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2015年3月の「気になる」官能書籍

2015年3月発売予定の官能書籍から「気になる」作品をDSKが独断と偏見でピックアップ!


●フランス書院文庫


◆町ぐるみの姦罠-上杉家の悲劇(著:榊原澪央)
2015/3/23 発売
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「何でもしますから、家族には手を出さないでっ」
町長の野太い肉茎をしごき、喉奥まで呑む真梨子。
獣たちが見守る中、順繰りに躰を穢される38歳。
哀願むなしく娘の純潔を奪われ、息子との強制相姦まで。
都会から田舎へ引っ越してきた上杉家を襲った淫罠。
教師、町長、医者、同級生……みんなグルだった!


以前より用いられる設定ではありますが、味の付け方次第で相当にいやらしくなりそうですよね。


◆人妻-示談の代償(著:早乙女京一)
2015/3/23 発売
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(あと少し、この男の慰みものにされれば……)
涙を流して夫ではない肉棒に舌を這わせる若妻。
事故の被害者から求められる期間限定の奴隷奉仕。
慣れない口技を駆使し、白濁を呑みくだす佳織。
恥辱に震える32歳の秘部はかすかに濡れていた……
家族の幸せを守るため、人妻が選んだ肉体の贖罪!


こちらも以前から用いられる設定ですが、イマドキの「言いなり系」的テイストが加えられるのでしょうか。


◆熟女の島-やさしい義母、いじわるな人妻、かわいい兄嫁(著:小鳥遊葵)
2015/3/23 発売
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「あなたの初めてを島中の女が狙っていたのよ」
ブラジャーを外し、日焼けした乳房を揺らす人妻。
波音に混ざるあえぎ声、潮の香りに混じる恥臭……
大人の性を教え導くはずが、若い身体に狂い、
涼子は底の見えない肉欲の海に溺れていく……
義母、兄嫁、隣人妻……少年に群がる美熟女たち。


熟女路線一本に絞って開花した前作『熟女の海-未亡人義母と未亡人女教師と未亡人海女』を受けての第2弾といったところでしょうか。楽しみです。


◆息子の担任女教師に耽溺れて(著:宗像倫)
2015/3/23 発売
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「先生の身体が、こんなにいやらしかったなんて」
「……いや……『先生』って呼ばないで……」
放課後の教室から始まった息子の女教師との蜜戯。
瑞々しくも淫らな28歳の素顔に理性は崩壊した!
ホテル密会、イラマチオ指導、カーセックス……
二匹の淫獣となり耽溺(おぼ)れていく禁愛と調教の日々!


大学生くらいの家庭教師と生徒の母という組合せは以前よく見た気がしますが、若い女教師と生徒の父というのは、これはまた面白そうな……。


◆四人の淫らな未亡人(著:辻堂楓)
2015/3/23 発売
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夫を亡くして十余年、熟した女体を持て余す叔母。
喪服を捲りあげ後ろからの交合をねだる兄嫁。
聖職者の顔の裏に哀しみと淫性を隠す女教師。
少年の親代わりになろうと母性を捧げる隣家の熟女。
危うい艶気で僕を夢中にさせる四人の美しき獣。
紗江子、里奈、美緒、遥香……極上の未亡人づくし。


熟女三昧に未亡人三昧の薫りがプンプン漂ってきそうですが、4人ヒロインをどれだけ上手く纏めるか、でしょうか。


◆隣りの独身美母〈シングルマザー〉(著:香坂燈也)
2015/3/23 発売
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「ああ、中に入ってきた、こんな感触ひさしぶりよ」
膣で膨らむ硬直を味わうように腰をくねらせる康子。
赤く色づく首筋、鎖骨の深い凹み、揺れる豊乳……
夫と別離し、愛娘のために生きてきた39歳が、
二人きりの寝室、僕の前でだけ淫らな牝に変わる。
初体験、そして裏穴までも教えてくれる最高の隣人!


独身だけど母……未婚の母……シングルマザー……イマドキチックな属性が盛り込まれたデビュー作ですね。


●マドンナメイト文庫


◆JC奴隷×禁虐病棟(著:柚木郁人)
2015/3/11 発売
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嗜虐者に囚われた美少女・螢子。愛しい母と弟、そして幼なじみとともに悪魔の調教を受けるうちに、徐々に性を開発され……。実業家の夫が急死し失意のどん底にあった百合子は、娘の螢子、息子の洸とともに、知人の勧めで富裕層向けの療養施設に赴くことにした。だが、それは悪辣なサディストの罠だった! 類稀な美少女の螢子は特に苛烈な調教の対象となり……。

マドンナメイト文庫の鬼才が今回もいたいけなJCを母ともども蹂躙しているようです。


●二見文庫


◆二人の叔母(著:葉月奏太)
2015/3/26 発売
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「見ててあげるわよ……」タイプの違う二人の叔母に翻弄されて……期待の実力派による書下し官能エンターテインメント!康介は高校時代のある晩、部屋に忍び込んできた女性に童貞を奪われた、これがきっかけで家を飛び出した。7年後、母親の葬儀で戻った実家では、母親の双子の妹で妖艶な魅力を放つ香澄と、下の妹で温厚な冬美──タイプのまったく異なる二人の叔母が、さまざまな誘惑を仕掛けてきて……。

2人の叔母……母の妹と叔父の妻でしょうか。であれば、相姦要素も程良く盛り込みつつイイ距離感の身内熟女を狙ってますね。

【追記】母の双子の妹と実の妹という「2人の叔母」でした。これはこれでアイデアを捻りましたね。


●竹書房文庫


◆おいしい人妻<新装版>(著:草凪優)
2015/3/24 発売
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真崎慶太は二十歳の童貞で、大学生活にも馴染めず鬱々とした日々を過ごしていた。気分を変えるため、近所の高級スーパーマーケットでバイトを始めるが、そこを選んだのは従業員が慶太の好きな年上美女揃いだったからだ。バイトに慣れてきた頃、美形の人妻店員・吉沢志帆とひょんなことから淫らなムードになり、筆下ろしをしてもらう。それをきっかけに、スーパーで働く魅惑の年上美女たちとの超刺激的な日々が始まって…。今旬の作家が放つ、どこまでもエロく、そしてちょっぴり切ない「性春官能ロマン」の傑作が登場!

『2010年 この官能文庫がすごい!』(宝島社)銀賞受賞作が<新装版>として再販されるようです。どんな内容かはコチラをご覧ください。


●双葉文庫


◆ヒミツのご近女さん(著:橘真児)
2015/3/12 発売
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書評家の戸倉秀一は身重の妻が里帰りしたため、目下やもめ暮らし。寂しさに耐えかね、住宅街の洒落たカフェ『春の猫』に立ち寄った秀一を、美人マダムの実千代は甘美な酒でもてなす。だが、不覚にも秀一は泥酔。実千代に介抱されるうちに、昼下がりの空気は淫靡な色に染まって――。恍惚の午後以来、秀一の元には濡れた瞳のご近女たちが次々と訪れるようになる。書き下ろし長編陶酔エロス。

ご近所さんにしてご近女さん……双葉文庫らしいネーミングセンスを感じますよねw


◆義姉(あね)に焦がれて(著:牧村僚)
2015/3/12 発売
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高校教師の杉本康介は兄・駿介の妻である美里に密かな憧れを抱いていた。兄が事故で亡くなって二年、康介の懊悩は増すばかりだったが、美里は独り身の康介を案じ「婚活」を勧めてくる。美里が勤める結婚相談所に入会し、そこで出会った魅惑的な女性たちと体を重ねていく康介だが、美里への思いは断ち切り難く……。長編癒やし系エロス。

いやぁ~、この表紙カバーにやられてピックアップしてしまいましたぁ~!(^^;)タラッ


●廣済堂文庫


◆美人課長が蕩けるとき(著:美野晶)
2015/3/20 発売
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広告代理店・営業部の直紀は次々と大型プロジェクトを成功させているグラマー美人課長・水樹莉咲子に毎日のようにしごかれていた。そんな莉咲子のしごきが効を奏し、直紀が大きな契約をとってきた夜、鬼課長はさびしがり屋の甘えん坊に豹変し……。直紀と莉咲子の性愛を描く力作官能ロマン!

普段はクールでデキる女上司が実は甘えん坊さんだなんて、何と素敵な属性なのでしょう!


●光文社文庫


◆妻ふたり(著:小玉二三)
2015/3/12 発売
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「妻を抱いてやってくれないか」。勃起不全に悩む親友から思わぬ依頼を受けた兼之助。さらに妻との情事を電話で中継してくれと頼まれ…(表題作)。義父の通夜で、義母の淫靡な姿を偶然覗き見した太一。二人きりになった休憩室で、彼は思い切って…(「通夜妻」)。若妻、熟女、未亡人、女子大生たちが、抑え切れない欲望を激しく濃密に燃え上がらせる傑作官能短編集!

小玉先生も毎月連続で作品が出るようになりましたね。「月刊小玉」となるでしょうか。そして『妻ふたり』……元の妻と今の妻ですかね……と思ったら短編集のようです。(汗)
ただ、これまでどこにも掲載されなかった未収録作品ばかりなようですよ。


●イースト・プレス悦文庫


◆堕ちる-秘色の女子アナ(著:桜井真琴)
2015/3/8 発売
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いや…こんな欲情した顔を全国に晒すなんて……入社三年目のローカル局の女子アナ、美久は可憐なルックスと初々しさが人気だ。いつかキー局・曙テレビのキャスターになりたいと夢見るそんな美久に、ある日、転機が訪れた。大手芸能事務所に強力なコネをもつ大スポンサーの社長の接待――いわゆる枕営業だ。生まれて初めて味わう屈辱と快楽に壊れていく美久の理性…。そうして、ついにフリーアナウンサーとしてキー局進出のチャンスをつかんだ美久だったが、そこには淫猥な陥穽が待ち受けていた…。

悦文庫から長編デビューされる作家さんのようです。

〈著者について〉
1972年新潟県生まれ。広告会社勤務を経て、特選小説(辰巳出版)2012年5月号『蜜指の記憶』で短編デビュー。新聞連載、小説誌での短編執筆に加え、電子書籍を好評配信中。2013年3月から衛星放送「エンタメ~テレ」の番組内にて短編官能小説を連載中。本作が長編官能デビュー。




◆生贄たちの宴(著:蘭光生)
2015/3/8 発売
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蘭氏の凌辱ワールドは、“永久に不滅"だな。――霧原一輝氏、激押し!
わたし、誘拐されたの。でも警察にも誰にも言わないで――。突然、姿を消した姉からの謎の電話。姉が何者かに監禁されている!犯人の目星をつけた妹は……。(『美獣を狩れ』) 穢れなき令嬢を、清楚な若妻を、知性的な美姉妹を…引き裂き、蹂躙してゆく、獣欲の悪魔たち。――1980年代、カルト的な人気を集め、“レイプの帝王"の名をほしいままにした孤高の官能作家・蘭光生。没後24年、ついにその禁悦の作品群が甦る。レジェンドシリーズ第一弾。


悦文庫から「レジェンドシリーズ」と銘打った過去の名作再販が展開されるようで要注目です。フランス書院文庫黎明期を代表する御大から始まる第一弾では霧原一輝先生が帯タタキを担当されているようです。

〈著者について〉
1933年、東京都生まれ。“レイプの帝王"の異名をもつSM官能御三家のひとり。官能作品のみならず、式貴士(『カンタン刑』『鉄輪の舞』)としてSF作家、間羊太郎(『ミステリ百科事典』)として推理小説・怪奇小説評論家、小早川博として風俗研究家、ウラヌス星風として占星術師など、多面的に活躍した。91年没。




●リアルドリーム文庫


◆恋情クラスメイト-誘・惑・勝・負(著:伊吹泰郎)
2015/3/30 発売
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勝気に見えて純情な紗彩、淑やかに見えて芯が強い唯。
親友同士の女子高生二人に好意を持たれた良馬は、
流されるまま互いの甘い誘惑を受け入れてしまう。
「どちらを選ぶか、良馬のここで判断して」
Hカップの豊乳奉仕、Wフェラ、締めつけ抜群の肛姦。
恋の鞘当てをする美少女たちに対し少年の決断は!?


リアルドリーム文庫らしい青春の官能世界が描かれるのでしょうか。


●エンジェルコミックス


◆人妻女教師まいんさん2(著:彩画堂)
2015/3/17 発売
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生徒・朋生(ともき)たちに犯され続ける、人妻女教師まいんさん!! まいん先生と朋生との衝撃的な出会いは、本当に偶然だったのか!? 朋生はまいん先生をだまし続けていたのか!? 謎がついに明かされる、感動的な完結篇!お見逃し無く!!

まいんさんの行方が気になる前巻の終わりだったので気になりますねぇ。


●ヤングキングコミックス


◆うしろのまなざし(著:艶々)
2015/3/9 発売
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美人で面倒見のよい“おかあさん”が切り盛りしている下宿。 様々な店子達が暮らすこの下宿にはいくつかの仕掛けが施されていた……押入れののぞき穴、備え付けテレビに映る秘密の情事……密やかに覗き覗かれる背徳系官能ストーリー!

先月(2月)から続く艶々作品の連続刊行に胸が高まります。


●SPコミックス


◆八月薫のたまらない話2(著:八月薫)
2015/3/9 発売
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「実は、やってるんです…」八月薫が贈る匿名体験談の極み、人気絶頂の第二弾。ほとばしるエロスを湛える12エピソードが、カラダの奥から興奮を呼び覚ます!いてもたってもいられない、本当にあった“たまらない話"を、八月薫が完全再現。人妻、再会、職場、旧友…日常に潜むあらゆる誘惑は、もう止められない…。

八月作品の新作も楽しみですよねぇ~。


●芳文社コミックス


◆甘い牙1(著:村上ミオ、画:優斗)
2015/3/16 発売
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暴漢に襲われた木暮家の三女・秋奈は、沢井龍次と名乗る男に助けられ結ばれる…。ところがそれは木暮家に復讐を誓う龍次の罠だった!! 秋奈だけでなくその美しき姉妹たちまでも狙う龍次は、さらに…!?

恥じらう肌』の強力タッグによる第2弾シリーズでしょうか。楽しみです。(^^)


◆甘い牙2(著:村上ミオ、画:優斗)
2015/3/16 発売
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ハイブリッド書店【honto】はコチラ。
娘たちに続いて、母の静江までも龍次の手に落ち性の虜となる…。さらに標的は、木暮耕造の秘書でもある長女・春美へ…!? 愛憎絡み合うセクシャルサスペンス、完結!

まさかの1・2巻同時発売?そして一気に完結?


●MDコミックスNEO


◆37歳-欲しがり妻(著:黒木秀彦)
2015/3/25 発売
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息使いを感じる人妻たちとの密接プレイ満載!

年齢が毎年上がっていくシリーズ(?)も37歳となりましたw


◆ヅマちち(著:葵ヒトリ)
2015/3/28 発売
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人妻堕ち、ここに極まる。ただひたすら人妻エロスを描き続けてきた著者が遂に辿り着いた、窮極無比のヅマワールド!! ほとばしるほど淫猥な、こぼれおちるほど管球句で、むせかえるほど濃密で、超弩級ヒトヅマ凌辱劇、開幕。

久し振りの葵作品、楽しみです!


●WANIMAGAZINE COMICS


◆いっしょにしよ(著:saitom)
2015/3/20 発売
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『COMIC快楽天ビースト』の立役者・saitomの初単行本!遊び盛りの娘猫ちゃんと日がな一日膣くり合う濃艶短編集です。うぶな幼なじみを飢えた淫獣に変える悪魔少女から騎乗位スティックを意のままに操るゲーヲタ彼女まで、愛されオーラむんむんの即ハボ娘がこれでもかと腰寄せる全編震姦196ページ。痴嬢の愛をひとり占めにする1冊です。

saitom先生、初の単行本おめでとうございます!





※作品のあらすじは各出版社の公式サイトおよび Amazon、honto、DMM.R18 より引用
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テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

うしろのまなざし(著:艶々、ヤングキングコミックス)

2015/3/9 発売
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美人で面倒見のよい“おかあさん”が切り盛りしている下宿。 様々な店子達が暮らすこの下宿にはいくつかの仕掛けが施されていた……押入れののぞき穴、備え付けテレビに映る秘密の情事……密やかに覗き覗かれる背徳系官能ストーリー!(引用元:Amazon)


★★★★☆ 6話で終わらせるのは勿体ない設定と展開, 2015/3/22
あとがきを読む限り当初より6話で完結だったそうで、序盤から中盤の4話では謎めいた形で話を進め、終盤の2話でヒロイン(管理人兼大屋さん)の過去を描いて真相とするのは良いながらもその設定が官能的に優れていたためにもっと話を膨らませ、さらに淫猥度を増すこともできたように思えて何とも勿体ない気がした。タイトルこそ的を射たものだったが、覗きと言うより覗かせという退廃的な淫靡さをプリーズモア!と渇望してしまうところである。官能要素の高い部分も結局はラストの2話に集約されていると見れば物足りなさも残る。

作画についてはちょっとしたチャレンジを試みたようで、髪をアップにしたエプロン姿と風呂場などで髪を下ろした全裸姿とでは大屋さんの年齢が随分違って見えるくらい、つまり、官能的なシーンでは急に若く見えるような描き分けを感じたが、住人の女性が「穴」の存在に困惑しつつも覗かれる喜びを感じて自慰に耽り出す場面ではこれまでの作者らしくない画風で大きな違いを出していた。

あと、『朱い花』という前後編(2話)の作品が収録されており、淡白な反応しかしない彼女が陰で実は……それがまた選りにも選って……という実に作者らしいテイストの寝取られ作品になっている。弟子にあたるみき姫作品でもよく見られる感じかな。

双方に共通するのは男によって女が開花するのは何も彼氏とは限らないということであり、男はやはり自信を持てないとイカンな~といった感慨深さもあったりする。
『うしろのまなざし』のレビュー掲載元


青年コミックではありますが、最近はヤングキングもなかなかやりますなぁ~、といった気もする艶々作品の掲載ですよ。

全6話のうち最初の4話でいろいろな部屋に存在する「穴」……つまりは「覗き穴」ですね……で「覗き」の官能を見せながら「穴」の謎についてクローズアップさせつつ、女性の住む部屋では逆に「覗かれ」の要素も盛り込みつつ、それでいて謎の真相は1つしかありませんから、それをラストの2話で過去回想を絡めてしっかり纏める……。



手堅いなと。

手堅く纏めてるなと。

手堅いが故に官能面はもう少しトンガッてほしかったかなと。(^^;)



いや、さすがの手腕だと感じてるんですよ。(汗)



前後編の同時収録『朱い花』も前編の終わりにフックを効かせた引きを見せておいてから後編で一気に真相へと雪崩れ込む背徳的ないやらしさがありますからホントさすがだなと。





艶々
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テーマ : エロマンガ・同人誌
ジャンル : アダルト

tag : 艶々

甘い牙(作:村生ミオ、画:優斗、芳文社コミックス)

2015/3/16 発売
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暴漢に襲われた木暮家の三女・秋奈は、沢井龍次と名乗る男に助けられ結ばれる…。ところがそれは木暮家に復讐を誓う龍次の罠だった!! 秋奈だけでなくその美しき姉妹たちまでも狙う龍次は、さらに…!?(引用元:Amazon)


★★★★☆ 思いのほかスピーディで軽く進んでしまう, 2015/3/19
あの『恥じらう肌』(全5巻)のタッグが放った第2弾シリーズということで期待は高まるが、今回は全11話とコンパクト。本巻ではその前半6話が収録されているが、実は後半の5話を収録した第2巻も同時発売されているので一気に結末まで読める形になっている。となれば大体は第2巻も同時に入手するとは思うが、その際は結末となる最後の1コマを見るのは最後まで我慢した方がよかろう。復讐に燃える主人公の真の人柄が出ているので本巻などで描かれるキャラとは趣が異なるからである。

