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雪国混浴【子づくりの湯】-若すぎる嫁の母、淫らすぎる嫁の姉(著:水沢亜生、フランス書院文庫)

2018/11/24 発売

雪国混浴【子づくりの湯】-若すぎる嫁の母、淫らすぎる嫁の姉

著:水沢亜生フランス書院文庫


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「赤ちゃんできてもいいから奥に出してっ」
湯煙漂う浴室で義母と溺れる中出しセックス。
妻の入院中、温泉町の実家で二人きりの生活。
玄関のお出迎えフェラ、体液を貪り合う肉交。
東京から妻の美姉まで押しかけてきて……
寒い夜に美母娘の温もりに癒やされる日々!
(引用元:Amazon)


★★★★☆ 現在の「進化形」誘惑官能小説か,2018/12/10
フランス書院文庫では昨今主流の「嫁の〇〇」や「彼女の〇〇」系誘惑作品において、その進化形とも言うべきチャレンジが様々に施された作品だと思った。

この系統においてはサブヒロインになりがちな嫁がもはや母&姉と主人公をくっつける装置と言える程に記号化されている。直接の官能描写はほとんどなく、母や姉が主人公と2人っきりになる期間を意図的に設けている。その真意は……が物語を形成するのだが、これにより嫁から公認・奨励される形で母や姉との関係が深まっている。内心では訝しみつつも愉悦には抗えない主人公と、そうとは知らずに背徳の関係を期間限定と割り切って溺れていく母、妹との結託を窺わせるような積極性を見せる姉というズレた構図である。この心情的なズレがそれぞれの思惑を孕みつつ、実際に子宝を孕みたい願望と繋がっている。

若すぎる嫁の母【茉莉絵】40代
嫁たる妹【結衣】が19歳だから「若すぎる嫁」の母なのか、茉莉絵自身の年齢から「若すぎる嫁の母」なのか不明だが、結衣の入院期間に新婚たる主人公の夜の営み指南役となる。この頃の主人公は笑っちゃう程スグに発射してしまうのだが、衰えない若さと経験を重ねることで次第に矯正されていく。いつしか虜になっていった茉莉絵の愛らしい言動もあって疑似夫婦のような振る舞いにもなっていき、朝から晩まで所構わず互いに求め合う情交三昧といった目白押しの官能描写となる。そして、後に主人公は上手くいかなかった結衣との初夜を改めてやり直すことになる。

淫らすぎる嫁の姉【由真】20歳
結衣に先を越された意趣返しが含まれているようだが、確かに随分と淫らすぎる乱れた生活を送った末の帰郷である。嫉妬心を煽るにしても「何もそこまで」と思える程だが、もしかしたら、いわゆる「一竿」主義への作者なりの挑戦なのかもしれず、あるいは結衣の不在期間が茉莉絵の時よりも短いのを補う官能と恋情の凝縮を狙ったのかもしれない。過去はどうあれ主人公一筋だからである。また、こういったタイプの女性を受け入れらるのか?と試されているようでもある。茉莉絵との日々により絶倫へと変貌した主人公は受け入れ、昼夜を問わず互いに求め合う情交三昧を過ごしている。そして、自らの心身を主人公へ真に捧げた由真は汚れた過去との決別という形で改めてやり直すことになる。

つまり、結衣を極力オミットすることで茉莉絵や由真との情交描写がてんこ盛りであり、結衣の不在によって茉莉絵や由真が遠慮なく主人公へ本心をぶつけるのである。そこに描かれているのは、紆余曲折あったけれども初心に帰るかのように最初の場所に立ち、改めてやり直すことである。リセットはできないけれど、遠回りであっても再生・再出発の道はあるということか。

曲がりなりにもヒロイン同士による鞘当てや奪い合いを経た妥協案としてハーレムエンドが描かれてきた誘惑系作品において、次第にハーレムエンドありきの結末にシフトしていき、遂には明確なハーレムエンドをヒロインが主導するまでに進化したのが本作だと思えてくる。
『雪国混浴【子づくりの湯】-若すぎる嫁の母、淫らすぎる嫁の姉』のレビュー掲載元


「どうせ嫁は蔑ろにされるのだから、いっそのこと最初から埒外に置いておこう」というくらい、思いっ切りの良さを感じた作品でした。そして、「どうせ最後はヒロイン同士の和解もしくは理解でハーレムエンドになるのだから、いっそのこと最初からそう仕向けておこう」というくらい、割り切った作品でもありました。その役目を果たすのが嫁という構図です。

つまり、「黒本」において熟成されてきた誘惑路線の流儀、その先端を最初からありきとして練られた設定だと感じたんです。

「その先」をイメージしたから「進化形」なのかな、ということですね。



ただ、本作に限ったことではありませんが、最近の「黒本」は何かと 孕み を熱望するヒロインばかりでチト鼻につきますw

2019年のトレンドになりそうな気がします……まぁ、「黒本」のガラパゴス的トレンドでしょうけどww



にゃらさんのブログに投稿されている本作の紹介記事はコチラから。
水沢亜生『雪国混浴【子づくりの湯】 若すぎる嫁の母、淫らすぎる嫁の姉』(フランス書院文庫、2018年11月、表紙イラスト:二見敬之)ネタバレ有り。御注意下さい。作品紹介(公式ホームページ)雪国混浴【子づくりの湯】: 若すぎる嫁の母、淫らすぎる嫁の姉 (フランス書院文庫) [文庫]水沢 亜生フランス書院2018-11-24【あらすじ】元教え子の結衣と結婚し初夜を迎えたばかりだと言うのに、結衣が足を滑らせ骨折し入院生活を余儀...
水沢亜生『雪国混浴【子づくりの湯】 若すぎる嫁の母、淫らすぎる嫁の姉』





