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息子の嫁の艶姿(著:霧原一輝、二見文庫)

2017/6/26 発売

息子の嫁の艶姿

著:霧原一輝二見文庫


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「おたくの息子の嫁さん、どっかで見たことあるんだよね」友人のこの一言が、美人嫁の過去の秘密を……会社を辞めた孝太郎は困っていた。生活にではない。近所の電気店の男が発した「お宅の嫁さん、昔、AVに出ていなかった?」という一言が気になっているのだ。息子の嫁の経歴は違うはず。DVDを観ると、特徴は乳房にある三つの黒子なのだが……本人にさりげなく尋ねてみたことで、意外な展開へと──。人気作家による書下し官能エンターテインメント!


★★★★☆ 大胆な展開と現実的な結末, 2017/7/7
今でこそ様々なテーマで作品を量産する作者だが、名を上げたのが回春路線だっただけに今でも時折上梓される。本作もその一環で60歳の義父が主人公だが、今回は息子の嫁【慶子】29歳の過去に秘密を設け、それに気づく人物が現れるストーリーにしたことで大胆な展開が生まれている。官能面においてもそれは寄与しているようで、恥じらいつつも火が灯れば艶っぽく乱れる嫁が描かれている。

AVを鑑賞するくらいの下心はあるものの基本的には実直な義父だけに嫁との交合には躊躇しがち。しかし、ひた隠しにしていた慶子の秘密が遂に判明し、息子(夫)に愛人の影がちらつくこともあって2人は結ばれてしまう。1度きりとしながらも夫が出張に愛人を同伴させているらしいことから慶子に生じた対抗心によって関係はむしろエスカレートする。これによって思いのほか情交場面の多い印象となっている。

秘密を共有したことで共犯めいた連帯感が生まれたことや、その秘密より生じる夫への遠慮からの反動もあって義父の前では積極的かつ淫らに振る舞う慶子。夫への愛情は失っていないため、その刹那だけでも全てを忘れたいのか、はたまた床上手ではない夫よりも義父との相性が良いのか、その真意は定かならずも夫不在時の義父と嫁との昼下がりの情交が淫靡に続いていく。そして、秘密の延長線上から義父は嫁に秘められた性癖を見抜いていおり、それもまた淫猥度の底上げに繋がっている。個人的には慶子が時折発する「いいの。お義父様、慶子、いいのよぉ……」がツボだった。

夫と嫁の夜の営みを覗き見る義父……主人公に同調した読み手も寝取られ感を覚える場面として作者が得意とし、ほとんどの作品に出てくるシチュエーションだが、本作では序盤と終盤に出てくる。2度描かれるのは珍しいものの、それぞれに正反対の意味を持たせているのはさすがの演出と言える。物語の発端と結末を象徴する場面になっていて、つまり、義父と嫁との関係はエスカレートを極めつつも最後は現実的に落ち着くのである。一件落着としながら未練を残す義父の心情が余韻を残している。

なお、そんな義父を慰める役割もあって中盤から出てくる慶子の友人女性は、官能的にはオマケ程度に過ぎない。慶子のほぼ1人ヒロインだからこそじっくり描かれた官能が冴えた作品だったと言える。

ついでながら慶子の秘密に気づいた人物から非現実的な申し出があり、それを承諾する流れには「まさか」の意外性こそあったものの、そして慎重な配慮を感じさせる描写だったものの、それでもちょっとばかし余計だったような感慨を覚えなくもない。もっとも、慣れると言うか再び読むと淫猥度が増す場面ではあるのだが。
『息子の嫁の艶姿』のレビュー掲載元


いいの。お義父様、慶子、いいのよぉ……

はぁ、えがったなぁwww



アラサー(アラウンド・サーティ)という意味ではアラサーなのですけれども、ギリギリ20代というヒロインの年齢29歳は絶妙だと個人的には思っておりますw

30代のアラサーも、それはそれでイイんですけどねww



それはともかく、あらすじに書いてあるので嫁たる慶子さんの秘密は過去のAV出演な訳ですけど、これに気づいたのが主人公の義父ではなく、義父の友人だったことが終盤で(好みは分かれますけど)淫猥度のある変化球を生み出していました。

また、ここ最近では一部の「黒本」作品でもそうですし、本作と同じく二見文庫から4月に発売された『清楚妻-ほんとは好き』(著:深草潤一)でもそうだったのですが、許されぬ関係を紆余曲折として、結末は現実的に落ち着く傾向が見られるんですよね。つまり、健全な未来を志向するか、そうでなくても元の鞘に収まる結末。

禁忌がエスカレートして、ハーレムエンドになって、といった破廉恥が拡大するばかりなのではなく、巡り巡って元に戻る幕の引き方が(今後の主流とまではいかなくとも)1つの方法としてクローズアップされてくるのかもしれません。



◆関連作品
2017/4/26 発売
清楚妻-ほんとは好き(著:深草潤一)

Amazonはコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。
「遠慮しないで。何してもいいのよ」美しい人妻の意外な申し出にそのまま理性を失って……。
実家の工務店を手伝うことになり、東京を離れた浩平だったが、増改築の相談を受け出向いたその家の跡取り息子の妻・瑠璃子に一目で惹かれてしまう。端正な顔立ちで色香も漂わせる彼女だが、実は積極的な女性で、性への好奇心が旺盛だった。そんな彼女にハマっていた彼の元に、東京時代の彼女が会いにくるが……。書下し官能エンターテインメント!



深草作品らしい落ち着きの中にしっとりとした官能が描かれています。

この作品も最終的には元の鞘へ収まりますから、そこへ至るまでのひと回りする過程がストーリーになっていて、主人公視点による揺れる心情が肝になっています。






※各作品のあらすじはAmazonより引用。
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テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : 二見文庫 霧原一輝

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