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若未亡人(著:西門京、フランス書院文庫)

1994/3/24 発売

若未亡人

著:西門京フランス書院文庫


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柔肌にはりつく薄布を脱ぎ、黒い縮れ毛を割って
牝香が漂う割れ目を剥きだしにする隣の未亡人。
「これでいい? ああ恥ずかしいわ、和也くん」
熟女に娘の家庭教師を頼まれ、僕の人生は変わった。
次はオナニーさせようか、それともフェラチオ……。
僕の亜矢子未亡人奴隷計画は果てしなくつづく。
(引用元:公式サイト


★★★★★ 隣の未亡人を手中に収めるまで、2017/8/3
作中では年齢不明記ながら高校受験を控えた娘がいることから最低でも30代中頃前後と思しき隣人にして未亡人の【亜矢子】と、その娘が志望する高校の3年生である主人公。以前より憧憬の念を抱いていた亜矢子から娘の家庭教師を依頼されたことで得た接点が思わぬ形で官能的に身を結ぶ物語である。

少年のちょっとした情動の発露を目にした亜矢子が挑発気味に誘惑するのが始まりではあるが、大人の矜持から最後の一線まで越える気はなく、そのためにスイッチが入ってしまった主人公から迫られる展開になっていく。ちょっとした出来心のつもりが予想外な形になってしまい、拒むものの空閨もあって抗い切れず、次第には昂って受け入れてしまう。そんな官能描写が続く。総じて淫猥度が高い。

それでも交合はできないとして手淫や口淫で凌ぐのだが、その序盤から亜矢子の美貌も含めた主人公視点の描写が際立っている。交わらないことの安心感もあってか年上の余裕を見せる亜矢子の艶姿から主人公の悪戯に反応して恥じらうまでの振り幅があり、艶めかしさと可愛らしさが同居する魅力に繋がっている。また、亜矢子が押しに弱いと認識したことで迫ってもきっと大丈夫と主人公は判断したようである。

主人公に淡い想いを抱く娘に官能的な出番はない。ただ、睦み合っているところを亜矢子が目撃することで娘の身代わりを申し出るという、最後の一線を越えるきっかけを与えている。一線を越えてからは観念したかのような積極さを見せ、貪欲さも見せ始める亜矢子の淫らさがさらに魅力を放っている。

本作には一応のサブヒロインがいる。亜矢子の一時帰省中に秘密を掴んだと主人公に迫る反対隣の人妻である。ただし、この人妻は掴んだ秘密を自分達夫婦のために利用しており、その意味では捻りの利いた情交要員とも言えよう。

訳あっての一時帰省であり、主人公との逢瀬に時間が空いたこともあって冷静になった亜矢子は背徳な現状へ再び憂いを抱くようになる。この心境の変化を反対隣の夫婦に当て嵌めて看破するロジック的な良さと翻意させるために頑張る主人公の責めが官能的にも物語的にもクライマックスになっていた。

最終的には読み手にとっても心地良い幕の引き方になっていたように思うし、実質的な1人ヒロインと言える内容だったからこそ亜矢子と主人公をじっくり描くことができて、その良さが出た作品だったようにも思う。
『若未亡人』のレビュー掲載元


1990年~2006年の間に年0~2冊くらいの……ほぼ年1ですね……ペースで上梓されていた西門先生の5作目にあたります。凌辱路線でデビューされましたが、4作目からは誘惑テイストを盛り込み始め、その後は徐々に優しく甘い誘惑路線へとシフトされましたので、その意味では過渡期と呼べる最中の2作目とも言えます。

ですから、その名残りと言いましょうか、本作ではまだ「迫られるヒロイン」といったテイストがメインになっていまして……だからいやらしい!ということになっていますw

DSKの大好きなテイストですwww



後々は穏やかで優しくソフトな誘惑作品になっていきますから、その過渡期とも言えそうな、この頃の西門作品はお宝かもしれません。






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テーマ : 18禁・官能小説
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tag : フランス書院文庫 西門京

叔母・黒い下着の看護婦(著:鬼頭龍一、フランス書院文庫)