にゃらさんは異なる見解だったようですが、数年前のDSKだったら似たような感想になったかもしれないです。すっかりNTRに毒され感化され、慣れてきた今となってはコレくらいの刺激はむしろ歓迎カモン!って感じでして。(^^;)タラッ

実際のところ、この姉は確かに淫らに乱れ過ぎだと思いますよww

お父さん許しません!と烈火のごとく怒り狂うくらいに爛れた生活を送っているので初見では嫌悪感あるかもしれないです。



ただ、もしかしたら水沢先生も「一竿」至上主義的な編集方針に内心辟易していて、ホントは多様性のある作品を執筆したいのだけれども却下されるからせめてもの抵抗を示したのかな?と勝ってに推察しまして、それなら応援するのもアリだと根拠もなく理解した次第です。



「一竿」がイカンのではないのです。

「一竿」一辺倒がイカンのです。




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tag : フランス書院文庫 水沢亜生

人妻の濡れた花びら(著:葉月奏太、イースト・プレス悦文庫)

2018/3/10 発売

人妻の濡れた花びら

著:葉月奏太イースト・プレス悦文庫


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許してください……わたしは、悪い妻です。
男やもめの淋しい部屋に、どういうわけか人妻の艶めかしい声が響いて――。
48歳でバツイチの久明は、隣室に住む清楚な人妻・小百合の存在が気になっていた。そんなある日、久明のもとに元嫁の妹・杏菜から連絡があり、一緒に食事をすることに。6年ぶりに会う義妹はすっかり大人の女性へと変貌を遂げていた。酔いの勢いも手伝って、そのままホテルへ……。一夜を共にするが、久明は杏菜のことを義妹以上には思えず、隣室の人妻も気になり、身体も心も悶々とし――。男やもめに春がくる!? 爽快、官能物語。
(引用元:Amazon)


★★★★★ 隣人としての偶然と将来を誓い合う必然,2018/12/4
離婚の傷が未だに癒えていない主人公は転職も経験した48歳。今も結構当時の思い出を振り返ったり、その後のすれ違いを回想したりと過去に苛まれている。そんな主人公が、夫に虐げられている隣人妻に同情し、憐憫し、惹かれていく。そんな小さな(本人にとっては大きな)幸せの物語である。互いの想いは残りながらも添い遂げることは叶わなかった夫婦と、添い遂げてはいるものの関係が歪になってしまった夫婦。双方の夫婦の形を浮かび上がらせつつ互いが抱える問題を埋め合わせるように引き寄せられる男女がしっとりと描かれている。葉月奏太×悦文庫のタッグは切なくも「美しい官能小説」をさらに高めている。

過去を悔いるばかりの主人公の前へ最初に現れるのは前妻の妹【杏菜】32歳。妻と離婚して以来の再会であり、姉の面影を濃くした杏菜に困惑する主人公。しかし、その直後にもっと困惑することとなる。杏菜としては過去との決別であり、来たるべき未来へ踏み出す決意の逢瀬なのであろう。疑似夫婦にも似た束の間の切ない愛欲の日々は前半のヒロインと言えるもの。これにより杏菜を通して前妻とも真の決別を悟った主人公である。

過去への悔恨は収まったものの独り身を再確認した主人公が目にするのは横柄な夫に従っている隣の人妻【小百合】36歳。この2人が日常の些細なことから近所付き合いを経て徐々に距離を縮めていくのは好印象。現実感のある時間経過の合間に夫の嫉妬や不埒による小百合のちょっとしたピンチを官能的に盛り込みながら、それを試練に小百合への想いを強くする主人公である。また、楚々とした風情の小百合が次第に本心を見せるようになり、恥じらいながらも主人公にだけは淫らな熟女らしさを醸していくのはじわりと淫靡して耽美である。

一見すると地味な小品にも写る本作だが、寂れたアパートの正面に見える、手の届きそうで届かない桜の花が蕾から咲き乱れることで現在と未来を投影した2人の想いが最後まで抒情的に描かれており、地味に見えてもその内にはじんわり輝くものがある、そんな作品である。
『人妻の濡れた花びら』のレビュー掲載元


正直なところ杏菜との前半が思いのほか長いので今少しコンパクトにして、メインの小百合にもっと出番があればモア・ベターだったような気はしますけど、何と言いますか、余分な贅肉がどんどん削ぎ落されていくような、必要最小限の要素だけでしっかり物語が紡がれているような、そんな文学的な薫りさえ漂わせる作品に仕上がっているように思いました。



葉月先生のブログに投稿されている自著解説記事はコチラから。
『人妻の濡れた花びら』





切ない恋愛から軽妙なファンタジーまで、時には寝取られ要素まで盛り込む作風の幅広さは驚くばかり。

それでいて葉月先生らしさという根幹は揺るぎないという盤石の安定感。

2019年も葉月旋風は順調に吹き荒れそうですね。(^^)




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夢の混浴旅行-彼女の母、彼女の姉と(著:香坂燈也、フランス書院文庫)

2018/5/25 発売

夢の混浴旅行-彼女の母、彼女の姉と

著:香坂燈也フランス書院文庫


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「私で興奮してくれたの?ふふふ、いけない子」
湯面の下、俊介の硬直に細指を忍ばせる彼女の熟母。
上目遣いで反応をうかがい、ゆっくりと擦りあげる。
極上の筆おろし、温泉パイズリ、白昼露天で後ろから!?
未亡人の貴子(43)、新妻の沙英(23)、女子大生の千尋(19)
「彼女の家族」と味わう三泊四日、最高の混浴旅行!
(引用元:Amazon)


