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2017年1月の気になる官能書籍

2017年1月発売予定の官能書籍から気になる作品をDSKが独断と偏見でピックアップ!



▼フランス書院文庫


2017/1/23 発売

人妻【暴虐】牝狂い(著:鳴沢巧)


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(あなた、ごめんなさい。淫らな私を許して)
29歳の女陰へ荒々しく押しこまれる元上司の凶棒。
「やめて、お願い、駄目……あ、ああっ、んっ!」
曜子の幸福な新婚生活を暗黒色に塗り替える暴虐の嵐。
恥辱の痴漢電車、露出プレイ、無慈悲なSM調教。
その先に、狂おしき性地獄が待っていたとは!


熟女全盛の昨今ですが、新婚妻は以前から狙われやすいヒロインの代表格ですよね。



2017/1/23 発売

徹底服従-彼女の母、彼女の姉、義母(著:上条麗南)


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「静馬様のモノでイカされますッ。舞、許して」
獣の体位で熟臀を貫かれ、娘に詫びて極める裕美。
38歳の熟れた肉体めあてに自宅へやって来る青狼。
白昼のバスルーム、リビング、神聖な閨房で、
三穴に注がれ、次々に開発される新たな性感。
娘への罪悪感は肉のよろこびの前に崩れ去り……


よくよく考えてみれば、目の前に若い彼女がいるのに母へ矛先を向けるってのはどんだけ熟女好きなのか、最初から熟女狙いのツバメにでもなっていればいいじゃないかとも思うんですけど、手の届かない相手だからこそのヒロインなのでしょうねぇ。



2017/1/23 発売

筆おろし教育実習-女教師母娘、ママが…(著:七海優)


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「実習中は毎日エッチな指導もしてあげる」
舌先で太棹のカリ首をチロチロとくすぐる女教師。
教育実習で母校を訪れた僕を待っていたのは、
担当の瀬川先生から受ける初体験レッスン!?
濃厚フェラ、パイズリ、童貞筆おろしセックス……
家に帰ればママまでが深夜の「特別補習」を……


これはまた甘そうなテイストが期待できそうですけど、サブタイトルが『母娘』ですから瀬川先生の娘が同級生とかで出てくるのかな?



2017/1/23 発売

隣りの席の女-無理やり姦係(著:相馬哲生)


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「仕事中ずっと妄想していたぜ、お前とのセックスをな」
隣席の美尻に手を伸ばし、新入社員の耳元で囁く達彦。
スカートを剥きあげ、23歳の秘唇に猛る硬直を突き入れる。
残業オフィス、出張中の飛行機、映画館、通勤電車……
隣りに居合わせた垂涎の美女を、俺だけのM奴隷に!
手を伸ばせば邪欲が現実に――ここは夢の楽園!


4人ヒロインの作品みたいですから、あらすじのシチュエーション毎に別の女性が出てくるのでしょうかね。



2017/1/23 発売

四泊五日の修学旅行で襲われた三人の女教師(著:榊原澪央)


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「先生、フェラぐらい修学旅行中に覚えて帰れよ」
教え子に命じられ、舌を肉茎に這わせる由紀枝。
生徒たち憧れの清楚で厳格、快活なマドンナ教師が、
性に飢えた若い男子の罠に堕ち、精液漬けに!
家族風呂で、白昼のビーチで、見学先の施設で、
卑猥な責めを受け、淫らに狂う三匹の女教師!


四泊五日の日程で1人の女教師をじっくりこってり調教する方がイイように思いますが、最近の風潮はやはり多人数なのでしょうか。



2017/1/23 発売

てほどき未亡人兄嫁-独り身(著:鷹山倫太郎)


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(!!……とうとう義姉さんが裸になって、僕の目の前に)
予想以上に豊満な美乳、肉感に満ちみちた腰まわり。
汗ばんだ太ももの狭間には夢にまで見た鮮紅色の秘唇が……
真夜中の寝室で施してくれた甘い手しごきと濃厚フェラ。
結婚指輪をはずし、憧れの兄嫁がついに一匹の牝に!
僕を大人にしてくれる最高のてほどき体験、開幕!


嗚呼、愛しの兄嫁、といった憧憬の彩りが加味されたテイストを期待したいですね。



▼二見文庫


2017/1/26 発売

女医・真結子-診てください(著:小玉二三)


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「医療道具は揃っていますよ……」正体不明の老人たちが女医のからだに手をのばしてきて……
母の再婚先の病院を急遽継ぐことになった真結子だが、遺産問題、開院準備があり、心細い状態にあった。その結果、義兄の資産家の友人に相談することになり、彼の豪邸を訪れたものの、閉じ込められてしまう。その夜から、好色な老紳士たちによる問診、触診や内診が始まって……。人気女流が羞恥の極みを描いた書下し官能!


一応、女医がヒロインのようですが、基本的には監禁羞恥の嬲り展開みたいですね。



▼竹書房文庫


2017/1/23 発売

後妻の島(著:葉月奏太)


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◎孤島を快楽の園に変貌させる魔性の美熟女!
九條祐二は久しぶりに故郷の沖ノ果島に帰省した。九條家は代々この孤島の統治者であり、父亡き後は兄の貴久が継ぐはずだったが、いまは生前の父が娶った若き後妻・響子が全てを仕切っていた。響子は本土から流れてきた謎めく美熟女で、人々を籠絡し、島の支配者として君臨していた。祐二はそんな現状に反対するため戻ってきたのだが、入浴中に響子が忍んできて、巧みな愛撫で絶頂させられる。さらに響子の命を受けた女中からも夜這いを掛けられ、快楽に翻弄されていくのだった…。果たして祐二は妖しき後妻から島を取り戻せるのか!? 書き下ろし淫惑秘境エロス。


ちょっと妖しい感じが気になりますね。



2017/1/30 発売

ゆうわくエアポート(著:橘真児)


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熟れごろCAからウブなCA、乗客の未亡人まで…空港を舞台にした魅惑の青春官能ロマン!
中江聡史は少年時代からパイロットに憧れていたが、夢破れて空港の職員として働いていた。おまけに女性に縁がなく、二十三歳にして未だ童貞だ。そんな浮かない日々をおくる聡史だったが、ある日、人妻CAの保奈美と知り合い、彼女から誘惑されて初体験を果たすと、続いてお客の未亡人からも甘い誘いを掛けられる。急に巡って来た女運に溺れていく聡史だったが、幼なじみの春華と空港で再会し、心が揺れる。春華は幼い頃の夢を叶えてCAになっており、美しく成長した彼女に惹かれていくのだが…!? 気鋭がおくる青春誘惑エロスの快作!


今回は空港と飛行機内に舞台を移してのチェリー卒業物語のようで。



▼双葉文庫


2017/1/11 発売

濡れた証拠(著:櫻木充)


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密かに想いを寄せていた、亡き母の面影を宿す生保レディ。成約の見返りに個人的なサービスをしてくれると言うのだが。(「蜜約」) 介護福祉士のセフレから聞かされた、資産家の奥様の浮気願望は本当なのだろうか。(「みちびかれて」)他、表題作「濡れた証拠」、書き下ろし作品「嘱託レイプ」を加えた4編を収録した、傑作オリジナル官能作品集。

前作もこんな中編集だった気もしますが……。



2017/1/11 発売

女連れ開運ツアー(著:霧原一輝)


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リストラで子会社に出向させられ、妻とも別れた49歳の榊原喜久夫。唯一の楽しみは国内ツアーに参加することだ。そんなある日、京都へのツアーで顔見知りの若い女性と再会する。その26歳のOL・小泉香奈は、本当は恋人と参加する予定だったが、彼から突然別れを告げられ、ひとりで参加したという。似たような境遇のふたりは意気投合、どちらからともなくお互いを求め合い、熱い夜を過ごす――。書き下ろし回春旅情ロマン。

主人公の年齢が49歳で「回春」はチト早くありませんかね。(^^;)タラッ



2017/1/11 発売

みだれ浪漫-Say-Ai Collection(著:睦月影郎)


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十八歳の浪人生杉坂治郎は、自宅近くのギャラリーで、バイトを始める。古い洋館をそのまま使ったギャラリーの地下室を掃除していた治郎だが、突然の地震のために、出口の蓋が閉まってしまう。何とか地下室内に別の扉を見つけ、外に出た治郎の目に飛び込んできたのは、見慣れぬレトロな光景だった。時空を超え、さまよい込んだ世界で、治郎は淫欲の日々を過ごすことになる――。紳士淑女が楽しむ、大人のための性愛小説復刻版。

睦月先生らしいSF官能ロマンといったところでしょうか。



▼祥伝社文庫


2017/1/12 発売

淫爆-FIA諜報員:藤倉克己(著:沢里裕二)


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爆弾テロから東京をまもれ。江戸っ子諜報員は、お熱いのがお好き!とっても淫らな国際スパイ小説
総務省消防庁情報局(FIA)の藤倉克己(ふじくらかつみ)は、秘密諜報員である。米国CIAとの会合後、祖父のワシントン土産(みやげ)に養毛剤を購入。だが帰りの機内で、いきなり美女に濃厚なサービスを受け、空港で屈強な男に襲撃される。狙(ねら)いが養毛剤と踏んだ藤倉は、その調査に着手する。だが、次々と魔手が迫り、やがて、謎のロシア美女と恐るべき効能が明らかに……。熱さ伝わるエロス&サスペンス!


