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高慢令嬢姉妹、堕ちる(著:鬼龍凱、フランス書院文庫)

2015/11/26 発売

高慢令嬢姉妹、堕ちる

著:鬼龍凱フランス書院文庫


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(悔しいっ。野蛮な貧乏人に、このわたくしが……)
見下していた男に穢される屈辱が令嬢をさらなる絶望へ。
女になったばかりの花芯に抜き差しされる野太い剛直。
何度も白濁液を注がれて蠢きはじめる女の悦び。
「いい声で啼くじゃないか。妹にも聞かせてやろうか」
驚愕に顔を歪ませる麗佳。「あなた、まさか綾香まで……」
(引用元:Amazon)


★★★★☆ 勧善懲悪痛快娯楽官能小説の趣, 2015/12/6
部下でもない1人の社員(主人公)を見下す社長令嬢の姉妹、そんな育て方しかできない不遜な父親、だからこそ半ば強引に奪った形の後妻には意趣返しの気持ちが潜み、妹を侮辱された主人公の反撃が単なる復讐劇に留まらない色合いを見せていく……時代小説では鉄板ネタの勧善懲悪な痛快さを現代に置き換えた官能小説で再現したかのようである。だから読んでいて面白い。凌辱行為を正当化する訳では決してないし、その前にたとえ愛する妹が辱めを受けたからといって何もそこまで、という気もするが、己の欲望のみで女性を貶める一連の凌辱作品とは明らかに一線を画した1冊として今後も記憶に残りそうである。実に味わいのあるデビュー作と言える。

何より令嬢姉妹をタイプの異なる一卵性双生児にしているのが良い。まさにステレオタイプな高慢さを見せる姉と、インドア派で思慮深いからこそ粘着質な執拗さもある妹。前半のメインヒロインと言える姉を正攻法な凌辱で堕としながら、狙いを妹に定めた後半では異なる展開を見せている。そして、双子が最後に意味あるものとなっている。

気位の高い姉だからこそ堕ちた後はツンデレと化して可愛げを出しつつ妹の強情を諭し、最後は主人公を愛情の対象と見て援護するようにもなる。この変わり身に価値観の変化という少女の成長を盛り込み、姉を単なる悪者にしていない作者の優しさを感じる。

対して妹には高い依存性を付加したことで絶望から生じる新たな依存先、つまり新たな「ご主人様」を主人公に求める驚きの変身が盛り込まれていた。その変わりっぷりには唐突さも感じられたが、アイデアとしてはとても面白かった。

また、これには中盤で陥落した後妻が欠かせない存在として活きており、当初は脅迫に従う形だったものの、次第に娘達を守る母として、何より1人の女として後半は主人公のサポート役も果たすという実に面白い役回りを楽しそうに演じている。

普段は下僕のごとく振る舞うも妹が関わると別人になり、押しには弱い一面を見せる姉妹だと知ると加虐的な興奮も得るという多面性を局面に応じて出す主人公には性根の優しさと衝動的な力強さを同時に感じさせる良さがあったと思う。妹のために鬼と化す姿に「単なるシスコンだろ」といった趣もないではないが、それでも義士の風情があった。

ある意味では厚顔無恥の根源だった父親への成敗もあり、官能的にも心地良い「おしおき」の完了を告げる結末は上手い纏め方だったと思う。デビュー作と思えば官能描写も及第点と言えよう。むしろ展開が面白くて官能描写の淫猥さが少々割を喰ったところもあるだろうか。
『高慢令嬢姉妹、堕ちる』のレビュー掲載元


読んでいる途中から勧善懲悪という言葉が浮かびましてね、この痛快な面白さは何だろう?と思いながら、勧善懲悪痛快ときたら次は娯楽で、最後は時代劇だろう…… あ、これは時代小説(時代劇)のパターンだ! に至りまして(笑)、なるほど~!と腑に落ちた次第ですw

いや、鬼龍先生が実際にどんなイメージで執筆されたかは分かりませんけれども、DSKとしては時代小説(時代劇)のフォーマットを現代にスライドさせて官能小説とした作品という認識でいます。



