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トリプルインモラル-彼女の母、彼女の姉妹と同居中(著:上原稜、フランス書院文庫)

2010/12/22 発売

トリプルインモラル-彼女の母、彼女の姉妹と同居中

著:上原稜フランス書院文庫


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「本気なの?こんなおばさんを好きだなんて」
お碗のような乳房を隠して恥じらう彼女の美母。
娘の目を盗み、年下の高校生と重ねる禁断の肉交。
秘密を知った年頃の長女と三女は、母に負けじと
バスタオル姿でリビングをうろつきはじめ……
女の思惑が入り乱れる、一つ屋根の下の同居生活!
(引用元:Amazon)


★★★★☆ 甘々展開が心地良くも少々みっともない気もする主人公の奪い合い, 2011/1/10
高校2年生の主人公に同級生、その姉、その妹、その母という4人ヒロインなのにサブタイトルが『トリプル』なのが本作の特徴である。メインヒロイン(と言えるのか?)の同級生とは相思相愛ながら、お互い奥手でモジモジし合う初々しい関係。付き合い始めて半年経つのにキスすら果たしていない間に、訳あって同級生宅に居候中の主人公と、同級生の姉、その妹、その母とが順番に関係してしまう展開である。キャリアウーマンなお姉さま然とした姉、主人公達と同じ高校に通う、幼さ全開の妹、その高校に勤める、普段は真面目で厳しい国語教師の母と、同級生も含めたキャラ設定は悪くない。10代2人に20代&40代と、年齢層的にもまずまず網羅している。

居候している娘(妹・姉)の恋人ということで普段から好ましく思っており、特に姉と妹は最初からラヴ全開である。要するに、初期設定からハーレムで始まり、これが肉欲のハーレムで終わる話と言えよう。ただし、何でもかんでも都合が良くては面白くないので、先生たる母とは少し捻りを加えてから夢中のメロメロになってしまう展開にしており、妹も姉と主人公の関係を知ってからアタックをかけている。

こうなると不憫なのがメインたる同級生となるが、これが終盤までダシにも使われない実質的な脇役状態で、他の面々が交わる際のドキドキ演出要員にされている。まぁ、最後に一応の面目を保つ場面があるにはあるが、扱いとしては少々可哀想な気がしないでもない。

全体として甘い成分が立ち込める心地良さはあるが、娘(妹・姉)を差し置いて淫らに主人公(のムスコ)を求め始め、割とみっともない嫉妬さえ見せ始める中盤以降は、メインを除くヒロイン達の節度が無さ過ぎに感じるかもしれない。これはこれで呆れ笑いの面白さはあるが。
『トリプルインモラル-彼女の母、彼女の姉妹と同居中』のレビュー掲載元


複数のヒロイン(多くは熟女)がショタコン気味に主人公を求め、奪い合う展開って、作風にもよりますが、概ね笑えるんですよね。

それも、大爆笑してしまうのが少なくないw



にゃらさんのブログで紹介されている本作の投稿記事はコチラから。
上原稜「トリプルインモラル 彼女の母、彼女の姉妹と同居中」(フランス書院文庫、2010年12月、表紙イラスト:山本重也)ネタバレ有り。御注意下さい。【あらすじ】親公認の仲のさやかの家に同居する俊は、ある晩に彼女の姉の誘いに乗り関係を結んでしまう。なし崩しに妹や母とも出来てしまい、遂に異常な関係をさやかに知られてしまう。【登場人物】速水俊17歳?の高校生。水泳部の主将を務めている。両親を無くし保護者の叔父夫...
上原稜「トリプルインモラル 彼女の母、彼女の姉妹と同居中」





理性の枷から解放され、肉欲の箍が外れたオンナ達の無節操な振る舞いが出れば出るほど呆れ笑いに繋がる面白さって甘々系誘惑作品のもう1つの見どころですよね。





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tag : フランス書院文庫 上原稜

美母と叔母と相姦犯(著:但馬庸太、フランス書院文庫)

2010/9/22 発売

美母と叔母と相姦犯

著:但馬庸太フランス書院文庫


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「母さん、息子に犯されるってどんな気分?」
色香が溢れるほどむっちりした美臀を掴み怒張を突き込んだ。
「そんなに、突かないで……ああ、でも、なんて凄いの」
昼夜を問わぬ、二人きりの背徳で刻まれた新たな絆――。
明が大人になるのを感じ、陽子が妖しい感覚に溺れていく時、
相姦犯の邪眼は28歳の叔母・歩美にも向けられていた!
(引用元:Amazon)


★★★★★ 相姦要素のある凌辱でヒロインを堕とすまでが終始繰り広げられる, 2011/1/11
前作にしてデビュー作『淫獣家族-母と二人の姉』は、凌辱要素も多分に含んだ相姦物語だったが、今回は相姦要素を含んだ凌辱展開と言えよう。ヒロインを堕とす展開そのものは変わらないが、背徳の交わりに慄く叔母(28歳)や実母(37歳)を強引なゴーイングマイウェイで責め立て続け、遂に陥落まで持ち込む魔少年な主人公(16歳)の独り善がりな面が強調された作品でもある。この意味で作者は完全に凌辱作家へシフトしたのかもしれないが、誘惑作品に多く用いられる人物構成によって、悪党どもが1人のヒロインをたらい回しするような凌辱作品とは一線を画した趣きが醸されている。それでも序盤から徹頭徹尾、終始一貫して官能シーンばかり。実に興奮度の高い内容である。

展開はいたってシンプル。想いを寄せる叔母や実母への情に湿りを帯び始める状況説明が第1章で綴られた後はずっと責めっ放しの主人公だが、時間経過を巧みに活かしており、例えば第2章で凌辱された叔母が、翌日には風呂場で責められ(第3章)、その直後にはダイニングテーブルへ移動して凌辱の続き(第4章)といったように、章を跨いで繰り広げられる続けざまの責めが「まだヤってる」という興奮の多大な増幅に貢献している。実母に至っては、その責め方が叔母と似通っていて少し残念なものの、3日3晩や1ヶ月というスパンで責められ続けるいやらしさがあり、禁忌の許されない行為に憂い、夜通し責められて絶頂を繰り返す肉欲の墜落に「女」を知らされながらも、冷静になっては改めて主人公を諭そうとする心情の揺れが存分に描かれていた。それでも実母の心情をメインに据えた後半では「母」が「女」に浸食されていくような悩ましさの果てに叔母への嫉妬まで見せ始め、知らぬ間に豹変した痴態には叔母も戸惑う積極的な乱れっぷりである。

先に堕ちた叔母も含めて最後は骨の髄まで陥落した「牝」達の淫らに爛れた相姦主従関係の完成がある種の達成感にも似た感慨を抱かせるような淫猥で被虐の素晴らしさがあった。
『美母と叔母と相姦犯』のレビュー掲載元


但馬庸太先生の2作目にあたりますが、より森一太朗作品の方向へ路線を寄せた印象ですね。その意味では森先生が開拓された領域が、独自の特色から1つのジャンルとして拡張していく流れをつくっているのかもしれません。



愛好家Sさんのブログに本作が紹介されています。
1741『美母と叔母と相姦犯』但馬庸太、フランス書院/フランス書院文庫、2010/09 発売●あらすじ魅力的な実母に性的欲望を抱く少年が、休暇を利用してやって来た初恋の人でもある叔母の無防備な姿に劣情して犯し抜き、出張から帰った実母に事情を知られ、身勝手な言い分を理解してもらおうと実母をも犯し抜く。●登場人物【佐伯明】16歳。童貞。高校二年? 陽子の息子。歩美の甥。【佐伯陽子(ようこ)】37歳。第二営業部課長。歩美...
1741『美母と叔母と相姦犯』

にゃらさんのブログでも本作が紹介されています。
但馬庸太「美母と叔母と相姦犯」(フランス書院文庫、2010年9月、表紙イラスト:新井田孝)ネタバレ有り。御注意下さい。作品紹介(公式ホームページ)美母と叔母と相姦犯 (フランス書院文庫) [Kindle版]但馬 庸太フランス書院2012-08-17【あらすじ】思春期を迎えた息子の前で無意識に魅力を振りまく実母の陽子に性的欲望を抱く明は、ある日休暇で姉の元を訪ねてきた叔母の歩美を見て、初恋の人だとの思いを強くする。身勝手な動機...
但馬庸太「美母と叔母と相姦犯」





誘惑系の設定に凌辱性を持たせた展開で構成していく、昨今のいわゆる「言いなり」系の手法が出来上がっていく時期とも言えるでしょう。

従前の悪逆非道な凌辱に比べると(ヒロインの堕ちるのが早いこともあって)やや物足りない部分もありますが、親族の誼を基にしている分、こぅ、犯罪性が多少なりとも薄まるというか接点やつくりやすいというか、アプローチに入りやすい面もあるのでしょうね。





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tag : フランス書院文庫 但馬庸太

艶めき剣戯-秘宝巡りと蜜色の巫女(著:天草白、リアルドリーム文庫)

2010/11/30 発売

艶めき剣戯-秘宝巡りと蜜色の巫女

著:天草白リアルドリーム文庫


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「これが、男女の交わりなのですね……」
加賀藩住吉神社に投宿した浪人・陶弥は、
社を襲った盗賊たちを退けたことをきっかけに
巫女少女と結ばれ、秘宝探しの手伝いをすることに――。
一癖ある尼僧や妖艶なくノ一も跋扈し幕末の加賀を舞台に
再び艶めく女体が乱れ舞う!


★★★☆☆ 続編というには繋がりが薄いものの官能要素は盛りだくさん, 2011/1/17
まさかの『艶めき剣舞-女剣士とみだれ妻とくノ一と』続編である。タイトルが良く似ているが本巻は『剣戯』で区別する。前巻の舞台設定とサブキャラのくノ一が共通する他は、主人公からメインヒロインまで入れ替わっているので実質的には別物語と言ってもいいくらいだが、前巻の主人公とメインヒロインが夫婦としてチラっと出てくる“遊び”で世界観を繋げているため、本巻は後日談的サブストーリーという位置付けかもしれない。

本巻のメインヒロインは18歳の巫女である。神社に仕える清楚にして貞淑な生娘。この神社に流浪の主人公(25歳)が訪れるところから物語は始まる。他は件のくノ一(20代後半)と尼さん(30代)という世代を網羅した3人ヒロイン体制であり、これは前巻とほぼ同じと言える。

サブタイトルには『秘宝巡り』とあるが、実際は奪われた秘宝の奪還である。ただし、この秘宝を巡る動きや、主人公の責めに「女」の悦びを思い出してメロメロになったりする中で敵方が寝返って加担するような展開には若干の都合の良さと共に「昨日の敵は今日の友」的ノリが少々だらしなく蔓延っている感じがしないでもない。しかし、これによりくんずほぐれつの情交が多く盛り込まれることにもなっているので、ドラマ性は脇に置いても官能優先な読み方であればさしたる問題でもないだろう。

官能要素については、主人公に好色な設定もあるためか、少し珍しい感じの描写が多くなっている。巫女の「初めて」を奪いながらも無理矢理ではなく、その後も割と独善的に求めながら巫女の気持ちも無碍にはしないような独特のカラミ方をしている。これに未知の愉悦を覚えた巫女が次第に心を傾けていく流れには、俗世間を知って「女」になっていくような変化を示しつつ、これに溺れるでもなく愛情をのみ芽生えさせていく気丈で健気な感じが出ていた。逆にくノ一や尼さんとはがっつりせめぎ合う肉欲の応酬である。

最終的にはなかなかホロ苦くも愛情深く、そして潔い結末を見た本巻だが、これはシリーズ化されるのだろうか。
『艶めき剣戯-秘宝巡りと蜜色の巫女』のレビュー掲載元


官能小説は基本的に1冊で完結するのが大半ですが、時々こういった続き物が出てきます。読み手としては嬉しいものだと思いますし、DSKは好きですよ。(^^)

ただ、主人公とメインヒロインが入れ替わってしまう展開には賛否が分かれるかもしれませんね。



◆前編
2010/5/30 発売

艶めき剣舞-女剣士とみだれ妻とくノ一と


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父の仇討ちに挑む青年剣士を取り巻く三人の美女。
「よろしければ私がお慰め差し上げますわ…」
苦悩する青年を励ますみだれ妻の柔らかな美臀、
幼馴染みに組み伏せられ可憐に喘ぐ女剣士、
ひくつく男根を包みしゃぶり尽くすくノ一の乳肉―
艶めく媚態の乱舞する、仇討ち行の行く末とは。





余談ながら、ヒロインが入れ替わるタイプの続き物では過去にこんな作品もありました。

前編:女美術教師
http://dsk18.blog.fc2.com/blog-entry-172.html


後編:女音楽教師
http://dsk18.blog.fc2.com/blog-entry-576.html


著:美園満、フランス書院文庫





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tag : リアルドリーム文庫 天草白

看護婦姉妹と令嬢実習生-魅惑の入院体験(著:岡下誠、リアルドリーム文庫)

2008/11/22 発売

看護婦姉妹と令嬢実習生-魅惑の入院体験

著:岡下誠、リアルドリーム文庫


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突然の入院に戸惑う青年を迎える白衣の天使の介護。
「あまり溜め込んでいると身体に毒よ…」
看護服に透ける淫靡な下着のラインが青年を惑わせる。
深夜のトイレ、繊細な手付きで扱き上げられる裏筋。
浴室では濡れ光る熟女体が身体の隅々まで磨き上げ―。
一途な令嬢実習生も巻き込んだ特別看護の行く末は。
(引用元:Amazon)


★★★★☆ 看護婦(姉)の艶めかしい色気が抜きん出ている, 2011/1/21
タイトルとサブタイトルがほぼ全てを説明している。大学生の主人公(20歳)からは従姉にあたる看護婦(本作に合わせて表記)の姉(28歳の眼鏡美女)と妹(25歳)、そしてお嬢様な看護実習生(19歳)がご奉仕しまくる魅惑の入院物語である。ここでいう「ご奉仕」とは、病院看護に端を発した4Pまでの全てである。

メインは姉で全体の旗振り役となっており、ちょっとした摘み喰い気分で従弟を誘惑したら、そのムスコが意外にご立派だったためにメロメロとなってしまう流れに実習生や妹が中盤以降に絡んでくる形。なので序盤は姉とのやり取りがほとんどとなるが、これがなかなか良い雰囲気を醸している。姉の方から体を預けるボディタッチに食事時の「あーん」で従弟をドキドキさせつつ手淫やお口奉仕を繰り出しては白濁液を搾り取っている。こうした看護婦にあるまじき淫らな病室(個室)密戯の果てにトイレで合体(『吸引看護』と称する筆下ろし)を果たすのだが、その翌朝一番の「あーん」がさらにいやらしいことになっているオマケ付きである。他の患者にも同様に「ご奉仕」していたような印象も若干醸してはいるが、経験豊富な年上お姉さんの艶っぽい色気が時に主人公の責めに屈するギャップをも見せる魅力となっていた。

この姉が実習生(生娘)に『指導』と称してご奉仕させる中盤は、世間知らずな実習生が訳も分からず淫らなことをさせられ、遂には「初めて」まで捧げさせられてしまう感じにも見えるが、主人公に恋心を抱くことで最終的には中和されている。また、姉とは正反対に堅物な妹も最後は姉に謀られるように結ばされるのだが、元より男に対するトラウマがあった意地っ張りなので、ナイスな姉妹丼となるナースステーションでの実質的なクライマックスでは姉に劣らぬ淫らさを見せ始めている。

小さな顔に反してあり得ないほど爆乳な胸とむっちりし過ぎな下半身には好みが別れるかもしれない表紙&挿絵だが、特に挿絵での姉の表情はなかなか良かった。
『看護婦姉妹と令嬢実習生-魅惑の入院体験』のレビュー掲載元


元々、二次元ドリーム文庫(旧二次元ドリームノベルズ)で活躍されていた岡下誠先生のリアルドリーム文庫デビュー作です。

この後に2作を上梓されましたが、2010年5月の『女子校生令嬢たちの淫らな保健実習』より以降、作品が見当たらないのが残念です。

※その後、2010年12月に『花嫁調教-恥辱の披露宴』が出ました。



レビューに記した『翌朝一番の「あーん」がさらにいやらしいことになっているオマケ付き』ですが、ここで「あーん」しているのは患者である主人公ではなく姉ナースの方です…………お分かりですよね。(笑)





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桃園学園男子寮にようこそっ!(著:さめだ小判、ワニマガジンコミックス)

2009/3/31 発売

桃園学園男子寮にようこそっ!