本作は諜報員ですが、広義の刑事モノとすれば沢里先生の世界が祥伝社文庫にも拡散するようです。
しかし、狙いが養毛剤って……爆弾テロなんですよね?(笑)



▼イースト・プレス悦文庫


※右側は底本の表紙。
2017/1/8 発売

蝮の舌(著:うかみ綾乃)


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生田流箏曲天道会の家に生まれ育った美人姉妹・京香と清香は四年に一度の祭事≪蝮をどり≫を目前に二人を支配しようとする箏奏者・笠原と禰宜・稲川の卑劣な罠に堕ちる。姉に嫉妬心を持つ清香は稲川の甘い誘惑に身を売り、笠原に呼び出された京香は計ったように現れた稲川に追いつめられ、二人の巧みな淫戯で嬲られてゆく。祭事当日、舞台が炎上し、姉妹を見守ってきた使用人・政巳は京香の手を取り蝮の棲む森へ踏み入る。京香の本能は剝き出しとなり――。団鬼六賞大賞受賞作が遂に文庫化!

2012年に小学館クリエイティブより単行本で発売された『第二回団鬼六賞』大賞受賞作の文庫化です。



2017/1/8 発売

おじさま上司と桃尻社員(著:早瀬真人)


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さえないサラリーマンの内村は新入社員の桃子と満員電車で遭遇し、意図せず彼女と密着する状態となってしまう。若々しい肉体を前に欲望を抑えきれず痴漢をしてしまった内村。その夜、桃子に呼び出され、責任をとってほしいとつめよられる。ところが彼女から「私と交際してください」と言われる意外な展開に。ふたまわりも年下の桃子との関係に葛藤しながらも、内村は彼女の若い肉体と従順な姿に夢中になり、自分色に染めていくことに喜びを感じていた。だが予想外の事態が待ち受けていて――。著者渾身の衝撃作!!



2017/1/8 発売

人妻になった義姉(著:葉月奏太)


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継母を亡くし、血の繋がらない姉・詩帆とふたりで生きていくことになった俊平。隣で眠る義姉の姿にかつてない激情を覚え、それからずっと詩帆にだけ想いを寄せていた。結ばれることのない、許されない関係。やがて義姉は結婚し人妻となってしまった。義姉夫婦の初夜を盗み見た俊平は詩帆の媚態に釘づけに。そんな俊平が、大学の後輩でアイドル的存在の茉莉亜から告白される。義姉の反応を確かめたいという誘惑に逆らえず、彼女と付き合うことになるのだが――?

覆水盆に返らず系の切ない物語なのでしょうか。



▼オトナ文庫


2017/1/13 発売

寝取りの蜜約-ミダラに惑う姉妹の淫果(著:雑賀匡、画:竜太)


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学習塾で講師を務めている桐生浩介は、ある日、塾に通う女子校生の佑奈に、『姉を犯して欲しい』とお願いをされる。対価として己の処女を捧げるという佑奈の条件に乗った浩介だが、その姉とは、学生時代の同級生である香奈だった。憧れだった存在を汚すことに戸惑いはあったものの、佑奈による前払いの口淫や、香奈の魅力的な身体に対する好奇心の後押しもあり、彼女をホテルへ連れ込み凌辱を決行する…。

あらすじでは誰からの寝取りなのかがよく分かりませんね……姉は人妻なのでしょうか?
妹の意図も不明ですから、もう少し触手が伸びるようなあらすじをお願いしたいものですねぇ。



▼富士美コミックス


※右側は底本の画像。
2017/1/30 発売

Heavenly〈通常版〉(著:Cuvie)


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ドラマチックで叙情的作風の俊才・Cuvieが「異性の目覚めた淫汁滴る女たち」に拘り描いた『Heavenly』が秘蔵原稿44ページを追加収録+描き下ろしイラストの新装丁にて新発売。

2013年にオーディオドラマDVD付きで発売された作品の通常版ですね。
追加収録の作品が気になります。



にゃらさんのブログにある新刊情報
2017年を迎えました。本年もどうぞ宜しくお願い致します。●フランス書院文庫2017年1月刊情報「これから出る本」(公式ホームページ)近刊検索サイトやそのデータを使用しているAmazonなどの通販サイトでは先に情報が出ているのに、公式ホームページでは刊行日直前にならないと出て来ないのは、前月発売作品の売上に影響を与えないようにとの配慮だと思われます。しかし公式ホームページなだけに他サイト以上に先に出していただきた...
2017年年始のご挨拶






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※作品のあらすじは各出版社の公式サイトおよび Amazon、honto、DMM.R18 より引用
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テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

淫らな新居-嫁の母、嫁の妹(著:神瀬知巳、フランス書院文庫)

2016/12/26 発売

淫らな新居-嫁の母、嫁の妹

著:神瀬知巳フランス書院文庫


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(娘婿の×××を握ってしまうなんて……)
手の中で脈打つ熱く硬い肉茎に高揚する浅子。
新居で始まった同居生活。娘夫婦の営みの匂いが、
孤閨に悩む未亡人に「おんな」を目覚めさせる。
「して」「入れて」「欲しいの」渦巻く懊悩が、
濃厚なフェロモンを放たせ、42歳を背徳の海へ……
(引用元:Amazon)


★★★★★ 背徳が許される設定で咲き乱れた熟女の艶花, 2017/1/17
ここ最近は短編集だったり既出作品の続編だったりで(これはこれで好ましいが)何やらスランプだったかのようにも感じられた作者が久々に放ったスマッシュヒットではなかろうか。嫁の母(義母)や嫁の妹(義妹)を軸に据えつつ義母にフォーカスして気品と艶のある熟女の官能を前面に押し出し、それでいて物語としては嫁自身も蔑ろにすることなく、互いの察しの良さからくる都合の良い展開ではあるものの、破綻なく収まるところに収まるストーリーが紡がれている。

5章立ての3章で活躍する義母【浅子】(42歳)は未亡人にして事実上のメインヒロイン。きっかけこそ「そんなことあるかぁ?」と思わせる偶発的な交わりだったが、出張で3週間も家を空ける妻【みちる】(24歳)の代役をしっかり果たすこととなる。ただ、これには娘婿たる主人公(23歳)夫婦、とりわけみちるにある事情によって途中からは公認の間柄となるため、娘のお婿さんと関係する不義を憂いながらも積極的な浅子の、まるで恋仲のような恥じらいと淫らさが同居した振る舞いに変化していく。年上の矜持と慎みから自分からは言い出せないことを察してくれる主人公に喜び、ご立派なムスコと疲れを知らぬ若さ、そして何より自分を求め、何度も責め立ててくれる性戯に悦び、どんどん溺れていく浅子である。女経営者としてタイトなスーツを着こなすクールな美貌に反して実際は押しに弱く、主人公の前ではオンナをさらけ出してしまい、時には甘えてしまう可愛らしさが垣間見えるのは実に魅力的。

主人公と浅子との情事を覗き見てしまうのが義妹【早紀】(16歳)なのはフランス書院文庫お馴染みの出刃亀展開だが、これにもきちんと理由があり、さらにはみちるが抱える事情の要因が早紀の過去にあることで負い目を持たせ、ストーリーを奥深くさせている。

新婚ながら主人公とみちるの夜伽が上手くいっていないことを以前から憂いていた早紀だが、そうとは知らぬ浅子が主人公のうっかりミスから気づいてしまう場面が前半に描かれていて、そこから浅子がさらにオンナを呼び覚まされたりもしている。新居を構え、同居を始めた男女が背徳の距離を縮めていく伏線もきちんと盛り込まれて好印象。

何事も連絡し合う風通しの良い家庭なので早紀の生娘卒業も早々に浅子へ伝わり、次には2人揃って主人公へのご奉仕となる。主人公をオトコとして導く役割もあった浅子が早紀にもオンナを指南する形で進む3Pには今少し頁を費やしてほしかったところだが、男に征服される女の悦びを描く作者らしい官能描写がここで一旦帰結する。