それにしても全11話でヒロインが四姉妹+母というのはいかにも多い。元の掲載誌『別冊週漫スペシャル』が休刊したので設定などが決まってから展開を急ぐ必要が生じたのだろうか。しかし、そうでもないフシもあって実情は分からない。どちらにせよ本巻では多少クロスするが大体2話くらいで三女、次女、四女の順に3人が主人公の手管で早々に堕ちている。どれもほぼ一目惚れからすぐに交わり、主人公の責めに即堕ちして翌日には彼女気取りという早さであり、この展開には安直と揶揄されても致し方ない軽さも感じた。

主人公の生い立ちから復讐へと傾く背景などは所々で効果的に盛り込まれており、ベタながら物語の骨子は悪くないだけに三姉妹、あるいは2人の姉妹くらいで堕としのアプローチや情交シーンに頁を割いた方が良かったように思えてならず、生娘などを盛り込んではいるが、そもそも四姉妹でなければならない理由は希薄と言える。

後の展開に期待するとしても本巻は正直なところ星3つ止まりだと思うのだが、モデルも真っ青な腰高プロポーションかつ肉惑的に描かれる女性像の良さがあるので1つプラスということで。タイトスカートの腰回りから伸びる美脚などは素晴らし過ぎる。まぁ、髪型と眼鏡といった小道具の違いで描き分けるタイプで目鼻立ちは基本的に同じ作画は相変わらずながら、その肢体の美しさで相殺される美貌のヒロインが次から次へと出てくる良さはあったと思う。
『甘い牙1』のレビュー掲載元


2015/3/16 発売
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娘たちに続いて、母の静江までも龍次の手に落ち性の虜となる…。さらに標的は、木暮耕造の秘書でもある長女・春美へ…!? 愛憎絡み合うセクシャルサスペンス、完結!(引用元:Amazon)


★★★★☆ ヒロイン側の結末は疑問ながらも物語は完結, 2015/3/20
本巻の表紙カバーイラストを初めて見た時はてっきり長女かと思ったが母と知って少し驚く……若い、お母さん若いよ!と思わずにはいられないが43歳と判明する。娘達(四姉妹)で年齢が記されていたのは四女の18歳で三女は大学3年生(21歳?)……社会人である長女と次女は何歳なのか。結婚(出産)の最年少から数えても長女の27歳以上はあり得ず、次女も23~24歳といったところか。こんな試算でも妙に辻褄の合いそうな年齢にはなるし、官能作品では少なくない母娘の年齢差でもあるのだが、たとえ夫(父親)の悪行によるとはいえ財を成した家庭としては違和感のある設定とも思える。しかし、表紙が母なのは正しい。本巻の、ひいては本シリーズを通してもメインヒロインは母だと言いたくなる出番の多さが母にはあるからである。

娘達を想うあまりに主人公の駆け引きに屈して体を許すアプローチからオンナの喜びを植え付けられて困惑しつつもぞんざいな夫に失望しかけていることもあって次第に溺れ、堕ちていくまでがきちんと描かれており、主人公との関係だけが陥落の理由ではない奥深さもある。本来なら四姉妹でも相応に盛り込まれて然るべき要素かと思う。最後の砦として登場する長女もまた他の姉妹と同様に即堕ちの早技であっさりし過ぎているため、当初から母をメインに据えたのかもしれないが、それにしても姉妹の扱いが軽くて勿体ないと思った。

また、前巻から情交中にこれからもヒロイン達をずっと辱めてやる旨の主人公の独白があるものの、それも最後まで無いまま終盤を迎える尻すぼみもあって、今回の進行はどうにも寸詰まりの性急さがあると思えてならない。結末においても主人公はともかくヒロイン達の扱いは中途半端というか、あまりにお人好し過ぎるように思えてくる……心まで骨抜きにされたならばせめて母との関係くらいに姉妹も描かないとそれが見えてこない。

やはり、全11話でヒロインを5人も配したのは多過ぎと言わねばならず、むしろ5人でしっかり描く話数を得ることはできなかったのだろうか、との惜しい気持ちも沸いてくる。過去回想では主人公の母の官能的に濃い「その後」があっただけに(これも今少し見たかった)、いずれスピンオフ的な形で四姉妹や過去において描けなかった面にフォーカスした外伝などを希望したいところである。

故に後半となる本巻の方が物語的にも官能的にも良好ながら、全体としては良い原石を持ちながら磨く時間が足りずに終わってしまい、辛くも絵師に助けられた作品だったとの印象が残った。
『甘い牙2』のレビュー掲載元


村生ミオ優斗×芳文社文庫のトリプルタッグですから期待するのは当然『恥じらう肌』の世界観ですよね。

で、その世界観自体は描かれていました。

テイストは充分にありました。



しかし、たった2巻(11話)で終われる話じゃないですよ!(^^;)



もぅ、無理矢理にでも終わらせるために端折ったり性急に纏めたりしてる感があって……う~ん、残念!

この内容はやっぱり『恥じらう肌』と同じ5巻くらい使ってじっくり読みたかったですね、ですね!(強調)

それだけが惜しくて悔やまれます。



第2巻の母は良かったからな~、他の姉妹もこれくらいあったらな~。



優斗先生の関連情報】

◆友人の母にゆっくり出し挿れ(メンズ宣言、大都社/秋水社)
2014/3/18 発売
Kindle版はコチラ。
ハイブリッド書店【honto】の電子コミックはコチラ。
「ゆっくり奥まで挿れたら、少しずつ…速く突いてみて…」正常位でねっとりと包み込む肉壁の快感に、童貞チ○ポは射精をガマンできずに…!? 友人の母の、服越しでもわかる豊満な乳房にひそかに欲情していた僕は、脱衣場で偶然彼女の裸を見てしまった。たっぷりとした乳房の上にはツンと上を向いた乳首。柔らかそうな腰まわりの肉付き。下腹部には秘肉を隠すように黒々とした多めの茂み…。もう理性を保てなくなり、そのまま彼女に抱きついてしまい…!? 女体の肉感がエロ過ぎる、抜きどころいっぱいの短編集!! (引用元:Amazon)


◆最初はゆっくりピストンして…-きしむマッサージ台(メンズ宣言、大都社/秋水社)
2014/12/18 発売
Kindle版はコチラ。
ハイブリッド書店【honto】の電子コミックはコチラ。
「そう、最初はゆっくり味わうようにピストンして…」うつぶせになって肉付きのいい尻を突き上げて、膣全体でチ●ポを味わう人妻看護師!仕事中の凛々しい姿とは打って変わって、感じて乱れるその痴態に射精をガマンできずにそのまま…!? 他、友人の父のマッサージに感じてしまった女がマッサージ台で足をひらいておねだり…。混浴温泉宿で出会った人妻が浴衣をはだけさせながらフ●ラ奉仕…。など、女たちの艶のある表情と肉感的な肢体が魅力の短編集!! (引用元:Amazon)


◆お願いだから、もう挿れて…(メンズ宣言、大都社/秋水社)
2014/12/18 発売
Kindle版はコチラ。
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「ピストンしたまま、おっぱいも…シて…」浮気調査の女性探偵に、依頼人の男が迫る!妻の不倫現場を目の当たりにしてしまった彼の心の傷を癒そうとする内にカラダの関係ができてしまい…。他、パイパンにされて丸見えになったクリを舐められる不倫妻。彼氏が隠し持っていたSMビデオを盗み見ているうちにオ●ニーが止まらなくなってしまったOL…など、女性の淫らな「性」を美麗な筆致で描く、優斗の高品質短編集!! (引用元:Amazon)


◆絶頂人妻のイケナイお遊び(本当にあったHな話、ぶんか社)
2015/3/13 発売
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人妻たちのキケンな過激情事を大胆暴露!美熟女たちが溺れるオトナの淫らな関係がここに!投稿型のリアル版人妻の告白!ダメ男をなぶり倒すドS若妻、美人妻は保育園で淫らに鳴く、小料理屋の美人女将が店をたたむ最後の日に……多様な美人妻たちが乱れまくる快感絶頂告白本!注目の今作!! (引用元:honto)



優斗先生は電子コミックでいろいろと出されています。

中にはリーズナブルな作品もありますよ。(^^)





村生ミオ 優斗
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テーマ : エロマンガ・同人誌
ジャンル : アダルト

tag : 村生ミオ 優斗

渇いた夜(著:亀山早苗、二見文庫)

2010/3/26 発売
Amazonはコチラから。
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再婚同士で智和と結婚して三カ月たった笙子。彼のおかげで、前夫相手ではありえなかったほど性の部分が少しずつ開花させられていく。そんな自分にとまどいを覚えつつも、一度入れられた“スイッチ”はもはや止めることができなかった。そんなある日、智和に誘われてあるパーティに出席するが―。人気女性ノンフィクション作家による、待望の書き下ろし官能ノベル。(引用元:Amazon)


★★★★★ 夫との間にあるズレを妻の視点で官能的に大幅増幅, 2015/3/19
価値観と共感によって結ばれ、素敵な関係を築いていく夫婦というのは同時に双方が多少なりとも妥協することがあって成り立つ面もあり、それはほんの些細なこともあれば決定的な亀裂を生んでしまうきっかけにもなり得る。その妥協の元は双方が思い描く事柄のそれぞれに潜む「ズレ」であり、そんな男女の感覚的なズレを妻の視点で描いた、その生音を官能というイコライザーで大幅に淫猥増幅させ、さらに寝取らせというエフェクターで猥雑に歪ませた結果、凄味さえ感じさせると表現された妖艶さを纏った「オンナ」の音色が響いた、そんな作品と言える。

これまで読んできた女流作家の官能小説で立ち位置が最も女の側に寄っている作品だったように感じたのは、男性作家ではまず描けそうにない心情と官能の描写に溢れていたからであろう。男としては時折「?」と感じるところも部分的にはあるのだがちょっとクセになりそうな魅力があり、そのためにはじっくり読むことをおすすめする。自分も最初はストーリーの表層を軽く流すように読んでしまい、その深さに気づけなかったのを再読して知るところとなり反省した次第である。

思いがけない迫りと押しに屈して夫以外の男に体を許してしまう前半と、夫が秘密にしていた寝取らせ癖が発露したハプニングパーティ的なプレイが繰り広げられる後半とに大別される構成において、夫婦ともに再婚でまだ間がないことから新婚さながらに昼夜を問わず励んでいたり、就職したばかりの義息(夫と前妻との子供で妻は義母でもある)からは意味深な行動を取られたりで実は冒頭から淫靡な雰囲気を湛えた官能場面がしっかりある。迫られる形を基本としながら台詞を極力控えた妻目線の受身的な状況描写は何ともいやらしく、そのシチュエーションも興奮度を高める。この抑えた官能描写が逆に読み手の想像力を全編に渡って掻き立てるのだが、この冒頭がオンナとして開発されていく前提となって話が流れていく。

姉妹の長女(対照的に奔放な妹も出てくる)ということもあって生真面目で貞淑だった妻が夫に開発され、他の男とも快楽を得るようになり、嫌悪しながら複数人プレイまでも受け入れていく。どんどん享楽的な体になってしまうことへの葛藤というか疑問のような心情が夫への愛情の揺らぎとともに綴られていく中で最後は秘めていた想いをぶつけてきた義息と夫との修羅場的な奪い合いとなる結末には、その行く末を曖昧にしておきながらちゃっかり逆ハーレムの構図で終わるところにも女流作家らしさを感じたところである。
『渇いた夜』のレビュー掲載元


あらすじにもあるように亀山早苗先生の主戦場はノンフィクションの方面かと思われますが、主に不倫を題材とし、数多くの取材から得られた女性の、そして男性の赤裸々な心情を官能小説という形で見せてくれた1冊と言えるかもしれません。

正直に告白しますと、レビューにも記したように最初は所々で官能的にぐっとくる場面はあったものの、さほど起伏もない展開や曖昧な結末にイマイチ馴染めませんで、一度読み終えた時点ではレビューの星の数で言うとせいぜい3つくらいかな?といった印象だったのです。(^^;)



しかし、きちんと読まずに印象だけではなぁと思い、じっくり二度目に挑んだのですが、そうしたらば冒頭からイイ感じにいやらしい。

セリフが控えめなので気づかなかったのですが、状況描写が実にいやらしい。

熟年とはいえ再婚したばかりなので、キッチンに立つ妻(笙子さん)に背後より迫って朝っぱらから交わり出す始末w

サブヒロインもいますが基本は笙子さんですし、文章が笙子さん視点なので「○○○○される」といった表現の官能成分が高い作風になっていました。

こうした奥深さに気づけず反省。orz



彼氏ができてデートを重ねていく時期の女性って、ウキウキでドキドキな体験の連続だと思うのです。

女性同士でしか行かない場所の知識や体験はあるのですが、男がエスコートして連れて行く場所は知らないところばかりで未知の体験ばかり。女性同士では何となく予想できる反応も男だと違っていたりでウキウキ体験。それまできちんと守っていた門限をちょっぴり破ってみるのもドキドキ体験。もぅ、一緒にいるだけでウキウキのドキドキって状態ですよ、たぶんw

しかし、そんなカップルも年数を重ねていくと次第にデートコースもネタ切れでマンネリ気味。それを安定化という見方で納得するもイマイチ満たされていなかったり……女性は基本的にドキドキ体験が大好きですからね。

これが夫婦だと倦怠期に突入と言えるのかもしれませんが、本作では倦怠期でもないのに他の男が目の前に現れ、夫とは別のドキドキ体験を知ってしまい、夫への感情が整理されぬままに今度は夫から突拍子もない提案をされ、それに巻き込まれていくうちに夫以上の体験も味わってしまう。すると「自分にとっての夫って何?」あるいは「自分がウキウキ・ドキドキできるのはどんな時?」みたいな気持ちが沸き上がってくるような、そんな心情が描かれているようにも感じました。

序盤からチラチラと出てくる義息の思わせ振りな態度がこれに拍車をかけていたようでもあって、最後に義息と夫が鉢合わせて結構な修羅場になると「2人ともやめて!私のために喧嘩しないで!」という、少女漫画から大人の女性向け小説に至るまですべからく出てくる「複数の男に囲まれるヒロイン」の構図となり……この段階で(他の作品は未読なので断定はできませんが)、たとえ本作のように二見文庫から出す官能小説であっても亀山先生は基本的に女性の立場で文章を書かれる作家さんなのだなぁ~と感じた次第です。



【新作情報】
◆夫の不倫がどうしても許せない女たち(朝日新聞出版)
2015/3/6 発売
Amazonはコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。
夫の不倫に直面したとき、そこから妻たちは、憎しみ、失望と戦う日々を送ることになる。そうした時に妄想にも近い感情によって、優しかった妻は"夜叉"になっていく。妻の気持ちがわからない男性、そして愛ゆえに苦しむすべての女性へ。(引用元:Amazon)
夫を監視し続ける女、手を挙げる女、自分も浮気をし返す女…裏切りは妄想を生み、やがて憎悪へと変わる―。夫婦が直面した破綻と再生を描く苦く生々しいノンフィクション。(引用元:「BOOK」データベース)







亀山早苗 二見文庫
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お姉さまたちの社員寮(著:堂本烈、二見文庫)

2009/7/24 発売

お姉さまたちの社員寮

著:堂本烈二見文庫


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ひかりTVブックはコチラ。〈電子書籍〉
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高校時代の初体験の相手であり、優しき先輩でもあった神楽の紹介で、ホテルに就職した創太。資産家の彼女が住む豪華な屋敷は、本棟と離れがあり、ホテルの社員寮としても使われていた。離れに住むことになった彼に対して、同じく寮に住んでいる同僚の女性たちがさまざまな誘惑を仕掛けてくるが…。俊英による、ソフトタッチの官能ノベル。(引用元:Amazon)


★★★☆☆ 思いのほか開けっ広げなお姉様方が集まる館の恋物語, 2015/3/17
主人公を傅かせる訳ではないが、お姉様方の予想以上に開放的というか明け透けなオープンさが好みを分けそうな作品と感じた。あまりに開放的過ぎて逆に興が削がれる面もあり、もう少し恥じらいとか、あるいは淫靡な雰囲気があっても良かった気がする。ただ、主人公が高校時代に抱いたヒロインとの儚い記憶から続く恋の物語は悪くなかった。

また、予想以上に百合成分が高いので、これもまた好みが分かれるところであろう。他の男に手を出すような猥雑さは無いので作品世界の雰囲気は保たれているが、サブヒロインと閨を共にする主人公を目の前にしても平気なメインヒロインというのは異質な感じがした。5人ほど出てくる女性陣が様々なコンビを組んで次々と主人公に迫っていく中で後半から徐々にメインヒロインが存在感として頭ひとつ抜け出すような流れと解釈すべきか。
『お姉さまたちの社員寮』のレビュー掲載元


初めて読んだ堂本作品ですが、設定に惹かれたものの展開にはもう少し起伏がほしかったところですかね。

これまで女性ばかりで同居していたところに唯一の男として主人公が紛れ込む訳ですから、初期設定として百合百合なのも、そして「やっぱり男もいいよね」とばかりに女性陣が次々と主人公に迫るのも別に良いんですけど、ってか、それが展開の骨組みなのでしょうけれども、せっかく主人公には想い人がいて、その想い人も主人公のことを憎からず想っているのならば、その辺りの感情の機微をもう少し盛り込んだ方が面白味が増したのでは?と感じたのであります。

要するに、他の女性に迫られても断り切れない後ろめたさや、他の女性と交わっている主人公を目の当たりにした嫉妬心みたいな感情の浮き沈みがあまり描かれていないので終盤までずっと平坦な印象が拭えないんですよね。

ちょっと勿体ない気がしました。





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人妻女教師まいんさん(著:彩画堂、エンジェルコミックス)

2014/6/17 発売
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Kindle版<デジタルモザイク版>はコチラから。
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【honto】の電子コミック<デジタルモザイク版>はコチラ。

豊満ボディで、女教師で、人妻で……そんなオンナの美乳を前にアナタならどうする!? ココロもカラダも素直になって、真昼間から遊んじゃいましょ!! 許されない禁断のエッチが大反響の人気作、待望の第一集の発売です!!! (引用元:Amazon)


★★★★★ 二番煎じと呼ぶか間接的な続編と捉えるか, 2015/3/19
本作の前に人気を博した『人妻オードリーさんの秘密』の基本構成そのままに発展させた作品と言っても良いであろう。あまりに似通っているために二番煎じや二匹目のドジョウと揶揄される面も否定できないが、舞台設定や登場人物などを変えた続編的作品と捉えれば、そしてこの作者が描く官能世界が好みであれば存分に堪能できると思う。個人的には二匹目でも良いドジョウだと思った。

今回もヒロインは人妻ながら美術専門学校の講師でもある【小共野真音(おともの・まいん)】さんと夫との夜の営みから始まる第一話は『オードリーさん』とまるで同じ印象なためにここは少し捻ってほしかったところ。まいんさんもまた夫では満足できない体の持ち主なのだが、その秘密の背徳関係の始まりは第一話のタイトルにもあるように唐突なもの。安直な始まり方にも見えるが、後の第7話で相応に思惑のあることがチラッと判明する。何故だか同作者の過去作品『おたくのメガミさん』とのクロスオーバー(カメオ出演?)も見られて真相や如何に?である。

