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2014年2月の「気になる」官能書籍

2014年2月発売予定の官能書籍から「気になる」作品をDSKが独断と偏見でピックアップ!


【フランス書院文庫】

おさな妻(2014/2/26)高杉圭
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「だめよ、あなた。学校に遅刻しちゃうから……」
切ない吐息をもらし、クンニする夫に訴えるすみれ。
昼は清純な女子高生、家に帰るとかわいい人妻。
セクシーなランジェリー姿から裸エプロンまで、
激しすぎるダンナ様との新婚生活に眠る暇もない!?
妻の母まで乱入して、今夜は召しませフルコース!


喪服の未亡人兄嫁-三十二歳(2014/2/26)小日向諒
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喪服の襟もとから覗くうなじ、色香を放つ白いふともも。
僕を妖しく惑わせつづける千紗は美しすぎる兄嫁。
兄の一周忌の夜、酔いのまわった千紗を抱きしめた時に
垣間見えた女の貌が、封印していた智也の牡欲を甦らせた!
もっと義姉さんを味わいたい、あの身体を貪りたい!
許されないと知りつつ二人は獣に――最高の禁愛生活!


官能教育-義母に、先生に、叔母さんに…(2014/2/26)弓月誠
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刺激的な初体験で僕を「男」にしてくれた担任・雪絵。
朝まで何度も交わり僕を「大人」にしてくれた叔母・香奈。
初めてのクンニ、初めての交合、初めての騎乗位……
女教師と若叔母――二人の「先生」が施す特別授業を経て、
憧れつづけた最愛の義母・玲子と過ごす運命の夜が!
最高の年上たちが教えてくれる最高すぎる官能教育!


美星狩り-大学講師・史摩、そして潤子と留美子(2014/2/26)綺羅光
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清純で理知的な美貌が学内の誰をも魅了する女講師・錦原史摩。
留守電に残されたメッセージが26歳の運命を破滅へと塗り替えた!
凌辱者・黒沼とケンジによる理性を狂わせる執拗な肉調教。
絶望のどん底へ堕ちた史摩に更なる悲劇、あの淫獣教師が……
人妻・藤平潤子、本城留美子とともに転落した地獄に終わりはない。
巨匠・綺羅光にしか描けない、果てしなき凌辱の螺旋!


2月の「黒本」誘惑系は強力な布陣だナ~!
このメンツというだけで期待度がうなぎのぼりです!(^^)
そして、御大がまたもや往年のヒロインや凌辱者達を登場させてますね!
ただ、あらすじの『黒沼』は、おそらく「黒島」もしくは「長沼」だと思うのですが……。


【二見文庫】

誘惑女教師・香奈(2014/2/26)浅見馨
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そのとき、先生は、スカートの裾を持ち上げた……人気作家による青い誘惑官能ファンタジー!
弘志に補習授業をしていた数学教師の香奈は、彼の様子がおかしいことに気づく。香奈の体に興味があるようなのだ。実は三年前から生徒を誘惑することに快感を覚えるようになってしまっていた彼女は彼の性欲を拒むことはできなかった。そして、そのことを知った教頭に迫られ、不登校の男子生徒の罠に落ち、言いなりに......。傑作官能が待望の復刊!


マドンナメイト文庫で出版されていた浅見馨作品の、二見文庫への再販第5弾のようですね。タイトルやあらすじが誘惑作品っぽくなっていますが、元本と思われる『女教師・香奈の特別授業』は寝取られ風味の凌辱寄りな作品ですから要注意です。


【竹書房ラブロマン文庫】

酔い啼き未亡人(2014/2/5)八神淳一
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小さな酒造メーカーの「高倉酒造」の女社長・志穂。彼女は亡き夫である先代社長が開発した渾身の焼酎“月の夢”を売り込む代償に、居酒屋チェーンの社長に肉体を求められてしまう。会社の危機を救わねばならない未亡人社長は、三十路の熟した体を蹂躙されるほかないのか…!? 長年会社を支えてきた専務の村田は、他社からの性感ヘッドハントに耐えつつ、密かに慕う志穂の痴態に脳乱するのだった。名手が描く官能ビジネス戦線!

艶めき旅情(2014/2/13)忍池砂一
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かつて最高のバイブを作り出し、大ヒットさせた島村好也。課長に出世した彼は今度は究極のオナホールを作るため、モデルになる名器を全国から探すことになる。秘部の具合をチェックするためには、相手を抱いて体で確かめるほかない。美女の蘭花と可憐な芽生という二人の同僚女性への思いに惑いつつも、全国セックス験しの旅が再び始まった―。四国の妖艶妻、東海のアスリート美女、東北の新妻……。新鋭が描く官能トラベルロマン第2弾!

女流棋士-穢された美肌(2014/2/19)柚木郁人
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宮森瑛子は三十二歳の女流棋士。確かな将棋の実力と清廉な美貌で脚光を浴びる存在だった。しかし、夫の作った借金の返済のため、闇金業者の伏木に唆されて地下の賭け将棋に出場することになる。懸命に勝利を目指す瑛子だったが、仕掛けられた罠に嵌り、敗北する。そして負けた場合は身体で償えと迫られ、好色な中年男・五味と伏木に凌辱されてしまう。男たちの執拗な色責めによってマゾ性に目覚めていく瑛子。さらに伏木は、瑛子の姪である華緒里にも目をつけ、美熟女と美少女の二人を同時に性奴隷に堕とそうと計画していた…!人妻棋士が色地獄の中で悶え啼く、極淫の凌辱調教ロマン!