そして、最後まで直接的な出番のなかったみちるが出張から帰宅した途端に浅子や早紀の手助けから主人公と真に結ばれる結末はかなり駆け足ながらも、抱えていた事情の解決と、この家族が最後に至った官能的な境地が示されたことで読後感を大いに高めていた。所々で現実性が希薄と断じるのは容易いが、物語として辻褄の合った官能ファンタジーと好意的に受け止めたい。
『淫らな新居-嫁の母、嫁の妹』のレビュー掲載元


ここ数年はすっかり「黒本」年末商戦の目玉コンテンツのように12月の発売がお約束となっている神瀬作品ですが……官能小説にも年末商戦ってあるんですかね(^^;)……いつ出るのか分からないよりは全然良いですよね。

そして、短編集や続編でお茶を濁してが続いて「スランプなのか?」と心配もしていた数年でもありましたが、今回は久し振りにスマッシュヒットを放ったように思います。(^^)ヨカッタ,ヨカッタ



義母の浅子さんがイイ感じにいやらしいwww



にゃらさんのブログで紹介されている本作の投稿記事はコチラから。
神瀬知巳「淫らな新居【嫁の母、嫁の妹】」(フランス書院文庫、2016年12月、表紙イラスト:川島健太郎)ネタバレ有り。御注意下さい。作品紹介(公式ホームページ)淫らな新居【嫁の母、嫁の妹】 (フランス書院文庫) [文庫]神瀬 知巳フランス書院2016-12-26【あらすじ】妻のみちるの実家である綾川家に婿入りした壮介は妻が海外出張で不在にした晩に、酔った勢いで姑の浅子を妻と勘違いしセックスしてしまう。焦った壮介は翌朝み...
神瀬知巳「淫らな新居【嫁の母、嫁の妹】」

愛好家Sさんのブログで紹介されている本作の投稿記事はコチラから。
4197『淫らな新居【嫁の母、嫁の妹】』神瀬知巳、フランス書院/フランス書院文庫、2016/12 発売●あらすじ入り婿して妻の家族と同居している青年が、妻の出張中に酩酊して帰り、妻と間違えて義母と性交に及んでしまうも、ある事情から妻公認で義母との関係が続き、それを知った義妹とも深い仲になってしまう。●登場人物【綾川壮介】23歳。医療機器メーカーの新入社員。みちるの夫。入り婿。兄が二人いる。物腰がやわらかく穏やかで...
4197『淫らな新居【嫁の母、嫁の妹】』





まぁ、ちょっぴり都合の良い展開と言いますか、そんなことあるかいな?と思える場面もないではないですが、官能描写の淫猥さと神瀬節の全開さがそれを補って余りある作品だったと思います。



最近の流れだと次作は……4月でしょうか?(笑)

早くも楽しみですね!





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テーマ : 18禁・官能小説
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tag : フランス書院文庫 神瀬知巳

人妻どろぼう(著:葉月奏太、二見文庫)

2016//12/20 発売

人妻どろぼう

著:葉月奏太二見文庫


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奥さん、いただきます。追いつめられて始めた空き巣の先々でなぜか誘惑ばかりされて──
リストラされた46歳の吉郎が始めたのは、かつてのリフォーム会社で覚えたピッキングを使う空き巣だった。初めて入った先では、そこの人妻に誘惑され、次に狙った部屋でも欲求不満と思われる住人に迫られて……なぜかいい思いが続く。そのうちに、最初に入った家の人妻と意外なところで出会い、さまざまな疑問が氷解するが……。人気の実力派による書下し官能エンタメ。
(引用元:Amazon)


★★★★★ どろぼうの特性を活かしたヒロインの配置の妙, 2017/1/15
タイトルは「人妻のハートを奪う」ことなのか「人妻の泥棒」なのかといろいろ考えることもできるが、描かれているのは両方である。そして、仕事を失い、妻にも逃げられて行き場を無くした主人公が手を染めようとするのは空き巣である。元来が真面目なので食い扶持だけでもという細やかな目的なのだが、不器用もあって上手くいかない。だがしかし、その目的は図らずも毎回達成されるのが不思議であり、最後は一目惚れしたメインヒロインへの秘めた想いまで成就するという再出発の物語である。

1章につきほぼ1ヒロインで構成されており、名前だけを列記すれば下記の女性達が順番に登場している。

第一章:志乃 (空き巣に入った先の人妻)
第二章:瑠璃子(かつての同僚の妻)
第三章:由佳里(職場の上司)、小百合(人妻)
第四章:尚美 (愛人)
第五章:莉奈 (メインヒロイン)

第三章で2人出てくるので計6人もの大所帯に見えるが、タイトルが示すように「人妻」の誰かが「どろぼう」なので偽名を用いた同一人物となる。これにより最後にメインと一度きりになりがちな構成が覆され、早い段階から情交が描かれたのは何度も使える手法ではないもののナイスなアイデアだと思った。

さらには中盤で描かれるがっつりな寝取られによって全体的にはソフトな官能面がぐんと底上げされていることも好材料。いわゆる一竿至上主義では許し難いであろう「ぐぬぬ……」な無理強いがまさに主人公の目の前で繰り広げられ、屈服の末に絶頂までさせられてしまう被虐度の高い場面だが、最近の作品で作者がしっかり盛り込んできた経験から状況の作り込みには磨きがかかっているようで、本作随一のいやらしさが印象深い場面になっていた。

また、空き巣に入った先の人妻と思しき志乃が挙動不審だったり、瑠璃子とは淡い恋路の過去があったり、小百合の行動が結果的に寝取られの意趣返しになったり、尚美が愛人となっている男は莉奈と関係深い人物だったりとストーリー展開も起伏に富んでおり、当初の目的こそ思わぬ形で果たされていくものの生活は次第に困窮していく主人公の行く末と共に楽しめるものとなっている。

そんな極貧に陥っても誠実を貫く主人公の姿が不器用だからこそ母性をくすぐるかのように、最後はやや性急ながらもほっこりさせられるハートウォーミングな結末を迎えている。
『人妻どろぼう』のレビュー掲載元


途方に暮れた主人公が空き巣を企てるのはありがちな設定ですが、ヒロインも空き巣というのは面白いアイデアでした。

では、ヒロインが空き巣に入る理由は何か?となりますが、最終的にそれは夫への復讐だった訳で……妻を怒らせてはいけませんよね。(^^;)タラッ



で、レビューにも記した通りに生真面目で不器用な主人公は空き巣がちっとも上手くいかないんですけど、空腹を満たすという目的はナゼか果たされますw

つまり、食べ物を物色するための家宅侵入を試みるも上手くいかず、ってか、多くの場合は見つかっちゃうんですけど(^^;)、ナゼかそこでご飯をつくってもらったりしてるんですww

それをコミカルに狙った作風ではないのですけど、なんか妙に可笑しかったですね。



葉月先生がブログに投稿された自著解説記事はコチラから。
『人妻どろぼう』





さて、ブログ仲間としてお世話になっている愛好家Sさんですが、最近は葉月作品がお気に入りなのだとか。

あっという間に既出の葉月作品を全作入手されたそうで……凄い!



そうなんですよ。

官能小説は「黒本」や「青本」ばかりじゃないんですよ。

他のレーベルにも良い作家がいて、良い作品はあるんですよ。



葉月作品の魅力を1人でも多くの方に気づいていただきたいものであります。(^^)



愛好家Sさんの「本職」は綺羅光先生の作品紹介ですが、他の先生方の作品も多くレビューされています。

官能小説★綺羅光作品テイスト
http://kannovelkirataste00.blog2.fc2.com/






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tag : 二見文庫 葉月奏太

義母、そしてママの友人と-最高の初体験(著:天崎僚介、フランス書院文庫)

2016/12/26 発売

義母、そしてママの友人と-最高の初体験

著:天崎僚介フランス書院文庫


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「あなたの大好きなママより、今は私を見て」
吐息がかかる距離で甘薫ただよう柔乳を密着させ、
陸の昂りきった硬直を優しくしごくママの友達・景子。
フェラチオ実習、クンニレッスン、アナル授業……
37歳の熟肉で次々と施される艶めかしい性の洗礼を超え、
待っているのは、若義母・綾と交わす最高の禁忌!
(引用元:Amazon)