生徒である【桂朋生】に弱みを握られ、脅される形でズルズル関係を続けてしまう中に芽生える抗えない愉悦と快感。押し引きのある姦計の連続にまいんさんは翻弄されるばかりだが、そんな調教含みの関係は次第に隷属の色合いを増していく。この作者特有のライトさとコミカルさで紛れているが、展開は割と凌辱的であり、隣のクラスの優等生【杉野君】の筆下ろしまで強要され、それがまいんさんの肉欲の火に油を注ぐことに……。

ここから杉野君との心も移ろう不倫に溺れるまいんさんは朋生の姦計から逃げるようでもあり、それでいて朋生との距離を感じて落ち込んだりと心の整理もつかぬまま発情は止まない堕ちっぷりが加味されて淫猥度も増すばかりである。

相変わらずのテンポの良さ……と言えば聞こえは良いが実情は若干の性急さで次巻では学校が輪姦学校になってしまいそうな集団凌辱も示唆しながら朋生の真意が明かされるのか?という、おそらくの完結を楽しみにしたい。

体位を様々に変えながら正常位では感応極まるバンザイで快楽を受け入れてしまう官能描写は興奮度も高く、悩ましく思いながらも疼く体を弄られ、昂ぶっては求めてしまうまいんさんのいやらしさは高水準と言える。
『人妻女教師まいんさん1』のレビュー掲載元


第1巻の書影は、左が紙媒体のコミック、右が電子コミック<デジタルモザイク版>ですが、胸は隠れ、下着は無い代わりに隠れている面は広い……つまり、電子コミック版の方が控えめになっているという……ちょっと珍しい気がしますね。

なお、電子コミックは「アクションコミックス」からの出版となっています。





2015/3/17 発売
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生徒・朋生(ともき)たちに犯され続ける、人妻女教師まいんさん!! まいん先生と朋生との衝撃的な出会いは、本当に偶然だったのか!? 朋生はまいん先生をだまし続けていたのか!? 謎がついに明かされる、感動的な完結篇!お見逃し無く!! (引用元:Amazon)


★★★★☆ 堕ちるところまで堕ちながらほぼ何も失っていない完結, 2015/3/20
後半戦の開始となる第2巻だが、前巻の最終話にして全体の折り返しとなる第8話で朋生への服従を約束させられたまいんさん。しかし、これを受け入れるという感情を同時に忍ばせたために、そして杉野君との関係もまた受け入れたためにどんどん堕ちていく流れである。

元より各話(本シリーズではキホン20頁)における官能描写の比率が高いことを特徴とする作者にあって今回はまさにてんこ盛りといった印象を覚えるほどヤリ捲り状態のまいんさんは、朋生の求めには嫌がりながらも結局は従順となり、杉野君とは積極的に逢瀬を繰り返すこととなって迫られるような背徳感が減退気味。これを補うためか朋生にはその友人も加えた複数人との交わりを強要され、3Pに巻き込まれ、さらには3対3のスワッピングまでセッティングされて杉野君には見られたくない痴態をも晒してしまう。また、杉野君とは互いの想いを吐露したことからのめりにのめり込み、夫の存在はどこへ?というくらいに心をも通わす不倫振り。つまりは官能描写をエスカレートしていく、もしくはエスカレートしていくしかない展開になったようにも感じるところである。そして、そのエスカレートは宿直の夜にクライマックスを迎え、それは同時に朋生の真相が判明する時でもある。

言い訳のせいにして、言い訳していることを自覚して、最後はそれさえも受け入れて、この状況を「楽園」と考えるまでに至るまいんさんの発情回路はショート寸前の高電圧。心の中では夫に詫び続け、淫らな自分を卑下し続けながら、それでも知ってしまった「楽園」という快楽天国の享受を選ぶのは人妻にして女教師が生徒と堕ちに堕ちるという官能面ではとても良いとして、逆にここまで夫を蔑ろにして不倫を肯定されるとちょっとな、という気持ちも少し沸いてくる。

そのためか一見すると報われないというか罰が下ったかのような結末とはなっているのだが、良く見るとまいんさんとは関係ないところで起こった結果であり、なおかつ「小さな楽園」を与えられて失うモノもほぼ無い、何だか良いとこ取りで結局は最後まで懲りないまいんさんという見方もできてしまうところは、その纏め方の上手さに反して若干スカッとしない読後感を覚えてしまうところもあるかと。

ただ、ソフトな作画で時折コミカルな中に割とハードな官能がしっかり、という作者らしさは本作でも充分に表現されており、好みやテイストはともかく物語性も良好なので、次にはそろそろ24話以上の長編にも挑んでほしい期待感もある。
『人妻女教師まいんさん2』のレビュー掲載元


オードリーさんと同じじゃん!とか言ってはいけませんwww

今回のまいんさんの方が官能面も堕ちっぷりもちょっぴりハードでしたし、言いなり系のテイストも醸されていました。

その前提として、まいんさんの方がオードリーさんより欲求不満度がやや高かったようにも感じましたけどねw



まぁ、あれだけ堕とされ、オンナが花開いてしまったら元には戻れないということなのでしょうけれども、一生懸命だったのに今回の顛末を全く知ることなくだった夫がちょっぴり不憫にもなりますし、最後の最後まで関係維持を期待するような素振りのまいんさんには「もっとしっかりしなさい」とも言いたくなりますけどねぇ。(^^;)





彩画堂
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古民家で戯れて(著:霧原一輝、竹書房ラブロマン文庫)

2015/2/19 発売

古民家で戯れて

著:霧原一輝竹書房ラブロマン文庫


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田舎暮らしを始めた男が溺れる禁断の蜜戯!回春ロマンの旗手が放つ、淫靡ワールド全開の注目作!会社を早期退職した黒木廉太郎は、田舎の古民家を買ってスローライフを送るという夢を実行に移した。しかし、妻の冴子は田舎暮らしが性に合わず、夫婦関係がしっくりいかなくなる。その一方で、地元の若い竹細工職人、井口野枝と知り合った廉太郎は、純朴で淑やかな彼女に惹かれていく。そんなある日、妻の冴子が村の男を納屋に引っ張り込み、浮気している現場を、野枝と発見してしまった廉太郎は…?若い愛人と淫蕩な妻との間で揺れ動く中年男、のどかな農村で繰り広げられる禁断の性宴を描いた、書き下ろし濃密回春エロス!(引用元:Amazon)


★★★★★ スローライフに込めた理想に反して訪れた淫靡な現実, 2015/3/15
官能小説としてシンプルかつストレートに「何ともいやらしい作品」と評したい。しかも、大体において蔑ろにされがちな妻が一番いやらしくて出番も多いという珍しいストーリーを紡いだ結果である。

田舎のスローライフを夢見て引っ越した初老(52歳)の主人公が、お嬢様育ちの後妻(38歳)に振り回されながら地元の娘(22歳)と出会ったり、後妻の妹(33歳)がやって来たりする賑やかしさに翻弄され、竹細工や畑仕事などに取り組んで質素ながらも清らかな生活を送ろうとすればするほど何故か都会よりも淫らで淀んだ生活になっていく皮肉に加え、魔が差した結果ながら、それを招いた理由は自分自身にもあるところに何とも言えない滑稽さも感じた作品である。

しかしながら、やはり混乱(?)のきっかけをつくった悪女は後妻の【冴子】と言わねばなるまい。軽い気持ちでついてきた田舎暮らしに合わず、元より自己中で性的にも強欲なためにイマイチ元気のない主人公のムスコの代わりを早々に見つけ出す始末。実は全六章のうち前半3章が冴子の一人舞台であり、ねっとりした夫婦の営みを白昼から見せたかと思えば地元の武骨な男を挑発し始め、思わせ振りな営みを風呂場で見せつけた後は納屋に連れ込んで夫の居ぬ間に昼下りの情事へと耽るありさま。しかも後半では夫の竹細工工房にトラブルを招き、そこでも若い男と関係を持つというどうにもけしからん妻なのだが、それが欲求不満の捌け口だったとはいえ、じんわり滲む夫への嫉妬という真の背景を見れば憎めない一面もあったりする。そんな想いをはっきりと表に出さないところがプライドの高い熟女らしくもあり、それでいて最後に諦念含みで発露した、思いも寄らない言動で夫婦の決定的な亀裂を回避する離れ業をやってのけるところに本作のメインヒロインは妻であることをまざまざと見せつけた次第。感度の良さや貪婪に求める積極さで官能的にも妖艶な魅力を放つ冴子である。

そして、そんな納屋の情事を覗き見てしまうのは霧原作品のお約束ながら、それを竹細工の師匠でもある地元の娘【野枝】が一緒に目撃してしまうところが展開の肝である。回春ヒロインの王道のごとく主人公の求めには極めて従順な野枝とは冴子への当てつけもあって年の差の恋に落ちる主人公。この迷走が話を面白くしつつ、過去に経緯があって若いのに実は熟れている野枝の良好な感応が淫猥度を高めている。

また、工房の危機を救いにやって来た冴子の妹【佳菜子】はIT系のデキる女なのだが、主人公と野枝の秘密を知って、それをネタに義兄とのアバンチュールを楽しむ淫らさがあり、それでいて地元の青年とはイイ仲になって明るい未来をも築こうとしているのは、あの姉してこの妹とも言えそうな反面、最も都会的な人物が田舎に最もフィットしているような好対照の面白さも見られた。

「そうキタか」という結末へと導きつつ、何事も理想通りにはいかないことをスローライフと淫らな関係で描き出しながら、当初から野枝に潜む何かに気づいていたかの素振りを見せ、行く末にまで主導権を握ろうとするオンナ達に「あな恐ろしや」というしたたかささえも見たような作品だった。
『古民家で戯れて』のレビュー掲載元


タイトルでイメージされる山間のスローライフが舞台なんですけど、それが思うようにいかないばかりか、浮気に走った妻の昼下がりの情事を覗き見ることになるわ、それがきっかけで地元の娘さんとは秘密の仲になるわ、妻の妹には弱みを握られて跨りまくられるわで散々な色欲生活となる滑稽さが面白い作品でした。

自分の浮気(かなり本気モードでしたけど)は棚に上げて妻の浮気に愛想を尽かすところが実に霧原作品の主人公らしいダメっぷりでね。(^^;)

本来は生真面目で実直なんだけれども魔が差すと身近な女に手を出して、その関係が止められないという男の性を描くのが上手いですよねw



で、お得意の覗き寝取られが今回も淫猥度たっぷりに描かれる訳ですが、この悪妻は最後まで存在感があって、なおかつ最後に強烈なカウンターパンチを繰り出すところに意外性があって良かったです。

官能世界で妻を蔑ろにする主人公は割と多いのですが、こんな形で夫婦の絆はかろうじて維持されつつ実はにっちもさっちもいかない状況でもあるという天罰なのか僥倖なのか分からない、何とも言えない状況に置かれる主人公ってのも悪くないですね。(^^)

今少し詳しく記しときますので、ネタばれOKな方は ↓ の「続きを読む」をクリックしてみてくださいまし。



【新作情報】
◆古いのが好き!〈仮〉(著:霧原一輝) 2015/4/15 発売
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現時点だと書影はまだですが、4月も新作が出ます。

このタイトルもまた本作と何かしら共通項があるかも?ですよね。





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蜜夢ホテル(著:葉月奏太、竹書房文庫)

2015/1/28 発売

蜜夢ホテル

著:葉月奏太竹書房文庫


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財前和久は信州にあるホテル「ミミエデン」の支配人。山の上に立つ小さなホテルは密かな人気を呼んでおり、財前は有能な支配人として従業員の信頼も厚かったが、彼の過去は謎に包まれていた。ある日、「ミミエデン」に社長夫人が不倫相手のホストと宿泊するが、ホストの男が館内でトラブルを起こしてしまう。すると社長夫人は、調子に乗りがちな不倫相手を懲らしめるため、私を誘惑してほしいと財前にリクエストしてきて…!? 謎めいたホテルの支配人が、わけありの美女たちを心と身体で癒していく…今旬の作家が描く魅惑の官能ロマン、長編書き下ろし。(引用元:Amazon)


★★★★★ 山間の小さなホテルを舞台とした支配人の官能奮闘記, 2015/3/15
竹書房文庫からの2作目となるが、前の作品『蜜情ひとり旅』よりは官能密度が高く、「官能要素が多分にある小説」を超えて本来の官能小説と呼べる水準にあると思う。すなわち、官能面においては竹書房ラブロマン文庫に比肩すると言ってよかろう。これに品のある山間の小さなホテルに勤める品のある支配人(主人公)とそのスタッフ達、そして宿泊客とが織り成すドラマがある。これが竹書房文庫から出ている所以となる、そんな作品である。

財前  - 完璧かつスマートに仕事をこなす46歳の支配人は前職に秘密あり。
明日香 - 支配人ラヴを隠さないフロント係は何につけても前向きな22歳。
杉崎  - ベルマン兼ポーターは岩のような大男の32歳。
田所  - 財前支配人に恩義があって苦楽を共にする55歳のシェフ。

4人の正社員と数人のパートタイマーのみで切り盛りするホテルはアットホームな魅力と気品に満ちており、その仕事振りを読んでいるだけでも癒されそう。そして、明日香のアタックを受けてたじろぎながらもパートタイマーの薄幸そうな美女を気にかけ、淡い想いを抱いていく財前という構図が基本となっている。

貴子  - 財前が気にかけるパートタイマーの35歳は独身に理由あり。

ただし、そんなホテルにやって来る宿泊客は一癖ある面々ばかり。全五章のうち3章で客との話となるが、何らかの形で悩みや問題を抱えた客もいる。それらは解決できそうなこともあれば何ともし難いこともあるのだが、それでも翌朝には前向きになってチェックアウトできる物語の心地良さがあり、それには巻き込まれる形ながらも結果的に心のみならず体も解放して差し上げる財前の「夜の支配人」振りが寄与していることは言うまでもない。

杉崎や田所と財前といった過去の男臭い義理人情的なバックボーンに触れながらホテルの内部や宿泊客とのトラブル(?)といった多角的な読み切りエピソードがネタの尽きるまで続けられそうな、そんな構成が出来上がっているので続編としてもう1冊くらいは出せそうな気もするのだがいかがであろうか?
『蜜夢ホテル』のレビュー掲載元


この表紙カバーイラストは素敵過ぎますわ~!

めっちゃ自分好みww

欲を言えば作中に「赤い屋根が……」といった記述があったのでホテルの屋根が赤ければパーフェクトだったですけどね。(^^;)



この作品は雰囲気が良かったですね。

最初から最後まで主人公の財前支配人が話の中心にいて、その周辺に起こる諸々がエピソードとなって進んでいくところにTVドラマのような趣を感じることもできました。

ですからレビューにも記したように、このテの展開は話が尽きるまで続けられますから続編なども期待したくなるというものですよ。(^^)



葉月奏太先生がご自身のブログで自著解説されています。
『蜜夢ホテル』(竹書房文庫)が発売になります。蜜夢ホテル (竹書房文庫)(2015/01/28)葉月 奏太商品詳細を見る【内容紹介】「財前和久は信州にあるホテル「ミミエデン」の支配人。山の上に立つ小さなホテルは密かな人気を呼んでおり、財前は有能な支配人として従業員の信頼も厚かったが、彼の過去は謎に包まれていた。ある日、「ミミエデン」に社長夫人が不倫相手のホストと宿泊するが、ホストの男が館内でトラブルを起こしてしま...
『蜜夢ホテル』





ということでDSKが勝手ながら続編のエピソードを妄想してみたいと思います。(笑)

ホントにどーでもいい企画(?)ですが、場合によっては本巻の内容に触れてしまうので興味のある方だけ ↓ の「続きを読む」をクリックしてみておくんなまし。(^^;)



その前に新作情報。

◆二人の叔母(二見文庫)
2015/3/26 発売
Amazonはコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。
「見ててあげるわよ……」タイプの違う二人の叔母に翻弄されて……期待の実力派による書下し官能エンターテインメント!康介は高校時代のある晩、部屋に忍び込んできた女性に童貞を奪われた、これがきっかけで家を飛び出した。7年後、母親の葬儀で戻った実家では、母親の双子の妹で妖艶な魅力を放つ香澄と、下の妹で温厚な冬美──タイプのまったく異なる二人の叔母が、さまざまな誘惑を仕掛けてきて……。 (引用元:Amazon)


◆妻の犯罪:官能小説傑作選-哀の性(角川文庫)
2015/3/25 発売
Amazonはコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。
売れないマジシャンとピンサロ嬢(「バカみたい」)、初めて体を許した同級生と人妻(「みだら鏡」)、吉原の大店の娘と若い衆の恋(「ねず鳴き」)…。哀しい恋だけど、体はあなたを求めている切ない6編。(引用元:Amazon)



叔母を2人登場させるアイデアに期待が高まる新作に加えて短編集にも上梓されています。





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tag : 竹書房文庫 葉月奏太

日本の官能小説-性表現はどう深化したか(著:永田守弘、朝日新書)

2015/3/13 発売
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日本の官能小説に焦点を当て、戦後の表現のなかで官能・エロスがどう描かれてきたかを歴史的・具体的に見ていく。エロスをめぐる官憲とのせめぎ合い、そのなかで時代風潮を背景にエロス表現がいかに深化していったかなど「性」から見た戦後史!(引用元:Amazon)



新藤朝陽先生のブログを拝見していましたら本書のご紹介をされてましたので、「これは、なかなか……」と思い、図々しく思いつつ拙ブログでもご紹介。(汗)



帯タタキの時代で変わる「アノ時」の声はナイスですね!

