、最早伝説とも言えるデビュー作『義母 まり子34歳』によって今に至る熟女優の先駆けともなった、あの川奈まり子女史の小説家としての長編デビュー作である。AVデビュー時の設定にあやかって小説でも義母をメインに据えたとのこと。元よりライターとしての職歴もある作者だけに文章には淀みがなく、物語としても楽しく読ませていただいた。

……とまぁ、いかにもデビュー作を紹介するかの書き出しではあるが、目下の新作『僕の兄嫁さん』を含めて既に8作品を上梓している作者に対し、当方も本作を除いた7作品を既読の身のため、ここでは改めて振り返る形での内容にもなってしまうことをご容赦願いたい。

まず感じたのは、川奈まり子作品としての個性が既に本作より滲み出ていることである。多少の蛇足感はあるものの、そこそこの多人数ヒロインを配して主に序盤から中盤までの官能面を担当させつつ、そして終盤でドラマ的に一捻りしてからメインヒロインとようやく、しかし晴れて結ばれる流れができている。双葉文庫らしい展開と指摘されると反論が難しいが、デビュー作であれば相応に編集側からのサポートもあっただろうし、それにも増して「らしさ」をブレずに盛り込んでいるのは非常に大事と考える。官能的に見れば活躍の場が限られてしまうためにメイン推しだと物足りなさは残るものの、それは物語の要所でサブヒロイン達が受け持っていると見ることで補いたい。

また、本作では序盤から義母の実家が再婚を希望して画策していたり、中盤からは義母に別の男の影(らしきもの)が見えてくるといった、主人公とともに読み手も悶々とさせる要素があるが、これもまたクライマックスに向けてのスパイスとして程々に留めつつ上手く活用していると思う。さらには義母への届かぬ想いに苦慮する主人公が、とあるサブヒロインとの逢瀬を繰り返す中で最後に背中を押されつつ、実はその関係自体に背徳的な要素がありながら皮肉でもあったところは秀逸なアイデアと思った。

欲を言えば、最終局面の直前に出てきたサブヒロインは排して、その分クライマックスを前倒しすれば最後の情交により頁を割けただろうし、「その後」も多少は盛り込むことで違った読後感を得ることもできたように感じたが、そうしたさらに好バランスな結末は後の作品、例えば『人妻、洗います。』や『未亡人喫茶』辺りで読めると申しておく。
『義母の艶香』のレビュー掲載元


川奈まり子先生の記念すべき本格長編官能小説デビュー作。

AVデビュー時の役にあやかってメインヒロインを義母としたのはレビューにも記した通りですが、本作の義母も作中で34歳の誕生日を迎えています。

20歳の主人公(義息)と34歳の義母の間に漂う何とも言えない空気がしっかり描かれています。

秀逸なデビュー作だと思いますよ。



【新作情報】
◆僕の兄嫁さん
2013/12/12 発売
Amazonはコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。
大学生の中村和也は、兄の家に下宿して学生生活を謳歌する気楽な身。だが、兄の海外赴任で状況は一変する。美しい義姉・恵と二人きりの暮らしが始まったのだ。ひとつ屋根の下に満ち溢れる、女盛りの甘い匂い。貞淑な笑顔に隠された禁断色香に惑わされ、和也の疼きはやがて限界に達して―。オリジナル長編美熟エロス。



メインは兄嫁となりますが、こちらの新作もテイストはよく似ています。

物足りない印象だった官能描写もこちらでは終盤を中心にてんこ盛りww

主人公が悶々とし過ぎな気もしましたが(笑)、慎み深かった兄嫁の豹変が見どころですね。(^^)



双葉文庫 川奈まり子
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テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : 双葉文庫 川奈まり子

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