FC2ブログ

ビーナスラプソディ(著:春城秋介、MUJIN COMICS)

2009/1/5 発売

ビーナスラプソディ

著:春城秋介、MUJIN COMICS


Amazonはコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。
DMM.R18はコチラ。

少女のような微笑みと一途な想いが詰まった、その豊かな身体にもう夢中!大きな胸でボクらを優しく抱きとめてくれる、そんな女性たちとのエロラブライフを満載した待望のセカンドコミック。子供の頃から恋い焦がれていた、隣家に住む幼馴染みの母親であるオバさんとのヒミツの関係を描く人気作「密戯」「二人の密戯」を含む6作品を収録。年上のヒロインたちとの、あったか包まれエッチに癒されちゃって下さい!(引用元:Amazon)


★★★★★ 相変わらずの作風だがそれが良い, 2010/6/14
前作にしてデビュー作『一途なトリコ』と、良くも悪くも変わらない作風(全7編)。しかし、それが良い。24~32頁のボリュームでフックの利いたストーリーを紡ぎ、いけない関係に困惑するヒロイン、主人公の押しに屈して体を開くヒロインが描かれている。

こうした世界観を象徴的に描いたのが冒頭の【密戯】と【二人の密戯】の2編。前後編とも言える連作で、隣りに住む娘の同級生と関係する背徳感に加え、最初は同級生からの告白と迫りに動揺しつつも受け入れるのが、後半ではヒロインの方から求める関係に変わっている。オバサンという呼び方をあえて、しかも効果的に用いて耽美な艶っぽさを演出している。

年上お姉さんと年下主人公の関係が多いが、中には同級生同士や実妹といった関係もある。ヒロインの独白を巧みに盛り込んだ心情描写によって淫猥さが抜群に引き出されている。いやらしい。

家庭教師との関係が続く女子高生の話【ホームレッスン】では、徐々に開発されていく過程を背景にさり気なく散りばめながら、拒んでも結局は交わってしまう悩ましい関係が描かれており、【おまけマンガ】と題した末尾の4コマ漫画で後日談を描きつつ、本体の表紙部分(裏表)まで使って「さらにその後」が続く遊び心も加えている。

作画については、正直さほど進歩したようには見えないが、相変わらずの味のある画風で、時折見せるヒロインの表情にぐっとくるものがある。お口奉仕が多い。
『ビーナスラプソディ』のレビュー掲載元


当時の記憶ではデビュー作『一途なトリコ』がなかなかの話題作だったんですよ。

2013年末時点でレビューが8件あって平均が星4.5ですから成年コミックとしてはかなりの注目度だったかと。

それを受けての2作目となる本作……正常進化で実に良いです。(^^)







◆目下の最新作
2013/4/12 発売

ただ恋しくて、会いたくて…


Amazonはコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。
DMM.R18はコチラ。
幼なじみの体は、僕の知らない間に、こんなにも変わった…。久しぶりの帰省で再会した幼なじみの千夏は、大人の体へと変わっていた…田舎と都会で交錯するそれぞれのキモチ…人気連載作「センチメント」他3編収録!!! 幼なじみ、後輩、生徒、大家さん、先生…魅力あふれるヒロイン達のムッチリボディと濃厚フェラ&SEX!! (引用元:DMM.R18)



Amazonのページには他にも5点ほど画像が載っていますが、デビューから6年弱の間に作画力の大幅な向上が見られませんか?

ボディのむっちり感とか相当に磨かれているように見えますよね!





関連記事
スポンサーサイト
[PR]

デリヘルもソープもイメクラも気に入った子がきっと見つかる
超大型リニューアル中の大好評風俗情報サイト!

テーマ : エロマンガ・同人誌
ジャンル : アダルト

tag : 春城秋介

巨乳教師と熟女教師(著:宝生マナブ、マドンナメイト文庫)

2010/4/10 発売
Amazonはコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。

控えめだが隠れ巨乳の英語教師・優理子。
積極的でカウンセラーでもある数学教師・亜弥。
二人のオトナの魅力に少年の陰茎はいきり立ち……

優等生の智宏は、担任の英語教師・優理子に憧れていた。だが、ある事件をきっかけに登校拒否になってしまう。一方、優理子もまた人に言えない悩みを抱えていた。数学教師でありカウンセラーでもある亜矢は一計を案じ、二人に過激な「治療」を始めるが……。


★★★★☆ 主人公への溢れ過ぎる愛情に既視感あり?, 2010/6/16
タイトルがいろいろと少し間違っている。2人の先生に加えて高校生ヒロインが1人いる(主人公は15歳の中学生)。そして3人とも巨乳である。また、熟女教師といっても三十路を迎えたばかり、24~25歳に見える容姿らしいので、熟女というよりは、妖艶な美貌を振り撒く積極的なお姉さん先生と一見地味だが楚々とした美人先生である。前作『ママと女教師と』と部分的に似通った設定もありながら、少し趣を異にする展開を盛り込んで、それでもやっぱりこっ恥ずかしくなるほど溢れ過ぎる想いが主人公へ向けられた作品となっている。

さて、実は本作を読んでいる途中から妙な既視感めいたものを感じた。本藤悠(フランス書院文庫)作品と酷似する気がしたのである。展開があからさまに似ているとか、一部の文章表現を“拝借”したとか、そういった類いのものではない。検証した訳でもなく、全く以て根拠のない感覚的なものだが、要するに作風が似ているのである。主人公ラヴの方向へ振れるだけ振り切ったヒロイン達の心情描写に比して戯れに頁を費やしてしまう構成(主人公の筆下ろしが全253頁中221頁目にしてようやくという遅さ)や、絶叫しながらの潮吹き&お漏らしをヒロイン全員が繰り返してビタビタのズブズブになる描写に「く・り・そ・つ」という感じがして仕方がない。調べてみると、これまでの宝生作品と本藤作品の発行時期も被っていない。

これは作者を非難しようというのではなく、もしかしたらもしかして「宝生マナブと本藤悠は同一人物か?」という素朴な疑問が湧いた、ということである。「だから何?」という話ではあるし、本作は本作で悪くなかったし、ヒロイン達の暴走に笑わせてもくれたので全然良いのだが、何となくそんなことも思った作品である。はっきりしているのは、本藤作品の愛読者が本作を受け入れられない理由は1つも無いことである。
『巨乳教師と熟女教師』のレビュー掲載元


レビューの約1/3が作者についてとなってしまっていますが、重ねて申しますと盗作疑惑の話をしているのではありません。

もしかしたら同一作者の別名義なの?という疑問ですね。

まぁ、その後も含めて誰も騒いでいないみたいですし、今となってはどーでもいいことですかね?(^^;)

真相をご存知の方はご一報をばwww

マドンナメイト文庫 宝生マナブ
関連記事

テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : マドンナメイト文庫 宝生マナブ

陽だまりの情事(著:ゆうきともか、富士美コミックス)

2003/11/10 発売

陽だまりの情事

著:ゆうきともか、富士美コミックス


Amazonはコチラから。
DMM.R18はコチラ。〈電子コミック〉

ハミ乳、ハミ尻の大胆な水着が似合いすぎる極上ボディだけど、ハートはピュアな美奈ちゃんとの超感じるエッチを描いた巻頭作「ビキニはNG」の他、リアルな触感がビンビン伝わってくるような8作品を収録。(引用元:DMM.R18)


★★★★☆ 静かに流れるほんのり甘い愛情, 2010/6/20
作者の6作目にして平仮名名義での初作品との事。名義変更による作風の変化はなく、物静かな雰囲気の中で交わされるほんのりとした愛情が甘い短編が11編収録されている。何と言うか、目立たないんだけどちょっと気になる美少女みたいな、多くの人にはなかなか気付いてもらえないが波長が合うと俄然存在感が増すような、そんなポジションにいる作風に思う。なので、こうした「知る人ぞ知る」ところが魅力でもあるし欠点でもあるのかもしれない。ハッピーエンドばかりで良好な展開だが、ぐっと突き抜けたものがないのも事実。この小粒感の払拭が今後の課題の1つかもしれないが、何しろ遅筆っぽい作者だし、このテイストは作者そのものから滲み出る優しさだと思うし、第一ファンが(どれだけいるのか不明だが)この作風というかポジションを是としている中で大きな変化を本気で目指すのであれば、既存の読者層をないがしろにするくらいの大胆な路線変更が必要であろう。この特徴的かつ独創的な美麗描写をもっと多くの人に知ってほしいと切に希望しつつ、メジャーにはなってほしくないような、失礼な例えだがB級アイドルを愛でるような感覚を抱かせる作風だと思う。このテイストに見合った、極めてソフトな情交描写でもある。
『陽だまりの情事』のレビュー掲載元


Amazonの表紙カバーイラストが余りに小さいのでDMM.R18より拝借しました……2003年の作品なんですね。

我ながら「B級アイドル」とか失礼なレビュー書いてますし。(汗)



しかし、メジャー街道を歩み始めるブレイク直前のB級アイドルが醸し出す、こぅ、なんと言うか、自分だけに向けられているような(錯覚率100%)まばゆいばかりの神々しさって素敵ですよねww

俺だけが知っているアノ娘の魅力!(錯覚率、以下略)みたいな、みたいな!

そして、ブレイクして皆のモノ(主観率100%)へと旅立ってしまうと途端に熱が冷める天の邪鬼なDSKです。(笑)





関連記事

テーマ : エロマンガ・同人誌
ジャンル : アダルト

tag : ゆうきともか 友紀知佳

押しかけ同居人-2LDKのハーレム生活(著:新堂麗太、フランス書院文庫)

2010/5/24 発売
Amazonはコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。

「奥さんはこういうエッチなことはしてくれないの?」
豊かな胸を背中に押しあて、胯間をまさぐる妻の妹。
耳元にかかる甘い息、張りつめた肉茎をしごく指先。
姦係に気づいた妻の姉、妻の親友までが僕を誘い……
妻の留守中、家に押しかけてきた三人の女神たち。
狭いリビングに渦巻く、小悪魔同士の淫らな思惑!


★★★☆☆ 設定だけ変えてほとんど同じようなストーリーを連発されてもなぁ, 2010/6/22
一言で記せば前作『妻の妹・妻の親友』に「妻の姉」を加えた作品。妻が出産のために帰省した間、押し掛けてきた義姉と義妹、そして近所に住む妻の親友の3人の間を、困惑しつつも結局は流されて行き来してしまう主人公である。嫉妬の応酬は本作に限らず新堂作品の定番要素。「他の2人とはもう会わないで」と言われて承諾するパターンを3回繰り返す不甲斐無さもいつも通り。修羅場も迎えつつ最後は丸く収まる。確かに作者が紆余曲折しながらもじっくり積み上げてきた黄金パターンなことは重々承知している。初見であればかなりポイントの高いハイレベルな内容であろう。しかし、新堂作品を読み続けるとさすがにマンネリと思わずにはいられない。ヒロインが1人増えたものの、結果的に前作とほとんど同じような印象を受けてしまうと特にそう思ってしまう。「今回もまた展開や結末は同じなんだろうなぁ」と思いながらも結局買ってしまう不思議な魅力はあるし、読んでいる最中、特に女性描写が秀逸な前半では結構楽しんでもいるのだが、後半からクライマックスにかけて、つまり作品の纏め方のところで「やっぱりこうなるのか」と落胆してしまうのである。要するに、初めて読むには良作だが慣れ親しんだファンには +α に乏しい作品と言わねばなるまい。ヒロイン達の設定や言動、情交描写は相変わらず愛情深くていやらしくて良好なのに残念である。女性達の独占欲が強いがために主人公から言質を取ってしまうのが、後々それを覆す主人公のヘタレと裏切りをより強調させてしまい、結果として物凄くダメな主人公に見えてしまうのも最近の新堂作品で気になるところ。ちょっとした違いとは思うが読後感を大きく左右するように思う。
『押しかけ同居人-2LDKのハーレム生活』


……マンネリと王道の差ってなんでしょうね。(^^;)

いや、少なくとも官能小説においてマンネリズムは否定しない方ではあるんです。キャラに魅力があって、話が面白くて、情交描写が濃厚ならば展開的には多少似通っていてもさほど気にはしません。

要するに、読んでて面白くていやらしければイイ派www

しかし、過去作品との共通性があまりに多いというか、類似の印象が支配的になるとさすがに……という感じにはなりますよね。何かしら新しいエッセンスはほしいと言いますか……。

1つの黄金律を生み出したがために次への変化が……といったところなのでしょうか。それとも「アバタもエクボ」から「エクボさえもアバタ」に変わる瞬間があるということでしょうか。

読み手の勝手な印象ですから恐縮するところもあるのですが、読者を惹きつけ続けるというのは並大抵のことではありませんよね。

あ、言うまでもなく初見なら強烈にイイ作品ですよ!

フランス書院文庫 新堂麗太
関連記事

テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : フランス書院文庫 新堂麗太

僕の兄嫁さん(著:川奈まり子、双葉文庫)

2013/12/12 発売
Amazonはコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。

大学生の中村和也は、兄の家に下宿して学生生活を謳歌する気楽な身。だが、兄の海外赴任で状況は一変する。二十六歳の美しい義姉・恵と二人きりの暮らしが始まったのだ。ひとつ屋根の下に満ち溢れる、女盛りの兄嫁の甘い匂い。貞淑な笑顔に隠された禁断色香に惑わされ、和也の疼きはやがて限界に達して――。オリジナル長編美熟エロス。


★★★★☆ デビュー作を彷彿とさせる悶々とした相姦恋愛物語, 2013/12/26
作者の本格長編官能小説デビュー作『義母の艶香』は義母と義息の双方に漂う悶々とした感情を描いた作品だったが、本作もまた同様の空気感を漂わせる内容だった。ただし、本作のメインヒロインは26歳の兄嫁である。余談だがタイトルは『ぼくのねえさん』と読む。

夫の長期不在時に居候することになった甥っ子(夫の実弟にあたる大学生)を主人公に据える定番的設定で兄嫁への溢れる想いが独白的に綴られていくが、前半は兄嫁や主人公に縁のある他の女性達との逢瀬が中心となる。これもまた定番的展開と言えよう。

第一章【真由子】
最初の情交は兄嫁の友人でもある近所の主婦(30歳)からである。主人公をチェリーボーイと勘違いし、将来のために筆おろししてあげると提案するのはやや安易にも感じたが、出会ってから割と早い段階で主人公のことを気に入った風の態度もとっているため、主婦が昼下がりの情事的に年下の青年を「摘み喰い」する感じは出ていたと思う。第二章や第三章後半への布石も打たれており、物語の序盤としてはまずまずではなかろうか。

第二章【未有希】
車の免許を取りに行くこととなった主人公が教習所で知り合った女教官(25歳)。この未有希との逢瀬により兄嫁への想いが募り過ぎた挙句に女性からすれば失礼千万なことまでしでかしてしまう主人公だが、免許を取得するまでの期間を恋人のように過ごすこと自体に後への意味を持たせている流れでもある。しかし、その出会いとアプローチはやや唐突にも感じた。

第三章【瑠香】
兄嫁の実妹(24歳)。物語の本線はここから本格的に始まると言ってよい。兄嫁と良く似た容姿ながら溌剌とした立ち居振る舞いが魅力の妹だが、ここでも兄嫁に重ねて見てしまい、悶絶度がさらに増してしまう主人公である。ただ、免許を取得したことから温泉旅行に出かける流れとなり、そこで軽い奪い合い的要素を盛り込みながら官能的なクライマックスへと至る前哨戦を挟み込んだ展開は良かった。豹変する兄嫁の始まりが見られる。

第四章【恵】
兄嫁が満を持して(?)官能的に登場するのは最終章である。実はここに至るまでに各章の所々で兄嫁の思わせ振りな態度が散りばめられており、主人公にも「もしや……まさか……」といった感覚は芽生えている。「あり得ねー」とも思っているために関係が遅々として進まなかった訳だが、これは兄嫁の心情描写が排されているからでもある。あくまでも主人公が目にした態度と台詞から察するところに醍醐味があるのだが、ともすれば見落としがちでもあるため、場合によっては読み返すことで気付きが増えるかもしれない。

主人公への想いが醸成される経緯が曖昧ではあるのだが、最後の最後で素直になった兄嫁の、普段の清楚な佇まいからは想像し難い淫らな美しさが全開となる第四章は、そのほとんどが官能描写であり、ここでの継続的ないやらし破壊力はなかなかのものである。

欲を言えば、最後に後日談的エピローグとして夫が帰ってきた後も関係が続いているような、つまり、昼間に主人公としっぽり戯れているような、そうでなくとも夫の出社を見送った後に主人公へ連絡を入れるような件をさらりとでも入れると兄嫁の妖艶さにさらなる磨きがかかったとも思ったが蛇足だろうか。
『僕の兄嫁さん』のレビュー掲載元


長編デビュー作『義母の艶香』のヒロインを義母から兄嫁に変え、サブヒロインを多彩にし、官能描写を大幅にブラッシュアップすることで、まるでデビュー作をリメイクしたような印象にもなった作品でした。

いや、ストーリー展開とかヒロイン達と主人公の関係とかは全然違うんですよ?

