FC2ブログ

異常な世界-あなたの知らない官能小説(フランス書院文庫アンソロジー)

2016/7/25 発売

異常な世界-あなたの知らない官能小説

フランス書院文庫アンソロジー


Amazonはコチラから。
Kindle版はコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。

こんな官能小説、今まで読んだことがなかった!
通勤電車、超能力で生意気な美人課長を「念動責め」
夫の出勤後を見計らい「透明人間」で人妻の寝室へ。
戦国時代へ「異世界転生」し、甘い夜伽を望まれて。
いきなり訪ねてきた艶めかしい絶世の美女は「雪女」!?
男の妄想が現実に変わる、世にも奇妙で淫らな物語。
(引用元:Amazon)


★★★★☆ 意外性充分のチャレンジングな設定が示すものは?, 2016/9/21
公式サイトの紹介文にあるシチュエーションタグが異彩を放っている。

1.超能力      見えない指~念動責め      著:香坂燈也
2.人外       「一晩、泊めてください」    著:青橋由高
3.小人化      未亡人叔母のおっぱいは僕の寝床 著:弓月誠
4.異世界転生    戦国時代に異世界転生!?    著:巽飛呂彦
5.透明人間     透明人間X           著:田沼淳一
6.淫魔       淫魔退治の夜 ~美母と高校生~ 著:秋月耕太
7.スーパーヒロイン 女宇宙刑事シェリー危機一髪   著:御堂乱

「スーパーヒロイン」以外は本作の他に該当作品がなく、おそらく今後もないであろう特殊な設定による7編のアンソロジー。ちなみに「人外」は雪女がヒロインである。各編50~55頁程度にしては物語も官能もよく練られた印象があって悪くない短編が並んでいる。最初から漫画チックというかアメリカンSFチックなテイストの「7」は何だか別に本編があって、そのモノローグのような中途半端さを感じさせ、戦国時代に飛ばされた「4」の主人公が何の疑問も抱かずに現状を受け入れるおバカっぽさは笑えなかったものの(結末は良かった)、他は設定との折り合いを何とかつけながらまずまず良好に組み立てられていたと思う。久し振りにその名を目にした作家陣も限られた紙面で「らしい」と思わせる存在感を発揮していた。個人的には「2」と「3」、そして何より「6」の淫猥度が突出していたと付記しておく。

初出の記載が見当たらないので全編書き下ろしかと思われるが、であるならば、こうした意外性のあり過ぎる設定で短編の執筆を依頼された側もなかなかの骨折りだったものと推察しつつ、このようなテーマでアンソロジーを出版した意図は何だったのだろうかとの邪推も働く。官能小説のベクトルがリアリティから次第にファンタジーへとシフトしていく中で業界を牽引する立場のフランス書院文庫としてはその立場が邪魔して突飛な行動が取りにくい現状を多少なりとも打破する企画の1つだったのであろうか。

それにしてはチャレンジングなテーマに思うが、むしろ与えられたテーマに沿った作品をきっちり仕上げた執筆陣に敬意を払いたい。
『異常な世界-あなたの知らない官能小説』のレビュー掲載元


発表当初はなかなかの驚きでした。

このアンソロジーを通して「黒本」が発したかったメッセージを逆に汲み取れないくらいに突飛なテーマばかりですよね。



仮に推測してみると……

  • こうしたジャンルを自分達も把握していることを示してみた。
  • こうした設定の作品で読者がどんな反応を示すか試してみた。
  • こうした思い切りの良さはアンソロジーでしか出せなかった。





真相は分かりませんが、確かに興味を一度は抱かせるチャレンジを感じさせるものでした。普段の「黒本」ではまず見られないテーマですから、こういった機会に毛色の変わった作品を読むのも一興ではあります。

まぁ、毎月6冊も出しているのですから、毎月とは言いませんけど、たまにはこういった作品が通常のラインに乗っかってもいいんでないかい?という気も少々しますけどね。



にゃらさんのブログである本作の紹介記事はコチラ。
アンソロジー「異常な世界 あなたの知らない官能小説」(フランス書院文庫、2016年7月、表紙イラスト:村山潤一)ネタバレ有り。御注意下さい。本作はアンソロジーに付き、レビュー形式がいつもとは異なります。作品紹介(公式ホームページ)異常な世界: あなたの知らない官能小説 (フランス書院文庫アンソロジー) [文庫]御堂 乱フランス書院2016-07-25【あらすじ】こんな官能小説、今まで読んだことがなかった!通勤電車、超能力...
アンソロジー「異常な世界 あなたの知らない官能小説」





異なる作家さんによる短編集ですから、当然ながら作品毎の出来・不出来は感じますし、何より好みがあります。しかし、それは脇に置くとして、よくもまぁ、こんなテーマで短編ながらも小説を書き上げるものだと思いました。

いや、SF作家と官能作家とでは小説に対するアプローチが元から違うはずですから、料理に例えるならフレンチのシェフが中華料理を調理するようなものですよw

もっとも、執筆を依頼する側もなかなかどうして、だと思いますけどねww



さらに、この執筆陣のキャリアからすると 香坂先生!頑張った!と申し上げたいです。

……このメンツならばたぶん緊張されたことと思いますよww



DSKならビビる!…………でも頑張る! といったところでしょうか。(^^;)





関連記事
スポンサーサイト
[PR]

テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : フランス書院文庫 香坂燈也 青橋由高 弓月誠 巽飛呂彦 田沼淳一 秋月耕太 御堂乱

コメントの投稿

非公開コメント

Send to Twitter and Facebook
プロフィール

官能レビュアーDSK

Author:官能レビュアーDSK
Amazonその他の書籍サイトで男の、というか男なら!という肉欲煩悩中枢刺激ジャンルに特化した、裏街道という名のスキマに徹する変わり者レビュアーDSKです。

官能小説
メニュー欄では発売年別にカテゴライズしています。作家別ご覧いただく際は最上段記事の索引より検索できます。

青年コミック
一部に桃色成分の高い一般コミックを含んでいます。また、複数巻となるシリーズ物は1つの記事に纏めています。

成年コミック
多岐に渡るジャンルに対してDSKの好みに偏ったセレクトかもしれません。(汗)

AV
主だった同一タイトル(シリーズ物)を1つの記事に纏めています。

リンク
リンク大歓迎です。(^^)
どこか適当な記事にコメントでご連絡していただけると当方からもリンクさせていただきます。※内容によってはご遠慮願う場合もあります。

トラックバック
TB大歓迎です。(^^)
当方からも「トラックバックの返信」をさせていただく場合があります。その際は何卒よろしくお願い申し上げます。※内容によっては拒否する場合もあります。

ブログ内検索
Amazon検索
カテゴリ
リンク
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
Thanks for coming!!
合計の閲覧者数:

現在の閲覧者数:
Twitter
Public Relations 1





FC2コンテンツマーケット
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
RSSリンクの表示
Public Relations 2