著:さめだ小判、ワニマガジンコミックス


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「コミック快楽天ビースト」の看板作家、愛らしいキャラで定評のあるさめだ氏の最近コミックス。大ヒットした前作「BEASTIE GIRLS」から2年、満を持しての登場です。
癒し系巨乳の管理人ひなたさんと、寮生のケンイチ君のラブラブ寮生活…連載時から人気沸騰だったシリーズを1冊にまとめました。連載時のカラーもたっぷり収録、おトク感溢れるコミックスです!
(引用元:Amazon)


★★★★★ 官能恋愛漫画として素晴らしい出来だと思う, 2011/1/23
全11話の表題作のみ収録だが、恋愛要素を含む成年コミックとしては名作と称して差し支えない出来映えではなかろうか。表紙通りの可愛らしい人物像に見合った官能と恋愛のドラマがバランス良く描かれていると思う。前作『BEASTIE GIRLS』では不足していた官能成分は大幅にパワーUPし、物語を通じて紆余曲折する男女の恋模様をきちんと描いたところは高ポイントに挙げたい。好みにもよるが琴線に触れる要素をたっぷり詰め込んだ作品だと思った。

学生寮を舞台にした、年上の管理人ヒロインと寮生(学生)主人公の物語なので、作者が意識する、しないに関わらずノリがあの『めぞん一刻』に多少とも似通ってしまうのは致し方ないところか(本作の結末からすると、かなり意識したかもしれない)。男子寮との設定がいきなり変わっており、2人の始まりもやや流されただけの感じが漂うものの、割と早い段階で恋仲になるのが特徴的である。他の寮生達への秘密としながら静かに育まれる愛情が心地良い。しかし、これが主人公を憎からず想っている委員長に知られたり、管理人さんの過去に触れる男の登場を以て2人の恋の障害となる様相を呈していく。委員長の出現に嫉妬心を抱く管理人さんは可愛らしいものの、いわゆる恋敵の登場は好き嫌いの分かれるところであろう。不憫にも委員長まで巻き込むワルっぷりはなかなかのものだし、過去回想とはいえ管理人さんを“開発”した経緯も描写されている。ちょっとしたすれ違いを生じながらも乗り越えていこうとする主人公の行動が終盤の山場となるが、ここをドラマの大一番と見ると、他の寮生(サブキャラ)達の理解と協力が主人公のヘタレ感を残してしまったかもしれない。

寮生と関係してしまう不道徳に軽く困惑しつつも得られる快感に屈してしまう序盤に始まり、心と体の交流を通じて主人公への想いをはっきり自覚してからは時に自ら誘うようにも振る舞い始める終盤まで、その全編に渡って興奮度の高い情交が描かれている。シチュエーションも良好で、そうもあちらこちらで乳繰りあっていては寮生を管理する立場にないよ?と微笑ましく呆れるくらいである。
『桃園学園男子寮にようこそっ!』のレビュー掲載元


これも管理人さんと寮生の鉄板設定なラヴコメ物語として楽しく、そして、いやらしく読むことができました。(^^)

本作の場合、管理人さんが未亡人ではない代わりに終盤でかつての男が登場してきてちょっぴり寝とられピーーンチ!になります。



ところで、ハイブリッド書店【honto】では本作の取り扱いが既に終了している模様ですが、電子書籍でこんなのを見つけました。



◆電子書籍?
2015/8/27 発売
えっちな管理人さん 【全1-11セット】

桃園学園男子寮管理人のひなたさんは清楚な美人だけど、実は巨乳でエッチ大好き。寮内でヤリまくっちゃった俺は果報者。(引用元:honto)



改題のうえ、分冊で販売されているようですね。





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チューべろーず(著:フエタキシ、メガストアコミックス)

2009/3/19 発売

チューべろーず

著:フエタキシ、メガストアコミックス


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究極BODY(ボディー)の極上GIRL(彼女)
視る! 揉む! しゃぶる! ♂の本能くすぐる珠玉の逸品!
コミックメガストアに掲載された9作品+描き下ろしのあとがき漫画も入って、ボリューム感た~ぷりっ♪ お乳の探求者フエタキシが贈る待望の初コミックス!!


★★★★☆ バラエティ豊かな設定と漫画としてのオチが秀逸, 2011/1/27
作者のデビュー作(成年コミックとしては今のところ次作が出ていない)。バラエティに富んだ設定と漫画としてのコミカルなオチがきちんとついているストーリーに光るものを感じる全9編+7頁のオマケ(書き下ろし)である。作画にはまだ発展途上と思われる拙さが残るものの、24~26頁の作品ならではの濃密な官能描写には迫力がある。作画テクニックは今後の経験と鍛錬で補えるし、ストーリーテラーとしてのノウハウもある程度までは同様に補えるとは思うが、漫画家として基本的な素質というか適性みたいなものには天分が相応に必要であろう。この点において有利なセンスを持ち得た作者だと思った。

基本的には爆乳ヒロイン達の和姦テイストに恋愛成分もしっかりな作風。胸の描写(弄り方とか)に拘りを見せつつもドタバタ含みのコミカルな展開が流れていく。高校生男女・職場の男女・お嬢様とダメ男・姉妹丼・女子大生と教授・大学生っぽい若者の男女・義母と義息といった幅広い関係性に加え、強烈な性癖を発揮する人物がいたかと思えば無知故に無恥という変わり者がいたり、コンプレックスを持ったボク少女の他には少年に弱みを握られて集団で弄られる高嶺の花もいたりする。この人物像の幅広さもまた魅力の1つだが、これが責められては被虐の色も垣間見せる濃厚な情交の果てに主人公への想いを募らせ、時に笑える結末も交えながら成就していく様が心地良い。最後の1~1頁半くらいで「そういくか」とか「そうきたか」という振り幅の大きさが秀逸なオチもこれを助長している。

できれば中編か長編でも読んでみたい魅力を感じさせる作風だが、このテイストがまるで異なるにも関わらず、勢いのある官能描写のタッチに時折みやびつづる作品に近いものを感じたのは気のせいだろうか。
『チューべろーず』のレビュー掲載元


少なくともAmazonの表記では「メガストアコミックスシリーズ」となってまして、作品番号も本作だと「208」と記されています。

「200」には『ツンデロ』(著:武田弘光)があったり、「243」には『HHH トリプルエッチ』(著:DISTANCE)もありますから、なかなか強力な布陣を擁するレーベルですよね。

しかし、2009年の発売、そして2011年のレビュー投稿時から今に至るまで「フエタキシ」名義の次作は見当たりません。

作品紹介にもお乳の探究者とあるくらい描写に拘りのある画風は魅力たっぷりですし、話も面白かったですけどね……。




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マンツーマンレッスン-熟妻と青年家庭教師(著:絢瀬簾、フランス書院文庫)

2010/8/23 発売

マンツーマンレッスン-熟妻と青年家庭教師

著:絢瀬簾フランス書院文庫


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「お願い、見て……ねえ、私の裸を見せてあげるわ」
真理子が背中に手を回した刹那、ゆっくり落ちる黒下着。
ミルク色の膨らみの中央で淡い桃色の乳首が震え勃つ。
「たまらない、こんなにいやらしい身体をしてるなんて」
単身赴任中の夫の眼を盗んでつづく〈大人の個人授業〉
1vs1――35歳熟女と28歳青年が溺れた濃密な30日間。
(引用元:Amazon)


★★★★☆ 独創的な文体に好みが分かれそうだが内容は悪くない, 2011/1/29
フランス書院文庫の【第8回 官能文庫大賞】で最終選考に残った作品。型にハマっていない文体は確かにデビュー作らしいと思わせる。特に35歳の人妻と28歳の主人公が交互に描かれる前半では、それぞれの主観的な表現ではなく地の文で描写されるのが特徴的であり、そもそも登場人物がこの2人だけなのもイマドキ珍しいと言える。

夫がフランスへ長期出張中の有閑マダムっぽい人妻が、いずれ夫の元へ赴くためとフランス語を習得すべく家庭教師として主人公を招くのが本作の骨子。フランス書院だからではなくガチでフランスである。そのため主人公にはフランスからの帰国子女的な設定あり、作中にもフランス及びフランス語の薫りが随所に漂っている。この辺りは、昼下がりをアンニュイに過ごす人妻(の独り言)と共に少々鼻に付くかもしれないが、元より気にもかけていた主人公への感情と貞操観念との狭間で揺れ動く心情をじっくり描き出している良さはある。

その前半だが、実は人妻の自慰と主人公の妄想が中心である。レッスンを重ねる度に服装が大胆になっていく人妻を目にしながら妄想を逞しくする主人公に対して、主人公の居ない時に想いを募らせて自慰に耽る人妻という好対照な描写に男女の違いが出ているようで興味深い。また、自慰の“お相手”が夫から次第に主人公へと変わっていくところで心境の変化も表している。

お互いが想いを寄せ合うのに双方の遠慮や背景(主人公もフランスに彼女がいる)があって切り出せないところもきちんと盛り込み、人妻のちょっとした機転で理由というか大義名分を見つけてからようやく結ばれる後半は、読み手も同様に焦らされているのでなかなかの興奮を伴っている。夫への裏切りと憂いつつも念願成就に似た感慨に浸り、夫との違いを感じながら、それさえも快感に転化してく人妻と、その人妻への想いが果たされて歓喜に沸く主人公。この2人がぶつかり合う淫靡な情交である。しかも、タガの外れた人妻がその後には予想外な積極さも見せ、これに反応して玄関先で早々に挑みかかる主人公という爛れたエスカレートも興奮を高めている。

しかし、終わりは急にやってくる。正直「あれ?」という唐突さに行き場を少々失うが、許されない男女の現実的な顛末としては妥当かもしれない“大人のひと夏の恋”に余韻を感じることができれば相応な読後感となって心に残るものもあると思う。
『マンツーマンレッスン-熟妻と青年家庭教師』のレビュー掲載元


今のところ本作のみとなっている「絢瀬簾(あやせ れん)」先生の作品ですね。
※その後、2015年に2作目『人妻温泉ホテル-ふたりきり』が出ました。



にゃらさんのブログで本作が紹介されています。
絢瀬簾「マンツーマンレッスン 熟妻と青年家庭教師」(フランス書院文庫、2010年8月、表紙イラスト:新井田孝)ネタバレ有り。御注意下さい。2015年12月6日レビュー再編集。作品紹介(公式ホームページ)【あらすじ】最愛の夫がフランスに赴任し寂しさを感じている真理子に取っての楽しみは、毎週水曜日にやって来る若い家庭教師の慎一と過ごす時間だった。次第にエスカレートする彼女の誘惑に耐え切れずに慎一は関係を持ってしま...
絢瀬簾「マンツーマンレッスン 熟妻と青年家庭教師」





かなり独特な作風でございます……フランス語のポエムのような書き出しにはドン引き驚かされました。でも、こうしたチャレンジングな姿勢はアリですし、人妻と若い男とのアバンチュールめいた関係はテーマとして良かったです。

ただ、全体として間が持たなかったところを妄想シーンで埋めた感もありまして、次第に近づき、遂には結ばれる後半が良かっただけに……といったところもありましたね。





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隣人-二組の母娘(著:巽飛呂彦、フランス書院文庫)

2011/1/24 発売

隣人-二組の母娘

著:巽飛呂彦フランス書院文庫


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「あの娘より、もっとエッチなことをしてあげる」
豊乳を背中にあて、股間へ手を這わせる同級生の母親。
耳元にかかる吐息、ゆるゆると上下にさする指先。
熟女の唇に吸われ、含まれ、舐められる午後の寝室。
知夏おばさんは気づいている。僕が娘の遥だけでなく、
他の美母娘とも秘密の関係を結んでいることを……。


★★★★★ お馴染みのヒロイン設定ながら母娘に分けたアイデアが光る, 2011/2/1
タイトルから受けた第一印象は、作者の過去作品『両隣りの年上は僕に甘い罠を仕掛ける』の類似作かな?だった。実際、似通っている部分も少なからずある、相変わらずお馴染みのノリノリな筆致で面白可笑しく綴られた巽誘惑作品ではある。4人のヒロイン像もまた然り。おっとり天然系・男勝りなクール系・ツンデレ・おとなしい妹キャラ系という設定は巽作品の基本セットとさえ言えよう。しかし、これらを2組の、しかも母娘に分けたアイデアに新味が醸されたと思う。『両隣の…』の母娘+姉妹とはまた異なったダブル母娘の良さが出ていると思った。2人の母も、2人の娘もいろいろと頑張っている。

実はまずまずの割合で百合展開があり、これがかつて同級生だった36歳の母達に開放的かつ性に寛容な立場を与えている。第一章から3Pめいた官能描写があり、母達が真っ先に交わっているのである。この百合属性は、後に若干ギクシャクした母娘の関係修復にも用いられている。2人の娘(どちらも生娘な高校2年生)がそれぞれ「初めて」を主人公(娘達のクラスメイト)に捧げる場面でも母達は陰日向に尽力しており、実際に立ち会う時もあるほど。さらには娘の合体を目の当たりにして欲情してしまい、娘が果てた直後に主人公へ挑みかかるような面白さが、ビックリする娘と共に演出されていたりもする。他にもそれぞれの母娘丼は当然として、母同士や娘同士といった様々な組合せが網羅されており、最後はダブル母娘丼の破壊力をも生み出している。しかも、この5Pには「よく思いつくなぁ」と感嘆するような戯れ方まで盛り込んで楽しませてくれる。

単体での情交も用意されており、無敵に進む天然パワーで主人公を押し倒したり、勝気なキャラが責められてしおらしい瞬間を見せたり、言い訳を繰り返しながらも解放された主人公ラヴが弾けたり、真面目で控えめだったのが刹那の妖艶さまで垣間見せて積極的に振る舞ったりしている。「お決まり」や「またか」と言えばそれまでだが、それでも魅力あるヒロイン達が生き生きと動き回るコミカルな雰囲気が心地良く、個人的にはスターシステムを採用していると解釈しようかと思う。それぞれの情交描写はさすがにじっくりとはいかない(絶頂に至るのが早い)ところもあるが、単体+多数の組合せのてんこ盛りでこれを補っている。
『隣人-二組の母娘』のレビュー掲載元


売れっ子の大ベテラン……そろそろ「大御所の間」へご案内すべきでしょう……の巽飛呂彦先生ですから、その執筆の量からしてもある程度のパターン化は否めないところでしょうし、それが上質ならば良い訳ですし、初見ならば破壊力も充分ありますから、これはこれで良いのでしょうね。

本作の良さは、いわゆる巽スターシステム(天然おっとり系、男勝り系、ツンデレ系、妹キャラ系)を四姉妹とかではなく2組の母娘に分けたところでしょうね。

これによって単独に加えて母同士との3P、娘同士との3P、母娘丼(その1)、母娘丼(その2)、全員集合といった情交の組合せが可能ですから、これはなかなか強力ですよ!w



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深川てんぐ三姉妹-嫁さらい(著:安曇東吾、竹書房ラブロマン文庫)

2011/5/9 発売
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宮本三姉妹の三女・志乃は友人の進藤ゆいの行く末を案じていた。同心の父親を何者かに殺されたゆいは、父の借金の責を負い、悪徳金貸しの明庵に嫁入りさせられてしまうのだ。そして祝言の夜。三姉妹と悠馬は辛くもゆいを救い出すものの、思わぬ邪魔が入り、志乃が明庵と手下の無頼漢どもの手に落ちてしまう…!うら若い女剣士は瑞々しい肉体を男たちに蹂躙され、肉悦の虜へと堕ちてゆく。悠馬と琴音・千鶴たちは、陥落寸前の志乃を救い出せるのか。そしてゆいは自由を手に入れられるのか…!? 誘惑と江戸情緒あふれる時代官能エンターテインメント第3弾。