★★★★☆ オーソドックスな「彼女の〇〇」路線と温泉旅行との組合せの妙,2018/12/2
彼女の母をメインヒロインに据えつつ彼女の姉を対抗ヒロインとし、本来ならメインであるハズの彼女自身がサブヒロイン扱いなのはお馴染みというかお約束のストーリー。こういった「あってはならない関係」を結ぶには、そのきっかけをどうするかが難題だと思うが、本作もご多分に漏れず現実味に乏しいアプローチになってしまっている。高校時代の先輩でもあった姉とは既知の間柄なのでまだ良いとしても、さすがに彼女の母がお気楽過ぎる程あっさりと主人公を風呂へ誘うのは「あり得ねー」となる。彼女と主人公との間にすれ違いが生じたことによるお悩み相談という名分はあるものの、それを差し引いても、と言わざるを得ない。そんな母や姉による手淫・口淫の第一章・第二章で、あるいは読み進める気力が萎えてしまうかもしれないが、今少し進めていただきたい。本作は第三章からが本番である。

温泉宿に宿泊しながら山間の散策で新たに露天風呂を見つけるアイデアは秀逸。場所が変わっただけで結局は密室劇に陥ってしまうのを避けつつ鄙びた露天風呂での淫靡な青空合体が描かれている。そして、娘たる彼女と上手くいかないチェリーな主人公を指南する名目で筆下ろし役となり、その長大かつ絶倫なムスコに魅了されてしまう母(43歳)が実に淫らで、それでいて可愛らしく描かれている。許されないと憂いながらも今だけは自分のものにしたいと願うオンナの発露が魅惑的である。

方や先輩として、今は社会人として颯爽と振る舞う姉(23歳)は好対照な魅力を放つ。新婚ながら主人公を積極的に誘惑するのは不可解なれど後に理由が判明する。こちらもまた束の間の恋人になりたいのである。中盤以降は母との鞘当て合戦となっていく中で存在感が増している。

初心な生娘でもある彼女(19歳)は当初の行動から気の強い性格かと思いきや実際は淑やかな風情さえ漂わせるお嬢様タイプ。ただ、姉の導きで破瓜を迎えた後は徐々に淫らさを見せ始め、元より公認の仲だけに襖一枚挟んだ母をも尻目に交わり三昧。一夜にして豹変という淫らギャップは違和感なるも、これにより母がしばらくお預けを喰らうといった趣向の展開があったりもする。

姉妹丼&母娘丼もふんだんな官能描写は相変わらず淫猥度が高い。多少の設定的な無理も展開の良さと官能描写のいやらしさでガバーしてしまう。

最終的には主人公と彼女との恋仲が進展しつつ母や姉も交えて共有する定番の幕引きだが、より積極さを増した姉妹に比べて一歩控えた態度を維持する母には母親らしい立ち位置を感じさせつつ、それでいてしっかりオンナでもあるいじらしさを見ることができた。
『夢の混浴旅行-彼女の母、彼女の姉と』のレビュー掲載元


投稿したレビューが久し振りに「待ちぼうけ」を喰らいまして、流れとしては以下の通りでした。



12/02(日) Amazonにレビューを投稿
12/05(水) 問い合わせ
12/07(金) レビュー反映


12/20(木) Amazonより返信メール



基本的に3日くらい経っても反映されないと一応の問い合わせをします。いずれ反映されるだろうとは思っているのですが、機械的に保留されたレビューは人的チェックを経ないと反映されませんから、それが後回しにされるのもイヤですし、むしろ人的チェックだからこそ見落とされる心配がありますので。(^^;)

で、だいたいは問い合わせた翌日には反映されるのですが、今回は2日ほど経過したことと、問い合わせへの返信が随分経ってからでしたので、ちょっとした珍事だったかな?と思いました。特に返信メールの遅さ。

レビューが反映されてから2週間も経って返信なんて、Amazonもよほどの忙しかったのかなとw

年末進行で担当氏のスケジュールもギュウギュウ詰めなんでしょうかねぇ。



にゃらさんのブログに投稿されている本作の記事はコチラから。
香坂燈也「夢の混浴旅行 彼女の母、彼女の姉と」(フランス書院文庫、2018年5月、表紙イラスト:川島健太郎)ネタバレ有り。御注意下さい。作品紹介(公式ホームページ)夢の混浴旅行: 彼女の母、彼女の姉と (フランス書院文庫) [文庫]香坂 燈也フランス書院2018-05-25【あらすじ】恋人の沢井千尋との初体験に失敗し気まずい想いを抱えたまま俊介は沢井家の母娘たちと三泊四日の温泉旅行へ出掛けたが、案の定千尋が途中で嫌がって...
香坂燈也「夢の混浴旅行 彼女の母、彼女の姉と」





内容的に補足することはありませんww

相変わらずの安定感と言いますか、今の「黒本」では最も安心して手にできる作家さんの1人じゃないですかね。




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tag : フランス書院文庫 香坂燈也

ほしがり村(著:葉月奏太、竹書房文庫)

2018/1/22 発売

ほしがり村

著:葉月奏太竹書房文庫


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◎妖しい霧が立ち込める時、女たちは発情する!
◎その村は淫魔の里!秘境エロスの決定版
24歳の向井直紀は、会社の先輩で清楚な美女の神崎智美といい雰囲気になっていた。だが、連休中に帰省した智美が東京に戻ってこない。連絡もとれず、心配した直紀は彼女の故郷に向かうが、そこは山陰地方にある陰鬱な寒村だった。到着した直紀は、智美の実家を訪ねるが会わせてもらえない。仕方なく村に滞在し機会を窺うが、霧が深くなると女たちは発情し、彼を誘惑してくるのだった。淫猥な村に戸惑う直紀だったが、さらに、智美が淫らな祭りを取り仕切る女宮司であると聞かされて…!秘境で繰り広げられる底なしの性宴、圧巻の伝奇官能ロマン。
(引用元:Amazon)