まるで別の作品ではありますが、漂うテイストに少しだけ似た感じを覚えたので、もしかして「デビュー作をもう一度リファインしたらこうなったのかも?」といった感覚が川奈先生にあったのかな~?などと邪推した次第であります。

どちらにせよ、デビュー作を含めた川奈作品をお気に入りとしている方が本作を気に入らないハズがありません!というくらいに川奈作品ですw


ヒロインの心情を敢えて独白させず、その立ち居振る舞いと台詞を通して「察してね」という実に女性らしい見せ方が今回も随所に出てきます。傍観者である読み手からすれば「ほら、主人公、早く気づきなよ」とツッコミたくなり、『まさか、あり得ねー』と思って逡巡している主人公にはもどかしさも感じる訳ですが、同時に「うん、そうだよね。ちゃんと言ってくれないと分からないよね」といった共感も得るテイストであります。

こうした女性の、何とも言えない可愛らしさってイイですよね。(^^)

……現実の「察してね」攻撃はメンドクセーことこの上ないですけどねwww



双葉文庫 川奈まり子
関連記事

テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : 双葉文庫 川奈まり子

姉さんにあまい口づけを(著:絹田青児、竹書房ラブロマン文庫)

2010/6/5 発売

姉さんにあまい口づけを

著:絹田青児竹書房ラブロマン文庫


Amazonはコチラから。

倉島悠樹は、バーテンを目指して修行中の青年。ある夜、憧れの姉である智葉を暴力夫から守って負傷するが、介抱してくれる姉の姿に思わず欲情を覚えてしまう。それに気づいた智葉は、ためらいつつも悠樹の秘情に応え、ふたりは禁忌の一線を越えるのだった。智葉を自分のものにする、という長年の夢をかなえ、幸せの絶頂にある悠樹。そんな彼に、智葉はもう一人の姉の淳菜と会うように勧めた。ずっと不仲だった次姉とどうして会わなくてはならないのか。不可解な申し出に戸惑う悠樹だったが、淳菜と彼の間には、重大な秘密があったのだった…!青年と二人の姉の間に生まれる欲望、愛情、そして肉悦!誰もが夢見る快楽の極致を描く、大型新人の鮮烈デビュー作。(引用元:Amazon)


★★★★★ 姉弟の確執を晴らすストーリーと数多くの淫猥な情交描写, 2010/6/30
デビュー作にしては上々過ぎる出来映えかと思う。タイトルからも連想できるように、結構がっつりな姉弟相姦の物語だが、主人公を25歳に設定しているので、2人の姉(34歳の異母姉と27歳の実姉)とのバランスが程良く取れている。全10章立てと細かく刻んでいるが、憧れの長姉と関係を結ぶ序盤、過去に確執があって毛嫌いする次姉との間に隠された真実のあったことが判明する中盤、そして新しい姉弟関係が出来上がる終盤とに大別できる。

ここで本作が秀逸なのは、物語の部分を、その核心も含めて中盤に集中させることで前後を簡略化し、その分情交描写に頁をしっかり割いていることである。姉弟の禁忌に戸惑い、困惑し、抵抗しつつも、弟の溢れる愛情に押される形で次第に受け入れていく長姉の心理描写を絡めた序盤の情交シーンだけでもじっくり描いているのに、次姉との“造られた”関係が晴れた後、第7章の後半から最後までなどは、精神的に解放された次姉の想いが相姦の背徳を越えた情交に滲み出ており、これに一線を越えたことで開き直ったかのように豹変した長姉が加わる交わりっ放し三昧となっている。

楚々とした佇まいで包容力のある長姉や、凛としていながら想いは深かった次姉が昂って“スイッチが入る”ギャップが表現されており、存分に交わり、果ててもまた求める淫らな“別の顔”が何ともいやらしい。ふんだんに用意された情交場面と愛情深くも艶っぽい描写が作品の淫猥さを底上げしている。

ただし、物語の肝である主人公と次姉の確執とその真相については、どんでん返しな展開ではあったが少々出来過ぎのような現実味に欠けるような超展開に違和感が無きにしも非ずだった。ストーリーに重きを置かなければ大したこと無いとは思うが、「あり得ねー」と萎える人がいるかもしれない。
『姉さんにあまい口づけを』のレビュー掲載元


大型新人の鮮烈デビュー作……まぁ、要するに煽り文句ではありますが、絹田青児先生については 嘘偽りなかった ですね!

いいオトナなのに過度なピュアさでファンタジー要素を底上げする手法ではなく、ほんの少しだけですが、相応に年を重ねたからこそ拭い切れない「汚れ」のようなものをきちんと盛り込み、主人公とともに歩むことでその浄化を果たす、あるいは、今は果たせなくとも目指すような作風に独特なものを感じます。

年1~2作と寡作ながら最近はまた違ったテイストを醸しつつ充実した作品を出し続けておられますから、これから期待値はさらに上がるばかりです!(^^)



愛好家Sさんのブログに投稿されている本作の紹介記事です。
き4-1『姉さんにあまい口づけを』絹田青児、竹書房/竹書房ラブロマン文庫、2010/06 発売●あらすじバーテンダーを目指している青年が、暴力夫から長姉を守ろうとして返り討ちに遭うも、介抱してくれた長姉と念願かなって深い仲になる。そして、長姉に頼まれて不仲の次姉と再会し、秘められた真実を知る事になる。●登場人物【倉島悠樹】25歳。智葉の異母弟。淳菜の実弟。大学二年で中退し、三年近くのホスト稼業を経て、ショットバ...
き4-1『姉さんにあまい口づけを』

にゃらさんのブログに投稿されている本作の紹介記事です。
絹田青児「姉さんにあまい口づけを」(竹書房ラブロマン文庫、2010年6月、表紙イラスト:大柴宗平)ネタバレ有り。御注意下さい。【あらすじ】バーテンダーの悠樹は長姉の智葉を庇おうとDV夫から暴力を受ける。翌朝智葉の介護を受ける内に欲情した悠樹は関係を求めるが、彼女も躊躇しつつも禁断の肉交に溺れていく。そんな中毛嫌いする次姉の淳菜が帰国すると智葉から聞かされ…?【登場人物】倉島悠樹25歳。身長178㎝で痩せ型の体...
絹田青児「姉さんにあまい口づけを」





あと、余談ですが、本作を手にした最初のきっかけはやはり表紙カバーイラストだったんですよね。(^^;)

元より良い仕事をされまくる大柴宗平絵師が絹田作品ではさらに冴えまくっているのですが、それはこのデビュー作から既に破壊力満点だったと思うんです。

何度も書いてますが、やっぱり表紙も大事ww





〈追記〉2016/11/25

もはや周知の事実ですから記しますが……この「絹田青児」先生こそ、あの綺羅光御大だった訳でして。(^^;)

いやぁ~、これを知った時はビックリでしたねぇ~。



ってか、改めて本作のあらすじを読むと、いけしゃあしゃあ堂々と「新人」と記すんですねぇ~。

確かに名義が違って、その最初の作品はデビュー作なんでしょうけどねぇ~。



そして、真名が判明したことで「絹田青児」名義の作品は重版されないことになったのか、Kindle版も消えてしまい、既に出回っている本だけの存在となった模様……こりゃ、中古で高値がついちまうゼ。(ーー;)





関連記事

テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : 竹書房ラブロマン文庫 絹田青児

つゆだく義姉さん(著:美野晶、竹書房ラブロマン文庫)

2010/6/25 発売

つゆだく義姉さん

著:美野晶竹書房ラブロマン文庫


Amazonはコチラから。
Kindle版はコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。〈電子書籍〉
ひかりTVブックはコチラ。〈電子書籍〉
総合電子書籍ストア【BookLive!】はコチラ。

就職に失敗し、恋人にも見放され、失意のうちに帰郷した城倉浩二は、義姉の英里子が経営する弁当店で、住み込みのアルバイトを始めることになった。英里子はかつて浩二が密かに憧れ、諦めざるをえなかった兄の妻。兄は二年前に他界し、今は未亡人だが、浩二の思いは複雑だった。それでも、好色な喫茶店のママやボーイッシュな魅力の同僚に誘惑され、めくるめく肉悦で浩二の傷心は少しづつ癒される。やがて本命の英里子に想いを伝えようとするが、英里子には浩二を受け入れられない禁断の秘密があったのだった…!誘惑官能小説の新たな旗手が描く禁断愛と欲情の傑作長編。(引用元:Amazon)


★★★★☆ 義姉の秘密を乗り越えて想いを固める主人公, 2010/7/1
全体に漂う雰囲気こそ前2作とほぼ同様ながら、本命たる義姉の秘密によって主人公に若干の焦燥感を与える変化球を盛り込んだ作品。週末になると派手な装いで出かけていく義姉(未亡人)を不審に思う主人公。全体としては明るい雰囲気の中に挿み込まれる一点の曇りみたいなものだし、これを中和する義姉の心情描写もあるのだが、この秘密が気になって読み手も一緒に少し煽られる構成には一連の深草潤一作品でよく見られるものを感じた。実際、義姉の秘密というのは結構好き嫌いの分かれるものだったりする。

また、今回はいわゆる火遊びではなくマジに恋するサブヒロインが出てくるため、これにどう対処するかという主人公の決意が試される場面もある。これまでにも似た展開はあったが、今回は主人公の想いを固めるためにやや強調されており、結果として終盤の現実的な展開が弓月誠作品っぽくなっているように感じた。切なくも美しい心と体の交流ながら、ちょっとやるせない色合いも滲み出ている。

他にも妖艶なマダムっぽい熟女や、逆に少々幼さの残る大学教授といった女性陣が出てくるのだが、正直ちょっと多い気もした。何しろ今回は物語としての終着点に至るのが遅いため、例えば前作『叔母とぼく-甘美な同棲』にあったような、本命ヒロインとのめくるめく交わり三昧な日々が少なく、この点において非常に残念なのである。その代わり、義姉の秘密を逆手に取った情交がクライマックス的に描かれて興奮度も増すのだが、これもまた読み手によっては複雑な思いに駆られる演出なので、2人の繋がりこそ強いものの何とも言えない読後感にもなったりする。要するに、ある性癖を元にした演出が、誘惑系、とりわけ生粋の純愛甘々系愛読者にとってはちょっと気になるんじゃないかなーという感じがしたのである。
『つゆだく義姉さん』のレビュー掲載元


美野作品としては3作目にあたりますから、レビューにある『前2作』とは、レビュー中にある前作に加えて前々作はすなわちデビュー作『人妻恋慕-誘惑のフルコース』を指します。

しかし、美野作品の中核を成す要素はこの時点でしっかりブレずにあるんだなーと改めて思いました。



それでいて作を重ねてもあまりマンネリっぽく感じないのは設定の多彩さに加えて展開にも作品毎に工夫を凝らしているからと推察致します。

まず小説として話が面白いのは官能小説でも大事な要素ですよね。(^^)





関連記事

テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : 竹書房ラブロマン文庫 美野晶

かんにんして-京母娘と家庭教師(著:宇治薫、フランス書院文庫)

2010/6/23 発売

かんにんして-京母娘と家庭教師

著:宇治薫フランス書院文庫


Amazonはコチラから。
Kindle版はコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。〈電子書籍〉
ひかりTVブックはコチラ。〈電子書籍〉
総合電子書籍ストア【BookLive!】はコチラ。

「もうかんにんして。奥まで突かれたら……」
羞じらいながらもねっとりと締めつける肉の構造。
裸になった36歳は昼間の貌とは別人だった!
母から「女」の匂いを嗅ぎとった制服の美少女は
「お母さんとはせんといて。由香やと嫌やの?」
覚えたての性技で僕の肉茎にけなげな奉仕を……。
(引用元:Amazon)


★★★☆☆ 読み方によって表情を変える作品, 2010/7/16
36歳の義母と16歳の娘(夫の実娘)が主に暮らす家が舞台。娘の家庭教師として訪れる主人公と義母は最初からデキており、娘の帰宅前に戯れる関係。娘は主人公に恋心を抱いている。義母の夫は健在だが関係は冷えており、作中に登場するのも名前だけ……全体の設定から記したのは、この作品が読み方というか誰に肩入れするかで評価を大きく分けると思ったからである。

最初は義母との艶っぽい描写で始まるのだが、途中から訳あって娘とも関係を持つようになる。当然ながら義母は気が気でない。娘も元より憎からず想っていたので主人公にメロメロとなっていく。要するに典型的な三角関係である。

特に義母の「静かな嫉妬」が前面に描かれているが、義母と娘のシーンがほぼ同等(娘とは戯れが多い)に描かれているため、どちらかに肩入れすれば他方が邪魔に思えてくるものの、高みの見物と決め込めば違った面白味が出てくる作風である。年上の人妻と年下の娘、艶のある交わりと生娘のウブな交わり。こうした好対照な情交描写が随所に出てくる。ただ、義母が妖艶に主人公を誘うのではなく、娘に取られる思いから必死に懇願するような形に変わっていくために、誘惑系としては若干重たい雰囲気を纏っているのと、キス(本作では「接吻」という表現を多用)の描写が多くて時に物足りなく、これらもまた好き嫌いの分かれることに繋がるかもしれない。娘にも想いを傾けたかのように振る舞い始める主人公の言動もこれを助長する。

そして、最後はなかなか意味深な結末へと向かっていくのだが、後の顛末については読者に委ねつつ「これって、10年くらい前までだったら包丁持ってたよね」と思えなくもないダークさも併せ持っているように思う。明るく乱入する可能性も否定できないが、作品のテイストがそれを強く思わせないところもあって何とも悩ましい。
『かんにんして-京母娘と家庭教師』のレビュー掲載元


典型的な誘惑路線でもないところに新人さんの気概があるのかもしれない3作目と言えるのかも。

京都を舞台にした作品を続けながら3作で途絶えてしまっているのが残念でもありますが、例えば本作でも「黒本」の古き善き時代を彷彿とさせるドロドロ感や、決してハッピーとは言えないダークさを湛えた結末などを見るにつけ、あと数年の後、すなわち今頃だったらもう少し異なる評価が受けられたかもしれないなーという気がしないでもありません。

デビュー作のしっとりした誘惑路線から2作目では寝取り・寝取られの凌辱に踏み込んだのですが3作目(本作)で再び誘惑系の三角関係を描いたりと、方向性がなかなか決まらないところもありましたし……。

ほんの少しだけ登場が早かったかな?