★★★☆☆ 物語の行方が官能的には健全過ぎるか, 2017/1/13
タイトルの漢字だけを見ると義母にママ(実母)にその友人というヒロイン構成かと錯覚する可能性もあるが、義母に「ママ」とルビが振られているので義母とその友人となる。では2人ヒロインかと言えばそうでもなく、友人の娘(主人公より1歳年上で大学受験を控えている)が加わる3人ヒロインである。そして、娘と主人公との淡い恋を成就させてあげようとする母達の物語でもあったりする。

若い2人の恋路を後押しするピュアなテイストとも言えるが、それ故に母ながら娘に先んじて関係に至るものの、その娘を押し退けてまで溺れるような淫らさや背徳感は乏しい。割とゴーイングマイウェイで全体をも先導していく友人ママによる主人公へのてほどきも、清楚で貞淑な義母が友人ママの誘導で遂に(義母へ女としての情もある)主人公の想いを成就させるのも予定調和のごとき情交であり、「それでは始めましょう」「そうしましょう」みたいなやり取りを見るとイマイチ盛り上がれない。

その若い男女もまた娘の方は当初より主人公への淡い恋心を抱いていた様子なのに対して主人公は「言われてみればそうかも」といった温度差を感じるため、官能小説の物語としてその方向に進んでいいのか?といった心持ちにもなる。リアルに考えれば最も健全で相応しいカップルの誕生という至極全うな結末へと導くのは前作『兄嫁淫情・義母欲情』と同じだが、これにより今回も生じた真面目な健全さが官能面をスポイルしているようである。官能ファンタジーとして今少し道を外れてほしい。
『義母、そしてママの友人と-最高の初体験』のレビュー掲載元


実にオーソドックスに上げ膳・据え膳な激甘誘惑路線ですが……それ自体は誠に結構なのですが……今回も結末でちょっぴり肩透かし。(^^;)

天崎先生のこだわりでしょうかねぇ?

もっと爛れた幕引きでいいと思いますけどねぇ。



にゃらさんのブログで紹介されている本作の記事。
天崎僚介「義母(ママ)、そしてママの友人と…【最高の初体験】」(フランス書院文庫、2016年12月、表紙イラスト:新井田孝)ネタバレ有り。御注意下さい。作品紹介(公式ホームページ)義母、そしてママの友人と【最高の初体験】 (フランス書院文庫) [文庫]天崎 僚介フランス書院2016-12-26【あらすじ】義母の綾と二人で暮らしている陸は、ある日彼女の友人である景子の口から綾のかつての彼氏が離婚したと聞き、彼女の意外な過去...
天崎僚介「義母、そしてママの友人と…【最高の初体験】」





こと官能小説に関して健全な結末はさほど求められていないと思うんです。

とりわけ昨今は官能ファンタジーですからなおさら。

リアリティのある真っ当な方向へ進んだとしても、最後にちょっぴり抜け駆けを示唆するとか、自分で敷いたレールから多少外れるくらいが却って丁度いいのではなかろうかと……。



つまり、ヒロインがしっかりし過ぎ。(笑)




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隣の部屋の新妻-無理強い(著:宗像倫、フランス書院文庫)

2016/12/26 発売

隣の部屋の新妻-無理強い

著:宗像倫フランス書院文庫


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「仕方ないですよ、奥さんが刺激するんだから」
隣室から聞こえる新婚夫婦の喘ぎが祐一を暴走させた!
人妻が垣間見せた「隙」につけこみ忍びこんで、
初々しい秘唇へ押しこまれた、力ずくの怒張。
清楚な美貌に隠された新妻の、牝の本性が露わに……
やめられない、終わらない――最高の隣人調教!
(引用元:Amazon)


★★★★★ 隣や階下への「筒抜け」が次の官能を誘う, 2017/1/13
アパートの隣人である26歳の新妻にフォーカスしたタイトルであり、実際に出番もやや多いのだが他にも下の階に住む30代前半と思しき未亡人の大家がいて、主人公の部屋には18歳の姪が転がり込んでくる3人ヒロインの作品である。そして、サブタイトルのごとき「無理強い」で始まる関係がエスカレートしていく淫猥度の高さが光る作品でもあり、何となくデビュー作の『年下の兄嫁-強引な和姦』に近いテイストを感じて個人的には好印象だった。

大抵のきっかけは隣室から漏れてくる、あるいは自室から漏れ出る喘ぎ声である。時には階下にまで聞こえるほどなのでどれだけ安普請なアパートなのかとも思ってしまうところだが、これが新妻につけ入る口実となり、しばらく空閨だった大家に影響を与えたりしている。

可憐な佇まいに反して肉欲には正直な一面を持つ新妻が主人公から強引に迫られることで夫からは得られない愉悦を覚え、拒みながらも覚えた快感には抗えず、遂には秘密の不倫関係を継続したいとまで言い出す程に堕ちていくのがいやらしい。

実は亡夫としか経験がなく、オンナとして開発されぬままだった大家の初心な反応には新味があり、主人公がもたらしてくれた快楽の世界に内心では満更でもない心持ちだったりする。ソフトに接してくる主人公によっても新妻との違いが出ている。

さらに白眉なのは中盤で営まれた3P。最初は新妻から大家の順で1対1の攻防が描かれるが、傍らにいる方が「自分もこんな痴態を晒しているのか」と客観的に見ることで互いがオンナの性を確認し、共感する形になっていた。元より頁を費やしてしっかり描かれる官能描写にあってさらに新たな要素が盛り込まれていたように思う。

序盤から出てきて独自のカラーを放っていた姪の本格登場は終盤からである。鈍感な主人公はちっとも気づかないものの割と分かりやすい主人公ラヴ光線を放っており、最後は無理強いではない関係となる。むしろ姪の方が主人公に対して無理強いしているくらいか。

しかし、だからと言って今更引くに引けない間柄になっている新妻や特に大家が対抗心を発揮して姪の独占を阻む様相を呈する。姪のみが主人公へ明確に愛情を示しており、他の2人はどちらかと言えばセフレ(もしくは不倫相手)寄りな関係性でもあるために棲み分けも可能といったところであろうか。
『隣の部屋の新妻-無理強い』のレビュー掲載元


前作『てほどき先生-予備校講師、クラスメイト、隣人、そして従姉と…』が2015年12月の発売でしたから、ちょうど1年振りだったのですね。

で、デビュー作を彷彿とさせる原点回帰のテイストで個人的にはとっても良かったです。(^^)



にゃらさんのブログに投稿されている本作の紹介記事です。
宗像倫「隣の部屋の新妻【無理強い】」(フランス書院文庫、2016年12月、表紙イラスト:村山潤一)ネタバレ有り。御注意下さい。作品紹介(公式ホームページ)隣の部屋の新妻【無理強い】 (フランス書院文庫) [文庫]宗像 倫フランス書院2016-12-26【あらすじ】妻に逃げられた祐一は姪の美緒が押し掛け同然にやって来て劣情を抱くが、そんな折りに隣人の芹奈夫妻の営みの声を聞いてしまう。管理人の公佳とともに芹奈の部屋を訪ねた...
宗像倫「隣の部屋の新妻【無理強い】」





とかく官能小説はマンネリに陥りがちと言いますが、結局のところ、そのマンネリが良質ならば幾らでも飽きずに読むものでもあったりしますから(^^;)、オリジナル度の高い「強引な和姦」路線は何度も読みたいものですね。




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年下の彼-五欲の熟夫人(著:冬野蛍、フランス書院文庫)

2006/1/23 発売

年下の彼-五欲の熟夫人

著:冬野蛍フランス書院文庫


Amazonはコチラから。
Kindle版はコチラから。
ひかりTVブックはコチラ。〈電子書籍〉
綜合電子書籍ストア【BookLive!】はコチラ。

「いい?黒い下着を干したら、OKの合図よ」
37歳の熟妻と近所の浪人生が交わした情事のサイン。
二人の痴態を覗いていた息子は、それを利用して――
青年に溺れる女、スワップ中毒、教え子に跨る女……
倦怠期を迎えた五人の熟夫人たちが堕ちた危険な罠。
新・官能の語り部、冬野螢が描く五つの倒錯物語!
(引用元:Amazon)


★★★★☆ 魅惑のシチュエーションで描かれた短編集, 2017/1/8
寝取られ全盛の昨今よりずっと以前の2004年2月のデビュー作『のぞく-奪われた人妻』や同年7月の2作目『のぞき穴-若妻の秘密』で当時から寝取られや寝取らせで注目されていた作者らしさが発揮された作品もあれば、そんな予想に反して思いのほかストレートな作品もあったりとバラエティに富んだ5編が収録されており、それぞれに煽情的なシチュエーションで魅惑的なヒロインが描かれていた。予想以上に濃縮された短編集と言える。