……まぁ、数年後には「懐かしいね」と感じてしまいそうな、今だから使えるギャグも添えられておりますが……。(^^;)

……いつまで保つかな……日本エレキテル連合



そして、官能小説研究の第一人者による肉棒文化の集大成も素晴らしい。

永田先生の功績に触れつつ肉棒とはいえ「文化」としているところが素晴らしい。

この帯タタキはなかなかイイ仕事してますですゾ。



目次は以下の通り(Amazonより)

第一章 焼け跡のエロス
歳二章 官能の目覚め
第三章 タブー視をふりはらう性描写
第四章 女性官能作家の登場
第五章 ソ連崩壊しても官能は深化
第六章 通信新時代──21世紀の官能
付・官能小説の略年表



まさに戦後から現在に至るまでの官能小説の変遷を考察されているようで、これはもはや官能文学における学術書の趣すら漂うほど。

官能小説家および関係各位、さらに官能小説ファンならば一家(の隠し戸棚w)に一冊のレベルではないでしょうか。



庵乃音人先生も本書について触れられていました。
ADULTサンスポの人気コラム、文芸評論家の永田守弘先生による「今週の官能小説とれたて本3発」のコーナーで、拙作『初恋リターン』を紹介していただいています。永田先生、いつもありがとうございます。初めて先生とお話しさせていただいたのは、たしか僕が『とらぶるハネムーン』(リアルドリーム文庫)を出した頃だったから、もう8年も前か…(遠い目)。相変わらずのご健筆。我々若い者も(もう若くないけど)がんばらないとい...
ADULTサンスポで『初恋リターン』が紹介されました







永田守弘 朝日新書
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俺の女課長(著:草凪優、祥伝社文庫)

2015/2/10 発売

俺の女課長

著:草凪優祥伝社文庫


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これほど美しい年上の女を抱いてしまっていいのかどうか・・・丸山麗子、三十三歳。長い黒髪に白い小顔。目鼻立ちは端整かつ涼やか。掛け値なしの美人だった――担当編集、異動希望!? 「これこそ男の夢の職場だ!」ダウンスイングとともに腰が回転し、ミニスカートが翻る。白い尻が、見えた――。過激な接待ゴルフに挑む課長丸山麗子、三十三歳。知的で美しい彼女が、なぜ。理由は超高級マッサージ機を三ヶ月以内に百台売らないと左遷だからだった!セクハラに異常に弱い「泣き虫」が目的のためにとった最終手段とは!? 三人のセクシーで美しい営業部員の活躍を描く、企業官能誕生。(引用元:Amazon)


★★☆☆☆ 不可解な意気込みが徒労と虚無を招く痛々しさ, 2015/3/8
以前から絶えないネタながら昨今賑やかしいゴシップもあるためか、本作の題材は枕営業である。それを企業の営業活動に転化したのは1つのアイデアとも言えるが、それにより実現不可能な目標を強いる嫌がらせの色合いが醸された結果、まるでドン・キホーテのように無理な突進を繰り返す痛々しさが目立っている。この肉弾接待を部下にも強いる女課長の、見返してやろうという意気込みの空回りが却って社畜にも見えてしまう皮肉な哀れが漂う作品と言わねばならない。最後の最後で我に帰ったかのように見えたのが唯一の救いなのだろうか。それにしても誰が主役なのか分からない虚しさが一貫して描かれた本作の読後感を何と説明すれば良いのだろう。

思うに本作を誘惑路線と同列に置いてはいけないのであろうと結論づけることにした。強要されたノルマのために悲愴感がMAXな女課長は卑屈になるばかり。最初から色仕掛けを念頭に置いた接待に活路を見出そうとするも、エスカレートしていく要求は次第に枕営業となり、遂には部下をも交えた乱交に発展していく。営業部隊唯一の男たる主人公は基本的に指をくわえて見ているしかない状況に置かれ、読み手も悶々とさせられる。

軽蔑されてもおかしくないほどに屈辱的なのは課長も自覚しており、それでも健気に頑張る姿を出したかったのであろうが、主人公が覚える深い感慨に反して読み手はあまり共感できないために、そして、せっかく付された「泣き虫」の設定も中途半端なために女課長の魅力へ繋がっているとは言い難い。

そんな課長を慰めるような情交が主人公とは結ばれるのだが、作中にも示されるように、それは恋とも愛とも言えない傷の舐め合いのようであり、そもそも傷の舐め合いなどリアルな日常では茶飯事なだけにそれを小説でトレースされてもスカッとしない。また、強いられる肉欲に溺れて心がついていかない空虚を描いているようでもあるのだが、これが何とも言えない雰囲気を湛えているために、むしろ一方的な凌辱描写の方が却って良かったのでは?という気さえした。つまり、明らかな凌辱展開でもないのである。

この作品を通じて作者は何を表現したかったのか?が最後まで解消されぬまま、タイトルから想起されるイメージともズレた内容は編集側の纏め方にもフィット感を欠いた作品と言うしかなく、そもそも寝取られのようでありながらそうでもなく、何とも難しいところを狙ったのではなかろうかと感じてしまうところである。
『俺の女課長』のレビュー掲載元


以前、『堕落男〈だらくもの〉』(実業之日本社)という作品の紹介ともども草凪優先生の官能メインストリーム宣言と題して、今後の決意表明のような、自らへの檄文のようなコメントをご紹介しましたが、その心意気を知ってから入手したのが本作であります。



……正直、こんな世界を表現したいのか?と思ってしまいました。



帯およびあらすじの冒頭にある『これほど美しい年上の女を抱いてしまっていいのかどうか・・・』ですが、残念ながらそれほどの女ではありません。

容姿は淡麗ですが、心がさもしい女でした。

少なくとも読んでてそう感じました。

ですから「美しい女」とは思いませんでした。



そんな女の哀れを描きたかったのでしょうか。

であれば、心の美しい女の哀れ、心が美しいからこそ生じる哀れを描いていただきたいと思いました。

出てくる(主人公以外の)男共の下劣ないやらしさは官能的ではあり、それに抗しながら屈してしまうのも官能的ではありますが、そこに営業という打算が入ったことで「いやらしさ」の意味合いが変わってしまった面もあったと感じました。

いくら「泣き虫」なヒロインが後悔しても打算的行動が相殺されることはないのですね。



また、橘真児先生とのタッグでは素敵な官能ファンタジーを連発した祥伝社文庫としてはタイトルの付け方に今回は難アリだったと思いましたよ。

このタイトルで読み始めるとちょっぴり面食らうわ。(^^;)



余談ですが、表紙の帯を外すと素敵なおみ足とハイヒールがw





【新作情報】
◆書き下ろし長編官能(双葉文庫) 2015/4/15 発売
Amazonはコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。



現時点では書影やあらすじがまだですが、それにも増してタイトルが……これが正式タイトル?(^^;)





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あの夜のささやきが。(著:艶々、ニチブンコミックス)

2015/2/28 発売
Amazonはコチラから。
Kindle版はコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。
【honto】の電子コミックはコチラ。

官能劇画というよりも、叙情派漫画家としての地位を確立した艶々の新作『あの夜のささやきが。』は、大ヒットし、映画化もされた『はだかのくすりゆび』の後日譚とも言える作品。妻であり、母である主人公・翠が、性に目醒め、家庭を崩壊させたのちのストーリーで、翠は、とある島に移り住み、激しい禁欲の生活をしていた。しかし…。(引用元:Amazon)


★★★★★ 静かにじんわりと忍び寄る「あの夜のささやき」を越えて, 2015/3/3
艶々作品のファンならば『はだかのくすりゆび』シリーズ(全3巻)の続編と言えばお分かりいただけるだろう。というか、既にご存じでもあったことだろう。あの、めくるめく不貞の果てにオンナを開花させた翠さんの再登場である。秘めやかながらもアツい熱を孕んでいた本編の「その後」は静かで穏やかながら、ふとしたきっかけで灯った火がじわじわと、しかしどんどん大きくなり、遂には「あの夜」を思い出さずにはいられない、まるで「ささやき」のような、それまで頑なに拒んでいたオンナを新たな熱として再び発散させるものだったように思う。

本作を手に取った時にやや厚みを感じたのは、各話24頁で全10話収録だからであろう。実際に『はだかのくすりゆび』3冊の平均値より2割近く頁数が多い。しかも、4話・3話・3話で3つのチャプターに分かれている。

Chapter.1 【明菜】 翠さんが営む小料理屋「翡翠(かわせみ)」のアルバイト娘
翠さんは全てを失い、今は寂れた島(かつて住んでいた場所の「向こう側」)で1人暮らしを始めて3年(あるいは4年)が経過し、小料理屋で生計を立てている。そこで一緒に働いている明菜は性にも快活というか開放的かつ積極的であり、次第に道を踏み外そうともする。以前の自分をダブらせてしまう翠さん。その道は荊であることを「沼」に例えたのは秀逸だったが、ここでは「残された側」の途方もない悲しさが同時に、ずしりと描かれていることが今は傍観者の翠さんに、そして読み手にも語りかけるものがあったと思う。官能面は明菜の一人舞台であり、翠さんはこれを覗き見てしまう程度だが、また別の些細なきっかけが翠さんの奥底に潜んでいた火を灯すこととなる。

Chapter.2 【尾田】 島にふらっと現れた若者
とても小さくはあるがしっかり灯った火を自ら慰めることでいなす日々の翠さんが冒頭から描かれ、官能面もじわりとその成分を増してくる。そんな導火線を加速させるのが尾田青年である。彼との出会いは偶然なのか必然だったのか。若い娘さん達にも人気のある彼を意識し始める翠さんの悩ましさは募るばかり。あと一歩を踏み出すのに躊躇して遠慮するのは年の差もありながら本来は堅物の翠さんらしくもあり、かつての過ちを繰り返さないための戒めでもあるのだろうが、相手はフリーだし今は翠さんもフリーなのだからもっと自由であっても良いのでは?という気も起きる悶々とした展開の始まりでもある。また、ここでも覗き見してしまう翠さんは、もう明菜の時とは異なる、明らかに異なる感情と劣情を有してしまっている。

Chapter.3 【翠】 心を解き放った妖艶さは儚く美しく
尾田青年とのふれあいは翠さんを揺さぶり続ける。心と体、理性と感情、本音と建前……相反する全てが揺れても自分からアプローチする術を持たない翠さんの我慢は頂点を迎え、実は尾田青年にも変化が訪れていた時に、それは幻想的な形で結実することとなる。原初のオトコを目にした翠さんが咄嗟の行動に出られたのはオンナのなせる技だったのか。ここからは全てを投げ出すように解放され、弾けるスイッチが入った豹変ギャップの妖艶さはドキッとするほど。読み手にとっても待ちに待った瞬間であるため、その破壊力はなかなかのものとなる。一晩中ヤリ捲りな情交は艶々作品ではお馴染みながら、余分な描写や台詞さえも抑えて、もっともっととせがむお口奉仕を挟みながら体位を変えて延々と続けられる様を表現したのは見事だった。しかし、この物語はきちんとした結末を用意していない。結末を1つにしていないとも言えよう。安息の幸福が訪れたのか、それとも(翠さんには失礼ながら)単に男日照りを癒しただけなのか、あるいは過去の不貞へのアンチテーゼなのか、そもそもこれは恋なのか愛なのかさえもはっきりとは描かれず、ただ何となくそういうことだよねと感じられるような静かな幕引きだったのは、その行く末についてを読み手に委ねているようでもある。

三段構成(序破急)のお手本のような構成に心の機微を巧みに盛り込んだ大人のドラマとしても良かったことに加え、その引き換えに抑えたかの官能場面、とりわけ翠さんのシーンが物足りなくなっても最後に賭けて盛り上がりの切り札としたかのような演出は、元より続編なのだからと思えば、これはこれで1つの形にはなっていたと思う。
『あの夜のささやきが。』のレビュー掲載元


ヒロイン・翠さんの心境を写したかのタイトルといい、あらすじの『官能劇画というよりも、叙情派漫画家』との書き出しといい、今回は編集さんのナイスな仕事っぷりが光りますね。(^^)

官能コミックとしての格調の高さを感じる作品でした。

確かに翠さんの思いが弾けて乱れるシーンは少なくて物足りないですよ。(汗)



もっと、もっと、カモ~ン!という印象は残りますが、こぅ、じわっと来る、来てしまう心情を描くために直接的な官能描写は敢えてスポイルしたのだろうと推測しています。



……ホントはもう1話足してヤリまくりな「その後」があると良かったな~とか。(未練たっぷりw)



このお話の元となる『はだかのくすりゆび』はコチラへ。

はだかのくすりゆび(全3巻 ニチブンコミックス)
http://dsk18.blog.fc2.com/blog-entry-815.html






艶々
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ヴァージンな関係(著:小林拓己、バンブーコミックス)

2002/4/27 発売
Amazonはコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。

さえないフリーターの黄味島忠が、ふとしたことでエッチしてしまった美女・赤石佳那。実は彼女は、才色兼備のキャリアウーマンだった!なんだかんだでラブラブになったかに見えた二人だが、サエない・モテない・カネないと三拍子揃った黄味島は、気後れのしっぱなし。そんな中、さらに黄味島に次々と美女たちの誘惑が・・・!!(引用元:公式サイト)



2002/12/7 発売
Amazonはコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。

美人上司・赤石佳那とタナボタ式に付き合うことになった、自他共に認めるサエナイ男・黄味島忠。一気にラブラブモード突入!?と思いきや、純情な後輩の桃山真琴、セクシーパブ嬢の紫堂苑子と、次々と現れる美女たちの誘惑に翻弄されっぱなし!でもやっぱり、男のサガと煩悩には勝てず、佳那とのシアワセな日々に早くも不穏な空気が…?(引用元:公式サイト)



2003/7/31 発売
Amazonはコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。

美人上司・赤石佳那と交際中のサエない男・黄味島忠。純で一途な後輩・桃山真琴、セクシーなランパブ嬢・紫堂苑子らの誘惑に振り回されつつも、ラブラブな日々を送っていた。だが、そんな中現れた佳那の取引先相手・黒崎は、超イケメンのエリートだった!逆立ちしても勝てないライバルの登場に、絶体絶命の黄味島は、一体どうする&どうなる…!?(引用元:公式サイト)



2004/3/27 発売
Amazonはコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。

誰もがうらやむ美人上司・赤石佳那となぜか(?)ラブラブ状態の黄味島忠。しかし、強力ライバル・黒崎の出現でハラハラしっぱなしの毎日を送っていた。そんな中、佳那にお見合い話が浮上し、ますます波乱が巻き起こり…!?(引用元:公式サイト)



2004/9/27 発売
Amazonはコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。

仕事上のちょっとした行き違いで、佳那との間に亀裂ができてしまった黄味島。そんな時出会った大学時代の後輩・里穂とお互いの寂しさを埋め合わせるかのように同棲を始めてしまう。一方、佳那も黒崎の猛烈アタックに心が揺れていくが…!?(引用元:公式サイト)



2005/4/16 発売
Amazonはコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。

黄味島は、佳那とのすれ違いの寂しさから、里穂への気持ちがわからないまま、同棲を続けていた。だが、黄味島の努力の結果、仕事上の問題もどうにか解決し、佳那は黄味島にヨリを戻したいと伝えてくる。里穂との間で気持ちが揺れ動く黄味島は…?大人気ラブコメ、いよいよ完結!!(引用元:公式サイト)





はい、このシリーズにDSKのレビューはありません。

続編に『ヴァージンな関係R』(全6巻)がありまして、そちらの一部にレビューを投稿しておりますので、その前振りとしてご紹介しました。

ケータイコミックや漫画読みのアプリなどでは電子化されているようですが、少なくともAmazonとhontoに電子コミックの扱いはありませんでした(2015/3/12現在)。



まぁ、見る人が見れば、表紙カラーイラストだけで『ああっ女神さまっ』(著:藤島康介、アフタヌーンKC)のベルダンディーそのままだとツッコむでしょう。そして、恋敵が現れて劣等感丸出しな(それでも頑張るんですけど)ヘタレの年下主人公はまさに『めぞん一刻』(著:高橋留美子、ビッグコミックス)の五代クンだとツッコむでしょう。

そう、この稀代の名作を足して2で割ってエロスを注入した内容と揶揄されても仕方がないほどにクリソツなのは否めません。



……でも、まぁいいんじゃない?



あからさま過ぎなので諸々にツッコまれる作品なのですけれども、読んでみると本作の世界に登場する人々はそれぞれに生きていますから、そこまで目くじらを立てるほどでもないんでないかい?という気がしています。そもそも小林拓己先生の画風自体が影響を受けていると推察できますし。



ただですねぇ、官能小説の小玉二三先生の記事にも記したように、小林先生も恋敵を立てての対立構造を盛り込むという、女流作家特有なストーリー展開の基本傾向があるので、ヒロインの周りに主人公以外の男がウロつくのがお好きでない方にはやや不向きな内容と言わねばなりません。

結末はきちんと然るべきところに収まってハッピーですけどね!w



【映像作品】

◆ヴァージンな関係(竹書房)
2009/4/3 発売
Amazonはコチラから。
Amazonはコチラから。<レンタル落ち>
★僕の恋した女(ひと)は、×1だけれど可愛い女(ひと)だった…。★さえない部下と才色兼備の女上司の、ちよっとエッチなラブストーリー!! ★ケータイコミックで1000万ダウンロードを記録した、大ヒットコミック「ヴァージンな関係」!ファン待望の完全実写ドラマ化!! ★竹書房「コミックマーブル」でも続編の連載が開始された不滅の名作。原作の魅力を余すことなく実写化!! ★アイドルとして活躍中に突然のAVデビューを発表した話題の“原紗央莉”がVシネマに初出演!★'08年のデビュー以後、TV・ラジオに大活躍の“かすみりさ”、いまやAV業界不動の人気を誇る“桜木凛”、絶対にありえない豪華キャストのコラボレーション!! (引用元:Amazon)


◆ヴァージンな関係2(竹書房)
2009/5/2 発売
Amazonはコチラから。
Amazonはコチラから。<レンタル落ち>
★ケータイコミックで1000万ダウンロードを記録した、大ヒットコミック「ヴァージンな関係」!ファン待望の完全実写ドラマ化第二弾!! ★原作の魅力を余すことなく実写化オリジナル映画第二弾!!!! (引用元:Amazon)



この作品はVシネマとして映像化されています。

2009年の作品ということで新品は出回っておらず、中古から(価格に注意して)お探しくださいネ。

<レンタル落ち>という廉価版もあるようです。

女優陣はなかなかの揃い踏みですよ。(^^)





小林拓己
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働くお姉さん・隣りのお姉さん(著:葵泰比呂、フランス書院文庫)

2012/7/23 発売
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Kindle版はコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。

「見るだけじゃなくって、してもいいんだよ」
ソファに浅く腰掛け、むっちり太ももをひろげるお姉さん。
硬直を優しく包む大人の蜜壺に、少年の昂りは最高潮へ!
大好きだから、お姉さんの××を、すべてを知りたい!
社会人一年生の茜音お姉さん&大学生の隣人・静華お姉さん。
〝天国〟と〝楽園〟の選択が悩ましすぎる究極の年上パラダイス。
(引用元:Amazon)


★★☆☆☆ 序盤の安易なアプローチに萎えてから回復できなかった, 2015/3/1
タイトルで2度繰り返される『お姉さん』は年上の女性というよりも、実際の姉および姉と同等の人という意味である。

幼馴染み同然かつ姉同然に育ってきたツンデレ風味の勝気な隣人ヒロインと、親の再婚により出会った義姉という2人の「お姉さん」に囲まれ、男となり、義姉の後押しもあって幼馴染み的姉弟関係を脱した恋人同士を目指し、それが成就してからは義姉も交えて3人仲良くというストーリーは王道ながら悪くない。

しかし、その流れはぎこちなく、様々な展開という不揃いに並べられたブロックの継ぎ目を消すというより目立つ蝶番で繋いでいるかのよう。官能面においても、その誘惑のアプローチは唐突かつ安易と言わざるを得ず、いくら上げ膳据え膳とはいえ、その予定調和が表に出てしまっては萎える。しかも、これが後半から持ち直せばまだ良かったのだが、そのような兆候も見られぬまま終わった印象である。

せっかくの素材が横たわっていながら、砥ぎの甘い包丁で、切り方も覚束なくぶった切ってから何とか形にはした結果の、見ようによってはそう見えるかもしれないお刺身のようであり、それは見る人が見ればやっぱりお刺身じゃないよね、と思わず呟いてしまいそうな、そんな仕上がりの悪さを感じてしまったのが残念である。

これがデビュー作ならまだしも、美少女文庫を挟んだ3作目とあらば辛口にもなってしまう無礼をお許し願いたい。
『働くお姉さん・隣りのお姉さん』のレビュー掲載元


「黒本」で2作品、美少女文庫で1作品を上梓された葵泰比呂先生の、現状で最後の作品となっています。

半年に1冊ですから、兼業作家さんとしてはまずまずのペースだったかと推測しますが……今後の再始動はあるのでしょうか。

…………でも、序盤の誘惑アプローチはさすがに唐突過ぎたなぁ。



と言いますか、「じゃあ、今からセックスしましょう」と前振りされて始まる情交じゃあないと感じましたねぇ~。

少年と年上お姉さんですから大人のムードばかりが必要でもないでしょうけれども、それでも何らかのきっかけがあって、それを契機に少しずつスイッチが入っていくような……そんな味付けがほしかった気がしましたデスわ。



にゃらさんのブログに投稿されている本作の紹介記事です。
葵泰比呂「働くお姉さん・隣りのお姉さん」(フランス書院文庫、2012年7月)ネタバレ有り。御注意下さい。【あらすじ】父親の再婚で茜音と義理の姉弟になった明義。茜音は隣家のお姉さんの静華の様子を見るなり、静華に告白するように言い自らの身体を差し出すが…。【登場人物】安田明義高校3年生。幼い時に母と死別し、父親と2人暮らし。静華の事を「静姉」と呼び、実の姉のように慕っている。人並みにゴツい体格。安田茜音22歳。...
葵泰比呂「働くお姉さん・隣りのお姉さん」