関連記事

テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : フランス書院文庫 宇治薫

若奥様たちの淫らなお買い物-柔尻営業日誌(著:庵乃音人、リアルドリーム文庫)

2010/6/30 発売

若奥様たちの淫らなお買い物-柔尻営業日誌

著:庵乃音人リアルドリーム文庫


Amazonはコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。〈電子書籍〉
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。〈電子書籍・携帯版〉
ひかりTVブックはコチラ。〈電子書籍〉
総合電子書籍ストア【BookLive!】はコチラ。

薬剤会社営業の青年を蕩かす、奔放な人妻たちの柔尻。
「ねえねえ、逸樹くん…媚薬とかってないのぉ?」
火照る巨乳弄りをおねだりするロリータ顔の幼妻、
ビキニ姿でマッサージを命ずる女豹のような社長夫人、
そして、夫との不仲に心悩ませる清楚な令嬢妻―。
青年と美女たちが綴る、早春のめくるめく営業日誌。


★★★★★ 誘惑展開に盛り込まれた“堕とし”の要素がショタコンで邂逅する, 2010/7/19
以下の諸兄に本作はうってつけである。

・前作『若妻柔肌レッスン』を気に入った人
・主人公を「可愛い、可愛い」と愛でまくるショタコン的激甘展開が好きな人
・官能小説にも「萌え」的胸キュンの愛情を求める人
・淫語が乱れ飛ぶ言葉責めの情交が好きな人
・真面目な人妻を堕とす展開が好きな人

王道の誘惑路線に、前作から顕著なショタコン的愛情をてんこ盛りにした明るい甘々テイストが心地良いのだが、3人のセレブ妻(全員夫あり)の1人を真面目で堅物に設定し、この人妻に一目惚れした主人公が猛烈なアタックを見せる展開を並列しているのが本作の白眉。積極的な誘惑とお姉さん的交わりに押されっ放しなサブヒロイン達とは別ルートで描かれるメインヒロインの困惑と抵抗、これを何とかモノにしたい主人公の言葉責め含みの交わりが好対照で何ともいやらしい。特に、夫が在宅中のトイレに連れ込んで強引に交わる場面には、寝取りと同時に凌辱のエッセンスも散りばめられており、人妻の抵抗が背徳感をさらに助長している。しかし、浮気がちなダメ夫に対してもなお妻としての使命感にも似た頑迷な矜持だけで操を立てていた人妻の心の奥底に眠る“本性”が次第に露呈するプロセスと、その決壊の時がギャップの破壊力で迫ってくるのである。「いやよ、ダメよ」と抗いつつも押しの弱さと主人公可愛さが相まって蕩けていくのが実にいやらしい。そして、一見別ルートに思えたメインヒロインとサブヒロイン達の展開が邂逅する。人妻の過去の秘密を少しだけ絡めつつ、この3人にはどのような繋がりがあるのかを、めくるめく言葉責めで堕ちていくセレブ妻達の痴態と共に楽しめる作品である。なお、結末については若干の心残りを感じるところもあるが、今の生活を維持しつつ楽しむセレブ妻達のしたたかな処世術と見れなくもない。
『若奥様たちの淫らなお買い物-柔尻営業日誌』のレビュー掲載元


リアルドリーム文庫の中ではおそらく最も好きな庵乃作品ですね。(^^)

レビューを読み返すと、最近の作風に通ずるテイストが本作辺りから芽生えているようでもあります。

つまり、いやらし指数が大幅に上昇 しているということw



◆新作情報
2013/12/26 発売
とろ蜜シャッターチャンス-女教師&制服少女と秘密の撮影会

Amazonはコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。
文化祭の展示会成功を目標に被写体を探す文哉は、
憧れの美人教師、学園のアイドル的美少女、
愛くるしい後輩ら、魅力的な女性をカメラに収めていく。
「私……撮られるうちに……あぁ、文哉くんっ!」
ファインダー越しの交流は、徐々にエッチな撮影会や
スキンシップへと発展していき……。



庵乃音人先生ご自身の解説によると「今回は実に珍しい学園もの。しかも、コメディです」とのこと。

期待値が上がりますね!(^^)





※各作品のあらすじはAmazonより引用。
関連記事

テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : リアルドリーム文庫 庵乃音人

久枝背徳日記:完全版(著:艶々、エンジェルコミックス)

2010/5/17 発売

久枝背徳日記:完全版〈上〉


Amazonはコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。
DMM.R18はコチラから。

同人で発表され大反響を呼んだ禁断の名作が、いま蘇る!
母さんの日記には信じられない変態行為が記されていた…。カラーイラストギャラリー16P収録の豪華完全版!
(引用元:DMM.R18)


★★★★☆ 初期の復刻にして『たとえば母が』の原典, 2010/5/20
作者の成年コミックとしてのデビュー作にあたる『久枝さんの背徳日記』と、これを本格執筆した『主婦久枝の日記』を上・下巻に纏めたうちの上巻。冒頭16頁のカラーイラストギャラリー以外に書き下ろしは無いので、既読の諸兄が改めて買うにはどうかとなるが、これを機に作者の原点に触れてみようというには有意義となろう。後の長編シリーズであり代表作となる『たとえば母が』の原典にして原点でもある。

芥川久枝:清楚な「母」にして妖艶な「女」でもある34歳の女教師ヒロイン
芥川修司:母の情事を目撃し、日記を目にすることで母に「女」を見る息子
滝岡:高校在学時より久枝との爛れた関係が続く、かつての教え子

夫の長期海外出張中に教え子の滝岡から熱烈告白されるのが物語の始まり。最初はライトな雰囲気だが、話が進むに連れて背徳感たっぷりのシリアス展開に変わっていく。前半たる本巻では、久枝の日記を読む修司を仲介した過去回想をメインにしており、校内や滝岡の自室で乱れに乱れまくる久枝の官能描写がずっと続くことになる。別の男との関係を主人公が指を咥えて見るしかない状況に読み手も一緒に晒され、悶々としながらも興奮させられる、物語前半の演出がこの頃から発揮されている。息子に内緒の関係に溺れる母が、別の男の前では淫蕩かつ貪婪に化ける秘密の本性を覗き見るいやらしさに溢れており、これにサイドストーリーやオプションを加え、さらに練り直して『たとえば母が』のベースへと繋がっていくことが再認識できる。

作画はさすがに初期と思わせるものだが、その線描の細さや粗いタッチに反して、思いの外違和感が少なくて不思議。コミカルな番外編(2編)は『久枝さんの背徳日記』に収録の短編で、本編から5~6年前の一コマ。画家志望の甥まで食べちゃう久枝さんのはっちゃけぶりが『ミツコさん』を彷彿とさせる。
『久枝背徳日記:完全版〈上〉』のレビュー掲載元









2010/5/17 発売

久枝背徳日記:完全版〈下〉


Amazonはコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。
DMM.R18はコチラから。

神様ごめんなさい
今だけ…愛しい我が子とつながりたいの…っ。狂おしいほど激しく、そして切ない究極の愛の物語!カラー絵物語16P、特別編「修司と香奈子」収録の完全版!
(引用元:DMM.R18)


★★★★★ 壮絶なまでの「牝」を見せる母への情愛と決意, 2010/5/21
芥川久枝:今も続く滝岡との関係で「女」から「牝」に
芥川修司:日記に続きビデオまで目にして母の美しき痴態への葛藤が鮮明に
滝岡:ビデオ内や終盤で久枝との壮絶な交わりを見せる

後半のクライマックスは息子修司との心と体の交流となろうが、その前に展開される、ビデオ内で滝岡の責めを受け止める久枝の乱れっぷりが凄まじい。主に付き合い始めの頃だった上巻では、一時「母」を忘れてもまだ「女」に留まっていたが、現在を撮影したビデオでは最早「牝」である。お尻もがっつんがっつん責められて昇天しまくりの痴態を目にする修司が痛ましい。また、この時の修司の姿を目撃して驚嘆する久枝もまた苦悩するのだが、こうした母子それぞれの葛藤の果てに想いが交錯する場面がやってくる。しかし、これで終わらないのが本作であり、後の青年コミック長編シリーズ『たとえば母が』との決定的な違いである。

本作の結末は、まだ母子相姦の禁忌がダークだった頃の空気を感じるもので、これを鑑みて、あるいは「本当はこうしたかった」との思いから改めて仕切り直したのが『たとえば母が』のようにも思われる。最後まで「母と子」だった久枝と修司、やはり淫猥な「男と女」だった滝岡と久枝。この違いを痛感し、未練を残しつつも母のために決意した修司によって結ぶことで、より一層の切なさと重厚な余韻を残すことに繋がったと思う。

また、こんな修司のために用意されたかのような後日談【修司と香奈子】では溜飲を下げるのだが、男が求める母性の矛先の同位性には思わず同情的苦笑もしてしまう。久枝さんの学生時代(20歳)にして「牝」の素地ともなった特別短編【若かりし久枝さん】や、修司の心情がフラッシュバックする16頁のカラーイラストギャラリー【久枝背徳日記 絵物語】も同時収録。
『久枝背徳日記:完全版〈下〉』のレビュー掲載元












艶々作品初期の傑作と言えるでしょう。(^^)

こういう形で纏められ、再販されるのは嬉しい限りですね。





【元になった作品1】
2000/12/25 発売(TOEN COMICS)
Amazonはコチラから。

芥川久枝34歳、古典の非常勤講師をしている。生徒の滝岡から告白され、抱き寄せられ強引に奪われた唇。無理やりに触らされた滝岡のあそこはみるみる大きくなって…。(引用元:DMM.R18)


★★★★☆ 作者らしさはしっかり出ているデビュー作, 2009/5/31
作者のデビュー作である。表題作【久枝さんの背徳日記】(全4編)+短編3編という内容だが、なぜか最後の【眠りの森】だけは濡れ場の全く無い、本作の方向性とはかけ離れた切ないお話である。あと、表題作は一応4話構成となっているものの続きモノではないようである。第2話以降にはそれぞれ【-秘密-】、【暴走久枝さん】、【センセイのセンセイ】とタイトルがある。

また、夫が海外赴任しているヒロインの久枝さん(学校の先生)には息子の修司がいるのだが、この修司が第2話では中学か高校の生徒なのに対して第3話ではランドセルを背負っており、第4話では冒頭で10歳と明記されている。夫の海外赴任も第1話では1年前なのが第2話では7年前、第3話では2年前である。それでも久枝さんの年齢は(おそらく全話)34歳なので、これは久枝さんというヒロインと家族構成のみを用いた別個の話ということであろう。

生徒に告白されて、夫に操を立てながらも拒めない第1話、息子の目を忍んで、かつて家庭教師で教えた生徒宅に通って密戯におよぶ第2話、画家志望の甥を食べちゃう第3話、修司の担任として家庭訪問に訪れた久枝さんのかつての教え子に迫られる第4話と各話はバラエティ豊か。第2話は修司視点のシリアスな寝取られに対して第3話は思いっきりコメディである。

他にも、弟大好きな義姉(教師)と姉に密かな想いを寄せる義弟(生徒)の【~義姉~sister-in-law】や、水泳部員を指導する先生の【AQUA PARADISE】もコメディと恋愛の楽しい話である(女教師の話ばかりだな)。画風はさすがにデビュー作という感じだが基本的な部分はさほど変わっていない。背徳感ありまくりのストーリーも同じ。この作者は昔から一貫した方向性で作品づくりをしていることが解る作品である。
『久枝さんの背徳日記』のレビュー掲載元


【元になった作品2】
2004/05/03 発売(TOEN COMICS)
Amazonはコチラから。

久枝さんシリーズ2作目登場!第一話~第六話+SP.1.5話(第6話とSP.1.5話は描き下ろし!)と「久枝キャンパス日記」の全8話を収録。

(引用元:DMM.R18)

★★★★☆ 『完全版』が出た今となってはコレクターズアイテム, 2010/8/4
久枝さんと息子の修司を取り巻く背徳相姦絵巻については、ストーリーを網羅した『完全版』()が出ているため、今となってはコレクター以外に入手する必要が無くなっており、実際に本作を見ると、いかにも話の途中という尻切れトンボな終わり方になっている。

久枝さんの背徳日記』の第1話を再度収録して物語の始まりとし、ここに『完全版』では第2話とした話を「1.5話」(当時の書き下ろし)として挿み込んでいる。ここまでは良いのだが、この後は久枝さんの日記を読み、滝岡と淫蕩に交わって蕩ける久枝さんの痴態が収められたビデオを観ては寝取られ男の苦悶を真っ向から味わいつつ自分も母と……と思い始める修司と、それを目撃してしまった久枝さんが苦悩するうちに風呂場で湯あたりしてしまう第6話(これも当時の書き下ろし)まで、ここまでで終わってしまうのである。あとがきに「この後は久枝と修司が接近して……」みたいなことが書かれているので、この時点ではこの物語が全く以て完結していなかったことが窺える。

まぁ、それでも『完全版』と同じとはいえ、久枝さんと滝岡が結ばれ、情欲を交わし、乱れに乱れて堕ちていくいやらしさはさすがの一言。優しい「母」が妖艶で淫靡な「女」に化けていく、修司の知らない「牝」になっていくのを目にして何もできない修司の悶々とした心情が赤裸々に描かれていることに変わりない。
『主婦久枝の日記』のレビュー掲載元





マニアおよびコレクターの方はコチラも併せてどうぞ。(^^)




関連記事

テーマ : エロマンガ・同人誌
ジャンル : アダルト

tag : 艶々

若い後妻と息子の嫁と(著:霧原一輝、二見文庫)

2010/4/30 発売

若い後妻と息子の嫁と

著:霧原一輝二見文庫


Amazonはコチラから。
Kindle版はコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。
【honto】の電子書籍はコチラ。
ひかりTVブックはコチラ。〈電子書籍〉
総合電子書籍ストア【BookLive!】はコチラ。

[ 父 × 後 妻 ] + [ 息 子 × 嫁 ] = ?

同じ屋根の下で暮らし始めた二組の夫婦。
妻に飽きた父とマザコンの息子は──
読み始めたら止まらない書き下ろし回春エロス !

不動産会社の役員を引退した男と、若い後妻、さらに男の前妻の息子とその嫁が加わって──西岡家の二世帯の生活が始まった。再婚当初こそ若い後妻に惹かれていた男だが、だんだんと息子の妻の若さと初々しさに魅入られていく。それを知ってか知らずか、後妻も自分の欲求をもてあまし、義理の息子に接近していく……。俊英による書き下ろし回春官能ノベル!


★★★★★  (父×後妻)+(息子×嫁)=?, 2010/7/23
レビュータイトルの数式は帯に書かれたものだが、カッコ内の組み合わせを見るとフツーであり、当然ながら本作はこの組み合わせがクロスする話である。霧原作品と言えば「義父と嫁」あるいはこれに類する組み合わせが多く、この両名それぞれの相方である妻や息子(嫁の夫)が大体においてお亡くなりになっているか出番が無いのだが、これが存命して出番を設けてカップルになったら?という試みと推測できる。そして、この試みは成功したようである。

妖艶な美女を後妻に迎えた主人公だが、もう老齢に差し掛かっており夜の営みが覚束ない。しかし、同居する清楚な嫁に対してはそうでもなく、何かと意識してしまうところに思い付いた企み。これが“歪み”の始まりである。この辺りまではオーソドックスな霧原作品らしく進む。“覗き”や“寝取られ”といった霧原作品の定番要素を散りばめ、自分にとっては義母である後妻を想う息子視点の情交描写も盛り込みつつ、ややダメオヤジな主人公の身勝手な嫉妬心がムラムラと湧き立つに至るのだが、この仕返しとばかりに嫁を襲う展開が加わっていく。要するに、嫁をモノにするお題目を得た訳だが、ここからはかなり凌辱色の強いものとなる。嫁の弱みにつけ込み、まさに「手篭めにする」という強引さと卑劣さを見せる主人公は相当にダメオヤジと化している。

結果的に夫婦交姦の様相を呈してくる中にほどほどの修羅場と和解を経て結末へと向かうにあたっては、最後にちょっとしたどんでん返しっぽいオチが待ち受けている。愛情と肉欲の不一致とも言えそうな態度を見せる嫁。あれだけ義息ラヴだった後妻が見せた主人公への恋情らしきものと嫁への対抗心。やや唐突で強引に結びにいった感じもする、さほど明るくもない結末だが、女性陣の心の奥底を垣間見せるものでもあった。「実用性」も高く、一風変わった作品としておすすめしたい。
『若い後妻と息子の嫁と』のレビュー掲載元


霧原先生の代名詞となった回春路線が全盛の頃の作品ですから、ちょっと変わった設定の妙が冴えた内容として印象深いです。

むしろ、最近に見られる「うら若き嫁をモノにする」主人公の能動的な動きが出てきた作品と言えるかもしれません。

ヒロインからのアプローチを受けて狼狽しながらものめり込んでいく路線の良さと自分から迫っていく良さとが融合した、相乗の良さがある作品ですよ。



◆新作情報
2014/1/9 発売
蜜色温泉秘貝比べ(双葉文庫)

Amazonはコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。
東京で起業に失敗した松本悠平が、実家の老舗旅館の跡継ぎとなるべく、地元に帰ってきた。名物女将である悠平の母は、従業員の中からお眼鏡にかなった女性をひとり選び、悠平と結婚させ、「若女将」とすることを宣言する。キーワードは「おもてなし」。女たちは次期女将の座を狙い、次々と悠平に言い寄り、濃厚な肉弾サービス合戦を繰り広げるのだが……。書き下ろし長編回春エロス。



双葉文庫の霧原作品なので表紙カバーイラストは金本進絵師でしょうか。

それとも今回は写真でしょうかね?





