Juicy 【限定版】 ドラマCD付き(著:Cuvie、富士美コミックス)
2006/12/8 発売
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→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。
★★★★☆ 単に凌辱される訳ではない歪んだ女心, 2011/5/11
5年以上の時を経て通常版が出たばかりなのに限定版を読んでレビューしている今更感はご容赦願うとして、胸キュンの甘い話も上手に描くのに敢えて鬱々とした雰囲気を前面に押し出すのを何とももどかしく思いながら、それでもしかし内容の濃さに圧倒される作品である。
全11編の収録だが、2話ないし3話の中編が3作もあるので話としては7つである。作者の得意とする中編の出来映えは相変わらず素晴らしい。凌辱をベースとして軽薄な男子学生共から玩具にされながらも肉欲の歓喜を享受したり、兄との秘めた背景を背負いながらもフツーに恋がしたい女の子の想いが独特の心情描写とタッチで描かれている。寝取られ感もしっかり用意されているが、そうかと思えば奔放で積極的な姉に対抗心を燃やす真面目な妹が頑張っちゃうけどやっぱり姉は一枚上手という作品もあったりして、適度に淫らで乱れた設定を様々な角度から巧みに切り込んでくる作者のアイデアはさすがと言えよう。前後編または前中後編でドラマがしっかり描かれており、様相の異なる官能描写も申し分無しのいやらしさである。
他の作品も侮れない。姉の同級生と恋仲(あるいは秘密の恋仲)という設定が2作品に見られるが、タイプこそ違えど双方とも魅力的なお姉さん振りが好印象だった。個人的にはこの路線をぐんと推し進めてほしいものだが、この作者は少し退廃的に乱れた雰囲気を好むところがあるので難しいかもしれない。ついでに言えば、本作内各話のテイストには振り幅がかなりあるので統一感に欠けるとの見方もでき、読み手によっては「あの作品は猛烈に好きだけどアレは邪魔」みたいな形で好き嫌いが分かれてしまう可能性もある。総じてレベルは高いし、この混沌こそが作者の真骨頂でもあるので、全部をひっくるめて受け入れられれば相当に上質な作品だと言えよう。
冒頭の前後編【ExtraOrdinary】を収録した付録のドラマCDは割と良い出来。原作に無いオリジナルのセリフを程良く入れて補っているし、20分弱という長過ぎない時間も良いと思う。
◆『Juicy 【限定版】 ドラマCD付き』のレビュー掲載元
レビューの冒頭部分を補足しますと、【限定版】の発売が2006年12月。その後、2011年2月になって【通常版】が出た訳ですが、ちょうどその頃に今更ながら【限定版】のレビューを投稿していてゴメンネ~、という言い訳でございますデス。(^^;)
しかし、可愛い系の画風ながらギャップのある凌辱劇を盛り込んでくるCuvie作品独特の世界観には相変わらず引き込まれるモノがありますネ。
レビューでは「5年以上」と記してしまいましたけど、実際は4年3ヶ月の空白期間でしたね……失礼致しました。
Juicy 【限定版】 ドラマCD付き
著:Cuvie、富士美コミックス
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その可憐な容姿で、転校早々から周囲の注目の的となっている美咲には、深く淫らな秘密があった。前の学校の中年職員の手で、とことんまで調教されていたのだ。忘れるはずの衝動が、放課後の旧校舎のウワサに触れた瞬間、ふたたび溢れ出す…。
叙情的な官能美に鮮烈な若さを織りこんだ、独特の世界観に定評のあるCuvieが贈る「桃姫」コミック第4弾。充実と感動の全11作品を収録…。
★★★★☆ 単に凌辱される訳ではない歪んだ女心, 2011/5/11
5年以上の時を経て通常版が出たばかりなのに限定版を読んでレビューしている今更感はご容赦願うとして、胸キュンの甘い話も上手に描くのに敢えて鬱々とした雰囲気を前面に押し出すのを何とももどかしく思いながら、それでもしかし内容の濃さに圧倒される作品である。
全11編の収録だが、2話ないし3話の中編が3作もあるので話としては7つである。作者の得意とする中編の出来映えは相変わらず素晴らしい。凌辱をベースとして軽薄な男子学生共から玩具にされながらも肉欲の歓喜を享受したり、兄との秘めた背景を背負いながらもフツーに恋がしたい女の子の想いが独特の心情描写とタッチで描かれている。寝取られ感もしっかり用意されているが、そうかと思えば奔放で積極的な姉に対抗心を燃やす真面目な妹が頑張っちゃうけどやっぱり姉は一枚上手という作品もあったりして、適度に淫らで乱れた設定を様々な角度から巧みに切り込んでくる作者のアイデアはさすがと言えよう。前後編または前中後編でドラマがしっかり描かれており、様相の異なる官能描写も申し分無しのいやらしさである。
他の作品も侮れない。姉の同級生と恋仲(あるいは秘密の恋仲)という設定が2作品に見られるが、タイプこそ違えど双方とも魅力的なお姉さん振りが好印象だった。個人的にはこの路線をぐんと推し進めてほしいものだが、この作者は少し退廃的に乱れた雰囲気を好むところがあるので難しいかもしれない。ついでに言えば、本作内各話のテイストには振り幅がかなりあるので統一感に欠けるとの見方もでき、読み手によっては「あの作品は猛烈に好きだけどアレは邪魔」みたいな形で好き嫌いが分かれてしまう可能性もある。総じてレベルは高いし、この混沌こそが作者の真骨頂でもあるので、全部をひっくるめて受け入れられれば相当に上質な作品だと言えよう。
冒頭の前後編【ExtraOrdinary】を収録した付録のドラマCDは割と良い出来。原作に無いオリジナルのセリフを程良く入れて補っているし、20分弱という長過ぎない時間も良いと思う。
◆『Juicy 【限定版】 ドラマCD付き』のレビュー掲載元
レビューの冒頭部分を補足しますと、【限定版】の発売が2006年12月。その後、2011年2月になって【通常版】が出た訳ですが、ちょうどその頃に今更ながら【限定版】のレビューを投稿していてゴメンネ~、という言い訳でございますデス。(^^;)
しかし、可愛い系の画風ながらギャップのある凌辱劇を盛り込んでくるCuvie作品独特の世界観には相変わらず引き込まれるモノがありますネ。
Juicy 【通常版】
→ Amazonはコチラから。
→ ハイブリッド書店【honto】はコチラ。
『ドラマCD付き限定版』から4年、未収録作品+新装カバーで新発売!
その可憐な容姿で転校早々から周囲の注目の的となっている美咲には、深く淫らな秘密があった。前の学校の中年職員の手でとことんまで調教されていたのだ。忘れるはずの衝動が、放課後の旧校舎うワサに触れた瞬間、ふたたび溢れ出す・・・。
レビューでは「5年以上」と記してしまいましたけど、実際は4年3ヶ月の空白期間でしたね……失礼致しました。
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