1994/9/23 発売

叔母・黒い下着の看護婦

著:鬼頭龍一フランス書院文庫


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こんなに淫らな叔母がいるだろうか。
こんなにいやらしい看護婦がいるだろうか。
入院中の甥を牝香と艶麗な肢体で挑発し、
退院すれば黒い下着で牡欲を煽り淫姦する。
若さと美貌、前と後ろで少年を虜にする佳寿美
鬼頭龍一ならではの超官能倒錯世界、ここに極まれり!
(引用元:公式サイト


★★★★☆ 甥に溺れる破廉恥と従兄に向けた対抗心, 2017/7/20
始まりこそ入院した甥っ子主人公(18歳)のお世話をする、当然ながら夜のお世話もする人妻ナース叔母【佳寿美】(35歳)の淫靡な秘め事だったが、主人公が退院して以降はエスカレートする密会に娘【靖子】(16歳)が加わることで母娘丼めいた三角関係に発展する作品だった。当時の感覚として従前なら母と娘は主人公を巡るライバルになることも少なくないが、1994年の段階でこうしたテイストが生み出されたのは少々珍しかったのではなかろうか。しかし、母娘の2人で主人公を共有する甘さばかりでない趣の捻りも加えられている。

まるで未亡人かのごとく夫の存在が皆無で、後半からはナースらしさも希薄になっていく佳寿美だが、清拭の際に思わずムスコを大きくしてしまった主人公を目にして、その恥ずかし気な態度を可愛らしいと感じた母性が徐々に弾けていく。叔母という年上の優位と余裕で甥を挑発するのが艶めかしく、手淫や口淫を施しつつも最後の一線は思わせぶりなままといった焦らしもある。相姦の背徳よりも関係の始まりと官能的な綱引きを楽しんでいるようである。

だが、主人公が退院して、その自宅へ訪れるようになると周りの目を気にしなくてよくなったせいか次第にエスカレートしていく。佳寿美の母性愛はぐんぐん上昇していき、ショタコンめいた愛情に変わっていき、味をしめ、経験を積んだ主人公も(そうしたプレイの範疇と思われるが)居丈高になっていく。当初の主従は入れ替わり、言葉責めも交えた主人公の若さに任せた責めに翻弄され、遂にはお尻まで捧げる佳寿美である。

これに途中から割り込んでくるのが靖子。おマセな一面もある快活な女子高生だが、あるいは最初から主人公と佳寿美の関係に気づいていたようなフシもあり、それを肯定しつつ自分も仲間入りしようと画策している。母として、そして女として佳寿美への憧憬が旺盛な靖子は、その幸せを望みながらも同じ人を好きなってしまった複雑な心境があり、佳寿美との具体的な営みを自分にも求めるような対抗心もあったりするのだが、総じて前向きに捉えている。

最終的には主人公と佳寿美が淫らに乱れているところへ靖子が現れることで、狼狽極まる佳寿美を尻目に主人公へおねだりし、交わりを見せつけ、佳寿美を巻き込む形で3Pと相成る。母と同じ地点に立った、あるいは母を越したと喜びを爆発させる靖子だが、佳寿美に心が傾いている主人公も巻き込まれた形になっているために靖子が1人で踊っているような印象もある。

この作者が得意とする飲尿や緊縛といったフェチ要素は本作にもしっかり盛り込まれているが、今回は生娘がいきなり黄金聖水を飲ませ、飲まされるのはハードルが高過ぎないか?との懸念はあるものの、全体としては2人のヒロインに上手く役割分担させていると思う。
『叔母・黒い下着の看護婦』のレビュー掲載元


1人の男を2人の女が取り合う(逆もある)三角関係がナゼに「三角」なのかと考えることがあります。

要するに、異性に向けては愛情というラインがV字に生じて、ライバル関係にある同性間には火花散るラインが生じることで三角形となるのでしょう。同時に、2人の異性から愛情を向けられている側から見ればラインを1本に絞り切れないことで「二股」となると。つまり、三角関係は二股関係であると。

まぁ、DSKは勝手にこぅ解釈しているのですが、愛情のラインだけで三角が形成されたのが本作なのかな、と思っています。



もっとも、主人公を巡る母娘のライバル関係は残っているのです。ライバルでありながら母の苦労を理解し、憧憬を覚えている娘は母の幸せも願っているのです。ですから母娘での百合もありません。