※各作品のあらすじはAmazonより引用。
関連記事

テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : 二見文庫 霧原一輝

巫女母と巫女娘と僕(著:巽飛呂彦、フランス書院文庫)

2010/7/23 発売

巫女母と巫女娘と僕

著:巽飛呂彦フランス書院文庫


Amazonはコチラから。
Kindle版はコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。
【honto】の電子書籍はコチラ。
ひかりTVブックはコチラ。〈電子書籍〉
総合電子書籍ストア【BookLive!】はコチラ。

「こんなエッチなことして神様に怒られちゃうかな」
襦袢越しに双乳を押しつけ、甘くささやく巫女娘。
緋袴のフェラチオ、白襦袢の騎乗位、裏穴の清拭……
少女に負けじと「巫女母」までが淫らなご奉仕を……
最高の「癒し」を与えてくれる押しかけ女神たち。
突然はじまった、僕と母娘のいちゃラブ同棲生活!
(引用元:Amazon)


★★★★★ 原点回帰したかの王道ストーリーを巫女設定で堪能, 2010/7/28
人によっては「また巫女か」となるかもしれないが、姉妹ではなく母娘ヒロインなのが本作のミソ。しかも、天然おっとり系で慈愛に満ちながら嫉妬もしちゃう36歳の「これぞ巽作品の母」と、同じく「これぞ巽作品のツンデレ」な17歳の意地っ張り娘が登場しての、原点回帰したかの王道ストーリーだから堪らない。好対照ながら魅力的な2人が胸キュン破壊力で16歳の主人公に愛を囁く激甘作品である。

とはいえ、設定としての神社や巫女などは割と重要な役割を担っているし、さらには背景として夢物語まで出てくる凝った作品でもある。それだけに、前半の母の行動には唐突な感じや違和感もあったが、娘が切ない想いを吐露して結ばれ、意外な“本性”を垣間見せる後半からぐっと良くなる。そして、母の可愛らしい一面と娘と同様の“本性”が透けて見えてからさらに盛り上がる仕組み。さらに、これが変化に富んだ、めくるめくご奉仕プレイの連続に繋がる流れが見事である。そして何より母娘の心情と情交の描写にしっかり頁を費やしているのが良い。ツンツンだった娘がデレてからメロメロになるまでの経緯や、不可解だった母の一時的な積極性の理由に、母娘が鉢合わせになった後でいろいろと頑張る主人公までもきっちり描いてドラマを演出している。

ただ、ファン故の贅沢な要望かもしれないが、社殿裏手の土蔵とか愛の儀式めいた本殿での契りとか延々と続くクライマックスとか、随所に用意された情交場面それぞれに少しずついやらしさが足りない気がする。思うに、今回のような清らかな作風ではどーしても良い意味でのお下劣テイストが出せないこともその一因かと。妖艶な熟女が主人公を狙いすまして食べちゃうような展開や、可憐でお茶目だけど真っ直ぐで貪欲に頑張る母(これもまた「巽作品の母」だと思う)もそろそろ読みたい。
『巫女母と巫女娘と僕』のレビュー掲載元


実はさらにアラサー&アラフォー3人の巫女作品も後に出ますww

この頃の巽飛呂彦先生は神社仏閣か巫女さんの方面に多大な関心でもあったのでしょうかね~?



にゃらさんのブログに投稿されている本作の紹介記事です。
巽飛呂彦「巫女母と巫女娘と僕」(フランス書院文庫、2010年8月)ネタバレ有り。御注意下さい。【あらすじ】一族が管理する神社に住み込みのバイトにやって来た八雲。ある雷雨の日に人狐の影を見た彼だが、実は本社(やしろ)から派遣された巫女母娘だった。【登場人物】不羈八雲(ふきやくも)16歳。夏休みを迎え、一族で管理する神社で住み込みのバイトをする高校1年生。童貞。甘露寺静36歳。隣町に住む巫女。巴を産んで間もなく...
巽飛呂彦「巫女母と巫女娘と僕」





それでも、姉妹、母娘(本作)、熟女と分けてくるところはさすがですけどね。(^^)





関連記事

テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : フランス書院文庫 巽飛呂彦

最高の相姦地獄-溺れ母と溺れ叔母(著:村崎忍、フランス書院文庫)

2010/7/23 発売

最高の相姦地獄-溺れ母と溺れ叔母

著:村崎忍フランス書院文庫


Amazonはコチラ。
Kindle版はコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。〈電子書籍〉
ひかりTVブックはコチラ。〈電子書籍〉
総合電子書籍ストア【BookLive!】はコチラ。

こんなに妖艶な微笑で少年を誘う叔母がいただろうか?
これほど悩ましく色香を振りまく美母がいただろうか?
ボディラインも、舌づかいも、肉層の締めつけも違う二人。
亮が大人になる瞬間を、誰にも渡したくはなかった。
今夜から私があなたの恋人よ。すべてを受けとめてね……。
36歳と27歳、秘めた欲望に溺れる危険すぎる誘惑生活!
(引用元:Amazon)


★★★★★ なかなかの骨太さで描くイマドキな母子相姦, 2010/8/1
いわゆる「黒本」でタイトルに『地獄』とあると、大体においてダークだったりアンハッピーだったりするものだが、本作は『最高の』の方に重きを置いたイマドキテイストな実母相姦と言えそうである。少しばかりの背徳と遠慮を背景にしつつも、溢れる愛情と思いやりが全てを包み込む甘い作品である。

女手ひとつで主人公を育てた気概と包容力を持ち、息子に男らしさも感じている36歳の未亡人実母。クールに装いながら時折可愛らしくもある27歳で既婚の叔母。多少の憂いを湛えながらも常に実母や叔母に気を配る心優しい16歳の主人公。これらの人物設定や全体の構成には神瀬知巳作品からの影響を強く感じる。ちょっとしたことでも愛情と感じて想いがどんどん高まっていく心境をカッコ書きで記していく手法もよく似ている。ドラマ性を極力抑えたシンプルなストーリーにすることで心情と情交の描写に多くを費やし、登場人物それぞれの心に見え隠れしていた念願成就を柱に据えた作風である。

血縁同士の交わりに若干気後れしながらも、「甥っ子」から「男」へ、「息子」から「男」へと意識が変わり、その思いが禁忌の背徳を超えて膨らんでいくのだが、実母と叔母が共に気遣い、時に深読みしながらも、これらを前半までに描くことで、想いが交錯して露呈する後半から新たな局面に入る面白さを出すことに成功している。修羅場展開ではないので、人によっては物足りないかもしれないが、むしろ血縁者同士仲良くという結末に向かって旺盛な愛欲を曝け出していく展開である。当初は実母の方が(血縁率100%だけに)少々奥手でもどかしくもあったが、終盤で諭されるように自我を解放して溜飲を下げ、興奮度がさらに上がる。叔母の真正面からの愛情と、実母の「母」と「女」の愛情が収束する展開が心地良くもある作品である。
『最高の相姦地獄-溺れ母と溺れ叔母』のレビュー掲載元


記念すべきデビュー作です。

村崎作品を一言で申せば、イイ味出してるね~ といったところでしょうか。

とりわけ熟女の描写が秀逸ですわ~。



にゃらさんのブログでの紹介記事はコチラ。
村崎忍「最高の相姦地獄 溺れ母と溺れ叔母」(フランス書院文庫、2010年8月)ネタバレ有り。御注意下さい。【あらすじ】母子家庭の亮は酔って帰宅した奈津子のストッキングでオナニーしてしまう。それを叔母の志穂に見られ、誘惑されてしまう。【登場人物】成瀬亮16歳。奈津子の息子。母子生活になって久しいが母に女の魅力を感じ始めて戸惑っている。成瀬奈津子36歳。高級クラブでホステスを務めている。生活の事を考えて再婚話...
村崎忍「最高の相姦地獄 溺れ母と溺れ叔母」





しっとりとした中に品の良さがあり、それでいて火がつけば恥じらいつつも淫らに、そして積極的に……最高じゃないですか!w





関連記事

テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : フランス書院文庫 村崎忍

義母の艶香(著:川奈まり子、双葉文庫)

2011/11/10 発売
Amazonはコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。

大学生の青山明の秘かな想い人は、自宅で料理教室を主宰する美しき義母・ゆり子。父の死後、決して叶わぬ“お義母さん”への思いは、ひとつ屋根の下で抑えきれぬほど膨らんでいた。そして明が二十歳の誕生日を迎えた夜、十六夜の月に導かれるように、母子の祝宴に甘く妖しいムードが流れ始める。女流の超新星が贈る、書き下ろし長編美熟エロス。


★★★★☆ 義理の母子が越える最後の一線は劇的, 2013/12/22
言わずもがなの元AV女優にして、最早伝説とも言えるデビュー作『義母 まり子34歳』によって今に至る熟女優の先駆けともなった、あの川奈まり子女史の小説家としての長編デビュー作である。AVデビュー時の設定にあやかって小説でも義母をメインに据えたとのこと。元よりライターとしての職歴もある作者だけに文章には淀みがなく、物語としても楽しく読ませていただいた。

……とまぁ、いかにもデビュー作を紹介するかの書き出しではあるが、目下の新作『僕の兄嫁さん』を含めて既に8作品を上梓している作者に対し、当方も本作を除いた7作品を既読の身のため、ここでは改めて振り返る形での内容にもなってしまうことをご容赦願いたい。

まず感じたのは、川奈まり子作品としての個性が既に本作より滲み出ていることである。多少の蛇足感はあるものの、そこそこの多人数ヒロインを配して主に序盤から中盤までの官能面を担当させつつ、そして終盤でドラマ的に一捻りしてからメインヒロインとようやく、しかし晴れて結ばれる流れができている。双葉文庫らしい展開と指摘されると反論が難しいが、デビュー作であれば相応に編集側からのサポートもあっただろうし、それにも増して「らしさ」をブレずに盛り込んでいるのは非常に大事と考える。官能的に見れば活躍の場が限られてしまうためにメイン推しだと物足りなさは残るものの、それは物語の要所でサブヒロイン達が受け持っていると見ることで補いたい。

また、本作では序盤から義母の実家が再婚を希望して画策していたり、中盤からは義母に別の男の影(らしきもの)が見えてくるといった、主人公とともに読み手も悶々とさせる要素があるが、これもまたクライマックスに向けてのスパイスとして程々に留めつつ上手く活用していると思う。さらには義母への届かぬ想いに苦慮する主人公が、とあるサブヒロインとの逢瀬を繰り返す中で最後に背中を押されつつ、実はその関係自体に背徳的な要素がありながら皮肉でもあったところは秀逸なアイデアと思った。

欲を言えば、最終局面の直前に出てきたサブヒロインは排して、その分クライマックスを前倒しすれば最後の情交により頁を割けただろうし、「その後」も多少は盛り込むことで違った読後感を得ることもできたように感じたが、そうしたさらに好バランスな結末は後の作品、例えば『人妻、洗います。』や『未亡人喫茶』辺りで読めると申しておく。
『義母の艶香』のレビュー掲載元


川奈まり子先生の記念すべき本格長編官能小説デビュー作。

AVデビュー時の役にあやかってメインヒロインを義母としたのはレビューにも記した通りですが、本作の義母も作中で34歳の誕生日を迎えています。

20歳の主人公(義息)と34歳の義母の間に漂う何とも言えない空気がしっかり描かれています。

秀逸なデビュー作だと思いますよ。



【新作情報】
◆僕の兄嫁さん
2013/12/12 発売
Amazonはコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。
大学生の中村和也は、兄の家に下宿して学生生活を謳歌する気楽な身。だが、兄の海外赴任で状況は一変する。美しい義姉・恵と二人きりの暮らしが始まったのだ。ひとつ屋根の下に満ち溢れる、女盛りの甘い匂い。貞淑な笑顔に隠された禁断色香に惑わされ、和也の疼きはやがて限界に達して―。オリジナル長編美熟エロス。



メインは兄嫁となりますが、こちらの新作もテイストはよく似ています。

物足りない印象だった官能描写もこちらでは終盤を中心にてんこ盛りww

主人公が悶々とし過ぎな気もしましたが(笑)、慎み深かった兄嫁の豹変が見どころですね。(^^)



双葉文庫 川奈まり子
関連記事

テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : 双葉文庫 川奈まり子

しっぽり濡れ肌-湯屋の美女(著:霧原一輝、竹書房ラブロマン文庫)

2011/7/20 発売
Amazonはコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。

事業に失敗し、妻にも離婚された尾崎周一郎は、あてのない傷心の旅に出る。旅の途中、レトロな銭湯に惹かれて入るが、湯あたりで倒れてしまう。気がつくと、番台にいた清楚な美女に優しく介抱されていた。彼女は鶴本美佳という名で、この「鶴の湯」の娘であった。恩を返すため、周一郎は人手の足りないこの銭湯で働き、力になろうと決意する。美佳のために「鶴の湯」で働き始めた周一郎だが、お客の未亡人や美佳の義姉である由布子など、淫らな美熟女たちから誘惑されて…!? 老舗の銭湯を舞台に聖女と淫女の官能美を圧倒的な筆致で描く、絶品の回春エロス登場!


★★★★☆ 霧原流熟年主人公のほろ苦い旅路, 2013/12/18
2011年から2012年にかけての竹書房ラブロマン文庫には一部で官能小説のシリーズ化にチャレンジしていたフシがあり、『深川てんぐ三姉妹』シリーズ(著:安曇東吾、全4作)や『秘め事しらべ』シリーズ(著:響由布子、全3作)などがこの頃に出されている。本作も後に『とろめく白肌-港町の美女』から『秘め肌さぐり-祭りの美女』へと続くシリーズの第1弾である。48歳の熟年マッサージ師【尾崎周一郎】が旅先で出会う麗しき女性達との情交と巻き込まれる事件を追ったほろ苦い物語でもある。

サブタイトルにもあるように本作の舞台は銭湯。ここの看板娘をメインヒロインとし、兄である当主の妻やこの銭湯を贔屓にする女社長、それに別の企業の秘書や周一郎が後に呼び寄せる若い女性マッサージ師といった多彩な面々がサブで加わる。傾いた銭湯の立て直しに一役買ったり、レジャー施設の建設を目論む悪しき企業との確執があったりとドラマがしっかり練り込まれており、中には悪女として立ち回るヒロインもいたりする。また、シリーズ物として当初より想定されていたこともあって周一郎とメインとの年の差を越えたラヴロマンスの行方には切なさが宿る。

最後のメインとの情交を除くと官能面はサヴヒロイン達が主に担当する構成と言える。初心で一途な看板娘だけにピュアな情交も描かれるが、他のヒロイン達にはそれぞれ思惑が絡んでいたりもすることで醸される良い意味での汚れ感が逆に淫猥度を高めており、積極的かつ貪欲に求めてくるヒロインもいる。もちろんマッサージ師としてのテクを活かした悶絶のプレイや交わりもあったりで官能描写は総じていやらしい。
『しっぽり濡れ肌-湯屋の美女』のレビュー掲載元


レビューにも記したように、竹書房ラブロマン文庫が一時期積極的に取り組んでいた、ような気がする(^^;)官能小説のシリーズ化チャレンジの一環にあった作品と言っていいのでしょうかね~?