つまり、姉妹の父親が越後屋か悪代官ですね。(笑)

主人公は越後屋に丁稚奉公しているか、悪代官に仕え始めたばかりの若き同心。

その主人公が公私混同でこき使われているのを見ているから姉妹も同様に見下している感じ。

また、それを申し訳なく思いつつも、やっぱり越後屋か悪代官の側にいるんだな~という価値観もある後妻。



……丁稚奉公している商人だと復讐劇が絵にならないからやっぱ同心か。

……辱められた妹に代わって成敗致す!って感じかなwww



ですからレビューの最後の方も本来なら「制裁」とすべき表現が思わず「成敗」になってます。(^^;)



にゃらさんのブログに本作の紹介記事があります。
誘惑官能小説レビュー 鬼龍凱「高慢令嬢姉妹、堕ちる」





義憤に駆られた主人公による復讐の凌辱劇という面白さに加え、後半になるに連れてヒロインが味方になっていく面白さがありました。夫に思うところのある後妻の変わり身が笑えるほどで、かつ妖艶という……これも痛快でしたねぇw

主人公が悪い人ではないと最初から認識していることが後妻の動きに出ていました。

「もぅ、気持ちいいんだからアナタ達(姉妹)もそんな抵抗するのはやめて早くラクになりなさい(にんまり)」みたいでしたね。(^^)



勧善懲悪痛快娯楽官能小説……我ながら悪くない命名ですよwww



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テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : フランス書院文庫 鬼龍凱

コメント

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言い得て妙なネーミング

にゃらです。おはようございます。

>勧善懲悪痛快娯楽官能小説

まさに言い得て妙なネーミングだなと感心致します。拙レビューで言いたい事はまさにこれでして…(苦笑)
主人公が凌辱に至る理由や、長女に対しては一度「成敗」してからは特に自分からは手を出さず、
結果的には彼女から求めざるを得ないように仕向けている部分が面白かったですね。

あとは姉妹の継母の豹変振りに早っ!と感じつつ、
寧ろノリノリになって姉妹を攻める側に回っていく展開はなかなか興味深いものがありました。
自ら望まない境遇に置かれながらも姉妹からは蔑まれる立場なだけに、溜まっていた鬱憤を晴らすかのようでした。女性を怒らせると怖いものですね(苦笑)

本作は特に編集サイドで触れられていませんが、「第14回フランス書院文庫官能大賞」の最終選考に残った作品で間違いはないと思われます。4月の時点で量的に物足りないと評された作品が、僅か半年でこれだけの仕上がりまでレベルアップ出来るかどうかは少々疑問を抱くところですが…。
ひょっとしてどなたかの手が加わっているのでは…?といつもの悪い癖が出て来ました(苦笑)

因みに第13回の時の香坂燈也さんの時は「WC(ワイルドカード)編集部いちおし新人」でしたから、
その時と同じ状況なのに控え目な扱いなのは気になるところです。
余談ですが、香坂さんは今年3月デビューで今月刊行の新作でもう3作品目です。
近年でこれほど早く刊行なさる新人さんを見なかっただけに、既に結果を出しているという事でしょうか。
来年も色々と地殻変動が起きそうな気がします。

凌辱の新境地(?)

DSKです。
コメントありがとうございます。

己の欲望が前面に出てくる凌辱系特有のドロドロした粘着性が感じられないところに本作の新味を感じましたね。以前からしばしばあった作風かもしれませんが、妹を助けるために行動する主人公として一種のヒーロー性を持たせたところは面白かったです。(^^)

そして、主人公に理解のある人物が相手側にいることで早い陥落と、その後のサポートという面白い役回りがあって、それで1人ずつ主人公の味方になっていくのも読んでて面白かったです。最後の妹など、ほぼ四面楚歌ですからね。(笑)

森一太朗先生が凌辱方面へ行かれてしばらくは「誘惑系愛好者にもイケる垣根のない作風」とのイメージもありましたが、本作の方がより垣根なく読まれそうな気配を感じました。