葵泰比呂 フランス書院文庫
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ホテルで抱きしめて(著:八月薫、監修:粕谷秀夫、ネオコミックス)

2006/9/15 発売
1.奮戦女盛り編
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DMM.R18はコチラ。<電子コミック>

都心にあるシティーホテルのルームボーイとして働く、韮崎翔太はドジでスケベな男だが仕事に対する熱意も人一倍。時には、魅力的な女性客の求めで下半身サービスをすることも…。さらには美人ぞろいの従業員にもモテモテで、翔太の毎日は大忙し?(引用元:DMM.R18)



今現在、レビューの投稿はありません。



2007/7/14 発売
2.悶絶セレブ編
Amazonはコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。<電子コミック>
DMM.R18はコチラ。<電子コミック>

都心にあるシティーホテルでルームボーイとして働く韮崎翔太。ドジでスケベな男だが、下半身は人一倍のスグレモノを持つ女泣かせなヤツ だった!美人上司や同僚の可愛いルームメイド、さらには魅力的な女性客にも下半身サービスをする彼の前に、スーパーセレブの総支配人が 現れて・・・・・・!? 「コミックバズーカ」にて大好評連載中の八月薫が贈る大興奮セクシーコミックス第2弾。(引用元:Amazon)



今現在、レビューの投稿はありません。



2008/5/15 発売
3.満開乙女編
Amazonはコチラから。
DMM.R18はコチラ。<電子コミック>

都心のシティホテルでルームボーイとして働く韮崎翔太。ドジでスケベな男だが、周りの女性からモテモテで、彼の下半身は休まる時がない くらい!美人上司や同僚の可愛いルームメイド、ホテルの女総支配人とも関係を持ち、さらに訳ありな女性客にも下半身サービスをして、 その結果、彼女達を幸せに導く・・・。彼こそ本物のアゲチン野郎か!? 「コミックバズーカ」にて大好評連載中の八月薫が贈る大興奮セクシー コミックス第3弾!! (引用元:Amazon)



今現在、レビューの投稿はありません。



2009/4 発売
4.柔肌満喫編
DMM.R18はコチラ。<電子コミック>

都心のシティホテルでボーイとして働く韮崎翔太。仕事はドジばかりだが、持ち前の大きなアレを生かし、女性客や従業員たちに大サービス!!Hした女性を幸せにする「あげチン」ぶりも磨きがかかり、ますます絶好調!!爆乳グラドルやふんどし上司にオムツナースなどなど…Hな美女満載の大好評シリーズ・第4弾!!(引用元:DMM.R18)


★★★☆☆ 実用性は乏しいが話は楽しい, 2009/4/27
本シリーズも4冊目となり、主人公【翔太】の同僚や上司など、登場人物がキャラ立ちしてきており、職場の雰囲気も出来てきていることから、作品世界そのものが魅力的になってきている。正直なところ、さほど激しい描写も無く、いわゆる「実用性」は乏しいのだが、翔太と彼を取り巻く女性陣との心と体のふれあいや、訪れる変わった宿泊客との交わりが、明るく愉快な雰囲気の中で、程良くエッチに繰り広げられるハーレム物語と割り切れば楽しい作品と言えるかも。今回は全9話の中で、程々の加減で新しいキャラも登場しながら、主要なヒロインは総登場なのが特徴。あとは、設定にゴリ押し感が満載で、余りにマンガチックなあり得なさに溢れたストーリー展開が逆に笑えるのだが、そんな中で2穴を責められるヒロインの話が複数あって印象的だった。今回登場の副主任【仙堂千尋】には今後も登場してほしい。この人なかなか面白い。
『ホテルで抱きしめて-柔肌満喫編』のレビュー掲載元


2010/2/15 発売
5.桃色吐息編
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都心にある人気シティホテルでボーイとして働く韮崎翔太は、持ち前の大きなアレを生かして魅力的な女性客や美人揃いの従業員達に夜な夜な大サービス!本編では、スクール水着を着せた女性総支配人との羞恥プレイや麗しの未亡人との筆撫で濃厚エッチ。はたまた、不倫中の娘と超絶ハメ撮りなどなど・・・殿方の欲望を昇華させる大人気セクシーコミックス第5弾。(引用元:Amazon)


★★★★☆ 相変わらずのコミカルさで官能成分を盛り上げる, 2010/3/4
表紙が誰かと思ったが、どうやら総支配人のようである。冒頭【第1話 女帝のスク水】で清掃員のおセイさんに扮した総支配人が爆乳をハミ出さんばかりのスクール水着姿に晒され、翔太クンに責められていて少し可愛い。今回も基本的に変わり無しという相変わらずなコミカルさで女性陣をアンアン言わせて蕩けさせてしまう翔太クンの全9話である。今回はホテル勤務医の景子先生【第6話 焦らさないで】や聡美主任【第8話 その人は昔】といった先輩方とのエピソードがしっかりあることと、ホテルでイベントを行った会社の新入社員【第9話 ハイレグ新入社員】という変わりダネエピソードがあることでバラエティ豊かな印象。【第7話 消えた花嫁】のように、ホテルで結婚式を行う予定だった新婦とのカラミまである。この新婦がまた愛らしい容姿に反したスタイル。ロリ巨乳と言うべきアンバランスさで魅力的だった。他にも【第2話 AV男優のように】がホテル内の売店でアルバイトする可憐な乙女かと思えば、続く【第3話 大晦日の咽び泣き】では和装美女、さらに【第4話 ハンサムレディー】に至っては秘密のあるBL俳優と続いていく。逆に【第5話 写メでいかせて】の不倫ネタはいかにもホテルらしかった。

画風については今更説明不要の耽美さと美麗さにますます磨きがかかった印象。このシリーズでは意識的に可愛らしく描いている様子が伺えるので、健康的で快活なお色気を前面に出しながら湿り気のある妖艶さも適度に同居させていると思う。ただ、さほど巨乳でもない胸が次のカットで(胸を強調する描写ではあるが)急に大きくなっていたりする場面もある。あと、電マや手淫からの潮吹きといった、イマドキのAV的な演出も見受けられたのが新味。
『ホテルで抱きしめて-桃色吐息編』のレビュー掲載元


2010/9/15 発売
6.癒らし美女編
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昼夜なく都心のシティーホテルで接客に勤しむ韮崎翔太は、淑女さえも一目惚れさせてしまう自慢のアレと抜群のテクで一夜だけの快楽を大サービス!しかも「アゲ●ン」だから可愛い同僚や美人上司たちにもモテモテ!そしてついに、翔太の初めての相手がホテルを訪れ…!? 大人気セクシーコミックス第6弾!(引用元:Amazon)


★★★★★ 情交描写がぐんとパワーUP!, 2010/9/19
このシリーズも6作目を数えるが、どこまで続くのだろう。いや、飽きてきたとかつまらなくなったとかではなく、話のネタが尽きて主人公の身の回りに変化でも起こしてしまわない限りいつまでも続けられる形にはなっていると思うのだが、その変化が一向に見えてこないような、主だった登場人物に動きが見られないような、そんな感じをふと抱いたので。要するに起承転結の「承」がずっと続いている状態だが、安定して面白くはあるので、これはこれで続けてもらいたいものである。この意味では今回も相変わらずなエピソードが9編収録されている。

原点に返ったかのように宿泊客とのカラミが多いのが本巻の特徴だろうか。様々な背景を抱えた美女達が今回も主人公と心と体の交流を果たしていく。その中に、主人公の筆おろしをしてくれた人物や、かつてお兄ちゃんプレイをした人物が出てきて深みを与えている。その分、同僚達との交わりがめっきり減っているが、話のオチを担うことで出番までも減った訳ではない。ただ、そのオチが少々ワンパターンに見えないこともないが、まぁ、本シリーズに求められる主だった要素ではないので気にするほどのことでもない。

今回の白眉は情交描写である。各話の表紙+19頁という、やや変則的な配分なのだが、一般的な短編(16頁)より多い3頁を情交描写に用いたかのような感じである。これにより、これまで以上に濃厚で深みがあっていやらしい情交が描かれている。仕事に厳しいお局様たる仙堂主任が一気に豹変するギャップもあり、面白さもしっかり用意されている。
『ホテルで抱きしめて-癒らし美女編』のレビュー掲載元


2011/6/15 発売
7.麗し淑女編
Amazonはコチラから。
★★★★★ 良い意味でのマンネリズムが安定している, 2011/6/21
もぅワンパターンと言ってもいいくらい、ほぼ同じようなコメディオチなのに笑えるのは何だろうね。そして、主人公の長大でご立派なムスコを目にしてビックリ!これを“味見”し、蕩けてしまっておねだり。そして迎え入れては、その大きさで深く届いてさらにビックリ!盛大に感じまくって最後は高らかに絶頂。このパターンもお決まりである。ただし、話(全9話)の設定や展開は割とバラエティに富んでおり、“お相手”も宿泊客(熟女度高し)を中心にしつつ、ホテルの女医さんや同僚に主任といった仕事仲間達もバランス良く配されている。今回は母娘丼もあったりする。この、褒め言葉としての大いなるマンネリズムこそが本シリーズの醍醐味と言って差し支えないだろう。元より性に開放的で積極的なヒロインばかりが登場する明るいシリーズの真骨頂が7作目に至っても維持されているのは『継続は力なり』を感じさせる。

作画は今回もしっかり作者そのものという耽美さを醸しつつ、このシリーズのテイストに合わせた、やや軽いタッチで描かれた良さが出ている。今回は巨乳キャラが多く、主人公がかつて憧れたグラビアアイドル(今は主婦)が現れたり、隣に住む人妻が訳あって夫以外の男とホテルにやって来たり、露出癖のある夫婦にアテられたり、義理の母娘のドラマがあったりと捻りも利いている。1話20頁の強みを活かした官能描写も良好で、今回はヒロインの設定や属性が興奮を高めるのに一役買っていたようにも思う。
『ホテルで抱きしめて-麗し淑女編』のレビュー掲載元


2012/2/15 発売
8.快感セレブ編
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。
DMM.comはコチラ。

今現在、レビューの投稿はありません。



2012/10/13 発売
9.超絶ご奉仕編
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。
DMM.comはコチラ。

今現在、レビューの投稿はありません。



2013/7/10 発売
10.極上完結編(成年コミック【18禁】、富士見コミックス)
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ハイブリッド書店【honto】はコチラ。
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俺は翔太。都心のシティーホテルでベルボーイとして働いている。美人揃いの同僚に上司…そして素敵な女性のお客様との一夜限りの逢瀬に恵まれ、ウハウハな毎日を過ごしてる。ところが先日「初めて」をいただかせてもらった可憐な佇まいの女子大生・麗菜ちゃんは、なんと巨大ホテルグループのお嬢さまだったのだ。上司たちは大わらわ…遂に佳境を迎えた大ヒット連載『ホテルで抱きしめて』第10弾は過激な加筆修正を施し、ここに堂々完結。(引用元:Amazon)



今現在、レビューの投稿はありません。






八月先生の人気シリーズの1つですね。

コミカルな作風に見合ったライトな画風が特徴的でして、八月先生らしい劇画調を残しながらも描き分けるところはさすがだな~と。

ホテルスタッフの面々と様々な宿泊客という2タイプのヒロインが出てきますから、連作短編形式として長続きできるパターンですよね。そんなことで単行本で10冊を数えるシリーズとなりました。



ただ、このシリーズは何故か「○○○○○編」という括りになっていて巻数がありません。

また、発売から年数も経っており、電子化が進んでいないこともあって、そして、何より条例に基づく、いわゆる「有害図書」扱いとなってカタログ(ページ)が消えてしまっているのもありますから、残念ながらあらすじを見つけられなかった作品もありました。書影の大きさも一部で不揃いです。orz

そんなこともあってか最終の『極上完結編』は開き直っての成年コミック【18禁】出版となったようで……。

おかげで最後は表紙カバーイラストの脱ぎっぷりが違いますよね。(笑)



面白い話も多くて、適度なお色気とともに良かったシリーズですから、せめて電子コミックで完備していただきたいものです。





八月薫
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むつごと秘宝館(著:小玉二三、竹書房ラブロマン文庫)

2014/6/11 発売
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気のいいサラリーマンの礼太郎は、色気に満ちた未亡人の奈美をセクハラから救ったのをきっかけに、彼女の住む島に招待される。島は老人ばかりの寂れた観光地だったが、奈美の熟れた肉体を味わい、ついつい帰る日を延ばしてしまう礼太郎。そんな彼の暮らしは、廃棄された秘宝館を復活させようとする美女の沙織と出会い、秘宝館の修理を始めた時から、大きく変化する。可憐な沙織、妖しい奈美、ワイルドな魅力を放つ海女の芽衣子、彼女の娘のマリン。彼女たちとのまぐわいは、彼に何をもたらすのか。さびれた観光地の島で身を寄せ合うように生きる人々の、淫靡で優しい性を描いた現代の竜宮伝説!(引用元:Amazon)


★★★★☆ 寂れた島の秘密に絡めた裏事情的実情, 2015/3/1
秘宝館とはまた何とも下世話な施設が登場するものだと思ったが、本作の秘宝館は独特のオリジナルであり、この世に1つの大切なモノであり、物語に需要な装置である。寂れた島や、そこに暮らす昔ながらの人々に過疎化というリアルな問題を塗しつつ、やっていることは実に開放的で快楽的というところに官能的な妙味を加えた作品と言える。

老齢の要介護者にイタズラされている(というか襲われている)ヘルパーさんが飛び出す冒頭こそ良い掴みなのだが、その後に続く第一章は少々奇をてらい過ぎた感もある。島に潜む、あるいは島の長が隠し持つ異常性愛というか性癖のようなものを示す意図はあるのだろうが、話が進むに連れて割と善い人達であることが判ってくるので、オープニングとしてはやや浮いている気もする。やたらと老人が出てくることもあって「何だかなぁ」という気分にもなるし、いやらしくはあるのだが中途半端で嫌悪が勝る寝取られのようでもある。ただし、話が進み出すのは第ニ章からである。

小玉作品では時折見られるのだが、主人公と恋仲になるヒロインはいるものの完全にメインとも言い切れず、つまりはサブヒロインのキャラ立ちの良さもあって誰々がメインというよりも島の女達がそれぞれに存在感を持っている中で話が進んでいく。島の中ならではの悩みもあれば、一度離れてから島へ戻ってきた人が新たな未来を描いて再び出て行こうとする動きがある。そんな女性達と心と体を通わせながら、島を、島の人々を思い、当初の目的を違えて島に根を生やそうとする主人公だが、勝手な思い込みから勘違い的に女へ手を出す場面が幾度かあるのを見ると、そんな風に男は見られているのかな?といった一抹の寂しさを感じたりもする。

しかし、焦らしを加えた官能描写は総じて淫猥度が高く、もうたまらないとばかりにおねだりを始める女性の淫らな一面をしっかり表現しているのは女流作家の面目躍如たるところか。とりわけ最初はメインかと思ったら中盤以降はねちっこさ満点な熟年恋愛が花開くヒロインの、官能スイッチが入ってからのじわじわ訪れる淫らギャップが官能面でかなり貢献していた。開発されたオンナの貪婪な振る舞いには(開発したオトコの存在とともに)若さでは太刀打ちできない愛と肉欲の交錯があったように思う。

しかし、秘宝館といい、中盤で出てくるオンナを封印していた海女さん熟女(シングルマザー)による、まるで『北斎漫画』のような慰め方といい、こぅ、何とも言えない大衆エロス的なネタを用いながら、そうしたややお下劣とも言える要素が序盤の老人達の再登場とともに終盤でも形を変えて繰り広げられながら、それでいて秘宝館の生い立ちにも絡めて幻影ではなく生身の自分を見てほしい、愛してほしいという純愛にも似た結末へと纏めていくところは巧みであり、読み進めるに連れて印象が良くなっていく不思議な物語でもあった。
『むつごと秘宝館』のレビュー掲載元


女流作家さんは女性の心理が分かりますから男性作家さんとはまた一味違った展開や描写があって、それが読む時の楽しみでもあるのですが、この男女間の差が時にドキドキ感の増幅に関与することがありまして……。

つまり、女性の側だと「これくらい大丈夫」と思っている振る舞いが男からすると「おいおい頼むよ不安だよ」と感じる、そんな描写が散見されることが多々あるのです。

そんな、男の目線では不安が煽られる描写を(意識的か無意識なのかは分かりませんが)割とぶっこんでくるのが小玉作品だと思っています。



「箱入り娘」という言葉があるように、男の独占欲というのはとにかく「自分だけ」でして、極論すれば、それはもぅ箱に入れて仕舞っておきたいくらい、できれば過度に人目にも触れさせたくないと考えがちです。

……ここで言う人目とは、もちろん他の男の目という意味です。物理的なんですよね。

比べて女性というのは精神的に「自分だけ」なのが判明していれば意外におおらかというか寛容的な面もありまして、むしろ他の女にちやほやされている彼氏(や夫)を誇らしく思ったりするところもあると推測します。



ついでに言いますと、襟の開いた服で胸元が露わになるのを女性は「先っぽが見えなきゃいい」と思っているようですが、男は乳房を含めた全体をおっぱいと思ってますから(笑)、だから、女性からすれば何でもないとお考えの胸の谷間が見えただけで男は狂喜乱舞な訳で(^^;)、もっと言えば、アブない男はそれだけでヘンなスイッチが入ってしまいますから、女性からしたら些細なことと思っているのはキケンな時もあり、思わぬことが性犯罪のきっかけにもなりかねないのでご注意くださいネ。



さて、品の良さとお下劣が同居するのも小玉作品らしいところでして、秘宝館を題材にしながら、そこに込められた想いはピュアという絶妙の世界観を本作で楽しめると思います。

オクトパシーなプレイも含めてね!(笑)



【新作情報】
◆妻ふたり(光文社文庫)
2015/3/12 発売
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女流官能作家が、人妻、未亡人、OLたちの肉体の深奥を描く官能短編集。書籍未収録作品だけを集めた傑作選!(引用元:honto)



ここ最近は作品が続く小玉先生です。(^^)





小玉二三 竹書房ラブロマン文庫
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リアルドリーム文庫 【ジャンル別最新売上No.1 六選】

リアルドリーム文庫ジャンル別最新売上No.1 六選というフェアが始まっています。

6つのジャンル毎に2014年3月~2015年2月の期間で最も売れた作品を紹介しています。



15spring_top.jpg

リアルドリーム文庫
【ジャンル別最新売上No.1 六選】
http://ktcom.jp/rdb/




なるほど……総合・寝取られ・母・人妻誘惑・女子高生・母娘ハーレムですか。

この中から拙ブログで紹介した作品が2つあります。



「母」 部門

ふたりの母-実母と義母の誘い(著:芳川葵)
http://dsk18.blog.fc2.com/blog-entry-445.html




「人妻誘惑」 部門

とろ蜜熟女喫茶-未亡人・人妻・女社長(著:庵乃音人)
http://dsk18.blog.fc2.com/blog-entry-533.html




この2作品についてはそれぞれの記事で内容はご確認いただくとして……

各ジャンルで No.1 を獲得された先生方、おめでとうございます!