さらわれた新妻-月蝕の淫ら島(2014/2/27)霧原一輝
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三十五歳の松浦光雄は、同じ会社に勤める千華と十五歳もの年の差を越えて結ばれ、新婚旅行に九州南端にあるK島に赴いた。その夜、ふたりは体を重ね、燃え上がる。彼女には不思議な体質があり、性感が高まると胸に月の形のアザが出るのだった。しかし翌朝、千華が突然姿を消してしまう。光雄は必死に捜索し、島に巣食う月を崇める邪教「月蓮宗」にさらわれたことを突き止める。そして、月蓮宗に潜入するのだが、そこで目にしたものは背徳極まりない性の儀式と、千華と教団の驚くべき関係だった。果たして光雄は、最愛の新妻を取り戻すことが出来るのか…!? 理性を奪う凄絶なるエロスが炸裂する、書き下ろし背徳秘境ロマン!

ここ最近は現代モノでも作を重ねる八神淳一先生。
デビュー作にまさかの続編という忍池砂一先生。
またまたがっつりな寝取られを盛り込んできたのか霧原一輝先生。
そして、何と言ってもマドンナメイト文庫のエースにして鬼才の柚木郁人先生。
竹書房ラブロマン文庫のチャレンジングな姿勢に期待は高まるばかりです。(^^)


【双葉文庫】

二階堂家の兄嫁-赤い稜線(2014/2/13)葉月奏太
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「私はどうして、こんな淫らな女になってしまったの……」。山深い里で代々続く名門・二階堂家に嫁ぎながら、夫亡き後も義父に身を任せ、義弟にも体を許す雪乃。一見、貞淑な横顔に隠された衝撃の過去が今、明かされる!旧家を舞台に淫靡なる営みを描き、大好評を博した「二階堂家の兄嫁」シリーズ、ついに完結。

まさかまさかの『二階堂家の兄嫁』、『二階堂家の兄嫁-襖の陰』に続く第3弾にして完結編!順当な続編のようであり、あるいはヒロイン雪乃の過去編のようでもありますね。これは超楽しみ!


【廣済堂文庫】

 後家いじり-お坊さまの指づかい(2014/2/18)末廣圭
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都内在住の悠々自適な大学生の僕は、閑静な住宅地に建つ由緒正しい寺の跡取り息子。家を継ぐのが嫌で自主留年のモラトリアム中で、大学の先輩、女性教諭、実家では檀家の若い後家、お手伝いの女性らと数々の体験をする。そして、堅物だと敬遠していた父には、実は密かに関係を持った女性がいると知り……。

表記としては「未亡人」が大勢を占めますが、寡婦……はさすがにイメージが沸きにくいというか用いる場面が違い過ぎるとしても「後家」はむしろ頑張ってもらいたい表現ですよね。後家さん……好きですwww


【イースト・プレス悦文庫】

女裏稼業-まぐわい指南役(2014/2/16)響由布子
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若旦那の筆おろしはあたしが……。
おそのは元芸者で美貌の常磐津師匠。そして、その裏稼業は交合指南役。張形を使っての指南は人伝に評判を呼んでいた。ある日、廻船問屋の若旦那、惣一郎がおそののもとを訪れる。許嫁との婚儀を控え筆おろしの依頼である。その瞬間、おそのは雷に打たれたかの如く恋に落ちた。だが相手は大店の若旦那、身分が違いすぎる。切ない想いを断ち切れず、つい深川界隈に足を向けてしまったおそのは、昔の悪い男とばったり…散々な目に遭うことに…。


響由布子先生もコンスタントに時代モノを上梓されていますね。
本作発売日の2/16(日)には神田神保町の書泉ブックマートにサイン本が並ぶそうですよ。


【リアルドリーム文庫】

女子大生家庭教師の性愛レクチャー(2014/3/1)伊吹泰郎
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少年を魅了する美人姉妹のエッチ指導
思い切って憧れの家庭教師・佳菜恵をデートに誘う宗司。
彼女の妹・祈里も同伴ならと遊園地に行くのだが……。
「あたしは恋愛の先生だから、ここからは指導の一つよ?」
恋愛レクチャーと称してフェラでイカされる童貞少年。
祈里の魅惑のレクチャーに骨抜きにされながらも
佳菜恵との恋愛成就に向けて恋に勉強に奮闘していく──。


魅惑の楽園マンション-若妻と熟れ妻たち(2014/3/1)天草白
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そこは人妻パラダイス!
下宿先のマンションは媚香漂う人妻ハーレムだった!
大学進学を機に叔母宅に下宿することになった正春。
そこで出会う爆乳熟叔母、おっとり人妻女社長に誘惑され、
次々と濃厚な肉体関係を結んでゆく。
「ほら、あなたが魅力的だと思うお尻から先に貫きなさい」
さらには幼馴染みで憧れていた清楚若妻とも再会するが……。


日付は「3/1」ですが、この2作がリアルドリーム文庫の実質的な2月分と思われます。いわゆる「2月進行」を諦めたのでしょうか?ww


※作品のあらすじは各出版社の公式サイトおよび Amazon、honto、DMM.R18 より引用
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あこがれ狂おしく燃え-禁姉【タブー】(著:廣瀬森、フランス書院文庫)

2010/10/22 発売
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【honto】の電子書籍はコチラ。

弟の眼前で露わになる上品な丸みを帯びた生乳房。
夢にまで見た魅惑の膨らみに洋介は顔を埋めてゆく。
12年間憧れつづけた姉への思いが爆発した夜。
瑞々しい双乳、張りつめた臀部、淫蜜したたる秘所。
ずっと好きだったから、今夜は僕だけのものに。
燃え上がる愛欲に溺れた美姉弟―禁愛の行方。