こうした感覚はむしろイマドキの作品で多く見られるものですから、その先駆けだったのかなぁとも思いますけど、娘が積極的に主導することで母と、それに主人公も巻き込まれるような形になっていたのがちょっと違うのかなと感じました。

イマドキ作品のように主人公が2人のヒロインを公平に扱っていないんですよね。

みんなで仲良く……ではなく、母と懇ろになっているところへ娘が半ば強引に割り込んでくる構図なんです。それで、娘としては母を越えた、女として超えた、と内心では歓喜に震えているんです。独り善がりなのかもしれませんが、そこに成熟していない若さ故の背伸び感みたいなものがあったように感じました。



こうした、ちょっとした感覚的な違いが旧作にハマる要因の1つなのかもしれません。

イマドキにはないからオモシロいって感じw






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tag : フランス書院文庫 鬼頭龍一

若妻が黒い下着を濡らす時(著:鳳春紀、フランス書院文庫)

1994/12/22 発売

若妻が黒い下着を濡らす時

著:鳳春紀フランス書院文庫


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濡れてくる。体内から粘りのある性液が溢れてくる。
レースの黒い下着に滲み、恥毛が湿り、牝香が漂う。
見られている。わたしは今、視姦されている……。
秘唇が震え、乳首が勃起し、女体が火照りだす。
狭い試着室、慎吾の前で下着姿を晒し、脱いだ時、
麗子若妻の仮面を剥いで赤い性器を少年の舌に委ねた。
(引用元:公式サイト


★★★★☆ 倦怠からの解放を求めた結果の自墜落, 2016/12/19
年の離れた夫がいる若妻【麗子・25歳】はパソコンスクールの非常勤講師でもあるが、以前より倦怠感のあった日々が夫の入院で決定的になってしまった。ブランド物で着飾った美貌は周囲の視線を充分に意識するほどだし自信もあるけれど、それを持て余してもいる。そんな時に現れた青年〈慎吾・18歳〉との出会いが景色を塗り変えてしまった。麗子が自ら変えてしまった。

クールな麗子が淫らに極まる自墜落な物語である。

ゴージャスな装いや立ち居振る舞いにはバブル景気の余韻が残る1994年の作品らしさが感じられ、それでいて慎吾との逢瀬は始めこそホテルながら次には病院やビルの屋上、それも片隅の納屋のような薄汚れた場所へと変わっていく。普段の豪華さとのギャップが生まれているのだが、それはおそらく慎吾の日常とのギャップでもあり、次第に慎吾の側へ染められていく麗子の変化を暗に示しているようでもある。

慎吾との出会いの場として、そして逢瀬の場として病院が何度か出てくるが、夫が入院している病院で別の男と戯れる背徳感を演出しながら、いつしか夫の見舞いがついでのことになっていく麗子の堕ちた姿を描き出すことにもなっている。

15歳年上の夫からは入院中のベッドで迫られたりもしているが、基本的にはご無沙汰続きだし若々しさも力強さも皆無といった思いがある様子。これに対して年下の青年を自由にできる解放感が描かれている。しかし、ちょっとした摘み喰いのつもりが本気になってしまった麗子の思いは強くなるばかり。幾度となく職場へ電話しては会おうとする麗子に慎吾は押され気味だったりする。それでも無知だった慎吾が筆下しを経てからは麗子を自分のものにしたい気持ちに至っているようだが、そこには若気の至りも垣間見える。

講師としてデキる女であり、貞淑な若妻でもあった麗子の心に沈殿していた窮屈な思いが慎吾を通じて官能的に爆発したようであり、それはむしろデキる女にして貞淑な妻を演じていたからこそ心の奥底に自身も知らぬ淫らな本性が潜んでいたことを示しているのかもしれない。匂いに執着し、小水を浴びたいとせがむ麗子の歪んだ性癖もまた普段は決して見せることのない別の顔として描かれている。

そんな破廉恥な麗子の官能描写には海に纏わる比喩的表現が多用される。淫らな麗子が文学的に着飾っているようでもあり、ここでも表と裏のギャップが見られるようで興味深い。エスプリの利いた結末と併せて作者のインテリな部分が滲み出ているところであろう。

