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母と少年と担任教師(著:高竜也、フランス書院文庫)

1993/4/23 発売

母と少年と担任教師

著:高竜也フランス書院文庫


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我が子のためなら母はどんな犠牲も厭わない。
だが、よもや担任教師が肉体を要求しようとは……。
放課後の教室、欲望も露わに襲いかかる担任は、
若すぎる生徒の母から着衣を引き毟った!
泣き叫んで抗い、必死で股間を隠す貴和子。
夕べ息子がつけた恥丘の愛印は見られたくなかった……
(引用元:公式サイト


★★★★★ 下衆な担任教師の毒牙にかかる母, 2017/4/25
基本は実母相姦だが、生徒たる息子の弱みに付け入って母を追い込み、遂には言いなりにまでさせる下衆な担任教師の策略が割り込んでくるところに別種の淫猥さがずっしりと加味された作品である。1人のヒロインに対して男が2人、しかも脅された母が抵抗したくてもできない状況というのは凌辱路線の構図と言えるが、昂ると早々に我を忘れて乱れ、刹那の肉欲に屈してしまう描写には和姦テイストもあり、かと言って、いわゆる「一竿」を基本とする昨今のフランス書院文庫の誘惑路線とは明らかに異なることから旧作ならでは、この作者ならではのテイストとも言えるであろう。どっちつかずと見ることもでき、何より古典的な設定ではあるのだが、それ故にツボにハマれば堪らない作風と言える。

まだ若手と思しき担任教師〈工藤〉の手管に屈していく未亡人の母【貴和子】36歳が片や息子〈慎也〉16歳と秘密の甘い睦言を繰り返す。これがほぼ交互に描かれる中で工藤と慎也には互いに見えざる接点があった。それは貴和子の内腿に付けられたキスマーク。これに違和感を覚えた工藤がさらに1つ追加し、それを見た(数が増えていた)慎也が訝しむというやり取りがある。互いに別の男の存在を意識し、嫉妬し、自分を誇示する対抗心を姿なき相手に見せつけようとする秀逸な演出である。これによってエスカレートしていく官能面が濃密さを増していく。

慎也が授業中の白昼に工藤は貴和子の在宅を狙い、お手伝いさんを尻目に立位で後ろから貫き、遂には情事の痕跡から相手が教え子であり実の息子(慎也)であると突き止め、貴和子の抵抗を失わせるに至る。「お母さん」から「奥さん」の次には「あんた」と呼び方も変わり、次第に不遜な横柄さを隠さなくなっていく。れっきとした婚約者がいながら独身の最後を貴和子で謳歌しようと画策する工藤は女に対して自信満々の鼻持ちならない悪役として充分な働きを見せるのだが、対抗心極まった果てに、あるいは貴和子をモノにしたと有頂天になった果てに施した剃毛が命取りとなる。この事態に確信を得た慎也の逆襲が工藤の婚約者に及ぶからである。

その結末は、状況を把握した慎也が婚約者を襲った後に確たる証拠を揃えた時点で終了となり、その後の顛末は読み手に委ねれてしまうのだが、できれば慌てふためき右往左往する工藤の狼狽やその後の落ちぶれた姿まで盛り込んだ、即ち工藤に天罰が下ったところまで見届ける痛快さをさらに味わいたかった気もする。しかし、それは蛇足ということであろう。

未亡人の母に忍び寄る下衆な担任教師という設定の良さ。抵抗するもその手管に翻弄され、屈して堕ちていく官能描写の淫猥さ。そして、それらが甘い母子相姦を狂わせていく見事なまでの演出には唸るばかり。個人的にはこの作者の最高級に位置づけられる屈指の名作と称したい。
『母と少年と担任教師』のレビュー掲載元


私、DSKが官能小説を読むにあたって、その過去には強烈な印象と興奮を覚えた節目の作品がありまして……まぁ、誰にもあると思いますが、記憶に一生残るであろう思い出の作品とも言えるでしょうか。



最初はたぶん高校生くらいの頃だったと思います。何の気なしに読んでいた……何の気なしに官能小説を読む高校生もどうかと思いますが(汗)、もちろん秘かな楽しみとして今と変わらぬ姿であります(笑)……もしかしたら古本だったかもしれませんけど、ふと手にした作品に猛烈かつ強烈なショックを受けましてね。