隣の少年との情事に発展するまでの誘惑と義息に見つかってからのお仕置きとのコントラスト……「1.下着泥棒と熟妻 のぞく息子」

普段は堅物で怜悧な人妻女教師が酔うと開放的かつ積極的に豹変する淫らなギャップ……「2.酔った女教師に部屋へ連れこまれて……」

母同士の百合から互いの息子へ、そして実の息子へと発展していく交姦のエスカレート……「3.親友の熟母同士が息子交換」

見知らぬ熟女からの手淫と口淫の前半と乱交じみた寝取られに寝取らせが加味された後半のカタルシス……「4.映画館の暗闇で待ち伏せする痴女」

水泳教室のコーチに仕掛ける人妻2人の好対照に淫らな奪い合いゲーム……「5.熟夫人たち いたずらな青年ハント」

多少のバラつきはあるものの総じて50~60頁を超えるボリュームによって官能場面が複数回盛り込まれ、「3」以降ではヒロインも複数人登場することで短編にありがちな物足りなさが本作ではあまり感じられない。ちょっとしたきっかけからヒロインの熟女が年下の少年または青年を誘惑するに至る婀娜っぽい始まりから物語が転じ、もしくはエスカレートしていくのも申し分なく、女性が男に見せる媚や艶といったものに秘めたしたたかな一面が良く描かれていた。

媚は売るものの男に従属する気はなく、時には性を謳歌するかの振る舞いを見せる意味では女性が持つオンナとしての魔性が垣間見える作品とも言えそうである。

ただ、幕の引き方がお尻責めだったり、一途に見えたヒロインに別の顔があったりと、中にはやや肩透かしな読後感を得る作品も含まれている。好みと言えばそれまでだが、これもまた短編集ならではの良くも悪くも雑多な一面であろう。
◆『年下の彼-五欲の熟夫人』のレビュー掲載元


お恥ずかしながら冬野蛍先生の作品を読んだのは初めてでしたが、当時は柏木薫先生と並んで「寝取られ」を代表していたのが冬野先生だったと記憶しています。

寝取られが今ほど隆盛ではなかった頃ですから目立っていたのと同時にDSKとしては近づき難い存在でもありました。

慣れていなかったんですよね。(^^;)



なので、今読んでみると、これがい良いww



短編集ですから全部が全部でもありませんし、むしろ寝取らせでしたけれども、それでも「おぉ、そうキタか」という展開がありましたよ。




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四匹の未亡人奴隷-義母、叔母、女教師、美母(著:蜜蟲、フランス書院文庫)

2016/12/26 発売

四匹の未亡人奴隷-義母、叔母、女教師、美母

著:蜜蟲フランス書院文庫


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ハイブリッド書店【honto】はコチラ。

「ああ、拓海、お願い、奥ばかり突かないで」
夫の遺影の前で息子に蹂躙される未亡人美母。
犯されながらも憂いを帯びた表情には色香が匂い、
欲情を煽られた青狼の律動はさらに激しくなる。
言葉では拒みながらも熟れた躰は溺れはじめ……
淫欲の泥沼に囚われる四匹の喪服妻たち!
(引用元:Amazon)


★★★★☆ 誘惑路線支持者でも充分に堪能できる愛憎劇, 2017/1/3
書籍の帯には「暴虐小説」なる言葉が躍っているが、そのようなハードな凌辱作品ではない。誘惑路線を支持する諸兄でも充分に堪能できるテイストであり、むしろ激甘一辺倒な昨今の誘惑系とは趣を異にした、男女の葛藤と思惑と打算に裏打ちされた愛憎入り混じる鞘当ての応酬が蠢く作品として一読するのも悪くない。ただ、あらすじには『四匹の喪服妻たち』とあるが、実際に喪服姿なのは実母のみである。

義母と叔母は共に36歳で普段は仲も良いのだが、夫(叔母の兄で主人公の父)の死去による遺産の存在が2人の関係を微妙なものにしている。分け与えられた遺産を手に他の男の元へ行こうとする義母をお仕置きする形で義息たる主人公が手篭め同然に関係を持つのだが、実は以前から主人公は叔母と男女の関係にあり、この叔母も遺産には何かしらの関心を寄せている、少なくとも主人公はそう勘繰っているという状況である。

やや勝ち気で芯の強さを感じさせる義母は体の疼きと心の抵抗という裏表のコントラストがあり、既に言いなり状態な叔母とのコントラストも見られる。故に当初から従順な叔母が衣服を強引に剥がされて貫かれる場面は凌辱の色合いを無理矢理にでも引き出そうとの意図を感じてしまうところだが、自分だけを見てほしいと懇願し、対抗心をも露わにする叔母は他のヒロインと一線を画した存在とも言える。

この叔母の友人として中盤から登場するのが主人公のかつての担任である36歳の女教師。教師と生徒の関係は過去のものにつき女教師らしさはあまりないのだが、その過去に主人公と生じた出来事が弱みとなって巻き込まれていく。その出来事を聞かされて裏切られた思いの叔母が加担し、最終的には義母も対抗心から協力していくために4Pの構図となるが、作者の思惑とは裏腹に作品の凌辱色はどんどん薄れていくようにも感じられる。

元を正せば自分を捨てて他の男に走った39歳の実母が一番悪いとその矛先が最後に向かう。つまり、義母が行おうとしていたことを実母が既に行っていた形となるが、唯一の喪服姿が単に知り合いの葬儀に参列していただけの偶然というのは、せめて亡夫の一周忌くらいには関係性を持たせないと背徳感が減退するところであろう。それでも和装の喪服が剥ぎ取られて緊縛されるのは淫靡だった。

迫られているうちにヒロイン側が次第に折れていき、貫かれる頃には半ば観念している形の描写は凌辱作品として物足りないものの、往年の高竜也作品を彷彿させるようでもある。また、そうした印象や全体に漂う雰囲気、それに結末の纏め方などから新人のデビュー作との触れ込みながら本来は誘惑系を得意とする作者の別名義(別路線)なのかなと感じてしまうところである。
『四匹の未亡人奴隷-義母、叔母、女教師、美母』のレビュー掲載元


レビューの最後に記した『本来は誘惑系を得意とする作者の別名義(別路線)なのかな』ですけど、こぅ、何と言いますか、意識的に凌辱的な設定に基づく凌辱的な文章表現が、ともすれば誘惑的になってしまいそうなのをぐっと堪えているような、それでもちびっと誘惑的になっている箇所があるような、それをまたぐっと凌辱的に引き寄せていいるような、そんな「揺れ」のようなものを感じたからであります。

普段から凌辱作品を執筆されているようなナチュラルさではなく、本来は右打ちのバッターが左打ちしているような、そんなちょっとした違和感ですかね。



にゃらさんがブログに投稿された本作のレビュー記事はコチラ。
蜜蟲「四匹の未亡人奴隷 義母、叔母、女教師、美母」(フランス書院文庫、2016年12月、表紙イラスト:丹野忍)ネタバレ有り。御注意下さい。作品紹介(公式ホームページ)四匹の未亡人奴隷: 義母、叔母、女教師、美母 (フランス書院文庫) [文庫]蜜蟲フランス書院2016-12-26【あらすじ】父を事故で亡くした拓海は義母の綾子に性的欲望を抱いていたが、一周忌が過ぎたのを機に籍を抜くことを告げられ衝動的に押し倒してモノにしてし...
蜜蟲「四匹の未亡人奴隷 義母、叔母、女教師、美母」





ただ、『往年の高竜也作品を彷彿させるようでもある』といったところは最近がっつり読み込んでいるのが奏功したようであります。(^^;)

この気づきがなくともレビューに大きな差し障りはありませんが、ヒロインの葛藤から諦念して半ば身を委ねていくところなどに「黒本」の1つの系図と言いますか、バトンが受け継がれていくようなものを感じることができました。



この路線なら誘惑好きの読者でも手に取れる凌辱作品という位置づけでアリな気もしますが……そもそも誘惑好きな読者が凌辱作品を手にするのか?という根本的な問題があったりして。(汗)

でも、時には内なる殻を破って別の世界を知ることにも意義があると思いますけど、だからと言って好きでもないものに手を伸ばすのも苦痛ですし……どうなんでしょうねぇ。(^^;)




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俺の美熟女(著:草凪優、祥伝社文庫)