ヒロインと主人公の出会いから男女の関係へと至るきっかけ、といった前段階の部分を含めて1冊目でじっくり描きつつ、対抗ヒロイン(時に複数)の登場と主人公の奪い合いを2冊目でこれまたじっくり。そして、さらなる展開を迎えて最後は盛大な官能乱痴気騒ぎの大団円を3冊目で迎える……みたいな全3作のシリーズ物って……好まれないのでしょうかね~。(^^;)

素人の発想かもしれませんが、ライトノベル的発想で官能小説もシリーズになっていいと思うんですけどね。



『秘め事しらべ』シリーズは特集記事があるので見てみてくださいまし~。

【新作情報】

若女将の初夜-湯の肌めぐり(2013/12/17)
Amazonはコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。

笠原史郎は温泉旅館のひとり息子だったが、後を継がず東京で働いた。しかし志半ばで夢破れ、妻とも離婚し帰郷した。実家の旅館では、昔好意を抱き告白したこともあった美人仲居の棚橋蓉子が、今は雇われ女将として、娘の暁子と共に働いていた。しかしそこには、無類の女好きで旅館の実権を握る番頭がいて、史郎を邪魔者扱いにするのだった…。官能小説のスペシャリストが情感たっぷりに描く、艶やかな温泉美女たちの、おもてなしラブロマンエロス!! 書下ろし官能ロマン。

表紙カバーイラストは久し振りに御大佐藤与志朗絵師が降臨!
大病を克服し、今は回復へと向かっているAV麻美ゆま嬢がモデルと思われますが
お得意の和装美女が描かれていますね。(^^)


竹書房ラブロマン文庫 霧原一輝
関連記事

テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : 竹書房ラブロマン文庫 霧原一輝

甘い夜-夏の個人教授(著:常盤準、フランス書院文庫)

2010/7/23 発売

甘い夜-夏の個人教授

著:常盤準フランス書院文庫


Amazonはコチラから。
Kindle版はコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。〈電子書籍〉
ひかりTVブックはコチラ。〈電子書籍〉
総合電子書籍ストア【BookLive!】はコチラ。

「私のここ、すごく濡れてるでしょ?……ほら」
浩志の手を取り、蠢く秘唇の奥へと導く深雪25歳。
黒い絹草の感触、膣襞の締めつけ、匂い立つ芳香……。
少年を虜にする熟れた女体は羞恥と恍惚に赤く染まりゆく。
「私のすべてを、あなたの好きにしてもいいの」
二人きりの寝室で行われる「夏の夜の個人授業」!


★★★★★ 従姉、実姉、実妹……3人とも素敵過ぎる!, 2010/8/5
これまで凌辱寄りだった作者の「黒本」3作目にして初の本格的な誘惑作品。前作『働く女-夜9時の凌辱研修』にも誘惑的な甘い展開があったので楽しみでもあった。そして、本作は期待以上の破壊力だった。

【深雪】 従姉。25歳。可憐かつ妖艶な既婚者
深雪さん超ヤバイ。なんて大胆で積極的でいやらしい!という逸材である。戯れているだけでも充分にいやらしい希有な人。15歳の主人公を導きつつ自分が存分に楽しむ人。抜群なシチュエーションで繰り出される淫らな腰遣いが素敵過ぎる。偶発的な接近から満たされない夫に代わる爛れに爛れた関係を経て想いを寄せていく。深雪さんの1人ヒロインでも良かったくらい。

【奈緒】 実姉。16歳。物静かで真面目。生娘
好奇心は旺盛なのに相手が実の弟なため困惑と抵抗を繰り返すが、次々に覚えていく愉悦に抗い切れなくなる。終盤は可愛らしく豹変してしまうギャップあり。弟を求める積極性を見せながらも普段は姉としての矜持を保つしっかりさんである。

【絵美】 実妹。13歳。ブラコン。快活なおマセ。ややM。生娘
まだ幼い妹とどのように接点を設けるのかと思ったが、姉や兄を差し置いて意識は一番すすんでおり、身も蓋もないほどストレートに迫る小悪魔展開だった。「こんのぉ、マセガキがぁ」と笑いツッコミもしたくなるが健気な可愛らしさもある。

オープンにがっつり交わる深雪さんと秘め事っぽい姉妹とを上手く対比させて好対照な情交を見事に描いている。次第に昂り、遂には我慢できなくなる官能美がある。地の文が多く、若干説明的に思うかもしれないが「小説読んでるなぁ~」という風情がある。惜しむらくは結末がかなり急ぎ足で消化不良だったこと(泣く泣く削除した箇所があるのかも?)。それでも多くの情交場面が悉く冴え渡る秀作と言えよう。
『甘い夜-夏の個人教授』のレビュー掲載元


DSKの中ではベスト・フェイバリッドな常盤作品です。(^^)

もぅ、名作認定しちゃいます!ww

大胆で奔放な従姉の深雪さんと、気難しくも実はツンデレな実姉の奈緒とのコントラストが冴えてます。



にゃらさんのブログでも本作が紹介されています。
常盤準「【甘い夜】夏の個人教授」(フランス書院文庫、2010年7月)ネタバレ有り。御注意下さい。【あらすじ】中学生で野球部に所属する浩志。久々に出会った深雪と偶発的な接触をきっかけに童貞を卒業する。そんな中で姉の奈緒や妹の絵美も性に関心を持つようになり、浩志と関係する事に。【登場人物】田村浩志15歳。野球部に所属する中学3年生。坊主頭であどけなさが残る少年。深雪25歳。浩志たちの従姉。茶色でウェーブの掛かっ...
常盤準「【甘い夜】夏の個人教授」





しばらくご無沙汰でしたが、2013年になって官能小説の執筆活動を再会されたご様子。

実に喜ばしいことでございますデス。\(^o^)/ヤッター



◆新作情報
2013/8/12
休診日-人妻誘惑クリニック(マドンナメイト文庫)

Amazonはコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。
白衣に浮かぶ悩ましい身体に揺れる乳房、鼻腔をくすぐる甘い匂い。魅惑的な人妻の診療はイヤらしすぎて……会社を独立して地元にUターンしてきた雄二は、歯科クリニックで元同級生の奈津美と再会した。かつての美少女は見とれるほどの美女に成長していた。白衣からでもわかる艶めかしい肢体と甘い匂い――薄暗い診察室は妖しい空気に包まれ、そして……。



テイストが似ていて、本作の深雪さんに匹敵する素敵なヒロインが出てきますから、本作が気に入ったらコチラを、コチラを先に読んで気に入ったら本作を是非読んでみてください。





※各作品のあらすじはAmazonより引用。
関連記事

テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : フランス書院文庫 常盤準

隣の女子寮-お嬢さまハーレム(著:上原稜、フランス書院文庫)

2010/7/23 発売

隣の女子寮-お嬢さまハーレム

著:上原稜フランス書院文庫


Amazonはコチラから。
Kindle版はコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。〈電子書籍〉

「これから君をセックスの優等生にしてあげる」
豊かな胸を背中に押しあて、胯間をいじる令嬢。
耳元にかかる吐息、張りつめた肉茎をしごく指先。
名門女子大生の知的な肉体で知る大人のセックス。
秘密に気づいた他の寮生までが僕を部屋に誘い……
18歳、21歳、24歳……隣の年上に教わるABC。


★★★☆☆ 特に後半が同じことの繰り返しであまり面白くない, 2010/8/9
隣に女子寮があってハーレムになって……という設定は良いのだが、タイトルやあらすじからイメージされる展開と実際とが噛み合っていないもどかしさが残る内容だった。

まず、ハーレムエンドについてだが、ここ数作の流れから、作者は安易なハーレムエンドを避けているフシがある。そのために主人公には思い人がいたり、中盤からメインヒロインと相思相愛になる展開が見受けられるのだが、本作でも主人公には意中の人がいる初期設定がある。これ自体は何ら問題ないが、訳あって短期的に音信不通になっていた、主人公の恋人にして3つ年上の幼馴染みお姉さん【美里】の登場が、本作では早過ぎると思った。美里と連絡がつかない間に寮生の姉妹(【貴子】と【都】)や寮母さん【雪江】とデキてしまい、爛れた関係に発展したところの最後になって美里が登場、思わぬ事態に唖然としているうちに巻き込まれてハーレムエンドなら良かったと思うのだが、中盤には出てきてしまい、その後は他のヒロインに抜け駆けされたり横取りされては嫉妬するを繰り返すばかりで、ちょっと芸が無いというかおバカというか、そんな印象で株を下げているのである。当初の貞操観念はどこへやらという豹変振りで、最後は本当におバカなことをして笑いを誘ってはいるが、扱いとして少し勿体ない。コミカルなテイストをふんだんに盛り込もうという意図は掴めるものの、ちょっと空回りしている印象もある(雪江さんと結ばれるきっかけとなった騒動はかなり面白かったが)。

また、後半は女子寮よりも隣の主人公宅にヒロイン達が押し掛ける展開ばかりなために、せっかくの女子寮があまり活かされていなかった。情交シーンはてんこ盛りに多いのだが、そこに至るアプローチの変化が乏しく、同じことを繰り返しているようにも感じられた。今回はファン故の辛口とさせていただく。
『隣の女子寮-お嬢さまハーレム』のレビュー掲載元


ライトノベルはご無沙汰のようですが、ジュブナイルポルノ(美少女文庫)と官能小説(フランス書院文庫)の両方で活躍されるせんせーが以前に比べて減少気味にも感じますので上原先生には頑張っていただきたいところです。(^^)



にゃらさんのブログでも本作が紹介されています。
上原稜「隣の女子寮 お嬢様ハーレム」(フランス書院文庫、2010年7月)ネタバレ有り。御注意下さい。【あらすじ】幼馴染みの美里が上京間近の筈なのに連絡が取れず、その虚を突かれ貴子と初体験をした武彦。ハプニングで寮母の雪江や貴子の妹の都とも関係し悩みつつも、いよいよ美里ともエッチをする機会が巡って来る。【登場人物】葉室武彦15歳。大学の女子寮の隣に住む高校1年生で陸上部に所属。父親の仕事の都合で東京へ引っ越...
上原稜「隣の女子寮 お嬢様ハーレム」





と言いましても、最近はお名前自体がとんとご無沙汰なのですが……名義を変えられたのかな?(汗)

どうなんでしょ?



◆新作情報
2013/12/24 発売
初体験づくし-義母、叔母、姉と

Amazonはコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。
受験で疲れた僕を癒すための旅行が初体験合宿に!
一日目・義母の手しごきはあやすように甘く優しい。
二日目・姉のフェラは淫らでとてもしつこい。
三日目・叔母さんの騎乗位はロデオのように激しい。
キスから裏穴まで眠る暇もない初めてづくしの一週間。
甘えん坊の僕を大人にする、ふしだらな美熟女たち。



受験で疲れた、ということは入学祝いの旅行だったのでしょうか?

義母&叔母の相姦鉄板設定が嬉しいところですが、叔母も義叔母?実叔母?

姉も義姉?それとも実姉?



どちらにせよストレートな激甘路線を期待しちゃいますね!





※各作品のあらすじはAmazonより引用。
関連記事

テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : フランス書院文庫 上原稜

人妻汁まみれ(著:葵ヒトリ、いずみコミックス)

2009/2/26 発売

人妻汁まみれ

著:葵ヒトリ、いずみコミックス


Amazonはコチラから。
Kindle版はコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。

すっかりPC配信でも人気のでてきた葵ヒトリの最新コミックス!! 特に今回のコミックスは、読者人気の高い‘サヤカ&ケンゴ’シリーズが三本も入っている。知らない人に説明すると、サヤカはケンゴの会社のお世話になっている先輩の奥さん。そう、このシリーズにNTR要素満載のコミックスです。サヤカの肉感溢れる色っぽさと、カワイイ顔して頼りないけど巨根のケンゴのラヴラヴイクイク物語なのです。エロイゼ!!


★★★★★ 真正な誘惑路線も手に入れつつ“葵カラー”を突き進む作品群, 2010/8/9
前作『犯りたい人妻』と同様に、サヤカさんが表紙を飾る本作。サヤカ&ケンゴのシリーズが(2頁のカラー小品含む)3編収録されているのは嬉しい限り。おまけ漫画『ふたなり!? ケンゴくん』(2頁)まである。夫と仲良くするケンゴ君に妙な嫉妬心が湧き立つサヤカさんの誘惑が相変わらず冴えている。泥酔しているとはいえ、夫が在宅中の自宅ソファで交わり、さらにナイスな場所へ移動して2回戦、さらにさらにヤりまくりなエスカレートを見せる2人のシリーズはずっとずっと続けてほしいものである。愛欲入り乱れる「ベロチュー」がいやらし過ぎる。今回ちらっと出てきたサヤカ(姉)の“活躍”も見てみたい。

人妻家庭教師が生徒の挑発に乗って結果的に誘惑してしまう【カテキョヅマ】、同棲相手の母が放つ妖艶かつキュートな誘惑に乗じた【麗しの義母】の2編は、葵作品らしさを湛えながらもヒロインからの誘惑を主軸に据えた点に新味を見出すことができる。

逆に寝取られ感たっぷりのダークな作品もしっかり収録されており、寝入った彼氏のすぐ横で静かに凌辱される【オシズカニ】や、妻に色目を使う同僚が寝ている間に夫の責めを受ける【シゲキテキ】は、設定が若干似通っているものの、セリフを極力排してヒロインの独白で進行と心情の大半を示していくスタイルがなかなかのものだったし、純朴に見えた男が次第に本性を現すパターンで描かれた【汗】や【Punish me more】も被虐の官能美に溢れている。

ストレートロングの髪型はまだこれからな感じがしたものの、一目見て葵作品と分かる作画全体としてはさらに磨きがかかっており、サヤカさんで結実した眼鏡ヒロインのキュートなお色気などは他の追随を許さない域に入りつつある。シチュエーションや情交自体の淫靡さは最早言うまでも無し。お見事。
『人妻汁まみれ』のレビュー掲載元


個人のブログなので個人的な意見や感想をガシガシ盛り込みますがw

葵ヒトリ作品、大っっっ好きぃぃぃーーー!!!デス。

もぅね、興奮するポイントがツボ!ドツボ!弩壺!

作画も超好み!

本作の表紙も飾っていますが、人妻の沙也香さんがショタコン気味に夫の部下のケンゴ君を可愛がる「沙也香&ケンゴ」のシリーズも大好きです!



