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2014年11月の「気になる」官能書籍

2014年11月発売予定の官能書籍から「気になる」作品をDSKが独断と偏見でピックアップ!


●フランス書院文庫


◆奴隷譲渡-義母と父の秘書(著:麻実克人)
2014/11/25 発売
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「父さんが遺してくれた女体を味わわせてもらうよ」
ピシリと熟れた尻を打ち、由梨の蜜腰を引き寄せる少年。
深々と抜き差しされる剛直、美唇からもれるあえぎ声。
亡父の秘書を自分好みの牝とすべく、三つの穴を貪り、
自宅のリビングで、玄関で、寝室で徹底調教しながら、
良介の邪眼は未亡人となった義母に向けられていた!


あらすじ通りの2人ヒロインならば相当に濃厚な官能が味わえそうですね。
表紙カバーイラストも素敵過ぎ!


◆獣宴-若未亡人と熟未亡人(著:夢野乱月)
2014/11/25 発売
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「お、お願い……もうイカせて……焦らさないで」
肌に食い込む荒縄、苦悶に歪む美貌、もれる吐息。
亡夫の遺影の前で、禍々しい男根を抉り込まれる麗子。
地上げを巡る裏社会の陰謀に巻き込まれた32歳。
眠る間もなく調教を受ける若未亡人は知らない。
救出に動く女弁護士の姉までが囚われたことを……


男の圧倒的な存在感に平伏してしまう女をご所望のアナタに。


◆弟嫁-言いなり(著:河里一伸)
2014/11/25 発売
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奈都美は、弟の妻として見るには魅力的すぎた!
エプロン越しにもわかる麗乳、張り詰めた豊臀。
同居する晴雄が抱いていた禁断の破戒願望は、
弟の長期出張をきっかけに無軌道に暴走した!
「お願い、お義兄さん……これ以上狂わせないで」
26歳の清楚な躯を美牝に変える「言いなり調教」!


つまりは義兄が凌辱者なのでしょうけれども、弟嫁との表現はありそでなくて新鮮ですよね。


◆居候先の美母娘-最高の浪人生活(著:鷹羽真)
2014/11/25 発売
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「私たちのせいでこんなに大きくなっているの?」
受験のために暮らしはじめた親戚宅での生活は、
未亡人・梨乃&女子大生・恵那の色気で崩壊寸前。
真夜中の手しごき、眠気覚ましの朝フェラのみならず、
セックス・レッスンの予習&復習も欠かせない……
拓真が居候先で学ぶ、もうひとつの「受験勉強」!


居候先で行われる淫らなご奉仕……これに相姦が加わって……堪りませんナァ。


◆四人の女教師が泊まりにきた一週間(著:星悠輝)
2014/11/25 発売
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「お父さんが出張中に祐太君を一人前の男にしてあげる」
家に押しかけてきた春菜先生の宣言が始まりだった!
初めてのキス、口移しの食事、浴室の手コキ……
泊まり込んで「初体験指導」する22歳の新任女教師。
新米に任せられないと、三人の先生までやってきて、
狭いリビングに女のフェロモンと淫謀がひしめき合う !?


試金石(?)な3作目で作風を少し変えてきたようにも感じられますが、この「おしかけ系」と称したい路線で4人ヒロイン……果たして内容や如何に?


◆溺れ熟女-妻の母・妻の従妹・義母の友人(著:喜多川亮)
2014/11/25 発売
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量感たっぷりの悩ましき乳房で誘いを掛ける妻の母。
スカートを捲り赤いガーターを見せつける妻の従妹。
蜜壺から蕩ける牝の果汁で男心を狂わせる義母の友人。
女房には醸しだせない濃厚な色気を放つ三人の淑女に、
甘くねだられ、淫らにせがまれ、とことん溺れ、虜に……
志乃、陽子、七海――なまなましすぎる美熟女の楽園!


新人さんのようですが、ヒロインの属性は大いに気になるところです。


●マドンナメイト文庫


◆美姉妹オフィス-淫らな誘惑授業(著:真島雄二)
2014/11/11 発売
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人妻OLの明菜は、スレンダーながら突き出したバストに、ヒップから太腿にかけてのラインが絶妙だった。会社員の三崎は年上の人妻OLの明菜に想いを寄せていた。一方、その好意に気づいていた明菜は、若い男を弄ぶ義姉・綾子に刺激され、三崎を誘惑する。だが、貪欲な綾子は明菜をその世界に引き込み、さらに熟女の手練で三崎をも骨抜きにしていく……。

大柴宗平絵師のお仕事はホントに素敵ですナァ。


●二見文庫


◆人妻の別荘(著:霧原一輝)
2014/11/26 発売
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散期の別荘に忍び込んだ男が目にした人妻の恥ずかしい姿──読み出したら止まらない、書き下ろしノンストップ官能!会社を辞め、無一文状態で秋の別荘地にたどり着いた吉崎はあることを思いつく。「シーズンオフ期の空き別荘に泊まればいい」。忍び込んだ別荘で、女性の下着や持ち主の映っているセックスビデオを堪能する彼だったが、ある日、物音がし、入ってきたのは、持ち主の妻らしく──。人気作家による、書き下ろし官能エンターテインメント!

他人の別荘に忍び込むアイデアが面白そうじゃないですか!(^^)


◆夜の派遣OL(著:安達瑶)
2014/11/26 発売
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体を使って営業するために送りこまれた派遣社員OLの裏仕事!派遣社員の麻衣は、夜の会議室で同じ派遣会社の先輩・亜希子のセックスシーンを目にしてしまう。動揺する麻衣だったが、実は、この派遣先とは密約がかわされており、「肉体営業」する社員として派遣されていたのだ。取引先の有名なセクハラ部長の接待を担当することになったが──。人気作家によるオフィス官能の傑作!

これまた面白味のある設定ですけれど、表紙カバーイラストが当初のから変更されたようですね。


●竹書房ラブロマン文庫


◆ゆうわく漫画喫茶(響由布子)
2014/11/6 発売
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漫画喫茶で拾った淫乱家出美人!平凡なサラリーマンの晋助は、立ち寄った漫画喫茶で天然系な家出女性・美意子に誘惑され、彼女を家に泊めてしまう。両親を亡くし、寂しい一人暮らしの晋助に訪れる思わぬ安らぎ。だが、翌日から彼の家には同じような家出女性たちが集まり、プチハーレム状態に!有能なOLの小夜子、ドロップアウトしかけの麻央、悩めるフェロモン熟妻の佳奈江……。美女たちと家賃代わりの情交を愉しむ晋助だったが、ある晩、憧れの同僚女性が彼の家にやって来ることになって…!? 漫画喫茶から始まる、男と女の肉欲と奇妙な純愛を描く青春官能ロマン!

響由布子先生の長編通算20作品です。(^^)オメデトウゴザイマース!!