言わばDSKの 官能ファーストインパクト だった訳でありますw



◆DSKの官能ファーストインパクト
1985/08/23 発売
女教師・二十三歳(著:綺羅光、フランス書院文庫

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泣き叫んで抗う絶世の美女を徹底的にいたぶる……
しかも、緊縛され、淫らがましく股をひろげている女は
良家の令嬢、名門高校の女教師だと思うと、
男たちの獣欲は、いやが上にも昂ぶる。
震える秘唇を強引に開き、怒張をねじこむ!
密室に轟く悲鳴……留美子にとって地獄の日々がはじまった。
(引用元:公式サイト

◆当ブログの投稿記事
http://dsk18.blog.fc2.com/blog-entry-387.html





言わずと知れた伝説の1冊ですね。

いやぁ、当時はもちろん今のような集中的な読書には至っていない、単なる1人のスケベな高校生に過ぎなかった訳ですが、そんな僅かな知識において官能小説の常識が覆ったというか、官能小説を再定義させられた作品でした。スゲー、スゲーと思いながら読んだ記憶は今も忘れません。

ちなみに1985年の発売以来、今現在も新品が用意され、Amazonで「入荷予定あり」と記され続けるモンスターな1冊でもあります。



そして、セカンドインパクト はDSKがレビュアーになるきっかけとなった作品でした。



◆DSKの官能セカンドインパクト
2002/4/18 発売
義母は個人教師(著:浅見馨、マドンナメイト文庫)

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「もっと……見たい?」義母が教えてくれたのは、英語だけじゃなかった──。俊英による、傑作官能エンターテインメント!
受験を控えた純一は、父親が海外に長期出張のため、32歳で後妻の小夜子と二人で暮らしていた。彼女が予備校講師ということで、勉強を教えてもらっていたが、彼女への性的な関心は強まるばかり。またそんな気持ちを知ってか知らずか、小夜子も妙な反応をしてくる。ある夜、寝室に忍び込んだ純一だったが──。熟れた肢体に翻弄される姿を描く青い官能ロマン!
(引用元:Amazon - 書籍ページ)

「ママが僕のペニスを頬張っている……」下半身を露出し誘惑して、若き屹立を飲み込んでいく義母。彼女との二人だけの秘密のレッスンが始まった。32歳の淫らな欲求が少年の獣欲を呼び覚まし、ママのぬめ光る肉孔に少年は牡液をしぶかせ、蒼き性は甘美な大人の肉体に溺れていくことに……(引用元:Amazon - Kindleページ)

◆当ブログの投稿記事
http://dsk18.blog.fc2.com/blog-entry-2.html





この2002年の作品を手にしたのは2008年だったので、こちらは間違いなく古本ですね。

読み終えた時、この昂った気持ちを文章にしたい!文章に残したい!と強く思いました。備忘録にもなるから何か残す方法はないだろうかと考え、そして思い至ったのがレビューとして投稿することでした。



……ナゼにこんなことを長々と記しているかと言えば、今回ご紹介の作品がDSKの 官能サードインパクト だったからです。(*^^*)

1985年、2002年ときた3発目が1993年の作品というのもヘンな話ですが、これには Kindle Unlimited が関わっています。つまり、以前から漠然と気にはなっていながら手にするには至らなかった作品および作者について、定額の読み放題というシステムが距離を近づけ、遂には繋がるに至ったのです。

本来なら官能小説の教典として読んでおくべき高先生の作品は、その数の多さもあってDSKには遠い存在でした。官能小説のレビュアーとして高作品を1つも知らないのは恥とも思いつつ手が出せていませんでした。しかし、その距離を一気に縮める機会が訪れました。それが Kindle Unlimited だったのです。

そして……この作品にK.O.されましたw



ここ最近、やけに高作品のレビューが続いているのは一重にこの作品からのインパクトが大だったからであります。今や貪るように高作品を読み漁り、他の旧作にも触手を伸ばして温故知新を続けています。

……ガンバレ、新作ww






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テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : フランス書院文庫 高竜也

コメント

非公開コメント

No title

こんばんは。
確かに出来がいい作品です。
ただ慎也が婚約者を襲うのは…。
だったら工藤をレイプした方がいいのでは?
ポルノとしては前者の方が正しいが…。
出来ない辺りフランス書院の限界が見える作品ではある。
とはいいつつ、婚約者襲った方がNTRって感じはしますね。
ノンケポルノでホモレイプは出来ないしw

小説の余韻と顛末の行方

DSKです。
コメントありがとうございます。


>婚約者襲った方がNTRって感じはしますね。

これで逆襲の手筈は済んだとして余韻を残す辺りに小説らしさがあって良いのですが、勧善懲悪の観点からすると『水戸黄門』で言うところの紋所が出てきてハハァーッとなる場面がほしかったところですかねww
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多岐に渡るジャンルに対してDSKの好みに偏ったセレクトかもしれません。(汗)

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