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僕の家に来た美しすぎる家政婦(著:葉川慎司、フランス書院文庫)

2013/10/23 発売
Amazonはコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。

掃除中にのぞける白い太腿、36歳の悩ましい腰まわり……
エプロンでは隠しきれないむっちり女体の家政婦・瑞穂。
まさか彼女が、僕の初体験相手になってくれるなんて!
濃厚キッス、お掃除フェラに、ご奉仕バスルーム……
「してほしいことがあったら何でも言ってくださいね」
どんな淫らな願いも叶えてくれる最高すぎる家政婦!
(引用元:Amazon)


★★★★☆ 全てお見通しなスーパー家政婦が導く未来, 2013/11/27
作者のデビュー作と思われるが……しかし、いかにもブンデスリーガからプレミアリーグな日本代表のサッカー選手を安易にモジったかのようなペンネームを見るにつけ、根拠のない勝手な推測ながら、もしや既出作家の別名義なのでは?との疑問も沸いてしまうところ。作品の構成や展開、筆致などには新人らしからぬ完成度が見られるため、本当にデビュー作ならば相当に出来た作品と言わねばならない。

まずは、少なくとも「黒本」において初出と思われる『家政婦』をヒロインに据えたアイデアが秀逸である。メイドならばこれまでも幾つかあったし、中には和メイドと称する作品もあったが、純然たる家政婦に真正面から目をつけた慧眼には唸るものがある。

また、この家政婦である【瑞穂】が何ともミステリアス。良く出来た、というか出来過ぎたスーパー家政婦(36歳)という以外に素性が明らかでない。魅惑のプロポーションとのギャップを感じさせる可愛らしい佇まいと気立ての良さで17歳の高校生主人公を一目で虜にさせるのだが、この家族、というか32歳の後妻【沙恵子】のために一肌脱ぐ(文字通り脱ぐ)前半の流れもその理由が曖昧なまま進んでいく。この家にやって来るまでの経緯も過去さえも分からぬままながら、その割に小出しで思わせぶりな記述や台詞があるのは何ともニクいところ。これらが混然一体となって「知られざる瑞穂」を形成しているため、場合によっては瑞穂の過去を綴る続編を希望したくもなるし、もしやその準備もあるのでは?との思いも馳せてしまうほどである。

そして、後半のメインヒロインは沙恵子となる。瑞穂と主人公との仲を懸念するのがきっかけだが、その前に夫との不貞を疑う件もあって、この辺りの心情描写と前置きには冗長に感じる部分が多少あるものの、概ねしっかりしているとも言える。ただ、後妻となったばかりの新米母ならではの悩みを抱える沙恵子が、母として息子たる主人公との関係を改善するためにオンナの方向からアプローチを試みる心情には違和感が無いでもなく、瑞穂も含めて本作登場の女性陣にはいかにも男がイメージした女性像が透けて見えるようなところもある。しかし、『おっぱいは触ってもらうためにあるんですよ』とか『理想のおかあさんにはなれないかもしれないけど、私にしかできない母親にはなるから』といった、事の真偽や善し悪しを越えた、その理由は分からずとも何故だか腑に落ちるような不思議な説得力を感じさせる台詞もあったりする。

最終的には沙恵子と主人公との仲を取り持ってお役御免となるところを……?という瑞穂の行方には(過去を想像するのみだが)何とも言えず、ただ、ただ「良かったね」と声を掛けたくなる形を迎えるのだが、瑞穂の家政婦としての立ち位置を最後まで維持することでドロっとした修羅場にするでもない展開や、それでいて官能的には家政婦としての立ち位置を大いに逸脱した、許されぬ積極さをも垣間見せ、完璧で隙のない家政婦に見えながら実は敏感反応で昂り喘ぐのがオンナとしての魅力の隙になっている描写などはなかなかのものと言わずにいられない。押され気味ながらも大胆に振る舞おうとする沙恵子の誘惑も良好だし、興奮度の高いシチュエーションも随所に用意されているのだが、惜しむらくはその場面の多さに反して直接の官能描写には物足りない部分があることと、好みにもよるが、お尻責めは無くても、あるいはもっと少なくてもよかったかな?と感じたところか。

そして、家政婦は見た!と言うより見ていました、むしろ全てお見通し!といったところか。
『僕の家に来た美しすぎる家政婦』のレビュー掲載元


久し振りに長文レビューを投稿してしまいました。(^^;)

実はAmazonを含めて4つの書籍サイトにレビューを投稿していますが、その中でもハイブリッド書店【honto】のレビュー欄には文字数が表示されまして、その上限が「1500」なんですけど、上記レビューは「1476」でした。あぶねーw