◆淫謀のオフィス(著:麻生涼介)
2014/11/20 発売
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社内のOLを淫らな女に変えていく…!注目の新鋭デビュー作!魅惑のオフィス・ロマン
仲本剛志は住宅リフォーム会社「白雲リフォーム」で真面目に働いていた。しかし、大手の「黒岩住建」の策略によって会社は倒産の危機に。元ホストで自堕落な生活を送っていた過去がある剛志は、立ち直らせてくれた会社に恩義を感じており、黒岩住建の秘密を握って、その横暴をやめさせようと決意する。手始めに黒岩住建の人事課OLを元ホストの技で籠絡、入社することに成功する。さらに、社長の黒岩義三の愛人と噂される受付嬢や、やり手の女課長、社長秘書へも誘惑の手を伸ばし、秘密を握ろうとするが…!? あらゆる手段で美女を攻略し、潜入したライバル社で奮闘する男を描く、悦楽オフィス・エロス!


新人さんのようですが、あらすじを読む限り面白そうな気がしますよぉ。

<著者について>
東京都生まれ。サラリーマン生活を送る傍ら、小説を書き始める。官能小説に興味を抱き、作品を書き溜め、本作でついに作家デビューを果たす。濃密な官能シーンと魅力的なストーリーが融合した作品を描きたいと熱く語る、期待の新鋭である。




●双葉文庫


◆はかりごと(著:櫻木充)
2014/11/12 発売
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新興企業に勤める館野啓太は、同じ社に勤めるセックスフレンド優菜との情事の後、憧れの女上司香田志保のスキャンダラスな噂を聞く。それをきっかけに志保との仲を深めようと画策する啓太だったが。書き下ろし長編オフィス・エロス。

ある種の謎解きっぽい展開もあるのでしょうかね。
櫻木作品ならではのフェチ描写がどう融合するのでしょうか。


◆別れても、好きなひと。(著:橘真児)
2014/11/12 発売
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医療機器会社の営業マン、片瀬芳春はある夜、バーで男と揉めていた女を見て愕然とする。大学時代に同棲していた忘れ得ぬ女・沙知子だったのだ。甘くほろ苦い初体験の思い出、貪り合うように抱き合った日々――。昔よりさらに色香を増した元恋人は、今は医者の妻だという。だが、なぜか表情は愁いを帯び、いかがわしい交際クラブに足を踏み入れていた。清楚な沙知子に何があったのか。書き下ろし長編秘愁エロス。

今月の橘作品も気を惹く設定ですよねぇ。
しかし、この表紙は誰かなぁ~?


●廣済堂文庫


◆未亡人女将の宿-浅草艶福館(著:沢里裕二)
2014/11/19 発売
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ホストクラブの店長だった淳一は売り掛け金回収の失敗から、逃げ出すはめになり、浅草寺の裏手にある古い旅館『艶福館』に落ち着いた。女将をはじめ、さまざまな女たちとエロ体験をするほどに運が上がってくる淳一だった。いま評判の売れっ子官能作家による最新刊!

しかし、沢里作品の主人公は逃げ出すことが多いように思うのはDSKだけでしょうか。(^^;)タラッ


◆初めては、おじさまがいい(著:葉月奏太)
2014/11/19 発売
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営業マンの伸二郎は、他界した兄の娘の理沙をひきっとってアパートで二人暮らしをしてきた。理沙は健気に伸二郎の世話をしていたが二十歳になった今、日増しにセクシーになっていくのだった。そしてある出来事がきっかけで理沙に「初めては、おじさまがいい」と迫られた伸二郎は…。抑えきれない欲情が弾ける官能ロマン。

ここ数作の葉月作品はまたぐっと甘い路線に傾いているようですね。


●イースト・プレス悦文庫


◆甘美な秘密(著:松崎詩織)
2014/11/9 発売
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いやらしいこと、いっぱいします……両親とともに事故に遭い一人生き残ったが、視力を失ってしまった弟の優――人気モデルの玲子は以来、所属事務所の社長との不倫関係を続けながら、生活のすべてを優の世話に費やしていた。優は私だけのもの。だがずっと抱き続けてきた禁断の想いを弟に告げることは叶わず……。玲子は『珠里』という女として優に接近、ついに関係を結んでしまう。珠里として、優との淫らで歪んだ性行為に溺れていく玲子。そんなある日、玲子は一つの真実を知ってしまう……。

単独長編の官能小説ではこれまで主に幻冬舎アウトロー文庫で作を重ねていた松崎詩織先生が悦文庫に初登場!のようです。


◆熟れごろ女系家族(著:早瀬真人)
2014/11/9 発売
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いけないお犬ちゃんね。そんなに舐めたいの?体力だけが自慢の営業マン、矢口賢次は猛アタックの末、可憐な短大生、里村真美といい仲になった。だが彼女は旧家の箱入り娘。まずは二人の婚約を認めてもらうべく、里村家を訪れたのだが…。そこには未亡人でまだ38歳の母親、奈緒子、その妹でバツイチの八重子33歳、一番下の妹で人妻の結美子28歳、といういずれも気の強い美貌の熟女たちが待ち構えていて…。賢次は策略を張り巡らし、行く手を阻む妖美な完熟三姉妹を一人ずつ堕としていく……。

熟女三昧な1冊みたいで気になりまくりんぐ~!(^^)


●ベストセラーズ文庫


◆未亡人・千津-美肉の冥府2(著:千草忠夫)
2014/11/21 発売
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千草忠夫、絶頂期の野心作「美肉の冥府」第2弾、愈々ヒートアップ!人気ビューティクリニックのオーナー・唐沢と甥のヨガ教師・竜也には狙っている獲物がいた。親友の未亡人・千津と精神科医・梓だった。押しの一手と姦計をもって今まで知らなかった官能の喜びを、その気品高く優美な体に刻みつけてしまう。誇りを奪われて動揺した梓は、慕ってくる看護婦・清子と傷心の旅にでて、思わずレズ関係になってしまった。だが清子を正体不明の美女に攫われ、その無毛の処女との交換に自らの貞操を捧げるのだが、アヌスまで犯した謎の美女は尾けてきた竜也だった。東京に連れ戻された梓と清子にはさらなる凌辱が待っていた。一方、千津も唐沢好みの女へと変貌させられる。未開地を犯され、羞恥に喘ぎつつもアヌスの快美に悶える体へと…。そして愛娘・みどりにも破瓜の罠が……巨匠の最高にHOTな弄辱譚、いま佳境に!!

あの大御所・千草忠夫先生の名作を復刻する「魔性の文学」シリーズ第18弾にして『美肉の冥府』第2弾!
特集記事あります。


●リアルドリーム文庫


◆美尻若女将・真弓-夫以外の男に注がれて(著:空蝉)
2014/11/22 発売
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老舗旅館を切り盛りする貞淑な若女将・真弓は、
近隣でホテルを経営する堂本に弱みを握られ、
瑞々しく熟れた肉体を貪られることに。
(こんな事、許されない。夫以外の男性を受け入れるなんて……)
肥満中年による執拗な愛撫からのフェラチオ奉仕、
露天風呂での泡姫プレイの末、美人女将は性感の頂を極める!


今回もがっつりな寝取られが見られそうな気がして楽しみですっ!


●青年コミック - バンブーコミックス


◆イキツケ!1(著:春輝)
2014/11/7 発売
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ヌクヌクのおしぼりであなたのストレス拭います―――。脱サラした親父が開店した居酒屋・若菜はスーパーの特売品をそのまま客に出すような怠慢経営のお店。ここに来る男女の客を巡るちょっとエッチな人間模様を描くオムニバスストーリー。大人気作家・春輝の放つ、新境地!!