なお、話の本線とは別に軽い謎解き要素が挟み込まれ、これにより慎吾とは別の男が出てきて麗子が凌辱されてしまう場面もある。単なる誘惑路線だけに留まらないテイストを盛り込み、官能成分を底上げする手法として従前のフランス書院文庫では割とよく見られる展開と言える。
『若妻が黒い下着を濡らす時』のレビュー掲載元


2017年初の紹介作品が旧作、しかも鳳春紀先生の作品になりましたが、ずっと以前に「黒本」の鳳作品はカンスト(全作所持)しておりますので……ってか、買ったはいいものの放置してましたので(汗)……今後もしばらく続きそうなDSK限定旧作ブームの中では紹介する機会も増えてきそうな気配でありますw



本作は若き人妻が1人の青年と不倫に陥り、溺れる話でして、とても現代的な設定だと思います。要するに一夫多妻制が廃止されて以降は今も昔も陰で営まれ続けているってことなのでしょう。

もはや永遠のテーマなのかも。



故に結末のネタとなった「背広の寸法」がリアルに映えていると思いました(この詳細については「続きを読む」で追記するので、ネタばれOKな方はご覧になってください)。



毛色の異なる凌辱要素がイマドキのテイストでは邪魔に感じるかもしれませんし、それによって旧作を敬遠してしまうこともあるかもしれませんが、見方を変えればイマドキのテイストだって10~20年も経てば違った印象になるでしょうから致し方ないと言いますか、それも込みで読むのがむしろ旧作の良さだと思います。

むしろ旧作に多く見られる1人ヒロインの作品が放つ(イマドキから見れば)異彩の醍醐味を堪能したいものです。(^^)




DMM.make DISPLAY


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tag : フランス書院文庫 鳳春紀

美姉と少年・狂った寝室(著:高竜也、フランス書院文庫)

1994/12/22 発売

美姉と少年・狂った寝室

著:高竜也フランス書院文庫


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獣のように四つん這いで全裸を晒す綾子。
25歳の人妻が、性器も秘孔も露わに弄ばれる。
相手は少年、しかも弟の同級生だ。
「ねえ、挿入て。××にあなたの××をちょうだい!」
夫が転勤中だからか、綾子が多淫であるが故か、
弟が覗いているとも知らず、美姉は牝獣になった。
(引用元:公式サイト


★★★★★ オンナを呼び起こされた人妻が被虐を愉悦の欲望に変える, 2016/11/22
25歳の人妻【綾子】が最終的には弟との相姦へと発展していくのだが、それが話の本筋ではない。夫の長期出張から何となくの流れで関係を持った学生時代の友人男性(今は弟が通う高校のバスケットボール部コーチ)に端を発し、弟の友人にしてバスケ部員の【西村】から迫られる境遇に陥り、さらには別の少年2人の筆下しまで強要されるという、構成だけを見れば凌辱路線と言える悩ましい作品だった。

弟を含めば計5人もの男が群がる中でも居丈高かつ執拗に何度も迫ってくる西村を嫌々ながら、というか嫌々を装いつつ内心では西村を含む男達との逢瀬を受け入れていく綾子のしたたかな一面を描いている。当初は慎みのある人妻だった綾子がコーチによって淫らな本性を発露させられ、西村によって開花させられていく中で最後は弟に辿り着くまでの心と体の変遷を描いたとも言えよう。元より開放的な性格もあって抵抗するのも誘いのポーズという綾子の心情が凌辱路線とは一線を画すテイストに仕上がっている。

学生時代を懐かしむ思いもあり、夫の長期不在も手伝ってコーチと男女の仲になる綾子だが、その後のコーチの軽挙が元凶となる。以降、しばらく登場場面はないのだが、ある意味ではだらしない男を象徴するかのように終盤で綾子から無残な仕打ちを受けるコーチは自業自得の因果応報であろう。