★★☆☆☆ 相姦モノとして良くも悪くも古式ゆかしい, 2014/2/23
今のところこの作者のデビュー作にして唯一の作品。タイトルにある『あこがれ』『狂おしく』『燃え』『禁姉』『タブー』は内容的に全て的を射ている。12年もの間離ればなれになっていた姉。10歳も年上につき27歳の美女に変貌していた姉。この姉へのあこがれが強烈な恋となり、背徳に憂い、悩み、すれ違いながらも最後には禁忌を越えて狂おしく刹那に燃える物語である。他に同級生の恋人(実質的には友達以上、恋人未満っぽくもあるが)とその母(37歳)も出てくるが、この2人は話が本線へ帰着するための迂回路であり、官能的にも焦らし役だったり、その役目さえ与えられずに不憫な立場に立たされて中盤で退場したりしている。メインはあくまでも姉弟の相姦である。

しかしながら、その構成は古式ゆかしいものと言わねばなるまい。姉の下着へのフェティッシュな描写や自慰、あるいは前戯ばかりで思い悩み、躊躇しては一向に進展しない官能場面が終盤まで延々と続く。今度こそはと読み手に思わせながら、その直前で(そこそこにドラマチックな演出ではあるが)思い留まる場面すらある。許されぬ愛情と肉欲に懊悩する心情を軸とする展開により、要するにちっともいやらしくならないのである。昭和までの、あるいは20世紀までの「黒本」相姦作品群を連想させる焦らしっぷりには登場人物の誰一人として悲劇とまではいかないものの報われないというか、朗らかな幸せが訪れないオマケ付きである。

それならそれでドラマ部分でしっかり読ませて補完すべきであり、それを狙っているようにも感じるのだが、クライマックスとして描かれた姉弟の最後の一夜でボルテージが急上昇するのは良しとしても、そこに至るまでの道筋は少々ぎこちなく、登場人物それぞれの心の機微を描くには何だかチグハグしていた印象もあった。また、相応にリアルな感覚を登場人物に持たせ、行動させているのも逆に新鮮ではあったが、それにより官能面がスポイルされては本末転倒というか、何より勿体ない。

勝手な想像ながら、この作者が往年の心情重視な相姦禁忌に憧れて本作を執筆したのならば登場が10年は遅かったのかもしれず、軽薄さを増すばかりの現代ではやはりそぐわない面のある世界観と申し上げる他ない。イマドキは、あこがれ狂おしく「萌え」なのである。
『あこがれ狂おしく燃え-禁姉【タブー】』のレビュー掲載元


サブタイトル『禁姉』のルビとして【タブー】があるとは思えないので、本作は「メイン-サブ1【サブ2】」という形で珍しくも3つの言葉を繋げたタイトルになっていますね。

それはともかく、まさか2010年の作品でここまで古式ゆかしいスタイルを目にするとは思いませんでした。

姉に憧れまくる少年主人公がずっと、ずっと……最後まで悶々としています。

姉もまた許されぬ感情が芽生えてから悶々としています。

お互いが悶々としたまま、時にすれ違いも起こしながら、最後の最後、本当にラストで成就する焦らしの展開でした。

懐かしい構成だナ~と思いつつ、やはりイマドキの感覚では物足りないナ~、とも感じてしまいましたね。(^^;)

にゃらさんのブログでも本作が紹介されています。

廣瀬森「あこがれ狂おしく燃え 禁姉【タブー】」(フランス書院文庫、2010年10月)ネタバレ有り。御注意下さい。【あらすじ】地震の影響で怪我をした姉と12年振りに再会した洋介。理子との同居生活を続けていく内に秘めていた想いが高まり…。【登場人物】寺島洋介17歳。幼い時に両親が離婚し母や姉と生き別れになり、現在は父と2人で暮らしている。姉の理子と同居生活を始めたのをきっかけに、彼女に異常なまでの妄想を抱くように...
廣瀬森「あこがれ狂おしく燃え 禁姉【タブー】」


フランス書院文庫 廣瀬森
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夜の同級会(著:橘真児、祥伝社文庫)

2012/7/25 発売
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(ひょっとして、おれのせいなんだろうか)田舎に帰省したその夜、同級生から“プレ同級会”に呼ばれた中鉢恵介は、憧れだった同級生・村瀬佳菜子が離婚したと聞き、どきりとした。人妻になった佳菜子との八年前の羞恥の出来事。あれが原因なのか?不安が募り泥酔した恵介、そこに現れたのは…。甘酸っぱい青春の記憶と大人の欲望が入り交じる、長編官能ロマンの傑作。書下ろし。


★★★★★ 鈍感でペシミストな主人公が帰省して気づかされる人々の力, 2014/2/21
橘真児×祥伝社文庫のタッグでは2作目にあたる。前作『恥じらいノスタルジー』で描いた人と人との「縁」の素晴らしさとファンタジックな世界観は今回も少し色目を変えて表現されていると言えよう。官能ありきではない、小説ありきの官能が幅を利かせることもなく盛り込まれた物語を今回も堪能した。

夢を叶えるべく上京しながら果たせず後ろ向きになり腐りかけてもいる30歳の主人公はとにかく自らを卑下する男である。帰郷しながらも都会への未練を残す主人公は他の作品で多く見てきたが、都会から逃げるように帰郷したのに地元でも頑張っている人々がいることを知ってさらに自分へダメ出ししている主人公は少し珍しい。ただし、心優しくもあるこうした主人公はモテる。何故モテるのか分からぬままにモテていく鈍感な男でもある。

