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淫らな館(著:庵野音人、イースト・プレス悦文庫)

2016/7/10 発売

淫らな館

著:庵乃音人イースト・プレス悦文庫


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官能小説を愛するすべての読者に捧げる、メタフィクション・エロス――
大学生の優は、女性に縁がなく味気ない毎日を過ごしていた。ある夜、インターネット上で目にした官能小説『淫らな館』をクリックすると、画面の中から裸の青年が飛び出してきて……!? 小説のなかに迷い込み、見知らぬ館で「官能小説の主人公」になるよう迫られた優は、帰る方法を探すため、渋々ながらこの世界の住人として生活をすることに。女性とのエッチよりバイトが大切、やる気のない草食男子の優が、美少女、兄嫁、未亡人と交わりながら淫らな二次元世界でしてゆくが――?
(引用元:Amazon)


★★★★☆ 官能小説の世界へ舞い込んでしまうファンタジーが描く家族の調和と恋, 2016/9/25
タイトルの『淫らな館』は作中に出てくる官能小説のタイトルである。これをスマホで読み耽っていた大学1年生の草食系主人公が突然にして小説の中に取り込まれてしまうファンタジーは相当にチャレンジングな設定ではあるが、これまで冒険的な作品を多く手掛けてきた作者ならではといったところであろう。読み手としては好みが別れる作風かと思われるが、固定概念を打ち破る挑戦として受け止めたいところである。

主人公が元の世界に戻るのは最後の最後なので本作の登場人物は基本的に作中小説の登場人物である。立派な館に住まう主がいて、その息子たる夫は失踪しており嫁は同居中、さらに主の娘がいる。兄ともども後妻の連れ子として組み込まれた次男の主人公から見ると義父・兄嫁・義妹となり、これに主の妹という叔母が中盤から出てくる複雑な構成は後々を含めて主人公との血縁はナシにしておこうとの判断か。そして、何故か主だけが小説の世界であるという現状を把握しており、元の世界へ何かと帰りたがる主人公を叱責してこの未完の小説を結末まで導こうとするのである。

兄嫁や義妹といったイイ女が目の前にいながら元の世界のアルバイトを気にするような主人公に主は呆れながら憤慨するのだが、そんな軽妙なやり取りに紛れて主が発する小説内の人物(男)だからこそ官能小説かくあるべし!な発言がいちいちアツい。主人公もまた次第に小説なれど人物は作内で血を通わせて生きていることを知るにつけ、そうした中の端々に作者が忍ばせた官能小説への気概を見る思いである。

ただし、主人公が後ろ向きなこともあって業を煮やした義父が代わりに好色漢よろしく兄嫁へと迫ったり、元の世界へ帰る条件として主人公が兄嫁を手篭めにしなくてはならなくなったり、最後は家族の調和を取り戻すための、つまりは結末を迎えるための荒療治として魔少年のごとく振る舞う主人公が兄嫁から義妹に叔母までをも緊縛して責め立てるといった、どちらかと言うと殺伐とした官能描写が続く印象である。その直前では叔母の甘い妖艶さも一時見えるが、常に理不尽な責めに遭う兄嫁には(結末への伏線とはいえ)不憫な気もしてしまう。

そんな中でツンデレな義妹が見せた恥じらいの情交と秘めた想いの表出が思わぬ結果を招く。ファンタジーなストーリーはどんでん返しのファンタジーな結末を迎えるのだが、これによってモヤッとするような晴れない雰囲気の最後の最後にパッと花が咲いたような心持ちが到来するのはズルいと思わせるほどの作者のストーリーテラーとしての巧みさであろう。
『淫らな館』のレビュー掲載元


ケータイ官能小説の世界に飛び込んでしまう主人公。
官能小説の世界で主人公の役割を担わされる主人公。
イマドキっぽく色欲が希薄で渋々やらされる主人公。



何かとオモシロ設定の作品を上梓してきた庵乃先生でなければ思いつかないであろうアイデアと、それを出版可能とした編集側の二人三脚が感じられる作品でした。



官能小説の大半は予定調和で成り立っていると考えます。凌辱においても誘惑であっても、設定や構成こそ違えど基本的にはどうしても似通った流れになって結末を迎えます。そして、それを読者もある程度は予想しており、多くはその予想通りとなります。

つまんねーといった見方もできてしまいますが、そうした予定調和の中でシチュエーションを変えたり、少しでも意外性を出してみたり、結末を通常とはちょっと異なる形にしてみたりといった創意工夫がポイントとなり、その工夫に作家さん達は知恵を絞り、読者はその予想外に期待するのが官能小説だと考えます。



大層に申せば 様式美 ですね。



庵乃先生が自身のブログに投稿された自著解説記事はコチラから。
庵乃音人うずまき日記 - 官能小説を愛するすべての人に!書き下ろし長編最新作『淫らな館』





その基本前提として官能小説はヒトの男女による日常が舞台となります。



そんな基本前提を180度ひっくり返して、もう一度ひっくり返したのが本作と言えるのかもしれません。

官能小説の世界に巻き込まれるという非現実なファンタジー設定としながら、そこにあるのは「ヒトの男女による日常」だからであります。

一種のパラレル・ワールドなのですが、こういった、ありそうでなかった設定を持ち込めるところが庵乃先生の「ラノベ脳」のなせる技だと勝手に解釈しています。ライトノベル的発想でなければ思いつきもしないアイデアだと思ったからです。



亜流・傍流だと断じることも可能ですが、時にはこういった官能小説もアリだと個人的には思っています。(^^)



◆新作情報
2016/10/26 発売

てほどき美熟女-清楚妻・淫ら妻・癒し妻(フランス書院文庫)


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とろける蜜壺で大人の世界を教えてくれる優菜(31)。
美尻を恥ずかしげにくねらせ肉茎をねだる麗子(39)。
清楚な容貌から想像できない淫猥女体の沙耶子(35)。
一途な熱視線をぶつけてくる広樹のあり余る劣情が、
熟妻たちのやり場のない濃厚フェロモンに火をつけて……
童貞青年に突然訪れた「てほどきづくし」の日々!



久し振りな気がする新作が「黒本」から出ます!

コチラはおそらく庵乃先生流の予定調和が満載だと思います。

つまり、王道の甘い誘惑路線が安定して堪能できる作品に仕上がっていると思いますョ。





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テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : イースト・プレス悦文庫 庵乃音人

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