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ママと妹が僕の部屋に入り浸り(著:神瀬知巳、フランス書院文庫)

2017/12/26 発売

ママと妹が僕の部屋に入り浸り

著:神瀬知巳フランス書院文庫


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「お母さんにバレないようにエッチしよっか」
コタツの中、和晴の股間に足を這わせる小悪魔。
一人暮らしの僕のアパートに押しかけてきた母娘。
狭い部屋での共同生活、視界に入る胸チラ……
兄妹の姦係に気づいた義母は叱ると思いきや、
「ママも我慢できないの」と欲情してきて……
(引用元:Amazon)


★★★★★ 作者が得意とする設定を心情面で掘り下げた小説作品,2018/3/4
不憫な過去を有し、その負い目もあって母や妹に対しては自己犠牲を惜しまず、過剰なまでに心優しく接する主人公。そんな主人公の心情を知り、慮る母や妹。そして、家族としては許されぬ想いを双方が抱きつつ、それでも最後の一線は越えまいと念じながらも、その背徳の誘惑に抗い切れず男女の仲となっていくストーリー。この作者がこれまでに描いてきた定番的設定が今回も踏襲されている。舞台となるワンルームマンションが前作『熟女お手伝いさんと僕-ワンルームでふたりきり』からの引き続きになっていることを除けば、この作者の極めてオーソドックスなテイストと言える。

前作の主人公が引っ越した後に本作の主人公へ部屋を貸しているらしいが、物語にはほとんど影響しない、単なる遊び心の繋がりと言える。あるいは初期設定をゼロから構想する手間を省いたのかも。

義母(38歳)と義妹(18歳)の2人ヒロインは何かにつけて1人暮らしの主人公宅へ押しかけ、入り浸っている。そんな生活が描かれる5章立ての第二章から第四章までが義妹で占められており、主人公(23歳)が義母へ想いを抱いていることを、義兄たる主人公へ想いを抱いている義妹が知ってしまい、自分にも目を向けて欲しいと義母不在時の主人公宅でイチャイチャするのが第二章と第三章である。つまり、第四章を迎えるまで交合の場面はなく、義妹からの手淫や口淫が序盤から中盤を占めているとも言える。官能的には何とも物足りない印象である。

しかし、今回はいつになく互いの心情が描かれており、第一章では主人公の、第二章から第四章は義妹の、第五章では義母の独白をベースにして相手を思いやる気持ちが綴られている。これに頁を割いた分、官能的には物足りないものの、小説としては読み応えがあり、作者の描きたいテーマが改めて提示されていたようでもあった。

メインヒロインが義妹なのは意外だったが、前作で事実上の養母と言える熟女をメインに据えたので今回は逆転させたのかもしれない。その意味では繋がりこそ希薄ながらも前作あっての本作というのが作者の中にはあるのかもしれない。

故にサブヒロインだった義母が第五章のみで性急に纏められた印象は否めないのだが、義妹との行き違いから不意打ちで襲いかかるような場面となり、これにコスプレ要素も盛り込んでいたのはコンパクトに纏めたとの見方もできよう。眠る義母のすぐ隣で主人公と義妹が初合体を果たす第四章から立て続けの連続情交へと雪崩れ込むにあたり、家族との禁忌に狼狽えていた主人公が一線を越え、覚悟を決めてからは積極的に転じるところに唐突な面も感じられたが、責め立てる男にそれを受け止めて昂る女の、つまりは交合に燃える男女の淫靡さが弾ける終盤だったと言えるのではなかろうか。

互いを労り、慈しむ。その愛情の先に肉体の交わりがある、という作者のテイストを再認識すると共に、むしろ性愛小説というのは本来こういったものであると示しているようですらある。それ故に本作へ官能小説を求めると味気ない作品に写るかもしれない。
『ママと妹が僕の部屋に入り浸り』のレビュー掲載元


官能的には正直なところ物足りないのですけれど、何だか久し振りに神瀬作品の神髄を見た気がしました。初期の作品を彷彿とさせる切なさを感じることができましたね。個人的には好きですよ、この作品。

官能小説ですから官能ありき、物語なんてどーでもいいという向きもあるでしょうし、大した物語でもなければ官能に徹していただいた方がいいと思いますけど、やっぱり小説ですから物語も読みたい、物語の中に官能が盛り込まれている小説が読みたいものであります。



にゃらさんのブログに投稿されている本作の紹介記事はコチラから。
神瀬知巳「ママと妹が僕の部屋に入り浸り」(フランス書院文庫、2017年12月、表紙イラスト:川島健太郎)ネタバレ有り。御注意下さい。作品紹介(公式ホームページ)ママと妹が僕の部屋に入り浸り (フランス書院文庫) [文庫]神瀬 知巳フランス書院2017-12-26【あらすじ】家計を助けようと大学には進学せず社会人となった和晴は、この春から上京して一人暮らしを始めるが、実家に住む義母の香世子や寮暮らしをしている義妹のみゆき...
神瀬知巳「ママと妹が僕の部屋に入り浸り」





さて、ここ最近の神瀬作品は事実上の前後編と言いますか、実質的な正編・続編といった趣になっているのですが、本作もまた前作から引き継いでいる要素があります。



◆一応の前編
2017/9/26 発売
熟女お手伝いさんと僕-ワンルームでふたりきり

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「本当にたくましくなられて……反りも長さも……」
張りつめた肉茎を指であやし、蕩けた貌を寄せる百合子。
ひとり暮らしを始めた涼一の部屋にやって来たのは、
幼い頃から身の周りの世話をしてくれた36歳の未亡人。
掃除、洗濯、料理はもちろん、ムラムラしたら性処理まで!
熟女お手伝いさん――それは夢のように淫らな「恋人」!
(引用元:Amazon)





本作で義母や義妹が入り浸っているワンルームマンションにはかつて上記作品の主人公が入居していました。この作品でもタイトルにある熟女お手伝いさんが入り浸っている、というかほぼ居候してますけどw

この熟女お手伝いさんが実は建築関係の会社を経営していまして、その下請けとして付き合いのあるのが本作の義母だったりします。




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tag : フランス書院文庫 神瀬知巳

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神瀬知巳「ママと妹が僕の部屋に入り浸り」

神瀬知巳「ママと妹が僕の部屋に入り浸り」 (フランス書院文庫、2017年12月、表紙イラスト:川島健太郎) ネタバレ有り。御注意下さい。 作品紹介(公式ホームページ) ママと妹が僕の部屋に入り浸り (フランス書院文庫) [文庫]神瀬 知巳フランス書院2017-12-26 【あらすじ】 家計を助けようと大学には進学せず社会人となった和晴は、この春から上京して...

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