同級会への参加が帰郷の(表向きの)目的だった訳だが、計4人のヒロインで主人公と同級生だったのは1人だけ。ひょんなことから「初めて」を捧げてもらった20歳の生娘がいれば、かつての担任だった女教師(37歳)に中学時代の後輩(27歳)と多岐に渡る。展開としても同級会は前半で終わるため、本作は同級会を理由に束の間の現実逃避を図った主人公が様々な人々との再会を経て気づかされたものや思い出したものを噛み締め、再び自らの道を模索していく物語なのだと思う。

鈍感なるが故に女心を解する甲斐性など持ち合わせてはいない主人公は昔も今もヒロイン達とはすれ違っているのだが、女性陣にもそれぞれに昔と今があり、含蓄のある人生訓を分かり易く示してくれた女教師にも理想と現実、本音と建前といった憂いがあり、かつては生徒会長を務めた聡明で快活な同級生も今はバツ1の出戻りである。かと思えば地味だった後輩が今はサクセスストーリーを歩んでいたりと時の流れを感じさせる奥行きが主だった登場人物に彩りを加えている。

皆がみな上手くいっている訳ではない、自分だけがダメなんじゃない、誰だって似たようなもんさ、といったやるせなさや切なさを湛えた、どうしようもなくてポッカリ空いた心の穴を埋め切れないにしても前向きになろう、再び歩み出そうとするメッセージが込められた官能描写は素敵である。ここに橘作品ではお馴染みの尻フェチ・匂いフェチテイストをしっかり盛り込んでくるところはさすがではあるが、ほぼ全ヒロインから呆れられているのはご愛嬌か。

と、通常なら主人公が再出発を期すところで終わることが多いものだが、本作はここからもう一捻りがある。心の奥底にずっとずっと秘めていた想いが長い長い年月を経てようやく伝わり、叶っていく素敵な恋の行方であり、この年月を長さと深さを思うとジワッとくるものがある。これはこれで前作とは異なる形ながら素晴らしくファンタジックな結末だと思いたい。
『夜の同級会』のレビュー掲載元


レーベルによって様々な表情を見せてくれる橘作品ですが、2010年から1~2年に1冊のペースで発刊される祥伝社文庫ではノスタルジック!な良作を連発されてるんですよね~。

帰省して目にした地元の変化と不変の狭間で気づかされる人と人との縁(えにし)が情感たっぷりに、主人公の己を見つめる奥深さを交えて描かれています。

本当に、本当に良い話だと断言します!

官能ありきの内容ではないので淫猥さは控えめですが、代わりに小説として素敵なのです!

祥伝社文庫の橘作品は断然オススメです!です!

祥伝社文庫 橘真児
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叔母はナース(著:浅見馨、マドンナメイト文庫)

2006/6/16 発売

叔母はナース

著:浅見馨マドンナメイト文庫


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叔母が看護師として勤める病院に入院した昌平は、熟れた彼女の肉体に溺れ、有頂天になっていた。そんな折、母と医師である叔父の激しい情事を目撃する。ヤケになった昌平は叔母に迫り、ついに一線を越える。しかし、二人の行為は母に目撃されていた―。(引用元:Amazon)


★★★★☆ 展開の逆転が秀逸, 2008/9/12
ナースの叔母と実母による取り合い愛憎劇。ほどほどの嫉妬心の応酬の結果、2人共通の恋人(ペット)に落ち着く。展開として秀逸なのが、中盤で叔母の夫(叔父)と実母の不倫が発覚、その現場を覗き見てしまうところ。ここから主人公がより積極的に叔母に迫ることになっていく。そして、覗き見た叔父と実母の行為を、主人公は無意識ながらそっくりそのまま真似してしまう。それを実母に覗かせてしまう叔母の企みがよく出来ている。つまり、叔母も叔父(自分の夫)と実母(自分の姉)の不倫を知っていて、その仕返しに主人公と関係を結び、それを実母に見せつけるのである。最終的にはハーレムエンドなので、最後にフラられてしまう叔父が実はとっても可哀想なポジションだったりする。
『叔母はナース』のレビュー掲載元


浅見作品の9作目……全11作ですから、レビューしていくとカウントダウンのような気にもなってきますね。

誘惑路線へシフトしてからは3作目となりますが、まだ純然たる誘惑作品とはちょっと異なる作風です。



ヒロインは叔母(ナース)と実母。叔母との不倫に加えて叔父(ヒロインの夫)と実母との不倫が交錯する展開。ここでも実母が叔父に寝取られるような展開が中盤にある。





Amazonの『マニアリスト』で作成した浅見作品の一覧で本作に記している一文ですが、ちょっぴりネタばれ風味ですね。(^^;)タラッ

もぅ、このまんま続けますが(苦笑)、主人公が夫ある身の叔母と関係したら、実は叔母の夫(叔父)が主人公の実母と関係していたという構図はなかなか妙味があって興味深かったです。

叔父と実母との情事を見せつけられた主人公が叔母との情事を叔父に見せつけるのは、夫(叔父)の不倫を知っていた叔母にとっても見せつけることになっていたというダブルの逆襲が展開として上手いなと思いましたデス。





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巨乳姉(著:浅見馨、マドンナメイト文庫)

2005/7/18 発売

巨乳姉

著:浅見馨マドンナメイト文庫


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極上のボディをもつチアリーダーの姉・美咲。弟の浩一にはガールフレンドの美少女・智実がいるが、姉の爆乳と成熟したヒップが頭から離れない。あるとき、バスケットボールを観戦しにいった浩一は、ロッカールームで大胆な姉の痴態を目撃してしまい…。(引用元:Amazon)