★★★★★ 第3弾ともなると予定調和も感じるが相変わらずレベルは高い, 2012/8/21
第1作で長女、第2作で次女とくれば、当然ながら次は三女となるのは疑いのないシリーズ3作目。何かと言えば、物語のヒロインであり、悪党どもからの色責めによる完堕ちの順番である。今回も第四章で猛烈な凌辱感を醸す責めが描かれている。全体に漂う甘々なラヴラヴ展開とのコントラストは圧倒的であり、この無慈悲な第四章が官能要素を格段に引き上げている。純粋な誘惑作品をのみ敬愛する諸兄にはおすすめできないが、程良い謎を含んだドラマと、捕らわれのヒロインが蒙る束の間の悲哀と被虐の美を今回も堪能した。

実は主人公や道場の謎がなかなか判明していかないところに若干のもどかしさもあるのだが、三女と仲良しな娘の嫁ぎ先に政略絡みの歪んだ色艶を盛り込んだ展開はなかなか面白かった。しかし、通常なら三部作として完結すると思われたところでさらに続くのは驚きである。色責めの相手が既に出尽くしたところでどうするのか?あるいは持ち越された謎や伏線の行方は?といったところに楽しみを残しているのがニクい。
『深川てんぐ三姉妹-嫁さらい』のレビュー掲載元


はい、『深川てんぐ三姉妹』四部作シリーズの第3弾です。

第3弾ですから、悪漢どもからの色責め凌辱に逢うのは三女です。

基本的な構成は前2作と同じですが、お友達のピンチを救おうとして自分が捕らわれの身となってしまうのは三女らしかったですね。

しかし、ストーリーがなかなか進まんな~と思いましたが、これまでの3冊で散りばめていた伏線を最後に回収する魂胆だったようですね。(^^)

竹書房ラブロマン文庫 安曇東吾
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僕の家に来た美しすぎる家政婦(著:葉川慎司、フランス書院文庫)

2013/10/23 発売
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掃除中にのぞける白い太腿、36歳の悩ましい腰まわり……
エプロンでは隠しきれないむっちり女体の家政婦・瑞穂。
まさか彼女が、僕の初体験相手になってくれるなんて!
濃厚キッス、お掃除フェラに、ご奉仕バスルーム……
「してほしいことがあったら何でも言ってくださいね」
どんな淫らな願いも叶えてくれる最高すぎる家政婦!
(引用元:Amazon)


★★★★☆ 全てお見通しなスーパー家政婦が導く未来, 2013/11/27
作者のデビュー作と思われるが……しかし、いかにもブンデスリーガからプレミアリーグな日本代表のサッカー選手を安易にモジったかのようなペンネームを見るにつけ、根拠のない勝手な推測ながら、もしや既出作家の別名義なのでは?との疑問も沸いてしまうところ。作品の構成や展開、筆致などには新人らしからぬ完成度が見られるため、本当にデビュー作ならば相当に出来た作品と言わねばならない。

まずは、少なくとも「黒本」において初出と思われる『家政婦』をヒロインに据えたアイデアが秀逸である。メイドならばこれまでも幾つかあったし、中には和メイドと称する作品もあったが、純然たる家政婦に真正面から目をつけた慧眼には唸るものがある。

また、この家政婦である【瑞穂】が何ともミステリアス。良く出来た、というか出来過ぎたスーパー家政婦(36歳)という以外に素性が明らかでない。魅惑のプロポーションとのギャップを感じさせる可愛らしい佇まいと気立ての良さで17歳の高校生主人公を一目で虜にさせるのだが、この家族、というか32歳の後妻【沙恵子】のために一肌脱ぐ(文字通り脱ぐ)前半の流れもその理由が曖昧なまま進んでいく。この家にやって来るまでの経緯も過去さえも分からぬままながら、その割に小出しで思わせぶりな記述や台詞があるのは何ともニクいところ。これらが混然一体となって「知られざる瑞穂」を形成しているため、場合によっては瑞穂の過去を綴る続編を希望したくもなるし、もしやその準備もあるのでは?との思いも馳せてしまうほどである。

そして、後半のメインヒロインは沙恵子となる。瑞穂と主人公との仲を懸念するのがきっかけだが、その前に夫との不貞を疑う件もあって、この辺りの心情描写と前置きには冗長に感じる部分が多少あるものの、概ねしっかりしているとも言える。ただ、後妻となったばかりの新米母ならではの悩みを抱える沙恵子が、母として息子たる主人公との関係を改善するためにオンナの方向からアプローチを試みる心情には違和感が無いでもなく、瑞穂も含めて本作登場の女性陣にはいかにも男がイメージした女性像が透けて見えるようなところもある。しかし、『おっぱいは触ってもらうためにあるんですよ』とか『理想のおかあさんにはなれないかもしれないけど、私にしかできない母親にはなるから』といった、事の真偽や善し悪しを越えた、その理由は分からずとも何故だか腑に落ちるような不思議な説得力を感じさせる台詞もあったりする。

最終的には沙恵子と主人公との仲を取り持ってお役御免となるところを……?という瑞穂の行方には(過去を想像するのみだが)何とも言えず、ただ、ただ「良かったね」と声を掛けたくなる形を迎えるのだが、瑞穂の家政婦としての立ち位置を最後まで維持することでドロっとした修羅場にするでもない展開や、それでいて官能的には家政婦としての立ち位置を大いに逸脱した、許されぬ積極さをも垣間見せ、完璧で隙のない家政婦に見えながら実は敏感反応で昂り喘ぐのがオンナとしての魅力の隙になっている描写などはなかなかのものと言わずにいられない。押され気味ながらも大胆に振る舞おうとする沙恵子の誘惑も良好だし、興奮度の高いシチュエーションも随所に用意されているのだが、惜しむらくはその場面の多さに反して直接の官能描写には物足りない部分があることと、好みにもよるが、お尻責めは無くても、あるいはもっと少なくてもよかったかな?と感じたところか。

そして、家政婦は見た!と言うより見ていました、むしろ全てお見通し!といったところか。
『僕の家に来た美しすぎる家政婦』のレビュー掲載元


久し振りに長文レビューを投稿してしまいました。(^^;)

実はAmazonを含めて4つの書籍サイトにレビューを投稿していますが、その中でもハイブリッド書店【honto】のレビュー欄には文字数が表示されまして、その上限が「1500」なんですけど、上記レビューは「1476」でした。あぶねーw

……これでも校正したんだけどな。



にゃらさんのブログでも紹介されています。
葉川慎司「僕の家に来た美しすぎる家政婦」(フランス書院文庫、2013年10月)ネタバレ有り。御注意下さい。【あらすじ】父親と再婚したばかりの沙恵子に密かに想いを寄せる祐司。仕事で不在がちの両親に代わり、家政婦として瑞穂が派遣されて来た。祐司の密かな想いに気付いた彼女は、義母の代わりに何でもしてあげると優しく微笑むが…。【登場人物】唯野祐司17歳。高校2年生。2年前に実母を亡くし、父親と再婚したばかりの沙恵子...
葉川慎司「僕の家に来た美しすぎる家政婦」

愛好家Sさんのブログでの紹介記事はコチラ。
1965『僕の家に来た美しすぎる家政婦』葉川慎司、フランス書院/フランス書院文庫、2013/10 発売●あらすじ母と呼ぶには若すぎる義母との間に距離を感じている少年が、派遣されてきた美貌の家政婦に夢中になり、優しく手解きされる中で気持ちに変化が表れはじめ、同じく義息との溝に悩んでいた義母と結ばれる事になる。●登場人物【唯野祐司】17歳。童貞。高校生。孝幸と紀代美の息子。沙恵子の義息。【佐々岡瑞穂(みずほ)】36歳。...
1965『僕の家に来た美しすぎる家政婦』





いや、この作品って何だか不思議なテイストを放ってると思いましてね。

ペンネームに始まるデビュー作疑惑(笑)から始まり、家政婦への着眼についても1段落入れてますし、ヒロインの説明でも字数を使ってしまいました。

最後の一文はレビュー書いてる当初から「これでキメる」と決めてて、それでいて投稿ボタン押す前に書き忘れに気づいて慌てて書き足したりもしてますしねw



【引用作品】
◆私のご主人さま-和メイドと未亡人と少年と(著:青橋由高)
2012/7/23 発売
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「ご主人さまの××じゃなきゃ満足できないの」
肉茎を根元まで呑み込む女陰、唇からは艶やかな吐息。
着物に包まれた女体は快感に震え、ついには恍惚の彼方へ。
和メイドと未亡人――二人の年上美人と過ごす同棲生活は、
献身的なご奉仕で癒されて、時には甘くお仕置きされて……
23歳と32歳をまるごと独占――最高の三人暮らし!
(引用元:Amazon)



表紙カバーイラストのイメージからしても和メイドと家政婦はやっぱり少し違いますね。(^^;)



フランス書院文庫 葉川慎司
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深川てんぐ三姉妹-狐火の誘い(著:安曇東吾、竹書房ラブロマン文庫)

2011/1/27 発売
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仕えていた小田原藩の江戸屋敷から、理由も分からぬまま放逐させられてしまった沢村悠馬は、美人剣士三姉妹が取り仕切る宮本道場に拾われる。持ち前の陽気さで三姉妹と肉悦を交わし合う日々を送っていた悠馬だったが、悠馬の許婚を名乗る娘・お駒が現れ、姉妹との関係に亀裂が走りかける。さらにその隙を突くように、江戸を騒がす凶悪な盗賊の『狐火』が宮本道場に魔手を伸ばしはじめるのだった…!凶賊どもの真の狙いは姉妹たちの瑞々しい肉体か、それとも…?新感覚時代官能エンターテインメント、波乱の第2弾。


★★★★★ 前巻にも増した愛情と寝取られ凌辱の官能美, 2011/2/3
時代モノ設定でありながら、あくまで官能要素を主軸に描くのを「時代官能小説」、官能要素をスパイスにしつつも、あくまで時代劇を綴るのが「官能時代小説」と仮称するならば、本作、いや本シリーズは間違いなく前者と言えよう。今回も時代モノらしからぬ激甘成分たっぷりの熱烈かつ濃厚な情交が三姉妹と繰り広げられている。

全体の流れとしては前巻から順当であり、構成もほぼ同じ。第一章(三女)、第二章(次女)、第三章(長女)の順で、愛情たっぷりでいやらしい情交がしっかり描かれている。特に前巻でお互いの想いを認識し合った仲なので、さらに深まっていく情愛と欲求がエスカレートしている。途中、ある女性が登場して事態を軽く掻き回しているが、これにより三姉妹のそれぞれが嫉妬する場面があったり、逆に仲の良い姉妹だけに、他の姉(妹)のために自分は身を引いた方がいいのだろうか?などと葛藤したりする場面があって、主人公との関係性に奥行きを出している。それでも主人公に責められれば肉欲の高みに登りつめ、幸せを謳歌する姉妹達である。

そして第四章では、これまた前巻と同じく色責め的凌辱のコーナーが用意されている。今回は次女がその毒牙にかかるのだが、前回の長女にも増して直接的な寝取られ感を醸した責めが相当な淫猥さで展開されている。しかも、秘伝書の隠し場所に纏わる情報まで奪われるオマケ(?)付き。クスリの効果もあって完全に我を忘れたために心までは奪われなかったものの、肉欲的には屈してしまった次女に執着を残していた凌辱者の存在が気掛かりである。

第五章のお清めから第六章の皆揃ってまで前巻の流れを受け継いでいるが、これがまた次巻へと続くことになっている。早くも告知されている『深川てんぐ三姉妹-嫁さらい(仮)』と題された次巻では三女が標的になるらしいが、本来なら今回のゲストヒロインになるべきにしてはあまり役に立たなかった女性、ひいてはその黒幕たる人物の動向や秘伝書を含めた全ての真相と、主人公の剣客としての成長が次巻の肝となるような気がする。しかし、その予兆を見せながらも無自覚で、何より普段からノーテンキな主人公が憎めないヘタレキャラに育っているのが面白さに貢献している。
『深川てんぐ三姉妹-狐火の誘い』のレビュー掲載元


全四部作となった『深川てんぐ三姉妹』シリーズの第2巻ですね。

序盤から中盤の3章で三姉妹それぞれと激甘チックに乳繰り合う情交描写をもりもりっと盛り込んでから山場の第四章でヒロインの1人が寝取られ感もあるハードな色責めの憂き目に逢って肉欲的に完堕ちし、そのお清めから話が少し進んで次巻へと至る……構成は前巻と全く同じですw

しかも、2冊目で2番目だから色責め担当は次女というストレートな順番もあって、前回で「スゲー!」と感じた人の中には「今回もスゲー!」となるのか、あるいは「今回も同じか~!」になるのか、あるいは「次は三女だな!(嬉)」となるのか、あるいは「次はどうせ三女だろ!(呆)」になるのかで本作の意味合いおよび本シリーズの行方に対するスタンスがはっきり分かれた可能性もありますね。

要するに、同じようなのが続くのを嬉々とするか辟易とするか、ですが。

しかし、書き手の側としては、この使い回しパターンでも内容が伴えば一定の需要はあるだろうし、何よりプロットの構築が済んでいるので詳細の執筆に早く着手できるメリットもあるでしょうから、シリーズ物をスピーディに書き上げていくという面ではなかなか良いトコロに目を付けたと思いますよ。

まぁ、構成が露骨と言えば露骨だったかもしれませんけどね。(^^;)
DSKとしては大好物の部類でしたから全然OKでしたけど!www

竹書房ラブロマン文庫 安曇東吾
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お姉さんといっしょ(著:さのたかよし、バンブーコミックス)

お姉さんといっしょ(2010/11/27)
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ツンデレ、ドジッ子、大和撫子。清楚で可憐なお姉ちゃん。お姉さんにも沢山タイプはあるけれども、その余裕ある笑顔を僕がエッチな顔にしてあげる…。 妄想で描いた夢のシチュエーション全9編の短編をまとめた至高の一冊!!


★★★★☆ 漫画として良く出来た笑っちゃうお姉さん物語集, 2011/2/8
目次を見ると『パート1~パート9』とあり、一見すると『お姉さんといっしょ』という長編かと思ってしまうが、実際は全9編の短編集である。各話にタイトルを付けるでもなく「お姉さん」というキーワードで割と好きに描いたシリーズを纏めたものらしく、中には結構ぶっ飛んだ設定の話も出てくる。思い切ったパロディでタイムスリップを盛り込んだり、クローン人間が出てきたりするのは是非が分かれるところかもしれないが、話が面白いのと、漫画としてのオチがきちんとついていることで、薄っぺらな作品との印象は受けないと思う。むしろ、思わず笑っちゃう面白さに官能要素が割を喰っているというか、主眼がズレているような作風である。要するに、官能漫画としては少々物足りない部分もあるということで、せっかく綺麗な丸みで描かれた巨乳を有するキュートなお姉さん達の淫靡な様が若干スポイルされてしまって勿体ないとも言える。

ただ、それを差し引いても良い話を短編でも紡ぐ作者である。コミカルテイストを強力に発揮する作品が多い中で、強烈なツンデレ義姉の秘めた想いがそっと描かれていたり、気の強い先輩彼女が可憐にしおらしくなったり、村の風習で思いっ切り寝取られるところを(超展開ではあるが)奪い返したり、素っ気ない生娘先輩が実に可愛らしい“恋の薬”を忍ばせたりしている。

人物の設定や関係性も実に多彩で読ませてくれるのだが、物語の設定や展開には似通ったものが幾度か出てくるので、これを「この設定と展開好きだな、作者」と微笑ましく受け止めるか、「またか」と突き放すかでも作品の評価が分かれるかもしれない。官能的には星3つ相当かと思うが、漫画としての面白さが抜きん出ているのでプラス1ということで。
『お姉さんといっしょ』のレビュー掲載元


お姉さんを題材にした9編の短編集ということですね。
これ以上のテーマもないため「パート1~パート9」と……
むしろ、これ以上のテーマは不要と……w

現実にお姉さんのいる方ならば願い下げと言いますか、イメージも沸かないし沸かせたくもない、勘弁!という声を姉モノ作品では耳にしますが、これがですねぇ、妹ならいるけど姉はいない場合だと全く逆になりましてねぇ……当たり前ですけどw

DSK的にはお姉さん最高!なんですよねw
特に本作は姉ではなくお姉さんですしね!ww

さのたかよし
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酔わせてあげる(著:橘真児、竹書房ラブロマン文庫)

