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母の秘密・女教師の秘密(著:高竜也、フランス書院文庫)

2000/11/23 発売

母の秘密・女教師の秘密

著:高竜也フランス書院文庫


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うたた寝から目覚めさせたのは、胸を這う温かな感触。
教え子が、実の息子が、翔子の乳房をまさぐっている。
そう、もっと吸って。私はあなたのお母さんなのよ……。
いじらしさに、とめどない母性が倒錯へと歩ませる。
十五年の時をへて、教師と生徒として再会した愛息。
もう放さない……優は私のもの、私は優のもの。
(引用元:公式サイト


★★★☆☆ 無難に纏まるもやや中途半端,2018/4/22
・今は高校に通う主人公にある出生の秘密
・母にして女教師の哀しき過去
・主人公以外の男に狙われるメインヒロイン
・おマセな美少女サブヒロイン
・諸々を乗り越えて結ばれる母と子
・やや唐突に悲劇を示唆する結末

タイトルの『母』と『女教師』は同一人物である。とりわけ母にして女教師のヒロイン(多くは未亡人)が主人公の出生の秘密に関わる母子相姦の場合、この作者がよく活用する設定を本作も踏襲している。その意味ではまさしくこの作者らしいテイストの作品と言える。主人公の出生の秘密を途中で知らされてヒロインが驚愕することも少なくないのだが、本作では最初から知っており、というか自ら秘密を抱えており、長い年月をかけて隠密裏に主人公の元へ辿り着くといった点で健気さが強調されているところもある。ただし、訳あって名乗り出ることができないのは旧作によく見られる歯痒さと切なさの要素であろう。

膨大な数の作品を上梓してきた作者だけに単なる官能に陥ることなく小説として心情をも描いているのはさすがと言えるが、膨大な数の作品を上梓してきただけにマンネリというか自家中毒に陥っているようにも感じる。そつなく纏まっている反面、中途半端にも写るのである。

主人公以外の男が出てきて母に近づき、あわよくば懇ろになろうと画策し、強引に迫るのも旧作らしい不穏さの演出だが、この男の登場と退場がほぼ同時に描かれており、主人公の恋敵的な役割を担うどころか、何のために出てきたのかさえ不明瞭になっている。実際は夫を喪って以来の空閨からオンナを呼び覚ます役目なのだが、それにしても呆気ない印象である。また、本作では対抗ヒロインとして若き女教師が登場し、官能面では最も出番が多かったりするのだが、その最終的な行方もまた母の嫉妬の情念こそ垣間見えるものの、そして、学内における一応の事件にはなっているものの、何と言うか、呆気ないような味気ないような印象である。

当方の勝手な受け取り方なのかもしれないが、母子2人の心情こそトレースしているものの、サブの美少女ヒロインも含めた周辺は人というより駒のように配置して、動かして、そして用が済めば盤上から消えるような、そんな扱いに見えてしまった。ついでに申せば官能描写もそれぞれあと1頁くらい増量されていれば興奮度も今少し上がるだろうに、といった物足りなさがあった。
『母の秘密・女教師の秘密』のレビュー掲載元


高先生の2000年11月発売作品でして、レビューの冒頭に示したようなストーリー展開で膨大な数を上梓されている中の1冊になります。素晴らしき高イズムの大いなるマンネリであります。

ここで申すマンネリはネガティヴな意味合いではありません。

読んでスグに判るほど確立された、その作者が築き上げた金字塔だと思っています。



この金字塔に沿って数多の作品が峰を形成するように並んでいるとイメージした場合、その峰々にはどうしても高さの違いが生まれるでしょう。作品の出来という高さの違いです。

本作はちょっとばかし高さの足りない部類の峰ということですね。

まぁ、そんなこともあるさ!といったところではないでしょうか。(^^;)



要するに、ちょっと刺激が足りないという印象に落ち着いた作品なのです。

21世紀の幕が開いた時期で、官能小説の潮流も変化していたのでしょうし、高先生の中でも何かしらの変化があったのかもしれません。大いなるマンネリと言っても金太郎飴のごとき変化のなさもいただけないと考えてしまうこともあるでしょう。

マンネリズムの継続は意外に骨が折れるんだと思います。




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テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : フランス書院文庫 高竜也

コメント

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No title

こんにちは。
実は実母って結構多いですよね
『熟母レイプ!』とか
あれもよかったですね
ただ結末が自殺とか多いのはなぁ>高
高先生は女を犯す前にチンポに話しかけたりする、そういう描写のが好きですねw

昔は多かった実母相姦

DSKです。
コメントありがとうございます。

確かに昔は相姦といえば実母か実姉(時に実妹)が主流だったと思いますけど、世の潮流が変化したのか最近はさっぱりでして、もっぱら義理の母もしくは義理の姉妹との物語なんですよね。ですから、拒否反応を起こす方々は旧作で慣れていただきたいものですwww

もっとも、そういう自分も実母よりは義母で充分なんですけどね。(^^;)

高先生の作品が唐突な悲劇で幕を閉じるのは芸風ですね。(笑)
当時の編集側から相姦の未来は天罰みたいな依頼があったのではないかと推測しますけど……あまりにも画一的ですから……実際のところはどうなんでしょうねぇ。
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