庵乃作品と比べてしまいます

DSK さま

ブログで庵乃作品の「身分違いの情姦」に下克上姦の作品の一つとして紹介されていたので、手に入れてみました。

庵乃作品では、ヒロイン、サブヒロイン共に主人公に対して元々愛情があるという設定ですが、本作品ではヒロイン、サブヒロイン共に元々愛情がありません。むしろ、主人公は彼の妹を溺愛しているところから話がはじまるのですが、一貫して凌辱にありがちな女体に対するしつこいこだわりもなく、精神的な支配欲もないという不思議な物語でした。

読み進めている途中では、強い愛情を感じている主人公の妹を交わりに巻き込んでしまうのではないかと思いきや、そこはけじめがきちんとあって、あくまでも姉妹と継母にしかいかないところも新鮮な印象を受けました。

また、姉妹と継母を自分のモノにすると言いつつも、確かに激しい交わりを最後で展開しますが、言葉では丁寧な感じが抜け切れていないところが、本当は心まで許すつもりはないんだなと思わせるところでした。

庵乃作品を読んでから本作品を読んでみると、物語の展開は似ているのですが、ヒロインやサブヒロインに主人公に対する愛情があったほうが、読後感がいいなと個人的に思いました。身体を支配することができても、ココロが一方的に支配されている感じは、収まりが悪い感じがしてしまいます。
また、本気の凌辱作品のように昔の平穏無事な暮らしから性欲にまみれた転落の人生を送るということでもないので、どっちつかずな感じもします。

ご指摘のように新しい凌辱作品のあり方と言うことで考えるならば、次の展開に期待したいともいます。



舞台設定は酷似するも……

DSKです。
コメントありがとうございます。

>手に入れてみました

お買い求めいただいたようで恐縮です。
オススメした身としては嬉しいやら責任を感じるやらで複雑でもありますが。(^^;)

舞台設定こそよく似ておりますが、向いているベクトルは異なると言いますか、同じ牛肉を材料としながら方やステーキ、方やビーフかつといった仕上げの違いはありますよね。

こちらの作品はDSKが勝手に命名するところの「勧善懲悪痛快娯楽官能小説」ですから(笑)、高慢な姉妹と、そんな姉妹を育んだ父親に対する成敗を主目的とした作風だと思います。

ちなみに6月にはヒロインを女教師三姉妹だったかに変えた2作目が出るようです。

いつも助かっています

DSKさま

> オススメした身としては嬉しいやら責任を感じるやらで複雑でもありますが。(^^;)

比較的趣向が似ているので、レビュー作品を安心して買うことができています。
こちらこそありがたいです。
ただ、ベテランの作品は思い入れの強さというか、既存の路線で行く方がいいのか、新しい路線に挑戦するほうがいいのか、好みが分かれるので、手に取るかどうかが難しくなります。

また、凌辱作品は基本的にノーマークなので、本作品のような新しいモノの紹介はうれしいです。

>ちなみに6月にはヒロインを女教師三姉妹だったかに変えた2作目が出るようです。

どのような仕上がりになるか楽しみですね。

ありがとうございます!

DSKです。
コメントありがとうございます。

>比較的趣向が似ているので、レビュー作品を安心して買うことができています

そう仰っていただけると安堵致します。(^^;)
ありがとうございます!

>ベテランの作品は思い入れの強さというか、既存の路線で行く方がいいのか

弓月誠先生の新作は既存の激甘路線ながら官能熟女ライトノベルと言うべき良さがあって新機軸も感じられました。近日中にレビューを投稿する予定でいます。

官能小説という割と縛りのあるジャンルの中で、ベテランになればなるほど独自の世界観に共感するファンがつきますからチャレンジがさらに難しくなるものと推測した時に、それらのしがらみを全部うっちゃって新しい方向に向かうハードランディングも選択肢としてはありますが、少しずつ少しずつ変化していって、良さを残しながらも「気がついたら随分変わったな~」といった変化をしていくソフトランディングもまた生き残る術の1つかと思ったりします。

>どのような仕上がりになるか

官能要素が今少し濃密になればさらに良くなるとデビュー作では感じましたから、今度もまた楽しみにしたいと思っています。(^^)
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