◆引用作品
2008/7/26 発売

犯りたい人妻


Amazonはコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。
葵ヒトリの単行本が何故売れないか?長い間、彼に執筆してもらっている編集部の疑問だった。…確かにA・O・I名義で描いていた頃の彼の線はカタくて、エロには不向きな描線だった。(但し、その頃も、下描きの彼のエンピツの描線は柔らかかった。ペン入れでダメにしていた。)葵ヒトリになり描線が柔らかくなり、読者人気が高まっても、単行本の売れ行きはイマイチのままだった。ところが、本作品で、表紙の彩色を葛城ゆうさんに頼んだところ。彼女が、ポーズなどの点で、表紙を描く上での注意点も指導。その結果。葛城さんの彩色の良さと相まって、売れ行きが、大幅に上昇!! 増刷される事になった。内容に売れ行きがともなって来たのだ!! 本当に色っぽく、艶っぽい人妻の味。しかもNTRの香りもするこの作品集。思う存分味わってください。



前作にあたりますが、こちらの表紙も沙也香さんです。(^^)





※各作品のあらすじはDMM.R18より引用。
関連記事

テーマ : エロマンガ・同人誌
ジャンル : アダルト

tag : 葵ヒトリ

はじらいブライダル(著:橘真児、双葉文庫)

2008/10/16 発売

はじらいブライダル

著:橘真児双葉文庫


Amazonはコチラ。
Kindle版はコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。〈電子書籍〉
ひかりTVブックはコチラ。〈電子書籍〉
総合電子書籍ストア【BookLive!】はコチラ。

紫藤霞子は、ブライダルプロデュースの会社「プライド・ブライド」に勤める25歳のOL。頭脳明晰、スタイル抜群、そのうえ仕事をバリバリとこなすスーパーレディ。というのは表の姿、じつは、行く先々で必ず何かを壊してしまう困り者。霞子の大学時代の後輩南雲凪夫は彼女のいる会社に入社する。素の彼女を知る凪夫は、不安を覚えつつもパートナーを組むのだが……。書き下ろし長編性春エロス。


★★★★☆ ストーリーが面白くて読みやすい, 2010/8/10
最初に断っておくが、表紙のようにヒロインが花嫁になることはない。ウェディングプランナーとして結婚式を企画する側である。しかも、超優秀。デキる女、スーパーレディとして頭角を現した才色兼備の女性である……表向きは。これに超絶なドジっ娘+不幸体質という“裏の顔”を設け、このために赤貧+金の亡者(作中では銭ゲバ呼ばわり)と化している設定が実に面白い。これにより、表の顔しか知らない人物と裏の顔まで知っている人物とを上手に配置した、バラエティ豊かなやり取りが行われている。大学時代の後輩でもある主人公は当然「知っている側」に位置している。キュートなヒロインを中心に、TVドラマっぽい人間模様をコミカルに盛り込みつつ主人公との恋路をライトに描いた作品である。

情交に至るアプローチはかなり唐突というか「あり得ねー」ところが多々あるが、コメディ要素が幅を利かす作風なのであまり気にならない。むしろ、ヒロインの嫉妬心がさり気なく煽られるシチュエーションが続くため面白かったりする。描写も概ねソフトなものだが、熟年カップルの企みに巻き込まれるクライマックスでは複数の情交が入り乱れるいやらしさもある。想いが暴走して無節操に突っ走るようなノリではなく、あくまで大人の分別を維持しながらも憎からず想っている心情がさらりと綴られていく。大学時代からの腐れ縁が生涯の腐れ縁となり、仕事と生活両面のパートナーになるのか?という物語が明るく楽しく描かれている。フックの利いた筆致が秀逸で、読みやすく書かれていることも好材料。良好な読後感である。
『はじらいブライダル』のレビュー掲載元


橘真児先生が描く官能ラヴコメは本当に面白い!

この一言に尽きます……腹抱えて笑えますww

とりわけ本作はヒロインのキャラ設定が素敵過ぎです!



その分、官能面がややソフトになってしまうというか、官能描写の頁が多少割を喰ってしまうのが悩ましいところですが、ホント、この頃の橘真児双葉文庫のタッグが連発していた軽妙な作品群は面白くて良かったナー。



◆新作情報
2013/12/20 発売

誘惑の桃尻-さわっていいのよ(二見文庫)


Amazonはコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。
兄嫁の、担任教師の、甘い囁きと柔らかい丸みに惹かれてフェティッシュな香り漂う、書下し官能エンターティンメント!高校に入学したばかりの恭司は、偶然目に飛び込んできた同級生・香緒里の下着を眺めていたことをとがめられ、香緒里たちから性的ないたずらを受ける。そのことで相談した担任の知夏先生に童貞を奪われるが、その現場にも香緒里たちがーー。そこに、ずっと憧れていた亡き兄の嫁・美紗子も絡んできて......。人気作家による書下し官能!



2014/1/30 発売

なやまし未亡人ハウス(竹書房ラブロマン文庫)


Amazonはコチラから。
Kindle版はコチラから。
今春に就職を控えた大学四年生の島崎慎吾は、恋人もおらず童貞の身。そんなある日、幼い頃からずっと憧れていた隣家のお姉さん、清川敦美が未亡人となって帰ってきた。敦美は相変わらず美しく、さらに二十八歳ならではの色気も加わって、慎吾は魅了される。両親が田舎で隠居することになり実家に戻った敦美は、ネットで知り合った未亡人たち三人と家をシェアすることにしたという。敦美への恋慕が高まる慎吾だったが、隣の家で共同生活を始めた美熟の未亡人たちから次々に妖しい誘いを受けて…!? 熟れ熟れのハーレム誘惑エロス!



売れっ子作家さんになると違うレーベルから新作が毎月のように新出るので追っかける方も大変ですね!





※各作品のあらずじはAmazonより引用。
関連記事

テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : 双葉文庫 橘真児

美熟女の休日-義母と叔母・柔肌くらべ(著:庵乃音人、フランス書院文庫)

2013/11/26 発売
Amazonはコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。

「そんなに我慢しないで、私のなかに出していいのよ」
「ママにはできないこと、たっぷり教えてあげる」
旅先で初心な少年を虜にする39歳の義母と35歳の叔母。
野外ファック、プールでの悪戯、極甘3P寝室。
休日のママと叔母さんは、いつもと違って悩ましすぎる……。
美熟女が競うように誘惑を仕掛ける避暑地ハーレム!


★★★★☆ 生真面目な義母と義息の不器用な物語, 2013/12/19
ここ最近はSM調教大胆な寝取られといった挑戦的なテーマを愛情の糧とする意欲的な作品を主に竹書房ラブロマン文庫より上梓してきた作者だが、フランス書院文庫からの4作目は、生真面目で頑固で不器用なるが故に我慢に我慢を重ねたヒロインが最後の最後に想いを盛大に決壊させるギャップ破壊力の路線を踏襲したものとなった。これはこれで作者らしいテイストである。

後妻として現れ、義母となったヒロイン(39歳)に想いを寄せる高校生の主人公(17歳)。あくまでも「母」として振る舞ってきた義母から話が始まるため、義息たる主人公の想いを知って狼狽し困惑するという前段階がしっかり描かれている。そのため前半は合体直前の寸止めだったり前戯的な戯れ止まりだったりで官能的には今少し物足りない印象でもある。義母の実妹(35歳の叔母)が後から登場する辺りで変化も生まれるが、逆に奔放で積極的でもある叔母もまた甥っ子たる主人公の秘めた想いを知るにつけ、からかい半分の誘惑を仕掛けてその真意を測るような展開があるために義母の時と似たような官能描写で留まっている。

義母の懊悩や叶わぬ夢との諦念もある主人公の想い、そして、それらを俯瞰しつつも主人公への愛情めいた気持ちが芽生え始める叔母といった切なさを湛えた心情描写に重きを置いた流れには往年の誘惑作品らしさを感じるものの、同時に何とも言えないもどかしさも漂っている。

このもどかしさは叔母も同様だったようで、義母を挑発しつつ(官能的に)先に進むことで腰の重い義母にスイッチを入れさせる、その直前までの旗振り役として暗躍(?)するのが後半である。ここにきてようやく合体の場面も増え、淫猥度も増してくるのだが、本作のクライマックスは、相応に「女」への変貌がカラダには去来していながら「母」そして「妻」の矜持が歯止めをかけていたばかりに結果としておあずけをずっと喰らい続けることになった義母の豹変とその後である。

根負け気味ながらも全てのしがらみから自らを解放し、自由な気持ちで素直になった義母の変化は激しい。ここまでの叔母にもあったショタコン的偏愛にも写る主人公への肩入れは凄まじく、これまでの鬱憤を晴らすかのように妹(叔母)には義息を触らせたくない、合体などもっての外といった独善的可愛らしささえ垣間見せる有様となる。それでいながら自分は淫らに乱れ三昧でトロトロに蕩けてしまっては形無しでもあるのだが、これによって官能的な山場でもあった最後の3Pがちょっと変わった形になってしまったのは多少好みの分かれるところか。

この一幕から3ヶ月を経た、父(夫)の不在時に昼夜を問わず交わりまくる爛れっ放しな生活がエピローグでさらりと綴られるが、個人的にはこの部分を最終章にボリューム満点で描いていればさらに淫猥度が増したようにも感じた。それでも最初と最後で見事に印象が変わった義母を見るにつけ、読み終わる時にしてやったりのグッジョブ的な開放感が得られるのは庵乃作品らしいと言うしかない。
『美熟女の休日-義母と叔母・柔肌くらべ』のレビュー掲載元


先月発売の作品ですが、レビューは出来たてホヤホヤでありますw

読み終えてすぐにレビューを書くと熱がこもるのか長文になるのが悪いクセです。(^^;)



義母とその実妹(叔母)ですから血縁のない身近な美人……せつないですね。
また、未亡人設定ではないため義母も叔母も夫がいる身……せつないですね。

少年の思わぬ告白に戸惑い、困惑し、懊悩を繰り返す熟女ヒロイン。「母」である前に「妻」でもあるからこそ、そのダブルの高い壁を乗り越えるのは生半可ではないと物語の前半で綴られます。



庵乃先生がブログで自著について解説されています。
フランス書院さんからの第4弾となる『美熟女の休日 義母と叔母・柔肌くらべ』が発売になりました。今回は真夏の避暑地を舞台に、清楚で奥ゆかしい義母と、奔放ながらも実は心中に甘酸っぱい母性をたっぷり忍ばせた叔母と3人で過ごすことになった思春期の少年の、嬉し恥ずかしの筆下ろし体験をお届けします。エロライトノベル書いてた頃からそうなんですが、今回のメインヒロインみたいに生真面目で優しく母性愛たっぷりの女性が...
『美熟女の休日』が発売になりました





しかし、可愛い可愛い義息の想いを無碍にもできず、妹(叔母)に先を越されて嫉妬し、焦る義母が最後の最後に見せる、解放という名の自己崩壊が後半に破壊力を伴って訪れます。

その後の素直になった義母の変わりっぷりと言ったら、もぅ!www



「SM調教」作品の記事はコチラ。(この路線での第4弾にあたります)
「大胆な寝取られ」作品の記事はコチラ。



◆新作情報
2013/12/26 発売

とろ蜜シャッターチャンス-女教師&制服少女と秘密の撮影会(リアルドリーム文庫)


Amazonはコチラから。
ファインダー越しに覗く彼女の豊満ボディ!!
文化祭の展示会成功を目標に被写体を探す文哉は、
憧れの美人教師、学園のアイドル的美少女、
愛くるしい後輩ら、魅力的な女性をカメラに収めていく。
「私……撮られるうちに……あぁ、文哉くんっ!」
ファインダー越しの交流は、徐々にエッチな撮影会や
スキンシップへと発展していき……。



来月には短編集も出るそうですよ!



関連記事

テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : フランス書院文庫 庵乃音人

天国にいちばん遠い家(著:飛龍乱、ワニマガジンコミックス)

天国にいちばん遠い家(2005/2/10)

Amazonはコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。<電子書籍>

会社の課長の奥さんと双子の妹。部下の分際で、僕はふたりと大人の関係をもってしまった。最大の問題は、ふたりが見分けのつかないほど似ている、ということ……。


★★★★☆ 凌辱から相姦まで幅広い作品が同居した1冊, 2010/8/11
全10編の短編集。一応、青年コミックの扱いだが、内容的には全く以て成年コミックと同等である。一番最後に配された表題作が、友人の母を貶めていく少年という、最も作者らしさのある話で、玄関先で責められながら、次々に帰宅してくる息子や夫を追い払う母の姿が淫猥そのものである。

どちらかと言うと、甘さも醸す誘惑系が前半に、無慈悲な凌辱系が後半に収録されている感じ。ストーリーが良く出来ており、奥深い愛情を交わしたり、逆にちょっぴり切なかったりしていたら、薄暗い感情とともに女を見下すような主人公が出てきたりと、1冊の中でかなり振り幅が大きい。凌辱と言っても、抵抗するのを無理矢理剥いていくようなものではなく、男女の心情がマッチしていない中で、悶々とした想いをぶつける形だったり、腹いせ的に他の男をあてがったりするものである。ただし、誘惑系であってもスカッとした明るさではなく、どこか退廃的でどんより曇っているようなテイストが混じるのは飛龍作品ならではといったところか。

作画については進歩の過程というか過渡期というか、デフォルメキャラチックでアニメ的だった画風から、色気のあるお姉さんへと変わりつつあることが窺えるものである。とりわけ相姦をテーマにしつつあることから画風も変わってきたのであろう。バリエーションも豊富な汁々の描写はかなり煽情的ではあるのだが、もう少し頁を費やしてほしいとも思う。
『天国にいちばん遠い家』のレビュー掲載元


もぅ大御所とお呼びすべき大ベテランの2005年の作品ですが……

この表紙カバーイラストと内容で青年コミック(非18禁)というのは

2005年だから可能だったと言わざるを得ませんね。ある意味で驚愕w

今やママをメインに据えた相姦路線が主軸となりましたが……この路線、好きですwww

飛龍乱
関連記事

テーマ : エロマンガ・同人誌
ジャンル : アダルト

tag : 飛龍乱

艶の情景(著:ゆうきともか、富士美コミックス)

2006/4/10 発売

艶の情景

著:ゆうきともか、富士美コミックス


Amazonはコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。〈電子コミック分冊セット〉

東京の大学に通うため下宿先を探していたら、偶然にも子供の頃、遊んでもらった当時、新婚だったお姉さんと再会します。彼女の住むアパートのとなりの部屋が空き室だと誘われ、表向き彼女の用心棒として住むことになりましたが…「ハニーデイズ」のスケベ3部作です。もしあなたに変態シュミがほんのちょっとでもおありでしたら、やはり小道具は重要な要素として捉えているでしょう。そして、その小道具を使ったプレイという名のもとに肉欲におぼれていく時、全身に強烈な快感が狂おうしく押し寄せて、いつしかプレイが現実と混同しはじめ…「変・遊戯」他、恋愛上級者向き濃い口の話が満載のゆうきともかワールドです。


★★★★☆ 超絶美麗な「デキる女」に隠された淫らな本性を描く作品群, 2010/8/11
冒頭の【ハニーデイズ】(全3話)から、ゆうき作品の独自世界に没入できる短編集。正直なところ、大きな捻りもドラマチックな展開も無いのだが、だからこそ静かに育まれていく男女の愛情をじんわり描いた作品群となっている。珍しく高圧的な男から調教じみた責めを受ける被虐的な女を描いた【憐慕】(12頁)の他は全て16頁。この中に程良く「小さな物語」を盛り込んだ作品が多く、情交シーンも割としっかり入れて、上手く構成されていると思う。妖艶なお姉さんをヒロインに据えた作品が多いことも好材料。交わりにタイトル通りの艶があるというか湿度があるというか、なかなかの淫猥さが湛えられている。お尻責めや黄金聖水も結構出てくる。

もとより超絶可憐な美少女に定評のある作者が大人の女性を描くとこうも妖艶になるのかという色気があって素晴らしい。キリリとしてばっちりキメたスーツ姿の女性が実は淫らな本性を隠し持っていたというシチュエーションも実にナイス。一応、星4つとしたが、ゆうき作品の中では間違いなしの星5つである。

なお、どーでもいい余談だが、あとがきがどうもフェミニンだと思ったら女流作家さんだったのね。これまで全然気づかなくて、何だかとっても失礼致しました。
『艶の情景』のレビュー掲載元


1つ前の記事からゆうきともか作品が続きましたが、お姉さん成分がおそらく最も濃厚な内容だと思います。

麗しくも溌剌とした美女・美少女が多い作画にあって本作は艶のある女性が多数登場。

情交描写にも艶があり、ちょっと大人テイストな作品と言えそうですね。




関連記事

テーマ : エロマンガ・同人誌
ジャンル : アダルト

tag : ゆうきともか

淫蜜壺診断(著:ゆうきともか、富士美コミックス)