庵乃音人先生がブログで紹介されています。
キルタイムさんのリアルドリーム文庫レーベルで春のフェアが始まりました。題して――リアルドリーム文庫  ジャンル別最新売上NO.1六選「寝取られ」「女子高生」「母娘ハーレム」など、6つのジャンルで売り上げ一位を獲得した作品(2014年3月~2015年2月)を改めてプッシュしてもらえるという、作家からしても「嗚呼、ありがたや」な好企画。今回は珍しく、わたくし庵乃の作品も、「人妻誘惑」部門で一位を獲得できたそうで...
リアルドリーム文庫  ジャンル別最新売上NO.1六選

早瀬真人先生のブログでの紹介記事はこちら。
リアルドリーム文庫:ジャンル別最新売上No.1 六選

芳川葵先生のブログで紹介されている記事はこちら。
ありがとうございました







リアルドリーム文庫
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鷹月助教授の淫靡な日々-浸潤の媚貌(著:艶々、エンジェルコミックス)

2002/1/18 発売

鷹月助教授の淫靡な日々-浸潤の媚貌

著:艶々、エンジェルコミックス


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大学助教授の鷹月弥生は誰もが憧れる美人先生。欠点一つない才女な彼女だが、ただ一つ誰にも言えないことがあった…。それはとある生徒の存在。秘密を握られている為に、逆らえないまま数々の羞恥な大胆プレイをされ、それでも抵抗する彼女だが…次第にそれは喜びと変わってゆき…そして…。(引用元:DMM.R18)


★★★★☆ シリーズ化される前の元バージョン, 2010/4/19
『鷹月助教授の淫靡な日々』という作品は、青年コミックの長期シリーズが有名で、何故に本作が成年コミックで、しかも紛らわしいタイトルなのか?という疑問があった。それは制作側も承知のようで、あとがきに詳しい経緯が記されている。「プロトタイプ」もしくは「パラレルワールド」、あるいは「ファーストバージョン」という表現が示すように、本作が既にある状態から改めて製作し直したのが長期シリーズのようである。

そのため、鷹月助教授の容姿や人物相関などに違いはあるものの(同じなのは鮫島くらい)、基本的な設定は概ね同じであり、本作で描かれるエピソードの多くが長期シリーズにも、時に変更を加えて使われている。順番はどちらからでも構わないが、本作と長期シリーズの両方を見比べるとなかなか興味深い。長期シリーズでは「鮫島と結託して鷹月助教授を狙う男の中に大学の教授がいないのはなぜ?」と思っていたのだが、本作を読むとその理由が透けて見えたりする。その繋がりで、TV局のプロデューサーや理事長といった、助教授とは距離感のある“お相手”が長期シリーズに出てくる理由も見えてくる。

作画はまだ発展途上というレベルだが、助教授が搦め取られるように堕されていく、堕ちていく悩ましさや、体を開かされる際の絶妙なシチュエーションなどが、読み手の琴線に触れるいやらしさに溢れていることは今更言うまでもない。
『鷹月助教授の淫靡な日々-浸潤の媚貌』のレビュー掲載元


本来の『鷹月助教授の淫靡な日々』(全6巻、アクションコミックス)を紹介した投稿記事でチラッと触れた元本にあたるのがコチラですね。



鷹月助教授の淫靡な日々(原案:山咲まさと、アクションコミックス)
http://dsk18.blog.fc2.com/blog-entry-851.html





『浸潤の媚貌』は「しんじゅんのびぼう」と読みます。

……浸食されて潤い媚びる、とはまたなかなか考えたタイトルだなとw



詳しい経緯は分かりませんが、推測するに、人気の出た青年コミックの執筆期間中に18禁だけど元原稿もあるから本にしとこうか、みたいな?(^^;)

少なくとも作画を見ればコチラの方が先に描かれていると判りますし、コチラで思いついた官能的なシチュエーションなどをアレンジして青年コミックで用いているな~とも感じますから、むしろコチラがあったからこそ青年コミックで艶々先生初の長編シリーズが誕生できたと考えることもできそうです。



……今となってはコレクターズアイテムなのでしょうけどね。(^^;)



【新作情報】

◆ひるがお4(エンジェルコミックス)
2015/2/17 発売
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写真家である陽の父・清春が長期間旅に出ることになった。残された母、あやめ、マチコは、それぞれ心に空洞を抱えることに……。その隙間を埋めるかのように、女たちにそっと寄り添う陽。関係が続いているあやめだけではなく、父の現在の女、マチコともただならぬ雰囲気となり……。そしてついに――老舗旅館を舞台に繰り広げられる愛と性の物語は佳境に向けて一気に加速する!!


◆あの夜のささやきが。(ニチブンコミックス)
2015/2/28 発売
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官能劇画というよりも、叙情派漫画家としての地位を確立した艶々の新作『あの夜のささやきが。』は、大ヒットし、映画化もされた『はだかのくすりゆび』の後日譚とも言える作品。妻であり、母である主人公・翠が、性に目醒め、家庭を崩壊させたのちのストーリーで、翠は、とある島に移り住み、激しい禁欲の生活をしていた。しかし…。


◆うしろのまなざし(ヤングキングコミックス)
2015/3/9 発売
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美人で面倒見のよい“おかあさん”が切り盛りしている下宿。 様々な店子達が暮らすこの下宿にはいくつかの仕掛けが施されていた……押入れののぞき穴、備え付けテレビに映る秘密の情事……密やかに覗き覗かれる背徳系官能ストーリー!



2015年の2月から3月にかけては新作ラッシュであります!

鷹月助教授から約15年の年月を経て、さらに妖艶さを増した艶々ワールドが楽しめますよ。(^^)





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NIGHTMARE MAKER(著:Cuvie、ヤングチャンピオン烈コミックス)

2009/3/19 発売
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天才発明家高校生の内田は、夢に願望を投影できる夢見装置を開発。誰もが装置の虜になっていく、レム催眠誘導型リアル体感システム始動!!


★★★★★ 誰にも知られたくない願望をあぶり出す機械に翻弄される現実, 2009/4/7
少しエッチな学園モノかな、と思わせるあどけない寝顔の表紙ながら、中身はそれ以上に頑張っている作品である。さらにはテーマが興味深い。誰でも自分だけの秘密や願望、あるいは妄想を持っているものだが、それを「夢」という形で実現できる装置があったらどうする?と問い掛けられているようである。

高校生ながら天才的な頭脳を持つ主人公が開発する「夢を自在に投影する」装置によって、たわいもない夢を見て喜ぶ脇役女性陣に比べて野郎共はみんな同じ方向性かっ!と呆れつつ同族的な喜びもまた禁じ得ないのだが、そんな軽妙なノリと並行して、人が抱える闇の部分があぶり出される怖さもまた随所に感じさせる演出が秀逸である。最初こそ自分の望んだ夢で一喜一憂しているのだが、逆にこの夢こそが自分の望むものだったのかと驚愕したり、こんな夢を知られてはいけないと思い始めたりする中で少しずつ歯車がズレていく、狂っていく様が描かれていく。夢の内容が煩悩方面に特化しているだけにそれが余計に際立つ見事なテーマ設定だと思う。

主人公はデータ収集のためのモニターとしてこの装置を気軽に貸し出すのだが、なかなか正確な情報が得られないことから間違った方向に行ってしまう。同時に主人公もまた自分の夢を悪夢だと「誤解」あるいは「誤認識」していることから、おそらく次巻以降より本シリーズがタイトルのごとく、願望と現実が混沌とした方向に動き出すものと思われる。夢と現実、そのギャップを前向きに捉えるか苦痛と感じるかで大きく変わること、つまり見たくもない夢を見させられる「ありがた迷惑」について考えさせられ、同時に人の根幹にある抗えない願望(欲望)が「誘惑」という形で忍び寄ること、それを抑え切れずに暴走してしまうことを示唆する作品でもある。

同時掲載の読み切り2編も男女の想いや思惑のズレをテーマにした(結末はともかく)良作。4頁の番外編は大笑いである。夢だと何でもアリだなぁ。
『NIGHTMARE MAKER1』のレビュー掲載元


2010/3/19 発売
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学園内に急増する、内田の発明したHな願望を叶える装置の依存者。事態を憂慮した内田はある決意をするが……!?


★★★★★ 機械で体験した「その次」へと向かう混沌, 2010/3/27
読み終わった直後は、まるで悶々とした結末だった映画のエンドロールをぼーっと眺めている時のような気分に陥った。主人公の内田が作った、夢と現実が交錯する機械を試したことを受けて、その結果として、次にどのような行動を取るのかを赤裸々に描き出した第2巻である。

今回は、この機械の影響を強く受けた人物が2人出てくる。この機械に依存し切ってしまい、最終的には夢を現実として実体験するまでイッてしまった人。そして、この機械が与える影響を過大評価し、これを広く普及させることで世界が変わるとまで妄想を逞しくした人である。あくまで夢をディープに追い求める「深さ」と、幅広く追体験させようとする「幅」という、好対照な追及をする人達の登場で、一種取り返しのつかないスケールで話が進み始めている。こりゃあ、確かに止められんわなぁ~、という極上の「ごちそう」なのであろう。

それだけに、人の欲望めいた悶々とした雰囲気が全体に漲っていて何とも艶っぽい。しかも、適度に意地悪な作者らしく「狙われるヒロイン」の展開が静かに進行している。普段は短編でさらっと演出するところが、長編らしい、じわじわ忍び寄ってくる悩ましさでドキドキさせられる。ほんの僅かだがメインヒロインの灯明の心境に変化が訪れているだけに余計ハラハラするところでもある。夢と現実の交錯が、登場人物の分だけ、それぞれの思惑に絡んで蠢く、ある意味ヘヴィでナイスな物語が次の段階へと進んでいる。

そして、肝心の官能描写については、もぅ素晴らしいの一言。成年誌と全く以って遜色なく、無いのはムスコさんの直接描写だけである。一応、夢と現実とを区別してはいるが、適度に曖昧さを出しているので興奮度が半端無いことになっており、前巻を軽く凌駕する官能要素のオンパレードである。とりわけ茅野先生の暴走振りが、幻滅してファンが減るか、狂喜してファンが増えるか、というところまでキテいる。
『NIGHTMARE MAKER2』のレビュー掲載元


2011/1/20 発売
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学園中に夢見装置の複製品が出回っている!首謀者は渡会真樹。事態を収拾しようと彼女の自宅を訪ねた内田は、そこで夢を映像化するカスタマイズされた夢見装置を目にする…!!


★★★★★ 「狙われるヒロイン」のその後と度会さんの思惑, 2011/1/25
表紙こそ度会さんだが、続く口絵から目次にかけてのカラー頁が示すように今回は深見灯明の巻と言えよう。前巻から続く「狙われるヒロイン」展開が尾を引いてしまい、なかなか終わってくれないどころか過激にエスカレートしている。これを阻止すべく動き出す内田とクラスメイトの協力が本シリーズには珍しい(?)ノリになっているのだが、事はそう容易く運ばないよ?という彩りが加えられており、何とも言えない悩ましさに煽られる。灯明の過去に触れながら秘密の孤独な現状をも描いており、実に切なくて哀しい一面をも垣間見せている。ついでに言えば、内田と灯明が双方に勇気を振り絞って発する言葉(想い)の伝わらなさにも「何でそう解釈するかなぁ?」という苦笑気味のすれ違いを感じるところである。

本編としては、前巻からの混沌が続きながら度会さんと内田の思惑というか本意の祖語が浮き彫りになっているが、イクところまでイッてしまった茅野先生は現実方面の官能要素を一手に引き受ける形となっている。授業中の保健室にまで生徒(沢田)に押し掛けられては交わらされて快楽に溺れている。これを目撃して茅野先生を蔑む度会さんの真の目的が今以て判然としかねるところに今後の不安が掻き立てられる。内田への独占欲も増しているように見えるが、これは果たして愛情なのだろうか?

灯明の今後の行方がさらに気になるところだが、最後に度会さんの言を逆説的に捉える内田の考えに希望を見出したい。しかし、夢と現実の狭間で揺れる人々を目にし、人の業というものに思いを巡らせながらも官能描写で興奮している自分はもしや同類なのでは?などといったことも考えさせられるところに奥深さを感じる作品である。

余談だが本巻第2話は、クラスメイトとして本編にも登場する高村さんの女王様的願望を草食系(子犬系?)男子の神谷クンに求めるスピンオフとなっており、最終話も16頁と8頁に分割された2つの外伝となっているため、これらにより本編の連続性と進行スピードがややダウンした印象も受ける。
『NIGHTMARE MAKER3』のレビュー掲載元


2011/9/20 発売
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学園に猛威をふるう夢見マシンの作用!! 生徒達だけではなく、教師もまたこのマシンの虜に…。崩壊する秩序と、独走する欲望…。内田のマシン頒布の思惑は裏目に出てしまったのか!?


★★★★☆ さらに混沌が拡散していく息詰まる展開, 2011/9/29
相変わらず息詰まる展開が圧倒的なシリーズである。なかなか休ませてくれないところは、読み手もある意味で養護教諭の茅野先生と同じ状況に置かれているようだ。しかし、茫洋としながらもどこか前向きに受け止めているようでもある茅野先生に負けることなく、読み手もこのシリーズの行く末を見届けなくてはならない。そんな気持ちも沸いてくるようなこないような……。つくづく読み手の感情も混沌に叩き込むシリーズと言わねばなるまい。

さて、さらに不穏と混沌の度合いを増していく本巻ではあるが、その元凶たる「夢見装置(マシン)」が他校にまで拡散していくところこそ不安を掻き立てられるものの、実は他にこれといったエポックメイキングな展開は無かったりする。起承転結で言うところの「承の継続」と言えるかもしれない。ただ、この拡散により最早制御不能の領域に入ってはいないか?との感覚が、メインヒロインにして“狙われるヒロイン”でもある灯明の一難去ってまた一難振りを加速させていたりもする。

さらにエスカレートしていき、ほとんど開き直り状態にまで達観した茅野先生に加え、現実に被害を蒙る女子生徒も現れる事態に対して今一つ釈然としない行動に終始する(かのように見える)内田の思惑を完全に超えたところまでに発展していく(かのように見える)現状を読み手がどのように捉えるか。夢と現実の狭間がどんどん狭まっていくような、あるいは夢と現実が逆転するような状況を呈してきた中で今後どのような展開を迎えるのか。次第に見えてきた灯明の過去と共に固唾を呑んで見守りたいものである。

官能表現についてもまた相変わらずの淫猥さを維持してはいる。シチュエーションもカラミそのものも秀逸。ただ、今回は少しばかり場面自体がやや控えめに思える。
『NIGHTMARE MAKER4』のレビュー掲載元


2012/3/19 発売
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ついに夢見マシンの全面使用禁止令が学園に発令された。マシンの開発・頒布を仕掛けた内田は、混乱の始末を約束するのだが…。夢と現が交錯する学園エロティックサスペンス!!



第5巻へのレビューは今のところ投稿しておりません。(^^;)



2012/10/19 発売
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バラ撒かれた夢見マシンのスイッチが入れられた。最高の“夢”を期待していたマシンの依存者は夢の中で、いつもとは違う心地悪さに襲われ、悪夢へと導かれていく…。夢と現実が交錯する学園エロティックサスペンス、ついに完結!!



第6巻へのレビューは今のところ投稿しておりません。(^^;)



※あらすじは Amazon より引用。



最後まで読み終えたのにレビューを投稿していない巻があってスミマセン。m(_ _;)m

さて、最近は青年コミックにも、そして官能要素の無い作品にもかなり進出されてはいますが、それでも18禁の成年コミックを主戦場としているCuvie先生が、おそらく初めて、面と向かって、長編シリーズとして青年コミックの舞台に立った作品ではないかと。

……その切り口はかなりアバンギャルドでしたね。



面白味のある設定で、男女が隠し持っている欲望をエグいほどに炙り出しています。

まぁ、青年コミックと言っても少年誌の部類でもありますから結末は半ば強引に爽やかチックに持っていった感はありますけれども、さすがのアイデアだな~と思って読んでました。



そして、茅野先生がいやらし過ぎる!w

こんな先生がいたら学級どころか学園中が官能崩壊だわ!ww

まぁ、実際にほぼ崩壊していましたけどwww





Cuvie
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ナースを彼女にする方法(著:藤坂空樹、バンブーコミックス)

2009/7/16 発売
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新人看護師の海斗は、病院で同級生の羽鳥と再会するが…。先輩ナースや女医さんや、入院患者のHなイタズラに翻弄される、女だらけな日々が始まった…!


★★★★★ 設定が既にハーレム, 2009/9/24
作者初の長編シリーズらしい。舞台は病院、ナースがてんこ盛り(女医も患者もいる)、そしてみんなが主人公の新人看護師【太嶋海斗】を狙っている。対して海斗は以前からの想い人であるナースにしてメインヒロイン【羽鳥】との距離を少しずつ縮めるもののタイミングが合わずなかなか恋仲に進展しない、という王道ラヴストーリー……うん、悪くない。ベタかもしれないが全然悪くない。物語を紡ぐための条件や設定は充分に揃っている。もともと心暖まる恋物語を短編で幾つも描いている作者なので本作もまた安心して読める内容だと言えよう。

今のところカラミは海斗の元カノで教育係の【瀬崎夏夜子】と女医の【岡野】先生が主に担当。夏夜子は一応、海斗争奪戦で一歩リードした形にはなっている気丈なお姉さん系。海斗の看護師としての成長を認め、信頼も寄せている。長髪のナイスバディで海斗に心も体もメロメロな一面をも覗かせており、羽鳥との仲に対するライバル的存在に発展しそうである。

可愛らしいところもあるオトナ、岡野先生は人妻だけに背徳感も漂っているが、夫との仲があまり芳しくないようなフシもあって、これまたライバルになるのか?というところ。シチュエーション抜群で濃厚な情交を披露している。

あと侮れないのが羽鳥と一番仲良しな後輩の【工藤】さん。当初は訳あって海斗を警戒していたが誤解と判明、後に海斗を見直す場面に遭遇して態度が急変、なぜか酔った勢いで素股をしている(本人は覚えていない様子)。そして本巻の最後には、いわゆる“海斗ハーレム”からさらに一歩進んだ関係を望む行動一番乗りまで果たしている。

ただし海斗の想いは、あれだけ夏夜子や岡野先生と交わっていながらコンチクショーにも羽鳥一筋なので、これにどう応えるかに期待が高まる。病院内にもいろいろ伏線めいた秘密があるようなので、これらも併せて今後が楽しみである。
『ナースを彼女にする方法1』のレビュー掲載元


2010/5/7 発売
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「片思い同士、お仲間ですね」先輩や美女医のHはイタズラにもめげず、同級生のナース・羽鳥に絶賛片思い中の海斗。研修にきた美人ナースも加わって、恋の天気図は荒れ模様!? 男女比1:30のハーレム病院は、今日もムフフな事件がいっぱい☆ 真夜中の天使はちょっとダイタン。エロス特盛り大人気ラブコメ、待望の第2巻!!