2011/1/25 発売
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下倉和樹は東京にある平林教材社の新入社員。休暇中、会社の先輩で美人の鬼本香澄美に誘われて、彼女の故郷に行くことに。香澄美の実家は越後の山間にあり、由緒正しき「造り酒屋」だった。ところが鬼本家に着くなり、見合いをさせられたくないから、家族の前で婚約者のふりをしてほしいと香澄美に頼まれて驚嘆する。しかたなく、婚約者のふりをする和樹であったが…。一方、香澄美は三姉妹の次女であり、未亡人で長女の詩乃、三女の真理奈とみな美人だった。北国の造り酒屋を舞台にして、酔いと快感に白肌を火照らせる三姉妹との桃色体験が始まる。


★★★★★ 人間味溢れる3姉妹と織りなす展開の妙, 2011/2/12
やけにシンプルでベタなタイトルかと思ったが、読み始めると納得する。造り酒屋『鬼本酒造』の跡取りに絡んだ3姉妹との人間味溢れるやり取りを通じて思わぬ展開へと向かう面白さが堪能できる軽妙な作品である。随所で挿まれる酒造りの知識と共に看板銘柄【鬼軍曹】も何気に登場しては、その存在感で笑いを誘っている。

【詩乃】 31歳のおっとり天然系な長女。その無敵パワーで主人公(23歳)を翻弄する未亡人
【香澄美】勝ち気で意地っ張りな27歳の次女。主人公への天の邪鬼な接し方が裏目に
【真理奈】思い込みの激しい真面目さが周りに迷惑を振り撒く19歳の生娘三女
【梨々子】取材に訪れた人妻フリーライター。一番の熟女だが結末に絡む活躍も

冒頭から香澄美のざっくばらんな言動と主人公の性癖が飛び出すコミカルさが橘作品らしい。ある秘めた想いを以て主人公を実家へ招く(連行する?)のだが、これが不器用なツンデレ展開になって想いが伝わらないところに可笑しな不憫さが醸されている。第一章から関係を持つが、酔った勢いで照れ隠ししたかと思えば、詩乃や真奈美に対抗して可愛らしい一面を見せたりもしている。

地元の青年に想いを寄せながら未亡人だし跡継ぎのこともあるしで主人公に相談を持ちかける詩乃にはまた別の面白さがある。青年を適度なスパイスに留める巧さで主人公との爛れた関係に持ち込む描写がナイス。詩乃にかかれば姉妹丼も何のそのである。

酒造りに対する熱意があり過ぎて何気に無自覚暴走するので爆弾娘扱いされている真理奈も面白い。実質的な終盤のヒロインとして「初めて」を捧げるが、この後の展開を大きく動かす存在でもある。

日本酒への造詣が深いライターとして真理奈の後押しをする役目も請負う梨々子が、夫のある身ながら熟女感たっぷりな情交を見せて、サブヒロインとしての役割もきっちりこなしている。

ちょっぴり大人なやり取りを交えながらも本音で迫ってくるヒロイン達の言動が実に可笑しく、終始笑える面白さがある。官能描写に頁を費やしながらもドラマもきっちり描いているところもさすが。好みが分かれる結末かもしれないが、この3姉妹とならこれからも上手くヤッっていけそうな未来とも思える読後感である。橘作品のキャラ立ちの良さと官能要素が相乗的に引き立った作品と言えるだろう。
『酔わせてあげる』のレビュー掲載元


笑いの絶えない物語に淫靡な描写がしっかりある……官能コミカル人情物語という意味で非常にバランスの良好な作品でした。

いわゆる文句の付けようがないというやつ。(^^)

こういう作品を今後もよろしくお願い致します!



【目下の新作】
◆雪国の秘めあそび(廣済堂文庫)
2013/11/16 発売
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雪国に乱れ咲く花園!人妻店長から女子大生まで、人も羨む選り取り見取り!
豪雪地帯の上浦市にあるリサイクルショップに東京から社員研修にやって来た沼山。店には37歳の人妻店長 や、アルバイト店員の女子大生、隣人の独身OL等の美女がいて、沼山は真冬の北国で、熱い性の交際を堪 能するのだった――。ローカルムードたっぷり、著者お得意のカントリー官能ロマン!!


今や売れっ子作家でもある橘先生の作品は来月も出ます。(^^)

誘惑の桃尻-さわっていいのよ(二見文庫)2013/12/20
兄が亡くなり、その妻との二人暮らしが始まってーー。人気作家による書下し官能!


竹書房ラブロマン文庫 橘真児
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淫獣の暴走-妻の母を、妻の妹を(著:田沼淳一、フランス書院文庫)

2011/1/24 発売
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39歳、熟れきった女体への凌辱が暴走の始まりだった。
下着をつけずに生活することを妻の母に強制し、
焦らしきった柔肉をエプロン姿のまま犯しつくす。
Fカップの豊乳と未亡人の空閨を味わった淫獣の
さらなる標的は大人びた17歳、妻の妹・亜衣へ。
女に眠る欲望のすべてが暴かれる、ここは狂愛の檻!


★★★★☆ 田沼作品らしくあるもののかなり甘い作風, 2011/3/3
一言で言ってしまえば、作者の過去作『美獣三重奏-未亡人と二人の美娘』を甘く再調理した作品である。基本的な設定やヒロイン構成が極めて類似している。ただ、「甘い」というのは、凌辱色の濃かった過去作に比べるとヒロイン達が随分従順な印象なのと、主人公のゴリ押し感もさほど強くないことを示しており、はっきりとした誘惑展開を主軸に描かれている訳ではない。さらには、ここに独特なセリフ回しや性格設定を盛り込んで、「過去作とはちょっと違うところもあるよ」的な差異は出そうとの試みも窺える。その意味では、過去作と同様の相姦絵巻が、似たような状況で発生し、結末も同様ながら若干異なる展開で進んだ別の家族の話とも受け取れる。

現実では本来的な意味で用いられることが多かろう「義母=嫁の母」を持ち出すため、ヒロイン達の構成に少々無理を強いた感がある。義母(未亡人)を39歳にするための嫁(20歳)と義妹(17歳)のようにも見える。何とかギリギリといったところだが、嫁の役割が終盤まで義母と義妹のダシでしかないため、頑張って設定した割に家族っぽさがさほど感じられないのは皮肉である。それでも貞淑で奥ゆかしい義母への執拗な迫りから籠絡に至る前半と、小生意気なところが小悪魔感いっぱいながら、可憐な一面をも見せて主人公への想いを成就させる義妹という対照的な情交が淫猥に描かれる筆致はさすがである。嫁も最後には面白く攻略(?)されて最後の宴に登場している。

結末に至る経緯にもアイデアが盛り込まれて面白いが、この辺りになると完全な誘惑系のノリとなっており、タガを外して変貌した義母や大胆な義妹を楽しむ分には良いものの、それまでのギャップが大いにある訳でもないので若干の物足りなさはあるかもしれない。また、ヒロインや情交の描写そのものは申し分無く田沼作品と言えるが、義母の口癖なのか同じ表現が繰り返され、何より絶頂時に(声出しバージョンと口瞑りバージョンで)全く同じセリフが何度も何度も出てくるのはさすがに少々安易と言わざるを得ないものを感じた。もう少しバリエーションがほしいのだが、それだけ絶頂描写が多いとの見方もできる。というか達し過ぎ?
『淫獣の暴走-妻の母を、妻の妹を』のレビュー掲載元


遂に拙ブログにも「たぬじゅん」こと田沼淳一先生ご降臨でございます。

……と思ったら2度目の登場でした。(大汗)

獣愛-人妻担任教師A』で紹介してましたね。(滝汗)


徹底的に焦らす、焦らしに焦らして堕とす……ねっちこく執拗な描写で独特の世界を築く田沼作品が、2012年1月の『淫獣の囁き-女子高生、年下の上司、そして美人課長を…』以来お目にかかれなくて残念です。

Junpei F. さんのブログでも本作が取り上げられています。
淫獣の暴走 妻の母を、妻の妹を (フランス書院文庫)(2011/01/24)田沼淳一商品詳細を見るおすすめ度:★★★★★妻の母の魅力とは、何でしょうか?重力に逆らえないタパーン、タパーンと弾むバスト。妻と比べて三倍にも充実したヒップ。成熟した女体ならではの抜群の感度。娘を裏切ることになるという罪悪感。夫を裏切ることになるという背徳感。他では味わえない絶対禁忌。妻の母の魅力を挙げれば切りがありません。これらをすべてあわ...
妻の母こそ、禁断&背徳の極致である。 「淫獣の暴走 妻の母を、妻の妹を」(田沼 淳一)


ご無沙汰だと思っていた田沼先生ですが、昨年末にコミックの原作者として登場してましたw


狂愛調教(画:海野やよい、原作:田沼淳一、密林社)2012/12/31

人妻で母親。なのに、夫以外の男の腕の中でよがり狂ってしまった
もう、この気が狂うような、ご主人様の愛を知らない頃には戻れない

若く可憐な人妻、愛美。
愛美を調教する青年。

物語の始まりは、青年の人妻への調教から・・・

人気官能小説家・田沼淳一の初期傑作を原案に
SM漫画家・海野やよいが描く長編調教漫画。 その第一話です。


田沼淳一先生の作品のファンである海野やよいが、直接手紙を書き、親交をもち原作をいただくことで作品になった『女家庭教師・静香』(現在ダウンロード販売のみ)に続き、再び田沼作品の漫画化を!と海野が熱望。田沼先生の快諾により再び漫画化させていただけることになりました!…………とのことです。

今年の8月には第2巻も出ています。


フランス書院文庫 田沼淳一
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恋するトライアングル(著:鬼窪浩久、バンブーコミックス)


恋するトライアングル1(1998/05)

★★★★★ 全盛期直前のコミカル路線が冴える, 2011/3/10
官能漫画は官能小説よりも時代性をさほど感じさせないと個人的には思っている。画風さえ古臭くなければ今読んでも違和感があまり無い。何度も読み返した贔屓目かもしれないが、時代を感じさせるアイテムでも出てこない限り汎用性の高いジャンルと推察する。本作もそんな作品だと思う。奥付の初版が 1998/6/27 という20世紀、もっと言えばノストラダムスの予言の前年にあたる青年コミック作品である。しかも、鬼窪作品の青年コミックとして最高峰と思われる『女豹』シリーズ(マンサンコミックス)の直前だけあって、ブレイク間近の勢いがコミカルテイスト満載で描かれていると思う。

ヒロインは3姉妹。おっとり天然系の眼鏡っ娘長女(26歳)に勝気で男勝りな次女(23歳)、おマセで進んでる高校生の三女(17歳)という王道構成。全3巻に及ぶシリーズの最初だけに人物設定や舞台背景を示す部分も少なくないが、作者にとっても描きやすいキャラ設定と思われる筆致の良さで、遊びの要素も適度に盛り込みつつテンポ良く進んでいく印象である。

どシリアスで激烈ハードな凌辱・調教系を描く印象が強い鬼窪成年コミックに比べ、描写をライトにするためかコミカルな作風が多くなる青年コミックも作者のもう1つの魅力かと思うが、本作におけるギャグもナイスに冴えている。3姉妹が愛情よりも肉欲を味わう路線なので、お互いが本音をチクッと指摘し合う面白さが滲み出ている。普段はお淑やかなのに酔うと豹変する長女、思わぬ責めに合い、感じて悶えるギャップが光る次女、元より開放的で下級生を誘ってばかりの三女というバラエティ豊かなキャラ設定が活きている。本巻ではまだタイトルの『トライアングル』が何かはっきり判るような展開は見られないが、これについては次巻以降のお楽しみということであろう。

この頃はまだロリっぽい作画が残るものの、繊細な筆致で描かれた女性像に何とも言えない艶を醸す描写が実に官能的である。たわわな胸の描き方などは芸術的ですらあるバランスの良さ。時にデフォルメキャラに変身しつつも魅惑的な3姉妹の個性が出た官能描写を存分に堪能できる。
『恋するトライアングル1』のレビュー掲載元



恋するトライアングル2(1999/02)

★★★★★ 適度にウザいコミカル担当の男が登場, 2011/3/17
全3巻のシリーズで中盤を成す本巻なので、大きなストーリーとしての動きはさほどない第2巻。やおい的な、今で言うBL的な(もっとも、最後はしっかり3Pに発展するところが当時らしいというか鬼窪作品らしい)話で始まるが、長女【春華】の押し掛け助手から今はすっかり家政婦にジョブチェンジして存在感の増した【妙子】の話があったり、その妙子と三女【秋菜】の2人が結託して男達を貪る話があったりしており、エピソード毎の面白さで全体のテンションを維持している印象である。そして、本巻一番の肝(というほどでもないか)として登場するのが隣人の芹澤となる。女には不自由しない富裕でジゴロな優男だが、これが高原3姉妹、とりわけ春華を狙う存在として適度なウザさを発揮する。しかし、これをギャグとして扱い、全く以て相手にされないポジションに置くことで、読み手の心情が上手くコントロールされるよう配されている。これにより本シリーズのコミカル要素にさらなる幅と奥行きが醸されることとなった。それも、この芹澤の甥として出てくる好青年【幸宏】が歯止め役を担っているからであろう。結果として叔父よりオイシイ思いをする幸宏が、「年下青年×年上お姉さん」という鉄板の関係をより強固なものにしている。

情交描写は相変わらずのいやらしさである。さらにキラキラ感の増した白濁液もしっかり描かれ、特に開脚騎乗位で決めカットが多数ある。また、芹澤の姦計で眠らされた3姉妹(SMチックな緊縛拘束が実に淫猥な春華)が危機に陥るような場面もあって艶めかしいことこの上ない。次女【夏摘】のシーンがやや少なめな気がするものの、芹澤に襲われかけるところを幸宏に助けられ、その結果、幸宏が夏摘から誘惑されるような展開の話がある。対して、その天然系の貞淑な性格に反して様々な男と交わる春華の描写が割合を増しているようである。酔ってからの豹変も健在。

意外に打たれ強いというか、ノーテンキに執拗な芹澤の狙いが成就する気配は全く無いが、本シリーズを彩るコミカル要員としてひとまずエールを送っておくとしよう。
『恋するトライアングル2』のレビュー掲載元



恋するトライアングル3(1999/10)

★★★★☆ かなりブッ飛んだ展開から結末へと向かう完結編, 2011/3/19
一応の完結編だが、結末に至るまではかなりブッ飛んでいる。正直「あり得ねー」の連発となるが、そもそもがコミカルなドタバタ劇なので笑って読むのが得策であろう。何だかんだで年下の少年達から慕われ、本人も酔った勢いを借りて(?)快楽を満喫する春華(長女)。相変わらずな仕事のトラブルを文字通りカラダを張って解決(?)しつつ、思わぬ出会いで優しい一面も見せた夏摘(次女)。訳あってのことにしてはキャラの一時的な変貌振りが著し過ぎて笑える秋菜(三女)。デフォルメが進み過ぎて最早ミニチュアキャラと化した妙子(居候家政婦)の4人が貪欲に肉欲を求める展開の行く末を見ると、最終的に唯一「恋していた」春華がメインヒロインだったのかな、とも思えてくるが、それでもやはり3姉妹の物語だったのであろう。最後まで報われなかった芹澤のオマケ話できちんとオチがついたシリーズ最終巻である。

実は今回、これまでに比べて情交描写がやや少ないような、ほんの僅かばかり淫猥さが足りないような気がするのだが、そんな中でも入院した秋菜と同部屋になった少年に夜這いするナースのお姉さんはなかなか良かった。開脚の背面騎乗位でキメる描写が今回も多いのだが、このナースが果てた瞬間の脚の開き具合や爪先の曲げ具合は見事だった。それがP.108に描かれているのは偶然だろうか(偶然だろうな)。最後の話では春華を除く男女の肉欲乱交バトルロイヤルとなっているが、責められているのが終始男達というのが本シリーズの色合いを端的に示していると思う。
『恋するトライアングル3』のレビュー掲載元


えー、第1巻のレビュー冒頭で上質な官能漫画の普遍性について高らかに宣言しておりますが、さすがに今から15年も前にもなると画風の違いも顕著となりますから、古風とまでは言わないしても、イマドキと比べるのはナンセンスと言いますか、むしろ官能漫画の資産として大事にしていく方向ではなかろうかと思えてきますね。

DSKも第2巻のレビューでは「ジゴロ」とかもぅ死語でしょ?みたいな。(^^;)

いや、上質な作品の普遍性は存在する前提ですけどね。


鬼窪作品のこうしたコミカルさが大好きです。(^^)
性にも積極的で貪欲なオンナ達が自己中に乱舞しています。

しかし、本シリーズは今のところ電子書籍化もされておりませんし、Amazonの書影画像が示すようにとてもちんまい扱いとなっております。第1巻のレビュー内で引用した『女豹』シリーズ(2000年~)が未だに紙書籍でも売られていることを思うと、人気が出た作品は長きに渡って作者に恩返しすることが分かりますね。

本シリーズは鬼窪浩久先生ブレイク直前の貴重な作品群の1つとして……温故知新ということで。(^^)

鬼窪浩久
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両隣の癒し妻(著:村崎忍、フランス書院文庫)

2013/10/23 発売
Amazonはコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。

「こんなにオチン×ンを硬くするなんて、罪な子ね」
少年の前に蹲り、怒張を愛でるように咥えこむ若妻・麻美。
「お隣の若奥さんよりも、ずっと気持ちいいでしょ」
騎乗位で肉茎を締めつけ、腰を淫靡に振り乱す熟妻・京香。
27歳と36歳――両隣の人妻が一人暮らしの高校生を
危うい色気で虜にする、大人への悩ましすぎる手ほどき!