★★★☆☆ 姉との関係が禁忌でなくなる瞬間, 2008/9/12
かつては脅迫→凌辱の系統で良作を連発していた作者も随分と丸くなったというか落ち着いたというか、本作では誘惑系とまではいかないが相姦系の作風となっている。冒頭の、彼氏がありながら、その友人と交わってしまうシーン(これが、主人公がその一部始終を覗いているという要素が加わって結構いい)が示すように姉は奔放な性格。その覗かれたことの口止めとして主人公とも関係していきながら、いろいろな意味でヤリ手の弁護士との関係(主人公の視点では、いわゆる寝取られ)も踏まえながら物語は進んでいく。最後の最後で姉との関係が禁忌でなくなるのだが、どうやって禁忌でなくなるのかは読んでのお楽しみ。浅見作品は総じて絶望的なバッドエンドにはならないが、本作はエンディングとしては最も良いのではないか。姉の本意もはっきり表現されており、読了後に「よかったね」と思える結末である。
『巨乳姉』のレビュー掲載元


浅見作品としては8作目であり、誘惑路線へ転向してからの2作目となります。

寝取られ的描写が複数回(つまり複数の、主人公以外の男)が出てきてヒロインの姉と淫猥にカラみますから、まだまだ凌辱的な発想からは抜け切っていない感じも受けますが、それでも初期の頃とは明らかにテイストの異なる内容です。

表紙カバーイラストも印象的ですね。(^^)





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叔母はスチュワーデス(著:浅見馨、マドンナメイト文庫)

2004/8/18 発売

叔母はスチュワーデス

著:浅見馨マドンナメイト文庫


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予備校の夏期講習のために上京した智己は、スチュワーデスの叔母・貴美枝の家に下宿していた。夫はフライトで留守がち。憧れの女性と二人だけに…。そして事は起こった。彼の入浴中に全裸の叔母が現れ、陰茎を手で擦り、咥えると前後に動かし始めたのだ!


★★★☆☆ 作家の志向分岐点的作品, 2008/9/12
これまでは禁断の施しが途中で他人にバレて脅迫され、無理やりなうちに魔性の女に変貌していくヒロインを描き続けてきた作者だが、本作よりいわゆる誘惑系へとシフトしていく。ヒロインが寝取られていくハラハラドキドキは減退していくが、その分安心して読める作風とも言える。

本作はタイトルがほぼ全てを表しているが、ヒロインが主人公の叔母であるのと同時に一児の母(生後3ヶ月)でもあることが他にあまり見られない点かもしれない。当然ながら「大人の赤ちゃん」になって“おっぱい”を飲むお約束がある。制服を着ながらとか機上のトイレとかの、これまたお約束展開もありつつ、叔母夫婦(つまり叔父と叔母)の営みを盗み見るという要素もある。

ただ、叔母の夫(叔父)が浮気して、その腹いせから主人公を誘惑し、よりが戻った途端に元の鞘へ……という展開はさすがに主人公も少し可哀そうだなと思っていたら、逆上した主人公からの逆襲がその後にあった。主人公は主人公で結構我がままではあるのだが……。

浅見作品にはこういう、気持ち良くさせてくれるのなら相手は誰でもいいのでは、と思えてしまうヒロインが時折登場する。
『叔母はスチュワーデス』のレビュー掲載元


浅見作品は全部で11作ありますが、7作目となる本作から誘惑路線へとシフトしていきます。

スチュワーデス……2004年の作品でまだこの呼び方ですね。



客室乗務員
かつては船舶の司厨員に由来する「スチュワード」(女性はスチュワーデス)の呼称が広く用いられていた。現在では、TVドラマなどの影響で「CA」(Cabin Attendant) 「キャビンアテンダント」と和製英語で呼ばれることもあるが、英語としては「フライトアテンダント」(Flight Attendant)、「キャビンクルー」(Cabin Crew)が標準的である。[Wikipediaより]





なんと!『CA』は和製英語だったとは!

しかも、航空各社も正式採用していない「通称」のようです。

……そうだったのかぁ。



もっとも、(看護婦 →)看護師と並んで色気の失われた言葉が(スチュワーデス →)キャビンアテンダントなんですけどねぇ~。(^^;)

ご存じの方も少なくないと思いますが、1980年代にアメリカで始まった『ポリティカル・コレクトネス』によるみたいですよ。



さて、誘惑系としての浅見作品ですが、これまでの凌辱作品で多用してきた女教師からも離れたせいか本作ではまだ多少のぎこちなさを感じますし、終盤での見せ方には凌辱的発想の名残りっぽい感じも残っていますが、コツを掴むという意味では浅見先生としても一定の手応えは掴めたのではないでしょうか。



◆再販情報
2014/2/26 発売

誘惑女教師・香奈(二見文庫)


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そのとき、先生は、スカートの裾を持ち上げた……人気作家による青い誘惑官能ファンタジー!
弘志に補習授業をしていた数学教師の香奈は、彼の様子がおかしいことに気づく。香奈の体に興味があるようなのだ。実は三年前から生徒を誘惑することに快感を覚えるようになってしまっていた彼女は彼の性欲を拒むことはできなかった。そして、そのことを知った教頭に迫られ、不登校の男子生徒の罠に落ち、言いなりに......。傑作官能が待望の復刊!



2作目にあたる『女教師・香奈の特別授業』が二見文庫より再販されるようです。

これで再販5冊目ですけれども、もしかしたら、いずれは全作品が再販されるのでしょうかね~?