★★★☆☆ 閉鎖的なムラ社会の淫らな因習,2018/11/29
この作者が閉鎖的なムラ社会の淫らな様子を描いた作品は幾つかあるが、同文庫からは2016年に上梓した『夜這い村』がある。ただ、似たような設定と雰囲気を醸しながら寝取られ風味を除いた代わりに恋愛要素を前面に出したのが本作と言えそうである。

会社にも告げることなく突然失踪したヒロインたる先輩OLを気にかける前半と、その真相が判明し、その運命に屈しそうになってもなお運命を切り開くべく奮闘する後半とに大別できる構成。あらすじに記されているように「陰鬱な寒村」もしくは「淫猥な村」が舞台となっていくのだが、その雰囲気づくりに物足りなさを感じるのは、当地で女宮司となっていたヒロインに淫靡な危険が訪れそうにないと察せられるからであろう。つまり、宮司を巡る酒池肉林バトルに主人公が参加する時点でゴールが見えてしまったということ。

推測の域を出ないが、たぶん『夜這い村』で描かれた「主人公以外の複数の男達によって堕ちていくヒロイン」を今回は避けたことで無難な「一竿」のストーリーになってしまったことが全体を通しても感じられる官能的な物足りなさに繋がったのではなかろうか。

もっとも、その『夜這い村』と同等あるいはそれ以上を求める高い期待があった故に感じた面も否めず、初見であれば相応に楽しめる作品かもしれない。寝取られはちょっと……といった好みによっては本作に軍配が上がるであろう。ただし、あくまで比較でしかないとはいえ、パート2を製作したものの前作を越えることのない映画のように感じたことは記しておく。
『ほしがり村』のレビュー掲載元


葉月奏太×竹書房文庫のタッグが放つ淫靡な「村」シリーズ第2弾!

と言っても関連性のない、タイトル繋がりでしかありませんし、その前作が2016年(奇しくも本作と同じ1月)発売なので丸2年のブランクですが(汗)、今回は結末を180度変えてきたのが特色ではないでしょうか。つまり、前作は夜這い=寝取られに特化したのに対して今回は主人公とヒロインの恋愛にフォーカスしています。

ただ、恋愛要素の盛り込み如何によっては淫靡な村や閉鎖的なムラ社会といった舞台である必要が薄れてしまうと言いますか、ちょっとぶつかってしまうような印象を覚えました。



葉月先生のブログにある自著解説記事はコチラから。
『ほしがり村』『奥に入れば』





それでもしかし、どっちが売れる?となったら安心できる結末の本作なんだろうなーと思いますのでコレは難しいところですよね。

葉月先生には時折ヒリヒリするような作品を上梓していただきたいのですよ。特に昨今はヒットの方程式じゃないですけど、一定のテイストが確立されてきていますから、「商品」としてそれはそれで良いのですけれど、時には作家性が前面に出た「作品」を読みたいのです。

そろそろ……2019年には……現状よりも「どうぞ自由に書いてください」状態になるのではないのかなぁ~?とか予想してみたりw



◆「村」シリーズ第3弾?
2019//1/21 発売
よがり村

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本作から丸1年のブランクで(またもや1月発売ですが)第3弾と思しきタイトルがあります。仮タイトルが『とろめき村』だったので緊迫感のあるテイストでもなさそうですけど、逆に『よがり村』へ変えた方が良いと判断するほどに内容が当初の想定から変化したのでしょうか。




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tag : 竹書房文庫 葉月奏太

誘われ上手な五人の人妻(著:青橋由高、フランス書院文庫)

2018/10/25 発売

誘われ上手な五人の人妻

著:青橋由高フランス書院文庫


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「今日、夫は出張で帰らないの……だから」
腕を絡めて豊麗な乳房をそっと密着させる理子。
雪肌から湧きたつフェロモンが博巳の理性を狂わせる。
極上手コキ、絶品フェラチオ、悶絶セックス。
清楚な姿から想像できない濃厚テクに翻弄されて……
誘われ上手で誘い上手――五人のおいしすぎる人妻!
(引用元:Amazon)


★★★★☆ 書き下ろしを前後に配して全体を構成した短編集の第4弾,2018/11/24
関連性の無い既出短編(本作では3編)それぞれの末尾に次へと繋がる文面を加えて全体として1つの流れを作る手法の短編集も今回で第4弾となった。今回は最初と最後に書き下ろしを加えた計5編の収録。この書き下ろしによって最初に戻る流れも加えられており、こうした構成へのアイデア捻出といったご苦労を推察しつつもより楽しませてくれる努力に敬意を表する。

・誘われ上手な隣人妻
・教わり上手な熟肉妻
・甘え上手なモデル妻
・床上手な淫ら妻
・押しかけ上手なメイド妻

中には美少女文庫で活躍する作者のイメージありきで付けられたようなのも混じるが、改題された各編のタイトルに統一性を持たせてメインタイトルと関連付けているのは悪くない。アラサーを中心に熟女感があるかと思えば10代もいたりと人妻達の布陣も申し分ない。何よりキャラ立ちが良いので面白味がある。

ただ、そのせいか、あるいは物語が面白いのか、はたまた主人公とのやり取りに妙味があるのか、官能方面以外で読み心地が良いために、そのまま面白く読み進めてしまう。官能描写が弱いとは思わないのだが、時に微笑ましく、時に笑いながら読んでいたら終わってしまった印象である。

