FC2ブログ

相姦蟻地獄(著:里見翔、フランス書院文庫)

2007/8/23 発売

相姦蟻地獄

著:里見翔フランス書院文庫


Amazonはコチラから。
Kindle版はコチラから。
ひかりTVブックはコチラ。〈電子書籍〉
総合電子書籍ストア【BookLive!】はコチラ。

この子を他の女に渡すなんて、できないわ……。
僕にはママしかいない。ずっと繋がっていたい……。
理性と激しい欲望の狭間で揺れ動く、母と息子。
今日だけ、今夜だけと思いながらも清算できない。
深すぎた狂愛が、生き地獄を招くとも知らず……。
最高の相姦を求めて彷徨う母子、獣色の人生!


★★★★☆ 禁忌を憂うも抗えぬ愛情と肉欲に溺れた相姦の輪廻, 2017/1/24
2007年8月に本作1冊のみ上梓された「里見翔」名義の作品。2組の母子が絡みつつ後半から別の1組が出てくる構成や、息子同士や母同士が示し合わせる辺りには牧村僚御大の影響を感じるところだが、母子交姦はなく、出オチかと思わせる主人公の心情が報われる結末でもなかった。何より39歳の実母【美貴】と男女の仲になりたいと願うのではなく、既に相姦の間柄になっている実母が大好きなのだけれども許されぬ関係につき本来は距離を置くべきと内心では憂いている状況で物語が始まっている。つまりは母の代役を探した果てに辿り着いた境地を描く作品だったと言えよう。

その代役として最初に関係を結ぶのは友人の母【桜子】である。母同士も友人であり、年齢も同じで幼い頃から世話になっていた気安い間柄ではあるが、未亡人の空閨を危惧した息子(友人)から相手になってほしいとの相談があったりする。その際の事前情報によって苦もなく男女の仲にはなるものの、美貴への想いが払拭されるには至らない。それでも美貴とはタイプの異なる桜子の奔放な振る舞いに流されて関係がズルズルと続いており、それは都合の良い女のようでもあり、いつでも抱けると考えている主人公は実際にいつでもヤリ捲っている。

次に関係を結ぶのは同じマンションに暮らす新婚さんと思しき27歳の若妻(?)【奈央】である。こちらとの関係を経てもなお美貴への想いは断ち切れないのだが、現状を変えたいとの願いと、主人公も知らなかった秘密を抱える奈央の思惑が合致して逃避行を約束するに至る。しかし、これに待ったをかけたのが奈央の夫……ではなく弟である。何故夫ではないのか?そもそも夫は?といったところは物語の肝になるのだが、要するに奈央もまた主人公と同様だったと、そしてそれは抜け出せない蟻地獄のごとき運命だったのだと主人公に去来する結末である。

本来あるべき健全な関係を望みながらも内心では嫉妬の焔が燻り続けていた美貴もまた同じ感慨に至っており、堂々巡りの果てに一回りした関係は踏ん切りと割り切りのついた、さらに淫らな2人だけの世界である。

官能場面は数多いものの描写自体はやや淡白な印象で、それぞれのヒロインに対して最高!と繰り返す八方美人な外面の良さや流されがちな優柔不断などは2000年代の作品によく見られた主人公像と言えよう。

恋愛というものがよく分からぬうちに相姦の味を覚えた主人公が人並みに恋路を進もうとしたが上手くいかず、結局は溺愛してくれる母の元へ戻って来た。これを以って現状を変えようにも退路を断つ覚悟や背水の陣のごとき心意気には欠けた、あるいはモラトリアムのごとき所在のなさを見て取るのは深読みだろうか。
『相姦蟻地獄』のレビュー掲載元


次作はおそらく出ることがないであろう「里見翔」先生唯一の作品かと思われます。

蟻地獄とのタイトルがDSK的には新鮮でして、どうしようもないほど絡まり切った相姦の人物模様を示すにはピッタリだなと思っておりますが、この作品で初めて用いられたのかと思いきや、さにあらず。

……最初かと思って調べてみたら違ったという話ですが。(^^;)



