FC2ブログ

義母の誘惑(著:美野晶、竹書房文庫)

2015/12/2 発売

義母の誘惑

著:美野晶竹書房文庫


Amazonはコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。

若いのにEDに悩む山中雅範は、同世代の恋人相手にはどうしても勃たせることができない。その原因は義母の静香。才媛で匂い立つような色気を放つ彼女に雅範は密かな慕情を抱き、義母と同世代の女性にしか身体が反応しなくなっていた。そんななか、美女店長の玲子、クラブママの百合、人妻ナースの千沙といった美熟女たちに誘惑され、情交を重ねる雅範の静香への肉欲は、臨界を迎えてしまう――。俊英が描く、熟女誘惑ロマン!(引用元:Amazon)


★★★★★ シンプルな構成に加えた捻りがドラマを醸成, 2015/12/13
シンプルなタイトルに見合ったシンプルな、普段通りの美野作品らしさがありながら、所々でちょっとずつ加えた捻りがドラマ性に繋がっている作品だと思う。サブヒロイン達それぞれに役目を持たせて各エピソードに面白みと淫猥さを加えている。ただし、主人公が通う大学の教授でもある厳格な義母が自ら積極的に誘惑することは一切ないのでタイトルには違和感アリ。

33歳の義母より年上のサブヒロインばかりという布陣に本作で主人公が抱える悩みも浮き彫りとなる。要は「若い娘には反応しない=熟女好き」がデフォルメされたものだが、青年の悩みとしては重大でもあるし、人を愛するのに歳の差など気にすべきでないといったメッセージになる良さがあった。主人公の他にも男が2人ほど出てくるが、若き青年に影響を与え、サポートもしてくれる大人の一面も描かれていた。無類の女好きだったり、変わった性癖があったりと少々変わった大人でもあるが、官能的な要素を多分に含んだドラマ性は相変わらず秀逸である。

また、義母の他に3人並んだサブヒロインから対抗となる1人を立たせているのも今回の良さであり、高嶺の花とも言える絶世の美女との蜜月で官能面が補強されつつ、主人公との接近が義母の心情に影響を及ぼす流れにもなっていた。横並びのサブヒロインと一度きりの関係で終わる薄っぺらさを回避しつつ、メインと対抗の他にもヒロインを必要とする構成を導き出した結果と推測するが、それでも1人目が主人公の筆下ろし要員に見えてしまうのは致し方ないところか。

向こうから据え膳が次々とやって来るような都合の良さは否めないものの、好かれ捲る主人公を眺めるのはやはり心地良く、押しに弱いヒロイン達の官能描写が心地良く、最後は想い人とも結ばれる心地良さは王道路線とはいえ、凝らした趣向によってマンネリでもない面白さと魅力を放つ作品だったと思う。
『義母の誘惑』のレビュー掲載元


美野作品としてはオーソドックスに纏められた印象ですが、竹書房文庫から出ていることも関係しているかもしれませんね。

ファンの感覚だと竹書房ラブロマン文庫から出ているものと思ってしまいそうですが、本作は竹書房文庫から出ているので、官能小説ファンというよりも、一般小説(官能寄り)の読者を意識している面が充分にあると思われます。



官能小説の側にいると「なんで竹書房文庫から出してんのかな?竹書房ラブロマン文庫からでいいんじゃね?」と思いがちですが、そこはやはり違いがあるのでしょう。書店によっては置かれる場所も変わりますしね。

ですから、竹書房文庫で一般小説(官能寄り)読者の手に取ってもらい、「美野晶」の筆名から竹書房ラブロマン文庫にも触手を伸ばしてもらうことを企図しているものと推測するのであります。



二見文庫 → マドンナメイト文庫 も同じ流れかと……こちらはレーベル間の毛色が少々代わってきましたけどw

逆に、ジュブナイルポルノから官能小説への橋渡しを担っているのが 二次元ドリーム文庫 → リアルドリーム文庫 であり、美少女文庫 → フランス書院文庫 と思われ、そして最初から垣根なく行っているのが双葉文庫かと推測するのであります。



幻冬舎文庫に対する幻冬舎アウトロー文庫……こちらは風前の灯になっているようで。(汗)

良い意味でひとクセある作品が多くて通好みだったんだけどな……幻冬舎アウトロー文庫。





関連記事
スポンサーサイト
[PR]

FC2公認の男性用高額求人サイトが誕生!
稼ぎたい男子はここで仕事を探せ!

テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : 竹書房文庫 美野晶

コメント

非公開コメント

ママさんの物語が見てみたい

DSK さま

主人公の幼さが際立つ作品でした。
童貞を卒業したり、EDのような問題を克服したりすると、精神的な成長を迎えるような展開になりがちですが、この作品の場合、主人公は幼いままでした。そのおかげと言っていいのでしょうか。ヒロイン、サブヒロインたちの母性が際立ったといってもいいかもしれません。

特に、キャバクラもママさんの母性は光るモノがありました。
題名で言えば義母の教授がヒロインです。見た目は申し分ない女性ですが、内面的な魅力に今ひとつかけるモノがある気がしました。
その点、ママさんは水商売という設定もあったものの、最後まで主人公を柔らかく包み込むような印象で、個人的にはこちらのラインで物語が展開しても良かったのではないかとおもったぐらいでした。
「すがりついてでも止めたらいいのに・・・なんでできないんだろうな」
女性にこういう風に思われたら男性として最高の幸せではないかと思います。

Re: ママさんの物語が見てみたい

DSKです。
コメントありがとうございます。

> 特に、キャバクラのママさんの母性は光るモノがありました。

このヒロインはいい味を出していましたよね。
仰る通りに、このヒロインでスピンオフまたは別作品があってもいいくらいです。

そもそも官能小説はコミックやライトノベルとは異なり1冊で完結することが多いですから、いくら魅力的なヒロインが誕生しても1作限りが多くて勿体ない気がしております。続編という発展とは別にサブヒロインにスポットがあたる作品が登場しても良いと思いますね。
Send to Twitter and Facebook
プロフィール

官能レビュアーDSK

Author:官能レビュアーDSK
Amazonその他の書籍サイトで男の、というか男なら!という肉欲煩悩中枢刺激ジャンルに特化した、裏街道という名のスキマに徹する変わり者レビュアーDSKです。

官能小説
メニュー欄では発売年別にカテゴライズしています。作家別ご覧いただく際は最上段記事の索引より検索できます。

青年コミック
一部に桃色成分の高い一般コミックを含んでいます。また、複数巻となるシリーズ物は1つの記事に纏めています。

成年コミック
多岐に渡るジャンルに対してDSKの好みに偏ったセレクトかもしれません。(汗)

AV
主だった同一タイトル(シリーズ物)を1つの記事に纏めています。

リンク
リンク大歓迎です。(^^)
どこか適当な記事にコメントでご連絡していただけると当方からもリンクさせていただきます。※内容によってはご遠慮願う場合もあります。

トラックバック
TB大歓迎です。(^^)
当方からも「トラックバックの返信」をさせていただく場合があります。その際は何卒よろしくお願い申し上げます。※内容によっては拒否する場合もあります。

ブログ内検索
Amazon検索
カテゴリ
リンク
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
Thanks for coming!!
合計の閲覧者数:

現在の閲覧者数:
Twitter
ブクレポ
Public Relations 1





FC2コンテンツマーケット
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
RSSリンクの表示
Public Relations 2