とりわけ最後の「押しかけ上手なメイド妻」が作者お得意の路線で楽しさがあるのと、これまでの話を纏める役割があること、そして人物相関として最初に戻る役割もあることから、そうした全体的な構成の妙に寄った読後感になったのかもしれない。
『誘われ上手な五人の人妻』のレビュー掲載元


今や恒例となった青橋先生の「連作化」短編集ですが、これを最も楽しみにされつつ、そして負担にもなっているのはきっと青橋先生ご本人でしょう。

本来は脈絡のない短編を繋げるなんて、フツーに考えたら至難の業ですよ。

それを面白味を加えて毎回成功されているのですから、ホント頭が下がる思いです。m(_ _;)m



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青橋由高『誘われ上手な五人の人妻』(フランス書院文庫、2018年10月、表紙イラスト:川島健太郎)ネタバレ有り。御注意下さい。作品紹介(公式ホームページ)誘われ上手な五人の人妻 (フランス書院文庫) [文庫]青橋 由高フランス書院2018-10-25※本作は短編集のため、いつもと形式を変更します。【あらすじ&展開】第一話:誘われ上手な隣人妻 夫がいない寝室(書き下ろし)・広告代理店勤務の青年(27歳)×近所の幼馴染み人妻(3...
青橋由高『誘われ上手な五人の人妻』





今回も楽しく拝読しました。(^^)

楽し過ぎて、笑っている間に読み終えてしまいましたw

……おかしいなぁ。官能的な不足感はなかったんだけどなぁ。




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ふしだら義母-リベンジ調教(著:鷹澤フブキ、竹書房ラブロマン文庫)

2018/9/10 発売

ふしだら義母-リベンジ調教

著:鷹澤フブキ竹書房ラブロマン文庫


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平凡な青年の宮前大翔は、父の再婚相手との顔合わせで驚嘆した。そこに現れた女は、かつて純情だった自分を弄んだ上に捨てた、元女上司の慶子だったのだ…!過去を暴露しない見返りに、義母となった慶子の肉体を淫らに求める大翔。以前は勝ち気な上司だった女はそれに従うほかなく、熟れた肉体に愛憎入り混じった調教を受けて悶え啼く。自宅で犯され、野外で辱められる中でマゾの快感に目覚める慶子。彼女の妹の萌音とまで関係しつつも、慶子への執着を捨てない大翔。二人の間には快楽で結ばれた新たな絆が生まれて…!? 鬼才の女流作家が重層的に描く、かつてない背徳と快感の義母調教ロマン!(引用元:Amazon)


★★★★☆ 言いなり系のスタイルを借りて描かれたヒロインの強欲,2018/11/23
表紙カバーイラストの首輪やサブタイトルの「調教」からイメージされるテイストではない。美麗で素晴らしい表紙ではあるが内容を正しく伝えているとは言い難く、サブタイトルも含めてある種のミスリードを狙ったのであれば、あまり奏功していないと思われる。メインタイトルの「ふしだら義母」が正鵠を射ているだけに違和感を覚える装丁である。

かつての女上司【慶子】とはオフィスラヴの関係だった主人公は6歳年下。その魅力に惹かれていたが、慶子優位の関係を継続させられた後、一方的に別れを切り出されてしまう。会社も辞めるハメになり傷心の主人公。これが物語の背景である。

5年後。主人公の父親が突然再婚すると言い出す。その相手は何と33歳になっていた慶子その人。以前のキャリアウーマン然とした怜悧さは影を潜め、ゆったりした余裕を見せる佇まいになっていた。会社勤めに疲れ、1人の女として幸せを掴みたいとする慶子だが、こっぴどく袖にされた記憶が拭えない主人公は憤慨するばかり。自分だけ幸せになろうなんて許せない!それが自分の父親とだなんて!だったら過去をちらつかせて慶子を貶めてやろう!これが物語の本筋である。

しらを切るような姑息さは見せないものの、何とか懐柔を図ろうと慶子の方から手淫や口淫に及ぶ場面もある。貞淑であろうと努めるも過去を知られているだけに淫らな本性は隠せるべくもなく、主人公の追求や迫りには抗う態度を見せる(結婚した当初は抗っている)ものの、次第に夫が仕事優先になることもあって空閨を満たす絶好の相手になっていく。5年もの時を経て慶子の御眼鏡に適う責めを見せるようになった主人公より思わぬ露出&羞恥プレイを施されたりもして幾度も絶頂へと導かれている。もちろん、普段は変わった素振りを見せることもなく、自分から誘うこともなく、夫の前でも平然と振る舞う慶子である。

そんな慶子には大学3年生の妹【萌音】がいる。連れ子ならぬ連れ妹として同居させてもらっている。慶子と主人公の交合を何度も目撃してしまう萌音だが、牝と化した姉の艶姿に触発され、遂には主人公と結ばれる。そんな萌音と主人公の関係を疑った慶子によって鉢合わせの軽い奪い合いにもなり、つまりは萌音の横槍によって慶子が自ら主人公を求める契機となっている。淫らさに強欲なオンナの痴態が炙り出されている。

ただ、これを以って萌音の役割とするならば、例えばトイレや風呂場など他にも描写できるシチュエーションはあり、突然に帰宅した夫に見つかりそうになるといったスリルを設けることもできただろうし、そうした興奮の醸成を慶子が積極的に求める動機にさせることもできたように思われる。慶子の1人ヒロインでじっくり読みたかった心持ちも残るのは、それだけしたたかでふしだらな魅力に溢れていたからと言えよう。
『ふしだら義母-リベンジ調教』のレビュー参照元