春輝先生から新作をお届け~!
しかし、Kindle版が同日発売されていて、しかも2014/11/18現在で早くも半額以下のセールって、なんだか凄いですね。(^^;)
そして、『寄性獣医・鈴音』の続きや如何に……?(汗)


※作品のあらすじは各出版社の公式サイトおよび Amazon、honto、DMM.R18 より引用
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テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

熟女の海-未亡人義母と未亡人女教師と未亡人海女(著:小鳥遊葵、フランス書院文庫)

2014/10/24 発売

熟女の海-未亡人義母と未亡人女教師と未亡人海女

著:小鳥遊葵フランス書院文庫


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Kindle版はコチラから。
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ひかりTVブックはコチラ。〈電子書籍〉
総合電子書籍ストア【BookLive!】はコチラ。

「もっと強く抱いてっ。あの人を忘れさせて」
対面座位で繋がりながら少年に抱きつく未亡人。
二十代に見まがう艶肌から漂う熟れたフェロモン。
夫を亡くして三年、おんな盛りの躰をもてあます
陽子の孤閨を慰めたのは、義息のたくましい肉茎!
39歳、36歳、35歳、海辺の熟女たちは哀しく美しい……
(引用元:Amazon)


★★★★★ 素敵な熟女の三段活用, 2014/11/2
過去の2作品においては母娘ヒロインを盛り込んだあまりにストーリー展開や結末などで若干のぎこちなさを感じたフランス書院文庫の小鳥遊作品だったが、3作目となる本作において遂に熟女路線が全開となったようである。勝手な想像だが、トレンドだからと不得手な要素を取り込むよりも自身の得意とする路線を突き進めた方が良い結果となる好例の1つと言えるのではなかろうか。

これでいいのだ。

バカボンのパパみたいな物言いで恐縮だが、読んでいる最中から生じた率直な感想である。義母・女教師・海女といった3人ヒロインの全員を未亡人とする大胆さが奏功して作中には何とも言えない艶っぽさと憂いが満ち溢れている。かねてより熟女の描写には光るものがあった作者の本領発揮と言える未亡人熟女達の競演であろう。

【憲子】36歳の未亡人女教師
高校生となった主人公の中学時代の担任教師であり、普段からお隣さんとしても付き合いがある憲子の夫の葬儀から物語は始まる。以前より慕っていた憲子を慰める形で主人公との関係もスタートするが、船乗りだった生前の夫が海から戻ってくる度に濃いぃ営みを繰り返していたために女として開発されていた悩ましさが、亡夫への操と主人公からの想いの狭間で艶めかしく蠢いている。教壇に立つ普段の生真面目で凛とした佇まいと内面の淫らさとのギャップも魅力であり、かつてと教え子と関係する背徳を憂いながらも心と体の隙間を埋めてくれる主人公には次第に惹かれてしまう憲子である。ただし、既に中学校は卒業した主人公につき学校内での情交場面は無い。

【洋子】35歳の未亡人義母
3年前に夫(主人公の父親)を亡くした先輩未亡人であり、お隣さん同士として親しくしていた憲子の境遇には自身の過去を被せて理解と同情を示しながらも義息たる主人公との関係を訝しがる嫉妬心が可愛らしくもある洋子の立場として興味深いのは、既にその3年前から主人公とは秘密裡にデキていた官能的な先輩でもあるということであろう。義息との許されない関係を自覚しながら人目のないところでは甘え、おねだりまでしてしまうのも洋子の魅力だが、その官能面では3年間の経緯としての過去回想で主だった活躍の場を与えている点で憲子との違いが出ていて秀逸だった。ただし、亡夫との関係性が憲子とほぼ同じだったのは少し勿体なくもあり、例えばそもそも淡泊だったのが主人公との3年間で女を開発させられた形にしても良かったかもしれない。

【早苗】39歳の未亡人海女
漁に出ない時は本作の舞台である島でタクシードライバーとしても働くことから活発な印象の早苗だが、性においても奔放で開放的である。10年来の大先輩未亡人でもあり、普段の立ち居振る舞いから尻の軽い女との噂も流れているのだが実際は洋子や憲子を出し抜くような図々しさもなく、むしろ一歩引いたところで自身の快楽を追求するオカン属性の持ち主である。海女という設定もあってか、本作随一と言える夜の海でのフリーダムな情交場面が早苗には用意されている。

清楚な容姿に実直な性格が似ている洋子や憲子と、その対極な積極さがある早苗という配置も良好。それでいてこの3人が揃いも揃って島の男共からは羨望と色欲の眼差しに晒されていることが嫌味でない艶として作品をさらに彩っている。それぞれに織り成す官能描写が濃厚なため、その後が順当に3Pから4Pへと発展するオーソドックスな展開であってもそれで充分。さらに捻りを加えると却って詰め込み過ぎにも繋がり兼ねないため、むしろ亡夫との過去を土台に主人公との今を憂いながらも、その芽生えた想いには身を焦がし、さらには疼く体を持て余す熟女達による素敵な背徳愛情物語として楽しめる作品と捉えるのが良いと思う。この路線ならば次作以降も大いに期待したい。
『熟女の海-未亡人義母と未亡人女教師と未亡人海女』のレビュー掲載元


3作目にして熟女かつ未亡人オンリーな小鳥遊作品キターーーーー!

と喝采せずにはいられない2014年の作品でありますw



いやぁ、いいわ~。

熟女と未亡人の薫りが漂い捲り~!



義母とかつての担任教師が許されぬ関係に憂いながらも、亡夫への操を残しながらも徐々に蕩けていく、まさに堕ちていく良さに満ちていました。(^^)



改めて申し上げましょう…………これでいいのだ(バカボンのパパ風)



にゃらさんのブログでも本作が紹介されています。
小鳥遊葵「熟女の海 未亡人義母と未亡人女教師と未亡人海女」(フランス書院文庫、2014年10月、表紙イラスト:新井田孝、白表紙版:野中昇)ネタバレ有り。御注意下さい。【あらすじ】漁業で成り立つ東北地方のある島で船乗りである夫を亡くしたばかりの隣人で教師の憲子に関心を抱く祐樹は、義母の陽子と3年に渡る情交のテクニックを使って憲子とも関係を持つ事に。そしてもう一人の未亡人の早苗からも積極的に誘われるが…。【登...
小鳥遊葵「熟女の海 未亡人義母と未亡人女教師と未亡人海女」





余談ですが、おそらくコンビニ仕様と思われる別表紙はこんな感じ。





目次のページにモノクロで挿絵として入れられているものでして、野中昇絵師の筆によるものですが、本来の表紙を飾っている新井田孝絵師と併せてなかなかの贅沢仕様ですよね。

……もっとも、この表紙のイメージよりも作中の海女さんはもっとぶっちゃけてましたけどね!(^^;)



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tag : フランス書院文庫 小鳥遊葵

女鴉-レディ・クロウ(著:鬼窪浩久、マンサンコミックス)