2016/9/14 発売

俺の美熟女

著:草凪優、祥伝社文庫


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ハイブリッド書店【honto】はコチラ。

羞恥(しゅうち)と貪欲(どんよく)が交錯(こうさく)する眼差しと、匂い立つ肢体
及川美里――俺を翻弄し虜(とりこ)にする、“最後の女”…
俺は、青いリンゴより熟(う)れきったマンゴーの方が断然好きだ――。年上のシングルマザーに手ほどきを受けたことで、熟女の魅力にはまった藤尾敦彦(ふじおあつひこ)。30歳になり、人妻のセフレ達との関係を清算し、婚活を始めることに。一目惚(ひとめぼ)れした、39歳の及川美里(おいかわみさと)を紹介してもらうが、謎めいた言動に翻弄(ほんろう)されて……。熟女の滴(したた)るような色香とエロスを濃厚に描き出す、傑作官能。


★★★★☆ 酸いも甘いも噛み締めた恥じらいの熟女賛歌, 2016/12/25
主人公(30歳)の他にもセフレがいるっぽいクールな人妻熟女(39歳)が出てきたり、自分勝手で高慢な独身熟女(39歳)が主人公を振り回したりしている前半に辟易して読むのを止めてしまいそうになるかもしれないが、今しばらく先に進んでほしい。あるいは禁じ手かもしれないが、結末の1~2頁に目を通してから読むのも今回はアリかも。

表出する態度や立ち居振る舞いに潜む本心が分かれば可愛らしく見えてくる愛の熟女賛歌といった趣の作品である。

企業の秘書室勤務で容姿端麗にして才色兼備。マンションでペットを飼うプチセレブなアラフォー女子となれば充分に自活可能で結婚は半ば諦めムードと相場が決まっているが、本作のヒロインも多分に漏れないばかりか厚顔不遜の超絶自己チューがさらに加味される。

本人に結婚の意思がない訳ではないのだが、完璧過ぎる美貌や安定した高収入などが逆に壁となって男を遠ざけてしまう。そして、その真意に気づかず、さらに自分を磨けば磨くほど壁が高くなっていく悪循環である。また、華美な装いも災いして夜の営みもテクニック充分と誤解される始末。つまりは相当にこじらせている熟女なのである。

他にも本作に出てくる女性陣は総じて表向きと裏の本性が異なる存在として描かれている。

このヒロインの旧友であり、主人公へ紹介した人妻熟女から送られてくる学生時代の写真もまた、ヒロインが最初から高飛車だった訳ではなく、年を重ねていくうちにそうなってしまったことを示しているが、主人公もまた三十路を迎えて結婚願望が高まる中で、それでも若い娘には触手が伸びず熟女好きになった過去の経緯があったり、合コンで出会った22歳の一見おとなしい娘が実は経験豊富なS性の持ち主だったりと紆余曲折が描かれている。その意味では酸いも甘いも噛み締めた男女が出会った物語とも言える。

本作に出てくる女性陣の表裏が異なることで官能成分が底上げされている。

清楚で母性的な熟女には淫らな一面があり、クールな熟女は被虐の羞恥に肌を染める。一方で派手な出で立ちであっても意外に身持ちは固かったりする。そんな諸々のギャップの中で重役秘書として男達の視線を浴び、装いも振る舞いも完璧に見せるヒロインの本当の素顔を知るまでに踏み込むことができた主人公。その行く末は、苦行にも似たやり取りを続けたことへのご褒美なのかもしれない。

熟女のダメで面倒臭くて淫らさには正直なくせに恥じらいのオブラートに包むしたたかな側面を描きながら、それをも愛しいとする作者の眼差しを背景に良さがじわっと滲み出てくる作品だったと思う。その分岐点は後半の始まりを告げる第四章であろう。
『俺の美熟女』のレビュー掲載元


内容的な関連性はありませんが、草凪先生と祥伝社文庫のタッグでは「俺の〇〇〇」シリーズと言うべきタイトルの連続が続いています。



2015/2/10 発売
第1弾:俺の女課長
▼この作品のレビュー記事はコチラ。
http://dsk18.blog.fc2.com/blog-entry-864.html

これほど美しい年上の女を抱いてしまっていいのかどうか・・・丸山麗子、三十三歳。長い黒髪に白い小顔。目鼻立ちは端整かつ涼やか。掛け値なしの美人だった――担当編集、異動希望!? 「これこそ男の夢の職場だ!」ダウンスイングとともに腰が回転し、ミニスカートが翻る。白い尻が、見えた――。過激な接待ゴルフに挑む課長丸山麗子、三十三歳。知的で美しい彼女が、なぜ。理由は超高級マッサージ機を三ヶ月以内に百台売らないと左遷だからだった!セクハラに異常に弱い「泣き虫」が目的のためにとった最終手段とは!? 三人のセクシーで美しい営業部員の活躍を描く、企業官能誕生。



2015/9/2 発売
第2弾:俺の女社長
▼この作品のレビュー記事はコチラ。
http://dsk18.blog.fc2.com/blog-entry-991.html

鶴谷愛子は急逝した父から建築会社を継いだ三十歳の三代目女社長。黒髪のベリィショートに白い小顔、きりりとした切れ長の眼と、筋の通った高い鼻、意志が強そうに引き結ばれた口許をした気品のある美人だ。そんな彼女を、経理部の三上は副社長派からスパイを命じられ尾行していた。彼が見た、普段とまるで違う可憐で愛らしいもう一つの貌とは!? 赤裸々な羞恥官能の傑作。





本作が一応の第3弾ということになりますが、一見お高くとまっているキャリア・ウーマンは高根の花で自分とは異世界のヒトみたいな捉え方をしてしまうことってありますよね。でも、そんな女性だからこそイイ男に巡り会わない、巡り会えないジレンマがあったり、実は男性恐怖症で近づけたくないから怜悧な鎧を纏っていることもある。それで気がつけば結構な年齢に達している……。

そんな高飛車な、そして高慢な熟女が腹立たしく写るのですが、実際はツンデレっぽく振る舞っているのだと分かれば可愛らしく見えてくるという作品でした。(^^)



そして、全編に漲る 熟女サイコー!のテイストが心地良かったです。この感覚に至り始める第四章まで頑張って読み進めてくださいネww




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※各作品のあらすじはAmazonより引用。
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tag : 祥伝社文庫 草薙優

『こんな官能小説が読みたかった!2017年版』で取り上げた20作品

昨年(2016年)の12月に発売された特選小説増刊『こんな官能小説が読みたかった!2017年版』でDSKが担当した寸評コーナーにおいてセレクトした20作品をご紹介します。



2016/12/10 発売

特選小説 増刊号

こんな官能小説がよみたかった!2017年版

綜合図書


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◆フランス書院文庫
1.初めてづくしの家-ふたりのママと妹神瀬知巳
2.女家政婦と僕-青い初体験鷹山倫太郎
3.妻の母vs.妻の妹vs.おさな妻七海優
4.淫ら熟女ぐるい-未亡人兄嫁と若兄嫁と義母小鳥遊葵
5.おいしい家政婦母娘-秘密のお仕事香坂燈也
6.独身四姉妹と居候弓月誠
7.ママvs.町でいちばん美しい母娘村崎忍
8.おいしい特別休暇-女教師、シングルマザー、女子大生と青橋由高
9.年の差のある七つの姦係青橋由高
-
◆マドンナメイト文庫
10.ハーレム学園演劇部-放課後の禁断レッスンイズミエゴタ
11.団地妻-昼下がりの恥辱九龍真琴
-
◆二見文庫
12.人妻・奈津子-他人の指で…霧原一輝
13.兄嫁・真理子の手ほどき深草潤一
14.ときめきフライト蒼井凛花
-
◆竹書房ラブロマン文庫
15.着くずされた義姉美野晶
-
◆双葉文庫
16.妻たちの性体験-夫の眼の前で、今…日活×早瀬真人
-
◆徳間文庫
17.ふたり人妻草薙優
-
◆実業之日本社文庫
18.昼下がりの人妻喫茶葉月奏太
-
◆幻冬舎アウトロー文庫
19.義娘(よめ〉の尻ぼくろ生方澪
-
◆イースト・プレス悦文庫
20.未亡人は夜に泣く葉月奏太



※雑誌の掲載順とは異なります。


まぁ、例年通りに「黒本」が約半分を占めてしまう訳ですが(^^;)、読んでいる冊数が違いますから、これがそのまま勢力図の一端でもあるのかな?などと考えてしまいますねぇ。

ただ、今回はリアルドリーム文庫やオトナ文庫からの選出がありませんでした……う~ん、もうちょっと頑張ってほしいところでありますデス~。



トピックとしては、日活ロマンポルノ45周年企画としてノベライズされた作品でしょうかね。この45周年に際して第1作主演女優だった白川和子さんが仰っていた「1滴から始まって、45年経つと大海になる」はけだし名言かと。



