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高慢令嬢と誘拐犯-人妻ボディガードの敗北(著:鬼龍凱、フランス書院文庫)

2017/5/25 発売

高慢令嬢と誘拐犯-人妻ボディガードの敗北

著:鬼龍凱フランス書院文庫


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「やめてったら!痛いっ。大きすぎるっ」
「お嬢さんの穴が小さいんだよ。もう少しだ」
男の胸を叩き、押し込まれる腰から逃れる令嬢。
誘拐犯の暗くさびれた自宅でつづく性調教。
イラマ地獄、アナル強奪、恥辱のコスプレ姦……
同じ頃、監禁場所を突き止めた人妻ボディガードは……
(引用元:Amazon)


★★★☆☆ 高慢ヒロインありきが良いのではない, 2017/6/27
さしずめ3打数1安打といったところか。デビュー作たる1打席目の『高慢令嬢姉妹、堕ちる』が見事なホームランだったのに比べ、2打席目の『高慢女教師三姉妹-完全屈服』と3打席目の本作は残念ながら打ち損じているようである。

タイトルからも分かるように高慢なヒロインを中心に据えて3作を連ねた訳だが、思うにデビュー作が出色だったのは高慢なヒロインだったからではなく、辱めを受けた妹への義憤による復讐劇の面白さだったからであり、つまりは勧善懲悪痛快娯楽官能小説だったからと推測する。普段は善人な主人公が妹のことになると人が変わって悪役たる令嬢ヒロインを貶めていく。そのヒロインが高慢だったということである。2作目以降は勧善懲悪でもなければ痛快でもなく、故に娯楽性にも乏しいことが根本的な違いであろう。ヒロイン云々もさることながら、主人公のキャラもまた作風を決定づける要因であることを示しているようである。

本作の主人公は挑発めいた言葉責めばかりで鼻につくものの、凌辱作品のキャラとしてそれほど悪いとは思わない。新進気鋭のバレリーナとして高慢な態度のヒロインに恨みを持っているようだが、真の矛先はその背景にあるバレエの名家であり、複雑な事情を絡ませつつヒロインもまた保身を第一とする名家の被害者であることを示すストーリーもそれ自体は悪くない。

気になったのはボディガードである。

名家の令嬢だけにボディガードがついており、これに人妻属性を付加してサブヒロインとしているのだが、前の2作で姉妹ヒロインにしたせいか今回は縁もゆかりもない赤の他人。故にボディガードの使命感のみで凌がざるを得ず、これがチト苦しい。自身の悲しい過去に照らし合わせてヒロインが二の舞とならないよう努めるものの、元よりそこまで尽くす謂れがあるだろうかとの疑問が沸く。

さらには捕らわれたボディガードの主な責め手が主人公ではないところも違和感となろう。真実を知って心変わりしたヒロインが豹変した結果なのだが、ここからの展開には不自然さがつきまとう。そもそも夫ある身で夫婦仲も良好なのにそこまで堕ち果てる理由が見当たらないのである。

3人ヒロインだった前作や前々作に対して2人に絞った本作ではあるが、その関係性やバランスにおいては一考の余地があるような、もしくは本来なら1人で進めた方がスムーズだったのに2人目を付け焼刃的に追加して纏まりが欠けたような、そんなズレを感じる。

拘束されてからは緊縛から粗相にお尻まで責められ続けたヒロインではあるが、プライドの高さから喘ぎを我慢することが多く、それが官能的にはマイナスに作用した面も否めないであろう。
『高慢令嬢と誘拐犯-人妻ボディガードの敗北』のレビュー掲載元


「高慢」シリーズの3作目ということで、前作前々作の表紙を並べてみましたが、程良く統一感があって良いですね。







デビュー作と前作および本作を比べた時に、何が面白くて、何が足りないのかな?と思い巡らせたことをレビューに記した訳ですが、高慢ヒロインを前面に出すことそれ自体は良いとしても、それに縛られると全体を見失ってしまうこともありますから、なかなか難しいところではありますよね。

ですから、メインの材料にするよりも調味料(スパイス)の方が活きるのかな~?とか思ってみたり。(^^;)



愛好家Sさんのブログに投稿されている本作の紹介記事はコチラ。
4226『高慢令嬢と誘拐犯 人妻ボディガードの敗北』鬼龍凱、フランス書院/フランス書院文庫、2017/05 発売●あらすじプロのバレエ・ダンサーとして活動している高慢令嬢が誘拐され、正体不明の男に監禁調教されてしまう。警察にも知らせず内々に令嬢を探し出す事になり、人妻ボディガードが単独で居所を探し出して乗り込むが…。●登場人物【久我竜也】初音より二、三歳年上。長身で格闘家のような逞しい筋肉の青年。【桐沢初音(はつ...
4226『高慢令嬢と誘拐犯 人妻ボディガードの敗北』