※各作品のあらすじはAmazonより引用。
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婚約者のふたりの姉-危険な密会(著:山口陽、フランス書院文庫)

2013/5/23 発売
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「二人がだまっていれば、誰にもバレないわよ」
膨らむ股間のファスナーを下ろされ、熱棒に絡む細い指。
剥き出しになった亀頭に禁忌すぎる口づけが施されてゆく。
婚約者の美しすぎた姉・真澄と溺れてしまう背徳の密戯。
もう一人の姉・人妻の綾子に危険な姦係を気づかれ、
健一が嵌った修羅場の先に、想像を超えた甘い楽園が?


★★★★☆ 顛末の元凶にして真の主人公は次姉, 2014/2/16
30歳の社会人主人公が職場の後輩と婚約して先方宅へ挨拶に訪れるところから始まる本作は、そこから既に波乱の始まりだったと言える。なかなかに面白味のある背景が盛り込まれており、婚約者の姉2人と出会ったことで引き起こされてしまった背徳の物語である。

【綾子】 32歳の長姉。控えめでおっとりした性格。疎遠になった夫との夜の営みに不満を抱える人妻。
【真澄】 30歳の次姉。奔放で積極的な性格が全ての元凶となる本作の真の主人公。OL。
【由香里】26歳の末っ子にして婚約者。可愛らしい容姿で健気で一途ながら実質的には蚊帳の外。

由香里と愛を育む場面もあるが、本作はやはりタイトル通りに2人の姉をヒロインとする、許されぬ関係を描いた作品と言えよう。とりわけ真澄とは過去の因縁というか腐れ縁が背景にあることで、当初から秘密を共有する間柄となっており、この秘密を都合良く解釈し、あるいは盾にして所構わず主人公へ迫る積極さが大半を占める、少なくともそういった印象に写る展開となっている。ある意味では主人公より活躍(暗躍?)している真澄である。

この2人を以前から知っていた綾子が巻き込まれるように堕ちていくのが後半である。最近の主人公を怪しんで咎める場面があり、場合によっては修羅場と化すところを真澄に言いくるめられるように自ら秘めていた夫への満たされぬ想いを逆に暴かれてしまえば、後はあれよあれよという間に「同じ穴のムジナ」である。惜しむらくはデカ過ぎる真澄の存在感にやや霞んでしまったことか。夫への操と禁忌の狭間で揺れてもいるために終始受け身なのだが、エピローグでは唐突気味に淫らな積極さを見せていたので、この豹変に至るまでの心情の変化はもう少し描いた方がスムーズだったように感じた。

シチュエーションも豊富な官能描写は総じて申し分ない。そのため、どこにでも顔を出しては事態を掻き回す真澄(個人的には少しウザいと感じた)の存在が本作そのものの好みを分ける最大の要因となるのではなかろうか。
『婚約者のふたりの姉-危険な密会』のレビュー掲載元


ヒロインは一応3姉妹ですが、実質的には姉2人がヒロインで、とりわけ次姉の真澄がメインという構成ですね。しかも、この真澄が相当に出張ってきて紙面をかなり占めていますから、あるいは「真澄+残りの2人」と言った方が正しいかもしれません。

うん、真澄ちょっと出過ぎ。(^^;)

過去に主人公と因縁(?)のある真澄が全体の旗振り役になるのは仕方ないのですが、突発的で想定外な事態に陥ってもそれを仕切るのがまた全部真澄ですから、読んでいるうちに「何だか真澄の小説だな」といった印象にもなりましてね……。

なので、本作の良し悪しは真澄のキャラ次第で左右されると思ったのです。

にゃらさんのブログで紹介されている本作の記事です。
山口陽「婚約者のふたりの姉 危険な密会」(フランス書院文庫、2013年5月)【あらすじ】恋人の由香里の両親に結婚申し出の挨拶に行った健一は、そこで元恋人の真澄から昔の関係をネタに脅され肉体関係が復活する。健一と真澄との過去に疑問を抱いた綾子は関係を問い質すと、真澄の姦計により口封じに彼と持たされる事に。【登場人物】安本健一30歳。会社員で同じ会社に務める由香里と婚約した。学生時代は複数の女と関係を築いた...
山口陽「婚約者のふたりの姉 危険な密会」

愛好家Sさんのブログでも紹介されています。
1931『婚約者のふたりの姉 危険な密会』山口陽、フランス書院/フランス書院文庫、2013/05 発売●あらすじ恋人の両親に結婚申し出の挨拶に行った男が、恋人の次姉が学生時代の元恋人だった事から、奔放な次姉に昔の写真をネタに脅され肉体関係が復活し、次姉との過去に疑問を抱いた貞淑な長姉とも関係を持つ事になる。●登場人物【安本健一】30歳。会社員。由香里の恋人。学生時代は何人もの女性とただれた関係を築いていたが、社会...
1931『婚約者のふたりの姉 危険な密会』


フランス書院文庫 山口陽
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蔵の中-三匹の未亡人(著:森一太朗、フランス書院文庫)

2009/6/23 発売

蔵の中-三匹の未亡人

著:森一太朗フランス書院文庫


Amazonはコチラから。
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ハイブリッド書店【honto】はコチラ。〈電子書籍〉
ひかりTVブックはコチラ。〈電子書籍〉
総合電子書籍ストア【BookLive!】はコチラ。

「この蔵ですること、絶対に二人だけの秘密よ」
衣擦れの音とともに未亡人の足下へ落ちる襦袢。
薄明かりに輝く、若後家の雪肌と農満な乳房。
股間の翳りからは山百合に似た女の匂いが…
25歳の担任女教師、33歳の義母、36歳の実母。
伴侶を失った寂しさを肉茎に求める三人の未亡人。


