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独身四姉妹と居候(著:弓月誠、フランス書院文庫)

2016/4/25 発売

独身四姉妹と居候

著:弓月誠フランス書院文庫


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靖子(38)、未佳子(35)、歩美(33)、麻紀(30)――
四姉妹が住む一軒家に、今日から「居候」するなんて!
未亡人の色気むんむんの長女、煽情下着で淫らに誘う次女、
Fカップが悩ましい三女、男性経験のない真面目な四女……
甘すぎる女薫に満ちた毎日に、僕の理性は崩壊寸前!?
誘惑づくしで、挑発づくし!美女だらけの最高の楽園!


★★★★★ 意地っ張りな長姉への気遣いが優しくも淫靡な妹達, 2016/5/23
見ず知らずの主人公と急に同居を始める4姉妹こそ荒唐無稽な印象なるも、ここ最近の弓月作品に時折見られる「官能ラヴコメ化」もしくは「官能ラノベ化」の流れからするとここは苦笑いで読み過ごし、その先にあるオンナ心と肉欲を堪能した方が得策と思われる。同月に発売された『着くずされた義姉』(著:美野晶、竹書房ラブロマン文庫)のメインヒロインに奇しくも良く似た、ちょっと面倒くさくて融通の利かない生真面目ながらも実に可愛らしい嫉妬で身を焦がす熟女が本作にも登場する。つまり、このメインたる長女の【靖子】38歳を受け入れられるか否かが本作の良し悪しを決めるとも言えそうである。

確かに4姉妹は皆独身だが靖子は未亡人であり、いかにも次女らしい奔放さと仕事はデキる妖艶な【未佳子】35歳はバツイチである。この2人に比べると図書館勤めで男嫌いの三女【歩美】は潔癖な妹らしくもあり、今も大学で研究を続ける四女【麻紀】に至っては生娘ということからややもすると幼い印象も漂うが、それでも33歳と30歳と充分に熟れており。要は熟女ハーレムが最初から形成されているとの見方もできてしまう。しかし、だからと言って簡単に身体を許すのは未佳子くらいで、他の3人には相応の紆余曲折が用意されている。トップバッターとして誘惑を仕掛けてくる未佳子は全体の旗振り役も担っているためであろう。

官能面で特筆すべきは歩美。生娘ではないものの、男嫌いは男知らずだったからと目覚めた歩美が恥じらいながらも貪欲に求める痴態はなかなかのインパクト。基本的に家中が大半を占める官能シチュエーションにおいて図書館内の片隅で人目を忍んで交わる淫靡さがあった。この歩美の変化に憧れてオンナを捧げたいと思い至ったのが麻紀である。

いわゆる破瓜の儀式は作品によって様々に描かれるが、麻紀に関しては痛みもしっかり伴い、貫通までに苦労している。それ故に頁も割いて描かれるのだが、不安だからとその場に靖子を誘うのは自分の気持ちもありながら姉への優しさを込めた麻紀の精一杯。主人公の秘めた想いと靖子の気持ちを妹達は知っているのである。

未佳子や歩美もまた然り。ここにあるのは作者が思い描いた姉妹愛の姿と、あくまでも本作は主人公と靖子の物語であるとの矜持であろう。最初から熟女ハーレムが形成されながら落としどころを敢えて外す所以と推測できる。

そうも慕われる靖子だが、主人公に対してはどうにも煮え切らない。長女のメンツや年の差もあるだろうし、何より意地っ張りな性格が災いしている。そのくせ嫉妬心は旺盛で可愛らしくもあるのだが、面倒なこじらせ体質っぽさもあるため最後は妹総出の挑発(というお膳立て)を仕掛けられる始末。しかし、胸の内を遂に明かした後の2人は濃密極まりなく、ほぼ全編に渡って描かれる妹達の官能描写をも凌駕するとびっきりの淫猥さに満ちていた。そして、ようやく心も通じ合った2人の美しさも同時に感じられるものだったと思う。

ある意味では最も純粋でしおらしく主人公に寄り添い、世話女房も真っ青な振る舞いをも見せ始める靖子のエピローグをこっ恥ずかしくも微笑ましく思えれば本作を十二分に堪能できたと言えるのではなかろうか。

長大でご立派なムスコを持つ社会人というイマドキの主人公ながら、リアリティのある経験の不足、即ちヒロインの魅力に負けてすぐに果ててしまう早撃ち体質には往年の主人公らしさもあり、それを回数で補う官能描写には(リアリティは希薄だが)ちょっとした新味も感じられた。ベテランもまた試行錯誤していることの証左と言えよう。
『独身四姉妹と居候』のレビュー掲載元


レビューにも記しましたけど、この作品はメインヒロインの長女【靖子】を好むか否かで良し悪しが決まると思うんですよ。

つまり、熟女の嫉妬心を可愛らしいと感じるか、面倒臭ぇと感じるか……。(^^;)



イイ年して何してんの、と思ったらアウトでしょうけれども、DSKはこういうキャラが好きでしてね。(汗)

