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黒い教壇-女教師・凌辱の十字架(著:北野拓、フランス書院文庫)

2007/11/23 発売

黒い教壇-女教師・凌辱の十字架

著:北野拓フランス書院文庫


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「生徒をかばうのが教師としての務めなんでしょ?」
悪魔のような教え子の言葉が、私の心を貫いた。
放課後、レイプ犯の手をつかんで乳房へと引き寄せ、
漢少年に襲われても、ずっと双臀を触らせた私。
(そうよ、生徒のあやまちはこの身体で償えばいい)
28歳の女教師、転落の軌跡を描ききる衝撃の凌辱大作!
(引用元:公式サイト


★★★☆☆ 凌辱一辺倒でもない女教師の矜持と秘められた願望,2018/2/14
この名義では最終作と思われる3作目。最後まで屈しないヒロインを描いた2作目『担任女教師と少年-飼育日記』ほどの凌辱色はなく、むしろ1作目の『地獄教室-三匹の女教師』に近いか。いや、本作が最も甘いテイストを含んだ凌辱作品かもしれない。それでも主人公の生徒の他に教頭先生までも出てきては嬲られ、いたぶられる女教師の悲哀とMっ気のある痴態が描かれていた。

【菜々美×和也】
冒頭は29歳の人妻保険教諭と主人公との通学途中から。ぎゅうぎゅう詰めの電車内で密着する2人だが、これにより菜々美は仄かな疼きを覚え、和也は頬を赤らめる。この頃の和也はまだ純朴な青年である。

【彩音×和也】
和也は28歳の独身担任教師にも想いを寄せているらしい。菜々美不在の保健室で仮眠中の彩音に悪戯を仕掛け、いざ合体という直前に菜々美が戻ってくるハプニングにより彩音と和也の密戯が発覚と相成る。この後しばらくは半ば強制的に彩音と和也が別ルートを辿ることとなる。

【菜々美×和也】
後日、保健室で彩音との関係を詰問する菜々美だが、これには嫉妬心も含まれているようで少々ご立腹の様子。つい売り言葉に買い言葉で和也の自暴自棄を誘ってしまい、組み伏せられてしまう。抗う中で我に返った和也を諭すように、自分への好意があることを確認してから一度きりと和也を誘うのはしたたかな女心の発露か。ここでようやく初合体だが、それが菜々美からの誘惑なのは意外。彩音はどこへ?といった心持ちにもなるが、その彩音は別の人物から理不尽な詰問を受けていた。

【彩音×木内】
中盤からは和也との関係をネタに彩音をいたぶる初老の教頭が出てくる。以前から狙っていた彩音を手に入れたと喜ぶ教頭の、神父でもある聖職者にあるまじき羞恥責めの始まりである。タイトルの『十字架』にも起因したカトリック系の校風と生真面目さに縛られる彩音の抵抗はさほど強くなく、犯した罪には罰が与えられるという感覚に囚われていく。最終的には露出プレイに発展し、さらには巻き込まれる形で【彩音&菜々美×木内】の構図にもなって公園での露出を強いられ、これに被虐の興奮を覚えた菜々美までもが快感を享受している。

【優羽×和也】
木内が彩音を責めている頃、和也の矛先は22歳の新任教師に向けられていた。菜々美や彩音との経緯をトレースするように電車痴漢から徐々に迫っていく和也は優羽と年齢が近いこともあってか、あるいはオンナを知ったせいか、高飛車なキャラに豹変している。やや不自然にも感じるし、そもそも優羽の存在自体が希薄で、正直なところ情交要員の域を出ていない。

【彩音×和也】
木内から嬲られ続ける日々の彩音が向かった先は懺悔室。ここで木内と彩音の関係を知った和也によって密室の悪戯から教会内の連続情交というクライマックスを迎える。彩音を取り戻す決意の和也が奈々美や優羽との経験を糧にさんざん責め立て、木内によってM性を開花させられた彩音の被虐美が燃え盛っている。これこそ求めていたものという境地に至ることが即ち被虐の陥落ということであろう。

最後は和也を頂点としてヒロイン全員が従属する結末を迎えるが、いろいろな官能が盛り込まれた面白さはありながら緩慢な印象もあり、メインヒロインの立ち位置も曖昧に感じる。何より虐げられている状況を自ら積極解釈して堕ちてしまうヒロイン達への軽い違和感もあって凌辱の色合いが減退しているのは勿体ない気がした。
『黒い教壇-女教師・凌辱の十字架』のレビュー掲載元


2006年5月~2007年11月ですから、実働19ヶ月(1年と7ヶ月)で女教師ヒロインに特化した学園モノを3冊上梓された北野先生ですが、続けられる凌辱に堕ちていく、その堕ち方は作品毎に異なっていまして、デビュー作と3作目(本作)は堕ちるのがチト早かったかな?といった印象でした。

それだけに2作目は強烈なインパクトを残していますが、次第に「一竿」主義が蔓延していく中で若干取り残されたようでもあったと思うのです。



あくまでDSKの私見ですが、「黒本」における2006年前後というのは革命的な頃でして、今に続く相姦の肯定的解釈や、一竿に特化した設定が急激に主流となっていった頃だったと思っています。

それ以前にも母子相姦や姉弟相姦などを望むヒロインや主人公は大勢いましたけれども、許されないことと承知しながら、それでも、どうしても結ばれたいといった、世間一般の価値観に逆らう感じが主流だったと思うのです。それが、同じ背徳を覚えながらも根本は肯定的に捉えるような、あるいは禁忌や背徳は興奮のスパイスと捉え、母子が、姉弟が、結ばれて何が悪い?と言っていいくらいの、ある種の開き直りが見られ始めたのが2006年前後ではなかったかと。

誘惑路線では最初から、凌辱路線でも最後には、そんな価値観で結末を迎える形になっていったように感じます。そして、一竿だからこその帰結として、1人の主人公を頂点に複数のヒロインが侍るハーレムエンドが本格的に登場してくると。



本作も一応はハーレムエンドなのですけれども、潮流としての価値観の変革期にあって、複数の男が登場する凌辱という、大袈裟に申せば「最後の砦」のように思えた北野作品が3冊で途絶えてしまったのは残念でなりません。

……北野先生がフェードアウトした真相は知る由もありませんので、DSKの勝手な想像なんですけどね。(^^;)ナハハ



もしかしたら今も別名義で活動していらっしゃるのでしょうか?




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ジャンル : アダルト

tag : フランス書院文庫 北野拓

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