★★★★☆ 人間味のある両隣の癒し妻達, 2013/11/24
タイトル通りに両隣の人妻との逢瀬を重ねる素敵ポジションの高校生主人公が、大袈裟に言えば人妻達の人生までをも変えてしまった作品である。朴訥とした好人物ではあるのだが、斜に構えて見れば凡庸にも写り、場合によってはの責任も口にはするものの、ここ一番では年相応な深みの無さも滲み出るような、そんな主人公なので、時には「しっかりせーや!」とのツッコミも挟みたくなるところだが、ここは、まぁ、癒し系誘惑作品のお約束としてヒロイン達がお膳立てしてくれる展開だからとしておこう。

【麻美】夫と共通の趣味が縁で主人公が出入りする右隣の人妻。不妊治療に消極的な夫に不満を抱える27歳。
【京香】左隣の邸宅住まいながら家庭をあまり顧みない夫と息子(上京中)に絆を失いかけている36歳の人妻。

きっかけは麻美からだが、夫への操や人妻としての矜持から手淫こそ施すもののなかなか「その先」へ進まないことを聞きつけた京香が大胆に誘惑していくのが前半の流れ。ここには、これから第二の人生を共に歩む時期が近づいているのに夫がそれには応えてくれそうにないという状況によって束の間のアバンチュールを楽しむような大胆さが見て取れるのだが、こうした最初のきっかけが次のアクションに繋がる展開の妙を上手に織り込みつつ、麻美や主人公の胸の内を知るにつけ、次第に全体の旗振り役として、とりわけ麻美を巻き込むためにさらなる大胆な「艶技」で挑発している面もあったりする。先輩夫婦として「このままだと夫婦仲が私達のようになってしまうわよ?」と諭しているようでもあり、浮気・不倫や離婚というものに対する女性側の現代的な解釈を見るようでもあった。

子作りに消極的な夫に悶々とした焦りを募らせる麻美が、主人公と夫に「邪な思いを馳せてしまう共通点」を見出したり、京香と主人公の秘密の逢瀬を知るうちに心変わりしていく中には、京香が見せつけた挑発的な情交による驚きと困惑とがベースにもなっているのだが、最後の最後まで逡巡した態度を貫いているところには若干の官能的な物足りなさがありつつも、結末まで進むとその理由が分かる。正反対の道を選びながら実は……?と思わせる最後のシーンには人妻2人による共謀の結果も示唆されており、官能小説として趣深いものを感じた。

両隣の家はもちろん、主人公宅をも交え、夫不在時に(時には夫が居ても)昼夜を問わずの情交を繰り返す官能描写にもいやらしさが存分に盛り込まれており、大胆に振る舞いながらも実は繊細で可憐な一面がある京香や、奥しつつも積極的な振る舞いを徐々に見せ始める麻美といったオンナの良さが散りばめてられていたのも良かった。
『両隣の癒し妻』のレビュー掲載元


まだ4作目ですし、これから花開く、それも大輪の花を咲かせるであろう作家さん(確信)なのですが、村崎忍先生が描く熟女には早くも風格すら漂う麗しさがありますね。(^^)

前作みたいに無理やり母娘設定にして無理やり母娘丼に持ち込むようなこともなく(^^;)、むしろ三十路前と四十路前という絶妙の美女、それも隣の人妻に特化したのが奏功したと思いました。



にゃらさんのブログでの紹介記事です。
村崎忍「両隣の癒し妻」(フランス書院文庫、2013年10月)ネタバレ有り。御注意下さい。【あらすじ】独り暮らしの拓海は隣人の麻美の下着で悪戯しているのを彼女に見付かるが、恥をかかせまいと手コキされてしまう。一方他方の隣人で有る京香から自宅に招かれた彼は、彼女から誘惑され口で射精させてもらう。【登場人物】一之瀬拓海18歳。大学進学を控えた高校3年生。両親は仕事の都合で隣県に引っ越ししており、独り暮らし。中性...
村崎忍「両隣の癒し妻」





なかなか意味深長な結末だったのも官能小説として良かったですしね。

これでいいのだなのです。(^^)

フランス書院文庫 村崎忍
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罪深な献身-親友の妻は危険な美獣である(著:犬飼龍司、フランス書院文庫)

2011/2/23 発売
Amazonはコチラから。
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「今夜だけ、あなたの彼氏に戻りたいの……」
煽情的な下着姿で欲情に目を潤ませる「親友の妻」。
こぼれ落ちそうな乳房、白く艶やかな太ももが悩ましい。
高校時代の彼女が、こんなに良い身体をしていたなんて……。
初めての口唇奉仕に耽る姿が、健気で淫靡な25歳。
夫の知らない「女」を露わにする新妻と、最高の禁断体験!


★★★★☆ 好対照な幼馴染み姉妹との過去と現在、そして未来, 2011/3/22
犬飼誘惑作品の第2作。一言で言えば寝取りである。同級生にして幼馴染みのヒロインとは恋仲だったのにいつしか疎遠に。7年経って思わぬ再会を果たした時には既に人妻、それも(これまた)幼馴染み同然の男の元に嫁いでいたという基本設定である。

百合香:主人公の同級生&幼馴染み。清楚で貞淑な25歳の人妻
蘭子 :百合香の姉。奔放で妖艶な華やかさのある27歳の人妻。夫は単身赴任中

百合香との「過ち」を後悔する主人公の悶々とした心情が随所に描かれる前半の癒し役として出てくる蘭子だが、幼少期からお姉さん的存在だった設定を活かした蘭子優位の誘惑が魅力を放っている。37歳の夫が淡泊で年齢的にも物足りないというのは、さらに年上の読み手であれば複雑な心境に叩き込まれるものもあるが、欲求を持て余していたところに以前からの仄かな愛情が加味された蘭子の心情描写は良かったと思う。主人公の筆下ろし役も務めたことで、夫がありながら想いが傾き、本命(百合香)からの心変わりを期待し、画策する蘭子である。

一方、主人公との再会から想いが噴出した百合香であるが、既に夫のある身と逡巡を繰り返すところに蘭子とは正反対の流れをつくっている。主人公も想いは百合香にあるし、蘭子で“経験済み”とあって迫るような行動を見せる。揺れ動く心情と体の許し方に絶妙な関連を持たせて徐々に開いていくところに可憐さと艶っぽさが同居していた思う。次第に想いが募っていくのにやっぱりダメ、でも……みたいな心境が遂に決壊するギャップも良かった。

お互いが夫のことを慮りながらも夫に無いものを見出して主人公を独占したい想いに駆られていくのだが、最終的には、まぁ、姉妹だし、ということで修羅場ともならず妥結していく流れである。ここでも蘭子の主導で、挑発に乗せられる形の百合香となるが、これもまた微妙で絶妙な姉心と見ることもできよう。最後に姉妹揃ってお尻まで捧げるのは(蘭子はともかく)百合香のキャラには不似合いなので好みが分かれるかもしれない。不意にお尻を責められてたじろぐ蘭子は可愛かったが。

あと、姉妹がそれぞれ夫と電話で会話するシーンがあるが、それぞれがフツーに会話していない(させてもらえない)のはお約束。2人の性格に見合った変化がつけられている。一応、星4つとさせていただいたが、限りなく星5つの内容としたい。
『罪深な献身-親友の妻は危険な美獣である』のレビュー掲載元


37歳の夫が淡泊で年齢的にも物足りないというのは、さらに年上の読み手であれば複雑な心境に叩き込まれるものもあるが……さらに年上のレビュアー、DSKです。(^^;)タラッ

登場人物の設定とか相関関係とか最高ですね!
想いを寄せていた幼馴染みが別の幼馴染みと結婚していただなんて堪りませんわ~ww
これに同じく馴染みの深い姉を2つ年上という絶妙な距離感で盛り込んでますしね。

展開も内容もイイ感じだったという印象ですが……なんで限りなく星5つな星4つにしてるんだろ?(汗)
今更ですが「限りなく星4つな星5つ」かもしれないということで。(大汗)

可憐な妹を「百合」、妖艶な姉を「蘭」の花に譬えたネーミングもナイスです。(^^)



愛好家Sさんのブログでも本作が紹介されています。
1772『罪深な献身 親友の妻は危険な美獣である』犬飼龍司、フランス書院/フランス書院文庫、2011/02 発売●あらすじ元恋人への想いを断ち切れずにいた青年が、元恋人と思いがけず再会して三カ月前に結婚した事を知って落ち込み、姉同然の幼馴染みに慰められて関係を持ち、同じく想いが残っていた元恋人とも深い仲になっていく。●登場人物【辻村浩次】25歳。童貞。F物産第二営業部の社員。百合香の幼馴染みで元恋人。蘭子の幼馴染...
1772『罪深な献身 親友の妻は危険な美獣である』






フランス書院文庫 犬飼龍司
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年上同居日記-義母、叔母、女子高生と…(著:弓月誠、フランス書院文庫)

2011/2/23 発売
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ハイブリッド書店【honto】はコチラ。

豊かな乳房と優しい笑顔で大人の魅力を放つ奈桜子。
美しき義母との一線を超えられない智也の願望が、
叔母・真理絵&女子高生・莉緒との同居生活で現実に!?
女薫に誘われた寝室で、淫臭たちこめるバスルームで、
成熟した年上の色香で導かれる甘く淫らな禁忌の楽園。
36歳32歳18歳――少年を魅了する年上だらけの密着生活!


★★★★☆ お得意の官能描写が冴え渡るも結末まで作者らしく, 2011/3/28
まずサブタイトルの『叔母』を指摘しなくてはならない。実際は高校生主人公の想い人である義母の姉なので、厳密には『伯母』が正しい。作者も編集者も知らないハズはないだろうから、これは敢えての事であろう。言葉の持つニュアンスを優先したものと思われる。どちらにせよ義母・叔母(伯母)・従姉妹(伯母の娘)という3人のヒロイン達の向ける愛情が切なく交錯する甘い作品である。

許されない感情と憂いを深める義母の気持ちを慮りつつ、自分の気持ちも確かにある叔母、ツンデレ気味に突き放しながらも仄かな想いを以前より傾ける従姉妹。元より義母への恋慕の情を隠しきれない主人公。家族・親族関係が出来て以来、各人がそれぞれ秘めた想いをずっと寄せている初期設定なので、登場人物がみな切なさを湛えているところに本作の深みがある。そして、メインたる義母の想いを叔母もその娘も汲み取っているので、自分達の想いが成就しない事も知っているやるせなさがある。それでも主人公と義母との関係がギクシャクし、少し距離が出来た隙を突くように一線を越えていく展開である。叔母の筆おろしから始まり、これが最後と言いながら続く逢瀬を娘に見られ、巻き込まれるように母娘丼となったところを、さらに義母に見られる流れはオーソドックス。最後に少し捻りを利かせた演出を見せてから晴れて憧れの義母と心も体も結ばれるのだが、この構成によってメインヒロインと結ばれるのが最後の最後というもどかしいことにもなっている。また、最近の誘惑系官能小説ではお馴染み、というかお約束な結末でないところは、かつての弓月作品らしくはあるものの好みが分かれるかもしれない。

官能描写は冴え渡っている。お得意のお口奉仕&パイズリ描写が多いが、これが実にいやらしい。今回はカッコ書きで内心の独白を綴る手法が多用されているせいか、各ヒロインの愛情深さが良く表現されており、想いに反して逆の言葉を発してしまうような演出も見られることから、これらの心情と官能の相乗効果があるように思った。文章表現にも格調高いものが感じられ、単に甘いだけの誘惑作品に留まらない、留まりたくない意欲が感じられる作品とも言えよう。
『年上同居日記-義母、叔母、女子高生と…』のレビュー掲載元


前にも説明したのでしつこいようですが、本来は母の妹を『叔母』と記し、母の姉は『伯母』が正解です。

でも、しかし、まぁ、叔母の方が字面が良いですし、イメージも沸きやすいですわねぇ~w


ところで、ヒロインからヒロインへバトンタッチ、あるいはヒロインが乱入する時って「黒本」の場合は大体が出歯亀なんですよね。(^^;)

で、修羅場に発展することもあれば妙に物分かりが良いため穏やかに進む場合もあって……本作を含む弓月作品は主に後者です。

対抗ヒロイン(時に複数)が実に物分かり良く、この点においては出しゃばらない女性ばかりですね。

癒し系誘惑作品としては心地良く進むのですが、時折「そんなんでいいの?」と感じることもあったり。

これはこれで弓月作品として意図した戦略でもあるのでしょうし、修羅場が読みたかったら他の作品をどうぞ、ということなんでしょうね。

にゃらさんのブログでも紹介されています。
弓月誠「年上同居日記 義母、叔母、女子高生と…」(フランス書院文庫、2011年2月)ネタバレ有り。御注意下さい。【あらすじ】義母の奈桜子にエロDVDが見付かり気まずくなった智也は、家庭内別居中の真理絵と莉緒の母娘に新居が見付かるまでの間同居してもらうようお願いする。元より智也に気の有る真理絵はここぞとばかりに誘惑するのだが、莉緒や奈桜子とも妖しい関係になってしまう。【登場人物】岸本智也高校2年生。成績は中庸...
弓月誠「年上同居日記 義母、叔母、女子高生と…」


フランス書院文庫 弓月誠
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密やかに熟れる花(画:艶々、作:宇野みづき、アクションコミックス)

2011/3/28 発売
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春日乃村役場で働く入江圭子は、村おこしの移住ガイドをホームページで見て都会からやってきた二十歳の若者・真木の世話をすることに。別居中の夫がいる圭子だが、真木の情熱にほだされて体の関係をもってしまう。閉鎖的な村人の目を盗みながら情事を重ねるうちに彼女の心に、ある変化が現れ……。


★★★★★ やや地味な舞台や人物の設定だからこそ趣きある淫靡さを醸す良作, 2011/4/7
正直なところ、ややユルいタッチで描かれた表紙カバーを見た時は少しばかりの不安を覚えたが、中身はいつもの艶々ワールドだった。不仲ながらも夫のある熟女人妻が、悶々とした悩ましい憂いを湛えつつ若い男に溺れていく物語である。今回は相姦でなく不倫ということである。本巻の全9話で完結するのは少し物足りないような、勿体ないような気もするが、話としてはコンパクトに上手く纏まっていると思う。

「溺れていく」と言っても、ただ肉欲の快楽を貪るだけの堕落した女ではなく、楚々とした風情ながらも別居中ゆえに満たされなかった空閨を心と共に満たそうとする愛情がきちんと描かれた内容となっている。片田舎らしいムラ社会的な要素を織り交ぜ、不貞を働いた男女の行く末を描きながらも、これを単に悲劇とせず、むしろ諸々のしがらみから解放され、全てを失ってもなお補って余りある最愛の人との自由を享受する形で結んでいるところは良かった。中盤から出てくる夫のダメ男っぷりが場合によっては多少の嫌悪を生み、これを解決する主人公の策も含めて若干後味の宜しくない部分もあるのだが、それでも最後は「良かったね」と言える纏め方だったと思う。『はだかのくすりゆび』(ニチブンコミックス)と同様に妻の独白を多用して心の移ろいを上手に盛り込んでいた。

さて、艶々作品なので非常にツボを突いてくる寝取られ描写が今回も描かれている。主人公と夫の双方が寝取り、寝取られる嫉妬の応酬が見られ、官能シーンをより艶っぽいものにしている。キッチンや息子のいるすぐ隣(これもキッチン)、そして車内といった抜群のシチュエーションで悩ましくも淫猥な描写が連続しており、許されぬ関係、もしくは既に終わっていながら未練たらしく強要されるのを拒み切れない関係が、シンプルなストーリーを淫らに飾っている。描写そのものはさほど激しいものでもないが、妻のキャラが極めてフツーに設定されていることが却って興奮を誘っている。ファン故の贔屓目かもしれないが、ドラマ性を重視し、織り成す男女の関係性の上に抑え切れない官能を乗せるような、言うなれば敢えて一歩引くことで逆に深みのある内容を際立たせる描き方に魅力を感じた作品である。
『密やかに熟れる花』のレビュー掲載元


数多の有名な艶々作品ワールドに埋もれがちですが、この作品も大変にいやらしく、そして良く出来ていたと言わねばなりません。

官能描写がより粘りを帯びてくる頃からストーリー展開が時折砕けることもこれまではあったのですが、本作辺りから物語としても綺麗に纏まっていく、あるいは話の結末を念頭に置いた上での官能描写が浮き彫りになってきた気も致しますデス、はい。(^^)



Junpei F. さんのブログで紹介されている本作の紹介記事はコチラ。
無防備な生活感あふれる人妻の魅力。 「密やかに熟れる花」(著:艶々、原作:宇野みづき、双葉社) - 人妻官能小説の紹介・感想・レビュー!