★★★★★ すれ違いのストーリーと情交描写の「実用性」が実にナイス, 2010/5/9
メインヒロイン羽鳥の後輩ナース、工藤さんからの告白を受けて始まる本巻だが、これをどうやって上手に「ごめんなさい」しつつ友達関係を維持しようと悩む太嶋に人の良さを感じながらも、より一層の優柔不断さを見てしまうのは、こうした誘惑系ハーレム系の基本的な構造についての真っ当な正論が飛び出したからであろう。1:30という男女構成でいい思いをするのは何も太嶋だけではない、油断していると他の男に取られる、それ以前に、好きでもない娘から迫られてなぜ拒否しない?といったことが提示され、さらには、条件が同じならドクターとナースのどっちが有利?などと言われて落ち込む太嶋だが、その割りに態度の変わらない様子には若干の不甲斐無さも感じてしまう。羽鳥に群がる男達の様子に焦燥感を募らせもするのだが、それでもやっぱり人の良い太嶋は憎めないヤツというギリギリのポジションで描かれてはいると思う。

しかし、これをさらに複雑にしてしまうのが、研修としてやって来た【葛城みづは】というナース。双方に片想いの相手がいることで、お互いにエールを贈る同盟関係で始まりながら、やっぱり関係しちゃう太嶋クン。しかも、時折飛び出す胸キュン発言で、またもトリコにしてしまうから“太嶋ハーレム”は膨張するばかりである。

セクシー女医の岡野先生とも、本巻では1度きりながら妖艶なカラミがあるし、ツンデレ度を増していく瀬崎夏夜子とも順調、むしろ夏夜子の方がマジになりつつあるような気配さえ見せており、羽鳥への決意に反して太嶋の周囲は結構堅かったりするのである。どうする?太嶋クン?を楽しみにしたい。

こんなだから情交場面はてんこ盛り。比率で言えばまだ夏夜子がメインだが、淫猥さは前巻を凌ぐ勢いである。相変わらず「実用度」は高い
『ナースを彼女にする方法2』のレビュー掲載元


2011/3/17 発売
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「ずっと……好きでした」先輩ナース達のHで大胆な誘惑もなんのその、ついに本命の羽鳥と想いを通わせあう海斗。職場に内緒でラブラブな毎日を送っていた矢先、羽鳥にお見合いの話が浮上して……?女だらけのハーレム病院は恋愛前線接近中☆


★★★★☆ どんどん進んでいくラヴラヴ物語, 2011/09/29
次が最終巻かな?と思わせるほど話が進んだ印象の第3巻である。このテのラヴコメでは大体においてクライマックスだろうという展開が本巻で見られる。一応の対抗ヒロインが幸か不幸か勘違い路線に入っていったので、このラインでしばらく進んで一悶着あってから、という作戦で伸ばす方策も考えられるが、これで伸ばしてもグダグダ感を醸すような気がしてしまうのと、主人公とメインヒロインを取り巻く環境が整い過ぎたというか充分に進んだ印象があり、本巻で出てきた新たな伏線を携えた要素がクリアになれば他に盛り込むのも冗長になるだけのような雰囲気が漂っているため、本シリーズは佳境に入ったと見るべきではなかろうか。この行く末は連載を読み進めている人のみぞ知るところか。

正直なところ、官能要素というか官能的関連性においては減退したと言わざるを得まい。他の多くのナース達にカラまれる冒頭こそいつも通りな始まり方だが、中盤以降は主人公の“お相手”が限定されてしまうからである。その分、清楚で奥ゆかしいヒロインが自ら求めてしまうような、可憐ながらも淫らギャップをほのかに感じさせるギャップが見られる良さはある。ただ、一見ヘタレながらも思いの外筋を通す主人公により、今後の背徳的発展は望みにくいものとなっているのは致し方ないところか。

しかし、前巻で不穏さを滲ませていた恋敵的存在との問題がここまで進んだのは少しばかりの驚きである。ここはヒロインがよく頑張った!と喝采を贈るべきラヴラブ展開が存分に味わえるところでもあり、その意味では3冊目ということもあり、物語の本線に重きを置いた展開、つまり起承転結で言うところの「転」なのかもしれない。
『ナースを彼女にする方法3』のレビュー掲載元


2011/10/27 発売
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ハイブリッド書店【honto】はコチラ。

男女比1:30のハーレム病院で、こっそり羽鳥と甘い日々を過ごす海斗。そんな中、天涯孤独のはずの羽鳥が、実は理事長の血縁だと発覚して…!?白衣天国は永遠に☆お色気満載☆ナースラブコメ、ついに愛と感動のクライマックス!!


★★★★☆ さらに一悶着ありながらも読後感の良い結末, 2012/1/4
作者初の長編シリーズということで若干の気負いもあったかと思われるが、概ね上手に纏めたのではなかろうか。前巻で決着したかの厄介事が実はまだ鎮火しておらず、これに加えてヒロインの素性にまでおよぶ展開となっていくのは良かったと思う。最後の土壇場でややグダグダっとした感が無きにしも非ずだったが、まぁ、理想的な幕の引き方であろう。欲を言えば、対抗ヒロインと軽く修羅場るくらいの回り道があっても良かったように思うが、特にシリーズとしての後半がメインヒロインの過去と現在と未来に寄っていたので致し方ないところか。作者がこれまで多数描いてきた短編でも見られた読後感の良さが本シリーズにも同様にあったので、全体としても良い作品だったと思う。

しかし、主人公が貞操観念的に「いい男」過ぎたことが本巻でも災い(?)して、官能要素がメインヒロインのみとなってしまったのが返す返す勿体ない。ピュアなラヴを貫く作風なのは重々承知するところだが、それでも少しは「摘み喰い」要素を盛り込んで背徳感も醸してほしかったところである。

余談だが、作画が少し変わってきたように思った。
『ナースを彼女にする方法4』のレビュー掲載元


※あらすじは公式サイトより引用。



藤坂空樹先生初の長編シリーズとしてDSK的には代表作に推したいほど印象深い作品なのですが、どうしたことか第1巻以外は電子コミック化されておらず、第3巻に至ってはAmazonのページが見当たらないとう何とも嘆かわしい事態となっております。(哀)



しかし、単行本ベースで2009年7月から2011年10月という2年ちょっとの期間がある訳ですが、こうも変わりますかねぇ~というくらいな作画の変化が見られます。

第1巻、第3巻、第4巻の表紙カバーで描かれる羽鳥の変化がそれを如実に示していると思いますが、背景なども含めてちょうど過渡期だったんだな~と思えてきますよね。



DSKは第3巻の羽鳥が好きデス。(*^^*)



そういった変化に否定的な方も少なくないとは思いますが、この変化も作者の歴史の一部と考えればまた違った見方もできるのではなかろうかと……。





藤坂空樹
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美尻若女将・真弓-夫以外の男に注がれて(著:空蝉、リアルドリーム文庫)

2014/11/22 発売
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【honto】の電子書籍はコチラ。

老舗旅館を切り盛りする貞淑な若女将・真弓は、
近隣でホテルを経営する堂本に弱みを握られ、
瑞々しく熟れた肉体を貪られることに。
(こんな事、許されない。夫以外の男性を受け入れるなんて……)
肥満中年による執拗な愛撫からのフェラチオ奉仕、
露天風呂での泡姫プレイの末、美人女将は性感の頂を極める!
(引用:Amazon)


★★★★★ もう少し抗いの素振りがあるとさらに良かったかも, 2015/2/26
二次元ドリーム文庫でも作を重ねる作者の、リアルドリーム文庫からの2作目にあたるが、前作『艶母散華-息子の友人に犯されて』で壮絶に描かれた寝取られは程々に(それでもしっかりあるが)、今回は女の肉欲と理性の狭間のような、心は拒んでも体は喜んでしまう悩ましさのような、そんなテーマを盛り込んだ作品と言えるのかもしれない。相変わらずの妖艶さがねっとり溢れ出る挿絵も後押しして、姦計に嵌められ、凌辱され、溺れ、堕ちていく女の、そしてこの夫婦の哀れな末路が描かれている。

傾きかけた温泉旅館に(捏造された)疑惑を吹っかけられ、これをネタに気丈な若女将が貶められるのは王道の展開。そして、この女将(ヒロイン)が割と早い段階で肉欲的には堕ちてしまうのも前作に似ている。抵抗できない状況で弄られ、思わず昂ぶってしまえば我慢を重ねるものの耐え切れず、最後はおねだりまでしてしまう痴態が今回も見られる。しかし、心が最後の一線を超えるギリギリ手前で矜持を残し、冷静になればまた嫌悪するもやはり抗うこともできず……を繰り返しながらズルズル堕とされていくのが肝となっている。

ビール腹に禿頭が目立つ五十路間近の凌辱者は同業者で旅館も狙っているのだが、やはり狙いの第一は女将ということで、最初こそは紳士的な振る舞いで接触を果たすも、その後は子飼いの生意気な小娘も利用して女将を翻弄し、百合に持ち込んだかと思えばがっつり凌辱し、さらにはお尻も貫く押し引きの巧みさで籠絡していく。

序盤だけで出番は終わるのかと思ったら終盤にも再登場してあれやこれやとしきりに女将を挑発する小娘はいちいち癪に障るのだが、クライマックスで女将の夫の不甲斐なさや情けなさを示す役割もあり、これによって女将だけが不貞を働いているのではないことや、余りにもお粗末な夫の様子を見せつけられることで心にも止めを刺されることに繋がっている。準備万端にして用意周到な凌辱者が、その横暴極まる態度と長大なムスコで女将と旅館を大いに振り回し、揺さぶる流れであり、綿密な展開は前作と同様に今回も健在である。

また、そのような緻密さは官能描写にも存分に活かされており、受身的かつ被虐的な表現による「犯されている」感じが台詞に頼ることなく全編に渡って伝わってくるのはさすがの筆致。シチュエーションも含めた濃密な場面が次から次へと出てくる、その興奮度はかなり高い。欲を言えば、脅されているとはいえ女将の抗いがもう少しあっても良かったかな?と思うくらいか。
『美尻若女将・真弓-夫以外の男に注がれて』のレビュー掲載元


前作の路線を踏襲した空蝉版凌辱作品の第2弾といったところでしょうか。

展開こそ王道でしたが、弱みを握られて言うことを聞くしかない若女将の悩ましさと、次第にオンナの愉悦を覚えていく艶めかしさが出ていました。

特に旦那の不正(らしきもの)の肩代わりとして引くに引けない状況を作り出す凌辱者のいやらしさと、夫のためにと苦渋ながらも我が身を差し出す献身さの中に芽生え始める快楽のいやらしさがありましたね。

その快楽に溺れ始めてからは、理由が次第に言い訳へと変わっていく上手さがありました。

そして、最後の最後までギリギリで踏ん張っていた心も止めを刺され……押し引きのある凌辱に絡め取られて堕ちていく女が描かれていたように思いましたよ。



しかし、若い方にはピンとこないかもしれませんけど、ザ・劇画と言うべき趣を残す岬ゆきひろ絵師が描く女性像は素晴らしいの一言ですね!

ピチピチではなくムッチムチ……熟女はこれですよ!(^^)

あとですね、Amazonのページなどで表紙カバーイラストを拡大していただくと右目の下に泣きほくろがあって可愛らしいんですよー。



そして、2015/3/3現在、Amazonでは「なか見!検索」ができますが……幾つか閲覧不可のページはありますが……とりあえず最後まで読むことができるみたいです。



みきりっちさんのブログで投稿されている本作の紹介記事です。
リアルドリーム文庫 美尻若女将 真弓 夫以外の男に注がれて美尻若女将 真弓 夫以外の男に注がれて (リアルドリーム文庫)posted with amazlet at 14.11.29空蝉 キルタイムコミュニケーション 売り上げランキング: 19,428Amazon.co.jpで詳細を見る11月発売のリアルドリーム文庫の新刊です。読み終わったので、レビューです。主人公兼ヒロインの「真弓」(まゆみ)は、老舗の旅館を切り盛りする若女将です。しかし、ある事情でホテル...
リアルドリーム文庫 美尻若女将 真弓 夫以外の男に注がれて レビュー





早くも4月発売予定の新作情報が出ています。

【新作情報】
◆ときめきアパート性活-愛しの管理人さんと魅惑の隣人たち(リアルドリーム文庫) 2015/4/22 発売
Amazonはコチラから。
アパートで一人暮らしをしながら大学受験に備える浪人生・賢太は、管理人の美幸や一癖も二癖もある隣人たちと深い仲になってゆくが…



書影はまだですが、3作目は誘惑路線に舵を切るようですね。





空蝉 リアルドリーム文庫
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テーマ : 18禁・官能小説
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鷹月助教授の淫靡な日々(著:艶々、原案:山咲まさと、アクションコミックス)

2001/4/28 発売
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米国帰りの才媛・鷹月助教授の平穏な日々は、教え子・鮫島によって打ち砕かれた!!鷹月助教授に巧みに近付いた鮫島は、助教授の隠れたヒミツをネタに、揺さぶりをかけた。鷹月自身が知り得なかった肉体の門が少しずつ開かれていくと、あとは底知れぬ悦楽の地獄が待ち受けていた…。理性が勝つか欲望がハジケるか、精神と肉体の渇きが駆り立てる官能の世界!!ミステリー仕立てのストーリー展開で描く、話題騒然の力作。


★★★★☆ 早くも作者のカラーに染まっている初の青年コミック長編, 2009/11/16
【鷹月助教授】 新しく大学に赴任する才色兼備のヒロイン
【鮫島】 シリーズを通しての鷹月助教授の“お相手”

タイトルの『助教授』が既に懐かしさを感じさせる2001年作品、作者初の青年コミック長編である。そして長編らしく鷹月助教授と鮫島との情交はなかなか出てこない。好意から結ばれる話ではないので、鷹月助教授の妖艶な本性を暴き出すまでの展開が下準備としてずっと続き、この間は鮫島の恋人(?)【如月愛子】の激しい情交が繋ぐ。その情交を耳にして目にして驚愕と困惑と狼狽を重ねつつ、自らの本性に少しずつ目覚めながら自慰に耽る鷹月助教授の姿が前半に描かれる。そしてギリギリまで我慢させられた助教授が陥落する第6話から後半では、遂に関係を結ばされた鷹月助教授と鮫島との駆け引き、それを手玉に取る狡猾な鮫島、さらには助教授に色目を使うTV局のプロデューサー【ビワ】(鷹月助教授はTVにも出演している)などの登場により次巻への伏線が張られていく展開となる。シリーズ全体としては本巻自体がまだ序章に等しく、これといった場面も限られているのだが、今後の相関関係を一通り紹介しつつ、鮫島の思惑をチラ見せしつつ、TV局のトイレや助教授室での淫猥で激しい情交が描かれていく展開である。

作画的には確かに作者初期の拙さがあるのは否めないが、かといって最近と大きくかけ離れている訳でもなく、相変わらずのダイナマイトボディが炸裂するいやらしさ満点のヤりまくり描写であり、シチュエーションや情交に至る過程の悶々とした、それでいて肉欲に抗えない艶っぽさに溢れた場面が随所に出てくる。
『鷹月助教授の淫靡な日々1』のレビュー掲載元


2001/8/28 発売
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鮫島との行為を彼によって撮影されていた!弱みを握られた鷹月は鮫島の命令である男と一晩をすごすことになるが、その相手とは!?ある日を境に鮫島は大学にも姿を現さなくなった。彼により淫蕩の味を教え込まれてしまった鷹月は、夜な夜な街で男を漁り歩く…。


★★★★★ 理不尽な要求に抗えず最も毛嫌いする男と関係する永久保存版, 2009/11/17
【鮫島】 冒頭で半ば墜とすほどの愉悦を与えて助教授の本性を露呈させる
【ビワ】 鮫島の斡旋で助教授を一晩中貪ることに
【行きずりの人々】 自墜落に陥った助教授と夜伽を結ぶ幸運を享受したおっさん達

今回は「おいおい、そんなラッキーなことがあるのかよー」と、つい思ってしまう場面、つまり鷹月助教授が鮫島以外の男と関係を結ぶ混沌の始まりが描かれる。ま、実際に助教授みたいな人が目の前に現れて誘惑してきても、自分ならきっと尻込みしてしまうチキンに成り下がることは脇に置くとして、物語はより妖艶で耽美、そして混迷を深める展開になっていく。

事の発端は鮫島である。これがまた激しい情交で助教授を貶め、生徒との背徳も加わってめくるめく愉悦と快楽を助教授に与えておきながら、この状況、つまり生徒と密戯を重ねる大学助教授という弱みをネタに別の男との一夜を強要する。これにショックを受けつつも最後は渋々承諾、赴いた先に居たのが最も毛嫌いするTVプロデューサーのビワという流れである。この後、本シリーズ前半にして濡れ場の白眉がやってくる。助教授を弄ぶ好機を得たビワが一晩中責め続けるシーンがずっと続く。第13話から第16話まで、間に別の場面を挿みながら延々と続く。そして心は折れないまでも肉欲には屈した助教授は情交の後半では自ら貪欲に求めてしまう。ああ、いやらしい。ここには官能小説の巨匠綺羅光作品からの影響を感じさせるものがあり、好きな人にとっては堪らない流れだと思う。ただ、ここでもっと凄いのは、あれだけ責められ続けながら満足を得られなかった助教授であり、逆に自慰ですぐ達してしまう存在になった鮫島である。この鮫島の“代わり”を求めて夜な夜な男漁りを繰り返す助教授と、2度目の逢瀬を拒否されたビワが助教授の夜鷹振りを掴んで追い詰める先に新たな展開が!となる。鷹月助教授の壊れていく様が妖艶な第2巻である。
『鷹月助教授の淫靡な日々2』のレビュー掲載元


2001/10/27 発売
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生徒の鮫島により開発された鷹月助教授の体は既に悦楽地獄にはまっていた。鮫島の思惑はマスコミによりスキャンダルの餌食となる!大学生による高級売春の記事は雑誌に掲載され、大学構内にもマスコミのカメラが入り鷹月らを追う…しかし鮫島には考えがあった。


★★★☆☆ 鮫島とビワ-鷹月助教授の奪い合いにケリがつく前半の節目, 2009/11/19
【鮫島】 行方をくらましていたが助教授の前に再び現れる

正直なところ、本巻は濡れ場的に特筆すべき点はあまりない。鮫島に翻弄される鷹月助教授という構図に変わりはなく、せいぜいお尻を開発されるくらいのものだが、自らの本性がさらに曝け出され、内心では鮫島にかなり支配されている状況にはなっている。こうした助教授の情交シーンの不足を補うようにビワとタレントの卵達との複数での交わりが描かれている。

このように本来求められる要素については谷間の様相を呈している本巻だが物語は1つの節目を迎える。鷹月助教授の所有権を鮫島から奪うべく奔走していたビワの尻尾が掴まれてしまい、外堀を埋められるように囲い込まれて最後は失脚という形で物語から退場してしまうのである。ここで面白いのは、社会的には全てを失ったビワだが人間的にはむしろ再生といか再出発という前向きな結末になっていることである。もともとバッドエンディングが皆無な艶々作品らしいまとめ方だと思う。

素人の勝手な推測だが、もしかしたら本シリーズはここで終えてもいいように構成されていたのではなかろうか。このまま本当に終わってしまったら鷹月助教授のお相手メインがビワということになりかねないのだが、出版社側からの連載延長依頼を受けて途中から脚本を変更したように感じるところがある。読み手にとっては嬉しい流れだった訳だが、これにより本巻では鷹月助教授を取り巻く面々にスポットをあてつつ、社会的にスキャンダルな要素を扱いながらストーリーに深みを持たせる方向にシフトしたように思われる。

余談だが帰宅したビワが久し振りに妻と風呂場で戯れるシーンがあり、本編には全く関係ないのだが熟女好きには割と良いシーンだったりする。
『鷹月助教授の淫靡な日々3』のレビュー掲載元


2002/1/28 発売
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鷹月助教授はTVにも出演する有名人。彼女の人生の歯車が狂い始めたのは、彼女のゼミに入ったある男子生徒に出会った時だった。鷹月には平穏な日々が戻りつつあったが体はどうしても鮫島を求める。一方鮫島は教授室に来た女生徒サオリに異常な執着を見せる…純情な学生の目白に欲情した鷹月助教授は食事帰りに自ら彼をホテルに誘う。それを目白の幼馴染・サオリが目撃してしまう…!