最後の場面は双方の念願成就が盛り込まれつついやらしさもひとしおな描写だったと思います。



あとは、ここまできたらハーレムエンドにしてあげなよ、と思えてくるストーリー展開ですが、そこは、まぁ、弓月作品ということで……。(^^;)

ハーレムエンドは氾濫してますから、時にはこういった形の結末でもいいんじゃないかなぁ~とは思いますけどね。



にゃらさんのブログに投稿されている本作の紹介記事です。
弓月誠「独身四姉妹と居候」(フランス書院文庫、2016年4月、表紙イラスト:村山潤一)ネタバレ有り。御注意下さい。作品紹介(公式ホームページ)独身四姉妹と居候 (フランス書院文庫) [文庫]弓月 誠フランス書院2016-04-25【あらすじ】大学を出て海外へ赴任となり、6年振りに帰国した真一は実家の叔父夫妻を訪ねるが、美しい小和田家の四姉妹が住んでいて夫妻が引越したのを知る。行く当ても無く、取り敢えず小和田家に厄介にな...
弓月誠「独身四姉妹と居候」





総勢4人のヒロインは多いかな?と思いましたけど、読んでみると配置の良さがありましたし、1章1人の紋切り型でもなかったですから、そこは上手く扱っていたと思います。

出だしにちょっとあり得ねー感がありましたから(^^;)、それさえ乗り切れば、といったところもあったでしょうか。



◆引用作品
2016/4/19 発売

着くずされた義姉(著:美野晶、竹書房ラブロマン文庫)


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ひさびさに帰省した地元は、美女たちの帯を解き、濡れそぼつ肉体をあますところなく味わえる和服ハーレムだった…!小さな華道の家元である実家に三年ぶりに帰省した市川康明は、亡き兄の妻である真咲と再会する。家元の後継者として市川家に残っている真咲は、たおやかな美貌と着物の上からもわかる見事なボディを兼ね備えた和服美人。清楚な彼女に憧れる康明は、快活な義妹の翼、淫らな素顔を持つお嬢様の雪菜、熟した肉体を持てあます初音たちを着物姿で乱れさせつつ、真咲への想いを堪えきれなくなって…!? 凛とした美女が和服を乱されるたびに悶え濡れる。人気作家が描く和装エロスの傑作!

▼当ブログの記事はコチラから。
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本作の靖子さんを気に入ればコチラのメインヒロイン【真咲】もきっと可愛い人に見えると思いますよ。(^^)





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tag : フランス書院文庫 弓月誠

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弓月マニアであることを再認識

DSK さま

ご指摘の通り、荒唐無稽な舞台設定なので、そこに焦点を当ててしまうと全く面白さがなくなりますが、姉妹愛を背景として「性欲」をお互いにわかりあいながら、ハーレムが繰り広げられるという点に、いつの間にか引き込まれてしまうのは、弓月マニアに私がなったからかもしれません。

>イイ年して何してんの、と思ったらアウトでしょうけれども、DSKはこういうキャラが好きでしてね。(汗)

私もこういう熟女キャラが大好きです。
おまけに未亡人で、胸とお尻がふくよかで、肉棒にご奉仕することが上手いときたら文句なしです。

昔の黒本作品の熟女キャラがどういうモノか覚えていないので、核心めいたことが言えないのですが、本作品能ような「面倒くさい熟女キャラ」は今の時代を反映しているのかもしれません。

日本では、結婚しない(できない)女性、したけれども別れた(亡くなった)女性が20年前に比べて急速に増えているそうですが、経済的な問題も言われていますが、男性と女性の考え方が大きく変わったことが言われています。
昔は、靖子のような熟女が重宝されていましたが、今は面倒くさいと考える男性もふえているそうです。また、女性も靖子のような人は少なくなりつつあって、もしかしたら官能小説やAV、アニメの世界のキャラだけになりつつあるかもしれません。

現実にはそういう熟女がいないから、世間から必要とされているので作品の中に増えていくという傾向です。

熟女キャラの場合、スタイルはどの作品も似通ってしまうので差が出にくいモノです。
弓月作品のように性格でコントラストを付けるやり方は、ある意味マンネリとも言えなくもないですが、何度読んでみても安心するというか、安定感が得られます。

次の作品も大きく変わることはないのでしょうが、それが待ち遠しいというマニアからの意見でした。(^^;)

面倒くさい女(笑)

DSKです。
コメントありがとうございます。

DSKの周りは面倒くさい女ばかりなので(汗)何とも言えませんが、リアル女性の場合は妄想癖がネガティヴ方面に働くのが「面倒くさくなる」要因ではないかと推測しています。その先の先を考えるのは結構なのですが、ああなったらどうしよう、こうなったらどうしようばかりが先行してオロオロするのではないかと……。

あと、特におばちゃんとかになるとびっくりするくらい根拠のない噂を鵜呑みにしますから(笑)、それで話がヘンな方向にどんどん膨らんでいってしまうこともあって、こうしたことも面倒くさくなる要因にあるのかなと……。
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