……これでも校正したんだけどな。



にゃらさんのブログでも紹介されています。
葉川慎司「僕の家に来た美しすぎる家政婦」(フランス書院文庫、2013年10月)ネタバレ有り。御注意下さい。【あらすじ】父親と再婚したばかりの沙恵子に密かに想いを寄せる祐司。仕事で不在がちの両親に代わり、家政婦として瑞穂が派遣されて来た。祐司の密かな想いに気付いた彼女は、義母の代わりに何でもしてあげると優しく微笑むが…。【登場人物】唯野祐司17歳。高校2年生。2年前に実母を亡くし、父親と再婚したばかりの沙恵子...
葉川慎司「僕の家に来た美しすぎる家政婦」

愛好家Sさんのブログでの紹介記事はコチラ。
1965『僕の家に来た美しすぎる家政婦』葉川慎司、フランス書院/フランス書院文庫、2013/10 発売●あらすじ母と呼ぶには若すぎる義母との間に距離を感じている少年が、派遣されてきた美貌の家政婦に夢中になり、優しく手解きされる中で気持ちに変化が表れはじめ、同じく義息との溝に悩んでいた義母と結ばれる事になる。●登場人物【唯野祐司】17歳。童貞。高校生。孝幸と紀代美の息子。沙恵子の義息。【佐々岡瑞穂(みずほ)】36歳。...
1965『僕の家に来た美しすぎる家政婦』





いや、この作品って何だか不思議なテイストを放ってると思いましてね。

ペンネームに始まるデビュー作疑惑(笑)から始まり、家政婦への着眼についても1段落入れてますし、ヒロインの説明でも字数を使ってしまいました。

最後の一文はレビュー書いてる当初から「これでキメる」と決めてて、それでいて投稿ボタン押す前に書き忘れに気づいて慌てて書き足したりもしてますしねw



【引用作品】
◆私のご主人さま-和メイドと未亡人と少年と(著:青橋由高)
2012/7/23 発売
Amazonはコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。
「ご主人さまの××じゃなきゃ満足できないの」
肉茎を根元まで呑み込む女陰、唇からは艶やかな吐息。
着物に包まれた女体は快感に震え、ついには恍惚の彼方へ。
和メイドと未亡人――二人の年上美人と過ごす同棲生活は、
献身的なご奉仕で癒されて、時には甘くお仕置きされて……
23歳と32歳をまるごと独占――最高の三人暮らし!
(引用元:Amazon)



表紙カバーイラストのイメージからしても和メイドと家政婦はやっぱり少し違いますね。(^^;)



フランス書院文庫 葉川慎司
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葉川慎司「僕の家に来た美しすぎる家政婦」

葉川慎司「僕の家に来た美しすぎる家政婦」 (フランス書院文庫、2013年10月、表紙イラスト:川島健太郎) ネタバレ有り。御注意下さい。 2014年9月18日レビュー再編集。 作品紹介(公式ホームページ) 僕の家に来た美しすぎる家政婦 [Kindle版]葉川 慎司フランス書院2014-09-05 【あらすじ】 父親と再婚したばかりの沙恵子に密かに想いを寄せる...

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ドラマのオマージュ

DSKさんのレビューのように「家政婦」と大上段で正面から
取り組んだ黒本では初めての作品だと思います。

やはりこれは某テレビドラマ「家政婦の○○」の影響で、
家政婦という言葉がメジャー化されたのではないかと私も
感じました。

ドラマでも家政婦さんは、仕事もできて、家庭にある問題
を一話で解決(ドラマなのであたりまえですが笑)して
いきますが、私生活はミステリアスです。この作品も仕事も
できて、義母と息子の絆の問題を官能的ではありますが
解決の方向に導いていくことから、ドラマをオマージュ
しているのかと思いました。

ぜいたくを言えば、ドラマでは家政婦の心理描写とその
行動がピッタリとくるように物語が展開していきましたが
瑞穂の心理描写がもう少し多いと、ラストの部分に心を
寄せやすかったのかなと。



Re: ドラマのオマージュ

DSKです。
コメントありがとうございました。


> 瑞穂の心理描写がもう少し多いと、ラストの部分に心を
> 寄せやすかったのかなと。

作者としてはあくまでも瑞穂は脇役であり、それに徹した結果なのかもしれませんね。
ただ、読み手は瑞穂をメインヒロインと感じてますから、そこにズレが生じているのかも。


ではでは~。
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