にゃらさんのブログに投稿されている本作の紹介記事はコチラ。
鬼龍凱「高慢令嬢と誘拐犯 人妻ボディガードの敗北」(フランス書院文庫、2017年5月、表紙イラスト:赤尾真代)ネタバレ有り。御注意下さい。作品紹介(公式ホームページ)高慢令嬢と誘拐犯: 人妻ボディガードの敗北 (フランス書院文庫) [文庫]鬼龍 凱フランス書院2017-05-25【あらすじ】人気急上昇のバレリーナ・初音が何者かにより誘拐され、犯人の男の自宅で繰り返し凌辱を受ける日々を強いられる。犯人の竜也は初音の腹違いの...
鬼龍凱「高慢令嬢と誘拐犯 人妻ボディガードの敗北」





また、ボディガードについては勝手な推測になりますが、当初は拘束されたことが捜索側には知られていませんでしたから、そのまま最後まで知られることなく解放され、ヒロインと主人公の2人は逃げることにでもして、解放されたボディガードが2人の行く末を案じつつも哀れむような、そんな距離感のある幕切れでも(ボディガードは他人だけに)アリだったかもしれないですね。

血縁の2人、というか、この2人の間に他人が割り込むのもちょっと無粋な気がしますからね。






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tag : フランス書院文庫 鬼龍凱

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鬼龍凱「高慢令嬢と誘拐犯 人妻ボディガードの敗北」

鬼龍凱「高慢令嬢と誘拐犯 人妻ボディガードの敗北」 (フランス書院文庫、2017年5月、表紙イラスト:赤尾真代) ネタバレ有り。御注意下さい。 作品紹介(公式ホームページ) 高慢令嬢と誘拐犯: 人妻ボディガードの敗北 (フランス書院文庫) [文庫]鬼龍 凱フランス書院2017-05-25 【あらすじ】 人気急上昇のバレリーナ・初音が何者かにより誘拐され、犯...

コメント

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高慢とボディーガードとのちくはぐさ

こんばんは。にゃらです。

始めにトラックバックの件は、こちらが誤ってトラックバックを許可しないにチェックを入れてしまっていたようです。許可するにしましたのでできるようになったと思います。お手数をお掛けしました。

さて本作ですが、腹違いの兄妹による相姦という背徳性に自分は高めの評価としました。
しかしながらデビュー作品の成功体験に作者ご自身か、それとも編集サイドの要望なのか(恐らく後者でしょう)、高慢であれば…というメインヒロインと人妻ボディーガードとの話のちぐはぐさが気になりました。

わざわざサブタイトルに「人妻ボディーガードの敗北」と銘打ったなら彼女の話が主体と思うでしょうし、実際自分もそうなんだろうと読み進めて肩透かしを食らったような感じでした。実際は令嬢の話にボディーガードを足したような話で違和感があったのは残念です。

件のデビュー作品はフランス書院サイドによりますと、2015年の売上ナンバーワンだったそうです。11月の発売でしたから…、実質的に1ヵ月しかないのにです。編集サイドとしては高慢な令嬢がいたから売れたとご分析なさったのでしょうね。熟女寄せに飽きたとの読者層からのシグナルの可能性も多分に否定はしませんが、恐らくDSKさんが仰ることが売れた要因だったはずです。

売れた実績があるのであれば逆に違う路線に打って出るのもアリでしょう。次の作品では高慢に囚われず、ゼロベースで書かれて(書かせて)はいかがと思います。長文失礼いたしました。

売れたら売れたで次が難しい

DSKです。
コメントありがとうございます。

>2015年の売上ナンバーワンだったそうです。

そんなに売れたのですか!
ちょっと驚きです。1~10月発売作品を全部ブチ抜いたのは驚愕ですけれど、裏を返せば通常の部数(相場)ってどれくらいなの?という疑問も沸いてしまいます。(苦笑)

「いやらしければいい、ヌケればいい」というのも分からないではないですが、小説ですから、そこに流れる物語あっての官能でないといやらしくならないというのもあると思います。

>次の作品では高慢に囚われず

自分もそう思ってましたw
3作続けましたから、そろそろリセットしていい頃合いですよね。

トラックバック修正しました

あ、先のコメントで書き忘れてしまいましたが、トラックバックは修正させていただきました。m(_ _;)m
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