この作品には実写版があります……まぁ、AVですねw

【実写版】
◆背徳コミックの名作ついに実写化!!密やかに熟れる花(主演:愛田奈々、マドンナ)
2013/09/07 発売
DMM.R18はコチラ。
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都心から遠く離れた春日乃村に移住してきた真木慎吾の、案内係となった村民生活課の入江圭子は、若くて逞しい慎吾を密やかに「男」として意識していた。しかし、圭子は人妻。身勝手な夫とは別居中だが息子のマサキもいる…。そんなある日、酒を交わし無防備になった圭子に慎吾が抱きついてきたのだ。必死に抵抗する圭子だったが、真っ直ぐな気持ちで求めてくる慎吾に心は揺さぶられ、圭子の身体は自然と彼を受け入れていき…。



今年(2013年)に10周年を迎えた熟女AVレーベル『マドンナ』ですが
最近は『たとえば母が』の他にもコミック原作の実写版という面白い取り組みを続けています。



【引用作品】
はだかのくすりゆび(全3巻)ニチブンコミックス

主人公、戸田翠は、娘のお見合いにて松下志人と出会います。娘の恋人にもかかわらず、志人に次第に惹かれていく、母・翠。志人に女としての悦びに溺れていきます。心の片隅に潜む、禁断の物語です。



この作品もいずれ記事として纏めたいと思います。(^^)





艶々
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両隣の未亡人-35歳と43歳(著:雨宮慶、フランス書院文庫)

2011/2/23 発売
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(両隣の女同士で若い男を奪い合うなんて……)
悩ましい腰つきから黒下着を脱ぎ下ろす美菜。
二十代と見まがう艶肌からは熟れた桃のような芳香が!
愛する夫を亡くして二年。貞節を守り続けた躰が
少年のたくましい肉茎を前に、はかなく崩れてゆく……。
35歳と43歳、二人の未亡人に隠された哀しき性。


★★★★☆ 極めてオーソドックスな内容がもたらす安心感, 2011/4/18
1988年から活躍し、フランス書院文庫から出されたデビュー作の通し番号が“0180”という大ベテランを本作で初見なのはお恥ずかしい限りだが、凌辱作品も手懸けるところにこれまでどこか触手の伸びなかった理由があるかもしれない。本作は、両隣に未亡人を配する新味を醸しながらも極めてオーソドックスに展開する作品だった。余談だが、野中昇氏の手による洋装喪服が魅惑的な表紙カバーイラストに反して、作中に喪服を着るシーンは無い。

作者付きの読者層を少し意識したかのような35歳の美菜と43歳のみどりという2人の未亡人がヒロインである。アカデミックな雰囲気の美菜と家庭的なみどりと違いを出しつつ16歳の主人公僚太とは母子に近い関係性を持たせている。実際、みどりには女子大生の娘(彩香-20歳)がおり、幼馴染みとしつつサブヒロインにもしている。小悪魔チックなお姉さん風味で、若干焦らしつつも主人公と関係を持つ彩香が序盤の牽引役である。ただし、隣家に越してきた当初から主人公が仄かに想いを寄せる美菜も出てくる。後半はみどりと美菜の展開となる。美菜を主軸に据えてみどりと彩香の母娘が絡んでくる流れとも言える。許されないほどの、あるいは我が子同然の少年と関係する不貞の憂いから、久しかった空閨への疼きを満たす快楽へ、そして「女」を思い出させてくれた僚太への愛情へと昇華していく心と体の描写が、軽い嫉妬心や対抗心を交えて悩ましく、そして艶めかしく描かれている。

しかし、この僚太を中心にした甘い関係にあって、昨今の風潮よろしく非現実ながら夢の願望ファンタジーが満載なクライマックスにはならないところが本作の特色であろう。過去に纏わる背景を盛り込んだり、本来の立ち位置を維持しつつ別の許されない関係に自らの責任において踏み込んでいくようなドラマ性には、最近だと弓月誠作品に近いような、それでいて少し違うような、何とも言えない現実味のあるテイストを感じた。逆に年の差を超えて僚太にメロメロになっていくヒロインもおり、少しのほろ苦さが却って甘さを引き立てているかのようである。ただ、惜しむらくは結末に至る流れが性急かつ尻切れトンボに感じたことか。気が付ついたら紙面が尽きてしまい、慌てて纏めた印象である。
『両隣の未亡人-35歳と43歳』のレビュー掲載元


もぅ大ベテランの雨宮慶先生ですが、ホントに恥ずかしながら本作が初めて読んだ作品。

なんと言いますか、作風がバラエティ豊かなものですから逆に独自のテイストが掴みづらくて触手が伸びないところもありまして……失礼ながら器用貧乏?(コラッ)

2008年の『新妻-借金肉地獄』から久し振りの「黒本」作品だな、どう見ても誘惑路線だな、いっちょ買ってみるか、と思い立っての本作でして、オーソドックスな展開が悪くなく、次作も買ってみようかな?と思っていたらタイトルが『両向かいの未亡人-36歳と42歳』……。

これ、一緒じゃね?

両隣から両向かい、未亡人、35歳が36歳、43歳を42歳……

設定をちょびっと変えただけで内容一緒じゃね?

そう思ったら買う気が萎んでしまいました。m(_ _;)m



【次作】
◆両向かいの未亡人-36歳と42歳
2011/11/22 発売
Amazonはコチラから。
ハイブリッド書店【honto】はコチラ。
「佑樹くんを大人にするのは私……そう決めていたわ」
果実のような乳房で少年に迫る36歳の未亡人・渚。
「こんなに若くて硬いオチン×ンを触るのは五年ぶりね」
目もとを朱に染めて肉茎を握る42歳の未亡人・静香。
向かいの家に住む、純真な高校生を奪い合って、
哀しい過去を隠して女体を捧げる二人の美熟女……



やっぱり一緒じゃね?www

フランス書院文庫 雨宮慶
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完熟尻の誘惑(著:藤堂慎太郎、マドンナメイト文庫)

2011/3/10 発売
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「先生のお尻、す、すごい」
「そんなに……見ないで……」
女医は少年とともにアブノーマルな快楽に嵌り……

淫靡な魅力をふりまく美人女医の沙織は、かつて患者だった少年の大輔と再会し、自宅に招待した。彼にかつての恋人と同じ匂いを感じた沙織は無防備なまま、白く豊かなヒップを揺らすのだった。本性を露にした大輔は、熟女の肉体に手を伸ばし……


★★★★☆ 良くも悪くも安定した作者独自の作風, 2011/4/23
毎回同じような書き出しをしている気がするが、今回もまた本作、ひいては藤堂作品そのものを見事に表した表紙のカバーイラストである。特に本作のヒロインである麗しき女医の、ハレーションを起こしているかのごとき真っ白なお尻が実に艶めかしい。

2人ヒロインを擁することの多い藤堂作品には大きく分けて2つのタイプがあると考える。熟女と若い娘が主人公の誘いに乗せられてメロメロになっていくパターンと、熟女2人に別の男が出てきて絡み絡まれつつ最後は乱交結末になるパターン。本作は後者である。別の男が出てくるのはどうも、と嫌忌する諸兄も少なくないと思うし、過去作品には主人公より上手な男の登場により寝取られ感を味わうものあったが、本作では程良いスパイスくらいに抑えられている。まぁ、交姦シーンも無いではないが、途中で尻切れトンボ気味に終わってしまうので逆に少し物足りないくらいであろう。熟女の色香を漂わせつつも、やや魔少年な主人公の手練手管に押され、次第に溺れていく肉欲のいやらし具合が実に作者らしい、安心印な作品である。

さて、この作者の嗜好を既に把握しているなら確かに安心印なのだが、これが初見となると事前知識を少し要する。表紙カバーからも想像できるかと思うが、藤堂作品とお尻は切っても切れない関係。お尻責めがメインの作風なのである。本作も中盤からお尻ばかりとなる。特に今回は主人公のちょっとした戯れからヒロインがお尻の世界に開眼していく展開なので、この「気づき」から「クセになる」を経て「お尻最高!」に至るまでのやり取りに割と頁を費やしている。

あと、時折「えぇっ!」と驚かされる(場合によっては呆れ混じりの大笑いに至る)展開も藤堂作品にはあるのだが、今回はいたいけな少年を登場させた露出ネタがチラッと出てくる。子供にそんな体験をさせるのはさすがに早過ぎるだろうと思わせるが、これに昂ぶって達してしまうダメな熟女である。

妖艶な女医とセレブっぽい熟女が揃って若い男に入れ込む蕩け具合が何とも言えない雰囲気を漂わせているのだが、文章表現が少々淡白で、事の推移が細切れっぽい感じもした。
『完熟尻の誘惑』のレビュー掲載元


藤堂慎太郎先生が亡くなられたのは2011年5月4日のことでした。

マドンナメイト文庫公式Twitterからのアナウンス

デビューは「黒本」でしたが、その後はマドンナメイト文庫より、結城彩雨先生とは異なる明るく陽気な誘惑お尻路線のスタイルで、時には貪婪に振る舞う熟女の破廉恥な言動にも爆笑させてもらいながら読み耽ったものです。

また、表紙カバーイラストの多くが印象的と言いますか、鮮烈でしてね。
テーマが分かりやすいせいか、お尻!お尻!お尻!の美女が多数描かれました。

本作は遺作となった『美尻ママ-禁じられた相姦』の1つ前の作品であります。

改めて藤堂先生のご冥福をお祈り申し上げます。

【遺作】

美尻ママ-禁じられた相姦(2012/5/11)
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豊満な肢体から匂い立つ熟女のフェロモン――
息子は欲望を抑えきれず、むき出しとなった白い尻、さらにはその奥に舌を這わせていき……

両親が離婚し、父方に引き取られた雅彦だったが、その後、父親が急逝したため、今度は母親と暮らすことに。母の香織は、豊満な肉体から熟女のフェロモンを発散し、息子である雅彦も目のやり場に困るほどだった。そんなある日、香織が奇妙な頼みごとをしてきて……


マドンナメイト文庫 藤堂慎太郎
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艶肌おんな社長(著:美野晶、竹書房ラブロマン文庫)

2011/3/5 発売
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勤務先が倒産してしまい、小さなデザイン事務所に再就職することになった町野幸哉。当初は畑違いの仕事に戸惑い憤慨するが、美人社長の美佐子、コスプレ好きデザイナーの香苗たちに惹かれ、一人前になるために奮闘を開始する。好色な奈々や、ひょんな事から知り合った美しい女子サッカー選手の梨子、しっとりとした魅力の千鶴…。美女たちとの肉悦を味わいながら、順調に成長を遂げ、やがて幸哉は美佐子の本当の魅力に気づき、恋心を抱くようになる。しかし、香苗のデザインが大手に盗作され、事務所は大ピンチに陥ってしまい…!幸哉と美佐子を待ち受ける運命は!? 誘惑たっぷりの職場で繰り広げられる男女の機微をみだらに描く、傑作ロマン長編。


★★★★★ オフィスを舞台にした人情味のある物語が心地良い, 2011/4/25
良い話。この一言に尽きる心地良さがある。オフィスを舞台にしながら同じ雑居ビルに住まう歯科医院や小料理屋が機能的に華を添えており、街中の片隅に見られるような程良い人情味を作品に加えている。28歳の歯科助手や38歳の小料理屋の女将がサブヒロインとして25歳の主人公に絡んでくる格好の設定でもある。肝心のオフィス方面も28歳の先輩と29歳の若き女社長と申し分無い布陣。このオフィスでもちゃんとドラマがあるため、これらの要素がキャラ頼みに陥らない構成の妙として土台をしっかり築いている。こうした同居人的連帯感を醸し出すのは、作者のデビュー作『人妻恋慕-誘惑のフルコース』のファミレスの店員達や2作目『叔母とぼく-甘美な同棲』のマンションの住人達にも通ずるものがあり、5作目(本作)を以て作者の得意とする世界観が1つ出来上がったようでもある。

ヒロイン達のキャラ設定も良好。小悪魔風味から母性的な熟女まで。他にも快活としたコスプレ好きや生真面目でツンデレ気味な照れ屋さんといった豊かな個性がそれぞれのエピソードを彩っている。そして、実はもう1人、この雑居ビルとは一見無関係なところで中盤から出てくる20歳のヒロインがおり、これを年下の生娘とすることで官能的な違いを演出し、クライマックスへの橋渡しとすることでストーリーに起伏を生み出してもいる。

計5人もの大所帯なため、ヒロイン毎の描写がやや希薄になってしまったのと、何よりメインヒロインが若干喰われてしまったのが少し勿体ないのだが、サブヒロイン達とも程良く愛情を織り交ぜた関係性を持たせて胸キュン要素を盛り込んでいることと、チェリーでもない大人な主人公が責めることで淫らに乱れたり、逆にこらえ切れない愉悦を感じさせられたりする魅惑の情交描写でこれを補っている。というか、補って余りある。

いろいろな要素をかなり詰め込んだ印象ではあるのだが、結果的にはいい思いし過ぎだろとツッコミたくもなる好青年な主人公と、それを包み込むヒロイン達の愛情が交錯して、最後にはいい感じに落ち着く読後感の良さが素敵な作品である。

欲を言えば、最後の「その先」をもう少し堪能したかったかな。美野作品の真骨頂とも言える、めくるめく官能と愛情の連続が始まる直前に紙面が尽きた印象でもあり、やはり少々詰め込み過ぎたかもしれない。
『艶肌おんな社長』のレビュー掲載元


このレビューを改めて読み返すと、以前の記事にも記したように、美野作品の根幹というのはデビュー当時からブレていないことが分かりますね……メインヒロインが若干喰われ気味になるところや話の本線とは無関係なサブヒロインが出てくるところも含めてですが。(^^;)

それでもやっぱり明るく楽しい官能ラヴコメ人情物語ですわw

※目下の新作情報はコチラ

竹書房ラブロマン文庫 美野晶
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人妻温泉(著:巽飛呂彦、フランス書院文庫)

2011/3/23 発売

人妻温泉

著:巽飛呂彦フランス書院文庫


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「自分から誘ってくるような人妻はお嫌い?」
脱いだ浴衣の下に現れる貴和子の熟れきった女体。
白いうなじから漂う色香、細腰から双臀に連なる曲線。
服を着れば貞淑な一児の母も湯船では淫らな美獣に!
アルバイト先で少年が体験する極楽の年上温泉郷。
27歳、35歳、40歳……「堕とし頃」の人妻たち!