2007/7/24 発売

淫蜜壺診断

著:ゆうきともか、富士美コミックス


Amazonはコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。

久しぶりに帰省したある夏…2歳年上の従姉の由季ネエと再会した。昔から僕は彼女が好きだった。二人で海水浴に行った帰り土砂降りの夕立に遭った僕たちは彼女のアパートで一緒にシャワーを浴びて… 「夏の日の想い出」ほか、独り身で寂しい思いをしている豊満美女たちとの、濃厚セックス。この機会を逃さんとばかりに、積極的に快楽を貪る彼女たちの性生活を赤裸々に描いた叙情的短編を10本収録。美麗な女性の肉感的な描写が秀逸な、ゆうきともかが贈る最新肉筆単行本。


★★★★☆ 安定した独自路線の穏やか作品群ではあるが気になる点も, 2010/8/11
16頁の作品が11編収録された短編集。前半の作品群に風呂場から情交が始まる類似性を若干感じるものの、相変わらず安定したゆうき作品的穏やかな愛情物語が描かれている。義兄妹や従姉といった相姦の背徳性を感じる作品も見受けられる。後半にいくとオフィスを舞台にした作品が幅を利かせ、ロングの髪型でビシッとスーツをキメたお姉さんがわんさか出てくる。閉じ込められたエレベーター内で全裸にハイヒールだけの御姿で後背立位という、ベタながら実にそそられる情交も艶めかしく描かれている。こうした女性陣の美麗さや妖艶さが尋常ではないのだが、女医にして主人公の学生時代の先輩というキャラが、珍しくも短い髪型でお姉さん、それでいて実に美しいという特異性を発揮していた。

ただ、ちょっと気掛かりというか、今となっては手遅れというか、作品の構成として気になる点が見受けられる。16頁という限られた中にもかかわらずなかなか結ばれないため、情交シーンに最後の最後まで費やしてしまい、割を食った形で結末を最後の数コマ、場合によっては1コマで終わらせてしまう“悪癖”が、幾つかの作品に出始めているのである。作者自身が自覚しているかは定かではないが、少なくとも目下の最新作『誘惑という名の愛』を読んだ諸兄であれば、このパターンに気づくと思う。これだと何故か話が面白くなくなる。急に尻切れトンボ的な終わり方をされるからである。もう少し早めに交わり始め、最後に余韻を残すような構成を維持してほしいものである。
『淫蜜壺診断』のレビュー掲載元


プロポーション抜群な美女・美少女を描いたらピカイチな画力だと思います。

淫猥度はさほど高くありませんが、ほっこりするハッピーエンドな世界です。

ただ、大変残念なことにレビューにある『目下の最新作』が2009年6月……。

復活はあるのでしょうか……?




関連記事

テーマ : エロマンガ・同人誌
ジャンル : アダルト

tag : ゆうきともか

官能小説家・常盤準ブログ


常盤準先生のブログ官能小説家・常盤準ブログで官能小説が読める!

今は「テレフォン浪漫」という作品の執筆が進んでいます。(^^)

FacebookページTwitterも要チェック!

ブログにリンクさせていただきました。
ありがとうございました!

常盤準
関連記事

tag : 常盤準

部下の新妻(著:深草潤一、二見文庫)

2011/8/26 発売

部下の新妻

著:深草潤一二見文庫


Amazonはコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。

結婚したての若妻は、夜、熟れざかりの女に変貌する――。志野原俊雄は四カ月前、部下である立石の仲人を務めた。新妻・香奈美は慎みを感じさせつつも、艶めいた色香をもった女だった。立石の出張中、俊雄は香奈美から相談があると新居に招かれる。香奈美の話は意外にもきわどい内容で、いつの間にかその色香に誘われ、俊夫は自分を止めることができなくなって……。書下しエンターテインメント官能。(引用元:Amazon)


★★★★★ 表の顔と本当の裏の顔が見え隠れする夫婦のドラマ, 2013/12/17
タイトル通りに部下の新妻としっぽり上手くイタしてしまうおいしい話ではあるが、回春の要素が散りばめられた主人公(58歳)を含む計3組の夫婦の、どこかしら仮面夫婦のように自分の夫(妻)に見せる建前と別の夫(妻)に見せる本音とが巧みに織り交ぜられたドラマとしても秀逸な作品だった。若年でも熟年でも最後まで添い遂げることを良しとする夫婦の価値観というのは基本でありながら古典でもあるのかな?などといった感慨にも耽ってしまうような読後感があり、この意味では事の良し悪しは別にして現代的な夫婦の1つの価値観が提示されているようにも感じた。

【香奈美】主人公の部下と結婚した28歳の新妻。主人公が仲人でもあったことから夫の性癖についての悩みを打ち明けるのが物語の始まりだが、その後の関係においてもなかなか本意が汲み取れず、読み手も主人公と一緒になって思わず考えてしまうところに小説としての面白さがある。最後にはさらっとその理由が綴られるも、基本的には主人公とのやり取りの中で「察してくださいね」という態度を示す清楚で貞淑な表向きと昂ってからの貪欲な内面とのギャップが魅力な前半のヒロインである。

【紀子】主人公の妻。リサイクルショップを営んでおり、香奈美はかつての店員だった。一見して単なるモブキャラと思わせながら実はしたたかな一面を覗かせるところがニクい。慎ましい妻を演じながら、夫も顔負けの存在感を後々に出してくる辺りに秀逸な構成の妙が見て取れる。

【由貴】香奈美の後にリサイクルショップで働くことになった37歳の人妻。この物語の幕引きを担う役目も与えられており、深草作品らしい静かな、それでいてパンチの利いたどんでん返しが最後に用意されている。こちらもまた一見地味な存在に見せておきながら、その裏に妖艶で小悪魔な別の顔を忍ばせているところにキャラ設定の匠さを感じる。

随所で描かれる官能描写も良好に話は進むが、この3夫婦の行方と主人公の最後の立ち位置を見ると、何と言うか「あぁ、失楽園……」そんな言葉が浮かんだ。
『部下の新妻』のレビュー掲載元


本作で描かれているのは、まぁ、要するに、老いも若きも不倫天国(笑)でして(^^;)、作中では浮気という表現でしたけれど、浮気の立ち位置を同時に問うていましたし、その意味では「主」と「従」がすっかり入れ替わってましたから不倫ですよね。



Junpei F. さんのブログでの紹介記事はコチラ。
部下の新妻 (二見文庫)(2011/08/26)深草 潤一商品詳細を見るおすすめ度:★★★私の妄想の中に、初心な新妻が夫との夜の生活に自信が持てなくて、昔からよく知っている(実は不良)中年のところに相談に来るというのがあります。「こんなこと相談できるのは、おじさましかいなくて」「○○ちゃんは、初心だから、○○くんもとまどってるんじゃないかな。良かったら僕が実践でレクチャーしてあげるよ。もちろん変なことは絶対しないから安...
本当に洒落にならない新妻の羞恥心。 「部下の新妻」(深草 潤一)





官能小説で描かれるセカイには、それが義母や叔母といった相姦系であっても、相手に相方がいれば大体は不倫の構図になることが多いですよね。軽い浮気的な気持ちの「摘み喰い」で始まったとしても、相手への愛情が芽生え、自分の夫(妻)をないがしろにしてでも相手にぞっこんで惚れ込んで溺れていく……。

これにまとわりつく背徳とスリルが作品の彩りとなる訳ですが、先日はたと思い当たってしまいました。

……リアルで実践している人達というのはある意味で官能的リア充じゃね?とwww

DSKとしては現実の不倫、ダメ。ゼッタイ。という立場ですけどね~。



関連記事

テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : 二見文庫 深草潤一

みだら畑で抱きしめて(著:橘真児、竹書房ラブロマン文庫)

※右側は再販された〈新装版〉の表紙。
2009/12/17 発売

みだら畑で抱きしめて

著:橘真児竹書房ラブロマン文庫


Amazonはコチラから。

篠崎貴志は東京の大学を中退して田舎に戻り、実家の農業を継ぐことになった。しかし、都会生活への未練は捨てがたく、おまけに彼女もいない童貞の身で、悶々とした日々を送っていた。そんなある日、昨今の農業ブームで東京から引っ越してきた夫婦が畑で困っているのに遭遇し、貴志は彼らを助ける。翌日、妻の世李子からお礼を言われ、都会的な美熟の人妻に心惹かれていく。そして、世李子も徐々に妖しい雰囲気になり、貴志の筆下ろしをしてくれる。その後も彼の前に、魅惑の年上美女が都会からやって来て…田園を舞台にした極上の性春誘惑エロス。(引用元:Amazon)


★★★★★ 主人公を取り巻く人間模様が上手く描かれている, 2010/8/14
【世李子】33歳の人妻。農業に開眼した夫について来た人
【初美】 30歳のOL。憂いを湛えた旅行中の人
【ちあき】25歳(あるいは26歳)の教師。天然マイペースで結構自由な人
【美佐江】38歳のキャリアウーマン。居丈高で印象の悪さには理由がある人
【眞美】 20歳の町役場受付嬢。幼馴染みならではの不憫さが最後に報われる生娘

全5章立てで5人ヒロイン。基本的に1章1人ずつなので、ヒロイン当たりの情交場面が淡泊になるのは否めないものの、その密度は意外にも低くなく、青空セックスから主人公宅の離れに人妻宅の寝室、果ては滝に打たれながらだったり大木に体を預けてだったりブルーシートを広げてだったりとシチュエーション&バリエーションも豊富である。

しかし、何より物語がよく出来ている。訳あって大学を中退して農業を継ぐことになった主人公の東京への未練、何かやり残したことがあるような、ぼんやりした不安を描く序盤から、夫に連れて来られた都会的な世李子や傷心旅行の初美に同胞的感覚を得る中盤、ほんわかしながらも唯我独尊なちあきに翻弄されたり、高圧的な態度の美佐江(裏属性あり)に違和感を得たりする終盤を経て、最終的には眞美とのちょっとした過去を乗り越えて結ばれ、安らぎのある田舎にも思いを傾けていくまでの心情が上手に描かれている。

かなりの超展開ながらユニークな面白さで作品の明るい部分をも担っていたちあきだったり、逆に切ない一夜を初美と過ごしたりと、いろいろ情感のある交わりが描かれており、最後に一役買った世李子の豹変から、一途で健気な想いを真正面からぶつける眞美と結ばれる場面などはちょっと感動的ですらあった。こうした人間模様の描き方が優れている。
『みだら畑で抱きしめて』のレビュー掲載元


売れっ子作家になると官能小説とはいえ、いや、官能小説だからなのか、ほぼ毎月のように作品が出てきます。

橘真児先生も今やそんなお一人。

ただ、初めて読むならば関係ないのですが、作品を読み重ねると似通った部分が透けて見えたり、全体の構成に既視感があったりもしてしまいます。



そんなことは書いてる側が一番知っている!と反論されそうですが、書き手にも得手不得手はあるでしょうし、特に自らが生み出したパターン(要するに個性)があれば尚更のことと思われます。

しかし、それでもなお多彩な作品をお気に入りの作家から読んでみたいのが読み手のワガママな部分でありまして、これもまた書き手と読み手との間で綱引きが行われるところの1つでもあるのでしょうね。



ただ、致し方なしと安易に片付けたくはありませんが、作品を重ねれば重ねるほどマンネリっぽくなりがちな点と併せて、残念ながら作品の出来そのものにブレが生じることもあります。

粗製乱造に写ることもある、ということです。



あ、本作のことを言っているのではありませんよ。
何しろ星5つ付けてるくらいですから。(^^)



次から次へとやってくる「〆切り」という悪魔と戦う売れっ子作家ならではの悩みかもしれませんが、〆切りに間に合わせるための作品づくりという本末転倒にだけは陥っていただきたくないと切に願うところであります。





関連記事

テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : 竹書房ラブロマン文庫 橘真児

罪深き刻印-兄嫁が、姉が堕ちる蟻地獄(著:我妻馨、フランス書院文庫)

2010/6/23 発売

罪深き刻印-兄嫁が、姉が堕ちる蟻地獄

著:我妻馨フランス書院文庫


Amazonはコチラから。
Kindle版はコチラから。
ひかりTVブックはコチラ。〈電子書籍〉
総合電子書籍ストア【BookLive!】はコチラ。

義弟に嵌められ、夫のいる寝室で犯される恥辱、屈辱!
抗う心とは裏腹に、空閨に啼く静江32歳の美肉は、
理性と欲望の狭間で魔性の淫血に溺れつつあった。
兄嫁、姉、叔母、下女(メイド)まで……一つ屋根の下、
四人の人生は17歳の狂犬に襲われて一変した。
最も近い男に冒涜される、女たちの危険な主従姦係!


★★★☆☆ 斜陽の一族が向かう淫靡な破滅, 2010/8/17
亮:33歳の主人公。鷹宮家当主の異母弟
1人目-小磯真央:18歳の鷹宮家メイド。亮に可愛らしく近づくが……
2人目-鷹宮結衣:18歳の姪。生娘。亮に対して秘めた想いあり
3人目-鷹宮静江:32歳の兄嫁にしてかつての恋人

翔太:17歳の鷹宮家長男。引きこもりのチェリーボーイ
1人目-柏木彩香:翔太の叔母(当主の前妻の妹)。29歳。夫あり
2人目-鷹宮結衣:真央の策略によって亮と結ばれた後、実弟の翔太とも
3人目-鷹宮静江:最後で淫に呆けた翔太に義母の矜持から

かなり意欲的かつ実験的な作品と言えるだろう。誘惑系の範疇にありながら男が複数出てくるわ中盤では調教展開があるわ最後は乱交だわと、誘惑系ではあまり用いられないシチュエーションと展開が盛り込まれている。斜陽の一族の没落を背景にした、設定としての寝取られ、クライマックスの描写としての寝取りが、ややダークで奥深いドラマと共に描かれている。メイドの真央にも秘密があり、物語は良く出来ていると思う。

ただ、例えば亮と結ばれ、かなり堕ちた痴態さえ見せる結衣が、策略で知らず内に翔太とも交わったことを知らされてもこれをあっさり受け入れたり、「女」として亮に尽くす静江が「義母」として翔太に向かう場面があったりして好みを分けるかも。官能小説家としてチャレンジした意欲は買うが、読み手としてはど真ん中ストレートを待っているのに、コーナーを狙った変化球が悉く投げ込まれ、それが時に外れるといった感じか。真央や結衣のあどけなさや彩香のキュートな振る舞い、静江のしっとり楚々とした佇まいなど、キャラ設定は秀逸で悪い内容ではないし、同業者には感嘆の作品かもしれないが、一般読者にはどうかな?という気がしないでもない。
『罪深き刻印-兄嫁が、姉が堕ちる蟻地獄』のレビュー掲載元


2009年5月に『熟妻料理教室』でデビューされ、翌2010年6月に本作が出て以降、少なくとも同じ名義では作品が途絶えています。

実際の売れ行きは知る由もありませんが、もし万が一の仮定として本作がコケてしまい、次作への道が絶たれた際に、別の名義で(おそらく別路線の作風で)リベンジを果たす、とまではいかなくとも作品を出すチャンスは与えられるものなのでしょうか?