にゃらさんのブログに投稿されている本作の紹介記事です。
里見翔「相姦蟻地獄」(フランス書院文庫、2007年8月、表紙イラスト:新井田孝)ネタバレ有り。御注意下さい。【あらすじ】受験を機に実母の美貴と相姦に陥り悩んでいた透は上の階に引っ越して来た奈央に興味を抱くが、そこへ友人から自分の母親の桜子を抱いて欲しいと唐突に頼まれ、会うなり積極的な彼女に溺れていく。【登場人物】透19歳。大学受験を一浪し、今春より三流大学に入学した。実母の美貴とは今年の受験前日から定期...
里見翔「相姦蟻地獄」





「黒本」公式サイトの並べ替えが全く以って役立たずなので(苦笑)国立国会図書館のサイトで調べてみたところ、1987年12月に『人妻蟻地獄』(著:結城彩雨)という作品がありました。これが「黒本」では最初のようです。後にはフランス書院ハードXノベルズや結城彩雨文庫から再販が繰り返されています。



◆「黒本」最初の蟻地獄作品
1987/12/23 発売
人妻蟻地獄(著:結城彩雨)

Amazonはコチラから。
「ああ、あなた許してェ…」抗う自分の意志を置きざりにして
人妻恵美子を呑みこむ快楽の波…。
27歳の成熟した艶肌が、愉悦の沼地に引きずりこまれ、淫れきる!
人妻が喘ぐ、悶える、堕ちる!…瑞々しい秘唇を抉る結城彩雨の快作。



余談ながら、1985年に団鬼六巨匠の作品に同名の『人妻蟻地獄』(富士見文庫)という作品があります。



その後は、高木七郎、海堂剛、佳奈淳、香山洋一といった凌辱畑の先生方の作品で用いられており、本作は8番目でした。ただ、相姦誘惑路線では最初で今のところ最後のようですから馴染みが薄かったようであります。

確かに「蟻地獄」の響きは凌辱作品向けとは思いますし、場合によっては……本作の発売当初なども……勘違いしてしまう可能性はあるかもしれませんね。

相姦路線にも使える言葉でもあるのでしょうけれども、最近は相姦が肯定的に扱われる傾向にありますから使われないのかも。




DMM.make DISPLAY


※各作品のあらすじはAmazonより引用。
関連記事
スポンサーサイト
FC2公認の男性用高額求人サイトが誕生!
稼ぎたい男子はここで仕事を探せ!
[PR]

テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : フランス書院文庫 里見翔

コメントの投稿

非公開コメント

Send to Twitter and Facebook
プロフィール

官能レビュアーDSK

Author:官能レビュアーDSK
Amazonその他の書籍サイトで男の、というか男なら!という肉欲煩悩中枢刺激ジャンルに特化した、裏街道という名のスキマに徹する変わり者レビュアーDSKです。

◆官能小説
メニュー欄では発売年別にカテゴライズしています。作家別ご覧いただく際は最上段記事の索引より検索できます。

◆青年コミック
一部に桃色成分の高い一般コミックを含んでいます。また、複数巻となるシリーズ物は1つの記事に纏めています。

◆成年コミック
多岐に渡るジャンルに対してDSKの好みに偏ったセレクトかもしれません。(汗)

◆AV
主だった同一タイトル(シリーズ物)を1つの記事に纏めています。

◇リンク
リンク大歓迎です。(^^)
どこか適当な記事にコメントでご連絡していただけると当方からもリンクさせていただきます。※内容によってはご遠慮願う場合もあります。

◇トラックバック
TB大歓迎です。(^^)
当方からも「トラックバックの返信」をさせていただく場合があります。その際は何卒よろしくお願い申し上げます。※内容によっては拒否する場合もあります。

ブログ内検索
Amazon検索
カテゴリ
リンク
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
Thanks for coming!!
合計の閲覧者数:

現在の閲覧者数:
Twitter
ブクレポ
Public Relations 1





FC2コンテンツマーケット
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
RSSリンクの表示
Public Relations 2