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義母は僕の愛人(著:九龍真琴、マドンナメイト文庫)

2017/11/13 発売

義母は僕の愛人

著:九龍真琴マドンナメイト文庫


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美しい義母に隠された淫らな顔を知ってしまった僕は……父親の再婚相手である聖子に初めて会ったとき、知也はその美貌と豊満な肉体に目を奪われた。それから悶々とした日々を送り、下着を漁ることもあった。ある日、義母の不倫の噂を聞きつけショックを受けるもそれを確かめるべく尾行したところ……。(引用元:Amazon)


★★★☆☆ 淫靡な義母を満喫できるも思わせ振りな台詞や文章に粗さが目立つ,201/1/7
出張がちな夫では満たされない38歳の妻にして義母が社会人の息子に求められては僅かばかりの抵抗を一度は見せるものの、その後は背徳と禁忌の憂いよりも覚えたスリルと興奮を楽しむかのように溺れていく作品である。いろいろと理由をつけながらも自身に沸き起こった感情と欲情に忠実なところは女性心理の一端を示しているのかもしれない。

あらすじにあるような義母の不倫疑惑は思ったほど物語の中核ではなく、それを確かめようとした主人公が交通事故に遭ってしまうことから序盤の舞台は病室である。ちょっと予想外にも感じたが、これにより看護師と刹那の関係ができる。この看護師は最後の最後にもちょっとした出番がある。また、冒頭では主人公が義母の下着に執着しており、その下着も終盤に間接的ながら再登場する。

病室へ見舞いに訪れた義母に不倫の真否を問おうとするのが物語本線の始まりと言えるが、ここでの義母の思わせ振りな態度と裏腹かつ唐突な積極性がこの母子を男女に変える。そして、ここから先は様々なシチュエーションによる母子の交わり三昧な日々が描描かれていく。妖艶な色気を無自覚に撒き散らす麗しき義母の描写に興奮を誘われ、人目に触れるかもしれないといったスリルを楽しむかのように興奮へと変えては義息を求める義母が何ともいやらしい。もちろん、主人公からの迫りもあり、この駆け引きすらも楽しんでいるかの義母である。

また、この人目に触れるかもしれないスリルには高校2年生の義妹が含まれる。主人公は冒頭で義妹に弱みを握られており、この切り札がいつ発動されるのかという興味も沸くのだが、これについては割と曖昧なまま終盤まで進んでしまう印象。義妹もまた思わせ振りな態度に終始しているようであり、義母にも当て嵌まる部分なのだが、正直なところ上手く作用していないように見受けられる。

義母の不倫疑惑や主人公の悪戯を目撃した義妹といった伏線が序盤に張られるも後々まで伏せ置かれたままだったため、いざ回収となった際に待たされた分だけ期待外れと言うか、読み手をそこまで焦らすほどの伏線でもなかったように感じてしまった。看護師の再登場も蛇足の印象が拭えず、何より序盤でチラッと登場した魅惑の女医が診察しただけなのは余りに勿体ない。

こうしたチグハグさは文章の運び方にも見られる。直前に描かれたことが繰り返されたり、序盤で既に行われたことが終盤に初めて行うかのように書かれていたり、交合では体位的にあり得ない動きをしていたり、初手から中出しを繰り返していながら最後になって理由もなく拒んでいたりと「?」に感じる箇所が散見される。かなり気になる齟齬が続くと言わねばならい。従前の執筆内容を確認せずに筆を進めているような印象すら受ける。様々な男達から1人のヒロインが迫られる前作にしてデビュー作『団地妻-昼下がりの恥辱』とは異なる作風に気乗りしなかったのだろうか。

昂っては貪婪さを見せる義母の熟れた官能描写が大変良かっただけに文章の整合性はもちろんのこと、正確な校正が望まれる。
『義母は僕の愛人』のレビュー掲載元


本人には自覚がないものの滲み出る色気が様々な男達を魅了し、次々に迫られては拒むものの押し切られ、昂らされては遂に自分から求めてしまう淫らさを湛えた団地妻ヒロインが好印象だった前作に続く2作目ということで期待していました。

本作のヒロインにも似た感じがあって、話が進むに従って淫猥度が増していく良さもありました。

ヒロイン像は決して悪くないのです。



しかし、作品の全体像が未消化に感じたと言いますか、イマイチ入り込めない印象がありました。

レビューでは「思わせ振り」と表現しましたけど、こぅ、なんと言いますか、ヒロインの振る舞いを敢えて素直にしていない感じでして、それが演出だったら裏目だったように思いましたし、特に狙ったものでもなかったのなら今後は文章の運び方にちょっと注意した方がいいんじゃないかな~?と思いました。

もっとも、前作では特に感じなかったことですから、もしかしたらと思ってレビューに「異なる作風に気乗りしなかったのだろうか」とも記した次第です。



ですから、むしろ前作のようなテイストに今後は期待したいですねぇ。




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ジャンル : アダルト

tag : マドンナメイト文庫 九龍真琴

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九龍真琴「義母は僕の愛人」

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