最近ずっとお気に入りな東克美絵師。中でも本作の表紙は相当イイ!w

黒髪ふんわりロングの美麗な正統派がブラウス&タイトミニのOLスタイルでキメているのはサイコー!ww

スカートを控えめなグレーにして首輪の赤を目立たせるのもグッドです。



東克美絵師のサイト
あずまだら(HP)
http://azumakatumi.web.fc2.com/

気まぐれ日記(ブログ)
http://azumakatumi.blog.fc2.com/





しかし、本作に首輪は出てきません。

「リベンジ調教」のサブタイトルも含めて鷹澤先生のイメージを投影してますけど、袖にされた男の復讐心と空閨を満たそうとする女の強欲が絡み合う物語でした。



そして、何より ヒロイン慶子さんの妖艶な魅力が素敵 でした。

妹ちゃんの存在がもう少し控えめで慶子さんの出番がもっと多ければ、あるいは慶子さんの1人ヒロインだったら星5つの満点だったな。




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義母にはまって…(著:霧原一輝、二見文庫)

2018/4/26 発売

義母にはまって…

著:霧原一輝二見文庫


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ダメでしょ、こんなにしたら……父親と再婚したのは、テレビにも出る美人弁護士──。息子は受験どころではなく……。書下し官能エンターテインメント!
予備校に通う光一の目下の関心は受験ではなく、父と再婚した新しい母・奈々子だ。才色兼備を買われ、テレビ出演する弁護士でもある。ある事件をきっかけに母と息子は接近、光一は奈々子から「女の体」について教えてもらうようになる。そこに、父親の浮気も発覚し、二人の行為はさらにエスカレートしていくのだが──。人気作家による書下し相姦官能!
(引用元:Amazon)


★★★★☆ 変化する義母の痴態と息子としての卒業を示唆する官能物語,2018/11/16
テレビにも出演する美貌の弁護士【奈々子】は32歳にして浪人中の義息(主人公)がいる母でもある。この奈々子の、弁護士としての凛とした強さと女としてのか弱さ、そして牝としての淫らさが凝縮された作品である。母としての慈愛は目下鋭意努力中といったところか。この作者にしては(全く無い訳ではないが)珍しく青年を主人公としている作品でもある。

内心ドキドキな主人公故に母子としてはややぎくしゃくした状態から話は始まるが、序盤の進行も何となくぎくしゃくしている。弁護士としての活躍の場を用意するためなのか、電車痴漢の冤罪被害に遭ったかと思えば、その直後には助けに来た奈々子を相手に疑似痴漢に及び、それを驚きもせずに受け入れた奈々子が唐突に誘惑を仕掛けるといった、回りくどくて突飛な演出がある。懲りない主人公にも写り、節操のない感じもする。後には予備校でも奈々子が呼び出される事態を招くが、その時は母としてであり、こうした違いを出したかったのかもしれない。

奈々子の積極的な誘惑には理由があったのだが、それが判明した中盤以降はスムーズさを取り戻す。チェリーな主人公の懇願に応じる形で一度きりと関係を結ぶが、この判断は正しくなかったようである。官能的な続きを描くためと言えば身も蓋もないが、これにより受験勉強よりも肉欲に駆られた主人公が脇道に逸れるからである。高校の同級生で、同じ予備校に通うサブヒロイン【香苗】との逢瀬である。以前から主人公に想いを寄せていた香苗との関係は、言わば中継ぎであり、最終的には一応の恋仲となるものの、主人公からすれば都合の良い女といった扱いにも見えてしまう。

当初の積極的で優位な状況から主人公の責めに翻弄されていく変化の中で奈々子に潜むMっ気が次第に露呈していく官能描写は淫猥なことこの上ない。感じ始めてからの恥じらいが貪欲さに変わっていくいやらしさに満ちており、再びの関係を結んで以降はキッチンで裸エプロンといったベタながらも素敵なシチュエーションを交えて乱れ狂う奈々子が堪能できる。しかし、そのMっ気にも秘められた理由があった。

夫婦の営みを覗き見る序盤と対を成す終盤では奈々子の淫らさの根本原因を覗き見てしまうことになる。主人公からすれば裏切られたとの憤慨も覚えるところだが、母となる前にオンナを開発されていた奈々子によってオトコにしてもらった主人公という流れを見ることもできる。そして、元の鞘に収まるがごとき現実的かつ健全な関係性の復活によって、オトコになった主人公は大学の合格を機に母を卒業していく。そんな巣立ちの意味合いもあったのかな、と思わせる終幕である。
『義母にはまって…』のレビュー掲載元


回春路線で名を上げて以来、今も「月刊霧原一輝」状態を維持している人気作家の霧原先生ですが、ここ数年はある程度自由に書ける地位を得たのでしょう。当時から作中に盛り込んでいた 他の男とヒロインとの睦言を覗き見る主人公 のテイストを基盤とした 寝取られ テイストの作品も増えてきました。

本作にもあります。
それも前後に2度。
しかも相手が違う。

この部分が良くも悪くも読者を刺激するところだと思いますし、特に2度目の方は意外な展開でもありましたので、正直なところ「要るかな?」と思ったりもしますが、それはそれとしてですね……



ヒロインの奈々子さんが素敵ww



キリッとしたエリートな風情と艶のある美貌。それでいて火がつけば淫らな一面もある。そんな姿が見えましたw




テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : 二見文庫 霧原一輝

ほしがる田舎妻(著:桜井真琴、竹書房ラブロマン文庫)