2009/2/28 発売
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OLを寿退社して良き奥様としての日々を送る高倉望(たかくら・のぞみ)、28歳。夢は愛しのダーリン・ケンイチさんとマイホームを持つこと。そんなシアワセな結婚生活を営む望を元・上司のジンが訪ねる。「いい仕事があるんだけど、望ちゃんやんない――?」――お気軽な誘いコトバで受けた仕事はダーティでカゲキなミッションだった!!盗聴、盗撮、エッチな水着で潜入調査、時には貞操の危機!?それもこれもマイホームのため、巨乳人妻・望が大活躍!!(引用元:DMM.com)


★★★☆☆ あのシリーズの続編的内容を期待するとちょっと肩透かし, 2009/3/30
出版社とタイトルからして『女豹』シリーズのような世界を期待してしまうが、少なくとも本巻ではそこまで期待しない方がいい。これからどういった展開を見せるか分からないので判断はしかねるが、今の所はストーリーの膨らませ方も登場人物の動かし方も作者自身が様子見しているような感じである。

本作が『女豹』と大きく異なるのは、ヒロイン自身に復讐といったダークな側面が無いことと、何と言っても人妻なことである。

本作は盗聴・盗撮をテーマに、社会の裏側や男の悪しき欲望を炙り出すものだが、ここで人妻が我が身を用いてしまうと、貞操観念の面で正義のヒロインとして支障が出てしまうためか、どうしても捜査対象の被害者に濡れ場が集中する制約が出来てしまっている。ヒロインの情交が夫だけでは今イチ盛り上がれない。『女豹』にあった良い意味での汚れ感が希薄なのである。ギャグパートは相変わらず冴えているし、ライトなテイストで悪くはないが一抹の物足りなさは否めない。

それでもヒロインの仕事上のパートナーが所属する組織の素性や真の目的、ボスの正体など、まだ明かされていない部分があるので、それらの展開次第では大きく変わるかもしれない。同じく名前と姿だけで、まだ顔が明かされていない夫も気になる。果たしてこれからもダメ亭主のままだろうか、という気もしている。次巻以降の(特に艶っぽい)展開に期待を込めて今回はやや辛口評価である。
『女鴉-レディ・クロウ1』のレビュー掲載元


2009/7/29 発売
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夢のマイホームのため、元・上司だったジンに誘われるまま危険なアルバイトを始めたロリ系人妻、高倉望(たかくら・のぞみ)、28歳。時にはキャバクラ嬢、時には保健の先生に扮して、人間たちが裏側にひた隠す‘素顔’を覗いていく――。フツーの人妻がカゲキなミッションに挑む、セクシー&ダーティ・アクション活劇、第2弾!!ジンの知り合いのキャバクラのキャストが、次々にライバル店に引き抜かれ、売上が下がっているという。キャストから情報が流れていると判断した店長は、ナンバーワンキャストの‘ゆい’が怪しいとにらみ、ジンに監視してほしい、と依頼する。望は新人キャバ嬢として潜入するが……。望の夫、ケンイチも通っているキャバクラで望は何を目にするのか!?(引用元:DMM.com)


★★★☆☆ 何か突き抜けるものが無い, 2009/9/21
う~ん、これは何とも消化不良というか中途半端というか……。前巻で感じた物足りなさをそのまま引きずっていきそうな気配である。

ヒロインがあちらこちらへ潜入するための変装が結果としてコスプレになる、この繰り返しでエピソードが重ねられていく、これ自体は鬼窪作品(長編)のパターンなので問題無い。ただ、今回も前巻でのレビューで記したように、ヒロイン自身が狙われないのでドキドキ感に欠ける。悪を退治することはとても良いことではあるが、ヒロインが事件の外側からかかわっているためか何となくの距離感がある。身につまされた問題と捉えにくいのである。

また、コメディタッチにしろシリアスにしろ比較的きちんとオチがつく、というかきっちり話を纏めてくるところなのに何だか纏まりが悪いというかオチ切れていないというか何とも煮え切らない終わり方が目につく。

あと、キャリアを積んだ作者ならではの変化と思えば致し方ないところかもしれないが、画風がかなり変わっており、そして本シリーズでは少々雑な面も感じられる。携わっている仕事の危険さや、この仕事ならではの意義を問いかけるものなど、テーマとして悪くない要素もあるのだが……。このシリーズはこういうものだと割り切るしかないのだろうか。
『女鴉-レディ・クロウ2』のレビュー掲載元


2009/12/25 発売
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よき奥様をしつつ、あやしいアルバイトで夢のマイホーム資金を貯める、けなげな高倉望(28)。依頼されたミッションはどんどんカゲキにエスカレートするものの、命と自慢のボディを張って、コンプリートする!そんなある日、信頼するジンの身に危険が及ぶ……。飛翔するダークエンジェル、ここに完結!!(引用元:DMM.com)


★★☆☆☆ 次のシリーズに期待, 2010/4/16
もぅ、見切りをつけたつもりだったが、何となく後ろ髪引かれ、結局最後までお付き合いしてしまった第3巻、完結である。

荒れた作画、一応、可愛い系なのかもしれないが、スタイルの宜しくないヒロイン、ストーリーもギャグも冴えず、官能描写に興奮度はなく、結末もあっさりし過ぎて肩透かし。

作画については、ここ最近の画風なのかもしれないが、それでも言わせていただきたい。大変失礼とは思うが、もとよりイマイチな本シリーズにおいて、残念ながら、さらに輪をかけてイマイチな最終巻だった。このようなレビューになってしまうことが悲しい。憤るのではなく悲しくて、そして、哀しい。鬼窪作品のファンである。次のシリーズに期待する。

「鬼窪先生…いやらしい本が読みたいです…」
『女鴉-レディ・クロウ3』のレビュー掲載元


個人的には青年コミック【非18禁】において鬼窪作品史上最高傑作が『女豹』シリーズ(本編全8巻+レボリューション編全5巻)でして、本シリーズも発売当初は、そのタイトルといい、表紙から滲み出る雰囲気といい、大いに期待したのですが……これはアカンでしたわ。(^^;)タラッ



どーにも背徳感に欠ける!

変化した作画もフィットしていない!

う~ん、残念!



