FC2ブログ

復讐相姦-義母と姉の魔性が晒されるとき(著:高竜也、フランス書院ロマンZ図書館)

2001/9/20 発売

復讐相姦-義母と姉の魔性が晒されるとき

著:高竜也フランス書院ロマンZ図書館


Amazonはコチラから。

征吾、17歳のあなたに私を穢せるの?……相姦を犯す勇気が、姉を辱しめる獣性があるの?……美しすぎる21歳の姉・翔子の嘲笑。雪肌を暴かれ、組み敷かれてもなお、少年を侮る余裕に弟は、亡き母に捧げる復讐劇の開幕を宣言する。禁忌の秘肉を侵入していく征吾の姦牙。姉、義母、女秘書……青狼が貪る美しき獲物たち。しかし、女の魔性は凌辱すらも悦びに変えていく……。(引用元:公式サイト


★★★★☆ 復讐で始まり瓦解で終わる, 2017/7/4
2000年11月・2001年2月・9月の3回に分けて計7冊が出版された「フランス書院ロマンZ図書館」からの作品である。ほぼ新書版サイズなのだがA6版(文庫本)を縦長にした感じでもあり、1行40文字(17行)ながら文庫の上下の余白をそのまま増やした印象の紙面である。ミレニアムを記念した企画なのかもしれないが、「黒本」新レーベルの御多分に漏れず長続きしなかったのか、元より3回の配本だったのか、今となってはその経緯を知る由もないところである。

裕福な家庭を舞台にするのはこの作者の得意とするところ。華やかさの陰につき纏う家族のバラバラな感じが退廃的にもたらされており、女遍歴を誇った父に追い出された正妻の子(主人公)が妾の子(姉)やかつての愛人(義母)と同居する複雑な構成となっている。正妻だった母の恨みを晴らすために姉や義母に復讐する主人公という構図で始まるのだが、次第に不器用な姉への憐憫や元より金目当てで若いツバメとのアバンチュールを楽しむ義母への哀れ、さらには病を患って今は女を可愛がれなくなった父の行く末といった家庭崩壊の切なさがクローズアップされていく。姉に襲いかかってチェリーを卒業した主人公が少しずつ大人になっていく過程で見える景色が変わっていくような、そんな移ろいが描かれており、ある意味では血縁なくとも家族になろうと思えばなれるのに努力を怠り、各自の思惑がバラバラだったために家族となれなかった悲哀にも写る。

サブタイトルに盛り込むほど義母の存在感は大きくなく、メインは姉である。最初こそ義弟たる主人公の恨みを受け止める役割を担ったものの、その後は婚約者のいるクズな若手俳優にイレ込み、次第に自分を見失っていく。そんな姉を哀れに思い、恨みの矛先が俳優に向かい、さらには婚約者にも向かうようにストーリーが派生していくため、ヒロインは思いのほか多かったりする。父の現在の愛人である秘書は新人秘書の登場で自分の立場が危うくなったりしているが、当初は愛人そのものを恨む主人公に迫られているし、学園モノの色はほとんどないのだが同級生が出てきて主人公と関係したりしている。父の遍歴を追いかけているかのような主人公である。

筆が進むに連れて復讐の意義がどんどん拡大していった結果、様々な女性へと矛先が向かい、その経験から主人公が一皮剥けていく。ムスコも一皮剥けていくが、人としても一皮剥けていく。しかし、家庭はどんどん崩れていく。そんな世界観になっていったような気がする。

時代性もあってか元より控えめな官能描写であり、そもそも嫌がる女を無理矢理組み伏せるのではなく前戯と言葉責めで昂らせ、女から求めさせる描写であるのだが、本作はヒロインが多岐に渡ることもあってさらに控えめな印象。ストーリーを追ってしまうこともしばしばあったので官能場面こそ決して少なくはないものの、むしろ読み物として味わったような読後感だった。
『復讐相姦-義母と姉の魔性が晒されるとき』のレビュー掲載元


「黒本」では1993年から凌辱路線で「フランス書院ハードXノベルズ」というシリーズがありまして、これの誘惑版にあたるのが「フランス書院ロマンZ図書館」だったのかなぁ、と思いますが、10年以上も続いたハードXに比べると短命だったようです。



にゃらさんのブログに投稿されている本作の紹介記事はコチラから。
高竜也「復讐相姦 義母と姉の魔性が晒されるとき」(フランス書院ロマンZ図書館、2001年9月、表紙イラスト:宇野亜喜良)ネタバレ有り。御注意下さい。作品紹介(公式ホームページ)復讐相姦―義母と姉の魔性が晒されるとき (フランス書院ロマンZ図書館) [新書]高 竜也フランス書院2001-09【あらすじ】女癖の悪い父親に悩まされ実母が離婚させられた過去を持つ征吾は、ある晩酔って帰宅した義姉の翔子を力ずくで凌辱すると、次は...
高竜也「復讐相姦 義母と姉の魔性が晒されるとき」





方針なのかどうか分かりませんが、あるいはハードXの方は今後「フランス書院文庫X」で再販の後に、なのかもしれませんが、「黒本」のこうした別レーベルはなかなか電子化されませんで……回春路線の「マズターズ文庫」や短命の真骨頂だった(汗)「フランス書院R文庫」辺りはようやく電子化され始めましたが……きっとロマンZも電子化されそうにないなぁ、といったところでしょうか。






関連記事
スポンサーサイト
[PR]

テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : フランス書院文庫 フランス書院ロマンZ図書館 高竜也

trackback


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

高竜也「復讐相姦 義母と姉の魔性が晒されるとき」

高竜也「復讐相姦 義母と姉の魔性が晒されるとき」 (フランス書院ロマンZ図書館、2001年9月、表紙イラスト:宇野亜喜良) ネタバレ有り。御注意下さい。 作品紹介(公式ホームページ) 復讐相姦―義母と姉の魔性が晒されるとき (フランス書院ロマンZ図書館) [新書]高 竜也フランス書院2001-09 【あらすじ】 女癖の悪い父親に悩まされ実母が離婚させられた...

コメント

非公開コメント

Send to Twitter and Facebook
プロフィール

官能レビュアーDSK

Author:官能レビュアーDSK
Amazonその他の書籍サイトで男の、というか男なら!という肉欲煩悩中枢刺激ジャンルに特化した、裏街道という名のスキマに徹する変わり者レビュアーDSKです。

官能小説
メニュー欄では発売年別にカテゴライズしています。作家別ご覧いただく際は最上段記事の索引より検索できます。

青年コミック
一部に桃色成分の高い一般コミックを含んでいます。また、複数巻となるシリーズ物は1つの記事に纏めています。

成年コミック
多岐に渡るジャンルに対してDSKの好みに偏ったセレクトかもしれません。(汗)

AV
主だった同一タイトル(シリーズ物)を1つの記事に纏めています。

リンク
リンク大歓迎です。(^^)
どこか適当な記事にコメントでご連絡していただけると当方からもリンクさせていただきます。※内容によってはご遠慮願う場合もあります。

トラックバック
TB大歓迎です。(^^)
当方からも「トラックバックの返信」をさせていただく場合があります。その際は何卒よろしくお願い申し上げます。※内容によっては拒否する場合もあります。

ブログ内検索
Amazon検索
カテゴリ
リンク
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
Thanks for coming!!
合計の閲覧者数:

現在の閲覧者数:
Twitter
Public Relations 1





FC2コンテンツマーケット
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
RSSリンクの表示
Public Relations 2