本作の主人公格は西村となる。弟を通じて綾子を知り、コーチの言動から狙いをつけるに至り、コーチとの浮気につけ入り、最後は言いなりにさせるのは高作品で時折出てくる「ヒロインの弱みにつけこむ」悪童である。複雑な家庭環境から若くして体験豊富。コーチから焦らしのテクニックまで吸収して綾子を窮地に追い込む。事ある毎に綾子を押し倒して性欲を発散させるのだが、同時にチェリーな少年を2人も斡旋することから独占欲よりも単に性欲を満たすことを目的とした無軌道な少年であることが窺える。この間に上下の口を塞がれる3Pがあれば、気弱な少年を導くような甘さもあるといった様々な官能描写が連続している。

その一方では少年達と同様に行き場のない性の悩みを抱く弟が描かれていき、西村との情事を目撃したことから後半では姉弟相姦の色合いが加わっていく。脅迫の凌辱風味から筆下しの誘惑テイストを交えつつ相姦まで加味されるのは昨今あまり見られない展開の幅広さだが、それらが程良く調和しているのは作者らしいさすがの構成と言えよう。

ただ、落としどころとして姉弟相姦を盛り込んだようにも写るために展開の幅広さが却って散漫な印象に陥る可能性も否定できず、コーチへの「仕打ち」とセットで一網打尽に事態の打開を図るのは痛快ではあるが、若干の都合の良さを感じないでもない。
『美姉と少年・狂った寝室』のレビュー掲載元


弟が通っている高校にヒロインの知り合いがいて、まずはその男に誘われて関係は持つのだけれども、それ自体は結末までとっておいて、そのことが原因で次に弟の友人から狙われるというダブルの構成に妙味を感じました。

翻弄される 人妻 が最終的には 姉弟 相姦へ発展していくという両方の属性を活かした淫猥度の高さもありました。

ヒロインの視点で描く高作品の良さが存分に出た作品の1つだと感じました。



今だと凌辱路線にカテゴライズしても良さげなテイストでしたよ。

だとすれば、決してハードではありませんし、ヒロインが最初から堕ちてるじゃないとか言われそうですけど、最近の凌辱作品でもそういうのがありますから、まぁ、ギリギリ範疇かなとw

漂う雰囲気に何とも言えない悩ましさがあって、それが凌辱路線にも通ずる印象だったですねぇ。



宗像倫先生の初期の頃にちょっと似たテイストがあるようにも感じましたけど、どうでしょ?





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tag : フランス書院文庫 高竜也

美姉-尻肉〈ヒップ〉嬲り(著:倉貫真佐夫、マドンナメイト文庫)

1994/12 発売

美姉-尻肉〈ヒップ〉嬲り

著:倉貫真佐夫マドンナメイト文庫


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秘めやかな谷間にもぐり込む義姉・佳世の指――満たされない女体の秘密を垣間見た時、体奥からこみ上げてきた少年の欲望はその絖光る尻朶を蹂躙するにとどまらず、想いを寄せる同級生、美人教師へと向かい……


★★★★☆ 美しい義姉にSMが目覚めた少年, 2015/11/8
初心で純朴なるも性には多感な中学生が憧れの美しい義姉(兄嫁)に秘められたM性に気づいたことで、後には担任の女教師や同級生の女子生徒達をも統べる「ご主人様」にまで駆け上る話。剃毛するのは当然とばかりに、タイトルで示されるお尻への執着もしっかりな全編これSMテイストである。

始まりは兄夫婦の夜の営みを覗き見たことから。清楚で淑やかな義姉が縛られていたことに驚きつつ興奮する主人公だが、それが義姉の要望だったと知って次は自分が義姉を喜ばせようと考えるに至る。緊縛を含めたSMにさしたる興味も無い夫では満足しない義姉だからである。かなりの被虐志向を持つ義姉だということが見えてきてから始まる主人公との情事は、義姉からの誘惑的アプローチから始まることでなかなかに甘い空気が流れる序盤となる。夜毎に密会しては「虐められるの?」と聞きながら内心の『虐めてもらいたい』願望を滲ませていく義姉の、しっとりとしていて淫らさも全開な魅力が存分に弾けている。

しかし、義姉のために様々な玩具を用意し、自作し、環境を整えていく、つまり、義姉に喜んで欲しい一心からSMへの追求を深めていく主人公は次第に義姉の予想を超えるエスカレートを見せていく。自宅敷地内の裏手にある蔵は最早SM小屋である。そんな主人公の底知れなさに翻弄され、昂りを極めていく義姉は被虐の海に溺れるばかり。

