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三人の嫁(著:霧原一輝、竹書房文庫)

2017/8/21 発売

三人の嫁

著:霧原一輝竹書房文庫


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◎このカラダ、お義父さまのお好きなように…
◎宝くじで1億円を当てた義父に背徳の誘い!
尾川鴻一郎は、会社を定年退職して悠々自適の日々を送っていた。鴻一郎には三人の息子がいるが、二男夫婦と同居しており、淑やかな二男の嫁・香生子に密かに惹かれていた。そんなある日、宝くじが当選し、鴻一郎は思いがけず一億円を手にすることに。息子たちにも分けようと思案するが、配分は二カ月後に発表すると皆に伝える。すると、これまで冷たかった長男の嫁や三男の嫁が家によく来るようになり、義父の鴻一郎に禁断の快楽接待を仕掛けてくる。さらに清楚な二男の嫁も意外な行動に出て…!? 名手が描く禁断回春エロス!
(引用元:Amazon)


★★★★☆ 欲望を 表に出す人 隠す人,2017/10/24
宝くじが当たった人がいて恩恵に与れるらしい。その当選者が親族ともなれば繕うこともなく本音をぶつけることもできよう。そんな降って沸いた僥倖によって人の裏の顔が滲み出てくる物語である。息子達の家族に当選金を分配すると持ち掛けた父親が今回のチン騒動を引き起こしたとも言えるのだが、これによってそれぞれの妻達がその魅力を見せつけて迫ってくる。つまりは当選金目当ての枕接待に発展するストーリーである。

長男の妻【淑乃】 36歳
次男の妻【香生子】28歳
三男の妻【茜里】 23歳

姉さん女房の淑乃は普段から落ち着きのある和装麗人の佇まい。主人公たる義父(61歳)との日頃の付き合いは疎遠だったものの、この機会を逃さずべしと表向きこそ平静を装いながらもミエミエの態度を見せ始める。義父と同居の香生子が不在の隙を狙ってマッサージと称したボディタッチを仕掛けたり、後日には香生子達夫婦を旅行に追いやって「接待」に勤しむといった迫りを見せている。妖艶さ漂う淑乃との場面はどれもいやらしく、割烹着姿でキッチンというナイスなシチュエーションも飛び出してくる。

未だ学生気分が抜けていないような茜里は常にオープン。恥じらいには欠けるものの義父にドライブをせがんでは車中でコトに及ぼうとする積極さを見せる。しかし、だからと言って当選金の分配には無関係と伝えれば冷めたと止めてしまうような素振りを見せる駆け引き上手なところも。そんな子猫のような扱いづらさに辟易しながらも、それが次第に魅力へと変わっていく義父である。

夫が浮気しているとかセックスが下手だとか、父親の耳には入れるべきでないことまで口にしながら、そして他の嫁とも同じことをしてはいないかと鞘当てしながらも関係を結べば老練の手管に翻弄され、大いに感じ入っては乱れてしまう淑乃や茜里がサブヒロインとして輝いている。これまで見向きもしなかった義父の元へ足繁く通う滑稽さには欲に眩んだ果てに媚びた醜態を晒す身内の女達が描かれていた。

そんな状況を尻目に清楚な佇まいを崩さず、常に義父の身を案じる香生子の献身的な振る舞いは淑乃や茜里とは対を成す存在であるのだが、2人が仲睦まじく接しているのを目にしてからは態度に変化が現れ、次第に調子に乗り始めて態度が横柄になってきた義父と衝突したりもしている。この変化を嫉妬と見た義父の心は弾むのだが、それには理由があったことが最後に判明している。一筋縄でいかない女心は淑乃や茜里からも感じ取っていた義父だが、ここまでくると脱帽と言いたくなるオチである。場合によっては最も許せないながらも許せてしまう絶妙な塩梅で香生子を描いた作者の筆の運びはさすがと言わねばならず、これにも脱帽と申し上げる。

サブヒロインとの逢瀬から最後にメインと結ばれる構成では時にメインが霞むことも少なくないのだが、本作では頁をたっぷり用意してメインヒロインたる香生子との場面をしっかり描いていた。これによる官能面の充実感は顕著である。
『三人の嫁』のレビュー掲載元


欲望を 表に出す人 隠す人

ここまで 2000 以上のレビューを投稿してきましたが、レビュータイトルを七五調にしたのは初めてですw

いえ、なんとなく思いついただけなんですけどねww



「三人の嫁」というシンプル極まるタイトルですから、これだけでは中身がイメージできない。ならばとあらすじを読んだら宝くじの当選を巡る嫁達3人の攻防らしい……ちょっと面白そう。

やはりタイトルとあらすじは大事だと改めて思ったものであります。



ただ、今度はあらすじで「たぶん嫁達の枕接待と鞘当てだろう」と、大体の予想ができてしまう。

しっとり熟女な長男の嫁
清楚で献身的な次男の嫁
天然か小悪魔の三男の嫁

これくらいまで予想できちゃう。



そうなんです。大体において予想通りに話が進むのです。

普段の素振りを覆して義父に媚びる長男の嫁と三男の嫁。その中にあって変わらぬ態度を貫く次男の嫁。その次男の嫁にしたって欲が全くない訳ではありませんから、要するに、動くか動かざるかの戦術合戦の化かし合いになるのだろうと予想して、ほぼその通りに話が進んでいきます。

しかし、意外性のある結末によって最後はヤラレタ感を抱かされるのです。



おいおい、最後の最後に三男の嫁よりもとんだ小悪魔がいたぞ、と。



ただし、何とも言えず憎めない一面を同胞させることで、このヤラレタ感は心地良いものに変わります。

この演出がニクらしいほどに秀逸と言わねばなりません。



ですから、編集者が書き起こしたのであろうあらすじがここまで見越したものであるならばスゴいなと思うのですが……どうなんでしょ?(^^;)





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テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : 竹書房文庫 霧原一輝

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