★★★★★ 密室で延々と繰り広げられる濃密な愛欲の情交, 2009/7/8
何とも濃い内容である。タイトルからすると激しい監禁凌辱をイメージするがちょっと違う。それでも(無理矢理ではないものの)実質的な監禁状態と主人公からの様々な責めがずっと続く展開で、情交当初においてヒロインからのあからさまな誘惑は無い。義母・担任教師・実母を恋人のように扱って責め立てる高校1年生の主人公という構図である。

ヒロイン達はみんな困惑して拒むのだが、内心憎からず想っていることもあって次第に開花していき開発されていく。割合としては大体[義母6:先生3:実母1]といったところか。

本作の面白いところは、過去においてヒロインがみんな主人公の父に想いを寄せていたことである。義母はもちろんのこと、先生もかつて父とは縁があり、離婚した実母も父との不仲がその原因ではない。成長して父の面影を宿し始めた主人公に父の姿を重ねながら、次第に主人公自身への愛情へと昇華していく流れが秀逸である。出番こそ少ないものの実母には深みのある設定があり、ちょっとしたどんでん返し的な展開もあって作品に奥行きを持たせている。

全体としては主人公の責めが執拗に延々と続く印象である。頁の大部分が情交シーンで占められており実にいやらしい。浣腸からの粗相と絶頂を組み合わせた責めに新味があって良かった。これをヒロイン全員に強いるのも何だか物凄いものがあるのだが、これにより逆にヒロイン達の堕とし方がみな同じ印象にもなってしまったのが少し残念でもあった。それでも壮絶な快感を得て淫らに凄まじく堕ちていくヒロイン達の姿が見られる。心情描写も巧みで主人公への深い想いが吐露される数多くの独白も良い。
『蔵の中-三匹の未亡人』のレビュー掲載元


この頃って凌辱路線から誘惑系へとシフトする作家さんが多かったと記憶していますが、その中では珍しく逆流していった森一太朗先生の、後の基盤となりつつ新たな潮流を生み出し、そして多くの追随作家さんをも輩出した作品と言っても良いのではないでしょうか。

もっとも、「黒本」の場合は多くの凌辱作家さん達が追随させられている可能性も否定できませんが。(汗)

笑える誘惑系のデビュー作にしてタイトルに「四匹」とあるのは少し違和感もあったのですが、次の本作でまさかの凌辱転向にして「三匹」と繋げているのは単なる偶然だったのでしょうかね。



またね、あらすじがイカンのですわ。(^^;)

誘惑路線っぽい書き方をしておいて、表紙のカバーイラストで「ちょっと違うかも?」と匂わせる巧妙な手口ですよwww

でも、まぁ、デビュー作から見事に変化して化けた訳ですから、今にして思えば正解だったと申し上げるしかありませんよね……だって、官能的には物凄くいやらしい内容ですものwww





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初体験づくし-義母、叔母、姉と(著:上原稜、フランス書院文庫)

2013/12/24 発売
Amazonはコチラから。
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受験で疲れた僕を癒すための旅行が初体験合宿に!
一日目・義母の手しごきはあやすように甘く優しい。
二日目・姉のフェラは淫らでとてもしつこい。
三日目・叔母さんの騎乗位はロデオのように激しい。
キスから裏穴まで眠る暇もない初めてづくしの一週間。
甘えん坊の僕を大人にする、ふしだらな美熟女たち。


★★★☆☆ 官能場面は豊富ながら展開の所々に疑問を覚える, 2014/2/11
サブタイトルからヒロインは3人と察するが、実際はもう1人いる。ただし、義母・叔母・姉には相違なく、その点ではあらすじも含めて上手に隠し玉ヒロインを忍ばせていると言える。しかしながら、その隠し玉がメインを張っていることもあり、あらすじにある一日目~三日目のような展開ではない。さらに言えば叔母の活躍は思いのほか少なく、官能的には摘み喰い程度に絡むポジションでしかない。むしろ主人公が久方振りに再会するメインヒロインと他の3人という構図と言えよう。

その再会を果たすメインヒロインは冒頭で早くも登場するのだが、舞台が温泉旅館ということも相まって読み手を引き込む演出は悪くない。なるほど、そうキタか~、という期待を持たせるものである。しかし、その後に早々と理由もなく主人公と一緒にお風呂へ向かってしまう流れには違和感アリ。フツーに考えれば、そもそもそういった関係ではないのに「なんでまた唐突にそうなる?」という深みの無さを感じたのが残念だった。夫も子供もいる身なのに……?という疑問も解消されぬままである。

また、残り3人のうち、義母は居て然るべき「対抗馬」なのだが、正直なところ叔母と姉には少々の蛇足感もある。様々な種類というかベクトルからの嫉妬や、それによる主人公への想いなどを表す役目は果たしているものの、多人数となったヒロインによる纏まりの無さも感じられ、ここはむしろメインヒロインと義母によるがっぷり四つな争奪戦をじっくり描いた方が却って深みと面白味が増したかもしれないと思わせるものがあった。

豊富なシチュエーションで描かれた官能場面と描写は良好だっただけに、物語あるいは心情としての奥行きをもう少し感じたかったな、といった印象が残った。
『初体験づくし-義母、叔母、姉と』のレビュー掲載元


無礼を承知で恐縮しながらぶっちゃけるとですね、同月発売のコチラを読み終わった直後に連続で本作を読み始めたものですから、どうにも比較しちゃいましてね。なんだかアラ探しになってしまいまして……。(^^;)タラッ