そんな義姉には主人公の担任である女教師との関わりが過去にある。つまりはドSな女王様が百合属性を携えて後半より登場してくる訳だが、過去の経緯もあって義姉の責め役がしばらく女教師に変わることをやや残念に感じながらも、今や魔少年に成長した主人公の手管に男嫌いをも屈服させられる女教師との逆転の官能は目新しいものとして迫ってくる。

これに主人公へ淡い想いを寄せる同級生や、その友人(どちらも女教師が顧問を務めるテニス部員)といった少女達も巻き込まれていく後半は情念と被虐の肉欲とが入り交じる修羅のSM絵巻といった様相を呈していくのだが、場面転換してからの、夫への気持ちが消え去っている義姉の最後の言動によって、主人公を頂点とする主従ピラミッドが完成しながらも主人公と義姉の2人だけは特別であることが示されており、この原点にきちんと帰ってくる幕の引き方で読後感がぐんと向上している。
『美姉-尻肉〈ヒップ〉嬲り』のレビュー掲載元


あらすじにある「絖光る」は『ぬめひかる』と読みます……調べました。(汗)



「美姉」はサブタイトルだからメインと分けて、「尻肉」には〈ヒップ〉とルビがあるから明記して……と、マイルールでタイトルを示していますが、本作のようなタイトルだとちょっと迷いが生じます。

と言いますのも、Amazonを始めとする書籍サイトがおそらく国立国会図書館のデータベースから情報を引っ張ってきていると思うのですが、その表記が『美姉尻肉嬲り』なものですから右倣えしちゃってるのだと思うのですよ。



美姉尻肉嬲り




いえ、まぁ、何を迷うのかと言いますと、こっちの方が収まりが良いというか様になってるというか……。(^^;)

何だか往年のにっかつロマンポルノのタイトルっぽくて良いじゃないですか!(笑)

こういう時はちょっと迷うんですよね~。



ついでに言えば、国立国会図書館は奥付に記載の出版年月日で統一しているようなので本作は「1995年1月」(実際は1995年1月25日)となっていて、これも多くの書籍サイトがそのまま使っているものと思われます。

最近の作品でもマドンナメイト文庫は1ヶ月くらい後の日付を出版年月日としているので、実際の発売日はたぶん「1994年12月」であろうと。

ただ、この頃の作品になると実際の発売年月まで分かっても、さすがに「日」の確定にまでは至らなくて……。orz



SMテイスト満載でしたけれども、タイトルおよび作中では「美姉」としている義姉(兄嫁)の佳世さんがとっても素敵な作品でした。(^^)



余談ですが、カバーの折り返しに書かれている同月発売作品の一覧を見ると、ヒロイン12歳ってのがありまして……さすがなり1994年のマドンナメイト文庫!w



1994/12 発売

十二歳-わいせつな粘膜(著:吉野純雄)


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検索したら表紙が予想以上にド直球だった。(^^;)





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人妻-梓(著:鳳春紀、フランス書院文庫)

1994/7/25 発売

人妻-梓

著:鳳春紀フランス書院文庫


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淫洞を這いまわる男の指が快楽の源を捉える瞬間、
括約筋が、秘唇が、下半身全体が収縮する。
信じがたい、夫とでは絶対に味わえない愉悦だった。
もっと抉って!舐めて!犯して!……
処女と見紛う女体に熟れた性感を宿す人妻梓が、
謎の男に魅せられ、理性を忘れて落ちていく淫罠。
(引用元:Amazon)


★★★☆☆ 官能面は控えめながら独特なドラマ性が滲むデビュー作, 2015/7/23
1994年から2000年の間にフランス書院文庫では18もの単独長編を上梓した作者のデビュー作。タイトルから1人ヒロインかと思うが終盤でもう1人出てくる。そして、この2人目の登場が思わぬ行方を導くドラマ性がある。当時の感覚だとそれほどでもないが、今から見れば少し珍しいくらいのバイオレンスなエッセンスを盛り込みつつ、伏線か?と思わせる(実際は違う)細かな状況描写を挟みながら人物のやや曖昧な感情を綴っていく、ある種の文学性を感じさせるような作者らしさは本作から既に滲み出ている。

