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清楚妻-ほんとは好き(著:深草潤一、二見文庫)

2017/4/26 発売

清楚妻-ほんとは好き

著:深草潤一二見文庫


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「遠慮しないで。何してもいいのよ」美しい人妻の意外な申し出にそのまま理性を失って……。
実家の工務店を手伝うことになり、東京を離れた浩平だったが、増改築の相談を受け出向いたその家の跡取り息子の妻・瑠璃子に一目で惹かれてしまう。端正な顔立ちで色香も漂わせる彼女だが、実は積極的な女性で、性への好奇心が旺盛だった。そんな彼女にハマっていた彼の元に、東京時代の彼女が会いにくるが……。書下し官能エンターテインメント!
(引用元:Amazon)


★★★★☆ 郷里の人妻と東京の彼女,2017/9/1
タイトル及びサブタイトルのように清楚な佇まいながらも実は積極的な淫らさを見せる妙齢の人妻が描かれている。地方の名家に嫁ぎ、高嶺の花と見られるものの実際は居心地の悪さというか窮屈さを感じている元音楽教師であり、都会からやって来た若者たる主人公ならば後腐れもないという打算を滲ませながらも淡泊な夫では味わえない愉悦と人知れずの背徳を快感に変えて次第にのめり込んでいく人妻である。時には大胆に振る舞い、面食らう主人公の反応を楽しみつつ自らもスリルを興奮の材料としている不敵な一面に普段とのギャップを感じさせる麗しくも艶めかしいヒロインとなっている。

しかし、主人公には東京に彼女がいる。訳あって一時的に帰郷している主人公だが、彼女との仲は良好であり、将来にも思いを馳せるくらいに想っている。故に郷里での人妻とのアバンチュールには後ろめたさがつき纏う。1人にさせている間に合コンなどにも参加している彼女の様子も気になる。人妻と彼女との間で揺れ動く主人公の心情がメインの作品とも言えるくらいに描かれている。

おそらくダブルヒロインなのであろう。先に登場するのは彼女であり、第一章から第二章にかけては彼女がメインである。実は仲睦まじくも夜の営みに若干の不安がある。互いの遠慮もあって本来の自分が出せていないのでは?と思っている主人公であり、もしかしたら彼女もそうでは?と考えている。そして、そんなことを人妻に相談しており、女性らしい感覚の回答をもらって後に役立ったりしている。本当に清楚なのは彼女の方だという裏メッセージでもあるのかと思えてくる。恥じらいの彼女と濃厚な人妻といった官能面の対比から心情面が妙に現実的だったりするのは作者の得意とするところであろう。

そんな現実的な心情に紡がれた物語は一波乱あるものの現実的な結末を迎える。人妻とのめくるめく快楽を味わった主人公は彼女の元へ戻り、奔放な一時を堪能した人妻は名家の嫁に戻る。そこにあるのは巡り巡って元の鞘に収まる現実にあっても、その前後では確かに違う何かがあるということであろう。それは過去を、そして今を、さらには未来をも、改めて見つめ直すという行為である。不倫や浮気を肯定するでもなく、ただ何も得ることのない遠回りでもないと示す本作は受け取り方によって何とも言えない深みを感じさせてくれる。
『清楚妻-ほんとは好き』のレビュー掲載元


タイトルでは清楚妻となっている 瑠璃子 さん、いやらしくて素敵w

熟女の妖艶さと余裕のある感じ、そして昂っては積極的に貪るもののそれをあからさまにはしない感じ、それでも不意に責め立てられると被虐美が滲み出てしまう感じ…………熟女をきちんと描いた官能小説はやっぱイイですなぁww

これだから深草作品はやめられませんっ!www



元より深草先生の描く物語は現実的なことが多いのですが、本作はより現実感のあるストーリーだと思いました。



めくるめく背徳体験の後は、紆余曲折はあるにしても元に戻る……この、元に戻るところが現実にもありそうな印象を導きます。もちろん、その前後では何かが変わっているのかもしれませんが、関係性としては元に戻る。男は彼女もしくは妻の元に戻り、女は彼氏もしくは夫の元に戻る……もしかしたら巷の、普段から挨拶くらいは交わしている近所の旦那さんや奥さんにもこんな一面が隠されているのかも?などと思わせてしまう現実感があります。



昨年(2016年)から今年にかけては「黒本」でもそんな現実感を漂わせる結末の作品が散見されまして、それも新人さんや中堅さんの作品に見られまして、あるいはこうした現実的な幕の引き方が今後はトレンドの1つになっていくのかなぁ~とも感じています。

そろそろ「一竿」一辺倒なのも食傷気味ですし、何が何でもハーレムエンドというのも変化の時が到来しているのかもしれません。

そんなことを考えてしまう今日この頃ですが、実際のところはどうなんでしょ?






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テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : 二見文庫 深草潤一

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