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僕と五人の淫未亡人-僕の母、義母、兄嫁、ママ、彼女の母…(著:神瀬知巳、フランス書院文庫)

2016/8/25 発売

僕と五人の淫未亡人-僕の母、義母、兄嫁、ママ、彼女の母…

著:神瀬知巳フランス書院文庫


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(私は本当は淫乱な女……貴方だけが知っていたのに)
早くに夫に先立たれ、日々悶々と過ごす熟女・凜子。
未亡人と言えど、まだまだ性欲旺盛な女盛りの年頃。
娘の結婚を境に、喪服の下の熟れた身体が燃え盛る。
そんな義母を婿の裕一郎は女として意識しはじめ……
45歳、34歳、30歳、32歳、42歳……五匹の未亡妻!
(引用元:Amazon)


★★★★☆ ここ2年で2冊の短編集をどう見るか?, 2016/9/4
タイトルから察せられるように短編集である。元より遅筆な作者ではあるが、2014年12月に初の短編集『六つのとろける初体験』が出てから2015年の単独長編2冊を経て再び短編集というのはファンでなくとも「またか」といった心持ちにもなろう。2005年6月のデビューから数えて12年目を迎えた中ではやや異質にも写る。まるで新曲のネタが切れてベストアルバムを連発するミュージシャンのようにも見えてしまうのだが、そんな心配はしたくないところである。

ただ、以前より『特選小説』に短編がコンスタントに掲載されていた作者でもあるため、そうした素材を纏めて単行本化するには充分とも言える。本作も書き下ろしの1編を除けば『特選小説』を初出とする4編を加えた計5編の内容となっている。もっとも、この既出4編が全て「加筆・改題」となっているのは少々気がかりでもあり、修正こそないものの4編も加筆するヒマがあるなら長編1冊仕上げたら?といった思いも失礼ながら多少はよぎってしまうところ。余談ながら本作各話のサブタイトル(一部で文言の変更あり)が初出時のタイトルである。

内容としては紛うことなき神瀬作品。まさに神瀬印とも言うべき独特の世界が各話で描かれている。今回は未亡人がテーマなので母子相姦ばかりであり、その発端やアプローチには多少の変化があるものの恋仲となる母子が最終的には息子の責めに乱れ、翻弄され、抜けられなくなる流れである。荒ぶるとまではいかずとも母を従えるかのように振る舞い始める息子の変化はイマドキっぽくもあり、もしやコチラが元祖かな?とも思ってみたりで悪くない。総じて高い淫猥度を維持している点もさすがと言える。

そして、既出4編の「加筆」にあたる部分が各話の末に「エピソード」として盛り込まれる。要は後日談なのだが、以前より長編の後日談を電子書籍の短編で出したり長編丸々1冊が後日談だったりしたこともある作者お得意の手法であろう。「その後」が描かれ、さらなる官能場面が追加されながら切ない結末が好転することもあり、それぞれ各話の味わい深さが増す形で貢献していると思う。

今回は未亡人縛りが所以で似通っているのかもしれないが、きっかけと最初の合体を描く前半を起承転結の「起・承」とし、関係がエスカレートする後半を「転・結」(もしくは、さらなる「承」から「結」)としている構成が見て取れる。基本に忠実と言えばそれまでだが、連続でそう感じていると組み立てのバリエーションはさほど多くないような、あるいはパターンが1つなのかな?といった印象にもなる。

個人的には「かわいい未亡人」の早とちり系ドジな三十路ヒロイン(第2話)や、少年を誘惑するなら貪欲に喰らう熟女の真骨頂を見た「みだらな未亡人」の四十路ヒロイン(第5話)に大きな魅力を感じたのでキャラ優先でも良いと思うのだが、ストーリーテリングにおいても新たな柱がそろそろほしい気もするし、何より作者自身が「神瀬印」に縛られているようにも感じてしまうので、素人の勝手な物言いだが良い意味での脱皮の打開策が必要なのかもしれない。そして既に模索を始めているのかもしれない。

ここ2年で2冊刊行された短編集が何かしらの充電期間となっているのであれば、これからさらに高みを目指す糧であってほしいし、そんな高みに上った作品を読んでみたいと切に願うのである。
『僕と五人の淫未亡人-僕の母、義母、兄嫁、ママ、彼女の母…』のレビュー掲載元


レビューでは「もしや……ネタ切れ?」みたいな心配をしておりますが、ここ最近の神瀬作品を確認してみるとしましょう。



先の短編集六つのとろける初体験2014/12/22『特選小説』他掲載短編+書き下ろし1編
単独長編幼なじみの母娘vs.熟母-新しい家族2015/04/23初の実母相姦
単独長編初めてづくしの家-ふたりのママと妹2015/12/22前作の後日談
次の短編集(本作)僕と五人の淫未亡人-僕の母、義母、兄嫁、ママ、彼女の母…2016/08/25『特選小説』掲載短編に後日談をプラス+書き下ろし1編




先の短編集で書き下ろしを1編執筆してから実母相姦の長編を1作上梓した後は、その後日談と過去短編の後日談に書き下ろしの短編を1編執筆されただけのように見えるのですが……。

いや、これが別にイカンとは思いませんが、その前の長編が2014年4月の『ふたり暮らし-義母と甘えん坊な僕』まで遡りますから、この2年以上の間でオリジナルの長編って1つだけじゃね?その間、さすがに少々後日談に偏ってね?とも感じてしまう訳でして。(^^;)



にゃらさんのブログに投稿されている本作の紹介記事。
誘惑官能小説レビュー 神瀬知巳「僕と五人の淫未亡人 僕の母、義母、兄嫁、ママ、彼女の母…」

愛好家Sさんのブログに投稿されている本作の紹介記事。

4173『僕と五人の淫未亡人 僕の母、義母、兄嫁、ママ、彼女の母…』神瀬知巳、フランス書院/フランス書院文庫、2016/08 発売●あらすじ奔放な姑に誘惑され…、入試前夜に手違いで義息とラブホテルに泊まり…、義弟に酒の力で恋の告白をして…、義息と別離する最後の日に…、娘の彼氏にAV女優と勘違いされ…、未亡人をテーマにした五作の短編集。●登場人物《ほしがる未亡人 尻軽な妻の母との”新婚生活”》【早川裕一郎】24歳。小さな輸入...
4173『僕と五人の淫未亡人 僕の母、義母、兄嫁、ママ、彼女の母…』





まぁ、元より年1~2作のスローペースではあるのですが、それでもちょっとこの先を心配してしまう今日この頃なのでございますデス、はい。






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tag : フランス書院文庫 神瀬知巳

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神瀬知巳「僕と五人の淫未亡人 僕の母、義母、兄嫁、ママ、彼女の母…」

神瀬知巳「僕と五人の淫未亡人 僕の母、義母、兄嫁、ママ、彼女の母…」 (フランス書院文庫、2016年8月、表紙イラスト:川島健太郎) ネタバレ有り。御注意下さい。 本作も短編集につき、いつもとは形式を変更します。 作品紹介(公式ホームページ) 僕と五人の淫未亡人: 妻の母、義母、兄嫁、ママ、彼女の母… (フランス書院文庫) [文庫]神瀬 知巳フランス書院2016-08-...

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