年齢不詳ながら25歳前後と思われる【梓】は性欲が旺盛。結婚前には豊富な男性経験があって、その割にはちゃっかり堅物の公務員を射止めるしたたかさもあって、だからこそ表向きは家庭に収まっているけれども淡白な夫では満たされない毎日を悶々と過ごしているヒロインである。

そんな毎日だからか若干の妄想癖もあって、パート先のコンビニで立ち読みしていた20代後半くらいの男を妄想含みで誘惑するのが物語の始まりとなる。そして、その男には予想外にダークな背景があって、予想外にめくるめく未知の世界に誘われて、気がつけば主従が逆転するように現実逃避な関係となっていく。

ただ、男の闇にも関わる理由のために前半は寸止め的な焦らしが続くので官能面ではどうしても物足りなくなり、むしろ終盤でよく3Pまで辿り着けたなと感じるほど。元より向き合う現実と逃避する現実の狭間にハマり込んだ心情に寄りつつ、それでも抗えない感情を描くようなスタイルなので、直接的な官能描写がそもそも後退しているのは致し方ないところか。

しかしながら、留まることを知らない欲望が梓の行動を二転三転させた果てに迎えた結末が巡り巡って現実性を帯びたところは思考の跡も伺え、官能的な小説らしいという意味では悪くなかったと思う。
『人妻-梓』のレビュー掲載元


ブログのカウントとしては本作が604冊目に紹介する官能小説なんですけど、ここにきて初めての1994年作品でした。

そして、表紙カバーの帯を見て気づいたのですが、第1回 フランス書院文庫 新人賞受賞!って書いてありますね。鳳先生が獲得されていたのですねぇ。

そんな1994年の新人賞作品が人妻をテーマにしている……人妻ってのは今も昔も変わらぬ鉄板ネタなのだと改めて教えてくれます。



みんな人妻が大好きなのだと!www

熟女ではないところは時代性なのかな?



せっかく初めて紹介する1994年作品ですから、1994(平成6)年はどんな年?を調べてみたら、これがまぁバラエティ豊か。(笑)

2月にはリレハンメル・オリンピックがありまして、4月からはフジテレビで『めざましテレビ』が始まっています。そして、5月はアイルトン・セナ(F1ドライバー)の事故死があって、ネルソン・マンデラが南アフリカ共和国初の黒人大統領に就任。ロックバンドのGLAYがメジャーデビューしています。6月にはマイクロソフトがMS-DOSの販売およびサポートを終了し、松本サリン事件もありました。8月には「ジュリアナ東京」が閉店してバブルの崩壊が顕在化。当時オリックスに在籍していたイチローが史上初のシーズン200本安打(最終的には210本)を記録したのは9月でした。翌10月にはプロ野球史上初の最終戦首位同率決戦中日対巨人(いわゆる「10.8」決戦)もありました……まだナゴヤ球場ですよ。そして、平安遷都から1200年というのは11月1日としているそうで、菊花賞を制覇したナリタブライアンは日本競馬史上5頭目の三冠達成。セガサターンの発売も11月だったようです。ついでに言えば松下幸之助生誕100年が11月27日で、翌12月3日にはプレイステーションが発売されているのですね。あの薬師寺保栄と辰吉丈一郎の日本人同士による初の統一王座決定戦は12月4日。相撲は年間を通じて若貴時代、プロレス大賞MVPは橋本真也が受賞しています。





余談ですが、おとなの本屋・さんで発売されている本作(電子書籍)の表紙はこんな感じ。







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Author:官能レビュアーDSK
Amazonその他の書籍サイトで男の、というか男なら!という肉欲煩悩中枢刺激ジャンルに特化した、裏街道という名のスキマに徹する変わり者レビュアーDSKです。

官能小説
メニュー欄では発売年別にカテゴライズしています。作家別ご覧いただく際は最上段記事の索引より検索できます。

青年コミック
一部に桃色成分の高い一般コミックを含んでいます。また、複数巻となるシリーズ物は1つの記事に纏めています。

成年コミック
多岐に渡るジャンルに対してDSKの好みに偏ったセレクトかもしれません。(汗)

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主だった同一タイトル(シリーズ物)を1つの記事に纏めています。

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