全3巻というのは掲載雑誌における連載延長依頼が編集側から無かった証左だと推測するのであります。

裏を返せば、鬼窪浩久というビッグネームだから全3巻まで続けられた作品だったのかもしれません。

辛口コメントばかりになってしまいましたが、その残念感は今も忘れられないほどにつき平にご容赦。m(_ _;)m



【関連書籍】
◆女豹・美しき殺し屋(全8巻)
2000/1 発売
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【honto】の電子コミックはコチラ。
昼はドジなOL、夜は凄腕の殺し屋。ふたつの顔を持つ女・藤見ひかりが繰り広げる究極のセクシー&バイオレンス!! 今日もまた、ワルどもをこの世から葬り去るために闇夜に美しき堕天使が舞い降りる――。(引用元:Amazon)


◆女豹・美しき殺し屋-レボリューション編(全5巻)
2005/10/29 発売
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Kindle版はコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。
【honto】の電子コミックはコチラ。
美貌の殺し屋・藤見ひかりと小泉小夜子。どんな男も、ふたりのカラダの前には無力…。今夜も甘美な罠が獲物を待ち受ける。大人気シリーズ『女豹』が、さらにパワーアップして帰って来た!!新シリーズ・レボリューション編、コミックス第1巻始動!(引用元:Amazon)



作画に関しては「レボリューション編」でも急にデジタルな感じに変貌した印象でしたね。

鬼窪浩久
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テーマ : エロマンガ・同人誌
ジャンル : アダルト

tag : 鬼窪浩久

淫内パラダイス(著:新藤朝陽、双葉文庫)

2014/10/15 発売
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26歳の誕生日の夜、ようやくできた恋人の比奈から「誕生日プレゼントにバージンをあげる」と言われて舞い上がった佐藤基樹。ところがエッチ寸前に交通事故に遭い入院する羽目に。担当ナースはなんと高校時代にふられた元カノ珠里だった。書き下ろし長編ご奉仕エロス。(引用元:Amazon)


★★★★☆ シンプルなストーリー展開と程良い淫らさ, 2014/10/31
双葉文庫からデビューした作者の2作目。26歳の社会人主人公だが彼女との青春の息吹を感じる初心なやり取りから始まり、その途中で図らずも被ってしまった交通事故によって入院したところから実質的な物語が始まる。その入院先の病院というか病室が舞台のほぼ全てとなるストーリーが退院の日を迎えるまでシンプルに流れていく展開である。

表紙を飾るナースは登場機会が最も多く、主人公との関わりも浅くないヒロインだが高校時代の同級生にして元彼女である。特別に誂えたというミニの白衣は現実味が乏しいものの、学園のアイドルだった過去からの男遍歴を背景にした淫らさは表紙から発せられているイメージ通りであり、その美貌を自覚しつつ武器にも用いる女ならではの媚びた図々しさも見せるところなどは妙に現実味を感じさせるビッチキャラでもある。たった1週間でフラれたトラウマの元凶でありながら今回も翻弄されてしまう主人公である。

今の彼女は職場の(おバカな)同僚の(真面目な)妹という味付けがなされており、交際自体が初めてな19歳の短大生という初々しさが時にすれ違いを招いて一時的には距離もできてしまうのだが、その行方や如何に?を物語の本線として最後に纏めるための役割を担っている。その恋の行方は当然ながら彼女の「初めて」の行方でもある。

中盤にはアラフォーの熟女も登場するのだが、「おぉ、そういう関わり方もあるのか」と思わせる着眼点に感心しつつ、この熟女による可笑しくも濃厚な「ご奉仕」を経た後に主人公のお気に入りAV嬢その人が病室に現れ、主人公に甲斐甲斐しく接しながら何故か撮影にまで及ぶという突拍子もない展開の変化球に相応の意味を持たせているのはなかなか上手い設定でもあった。良い意味で双葉文庫らしいユルさと軽さのあるテイストが後押しもしている。

ここまで主に病室のベッドに横たわる主人公にヒロイン達が跨る騎乗位の官能描写ばかりが続く印象だったが、リハビリの段になって快活な理学療法士22歳が登場して変化を加えることになる。患者の桃色煩悩を糧に素敵な効果を発する独特の療法がまた可笑しくもあるのだが、この終盤では主人公との情交に加えて医師との玉の輿を狙うナースの思惑が期せずして成就するダブルの情交が描かれて官能的なクライマックスとなっている。ただし、この場面に限らず官能描写は総じてライトな印象。前戯に頁をある程度費やした結果、合体してから果てるまでが性急になってしまっているからであろう。

多彩なヒロインを配置しながら全体としてはある種の爽やかさを湛えた作風は好印象につき次作以降への期待が高まるとともにデビュー作『エスプリは艶色』も気になるところである。
『淫内パラダイス』のレビュー掲載元


前作にしてデビュー作、その表紙カバーイラストがある意味衝撃的でしてね。

これは女性にも手に取ってもらうことを意図したのか?

そうでなくとも通勤・通学途中にカバーを付けなくても、あるいは白表紙(笑)にしなくてもいい配慮なのか?



【デビュー作】
◆エスプリは艶色(つやいろ)
2014/7/8 発売
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新聞配達のお姉さんに片想い中の受験生・森口健太は、猛勉強の末東京の大学に合格し、自らも新聞配達をしながら大学に通うことに。引っ越し早々、販売店のバツイチ美熟女と危ういコトが……。期待の新人デビュー作





ちょっと考えてしまいました。(^^;)

でも、2作目たる本作では官能小説らしい表紙になりましたね。

官能描写は淡泊で少々物足りないところもありますが、素直なストーリー展開には好感が持てましたから今後に期待したい作家さんであります。

新藤朝陽 双葉文庫
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両隣りの年上は僕に甘い罠を仕掛ける(著:巽飛呂彦、フランス書院文庫)

2009/8/24 発売

両隣りの年上は僕に甘い罠を仕掛ける

著:巽飛呂彦フランス書院文庫


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「娘には内緒よ」「私の純潔を奪って欲しいの」
「姉妹であなたの×××を舐めてあげる……」
右隣りの未亡人母娘が、左隣りの美姉妹が
少年を狂わせる、味も匂いも違うレッスン。
四人の年上に導かれ、僕は大人への階段を……
午後の町には最高の隣人体験が待っている!
(引用元:公式サイト)


★★★★☆ 安定した作風に思い切った設定の母が光る, 2009/8/30
福山祐樹:高校1年生の主人公。両親は離婚。隣の亜唯子に乳母として育てられる

亜唯子:隣の未亡人。35歳。恐ろしくウブで天然で舌っ足らず。Gカップ
つぐみ:亜唯子の娘。16歳。健気なツンデレ。生娘。Dカップ
咲:反対隣に引っ越してきた姉妹の姉。24歳。派手な容姿で独占欲が強い。強力なツンデレに化ける。Fカップ
菜緒:咲の妹。20歳。姉と正反対におとなしめで清楚で真面目。生娘。Eカップ

安定印の巽作品(誘惑系)に亜唯子の設定が光る。母なのにウブで天然で舌っ足らずという矛盾した設定をよくもまぁ考え出したものと感心した(これとは別に咲も理性と感情の矛盾について述べたりしている)。これは確信的に元ネタがライトノベル、そしてアニメ『とらドラ!』の「泰子(やっちゃん)」だろうと断言したくなるクリソツ振りで、亜唯子のセリフが声優さんに脳内変換されてしまい苦笑することしきりだった。

ここ数作と同様のヒロイン4人体制ながら、両隣に2人ずつ配し、それぞれ母娘と姉妹にする贅沢振りも好材料。積極的で独占欲の強い咲と、幼馴染みのつぐみの2人を活用して対立する2組にしつつ、咲を諌める真面目な菜緒と、全てを包み込む大らかな亜唯子の2人がヒートUPを適度に抑える役目にしている。

