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未亡人四姉妹(著:花邑薫、フランス書院文庫)

2016/7/25 発売

未亡人四姉妹

著:花邑薫フランス書院文庫


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喪に服すなんてできない。だって私は女だから……
波瑠子、奈那子、亜矢子、良子……
心の隙間を埋めるように男の肌を求める未亡人。
闇の中で濡れ光る白いうなじ、熟尻、太もも……
喪服をまとった四姉妹が語る赤裸々な寝物語。
めくるめく輪舞にも似た艶宴が今宵、幕を開ける。
(引用元:Amazon)


★★★★☆ 妙味のある構成で描かれる未亡人熟女達の明け透けな淫らさ, 2016/8/15
2015年7月に『熟女の沼-未亡人義母と兄嫁と独身伯母』でデビューした作者の1年振りとなる2作目だが、そのデビュー作とは随分と趣を異にした甘さを含むテイストに仕上がっている。限りなく誘惑作品と言えそうな未亡人熟女4姉妹の明け透けな淫猥さが、一堂に会した際のやり取りに端を発した過去回想(一部は後日談)という珍しい構成で描かれている。

第一章~第二章 - 奔放な三女【亜矢子】35歳×美少年の甥
第三章 - 意外に大胆な長女【波瑠子】39歳×庭職人の師弟
第四章 - 生真面目な次女【奈那子】37歳×生臭坊主な住職
第五章 - 控えめな四女【良子】34歳×酒屋のブサイクな倅

序盤の亜矢子こそ甥っ子の美少年に媚びを売る王道的な相姦誘惑路線だが、中盤以降の3人では相手の男にやや下衆な属性を盛り込んでいるのが特徴。好いてもいない男の好奇の目に晒された状況下でひょんなことから迫られ、「イヤん、ダメん」と拒むも押し切られるように貫かれるのは凌辱作品に見られる構成や展開と言える。これにより亡夫への操よりも空閨の疼きが勝る波瑠子はマッスルな庭師に抱いた妄想が現実になったと恥じらいながらも淫らに悶え、およそ僧侶らしくない(官能的には実に僧侶らしい)住職の老練な手管に奈那子が屈するのはなかなかいやらしい。とりわけ波留子は庭師の2人から迫られており、若い弟子と一戦交えた後から師匠のテクニックに翻弄される淫靡さがあった。最近の「黒本」では珍しい、いわゆる『一竿』ではない官能場面である。

一方、姉達にけしかけられる形で男を誘わざるを得なくなった良子については最初から官能ありきのゴールへ無理して向かっているような印象であり、話の途中ならまだしもそのまま幕が下りてしまうのは全体として少々締まりに欠けるようでもあった。

あまりにあっけらかんと明け透けな未亡人が多数いることや相手の男が濁っているなど、つまりは男女共に従前の誘惑作品とは異なる慎みのなさを良しとすれば本作は相応の淫猥さで迫ってくるであろう。凌辱や誘惑といったカテゴリーをさほど気に留めない諸兄に向けた、以前はよく描かれていた作風の現代的なリバイバルと言えそうな試みとしてこんな作品がこれから幾つか出てきても良いと思うところである。

敢えて重箱の隅を突くとすれば、ヒロインが全ての会話で自身を名前で呼んでいるのは(若い娘さんならともかく)熟女には正直そぐわない印象なので、できれば官能場面で甘えている時に特化した方が良いのでは、といったところか。
『未亡人四姉妹』のレビュー掲載元


レビューで1年振りの2作目と紹介しましたが、前作との違いを見ると1年の間に作者の中でどんな変化があったのでしょうかねぇ、というくらいに作風が異なります。

前作を読んだ人ならば前作のイメージから次作への期待を抱く訳ですが、あらすじでまず「?」と感じたことでしょう。

いや、凌辱路線でずっと作を重ねていたのが変化するならまだしも2作目ですからね……おそらく編集方針としてあったのでしょう。



最近の「黒本」はこういったパターンが徐々にですが増えています。



香坂澄也先生や桐島寿人先生が該当するかと思いますが、凌辱や誘惑といった垣根を越えて作品を上梓させる方向性でもあるのでしょうかね。



にゃらさんのブログに投稿されている本作の紹介の紹介記事はコチラから。
花邑薫「未亡人四姉妹」(フランス書院文庫、2016年7月、表紙イラスト:新井田孝)ネタバレ有り。御注意下さい。作品紹介(公式ホームページ)未亡人四姉妹 (フランス書院文庫) [文庫]花邑 薫フランス書院2016-07-25【あらすじ】父親の十三回忌で姉妹たちが一堂に介すると、酒に酔った勢いもあって亜矢子が先導する形で男性遍歴をそれぞれ語ることとなるが、夫が初めてだという良子は聞き役に徹し姉たちの話に耳を傾ける。そして自...
花邑薫「未亡人四姉妹」





そうした方向性で狙っているのかどうかは分かりませんが、凌辱作品を上梓してきた先生による誘惑作品は良くも悪くも一味違うことが多いと思います。

本作もその1つでして、と言いますか本作は構成としてかなり凝っていまして、オムニバスと言っても良さそうな程ストーリーが分散しています。つまり、ヒロイン毎に違うエピソードが続くということです。

そして、ヒロインが総じて開放的だからこそ生まれる「下衆な男からの責め」が本作にはあります。

中には2人の男から続けざまに責められるヒロインも……構成は極めて凌辱的なのです。



つまり、本作で描かれているのはやや強引な和姦なんですよね。



このいやらしさが本作の醍醐味なのですが、その割に設定が妙に誘惑路線チックで全体としてはやや不自然な印象が醸されてしまっているようにも感じました。

良い種を蒔いたんだけど変な芽吹き方をしたので育てるのに骨が折れたような、そんな苦労の跡が透けて見えたようにも…………イイ線いってるんですけどね。(^^;)





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tag : フランス書院文庫 花邑薫

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花邑薫「未亡人四姉妹」

花邑薫「未亡人四姉妹」 (フランス書院文庫、2016年7月、表紙イラスト:新井田孝) ネタバレ有り。御注意下さい。 作品紹介(公式ホームページ) 未亡人四姉妹 (フランス書院文庫) [文庫]花邑 薫フランス書院2016-07-25 【あらすじ】 父親の十三回忌で姉妹たちが一堂に介すると、酒に酔った勢いもあって亜矢子が先導する形で男性遍歴をそれぞれ語ることとなる...

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