★★★★☆ 最近の定番路線に新鮮さを感じる展開もある, 2011/5/5
基本的にはここ最近のテイストと同じである。「巽ワールド」と称していい独自世界をマンネリと断じることもできるが、好きな人には堪らない路線と解釈したい。ヒロイン達にもお決まり感が漂っており、相当な天然キャラの母とツンデレな娘との間にアスリートっぽい感じで女々しくない人妻と深窓の令嬢よろしくウブな人妻が入り込む。この4人のキャラ属性は、過去作において時に四姉妹となり義母とその娘三姉妹になったりしている。もぅ「巽スターシステム」と呼んでしまおう。そんな鉄壁の布陣である。そして、冒頭の件も既視感あり。道に迷うのが好きな少年主人公だなぁとか、迷った先のアクシデントにはいつも全裸の女性達がいるなぁとか。巽作品を読めば読むほど良くも悪くも過去作のエンセンスを取り込んでいると思わずにいられない作風である。

しかし、前半の流れでは新味を盛り込んでいる。ただの温泉ではない設定を上手に活用した、癒しと解放、そして再生の情交が2人の人妻によって描かれているのである。さらには、ここ数作で感じられた官能描写の淡泊さが一掃されていてかなりいやらしい。出会ったばかりにしては好意の表し方が過剰な気もするが、優しい主人公が真摯に接することで女性達が幸福感を得て夫との関係を見直していく。そんな役割を担う主人公である。

後半ではまた最近の母娘モノに近い展開に戻っているが、これもまた繰り返される好対照な官能描写で乗り切っている。最初から奔放で積極的な母は、そのキャラさえ許容できれば文句無しに可愛らしくていやらしい熟女であり、後にややデレ過ぎるとはいえ娘が主人公に「初めて」を捧げ、次第にトロトロのメロメロになっていくのは悪くない。

実は短期バイトで温泉を訪れている主人公にとっては一週間の滞在でしかなく、迫る別れの日についてお互いが口には出さずとも何かしら思うところがあるような心情を盛り込んでいるのだが、これをもう少し劇的に演出すれば結末についても違った印象を得られた気がした。多くの読者が望むであろう方向には向かうのだが、纏め方としては少し曖昧というか言葉足らずだったように思う。
『人妻温泉』のレビュー掲載元


まぁ、巽ワールドとか、巽スターシステムとか、我ながら傍若無人にも好き勝手に命名しておりますが(汗)、むしろ、このパターンでいろいろと趣向を凝らした展開を考えるものだな~、と感心しているのであります。

それでいて美少女文庫でもコンスタントに作を重ねている訳ですから凄いですよね。
まさに往年の手塚治虫大先生のよう…………ん?だからスターシステムなのかな?(^^;)タラッ



◆注目作品
2013/7/23 発売

魔獄弓道場-引き裂かれた胴衣


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(私は武道家……こんな屈辱に屈するわけには!)
弓を構えた志乃の胴衣を這いまわる悪魔の指先。
震える膝、動揺でブレる的、内腿をつたう雫……
愛娘の身を守るため、36歳が強いられる恥辱の演武。
母の矜持もむなしく、凌辱者の魔矢は聖來にも……
女弓道師範と美娘、誇り高き二人を狙う邪悪な罠!



ご存じの方も多いと思いますが、何年振りかの凌辱作品が「黒本」で今年(2013年)出されています。



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Juicy 【限定版】 ドラマCD付き(著:Cuvie、富士美コミックス)

2006/12/8 発売

Juicy 【限定版】 ドラマCD付き

著:Cuvie、富士美コミックス


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その可憐な容姿で、転校早々から周囲の注目の的となっている美咲には、深く淫らな秘密があった。前の学校の中年職員の手で、とことんまで調教されていたのだ。忘れるはずの衝動が、放課後の旧校舎のウワサに触れた瞬間、ふたたび溢れ出す…。
叙情的な官能美に鮮烈な若さを織りこんだ、独特の世界観に定評のあるCuvieが贈る「桃姫」コミック第4弾。充実と感動の全11作品を収録…。


★★★★☆ 単に凌辱される訳ではない歪んだ女心, 2011/5/11
5年以上の時を経て通常版が出たばかりなのに限定版を読んでレビューしている今更感はご容赦願うとして、胸キュンの甘い話も上手に描くのに敢えて鬱々とした雰囲気を前面に押し出すのを何とももどかしく思いながら、それでもしかし内容の濃さに圧倒される作品である。

全11編の収録だが、2話ないし3話の中編が3作もあるので話としては7つである。作者の得意とする中編の出来映えは相変わらず素晴らしい。凌辱をベースとして軽薄な男子学生共から玩具にされながらも肉欲の歓喜を享受したり、兄との秘めた背景を背負いながらもフツーに恋がしたい女の子の想いが独特の心情描写とタッチで描かれている。寝取られ感もしっかり用意されているが、そうかと思えば奔放で積極的な姉に対抗心を燃やす真面目な妹が頑張っちゃうけどやっぱり姉は一枚上手という作品もあったりして、適度に淫らで乱れた設定を様々な角度から巧みに切り込んでくる作者のアイデアはさすがと言えよう。前後編または前中後編でドラマがしっかり描かれており、様相の異なる官能描写も申し分無しのいやらしさである。

他の作品も侮れない。姉の同級生と恋仲(あるいは秘密の恋仲)という設定が2作品に見られるが、タイプこそ違えど双方とも魅力的なお姉さん振りが好印象だった。個人的にはこの路線をぐんと推し進めてほしいものだが、この作者は少し退廃的に乱れた雰囲気を好むところがあるので難しいかもしれない。ついでに言えば、本作内各話のテイストには振り幅がかなりあるので統一感に欠けるとの見方もでき、読み手によっては「あの作品は猛烈に好きだけどアレは邪魔」みたいな形で好き嫌いが分かれてしまう可能性もある。総じてレベルは高いし、この混沌こそが作者の真骨頂でもあるので、全部をひっくるめて受け入れられれば相当に上質な作品だと言えよう。

冒頭の前後編【ExtraOrdinary】を収録した付録のドラマCDは割と良い出来。原作に無いオリジナルのセリフを程良く入れて補っているし、20分弱という長過ぎない時間も良いと思う。
『Juicy 【限定版】 ドラマCD付き』のレビュー掲載元


レビューの冒頭部分を補足しますと、【限定版】の発売が2006年12月。その後、2011年2月になって【通常版】が出た訳ですが、ちょうどその頃に今更ながら【限定版】のレビューを投稿していてゴメンネ~、という言い訳でございますデス。(^^;)

しかし、可愛い系の画風ながらギャップのある凌辱劇を盛り込んでくるCuvie作品独特の世界観には相変わらず引き込まれるモノがありますネ。



◆【通常版】はコチラ
2011/2/25 発売

Juicy 【通常版】


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『ドラマCD付き限定版』から4年、未収録作品+新装カバーで新発売!
その可憐な容姿で転校早々から周囲の注目の的となっている美咲には、深く淫らな秘密があった。前の学校の中年職員の手でとことんまで調教されていたのだ。忘れるはずの衝動が、放課後の旧校舎うワサに触れた瞬間、ふたたび溢れ出す・・・。



レビューでは「5年以上」と記してしまいましたけど、実際は4年3ヶ月の空白期間でしたね……失礼致しました。



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おとなりの未亡人と娘(著:美野晶、廣済堂文庫)

2013/11/16 発売
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写真科の学生でカメラマンをめざす昌高は両親が海外赴任で不在のため、毎日の食事は隣家の世話になっている。お隣は十年前に夫を亡くしているキャリアウーマンの亜梨紗と娘で人気グラビアアイドルの美紗姫のふたり暮し。おまけにどちらもすごい美人でグラマーなのだ!そんな人も羨む境遇の昌高が、映画学科の悪友に性感マッサージのビデオ撮影を頼まれる。モデルは声楽科の可愛い女の子で悪友のセフレと言うので…。昌高が出会う女たち、そして美しい母娘との熱い交歓!


★★★★★ タイトルやあらすじには無い展開が前半の華となる, 2013/11/22
ストレートなタイトルやあらすじから隣に住む未亡人母(38歳)と娘(18歳)が大学生主人公(20歳)に熱をあげる内容と誰もが思うであろう。実際にそうではあるのだが、実はちょっと異なるというか、+α な面がある。主人公が悪友に巻き込まれる形でやらかしたことから派生していく実質的な前半のヒロインを隠し玉とした編集側の仕掛けには、心地良く一杯喰わされた気分を味わうことができた。物語の本線とはほぼ無関係なのだが、キリッとした熟女が淫らに乱れ、最後は貪婪にも自ら求めてしまうのが大変いやらしくて良かった。

さらに言えば、実は総勢4人ものヒロインが登場する本作において、メインとサブがきっちり分かれている点にさらなる良さを感じることができる。それも若手ヒロインがこぞってサブに回る熟女仕立てである。三十路以上、四十路未満というジャストでナイスな2人が時と場所を変えて主人公と逢瀬を重ねつつ、これをカメラマンを目指している主人公という属性に絡めて後に共演を果たすアイデアに昇華させたのは秀逸だった。

そして、後半から終盤にかけては未亡人母の独壇場となっていくのだが、これにも羞恥の彩りを加え、読み手としても不快にまではならないであろうところまで他人の目に曝しつつ、この要素が母の興奮のスパイスとしてさらに燃え盛るという官能のさらなる淫猥さに繋がっていた。

凛としてクールな熟女ながら押しには弱く、敏感に反応しては昂っていく中で可愛らしくもなっていく美野作品お得意のヒロイン像が今回は上手くハマッており、情交に至るまでのアプローチにも安易な不自然さが見られなかった点は大きな収穫だったと思われる。
『おとなりの未亡人と娘』のレビュー掲載元


レビューにも記しましたけれども、このタイトルで、この表紙カバーイラストで、あらすじをさらっと読んだだけならば隣の母娘2人がメインと思いますでしょ?

正確には、というか官能的には違うんです。

もっと言ってしまうと、話の前半にこの母娘はほどんど出てきません。
舞台も主人公の通う大学なんですね。
そして、前半の官能を担うヒロインがイイ感じに出てくるんです。
この「仕掛け」にはやられましたナ。b(^^) グッジョブ

発売されたばかりの作品ですから、この部分にはあまり触れないようにしていますが、多少のネタばれOK!という方は ↓ の「続きを読む」をご覧ください。

廣済堂文庫 美野晶

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嗚咽×過呼吸(著:板場広し、真激COMICS)

2007/7/24 発売

嗚咽×過呼吸

著:板場広し、真激COMICS


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兄のPC画面に自分の隠し撮り写真が…。そこに居合わせた兄に押し倒され、レ○プされっちゃった…。強制フェラやイマラチオに膣出し、ハメ撮り映像をネタに脅され、親友までもが巻き込まれる…!(引用元:DMM.R18)


★★★☆☆ 狂気すら感じさせる暗欝とした凌辱劇の数々, 2011/5/12
読み手によってはまさしくタイトル通りの息苦しさを感じるかもしれない。元よりハードな凌辱テイストを得意とするレーベルであり作者でもあるが、それにしても、と思いたくなるほどの精神的ハードさを宿す作品集である。

高飛車なヒロインに小太りなブ男というのは板場作品でよく見られる設定。本作にも多く用いられており、一週間以上風呂にも入っていない強烈なムスコをしゃぶらされるような描写も同様だが、今回はそのえげつなさが際立っていたような気がする。そして、板場作品ではお馴染みのアヘ顔もかなりイッてる感じに描かれている。こうした作者らしさが大好物であれば問題ない、というか大歓迎かもしれない。しかし、今回はちょっとイキ過ぎというか、ストーリー展開にしてもキャラの堕ちっぷりにしても壮絶過ぎるような気がするのである。好みと言えばそれまでではあるが、こぅ、何と言うか、当時の作者に「大丈夫?」と声をかけたくなるような無鉄砲さというか、破れかぶれの無軌道な不安定さというか、そんな暗欝な雰囲気を漂わせている。

悲劇的でバッドエンドなストーリー展開が大勢を占めるが出来は良く、とりわけ中編でのヒロインが移行していく流れは秀逸である。作画も申し分なし。可愛い系の美少女からシャープ系のお姉さんまで幅広く網羅されたキャラ達が無理強いの責めを延々と受け続け、淫らに堕ちていくまでの鬱屈した凌辱劇が多数収録されている。
『嗚咽×過呼吸』のレビュー掲載元


成年コミック(18禁)では『板場広し』、青年コミック(非18禁)だと『板場広志』と名義を変える板場先生の2007年に出された作品集ですね。

最近は青年コミックでイイ感じのラヴコメ要素を盛り込んだ作品も数多く出されていますが、成年コミックになると一転して汁々でアヘアヘでがっつり無慈悲な凌辱劇がメインだったりします。



◆目下の新作
2013/10/16 発売

北島さんの難儀な日常1(芳文社コミックス)


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さすらいのアルバイト、北島さん。彼女の“時間外”は…!?
貢がせ女、DQNカップル、ストーカー、NTR男…
世にはびこる困った奴らを一撃必殺!



この上目遣いな恥じらいの表情も板場広作品の真骨頂ですよね。(^^)



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僕だけの巫女奴隷(著:森一太朗、フランス書院文庫)

2011/2/23 発売
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「ああ、こんな淫らなことを神様の前でするなんて」
少年の袴を下ろし、剛直を朱唇に咥え込む熟女巫女。
硬い肉茎にからむ舌、陰嚢を揉みしだく白い指先。
若い当主を立派な男にするため、夜ごと続く性儀式。
母に負けじと、娘巫女までがご奉仕を名乗り出て……。
静香と結衣、競い合って責めをねだる二匹の天女。


★★★★☆ 独自の世界を模索し続ける作者の探究心を感じる, 2011/5/14
2作目の『蔵の中-三匹の未亡人』以来、凌辱 → 調教 → 完堕ち という流れで作品を重ねてきた作者が、ここで最初の凌辱さえも端折るという暴挙(?)に出た作品。まぁ、実際は端折った訳でもないだろうし暴挙でもなかろうが、何しろ初期設定でヒロインの1人は既に調教済みなのだがら相当に冒険的かつ挑戦的と言えるかもしれない。森作品としては初めての母娘2人ヒロイン作品でもある。

官能描写として巫女の格好している機会は少なくないが、今回の設定は、むしろ主人公と義理の母娘(義母と義妹)との関係性を構築するために重用されている。そのため、主人公が義母と結ばれる契機となった過去の設定、あるいは義妹と結ばれていく展開の中に巫女である必然性はそれほど高くないのだが、代わりに母娘揃って主人公に夢中なラヴ要素でこれを補っている感じである。義妹も調教において抵抗する素振りは見せず、主人公と義母との関係を知っていることから「自分も母のようになりたい」という状態で始まる。最初から調教済みな義母と、自ら調教を願う義妹となれば、「おいおい、この作品のどこに面白味があるんだい?」と思ってしまうかもしれない。そんな本作の肝は、最初から育まれていた義母との関係が、巫女としての先輩から後輩への継承も絡んで義妹へと移っていく中で発生する嫉妬の描写なのである。

以前よりお慕い申していながら「被調教者」であり、何より「母」でもあるため、その想いを主人公に告げられない義母。未亡人としての切ない過去(調教済みにも理由がある)から5年もの歳月を経てもなお「義息」であり「ご主人様」でもある主人公との主従関係と恋慕の情との間で揺れる心が巧みに描かれている。そして、これを知りながら「調教者」(これも訳あって魔少年的調教者ではない)の立場を利用しつつ、その心情を吐露させようとする主人公や、この超えられない壁をいとも簡単に乗り越えていく義妹との間に生じる密な三角関係が本作の主軸となっている。これを序盤から延々と続く義母のM性たっぷり&義妹の健気で初々しい官能描写で最後まで繋げているのである。

凌辱描写も無ければ正統的な誘惑も無く、調教作品ではあるが調教の過程もさほど描かれない(言ってしまえば母娘は最初から堕ちている)本作のテイストを表すのは難しい。ここは敢えて歪みに歪んだ愛情作品と言うしかあるまい。主人公は義母にも義妹にも最終的には「恋人」を求めている。最初から「恋人」が約束されている義妹をダシにして義母も「恋人」として精神的に篭絡させる作品とも言えるが、最後の最後に「おぉ、こうキタか」という予想以上の展開が大いなるクライマックスとして官能のカタルシスを生んでいる。既存の作風を基礎としながらも独自の世界を探求するかのごとく捻りの利いた愛情エッセンスを盛り込んでくる作者がこれから向かう先をこれからも楽しみにしたい。
『僕だけの巫女奴隷』のレビュー掲載元


『作者がこれから向かう先をこれからも楽しみにしたい』とかエラそうなコト書いてますが……しかも「これから」を二重表現してる駄文ですが(汗)……森作品を追いかけなくなって幾久しく。(反省)

最近は路線というかテイストというか、何か様変わりしましたでしょうか~?
それとも変わらずこの路線に徹しているのでしょうか~?