思えば、以前なら2作分に相当するヒロインを同時に楽しめる良さがあるのだが、多人数ヒロインを扱うため、どうしてもヒロイン1人当たりの描写に厚みを出し切れないところもある。最後はもちろんハーレムで、最後の5Pへの流れも今まで通りだが、年齢差のことや娘への負い目などで内心は不安も抱えていた亜唯子の想いが吐露されながら、最後はみんなが祐樹に深い愛情を寄せていくクライマックスがなかなか心地よい読後感に繋がっている。しかし、本作の肝とも言える亜唯子でも、さすがに情交時にこのセリフ回しは少し合わない気がした。
『両隣りの年上は僕に甘い罠を仕掛ける』のレビュー掲載元


まぁ、いつもの偉大なる巽マンネリズムで描かれた作品ではありますが、本作のように設定やキャラに良さがあれば全然良いんですよね。

たとえ何らかの元ネタありキャラであっても作品の良さがあれば程良いスパイスとなりますし……作品の良さが引き出せていないとちょっぴり邪魔な時もありますけどね。(^^;)



にゃらさんのブログで投稿されている本作の紹介記事です。
巽飛呂彦「両隣りの年上は僕に甘い罠を仕掛ける」(フランス書院文庫、2009年8月)ネタバレ有り。御注意下さい。【あらすじ】母の親友で乳母同然の亜唯子に想いを寄せる祐樹は願いを叶え結ばれるが、隣にやって来た姉妹とも関係に陥り、更には幼馴染みのつぐみからも告白される。【登場人物】福山祐樹16歳。高校1年生。両親が離婚し、引き取った母親は海外赴任の為不在。母の親友である亜唯子に面倒を見てもらっている。木村亜唯子...
巽飛呂彦「両隣りの年上は僕に甘い罠を仕掛ける」





ただですね、これは数多くの巽誘惑作品を読み込んでいるからでありまして、初めてのおつかいならぬ「初めての巽飛呂彦(笑)」であれば相当に面白い作品に写ると思うんです。

要するに、作品が誰をターゲットにしているかで印象も変わりますから、その点で「黒本」というのは徹頭徹尾ビギナーに開門しているレーベルではあるんだよなぁ~、と思うこともあるのでございますデス。





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嫌い=好き(著:板場広し、MUJIN COMICS)

2007/7/24 発売
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好きでもなんでもなかったはずの谷口と、なぜかセックスしてしまった妙子。二人の関係はどんどんエスカレートしていき、教室、廊下、屋上と場所を選ばずにヤリまくります。妙子の友人、裕美まで巻き込んで3Pにまで展開しちゃって、3人の関係はどうなっちゃうの・・・?その他、COMIC真激に掲載された「妹ボタン」など、人気連載と読みきり作品を一挙に収録!(引用元:DMM.R18)


★★★★★ 中編に光る存在感あり, 2009/8/19
女子高生のカワイイ系な表紙に反して中身は凌辱に次ぐ凌辱で壮絶に絶頂を迎えたり、無慈悲な結末だったりする結構ハードな、一連の板場広し作品と同等の内容だが、特に本作の中枢を成す中編2連発が素晴らしい。

【嫌い≒好き(全4話)】
毛嫌いする同級生から執拗に迫られ続け、半ば無理矢理に合体、中出しを繰り返され、最後は降参気味に恋仲となる話。あからさまに嫌悪しながらも実は結構優しい一面もあって、なんだかんだ言いながら男の求めに応じてしまうヒロインが可愛らしい。パッとしない男でも愚直に、ストレートに愛を叫び続ければいつか伝わるんだなぁ、などと非現実ながら思ってしまったりもする。コメディチックな要素もあって楽しい作品でもある。

【落員(全3話)】
うだつの上がらない担任教師をからかったばかりに逆襲にあい、凌辱を繰り返される話。同じく厳しい態度で接してくる同僚女教師が陰でヒロインの父親と不倫していたり、そのおかげでヒロインの母も肉欲的に堕ちていて爛れた生活をしていたりといった複雑な要素が絡み合って切なくも無慈悲な結末に至る。これら女性陣全員と担任が関係を結ぶのは当然ながら、最後は「なんだかすげぇーな」という自習時間でのヒロインが少し可哀想なくらい。

他にも兄嫁と密戯を繰り返す【変容】(兄嫁の最初の姿が恐ろしく妖艶な美しさ)や、ゲームをしながら妹と結ばれる【妹ボタン】、デパートの下着売り場に勤める主人公がドSな女性警備員と女王様的情交を結ぶ【Watch man】、友人の母(これまた若くて妖艶)が、友人不在の隙に主人公を誘惑する【花芽】といった、どちらかと言うと艶っぽい短編が並ぶ。「板場作品で読むとしたらどれにしよーかな?」という諸兄には充分過ぎるほどおすすめ出来る作品である。
『嫌い=好き』のレビュー掲載元


成年コミック【18禁】で作を重ねて名を上げた漫画家先生が青年コミック【非18禁】へと進出していくのは、幅を広げるという意味でも、あるいは商業的な側面からもステップアップの道筋かと思いますが、そんな道筋の中で板場広し先生が次第に板場広志先生へと移行していく頃の作品であります。

なので、作画は可愛くなっていくけど中身はハードといったギャップもあったり。(^^;)

タイトル作が「=」と「≒」を使い分けることでニュアンスのビミョーな違いを出しているのはイカしてますよね。



【新作情報】
◆ふれたい素肌(バンブーコミックス) 2014/11/25 発売
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発売2日前なのに書影もあらすじも見当たりませんが(^^;)、11/25に青年コミックで新作が出る模様。

板場広し
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QUIETUS(著:春輝、EXコミックス)

2000/9 発売
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★★★★☆ ダークながらよく練られたストーリーと理不尽に辱められる可愛いヒロイン達, 2009/8/14
作者の初期作品。今のペンネームでのデビュー作と言えよう(以前は「猪上春樹」)。本作にも「猪上春樹」および「猪上春樹改め春樹」名義の作品が収録されている。悪い男(時に複数)から凌辱を受けるダークな作風がメインで、若いヒロインが辱められる展開を主軸に置いているが、妖艶な誘惑から主人公の方がまるで食虫植物に絡め取られた昆虫のごとく堕ちていくような話もある。短編ながらストーリーや設定に一捻りしたものが多くて「へぇ、よく考えたなぁ」と思わせるものの、きちんとオチのついた話と、なんとなく曖昧なまま消化不良な話とがあったりする。フタナリも出てくるが、よくある「見た目女性だがムスコ付き」ではなく「見た目美男子なのに胸とアソコ付き」という逆転が新味である。

今から見ても美麗で可愛らしく描かれているヒロインには少々驚き。特にパンと張りつめた胸の描写が素晴らしい。不甲斐無い夫を叱責する妻が凌辱魔に襲われる作品では、ツンデレを先駆けているかのような妻の変貌が見られ、がっつり寝取られる割にオチが可愛かったりする。
『QUIETUS』のレビュー掲載元


QUIETUS……何と読むのでしょう?(^^;)

ということで、調べてみましたw

quietus - Weblio辞書
[通例単数形で] とどめの一撃,死; 消滅
<用例> get one's quietus とどめを刺される, 死ぬ.