日活ロマンポルノ45周年で“レジェンド”白川和子&若手女優が美の競演! - 映画.com
http://eiga.com/news/20161120/14/


特集:日活ロマンポルノ45周年 - WOWOWオンライン
http://www.wowow.co.jp/pg_info/wk_new/011772.php




今回も機会を与えてくださった 辰巳出版グループ 特選小説 編集部 の皆様に改めて御礼申し上げます。

ありがとうございました!m(_ _;)m




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若妻が黒い下着を濡らす時(著:鳳春紀、フランス書院文庫)

1994/12/22 発売

若妻が黒い下着を濡らす時

著:鳳春紀フランス書院文庫


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ひかりTVブックはコチラ。〈電子書籍〉
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濡れてくる。体内から粘りのある性液が溢れてくる。
レースの黒い下着に滲み、恥毛が湿り、牝香が漂う。
見られている。わたしは今、視姦されている……。
秘唇が震え、乳首が勃起し、女体が火照りだす。
狭い試着室、慎吾の前で下着姿を晒し、脱いだ時、
麗子若妻の仮面を剥いで赤い性器を少年の舌に委ねた。
(引用元:公式サイト


★★★★☆ 倦怠からの解放を求めた結果の自墜落, 2016/12/19
年の離れた夫がいる若妻【麗子・25歳】はパソコンスクールの非常勤講師でもあるが、以前より倦怠感のあった日々が夫の入院で決定的になってしまった。ブランド物で着飾った美貌は周囲の視線を充分に意識するほどだし自信もあるけれど、それを持て余してもいる。そんな時に現れた青年〈慎吾・18歳〉との出会いが景色を塗り変えてしまった。麗子が自ら変えてしまった。

クールな麗子が淫らに極まる自墜落な物語である。

ゴージャスな装いや立ち居振る舞いにはバブル景気の余韻が残る1994年の作品らしさが感じられ、それでいて慎吾との逢瀬は始めこそホテルながら次には病院やビルの屋上、それも片隅の納屋のような薄汚れた場所へと変わっていく。普段の豪華さとのギャップが生まれているのだが、それはおそらく慎吾の日常とのギャップでもあり、次第に慎吾の側へ染められていく麗子の変化を暗に示しているようでもある。

慎吾との出会いの場として、そして逢瀬の場として病院が何度か出てくるが、夫が入院している病院で別の男と戯れる背徳感を演出しながら、いつしか夫の見舞いがついでのことになっていく麗子の堕ちた姿を描き出すことにもなっている。

15歳年上の夫からは入院中のベッドで迫られたりもしているが、基本的にはご無沙汰続きだし若々しさも力強さも皆無といった思いがある様子。これに対して年下の青年を自由にできる解放感が描かれている。しかし、ちょっとした摘み喰いのつもりが本気になってしまった麗子の思いは強くなるばかり。幾度となく職場へ電話しては会おうとする麗子に慎吾は押され気味だったりする。それでも無知だった慎吾が筆下しを経てからは麗子を自分のものにしたい気持ちに至っているようだが、そこには若気の至りも垣間見える。

講師としてデキる女であり、貞淑な若妻でもあった麗子の心に沈殿していた窮屈な思いが慎吾を通じて官能的に爆発したようであり、それはむしろデキる女にして貞淑な妻を演じていたからこそ心の奥底に自身も知らぬ淫らな本性が潜んでいたことを示しているのかもしれない。匂いに執着し、小水を浴びたいとせがむ麗子の歪んだ性癖もまた普段は決して見せることのない別の顔として描かれている。

そんな破廉恥な麗子の官能描写には海に纏わる比喩的表現が多用される。淫らな麗子が文学的に着飾っているようでもあり、ここでも表と裏のギャップが見られるようで興味深い。エスプリの利いた結末と併せて作者のインテリな部分が滲み出ているところであろう。

なお、話の本線とは別に軽い謎解き要素が挟み込まれ、これにより慎吾とは別の男が出てきて麗子が凌辱されてしまう場面もある。単なる誘惑路線だけに留まらないテイストを盛り込み、官能成分を底上げする手法として従前のフランス書院文庫では割とよく見られる展開と言える。
『若妻が黒い下着を濡らす時』のレビュー掲載元


2017年初の紹介作品が旧作、しかも鳳春紀先生の作品になりましたが、ずっと以前に「黒本」の鳳作品はカンスト(全作所持)しておりますので……ってか、買ったはいいものの放置してましたので(汗)……今後もしばらく続きそうなDSK限定旧作ブームの中では紹介する機会も増えてきそうな気配でありますw



本作は若き人妻が1人の青年と不倫に陥り、溺れる話でして、とても現代的な設定だと思います。要するに一夫多妻制が廃止されて以降は今も昔も陰で営まれ続けているってことなのでしょう。

もはや永遠のテーマなのかも。



故に結末のネタとなった「背広の寸法」がリアルに映えていると思いました(この詳細については「続きを読む」で追記するので、ネタばれOKな方はご覧になってください)。



毛色の異なる凌辱要素がイマドキのテイストでは邪魔に感じるかもしれませんし、それによって旧作を敬遠してしまうこともあるかもしれませんが、見方を変えればイマドキのテイストだって10~20年も経てば違った印象になるでしょうから致し方ないと言いますか、それも込みで読むのがむしろ旧作の良さだと思います。

むしろ旧作に多く見られる1人ヒロインの作品が放つ(イマドキから見れば)異彩の醍醐味を堪能したいものです。(^^)




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【備忘録】Kindle Unlimited で押さえておきたいフランス書院文庫の旧作 - 2017年1月

2017年1月よりフランス書院文庫〈電子書籍〉の旧作を中心とした一部が Kindle Unlimited に再登場しました。

読み放題の対象作品は多少の入れ替わりが月毎にありますので、復活したー!わーい!と喜んだのも束の間、お気に入りの作品がまた対象外になってしまう可能性があります。

なので、Kindle Unlimited で今のうちに読んでおきたい旧作を備忘録も兼ねてここに掲載しておきます。



……この機会に旧作深訪されることを個人的にはオススメ致しますデスよ。(^^)



※2017年1月6日現在の状況につき、時間経過によって変わる場合があります。


0003
1985/4/23 発売

母〈ママ〉

著:鬼頭龍一


Kindle Unlimited はコチラから。
鬼頭龍一作品の対象一覧ページ(3作品)

禁断の母子相姦でしか味わえない肉悦が、
貞淑な母と純粋な息子を狂わせた!
大きく股をひろげ、息子にすべてを晒す母に、
今やためらう気持ちはなくなっていた。
「周一、ママの……アソコにキスして」
夫のいない昼下がり、二人は今日も……
(引用元:Amazon)


言わずと知れた「黒本」創刊時の1冊ですが、この底本にあたるフランス書院オリジナル版(1982年)が高値になっていることを鑑みると、読むだけなら今は0円というギャップに苦笑が漏れてしまいますw





0127
1987/5/23 発売

義母と息子

著:露樹満


Kindle Unlimited はコチラ。
露樹満作品の対象一覧ページ(4作品)

32歳の濡れた嗚咽が寝室に響く。
一年前、他界した夫に代わって、
孤閨を慰めてくれたのは義理の息子。
大きく脚を開き、若い肉塊を導く指先に、
力強さと速さが加わった。
「浩一、早く、早く入れて!!」
(引用元:公式サイト


相姦哀歌〈エレジー〉の旗手、露樹先生の2作目ですね。





0169
1988/1/23 発売

女医・恥辱の診察室

著:熊谷禄朗


Kindle Unlimited はコチラ。
熊谷禄朗作品の対象一覧ページ(8作品)

冷たい診察台の上で大股を開かされ
悪辣な男の剛直がねじ込まれていく。
しかも、家族が見守るその目の前で!
美望と知性で誉れ高い女医・涼子にとって
26年の人生で最も辛く恥ずかしい瞬間が、
そして悲しい未来が始まろうとしていた。
(引用元:公式サイト


医学的には包茎手術にあたる「割礼」(かつれい)がヒロインに施されるという作品でして、珍しいことに表紙カバーイラストには男性も描かれています。





0222
1988/11/23 発売

爛れた学園-女教師と母

著:永井龍児


Kindle Unlimited はコチラ。
永井龍児作品の対象一覧ページ(2作品)

教え子のパンツをはいて授業する女教師・萌子。
我が子に、教頭に、女盛りの体を嬲られ、
よがり泣く母・美砂子。
高校生と教頭の淫らな確執に、
女教師と母、そして少女が玩弄される!
(引用元:公式サイト


