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母と姉(著:高竜也、フランス書院文庫)

1987/4/23 発売

母と姉

著:高竜也フランス書院文庫


Amazonはコチラから。

悪夢は、同衾する姉弟を
叱れなかった時からはじまっていた!
たぎり狂う若い欲望を美しい母へと向けた純一。
拒絶の言葉を吐きつつも、
熟れた女体は疼き濡れる矛盾──
(引用元:公式サイト

たぎり狂う若い欲望を
美しい母へと向けた純一に、
理性などあろうはずがない!
豊潤な乳房にむしゃぶりつき、
手指は柔らかな太腿から付け根へ……
「もうやめて!そんな恐ろしいこと」
拒絶の言葉を吐きつつも、
身体は長い孤閨に疼き濡れる矛盾
母・万起子、38歳
悪夢は、同衾する姉弟を𠮟れなかった
時からはじまったのだ!
(引用元:表紙カバー裏側)


★★★★★ 相姦の禁忌と憂いをじっくり描いた黎明期の逸品,2018/9/10
弟もしくは息子の狂った所業に戸惑い、懊悩し、それを拒むも疼きと昂りを覚えては受け入れてしまう自身の肉体を恨み、そして呪う。そんな自分もまた狂っているとする相姦の背徳とその心情にしっかりフォーカスした筆致はさすがに黎明期の逸品と言わざるを得ない。文章に熱が籠っている。心は抵抗するも家族の一員だし肉欲も生じて抗えなくなる女の哀れと、思春期の旺盛な好奇心から実際の体験を経て大人びていく男の感動にも似た、喜々とした振る舞いがすれ違う様は哀歌のごときである。実母と実姉。シンプル極まるタイトルが全てを表しているかの母子相姦・姉弟相姦の切ない物語が重厚に描かれていた。

裕福な家庭で成績優秀、将来を嘱望されたが故に独り善がりな一面もある少年というのは作者が得意とする主人公像であり、舞台設定である。高校生になったばかりの過去回想から大学受験を見据える頃までの時間経過があるため、この間に姉は大学生になっており、38歳の母は四十路に差し掛かろうかという年齢を重ねている。そんな中で、ふとしたことから姉にオンナを見てしまう前半と、同様に母にもオンナを見てしまう後半とに大別してそれぞれとの相姦へと至る経緯が描かれていく。過去から現在を姉が、その後を母が受け持つ形とも言える。さらには第3のヒロインたる1人の女子高生が主人公の彼女として登場し、姉で得た経験を活かしつつ「淫らになれば女は皆同じ」との感慨を抱く契機となるのも作者お馴染みの構成であろう。深窓の令嬢たる姉と清楚で貞淑な母もまた秘めたる妖艶な一面を垣間見せるのである。この淫らなギャップが刹那の空閨を誘い、その隙を主人公に突かれている。

にっちもさっちもいかなくなったエスカレートの果てに姉は大学の寮へと逃げ場を求め、夫や義父といった家族・親族にはひた隠しにしてきた母は逃げ場を失う。これが悲劇的な結末へと向かうのは旧作のお約束ではあるのだが、旧作らしくリアリティを追求した結果なればこその必然性を感じることができた。この結末や作中の出来事に関連してイマドキとはやや異なる形で「妊娠」が扱われていることも添えておく。

時代や世相によって価値観は変化していくものだが、それらを超越して母子相姦・姉弟相姦とは本来こういうものであるというお手本を目にした心持ちである。
『母と姉』のレビュー掲載元


旧作中の旧作と言える1987年の作品ですから、いわゆる6行あらすじはまだ確立されておらず、本作などは11行に渡って記されていますし、2018/10/17現在において電子化されていません。なので現状では古本を探すしか入手の可能性はないと思われます。

そのせいか、Amazonのマーケットプレイスでは値崩れしていないばかりか、結構な高額も見られますからご注意願います。



しかし、高先生も若かったのか、文章がアツい!

迸るほどの熱量を感じました。

イマドキに比べれば直接的な官能描写ではありませんし、何より官能場面そのものが多くありませんから物足りないように感じることも否めないですが、近親相姦というのはそれだけタブーなことであり、その一線を越えることがどれだけ背徳なのかをびっちり書き込んだ、本作に注入した、そんな凄味を感じました。

これだけ描いた果ての結末ならば悲劇的であっても納得ですw




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テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : フランス書院文庫 高竜也

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