「くわぁいえたす」と読むのでしょうかね。



そして、2000年の作品ということもあって、2014/11/23現在ではAmazonの中古にしか取り扱いが見当たりません。若干ですがプレミアが、と言いますか価格が煽られてますねw



レビューにもあるように、本作より『春輝』名義で本格的な活動が始まったようで、以前の「猪上春樹」名義では下記の作品が出ています。

【関連書籍】
◆Nirvana-涅槃(EXコミックス)
1999/10 発売
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こちらは名義が異なるせいか、あの春輝大先生とは知られていないせいか、特にプレミア扱いもされていないようで……。(汗)

まぁ、作画も随分違って見えますしねぇ。



【新作情報】
◆イキツケ!1(バンブーコミックス)
2014/11/7
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ヌクヌクのおしぼりであなたのストレス拭います―――。脱サラした親父が開店した居酒屋・若菜はスーパーの特売品をそのまま客に出すような怠慢経営のお店。ここに来る男女の客を巡るちょっとエッチな人間模様を描くオムニバスストーリー。大人気作家・春輝の放つ、新境地!!



この作画に、この雰囲気……いやはや、これが15年の歳月ということでしょうか。(^^;)

春輝
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はたらく人妻さん(著:艶々、アクションコミックス)

2009/8/12 発売
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『たとえば母が』、『鷹月助教授の淫靡な日々』の艶々がアクションピザッツで不定期掲載して話題を呼んでいた人気作品がついに単行本化!! 今回のテーマはずばり“仕事を持つ人妻のエロス”。秘書、ナース、女医、家政婦など様々な職業の熟妻たちが獣のようなセックスを魅せてくれます!! (『奥様マリの潤いの庭』全4話も併録しています)(引用元:Amazon)


★★★★☆ 艶々作品を知るのに最適な1冊かも, 2009/8/13
【はたらく人妻さん】全6話
各話(20頁)が独立した連作短編形式の作品である。

第1話:秘書(36歳)×復職した会社の社長
第2話:クリーニング屋(42歳)×近所の新入社員
第3話:婦長(34歳)×老患者
第4話:レンタルビデオ屋(31歳)×アルバイトの学生
第5話:女医(35歳)×薬品の営業マン
最終話:家政婦(36歳)×雇い主の息子

ヒロインからの誘惑(第2話・第4話・最終話)もあれば、男から迫られる(第1話・第5話)展開や、成り行きでイタしてしまう(第3話)など、ストーリーはバラエティ豊か。コメディチックなオチもあれば、第1話のように、かつて開発・調教された社長と再び関係ができてしまう話もある。妖艶さに磨きのかかった爆裂ボディが弾けるいやらしさがなんとも艶々作品らしい。

【奥様マリの潤いの庭】全4話
こちらは単独ヒロインによる連作短編形式。専業主婦のヒロインが我が家の庭に開いた『マリの御休憩処』で、社会や仲間、家族などと衝突する現代人に憩いと癒しを与える、意外(?)にもハートウォーミングな物語である。登場人物達の苦労や悩みを聞くうちにマリの母性が全開になり、合体を通じて心と体が解放されていくのだが、よくよく見れば単なる憩いの場なのにマリとの「御休憩」の場になっているのが可笑しくもある。

一連の艶々作品長編に時折見られるハードな展開こそ無いものの、逆に短編らしさの出た上質な話ばかりでもあるため「艶々作品ってどんな感じ?」という諸兄が知るための登竜門の1つとしておすすめできる作品とも言える。特徴的なヒロインの肢体描写などで好き嫌いが分かれるかもしれないが、一度踏み込むと結構クセになって抜け出せないのもまた艶々作品の魅力である。
『はたらく人妻さん』のレビュー掲載元


艶々作品を知るのに最適な1冊とか登竜門の1つとしておすすめできるなどとレビューでは書いてますが、新品で入手できるのはKindle版(電子書籍)のみのようです。

なので、2014/11/21現在で【honto】の紙媒体(コミック)ページにある『発送可能日:7-21日』はちょっと怪しいかな。(^^;)

艶々作品としても短編集というのは珍しいですし、連作短編の形をとって実質的な中編が並んでいるのも珍しいですよね。

「らしさ」がギュッと詰まっていて良かったですよ。(^^)

艶々
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年上の隣人-僕に最高の秘密を教えてくれた女〈ひと〉(著:弓月誠、フランス書院文庫)

2006/4/24 発売

年上の隣人-僕に最高の秘密を教えてくれた女〈ひと〉

著:弓月誠フランス書院文庫


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「フェラとは違うやり方で気持ちよくしてあげるわ」
想像を超えた豊麗な美乳で硬直を癒してくれる未亡人。
「信じて……エッチな私を見せるのは、あなただけよ」
夢にまで見た甘薫漂う女陰を指で剥きだしにする隣人妻。
少年が初めて触れた身も心も痺れる大人の世界。
女体に隠された秘密の数だけ達也の願望は膨らみつづける。
(引用元:Amazon)


★★★★★ 捻りのあるストーリー展開と魅力的なヒロイン達, 2009/8/10
最初に言っておくと、本作はデビュー作『年上初体験-僕と未亡人』とほぼ同じ進行である。快活で積極的なサブと清楚貞淑で奥ゆかしいメインというヒロインのキャラ設定も良く似ており、前半の多くをサブの方が占める展開も同じである。

しかし、本作の目次第一章には『人妻と未亡人とカウンセラーと』とあり、ヒロインが3人いるかのようである。これが本作のストーリー面での白眉で、主人公が『青春悩み相談室』のカウンセラー(声に妄想を逞しくして惚れている)にいろいろと相談する場面が所々に挿まれるのだが、電話で話をしているだけのカウンセラーとの接点をどうやって持つのか?という疑問に「へぇ、なるほど……よく考えたな」という捻りの効いた、ちょっとしたトリックが隠されているのである。

なので、途中でヒロインが2人に集約され、デビュー作を既読の諸兄ならご存知かと思うが、本作もハーレムエンドではないので、終盤でサブヒロインが主人公のために身を退いて、最後の最後にメインヒロインとの本懐を遂げる結末である。いかにも主人公争奪戦に破れたような感じだったデビュー作よりも上手くサブヒロインを退場させているので、今回は不憫さよりもむしろ多少の切なさがスパイスになった、一つの山場となっている。

そして最後はカウンセラーのアドバイスを実行する主人公に真相が告げられてメインヒロインと心も体も結ばれ、心地よい読後感を得ることとなる。若干主人公がはしゃぎ過ぎではあるが、まぁ、無邪気で微笑ましいといったところか。

前半のサブヒロインの積極的な誘惑に後半のメインヒロインとの(唐突感と無理矢理感はあるものの)ドラマティックな情交と、官能シーンもふんだんに盛り込まれている。そして、今更ながら弓月作品のヒロイン描写の秀逸さを再認識。主人公には勿体無いほどの「イイ女」達が本作でも描かれている。
『年上の隣人-僕に最高の秘密を教えてくれた女〈ひと〉』のレビュー掲載元


まぁ、当然のことですけど、小説家も作品を書き続けていくうちに文章力はもちろんのこと、物語や設定といった世界の構築が成長していくものでして、その成長を見届けていくのもファンの楽しみの1つにある訳ですが、誠に勝手ながら、おそらくご自身が最も得意なパターンなのであろうデビュー作の構成をもう一度(良い意味で)焼き直したのが本作ではないのかなぁ~と思ったのであります。(^^;)チガウカナー?