2018/9/18 発売

ほしがる田舎妻

著:桜井真琴竹書房ラブロマン文庫


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「ねえ、私と気持ちいいことしない…」のどかな農村に潜む淫ら妻たち!
25歳の高梨潤一は、東京での生活に挫折し、故郷の村に出戻った。仕事は村役場の事務員に採用されたが、山に囲まれた田舎町で憂鬱な日々を過ごしていた。そんな時、若いからと駆り出され、農家の畑仕事を手伝うことに。すると、愛らしい人妻の真奈美が誘惑してきて、潤一はとろけるような快楽を味わう。さらに、床屋の美熟女奥さんや母校の女教師からも淫らな誘いを受ける。東京でモテなかった潤一は、人妻との濃厚なセックスに夢中になるが、彼女たちには欲求不満の解消とともに、ある思惑があった…!? 山村のほしがり妻たちを描くハーレム誘惑ロマン。
(引用元:Amazon)


★★★★☆ 地方らしいテーマの物語と官能,2018/11/15
大袈裟に表現すれば、二見文庫でコツを掴んだと言うか鉱脈を見つけた作家が人気を博していく中で竹書房ラブロマン文庫に殴り込み!……実際はオファーがあってのことだろうから自ら殴り込んでいく訳でもないとは思うが、ファンからすれば複数のレーベルから出版される=人気作家への階段を上るのは喜ばしい限りであり、作家自身にとっても初めてのレーベルは即ち殴り込みのごとき心意気で挑むものではないかと、その内容に期待するものである。果たして本作は上々の滑り出しと言えるのではないだろうか。

あからさまに田舎と表現するのもどうかと思うし、地方で暇を持て余す人妻=淫らといった官能的ステレオタイプな表現も散見されるが、村長選挙に絡む陰謀を背景に抱えた物語と人妻達を連動させた官能には面白味があった。訳も分からず積極的に誘惑されるには理由があり、その理由が判明してからの2巡目では主人公に意思を持たせることで若干ながら押しの強さも出るといった違いがあって良かった。計4人ものヒロインを中核を成す2人とサブの2人に大別し、それぞれの出番にも差異を持たせ、最も控えめで唯一の独身ヒロインには隠れ属性を与えつつ主人公との恋愛方面を担わせるといった役割分担も明快だった。何より熟女の素敵な淫らさが描かれており、その淫靡さは作者の強みであろう。

選挙故にヒロイン達も各陣営に属することとなり、その寝返りが結末を導く流れではあるのだが、対抗馬が胡散臭いとはいえ割とあっけなく袖にしているようでもあったし、何より直前までチェリーだった主人公がいきなり色責め、即ち自身のテクニックでヒロイン達を翻弄し、寝返らせようと画策するのはさすがにハードルが高過ぎるような、それが成されるのであれば百戦錬磨の地方人妻の沽券に関わってしまうような、そんなジレンマを感じたので、物語の展開には今少しの現実性があっても良かったように思う。
『ほしがる田舎妻』のレビュー掲載元


桜井先生、祝!竹書房ラブロマン文庫デビュー!

いやぁ~、めでたい。(^^)




人気を博して他のレーベルからも作品が出る

そのレーベルの常連作家になる

さらに他のレーベルからも声がかかる

そのレーベルでも常連作家になる

毎月新作が出るようになる

月刊桜井真琴と呼ばれるようになるw





誠に勝手ながら、桜井先生がこのレールに乗る、その第一歩を踏み出したとお喜び申し上げます。




テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : 竹書房ラブロマン文庫 桜井真琴

女教師は僕の宝物〈おかず〉(著:鷹羽真、フランス書院文庫)

2018/5/25 発売

女教師は僕の宝物〈おかず〉

著:鷹羽真フランス書院文庫


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(みどり先生のすべてを僕だけのものにしたい)
女教師のむっちり美肉で味わった初体験が忘れられない。
優しい笑顔に似合わぬ過激ボディの新体操部顧問。
憧れつづけた先生だから、見たい、犯したい、独占したい!
逢瀬を重ねるごとにセックスの快楽にのめりこんでいく譲。
32歳の熟れきった女体も教え子の青い獣欲に呑みこまれ……
(引用元:Amazon)


★★★☆☆ 〈おかず〉路線は歓迎なれど今回は主人公で好みが分かれるか,2018/11/14
2017年11月発売の『友達の美しいママ-僕専用〈おかず〉』を踏襲した内容。今回のタイトルは『宝物』を〈おかず〉と読ませているが、それはそれとして〈おかず〉シリーズの第2弾とも言える。この作者が得意とする1人ヒロイン。いわゆる「一竿」につき主人公と1対1のまま最後まで進む。きっかけから始まり、関係性の起承転結を経て心も結ばれる紆余曲折の物語と言えるが、「転」と言えるような変化は乏しい。教師と教え子という禁忌を憂うヒロインが、その背徳の壁を乗り越えて心身共に結ばれていくのがじわじわ描かれている感じか。

昨今は激減の一途を辿っている1人ヒロインをじっくり描く作風として歓迎しているのだが、今回は主人公のキャラ設定に肩入れできないものを感じた。

新体操部の顧問であり、かつては現役として活躍した女教師をヒロインとしているためにレオタード姿が何度も出てくるが、それを盗撮し、自慰の〈おかず〉にしている生徒たる主人公が何とも言えず気持ち悪い。いや、性格が悪い訳ではないし、教師へ向ける憧憬と恋情は真摯なのだが、若さに任せた白濁液の発射に所構わずなところがあり、若さ故に堪え切れない場面も多く、読み手の興奮と同調しないように感じる。ついでに言えば、それでいてムスコが衰えることはなく、何度も何度も発射できるのも若さ故なれど現実味を越えている。何より教師とのやり取りが無邪気な一面なのかもしれないが、傍から見れば変態もしくは変質者に見えてしまい興覚めだったのが残念。学校を舞台とし、教師と生徒を登場人物にしたからにはもう少し上品な雰囲気が欲しいように思う。ヒロインにしても押しに弱いところは魅力なれど聖職者の矜持が台詞や独白だけで行動にはさほど表れていないため、さすがにお人好しが過ぎる印象になってしまう。グローブフェチについても必要性に無理筋が感じられ、単に作者の好みが押し付けられているような気にもなる。

