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二人の兄嫁(著:高竜也、フランス書院文庫)

1997/10/23 発売

二人の兄嫁

著:高竜也フランス書院文庫


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都会の薫り匂わす美貌の兄嫁、沙耶25歳。
エレガントで気品漂う麗しき兄嫁、絵里子27歳。
人妻と未亡人----二人の媚態が、美肉が、甘い牝香が、
朝比古を肉欲に狂う性獣へと変えた!
繰り返される脅迫と凌姦、もれる性奴の嗚咽……
二人の兄嫁を弄ぶ義弟はさらなる奸計を企てていた!
(引用元:公式サイト


★★★☆☆ 許されぬ関係と覚える快楽, 2016/10/12
正直なところ、どうしても2人の兄嫁でなくてはならないストーリーでもなく、隣同士の人妻2人でも成り立つ話である。故に人物同士の関係性や家族の構成にも着目した設定なのであろう。裕福な家庭で不自由なく暮らすお坊ちゃんな末っ子主人公(17歳)の青い情動が今は未亡人の長兄嫁(27歳)と都会暮らしで洗練された次兄嫁(25歳)に向けられる作品である。昨今の誘惑系作品への礎となった1冊のようにも感じられる作風だが、他にサブヒロインとして出てくる同級生は立ち位置が中途半端で情交要員のようでもある。

1997年の作品にしては珍しく(?)帰省した次兄嫁が追い詰められる官能場面から始まっており、その後も次兄嫁との関係が続いている。ただヤリたいというだけのシンプル極まる動機は甘やかされて我儘に育った主人公の身勝手そのままだが、元より奔放で婚前には男を手玉にとっていた次兄嫁は主人公がチェリーと知って態度を変えていく。家柄による体面や家長たる姑(主人公の母)への後ろめたさはあるものの、夫の長期出張や一族内のポジション確保という打算もあって束の間のスリルを味わおうと企み始める。表向きは抵抗しつつも内心では積極さを見せ始めて、それとなく誘導していくのは高作品によく見られる官能の駆け引きであろう。

夫亡き後も家に留まって姑を献身的にサポートしている長兄嫁は清楚で控えめながらもしっとりした美貌で以前から主人公の憧憬の存在なのだが、こちらは姑を前にした時の慎ましやかな振る舞いと実は空閨の疼きを持て余している本来の姿というギャップにフォーカスしている。秘め事チックに始まった関係は、長兄嫁が秘密にしていたかの姿を目聡く見つけた主人公によってエスカレートしていく。こちらも主人公に従っている形をとりながら内心では葛藤から歓待へと傾いていく流れである。

これまた当時としては珍しい部類なのか、最後は鉢合わせによる兄嫁姉妹丼の様相となる。主人公が図った姦計として作品のテイストを維持してはいるが、この頃には関係を割り切っている次兄嫁に驚きはなく、突然の事態に長兄嫁が巻き込まれていく流れとしている。

いずれ都会へ戻る次兄嫁の存在により関係が永遠ではない切なさを湛えてはいるが、また機会があれば呼び出そうなどと考える主人公の厚顔振りを残しつつ甘いテイストをも加味して幕を引いたのは読後感の向上に繋がっていたと思う。ただし、全体的に官能描写は控えめ。当時を鑑みれば致し方ないところか。
『二人の兄嫁』のレビュー掲載元


この作品はあらすじがやや煽り過ぎですね。(苦笑)

肉欲に狂う性獣へと変えた!』といっても所詮はチェリーボーイですから兄嫁に敵うべくもありませんし、『繰り返される脅迫と凌姦、もれる性奴の嗚咽……』も単に所構わず求める主人公と喘ぐヒロインだし、『さらなる奸計』だって次兄嫁と交わっているところへ長兄嫁が来るように仕向けただけですからね。



でもしかし、これも今現在の感覚ならばという話。



1997年当時であれば、それはそれで、というモノだったのかもしれません。

まぁ、それでも煽り過ぎに変わりないでしょうし、公式サイトのシチュエーションタグに「凌辱」と入れるほどでもないでしょうw



ところで、本作も含めて電子書籍で読む機会が増えてきましたが、「黒本」だと表紙カバー裏の情報がないものですからコレが何作目なのか?元本の初版はいつなのか?旧作であれば何刷されたのか?といった諸々が知り得ないのはイタいですねぇ。

せめてカバーイラストの絵師さんが誰なのかは明記していただきたい。

表紙のお姉さん、めっちゃ好みだから誰が描いたのか知りたいしwww



表紙も作品の一部ですからクレジットされて然るべきと思うのですが……著作権的に、というか印税的に何かあるのでしょうかねぇ…………どうなんでしょ。

もっとも、電子書籍のサイト(購入先)によっては全部でなくとも明記されているのもありますからフォーマットそのものがよく分からないのですが、これもまた黎明期によくある乱立状態に伴う不統一性の1つなのでしょうかねぇ。





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テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : フランス書院文庫 高竜也

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