★★★★★ 新入生を迎えて始まる新展開, 2009/11/20
【鮫島】 ますます淫らに変貌する助教授を冒頭で責め立てる
【目白】 助教授に筆おろしをしてもらう新入生で後半のメイン

ビワの失脚によってスキャンダルも回避、新展開を迎える本シリーズ後半のテーマはスバリ「嫉妬」。前巻までを「狙われるヒロイン的凌辱展開」とすれば、ここからは「ショタコン的誘惑展開」となろう。なにせ、あの鷹月助教授が純真で弱気な好青年、目白クンの筆おろしまでしてしまうのだから。ただ、シリーズ全体の主題である助教授の本性についてはブレていないので、これはこれで面白い展開と言える。そして、この根底にあるのが目白クンと一緒にやって来た【摩耶野沙織】に興味を示す鮫島への嫉妬である。鮫島の毒牙から逃れらそうな状況にありながら悶々としてしまう、何だか満たされないものを覚えてしまう助教授の哀しい性が描かれおり、淫らに変貌を遂げた自分が求めるものは何かという問いへと繋がっていく。また、沙織は沙織で助教授への憧憬を隠さない目白クンと助教授に嫉妬を覚える。ホテルへと向かう目白クンと助教授を目撃して嫉妬の炎に燃えるのだが、その矛先が助教授に向かうところが女性的であり、この沙織の狂気的嗜虐性もまた後半の見どころとなっている。

肝心の濡れ場としては当然ながら目白クンとの情交である。束の間のデートで飲み過ぎた目白クンを介抱した時に芽生えた『かわいい』という年下への想い。自らリードして男を自分色に染め上げる快感を覚えてしまう助教授の慈愛に満ちた情交が、初めての割にいろいろと体位に変化をつける目白クンの頑張りとともに第38話~第41話にかけていやらしく描かれる。果てた後の目白クンのムスコが未だカタいのを知って『まだ時間はたっぷりあるわ…』と2度目をおねだりする様はまさに妖艶な熟女による誘惑展開である。後日、我に返って罪悪感を覚える助教授の動向が楽しみである。
『鷹月助教授の淫靡な日々4』のレビュー掲載元


2002/5/28 発売
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鷹月弥生。得体の知れない学生・鮫島が与える陵辱の快感からもう逃れられない!ますます暗く淫靡な世界に引き込まれ、陶酔する大学助教授!鷹月助教授の体に溺れる男子学生の目白に対し、鷹月は拒絶の態度を見せる。一方、性行為中に男を痛めつけるサオリ。その裏には…?鷹月に拒絶されて以来、引きこもる目白。鮫島は鷹月の素顔を彼にみせるべく、鮫島を欲しがってよがる鷹月の前に彼を連れていく…


★★★★★ 沙織の過去編とも言えるヘヴィな展開に牝と化した助教授の淫らな本性が暴かれる, 2009/11/22
【目白】 ますます助教授にのめり込む想いを止められず求めてしまう
【鮫島】 目白クンと沙織の関係を修復しつつ助教授の本性を暴く荒技を繰り出す

目白クンと助教授のすれ違う想いに終止符を打ち、同時に助教授の淫らな本性が曝け出される中に沙織の過酷な過去が描かれるヘヴィな展開である。想いが止められない目白クンが助教授を呼び出して心境を吐露、それに困惑して拒絶の姿勢を見せる助教授を強引に組み伏せる神社での情交がソフトながらいやらしく、恋と肉欲をごっちゃにして想いをぶつけてくる目白クンに罪悪感を抱く助教授の悩ましい様が同時に切ない。しかし、本巻の主題は沙織に秘められた過酷で哀しき過去である。義父との関係、義姉との関係、その発端となった実母との複雑で歪んだ嫉妬の関係が赤裸々に描かれ、沙織の狂気と嗜虐性が形成された原因が抉り出されている。そして、その絡まりあった関係をさらに複雑にしてしまった助教授の存在を含めて全てを白日のもとに晒し、リセットをかけようと動くのが鮫島。目白クンが抱いた助教授への憧憬や恋心を一気に打ち砕く場面を設定する。これがまた(良い意味で)イヤになるほどいやらしい。目白クンと助教授を時間差で自宅に招き、ここで助教授の淫らな本性を目白クンに見せつけるのだが、延々と長時間に渡って鮫島が手淫だけで助教授を責め続け、最後は牝と化して自ら発狂的におねだり、つまり肉欲的に陥落するまでをじっくりねっとり描いているのである。まぁ、純朴な目白クンにとってそもそも助教授は手に負える相手ではないのだが、自分だけの特別だと思っていた助教授が誰にでもケツを振る女に見えてしまったのだから、そのショックは計り知れない訳で、この後の展開と沙織の登場がどのような結果を招くのか、不安と期待を大いに煽る引きとなっている。
『鷹月助教授の淫靡な日々5』のレビュー掲載元


2002/8/28 発売
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鷹月助教授に獣のように襲いかかった目白。時間もわからなくなる位に求め合う二人を見たサオリは目白の頭に花瓶を振り下ろす!!回復したサオリと目白は休学し、鷹月にまた平穏な日々が訪れたように見えたが、鮫島の罠によって再び淫蕩な世界へと呼び戻され…ますます暗く淫靡な世界に引き込まれ、陶酔する大学教授・鷹月弥生。得体の知れない学生・鮫島が与える陵辱の快感からもう逃れられない!!人気を博した本作もいよいよファイナルへ。


★★★★★ 愛と肉欲の狭間で翻弄されてきた助教授の本懐とは, 2009/11/23
【目白】 助教授を蔑み自らを蔑んで2晩のノンストップ情交におよぶ
【鮫島】 自ら赴くようになった助教授のカラダを味わいつつ理事長に“女”を斡旋する
【理事長】 鮫島との密約で助教授と関係を結び、助教授との約束を全うする

前巻から続く目白クンとの爛れた情交から始まる最終巻。全てに失望した目白クンが2晩に渡って助教授を責め続ける描写があまりにいやらしい。作者の素晴らしいところは、こうしたいやらし過ぎる状況づくりが絶妙に上手いことに加えて、たとえダイジェスト的であっても延々と続く情交に時の経過をきっちり感じさせてくれることである。読んでるこっちがクラクラしそうなほど興奮度の高い、本シリーズ以降の作品でも時折見られる秀逸な展開である。そして、ここに沙織が現れる。鮫島の策略によって一同に会する中で沙織の嫉妬という名の狂気が暴発、意外な展開を迎えることに。しかし、この沙織と目白クンの物語もビワの時と同様、失うものもありながら再出発の様相を見せる救いのある結末となっている。そして、自ら鮫島の元を訪れるほど肉欲に溺れ始めた助教授に最後の試練が訪れる。実は第3巻からの伏線とも言えそうな理事長の登場である。目白クンとの逢瀬がまたもやスキャンダル的に取り上げられるのだが、これは鮫島の姦計。これをネタに理事長が助教授を誘う。教授推薦のエサ付きで誘うのだが、これも鮫島の姦計である。誘うだけ誘って判断は助教授に任せることで、助教授の本性、淫らな本質を暴く最終段階となっている。ソファの肘掛けに両脚を乗せたM字開脚でTV出演の映像を背景に理事長から口淫責めを受ける助教授の姿は第1巻の鮫島へのお口奉仕を彷彿とさせ、これを経て助教授が自ら下した爛れた決断で幕を閉じるのである。第2巻で綺羅光作品からの影響について記したが、読み終えた時にあの名作『沙織』三部作を思い出した。
『鷹月助教授の淫靡な日々6』のレビュー掲載元


※本シリーズ1~6巻のあらすじは DMM.com より引用



第一線で長く活躍されている艶々先生の青年コミックで初めての長編シリーズとして、後の『たとえば母が』(全6巻)と並ぶ代表作に数えられる作品ですね。



2001年からの作品ですから、レビューはあらすじをしっかり追うスタイルにしており、ネタばれも多少しちゃってます。(汗)

古い作品ではむしろ内容をある程度晒して興味を誘った方がよかろう、と当時は考えていましたが、電子コミックが普及し始めてからはあまり正しくない手法かもしれません。orz



その内容は、1人の学生に翻弄され、貶められる被虐と、次第に淫らさを開花させていく鷹月助教授のオンナが混然一体となって読者に迫ってくるものです。

凌辱寄りの言いなり系といった展開を基本としているのが最近の艶々作品とは一線を画していますが、様々な男から責められる中に同僚の大学教授がいないのはなんでかな~?いてもおかしくないのにな~?と思っておりましたら、次の作品を読んで腑に落ちました。



【成年コミック作品】
◆鷹月助教授の淫靡な日々-浸潤の媚貌(エンジェルコミックス)
2002/1 発売
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DMM.R18はコチラ。
大学助教授の鷹月弥生は誰もが憧れる美人先生。欠点一つない才女な彼女だが、ただ一つ誰にも言えないことがあった…。それはとある生徒の存在。秘密を握られている為に、逆らえないまま数々の羞恥な大胆プレイをされ、それでも抵抗する彼女だが…次第にそれは喜びと変わってゆき…そして…。(引用元:DMM.R18)



発売時期は前後しますが、執筆としてはコチラが先のようで、これを土台に本シリーズが始まったのだそうです。

……で、こちらの鷹月助教授は同僚の大学教授にがっつり襲われてますw



本シリーズを最後まで読み終え、堕ちに堕ちた鷹月助教授の哀れなるも妖艶な様を見るにつけ、ストーリー展開にかの「日本最強凌辱作家」綺羅光作品と同じ匂いを感じました。



【引用作品】
◆綺羅光プレミアム8(フランス書院)より
『沙織・恥辱のゼミナール』、『沙織・恥虐の特別講義』、『沙織・恥獄の研究室』
2006/10 発売
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城蹊学院大助教授、橘川沙織。ここまで落とされた28歳はいない。「凌辱女子学園」シリーズに並ぶ名作、完全収録。(引用元:Amazon)



続きモノは向かないとされる官能小説において珍しくも自作をシリーズ化することが多々ある御大・綺羅光先生の『沙織』三部作を纏めたのがこの1冊。元々は1990年6月、1991年4月、1991年12月の順に出た作品ですから、もしかしたら艶々先生、読んでいるんじゃないかな~?と推測してみたり。(^^;)





艶々
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微熱看護(著:鷹澤フブキ、悦の森(無双社)文庫)

2010/4/22 発売
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右腕、右脚を骨折して不自由な入院生活を送る高校二年の広海はなぜか贅沢な個室病棟で、今日も夢美を待っていた。事故のお詫びというにはあまりに熱烈な美人議員秘書の口唇、秘唇の奉仕。さらには、担当の巨乳看護師梨乃の淫靡な介護にまるで少女のように喘がされてしまう。議員の娘の美人姉妹までが個室病棟に顔を出し、ませた妹・美織のいけないおねだりに…。(引用元:Amazon)


★★★☆☆ 程良いフックを効かせつつもシンプルなストーリーは心地良いが若干の物足りなさも, 2015/2/16
右腕と右脚を骨折して入院というのは、同じ右側なので松葉杖が使えずベッドで寝ている期間が長引くのと自慰ができない(左利きの男は自家発電も左動力なのだろうか?)という点で面白いと思った。主人公が入院する原因となった交通事故に物語の核心を盛り込んだストーリーはある程度の予想がつくものの面白味はあり、それに付随する人間模様を絡めたヒロイン達の構成も悪くはなかったが、その展開の行く末が至ってシンプルなために、良い恋愛ストーリーではありながら官能的な盛り上がりにはやや欠けるところもあって、全体としても若干の物足りなさを感じた作品と言わねばならない。

舞台が病院なのでナース、それも30代前半の看護師長が出てくるのは想定内ながら、加害者として議員秘書が出てくるところで「おや?」と思わせ、次には何故か議員の娘とその妹が出てくるところにストーリーの妙がある。クールでいかにもデキる女という20代後半の秘書は常に平身低頭で謙虚なのだが、それが過度なところに理由があり、本心を打ち明けたいのに打ち明けられない18歳の娘(姉)や、事故とは別のところで内心思うことがある妹(何と13歳の中学1年生)といった具合に、それぞれの思惑や秘密があってこの3人はそれぞれ少しずつズレている。

また、清楚なお嬢様として完璧なるが故に姉妹の一方とは情交シーンがなく恋物語の純粋なヒロインでしかないのだが、17歳の主人公と恋仲になりながら交わらないという意味で官能小説らしくなく、裏を返せば他方とはかなり大胆でチャレンジングな官能描写があることを意味している。マドンナメイト文庫にも作品がある作者ならばさもありなん、と言えば分かる御仁も少なくなかろう。しかも、予想以上におマセなので好みも分かれるところかも。ただ、姉妹らしい年頃の悩みもあって憎めない面もある。

女性が優位に立って男(主人公)を妖艶に翻弄する描写が多いのは作者らしくもあり、官能的なクライマックスでは「アンタもかい」という看護師長との繋がりも、ついでに言えば30代前半の若さで看護師長に抜擢されている理由も見えたのだが、結局のところ、サブヒロイン達としか交わらないために愛情を傾けた情交が希薄(というか皆無)なところでどうしても物足りなさが生じてしまったのかもしれない。ベッドから動けないために騎乗位が多くなることも含めて。
『微熱看護』のレビュー掲載元


出版された当時(2010年)は「無双社文庫」だったのが今は「悦の森文庫」にレーベル名が変わっています。

なので、拙ブログでは『悦の森(無双社)文庫』という表記としました。

加筆・修正+改題の再販本を多く出してきたレーベルという印象ですが、本作は書き下ろしです。



表紙カバーに描かれた女性はたぶん議員秘書だと思いますが、女性にもアピールするイラストデザインですよね。

そして、Sチックな女性が主人公を挑発気味に誘惑していくのは鷹澤作品らしいところですが、本作はむしろ控えめな方かと。

ついでに言えば、作品全体のテイストも鷹澤作品にしては控えめというかおとなしいと思っていたら、1年生JCとの情交が盛り込まれていました。(^^;)

昨年までランドセル背負ってたかと思うと……その先はお好みで。(笑)





鷹澤フブキ 悦の森文庫 無双社文庫
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テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : 悦の森文庫 無双社文庫 鷹澤フブキ

ほっこり若後家さん(著:葉月奏太、双葉文庫)

2015/1/15 発売

ほっこり若後家さん

著:葉月奏太双葉文庫


Amazonはコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。

写真専門学校に通う奥野弘志はヌード撮影実習で興奮のあまり失神してしまう。失意のなか、商店街を悄然と歩く弘志の目に見慣れぬ総菜屋が飛び込んでくる。「いらっしゃいませ」。優しい声で呼びかけるエプロン姿の麗しい女性は、実家の写真館に長らく飾られていた憧れの振り袖美女・麻奈美だった。週刊実話で大人気を博した連載、ついに単行本化。(引用元:Amazon)


★★★★☆ やっぱり報われない幼馴染みの切なさ, 2015/2/15
昨年(2014年)、「週刊実話」に連載された『欲望の写真館』を大幅に加筆・修正して文庫化された作品とのこと。タイトル通りに33歳の若後家さん(未亡人)と結ばれて「ほっこり」する作品ではあるが、20歳の主人公とは幼馴染みな21歳のサブヒロインが最後まで健気に頑張りながらも、やっぱり報われない幼馴染みキャラになってしまう切なさの方が場合によってはクローズアップされる作品とも言える。本作の事実上のヒロインは幼馴染みである。

初めては、おじさまがいい』(廣済堂文庫)にも通ずる下町商店街の人情味が今回も味のある舞台となっており、写真の専門学校に通いながら若くして写真館を継ぐことにもなった主人公の風情も良い。昼は学業に勤しみ、日暮れとともにひっそり開店して来客を待つところなどは映画やドラマのワンシーンのよう。カメラや撮影に関する知識なども程良く盛り込まれていて、とにかく良い雰囲気。

そんな中で序盤と終盤には写真館を訪れる女性客との束の間の情交などもあったりする。昔ながらの写真館を続けていく不安を慰めてもらいつつ叱咤激励でもあったかの序盤と、仕事と恋の覚悟を決めるための契機にもなったような終盤。行きずりのような何でもない官能場面に時の流れも加味して主人公の変化を感じさせるのはさすがの描写だった。

それらを中盤で埋めるのは幼馴染みの【亜弥】である。主人公と同様に理髪店を継いでいる亜弥とは何でも言い合える仲なのだが、それ故に主人公は鈍感にも亜弥の心は読めていない流れ。そのもどかしさを示す亜弥の態度は可愛くもあり、仕事を全うしようとする強さもあってかサブヒロインには惜しいほどの魅力を放っている。逆に主人公の心などはお見通しなために自分の想いが伝わらないことも察しており、それでも、挑発してでも主人公を振り向かせようと最後の最後まで健気に努めたところにはモーレツな切なさを感じてしまった。理髪店を早々に施錠し、カーテンを閉め、座ったままの主人公に後ろから跨る大胆さも見せる亜弥がメインのスピンオフをいずれは……と望んでしまうところである。

いわゆる出戻りの憂いを湛えた若後家の【真奈美】は、写真を通じて主人公とは幼少期から縁があり、淑やかな雰囲気を醸す憧れの人。母性的な慈愛含みの好意は主人公の心を惑わすのだが、その憧れと、ようやく知り得た亜弥の気持ちとが交錯してウジウジするばかりの主人公が想いを固める最後の後押しとなったのは意外な他力本願だった。このファンタジーな演出には面白みがあったものの、自分で決断しなよとも言いたくなるのは逆に若気のリアリティと言うべきところか。質素な部屋で双方の想いが溢れてぶつかり合う情交シーンは、亜弥の想いも受け止めた2人の新たな旅立ちでもある。

そうした1人の男として、仕事の面でも覚悟を決めた主人公と真奈美の行く末がしっかり描かれた結末ではあったが、幼馴染みの全開パワーには押され気味で割りを喰った感は拭えず、これだけが少し残念である。
『ほっこり若後家さん』のレビュー掲載元


久し振りにがっつり不憫な幼馴染みを見てしまったですねぇ~。(^^;)

良い娘なのに……最後の最後まで頑張ったのに……報われない……幼馴染みの宿命なのでしょうか。

いやぁ~、切ないわ~。



本作で気になったのは、主人公にお口奉仕を始める若後家の真奈美さんがさすがに唐突だったかな?と感じたところと、レビューにも記したように、にっちもさっちもいかなくなった主人公の最後の決断が「お告げ」だったことですかねw

いや、商店街の名物お婆ちゃんとしてイイ味のある存在感でしたし、主人公もまだ若いですから決めかねるというのも解りますが、それでも男なら「お相手」くらい自分で、自分の意志で決めなさい!と親父ゴコロがちょっぴり働いてしまいました。(^^;)

……お婆ちゃんの「お告げ」は、それこそ老婆心だったのかもしれませんがw



全体の雰囲気とか、商店街の風情とか、何より写真館の佇まいが良くて、作品としても良かったですよ。

葉月作品の幅広さと奥深さは際限がないですねぇ。(^^)



葉月先生ご自身のブログに投稿された自著解説です。
『ほっこり若後家さん』(双葉文庫)が発売になります。ほっこり若後家さん (双葉文庫)(2015/01/15)葉月 奏太商品詳細を見る【内容紹介】「写真専門学校に通う奥野弘志はヌード撮影実習で興奮のあまり失神してしまう。失意のなか、商店街を悄然と歩く弘志の目に見慣れぬ総菜屋が飛び込んでくる。「いらっしゃいませ」。優しい声で呼びかけるエプロン姿の麗しい女性は、実家の写真館に長らく飾られていた憧れの振り袖美女・麻奈美だ...
『ほっこり若後家さん』





そして、「月間葉月化」がじわじわ進行している葉月作品を追尾するのも大変になってきましたが(^^;)、今月も新作が出ます。

【新作情報】
◆二人の叔母(二見文庫) 2015/3/26 発売
Amazonはコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。
書き下ろし。久しぶりに故郷に戻った男を待つ、性格の違う二人の叔母──。



書影はまだですが、いろいろなレーベルを攻略してきた葉月先生が今回は二見文庫もゲットした、そんな感じでしょうかw

二人の叔母が俄然気になります。(^^)





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tag : 双葉文庫 葉月奏太

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