ドロドロに塗れるような官能描写が持ち味ではあるが、設定によっては描写を変えるなり、あるいは描写に見合った設定を検討するなり、もう少し深みがあっても良いと思う。
『女教師は僕の宝物〈おかず〉』のレビュー掲載元


作者も、その作風も、設定も、ストーリーも、ヒロインも、全く以って好みなのに、読んでみてどーしても受け入れ難い作品に出くわすことがあります。

主人公だけがどーしても共感できない 場合です。



読み手というのはAVを観ているような距離感の傍観者なのですが、主人公に肩入れできるかどうかで作品に没頭できる側面があると考えます。少なくともDSKはそうです。

これができなくても読める作品もあるにはあるのですが、これが伴うことでさらに良くなる作品もあります。

今回はこれができなかった。orz



DSKとは異なる見解を読んでみたい方はにゃらさんのブログへ!
誘惑官能小説レビュー 鷹羽真「女教師は僕の宝物(おかず)」





主人公の言動が物語を動かしていくことを考えれば、その主人公と自分との相性はやっぱ大事ですよね。




テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : フランス書院文庫 鷹羽真

五人のしたがり未亡人-女社長、兄嫁、女上司、女家庭教師、義母(著:神瀬知巳、フランス書院文庫)

2018/9/25 発売

五人のしたがり未亡人-女社長、兄嫁、女上司、女家庭教師、義母

著:神瀬知巳フランス書院文庫


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(あなたを想うたびに、したくてたまらなくなるの……)
若くして夫に先立たれ、疼く情念に身悶える美咲。
股間から放たれる淫臭が教え子を禁断の蜜戯に誘う。
男の腰に跨がり、熟尻を揺らして狂態を晒す30歳。
「恥ずかしい」「もっとして」「中に出していいのよ」
悲哀を抱えるがゆえに艶めきを増す、汝の名は未亡人。
(引用元:Amazon)


★★★★★ 男女の愛欲をコンパクトに纏めた粒揃いの短編集,2018/10/21
『特選小説』へ定期的に短編を上梓している作者らしい場慣れ感は多少滲むものの、さすがの上手さを感じさせる5編の短編集。とりわけ今回は未亡人に特化していることもあって、年上熟女と年下主人公という男女が恋仲となる、つまり新たな伴侶に出会う年の差ラヴストーリーなのが心地良い。作者の最も得意とする人物設定であり、展開もまた然りと言えばそれまでだが、だからこそ安心して作者の世界観へ没入できる、そんな作品が小粒ながら5つ並んでいると言えるだろう。

最初に書き下ろしを配し、残りを既出作品とする構成だが、その4編にはロングエピソードたる後日談が21~34頁のボリュームで足されている。今回の収録にあたっては誤字・脱字の訂正や表現の変更なども行われたであろう(少なくともそのチャンスはあった)ことから大幅な加筆修正版であり、ついでながら改題もされている。これは短編集としての前作『僕と五人の淫未亡人-妻の母、義母、兄嫁、ママ、彼女の母…』と同様の体裁である。実際のところ既読の作品が中にはあったが、この加筆によって新たな魅力が付加されていた。ただし、お尻責めへとエスカレートする結末もあるので好みが分かれる面もあろう。

ちょっと変わった趣向や性癖のある未亡人が普段とのギャップを主人公にだけ見せる可愛らしさがあり、時には不幸な生い立ちの主人公を慮り、そんな主人公が自分に好意を寄せてくれる幸せを噛み締め、最後は主人公の願いを叶える。所々に都合の良さは垣間見えるものの、年上女性への憧憬を背景にした男の恋愛願望と桃色煩悩が程良くマッチした作者の世界観は健在である。
『五人のしたがり未亡人-女社長、兄嫁、女上司、女家庭教師、義母』のレビュー掲載元


作品が増えてくると マンネリというのは作者自身が最も痛感している ものと思われ、あれやこれやと小手先の変化をつけようと模索するものだと思いますが、短編だと物理的に紙面が限られますし、とりわけ『特選小説』のように一定数の作家さんが寄稿する形式ですと 自分らしさ を出した方がよかろうとの思惑も働くものと推測します。

その結果なのかどうか分かりませんが、神瀬先生の短編集は実に神瀬先生らしい短編集になるのです(ホント?)。



にゃらさんのブログに本作の紹介記事が投稿されています。
誘惑官能小説レビュー 神瀬知巳『五人のしたがり未亡人 女社長、兄嫁、女上司、女家庭教師、義母』





もちろん、単独長編でも神瀬先生らしさは感じるのですが、短編の方がストレートにらしさを感じる気がするんですよね。

少ないページで物語を綴り、官能描写もできるだけ多くとなりますと、ヒロインと主人公が最初から男女の仲になっていることで出会いやきっかけといったアプローチを端折り、ヒロインにちょっと変わった性癖を与えることで官能描写に変化をつけることができるのでしょう。それでいて最後は単なる男女の仲から将来を誓うような恋仲になる結末で読み心地も申し分なしと。

個人的にあんまり短編集には触手が伸びないのですが、神瀬先生の短編は気になるところであります。




テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

tag : フランス書院文庫 神瀬知巳

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Author:官能レビュアーDSK
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多岐に渡るジャンルに対してDSKの好みに偏ったセレクトかもしれません。(汗)

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