にゃらさんのブログで紹介されている本作の投稿記事はコチラから。
弓月誠「〈年上の隣人〉僕に最高の秘密を教えてくれた女」(フランス書院文庫、2006年4月、表紙イラスト:小玉英章)ネタバレ有り。御注意下さい。【あらすじ】隣人の朝香に片想いしている達也だが、バイト先の店長の奈緒と関係してしまう。二人のデートの帰りを見掛けた朝香は嫉妬している自分の気持ちに気付き、達也を誘惑する事に。【登場人物】高岡達也17歳の高校2年生。朝香の隣家に住んでいる。性的好奇心が強く朝香に片想い...
弓月誠「〈年上の隣人〉僕に最高の秘密を教えてくれた女」





いや、他の作品でも、他の作家さんでも、そういった印象を抱くことはありますが、基本設定を元に構成を練り直し、設定を練り直し、ストーリー展開を練り直したらキャラがもう1人いた方がいいだろう、その新キャラは誰かと繋げちゃうと面白いのでは?(詳しくは読んでのお楽しみ)みたいな感じで膨らませていったら本作が出来上ったのではなかろうかと。

……こんな妄想的予測をするのもファンの楽しみなので、まるで的外れであったとしても笑って許してくださいネ。(汗)




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僕だけの年上ヘルパー(著:南野佑人、フランス書院文庫)

2014/10/23 発売

僕だけの年上ヘルパー

著:南野佑人フランス書院文庫


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「智志くん、今だけは甘えていいんだからね」
スプーンを出す史恵の胸もとには悩ましい谷間が!
怪我をした少年を介助する38歳の美熟女ヘルパー。
白い肌、むっちりした二の腕、くびれた腰……
食事の世話、入浴の補助、あげくに「初体験」まで!?
密室で続く二人きりの甘く危険な淫らすぎる介護!
(引用元:Amazon)


★★★★★ 誘惑路線の本道を過不足なく綴る安定感, 2014/10/30
誘惑路線のお手本のような手堅さを新人らしいと見るか、あるいは意気込みが過ぎてあれもこれも詰め込んでしまったかのような感じがしないことを新人らしくないと見るか……余計な加減を抑えて正道に徹した、実にピュアで纏まりのある誘惑作品と言えよう。荒ぶるでも居丈高でもない、むしろ謙虚過ぎるくらいに物腰のしっかりした高校生の主人公を年上お姉さんや熟女が愛でていき、官能的に導いていく物語である。

史恵:娘が起こした交通事故による怪我で入院した主人公を看病するうちに愛情が芽生えていく38歳の介護福祉士。
奈央:その交通事故の加害者にして史恵の娘。母に憧れて介護の専門学校に通う活発で実直な18歳。

タイトルから連想されるヘルパーらしさは介護の職にある史恵によって序盤に描かれている。いわゆる家政婦的なヘルパーでない点は意外だったが、主人公が早々に退院してしまうためにその後はヘルパーらしさも減退し、1人の女性として主人公を見るようになっていく。そもそも交通事故は自分の不注意と思っている主人公なので娘の奈央との関係も当初から良好なのに加え、次第に好意を見せ始める奈央の振る舞いに内心穏やかでなくなっていくところは可愛らしくもある史恵である。

当初は母たる史恵に都合の良い相手として主人公との関係を推し進めようとしていたのが徐々に主人公への恋心が芽生え始めて最終的にはライバルのようにもなっていく奈央には中盤に見せ場が用意されている。主人公のリハビリ先の施設で見せる大胆な振る舞いで史恵にないキャラクターの違いを出しつつ、母の辿った道筋をなぞるように主人公へ惹かれていくところには母娘らしさが出ていた。

序盤こそヘルパーらしい要素を盛り込みながら進んだ展開は中盤以降より母娘モノの様相を呈していくのだが、ここで主人公宅の隣人妻が出てきてフックを効かせることになる。

留美子:1人で過ごすことの多かった主人公を息子のように可愛がってきた隣の人妻33歳。

留美子との関係それ自体は結末にどうしても必要な要素でもないため、このエピソード自体を無駄な回り道と断じることも可能ではあるのだが、ずっと可愛がってきた主人公が後からやって来た熟女(史恵)とイイ仲になっていることに対する複雑な思いが主人公を男として見るきっかけとなり、そんな嫉妬心から始まった疑似母子プレイに夫への詫びが入り混じった情交には何とも言えない淫猥さがあって良かった。ショタコン気味に主人公を愛でる熟女を史恵1人よりも留美子を加えて2人とした良さも加味されている。

史恵と奈央の母娘による主人公争奪戦を軽く盛り込んでから最終的にはお互いのライバル心を残しながらも仲良く睦まじくという「黒本」の定番結末は、ここまでが割と素直に進んできたために想定内なのが却って心地良い印象ですらある。

妙に気張ったところがなく良い意味で飾り気のないシンプルなスタイルはむしろ好印象なので次作以降も路線の継続を期待したい。
『僕だけの年上ヘルパー』のレビュー掲載元


一応デビュー作とのことですが……愛好家Sさんもご指摘されていることですし……やっぱ誰かの別名義って予想した方が正解っぽいですよねぇ~。(^^;)

だって、それだけの出来映えですもの。(身も蓋も無し)

謙虚で礼儀正しい少年を主人公にした鉄板の王道誘惑展開をストレートに読む心地良さがありました。



にゃらさんのブログで本作が紹介されています。
南野佑人「僕だけの年上ヘルパー」(フランス書院文庫、2014年10月、表紙イラスト:川島健太郎)ネタバレ有り。御注意下さい。【あらすじ】雨の降る中で不注意により奈央の運転する車と衝突し怪我を負って入院した智志は、彼の境遇に同情した奈央の母親でヘルパーの史恵に個人的に介護を受ける事になるが、熟女の魅力的な女体に触れて男の反応を見せてしまい…。【登場人物】岩城智志高校2年生。母親を3歳の時に病で亡くし、男手一...
南野佑人「僕だけの年上ヘルパー」

愛好家Sさんのブログでも紹介されていますよ。
4038『僕だけの年上ヘルパー』南野佑人、フランス書院/フランス書院文庫、2014/10 発売●あらすじ若い女性が運転する自動車との接触事故で全治三週間の怪我をした少年が、事故を起こした女性の母親と看病される中で性的な関係になっていき、リハビリに付き添ってくれた事故当事者の女性とも深い仲になっていく。●登場人物【岩城智志】奈央より二歳年下。童貞。高校二年。一人暮らしをしている素直な少年。実母は智志が三歳の時に病...
4038『僕だけの年上ヘルパー』





この路線を今後も継続希望につき、この名義も続けていただきたく。(別名義前提w)




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青年コミック
一部に桃色成分の高い一般コミックを含んでいます。また、複数巻となるシリーズ物は1つの記事に纏めています。

成年コミック
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主だった同一タイトル(シリーズ物)を1つの記事に纏めています。

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