ご存じの方、コメントくださいw

【引用作品】


蔵の中-三匹の未亡人(2009/6/23)
「この蔵ですること、絶対に二人だけの秘密よ」
衣擦れの音とともに未亡人の足下へ落ちる襦袢。
薄明かりに輝く、若後家の雪肌と農満な乳房。
股間の翳りからは山百合に似た女の匂いが…
25歳の担任女教師、33歳の義母、36歳の実母。
伴侶を失った寂しさを肉茎に求める三人の未亡人。


あらすじを読むと誘惑テイストを感じますが、中身はがっつり凌辱からの調教ですw
思えば昨今の調教的凌辱路線というのは本作辺りが鏑矢の一本だったのかも?


フランス書院文庫 森一太朗
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義姉さんは僕のモノ(著:草凪優、竹書房ラブロマン文庫)

2011/3/24 発売

義姉さんは僕のモノ

著:草凪優竹書房ラブロマン文庫


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二十五歳の清家慎二郎は会社をリストラされ途方に暮れていた。そんな時、義姉の千佳子から、ワゴン車で移動販売する果物スイーツ店を開業するので手伝ってほしいと頼まれる。以前から、慎二郎は美しく優しい千佳子に憧れており、その仕事を手伝うことにする。働き始めると、欲求不満のお客の人妻から誘惑され、童貞だった慎二郎はおいしい体験をすることも。その一方で、兄の仕事が激務ですれ違いの生活、そしてセックスレスで、義姉の千佳子は淋しい思いをしているのを密かに知る。そんな千佳子のことが気にかかる慎二郎は…!? かつてない衝撃的な快感に満ちた禁断の性春官能ロマン。


★★★★★ 大人の、大人による、大人のための官能とドラマ, 2011/5/17
さすがの草凪作品と言うしかない。尊大な兄の侮辱的な振る舞いにも耐えて懸命に“おつとめ”に励む健気な兄嫁(義姉)を見かねて一時の略奪愛に燃える弟のココロとカラダの奮闘記である。緻密に構成された大人のドラマをほろ苦くもきっちり描いた作者の手腕には改めて舌を巻く。お見事な官能物語である。

序盤で弟が覗き見てしまう兄夫婦の一方的かつ偏執的な夜の営みが始まり。憧れ的恋慕の情を抱く義姉の哀れな“ご奉仕”が軽い寝取られ感を伴って描かれる。

しかし、前半は義姉と始めた移動販売で出会った人妻2人との展開となる。ここに、かつての職場で高嶺の花だった先輩の結婚後を挿む巧みさを見せつつ刹那の「昼下がりの情事」が続く。そして、ここで人妻達に義姉と同様の悩みと悔しさを盛り込んでいる点がさらに巧みである。“釣り上げた魚に餌を与えない”夫が妻に強いる自己中心的なご奉仕。これが前半のテーマである。タイプの異なる美女達が若干のコスプレ要素をも纏いながら迫ってくる艶っぽい展開である。

人妻達の共通項を学んだ弟が、これを義姉にも当てはめ、実践し、癒し、解放させようと試みるのが後半。遂に本懐を遂げる破壊力が前半を遥かに凌ぐ官能的筆致で綴られる。この契機ともなった兄の本性をコミカルに挿みつつ、それでも貞淑さを失わない清楚な義姉が肉欲に墜ちる決壊振りが素晴らしい。女にも秘めた本性があることを兄(夫)との対比で描く趣深さもある。ここから情事を繰り返す弟と義姉の爛れたエスカレートが淫猥極まるが、終盤への転機が義姉の心の内にあるところが何とも言えない切なさを誘う。

常に先を行くエリートな兄に憧憬と畏怖と劣等を味わい続けてきた弟の憤りが頂点に達した刹那の行動。それが皮肉にも弟が望まないのに望ましい結果を招くところに世の無情のような、人と人との難しさみたいなやり切れなさを内包しつつドラマが動く終盤はほろ苦い。序盤とは全く様相を異にする寝取られ感を味わいながらも自らの役目を終え、極めて現実的な収束に向かう展開には、昨今の願望ファンタジー重視の非現実な作風に対する一種のアンチテーゼのようであり、大人が読む大人のための官能小説の真髄を示してくれているようでもある。好みの分かれる結末ではあるが、上質な映画を観たかの心地良さも得られよう。淫らに開花しつつも最後まで優しい「いい女」を描き切った素晴らしさに溢れている。
『義姉さんは僕のモノ』のレビュー掲載元


今、読み返しても力の入ったレビューですね。(笑)

良作と感じた時の高揚感そのままに書き始めるとこんな感じになること多いです。(〃д〃) ポッ



Junpei F. さんのブログでも本作が紹介されています。誘惑作品への理解を得たきっかけの作品だったようです。(^^)
義姉さんは僕のモノ (竹書房ラブロマン文庫)(2011/03/24)草凪 優商品詳細を見るおすすめ度:★★★★ 主人公は、優しくて清楚な兄嫁に憧れる童貞くん(25歳)。けっして、オタクっぽいとかネクラというわけではありません。優秀な兄を尊敬する、心優しい青年です。そんな彼は、ひょんなことから、兄嫁が始めた移動式のスイーツ屋さんを手伝うことになります。共同作業をしながら一緒に過ごす甘い時間、セクシーなコスチューム、狭い...
兄嫁との、リアリティたっぷりのメルヘン! 「義姉さんは僕のモノ」(草凪 優)





最近はちょっとばかしご無沙汰なので正しい判断かどうかですが、DSK的には本作がダントツ No.1 の草凪作品でありまする。( ̄^ ̄)ゞ



◆目下の新作
2013/11/29 発売

夜に堕ちる人妻(竹書房文庫)


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三十歳の高見沢夕紀は、CM制作会社を経営する夫と幸せな結婚生活を送っていた。しかし、夫の会社の業績が急激に悪化、倒産の危機に陥る。この窮地に大手広告代理店G社の藪内が救いの手を差し伸べてくる。ただし、夕紀の体を提供するのが条件だという。愛する夫のために了承した夕紀は、G社のクライアント企業の接待に駆り出され、美熟の体を男たちに捧げることに…。淑やかな人妻が穢されていくうちに新たな感覚に目覚めていく…日本官能文庫大賞作家が放つ長編ハードエロス!



草凪作品もすっかり格調高くなったのか、タイトルも表紙も洗練され、レーベルも竹書房ラブロマン文庫ではありませんね。官能分野の裾野を広げていただく切り込み隊長としも今後のご活躍に期待です!



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テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : 竹書房ラブロマン文庫 草凪優

この熟女〈おんな〉は夜に喘〈な〉く(著:艶々、エンジェルコミックス)

2011/5/17 発売

この熟女〈おんな〉は夜に喘〈な〉く

著:艶々、エンジェルコミックス


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背徳の快美に熟女が悶える!!
熟れた女の熱く滾った欲望を描かせたら右に出るもののいない「艶々」による渾身の一作。


★★★★★ イラストギャラリーと新作絵物語をカラー収録した再販本, 2011/5/28
2003年5月に TOEN COMIC(桃園書房)から発売された『淫彩・この熟女は夜に喘く』の再販本。タイトルの最後は「喘ぐ(あえぐ)」とされやすいが正解は「喘く(なく)」である。そして、本作より正式に『この熟女は夜に喘く』がタイトルとなった。実をいうと元本のメインタイトルは『淫彩』なのである。再販にあたり、イラストギャラリーやカラーのショートストーリーが追加されるのは艶々作品では割と見られる手法。

ストーリー的には時に若干フラつくところがあるものの、清楚で貞淑な大学教授にして人妻な熟女ヒロインが堕ちに堕ちていく壮絶な官能絵巻を堪能してほしい。お尻責めも多いが粗相もある。
『この熟女〈おんな〉は夜に喘〈な〉く』のレビュー掲載元


はい、こちらは再販本であります。

Amazonの機能では、タイトルが同一の場合、旧作のレビューがリンクされて再販本の方にも表示されますが、タイトルが変わると別作品の扱いとなるようです。

なので、上記の通りに再販本である旨のレビュー内容となっております。



……小ネタも少々入れてますw

……どちらにしても我ながらおせっかいなレビューですwww





そして、内容を記した旧作のレビューがコチラ。

2003/05 発売
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高貴で凛々しい女教授の桐子。そこで同じ研究を共にする学生の浦成、研究で夜遅くなり桐子は浦成を食事に誘うのだが…それが桐子と浦成のSEXまみれの日々の始まりであった。とにかく桐子さんがナイスバディー!!SEX内容はアナルSEXが多いですがノーマルモノです。コマに勢いがありセリフがエロいのでもの凄いエロく、その上お話もしっかり面白く読ませます。内容、実用度共に満点でオススメ!!(引用元:DMM.R18)


★★★★★ 「助教授」から「母(人妻)」への過渡期の作品, 2010/10/11
少々紛らわしいが『淫彩』がメインタイトルである。しかし、サブタイトルの『この熟女は夜に喘ぐ』の方が的確に示している。大学教授にして清廉で高潔な人妻という38歳のヒロイン【桐子】に妙味を感じるのは、本作が作者を代表する青年コミック長編『鷹月助教授の淫靡な日々』と『たとえば母が』(共にアクションコミックス)の、ちょうど中間期に描かれているからであろう。この2つのキャラを併せ持ったような桐子、さらには本作そのものが、これらの過渡期を表しているように思える。そして、ストーリー的はやや後者寄り。つまり、ドラマとしての起伏よりも、とにかく熟女が男に溺れ、堕ちていく過程にスポットを当てている。なので、可愛がっている主人公(大学3年生のゼミ生)のムスコがご立派という話から刹那の戯れ、もしかしたら一夜限りの火遊びだったかもしれない交わりに端を発した墜落物語が延々と続く流れである。何故か途中で話が一時モルジブへ飛んだりするものの、基本的には次第にエスカレートしていく爛れた関係と交わりの連続である。開発されてからは、3日ほど学会で会えなかっただけで体が疼いてしまい、公衆便所の落書き(女性用の個室にこれほどの落書きがあるのか疑問だが)を見ただけで昂ったところを見知らぬ男に凌辱(と言っても終いには「もっとぉっ」と叫んでいるが)されたり、逆に、訳あって入院した桐子の後輩女医と主人公が病院でカラんだりするエピソードが挿まれるが、後半に出てくる夫までも巻き込んで、堕ちに堕ちていく桐子の痴態がこれでもかっ!と壮絶に描かれている。裏を返せば、結末に捻りが乏しい気も若干するが、官能要素がそれを補って余りある。

作者お得意の寝取られ描写もふんだんにあり、各話毎に語り手を変えた独白で進行するスタイルが、この淫靡で退廃的な雰囲気を助長している。前半と後半とで面子の異なる3Pがあれば、黄金聖水のみならず大きい方の粗相まであったりで、濃密な淫猥さを放つ情交描写に関しては言うこと無しである。ただし、お尻責めがかなり多いので、この点については好みを分けるかもしれない。
『淫彩・この熟女は夜に喘く』のレビュー掲載元


Amazonに限らず書籍サイトのレビューの多くには「評価機能」があります。レビューを読んだ人が参考になった・ならなかったを「はい」や「いいね」のボタンを押すことで評価できる機能ですね。



作品(作家)を評価するレビュアー(レビュー)もまた評価の対象となっているんです!あぁ、恐ろしや……。(><;)ブルブル



この「はい」や「いいね」に一喜一憂するのがレビュアーの常でもあるのですが(なので皆さん「レビュー掲載元」リンクからAmazonのサイトへ飛んでいただき「はい」をどんどん押してくださいねwww)、これにはタイミングというのも重要でして、例えば上記2作品の場合ですと……



旧作 :発売日 2003/5   レビュー投稿日 2010/10  → 7年5ヶ月
再販本:発売日 2011/5/17 レビュー投稿日 2011/5/28 → 11日





この2作品に投稿したレビューに頂戴した「はい」の数には約10倍の開きがあります。



もちろん、作品自体の注目度やレビュー内容の良し悪しもありますが、発売から間が空けば空くほど「旬」が過ぎていき、該当作品のページを訪れる人も減っていくという、まぁ、当たり前でもあることがレビューの反応からも分かります。

…………内容をしっかり記したレビューよりも、再販本のお知らせをしているだけの方が圧倒的だと何とも言えない複雑な心境にも至りますけどね。(^^;)ナハハ





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ジャンル : アダルト

tag : 艶々

熟れ酔い美人(著:川奈まり子、双葉文庫)

2012/7/12 発売
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42歳の男やもめ、牧原伸二の秘かな愉しみは、仕事帰りに小料理屋の女将・沙織と杯を交わすこと。気立てがよくて可憐な沙織を心から愛しているものの、生来の口下手でなかなか距離が縮まらない。沙織ともっと親しく話ができたら――。一大決心をして日本酒教室に通い始めた伸二に、美人講師の千里が妖艶な視線を送ってくる。書き下ろし長編美熟エロス。


★★★★☆ 都会の片隅で営まれる大人の恋物語だが多少の気負い過ぎも, 2013/11/19
作者の3作目となる本格長編作品。自分は5作目の『禁蜜-義母と叔母とぼく』(竹書房ラブロマン文庫)から川奈作品に触れ始め、新旧を織り交ぜながら本作に至ったため、初見とは少々異なる見方となってしまうかもしれないが、最近の作風でもある大人の恋物語は本作でも軸としてしっかり据えられている。小料理屋のキュートで可愛らしい女将さんへの愛情を秘めながら常連として店に赴く主人公と、これを感じつつ、未亡人でもあることからためらいがちに、それでも(傍から見れば分かる程度には)主人公への淡い想いを垣間見せる女将さんとのほっこりする物語が心地良く流れていく。しかし、官能的なヒロインは、女将さんの気を引く意味もあって通い始めた日本酒教室の美人講師である。

都会的なハイセンスを滲ませた講師との逢瀬には、次第に芽生える恋心を抑えて余裕を見せようとする講師の振る舞いもあって大人の雰囲気と駆け引きの妙が見られる。この講師にも女将さんとは別の魅力があるし、同じ日本酒教室に通う快活な人妻も出てきて主人公の束の間のオンナ遍歴に彩りを添えている。

ただ、本作には若干の気負いも見られるようで、妻を亡くした主人公の思い出を夢という形で冒頭に長々と綴ったところや、小料理屋と日本酒教室という題材からやたらと出てくる日本酒(銘柄)の薀蓄めいた部分には蛇足感があり、終盤に登場した講師の母に至っては、その超絶なる妖艶な存在感の表現は秀逸ながら、作品の構成としては今少しシンプルな形で、もっと言えば、この母(と夫)を出さない形でも結末へ繋げることはできたように感じた。この母(と夫)は別の作品でじっくり読んでみたい。

しかしながら、3作目にして川奈作品の独自な特色が充分に発揮されているのは素晴らしいことである。
『熟れ酔い美人』のレビュー掲載元


本格長編作品としては通算3作目となる本作の後も順調に執筆活動を続けている川奈まり子先生。

これはもぅ、あっちこっちで記していることですが、見目麗しい表紙カバーはそろそろ不要じゃないかな~?と思うのであるのですよ。

作家の本分は中身たる小説そのもの。
そして、川奈作品は中身だけで充分に勝負できると思うのです。

タイトルとあらすじ読んで良さげだな~。
表紙カバーイラストもイイ感じ~。
で、作者を確認したら川奈まり子だった……。

こんな流れで買ってみたいデスね。

双葉文庫 川奈まり子
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tag : 双葉文庫 川奈まり子

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一部に桃色成分の高い一般コミックを含んでいます。また、複数巻となるシリーズ物は1つの記事に纏めています。

成年コミック
多岐に渡るジャンルに対してDSKの好みに偏ったセレクトかもしれません。(汗)

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主だった同一タイトル(シリーズ物)を1つの記事に纏めています。

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