内容としては決して悪くなかったですけどね……相手が悪かったですかね……。

にゃらさんのブログ紹介記事はコチラ。

上原稜「初体験づくし 義母、叔母、姉と」(フランス書院文庫、2013年12月)ネタバレ有り。御注意下さい。【あらすじ】厳格で体面を気にする父の意向で浪人を余儀無くされ受験勉強で疲れた由樹を慰労する為、義母や姉、叔母と共に1週間温泉旅行に行く事になった。宿泊先の旅館の女将がかつて想いを寄せていた継母だと知り、由樹は彼女に次第に甘えるようになる。【登場人物】眞鍋由樹(ゆうき)18歳。産みの母親は亡くなり、両親...
上原稜「初体験づくし 義母、叔母、姉と」


【新作情報】


アヘオチハーレム-放課後イキ顔契約書(2014/2/20)えすかれ美少女文庫
Amazonはコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。
「こんなエッチなイキ顔、見ないで!」生徒会長の朱雀院アリス。クールな美教師・香取爽子。スケ番の龍巳あきら。凛々しい美貌がトロトロに──これぞ男の夢、アヘ堕ち!夢魔のエリニアからもらった契約書にイキ顔を刻んで三人をアヘ牝奴隷へ!サキュバスも攻略して、最高のハーレム建設へ!

次作は「上原りょう」名義の美少女文庫のようですね。発売日の2014/2/20現在、Amazonのライトアダルトノベルズ部門でランキング1位みたいですよ!


フランス書院文庫 上原稜


本作の「4人目のヒロイン」に関するネタばれは ↓ の「続きを読む」からどうぞ。

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二人の美母・魔性の血淫(著:露樹満、フランス書院文庫)

1998/7/24 発売

二人の美母・魔性の血淫

著:露樹満フランス書院文庫


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Kindle版はコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。<電子書籍>

15年ぶり、母との再会が全ての始まりだった!
少年は義母・絵里と結んでいた倒錯の関係を解消し、
実母・涼子と相姦の期待に満ちた同居生活を選ぶ。
二人きりの寝室、母子の初夜、獣のような交わり……
互いの性器を啜り、血の絆を確かめ合う日々は、
一度は息子を手放した義母の登場で新たな展開へ。


★★★★☆ 義母と実母が嫉妬でせめぎ合う, 2014/2/20
1998年の作品。頁の段組みが異なるために文字は小さく、作中に出てくる『テレクラ』や『ツーショットダイヤル』といった言葉などは調べないと何か分からない世代もいることであろう。携帯電話すら普及の途にある頃と思えば懐かしさも沸いてくるところだが、物語としては昨今に通ずる展開でもあるため、いかにも古き善き(?)悲劇的な結末を迎える作風ではないところに意外な一面を見た。思えば昭和から平成に変わる頃、もしくは21世紀を迎えた頃から誘惑路線では今に通ずる作風への変化があったのかもしれず、この作者にとっても変化の過渡期に書かれた作品なのかもしれない。思いの外すんなりと作品世界へ入っていけたのは僥倖だった。

【絵里】女王様然とした態度で15歳の主人公に迫りながら秘めた被虐性をも有する27歳の義母。
【涼子】主人公を生んですぐに(訳ありで)生き別れとなっていた35歳の淑やかな実母。

義母&実母との相姦を軸にしつつ、その背景となる世界観が巧みに盛り込まれている。不在がちな夫(主人公の父)への不満から義息(主人公)に矛先が向かう絵里と、夫との別れの原因を忌まわしく思いながらも15年を経て自らが同じような立場へ至ってしまったことに憂いつつ息子との再会の喜びが恋と同等の幸せへ昇華する涼子とを好対照に描いているのは秀逸と言える。

その主人公との生活を得るためには職場の上司が示した強要にも嫌々ながら応じる涼子が次第に昂ってしまう場面には往年の作品らしさもありながら、最後の場面では結果的に板挟みとなった主人公が2人の母の仲を取り持とうとしているフシも見られたりして、昔ながらの作風に今っぽさも垣間見ることができるこの頃の作品は官能描写も増強されつつあることも加味して侮れないなぁと改めて感じた次第である。
『二人の美母・魔性の血淫』のレビュー掲載元


1996年の露樹作品『濡看護婦・二十三歳-私を狂わせた少年…』の記事を投稿した時にコメントを頂戴しまして、そこでお薦めいただいたのが本作でした。(^^)

で、その時は「機会がありましたら読んでみたいと思います」なんて答えていたのですが……wanwanさん、既に買ってありました。(笑)

この作品、枕元に置いてありましたわww



そして、読んでみたらば確かになかなかの良作。

古き善きテイストを醸しながらイマドキな雰囲気をも湛えた作品でしたよ。

お薦めいただきありがとうございました!



【関連情報】
テレクラ(テレフォンクラブ) - Wikipedia
電話を介して女性との会話を斡旋する店。
ツーショットダイヤル - Wikipedia
ダイヤルQ2、一般の公衆回線、国際電話回線を利用した男性有料・女性無料の双方向会話サービス。



まぁ、どうでもいい情報ではありますが、ここでさらに「ダイヤルQ2」がまた懐かしいという……。(^^;)



ダイヤルQ2 - Wikipedia
NTT東日本・西日本が提供する、電話による情報料代理徴収サービスの登録商標。通称Q2(キューツー)。一般にダイヤルキューツーと呼ばれることが多いが、正しい呼称はダイヤルキューである。利用者減少により、2011年12月15日で新規受付を終了、2014年2月28日でサービスを終了する予定。



まだ終了してなかったのか!

しかも、終了が2014年の2月?マジ?マジか!

正しい呼称はダイヤルキュー』がぶっ飛ぶ衝撃の事実が発覚www





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