にゃらさんのブログで紹介されている本作の記事はコチラに。
我妻馨「罪深き刻印 兄嫁が、姉が堕ちる蟻地獄」(フランス書院文庫、2010年6月)ネタバレ有り。御注意下さい。【あらすじ】兄嫁でかつて恋人だった静江に請われ久しぶりに鷹宮家を訪れた亮は、甲斐甲斐しく奉仕するメイドの真央と関係を結んでしまう。彼女の思惑通り相次いで静江や娘の結衣にも手を掛けた亮は、寝たきりの兄の前で静江を抱き積年の恨みを晴らそうとする。【登場人物】桑名亮33歳。15年前に鷹宮家の当主で腹違い...
我妻馨「罪深き刻印 兄嫁が、姉が堕ちる蟻地獄」





別名義で1作出して、それもコケたらさすがにそのレーベルではジ・エンドとか?(^^;)



◆デビュー作
2009/5/22 発売
熟妻料理教室

Amazonはコチラから。
Kindle版はコチラから。
DMM.R18はコチラから。<電子書籍>
「今日だけよ、“おんな”を味わわせてあげるのは」
少年の手を握り、耳元で甘く囁く熟妻講師の料理レッスン。
柔肌から立ちのぼる34歳の芳香に欲望は昂る。
絵里、志穂、奈津美、麻衣…日替わりで交わす、
素敵な奥様との美味で危険な午後の秘蜜授業。


当ブログの投稿記事
http://dsk18.blog.fc2.com/blog-entry-751.html



こちらは逆に直球ど真ん中のベタ甘な誘惑作品で、デビュー作としては珍しく星5つ付けるくらい好きでしたけどね。





※各作品のあらすじはAmazonより引用。
関連記事

テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : フランス書院文庫 我妻馨

ゆうわく姉妹-淫悦の出会い(著:響由布子、竹書房ラブロマン文庫)

2010/8/17 発売

ゆうわく姉妹-淫悦の出会い

著:響由布子竹書房ラブロマン文庫


Amazonはコチラから。

せっかく恋人になった高嶺の花の女性は、とんでもない「サゲマン女」だった!? 平凡な青年の荒巻直人は、清楚で美しい高橋真由との初デート後、様々な不幸に見舞われてしまう。真由とは正反対の派手で男好きなアゲマンの姉である恭子が濃厚な肉悦奉仕で「厄払い」してくれるが、本当にこのままでいいのだろうか?しとやかで優しい妹との処女体験、ゴージャスで妖艶な姉のいやらしすぎるセックス…。二人の間に板ばさみになった荒巻の最後の選択とは!? 意外なラストで待ち受ける、青春官能ロマンの異色作。書き下ろし長編官能小説。


★★★★☆ 正反対な姉妹と相対する主人公の行方, 2010/8/20
作者の長編第2作。前作『ゆうわく生活-人妻に恋して』から「ゆうわく」繋がりのタイトルだが、レーベルとしてはシリーズ化するつもりだろうか。売れ行き次第とは思うが、このまま続けてほしいものである。ちなみに前作と本作に繋がりは無く、清楚でお淑やかな妹(26歳の生娘にして主人公の同級生)と、奔放で積極的な姉(34歳でクラブのママ)という正反対なキャラ設定に、いわゆるサゲマン・アゲマンの要素を盛り込んだことが本作の特色である。

高嶺の花と言われた妹とようやく恋仲になったのに関係すると訪れる災厄。これを厄払いするように姉との情交が描かれていくのだが、姉が厄払いだけでなく、そのアゲマンご利益によって主人公がべらぼうな幸運に恵まれる場面があっても良かったと思う。あと、妹が何だか真面目なのか堅物なのか、ちょっとばかし自己中な気がしないでもなく、これが結末に必要な素養に繋がってはいるものの少々気になった。まぁ、その分、派手で麗しい姉の積極性と、その裏に隠れた気立ての良さみたいなものが滲み出ていたので、この辺りは好みの違いかもしれない。その情交描写も悪くなく、冒頭から主人公が入院する病院に押し掛け、大部屋にも関わらずカーテンを閉め切ってお口奉仕を繰り出す淫猥さを見せている。ただ、せっかく自宅に招いたのに交わり続けて夜を明かすような爛れた情交が無いのは少し肩透かしかも。あと、第一章の看護師はどう見ても余分。別の話が頭にくっ付いているかの違和感すらある。この部分を姉妹の心情描写に回せば、なかなか捻りが利いていながら駆け足でもあった結末がさらに説得力を増したかもしれない。物語自体は、主人公と姉の双方に、本音と建前をしたたかに使いこなしてのし上がろうとする悪女もいたりして、割と良く出来ているのである。
『ゆうわく姉妹-淫悦の出会い』のレビュー掲載元


これまでは短編で幾つか作品を出されていた響由布子先生が本格的に長編の執筆へと移行したのはタイトル「ゆうわく」シリーズが始まりでした。



デビュー作:ゆうわく生活-人妻に恋して
2作目  :本作
3作目  :ゆうわく喫茶-禁断の香り





短編からスタートされた作家さんは長編の頁数に戸惑い、長編からスタートされた作家さんは所定の頁数で合わせるのに苦労されるそうです。

そんな、短編時代を引き摺りながらも一生懸命に執筆された作品群ではないでしょうか。

あ、もう少し経ってから『ゆうわく学生寮』という作品も出てますw



◆新作情報
2013/12/5 発売
美妻とブルマ

Amazonはコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。
郵便配達のアルバイトをしている佐々木勇は、人妻の鮎川静香に脅迫状が届いていることを偶然知ってしまう。長身美人の彼女はママさんバレーボールチームに所属していて、チームメイトの誰かがレギュラーの座のために、彼女を脅しているらしいのだ。そして静香は、大きく魅惑的な肉体を思うさま味あわせてくれた上で、勇に犯人探しを依頼してくるのだった。人妻の艶に満ちた笑子、スタイル抜群の美登利、淑やかOLの彩奈に、バレーボールに情熱を燃やす由江。むっちりブルマの魅力に満ちた長身美人たちとベッドを共にしつつ、勇は脅迫者を探すのだが…!? 長身長身また長身の誘惑官能サスペンスの傑作!



禁断の秘技「ブルマ」を用いた新作ですw

しかし、表紙カバーイラストに描かれたブルマ……上着の裾のラインとブルマの太腿横のラインがほぼピッタリで解ってらっしゃる(笑)……もさることながら、胸下とお腹との間にできる隙間としわ!

もぅ、素敵過ぎる!www





※各作品のあらすじはAmazonより引用。
関連記事

テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : 竹書房ラブロマン文庫 響由布子

青獣の美餌-友達の母を、担任女教師を(著:宮坂景斗、フランス書院文庫)

2010/7/23 発売

青獣の美餌-友達の母を、担任女教師を

著:宮坂景斗フランス書院文庫


Amazonはコチラから。
Kindle版はコチラから。
Audible版はコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。
【honto】の電子書籍はコチラ。
ひかりTVブックはコチラ。〈電子書籍〉
総合電子書籍ストア【BookLive!】はコチラ。

「すごいフェロモンだね。犯してって女体が叫んでるよ」
クロッチに指先で円を描けば、弾けこぼれる濃厚な牝香。
息子の友人に貪られ、美しき餌に堕ちていく母・香織。
あどけない少年の凶棒が34歳の理性を奪いつくしていく。
肉調教の果て、成熟した女体が年上の美囚と化したとき、
担任女教師24歳を巻き込む、さらなる淫獣の運命が!
(引用元:Amazon)


★★★☆☆ 設定の寛容と思想の理解が求めらる作品, 2010/8/22
フランス書院文庫官能大賞 特別賞受賞作ではあるが、新人さんらしい尖り具合が好みを分けるというか読み手を選ぶというか、何ともレビューの難しい作品である。

本作を楽しむには、まず主人公の設定を受け入れなければならない。まだラントセル背負ってる年齢の美少年にしてセックスの達人、数多くの経験から得られたテクニックで女をたちどころに堕とす悪魔少年である。34歳の人妻(友達の母)と24歳の担任教師というヒロイン達のキャラは悪くないが、空閨につけ込まれた“お誘い”に乗じた、肉欲的な即堕ちには「お母さん、そんなに早く溺れちゃっていいの?」という気もするし、理事長の孫だからと興味もないのに先生している担任教師の、先生にあるまじき高飛車振りにも、後々の伏線とはいえ違和感があった。ただ、この女王様然とした先生と清楚でウブな人妻とで堕とし方を好対照に変えているのは良かったし、ご主人様よろしく居丈高に責め立て、調教の過程を盛り込みながら連続中出しを繰り返す描写も興奮度の高いものではあった。

しかし、本作は凌辱作品と言えるほど凌辱っぽくないのである。執拗な言葉責めで心を蕩けさせつつ“大義名分”を与えることでヒロインから行動させる歪み具合は一連の田沼淳一作品にどことなく似ているようにも思った。あと、後半に至っては完全に誘惑系である。母性を発揮する人妻と恋する乙女に変貌した担任教師とが、お互いを認め合って共にご奉仕する流れを凌辱スキーな読み手がどこまで受け入れるか少々疑問。文字通りの“おママごと”な感じがする。さらには、この顛末を導きながら、さらに歪んだ未来まで夢想する主人公の感覚、ひいては作者の女性に対する感覚を理解しなければならないだろう。失礼ながら、ちょっと頭のネジが数本緩んでいる気もしてしまうが、逆にこれがいいという考え方も……あるかな?
『青獣の美餌-友達の母を、担任女教師を』のレビュー掲載元


レビュータイトルに『設定の寛容』と記しましたが、何しろ凌辱者たる 主人公が小学生!

そして、ちっとも可愛げがありません!ww

この設定を「チャレンジングやな~」と受け入れられるならばいいのですが、「あり得ねー」と萎えるなら他の作品をおすすめします。

これはこれでファンタジーだし~、といった考え方もできますからね。(^^;)



ただ、もう1つレビュータイトルに記した『思想の理解』がDSK的にはキーワードかと。

凌辱であっても誘惑であっても、そのベクトルというか手段こそ異なるにせよ女性に求める本質は同じであってほしいと考えるDSKにとって、女性を蔑むような表現が散見された本作にはちょっと異質なものを感じました。

編集側が付けたであろうメインタイトル『青獣の美餌』の「美餌」を『えさ』と読ませるところにも本作の根幹に宿るものが見え隠れしていると思います。



フェミニストを気取るつもりはありませんが、この点については正直に申してちょっと不快感。

まぁ、あまちゃん(じぇじぇじぇ、じゃない方)なDSKの個人的な意見ですし、そもそも好みは千差万別ですから、これがイイ!という方は一度お試しになってみては?





関連記事

テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : フランス書院文庫 宮坂景斗

夏色誘惑アイランド-艶色母娘とビーチラブ(著:大泉りか、リアルドリーム文庫)

2012/3/23 発売
Amazonはコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。

夏休みに常夏の島でバイトをすることにした大学生・宣英。
青年はバイト先である民宿の艶っぽい女将・凪子や
日焼け肌が眩しい純朴娘・美波と心身共に親しくなってゆく。
さらに美波の友達のギャル風少女・ちえりにも誘惑されて……。
「胸がドキドキして苦しくて……どうしていいかわからないよ」
離島で描かれる甘美で爽やかなひと夏の青春模様!


★★★☆☆ 官能描写は良好なれどストーリーが深みに欠ける, 2013/12/11
サブタイトルが少々紛らわしいが、「艶色母娘」と「ビーチラブ」は別個であり、母娘がビーチでラブを育むのではなく、旅館を営む【凪子(母)】&【美波(娘)】の母娘パートと、表紙カバーイラストに描かれた美波&【ちえり(美波の友人)】の2人とビーチで交わるパート。この2つを主人公が享受する内容である。

官能描写は概ね良好。序盤で描かれる凪子との情交にはしっかり頁を割いており、夫が出稼ぎ中で燻ぶっていたところに現れた主人公を思わず「摘まみ喰い」する流れながら、その点を突かれると恥じらいを見せたりもしている。それでいて昂っては積極的に求めていく淫らさがあって良かった。

都会を夢見る夢子ちゃんなちえりには「この設定が必要だったかな?」と思わないでもなく、その派手な佇まいに似合わない(?)純朴さを持ち合わせてもいるのだが、それでいて手淫やお口奉仕では思わぬテクを披露したりと諸々でズレを感じたのが少々残念だった。

そして、さらに不可解なのが実は生娘な美波だったりする。主人公に「初めて」を捧げるまでは悪くなかったし、その後は主人公と相思相愛な雰囲気にもなるのだが、ちえりと主人公の情交が目の前で始まっても乏しいリアクションで巻き込まれていたり、凪子との3Pに至る終盤においても、動機が相応に語られてはいるが繋がりには違和感が残る。なんだかんだ言っても、束の間と言えども彼氏と同等な存在になったのであれば多少の感情的な抵抗があって然るべきと思える場面でスルーが続く感じ。

要するに、登場人物がある種の記号のように写るのである。作品内に官能場面を点々と配置し、それを繋ぐためのストーリーという印象でもあり、人物描写、感情描写は乏しいと言わねばならない。

官能描写あっての官能小説と割り切れば所々で楽しめる部分もあるが、やはりそれでも小説だと思えば物足りなさは否めない。
『夏色誘惑アイランド-艶色母娘とビーチラブ』のレビュー掲載元


一見して官能小説とは思えないテイストの表紙カバーイラスト。

2011年の秋頃から顕著になってきたように思うリアルドリーム文庫の新境地でしょうか。


この挿絵付き官能小説にアドバンテージはあると思うのですが、場合によってはも諸刃の剣なのかな、と思う時もあります。

はい、挿絵の好みですね。

本作のようなアニメ絵っぽいイマドキの漫画風が好みの方もいれば、官能小説ならもっと艶っぽくないと、と思われる方もいるでしょう。

それに何より、作品のテイストとの相性というかマッチングによっては相乗効果も見出されないと思います。

あ、本作は合っていると思いますよ。

表紙とあらすじ……官能小説に限らず手にするか否かの大事なポイントですよね。



【新作情報】
◆もっとモテたいあなたに-女はこんな男に惚れる(文庫ぎんが堂)
2013/12/8 発売
Amazonはコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。
女の子は口説かれるより優しくされたい!
女性は男性のどこを見ているのか、いつ好きになるのか、女目線で告白
彼女がほしいと思いながらも、「出会いがない」「いまさら無理」「めんどくさい」なんていつの間にか縁遠くなっていませんか?そんなのもったいない!実はいま、恋愛は男性が有利なんです。だから彼女をつくるのはすごくチャンス。女の「好き」はいろいろだから、モテない男はいないんですよ。あなたがモテるためにできることと無理をしなくてもいいこと、女たちは男のどこを見ているのかを、女の視点で書きました。
≪巻末特別対談・大泉りか×二村ヒトシ「恋され男子よりも愛され男子」≫



モテ期到来を呼び込むバイブル!?



リアルドリーム文庫 大泉りか
関連記事

テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : リアルドリーム文庫 大泉りか

Send to Twitter and Facebook
プロフィール

官能レビュアーDSK

Author:官能レビュアーDSK
Amazonその他の書籍サイトで男の、というか男なら!という肉欲煩悩中枢刺激ジャンルに特化した、裏街道という名のスキマに徹する変わり者レビュアーDSKです。

官能小説
メニュー欄では発売年別にカテゴライズしています。作家別ご覧いただく際は最上段記事の索引より検索できます。

青年コミック
一部に桃色成分の高い一般コミックを含んでいます。また、複数巻となるシリーズ物は1つの記事に纏めています。

成年コミック
多岐に渡るジャンルに対してDSKの好みに偏ったセレクトかもしれません。(汗)

AV
主だった同一タイトル(シリーズ物)を1つの記事に纏めています。

リンク
リンク大歓迎です。(^^)
どこか適当な記事にコメントでご連絡していただけると当方からもリンクさせていただきます。※内容によってはご遠慮願う場合もあります。

トラックバック
TB大歓迎です。(^^)
当方からも「トラックバックの返信」をさせていただく場合があります。その際は何卒よろしくお願い申し上げます。※内容によっては拒否する場合もあります。

ブログ内検索
Amazon検索
カテゴリ
リンク
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
Thanks for coming!!
合計の閲覧者数:

現在の閲覧者数:
Twitter
ブクレポ
Public Relations 1





FC2コンテンツマーケット
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
RSSリンクの表示
Public Relations 2