4作品を上梓された永井先生の2作目(本作)と4作目が今は電子化されており、読み放題の対象にもなっています。





0261
1989/7/23 発売

兄嫁は牝奴隷

著:嶋悦史


Kindle Unlimited はコチラ。
嶋悦史作品の対象一覧ページ(7作品)

美しく気品ある兄嫁を堕としたのは、義弟のレイプがきっかけだった。
兄嫁・麗子しか家にいないのを見計らって、肉の兇器を剥きだしに襲いかかる竜二。
おとなしい夫とは比較にならない、下品さ、荒々しさ、肉の逞しさ…、
優しさなど微塵もない凌辱に、必死で抗いながらも、麗子は溺れた。
肌を朱に染め、鳴咽をもらし、秘唇を濡らして…、
数日後、兄嫁は牝奴隷の道を歩みはじめた。
(引用元:Amazon)


兄嫁ヒロインの作品が多い印象の嶋先生からはコチラ。





0322
1990/7/23 発売

看護婦と少年

著:由布木皓人


Kindle Unlimited はコチラ。
由布木皓人作品の対象一覧ページ(6作品)

卓也は憧れの看護婦・早紀子に囁かれた。
「あなたの望みはなんでも聞いてあげる」
清らかな白衣を脱ぎ、魅力的な肢体を見せつけて
若い一物を頬張り、精を呑みくだす早紀子。
深夜の病室ではじまった性教育は
暗い入院生活をパラダイスへと変えた!
(引用元:公式サイト


硬軟を織り交ぜたストーリーからニクいどんでん返しが強烈に炸裂する由布木先生の作品はなかなかどうして侮れません。





0327
1990/8/23 発売

二人の看護婦-恥辱の洗礼

著:北原童夢


Kindle Unlimited はコチラ。
北原童夢作品の対象一覧ページ(5作品+1)

病院No.1の美人看護婦・裕子と愛らしく清純な新人看護婦・宏美。
27歳と19歳の白衣の天使が、淫鬼のような入病患者・鎌田の罠に嵌められた。
白衣を剥かれ、つんと上を向いた双乳が震え、ほの白く丸いヒップが
病棟の闇に浮かびあがる…。深夜の病室で、トイレで、ナースセンターで、
おぞましい凌辱の魔手が2人の看護婦の柔肌に迫る。
北原童夢が描く、逃れようのないレイプの罠。
(引用元:Amazon)


根強いファンがいる北原先生の作品も今なら読み放題!





0375
1991/6/23 発売

母と息子-相姦生活

著:高竜也


Kindle Unlimited はコチラから。
高竜也作品の対象一覧ページ(11作品+1)

日ごとに男臭くなる我が子に、めまいする母。
若さを失わず艶めかしさを増す母に、昂る息子。
空閨と青い獣欲に懊悩する二人が数カ月ぶりに
再会したとき、母子の関係は崩れかけていた。
その夜、母の寝室では理性を忘れた獣の肉宴が……
(引用元:BookLive!)


この作品はナゼか公式サイトに掲載されていません。電子化されずに廃盤というのはありますけど……ちょっと謎?でも、このパターンで電子書籍だけ残ってるのって割とあったりします。





0409
1991/12/23 発売

美人上司二十八歳-倒錯蜜戯

著:雨宮慶


Kindle Unlimited はコチラ。
雨宮慶作品の対象一覧ページ(5作品+1)

怜悧な美貌と素晴らしい肢体を持つ美登里。
憧れの美人上司・二十八歳の私生活は!?
黒い下着の三点セットに包まれた悩殺的な肉体も露わに、
マゾヒスチックな責めを受けて、
感泣しながら淫らに腰を振るエロチックな生き物。
その秘密の生活が部下に知られたとき!……
(引用元:BookLive!)


この作品も公式サイトには見当たりませんけれども、雨宮先生らしい被虐の調教的テイストのようですね。








あくまでDSKの備忘録ですから好みの先生や気になる作品ばかりが並んでいますし、既読作品には触れていません。

もちろん、他の先生方の作品も今なら読み放題の対象ですから一度チェックされてみてはいかがでしょう。(^^)



Kindle Unlimited 対象のフランス書院 文庫作品一覧ページ




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ジャンル : アダルト

tag : フランス書院文庫

2016年の検証と2017年の展望

あけましておめでとうございます。

僭越ながらレビュアーとして10年目を迎える2017年もどうぞよろしくお願い申し上げます。m(_ _;)m



さて、昨年は2016年の予測と展望を勝手気ままに述べた訳ですが、実際にはどうだったのでしょう。

DSK的2016年 気ままな大予測! ~その可能性と展望~
http://dsk18.blog.fc2.com/blog-entry-1022.html




2016年は下記の5項目について願望を込めた予測を行いました。





1.非官能レーベルの存在感が増す……かも。


これは……実際のところどうだったでしょうか。沢里裕二先生の頑張りは目立ちましたが、正直に申して非官能レーベルの存在感が増すには至らなかったように感じます。そうそう簡単に勢力図が塗り替わることもないってことですかねぇ。



2.寝取られから凌辱と誘惑のクロスオーバーが加速する……かも。


これについては誘惑系がショタコンの方にどんどん進んでしまったようで、全くハズレでしたね。(汗)
熟女が年下の少年を愛でるのは誠に結構なのですが、主人公の幼さがエスカレートしているのは気掛かりであります。さすがにランドセル背負ってそうな主人公は勘弁です……けれども、これはこれで需要があるってことなのでしょうか。



3.官能小説を原作とした他メディアとのコラボからメディアミックスが本格的に始まる……かも。


官能コミックを原作としたノベライズ作品がフランス書院文庫から不定期ながら発売が続きましたし、中には同人コミックを原作とする過激な小説も登場しました。また、日活ロマンポルノの45周年から映画を原作としたノベライズ作品が双葉文庫から登場しました。本格化したとまで言えるかどうかは微妙ですが、模索があって、そして始動したとは言えるかもしれません。

……オーディオブックの Amazon Audible は今どうなっているのでしょう?
……フランス書院文庫で検索すると、2016/8/26以降は出ていないようでした。(^^;)アレレ?



4.挿絵付き官能小説の躍進がある……かも。


オトナ文庫はコンスタントに作品を出版していますが、ひとまず2016年の段階で地殻変動が起こるような動きでもありませんでしたし、リアルドリーム文庫に至っては風前の灯火みたいな状況(哀)ですから、これもハズレましたね。



5.コンサバティヴな読者にも電子書籍寛容の風潮が生まれる……かも。


DSKは完全に電子書籍活用派になりましたけど、世間的にはどうでしょう。一般的には随分と普及したようにも思いますけど、官能ジャンルではまだまだですかね?

電子書籍の何が良いって、いろいろあると思いますが、旧作が手軽に入手できることなんですよね。旧作との距離が縮まった感じでしょうか。これまでは古本に頼るしかない(と勝手に思っていた)ところに「あれ、よく見れば目の前にあるじゃん」といった印象になりますし、書籍サイトによっては割と頻繁に割引セールを行っていたり、BookLive! のようにTポイントが使えたりと頑張っている印象もあります。



そして、電子書籍に関する2017年最初の朗報は フランス書院文庫が Kindle Unlimited で一部復活 したことでしょう。








2017年最初のツイートが ↑ だった訳ですが、どうやら元日から旧作を中心に約90作品ほどが復活したようです。



何らかの形でいずれ復活するだろうと契約を継続しておりましたが、ようやくといったところでしょうか。個人的には今後も増えると予想しておりますので、この機会にまた旧作を読み耽りたいところであります。(^^)



あとは、Amazon以前に読み放題プランを設定していた書籍サイトや、これから設定していく後続のサイトが登場し、群雄割拠して鎬を削るようになってくれると読者(ユーザー)としてはありがたい状況になりますし、何よりAmazonの実質的な寡占状態に楔を打つことにもなって良いかもww





2016年は大きな動きがあまりなかった年だったのかもしれませんが、このジャンルは革命的な何かでもない限りは安定志向なところがありますので、2017年もそれが継続されるのか、あるいは何か大きなうねりが押し寄せるのか……楽しみにしたいところであります。

と言っても目下の注目はやはり電子書籍でしょうかねぇ。(^^;)




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青年コミック
一部に桃色成分の高い一般コミックを含んでいます。また、複数巻となるシリーズ物は1つの記事に纏めています。

成年コミック
多岐に渡るジャンルに対してDSKの好みに偏ったセレクトかもしれません。(汗)

AV
主だった同一タイトル(シリーズ物)を1つの記事に纏めています。

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